JP5134877B2 - アラームシステム - Google Patents

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本発明は、所定の盗難状態を検出した際に警報を出力して自動車等の車両の盗難を防止するアラームシステムに関し、特に、携帯機との通信成否及び携帯機が発信する識別信号の照合結果に応じて自動的にドアロック装置を開錠又は施錠する自動開錠施錠装置(スマートエントリシステム)と併用されるアラームシステムに関する。
自動車等の車両において、例えば不正にドアが開けられる等の所定の盗難状態を検出し、警報を出力することによって防盗効果を得るアラームシステム(盗難防止装置)が知られている。
従来、携帯送信機のリモートコントロール操作によりドアロックの施錠または開錠を行うキーレスエントリシステムを有する車両において、警報手段の作動状態をユーザがわかりやすい操作によってキャンセル可能とするために、警報手段が作動中に送信機からのアンロック信号を受信した場合には警報手段の作動をキャンセルするものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、近年、車両の利便性をより向上するために、携帯機を所持するユーザが車両に近づいたことを検出して自動的にドアロックを開錠するオートタイプのスマートエントリシステム(自動開錠施錠装置)が普及している(例えば、特許文献2参照)。
このようなオートタイプのスマートエントリシステムでは、全てのドアが閉状態でありかつイグニッションスイッチにキーが差し込まれていない状態で、車両の近傍に設定された通信領域内に携帯機が入ると、車両側から発信されるリクエスト信号に応じて携帯機が固有の識別信号を出力する。この識別信号は車体側のアンテナによって受信され、認証手段により識別信号が正常に認証された場合には、ドアロックアクチュエータによってドアは自動的に開錠される。
また、ユーザが降車後ドアを閉めて車両から離れ、携帯機が通信領域から出て通信及び照合が不可能となった場合には、ドアは自動的に施錠される。
特許第2644276号公報 特開2001−140517号公報
ユーザによる携帯機の操作に応じてロック、アンロックを行うキーレスエントリシステムに代えて、あるいは、このようなキーレスエントリシステムと併用してスマートエントリシステムを適用する場合、スマートエントリシステムによるドアロックの開錠、施錠トリガーとキーレスエントリシステムによるユーザの開錠、施錠操作とを等価なものとしてシステムのロジックを構成することが一般的である。ここで、スマートエントリシステムが、識別信号の照合結果に加えて、車体に設けられたボタン等の操作を必要とする非オートタイプである場合には、このようなロジックでも特に問題はないと考えられる。
しかし、ユーザが何ら操作をしなくても自動的に開錠を行うオートタイプのスマートエントリシステムをこのようなロジックで適用した場合、警報手段の作動中に携帯機を所持するユーザが車両に接近すると、自動的に警報手段の作動が停止することになる。このため、例えばユーザが車両の盗難現場に遭遇し、盗難を阻止しようと車両に近づいた場合にも警報の出力が停止し、十分な防盗効果を得ることができない問題があった。
本発明の課題は、オートタイプのスマートエントリシステムを有する車両に設けられ、警報の出力中に携帯機が車両に接近した場合であっても防盗効果を確保できるアラームシステムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、車体のドア開口に開閉可能に設けられたドアと、前記ドアに設けられ、アクチュエータによって開錠及び施錠が可能なロック装置と、ユーザが所持する携帯機に対して識別信号の送信を要求する識別信号リクエスト信号を送信する送信手段と、前記携帯機が発信しかつ前記識別信号を含む信号を受信する受信手段と、前記識別信号リクエスト信号に応じて前記送信手段の通信領域内に存在する前記携帯機が自動的に発信する識別信号を前記受信手段が受信した際に該識別信号の照合を行う照合手段と、前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による該識別信号の照合結果に応じて前記ロック装置を自動的に作動させるロック装置制御手段と、監視状態と非監視状態とを選択可能であり、該監視状態において所定の盗難状態を検出した際に警報を出力する警報出力手段とを備えるアラームシステムであって、前記警報出力手段は、前記警報が出力されていない場合においては、前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による前記識別信号の照合結果に応じて前記監視状態と前記非監視状態とを遷移し、前記警報の出力中においては、前記照合の成否に関わらず該警報の出力を継続し、前記携帯機は、ユーザがキーレスアンロック操作及びキーレスロック操作をそれぞれ入力するキーレス操作部を備えるとともに、該キーレス操作部への前記キーレスアンロック操作及びキーレスロック操作に応じてキーレスアンロック信号及びキーレスロック信号をそれぞれ送信するキーレス信号発信機能を有し、前記ロック装置制御手段は、前記キーレスアンロック信号及び前記キーレスロック信号を前記受信手段が受信した際に前記ロック装置を作動させるキーレスロック制御機能を有し、前記警報出力手段は、前記警報が出力されていない場合においては、前記キーレスアンロック信号及び前記キーレスロック信号の受信に応じて前記監視状態と前記非監視状態とを遷移し、前記警報の出力中においては、前記キーレスアンロック信号とキーレスロック信号との少なくとも一方の受信に応じて該警報の出力を停止することを特徴とするアラームシステムである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のアラームシステムにおいて、前記車体の車室内に設けられ、パワーユニットの始動操作を受け付ける始動操作部と、前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による前記識別信号の照合結果に応じて前記始動操作部への前記始動操作の入力が禁止された始動操作禁止状態と前記始動操作が許可された始動操作許可状態とを切り換える始動操作部ロック手段とを備え、前記照合手段は、前記警報出力手段による警報の出力中においては、前記始動操作部に所定の予備操作が入力された場合に限って前記識別信号の照合を行い、該照合結果が正常である場合には前記始動操作部ロック手段を前記始動操作許可状態とし、前記警報出力手段は、警報の出力中における前記始動操作部の前記始動操作に応じて該警報を停止することを特徴とするアラームシステムである。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)警報の出力中においては、携帯機との通信成否や識別信号の照合結果に関わらず警報の出力を継続することによって、携帯機を所持した正規のユーザが盗難を阻止しようとして車体に接近した際に警報が停止することがないため、防盗効果を確保することができる。
(2)警報の出力中に、ユーザが携帯機の操作部にキーレスアンロック(開錠)操作又はキーレスロック(施錠)操作の少なくとも一方を行うことによって警報の出力が停止されるので、正規のユーザが警報の停止を意図した場合には簡単な操作によって停止することができる。
(3)照合手段は警報の出力中に始動操作部に所定の予備操作が入力された場合に限って照合を行って、照合結果が正常な場合には始動操作部を操作可能な状態とし、さらに、警報出力手段は警報の出力中における始動操作部の始動操作に応じて警報を停止することによって、携帯機を所持する正規のユーザが警報の停止を意図した場合には、通常の始動操作と同様の簡単な操作により警報を停止することができる。
本発明は、オートタイプのスマートエントリシステムを有する車両に設けられ、警報の出力中に携帯機が車両に接近した場合であっても防盗効果を確保できるアラームシステムを提供する課題を、アラームモードにおいては携帯機の識別信号の受信及び照合を行わず、これによって携帯機が車体に接近しても警報の出力が継続されるようにすることによって解決した。
以下、本発明を適用したアラームシステムの実施例について説明する。
図1は、実施例のアラームシステムを備えた車両の構成を示す模式的平面図である。
本実施例において、車両1は、例えば乗用車等の自動車である。
車両1は、キャビン10、サイドドア20、リアゲート30等を備え、さらに、本発明のアラームシステムとして機能するスマートシステム(自動開錠施錠装置)100(図2参照)を備えている。
キャビン10は、車両内部に設けられ乗員や荷物等を収容する部分である。
キャビン10は、運転席11、助手席12、後部座席13、ラゲッジルーム14、インストルメントパネル15、キーレス信号受信機16等を備えて構成されている。
運転席11及び助手席12は、キャビン10の前方部分に車幅方向に並べて配置されている。
後部座席13は、運転席11及び助手席12の後部に配置されている。
ラゲッジルーム14は、後部座席13のシートバック後部から車両の後端部にかけて配置されている。
インストルメントパネル15は、キャビン10の前端部に設けられ、各種計器類、操作部等を備えている。
キーレス信号受信機16は、後述する携帯機200が発信するキーレスアンロック信号及びキーレスロック信号を受信する。キーレス信号受信機16は、例えば、インストルメントパネル15等に設けられる。このキーレス信号受信機16の受信可能範囲16Aは、後述するスマートシステム100の室外サイドアンテナ120及び室外リアアンテナ130の通信領域120A、130Aよりも広くなっている。キーレス信号受信機16の出力は後述するスマートシステム100のスマートECU110に入力される。
サイドドア20は、キャビン10の両側部に設けられたドア開口に開閉可能に設けられ、主に乗員の乗降に用いられる。
リアゲート30は、キャビン10の後部に設けられたリアゲート開口に開閉可能に設けられ、主にラゲッジルーム14の収容物の出し入れに用いられる。
また、サイドドア20及びリアゲート30は、例えばソレノイド等のドアアクチュエータ40(図2参照)によって施錠、開錠動作を駆動される図示しないドアロック機構が備えられている。
スマートシステム100は、ユーザが所持する携帯機200と通信を行い、携帯機200が発信した識別信号を照合する機能を備え、この通信結果及び照合結果に応じて各ドアのロックの開錠、施錠を自動的に行うオートタイプのスマートエントリ機能を備えている。
また、スマートシステム100は、携帯機200が車室内に存在して通信が成立しかつ照合結果が正常な場合には、メカニカルキー等を用いないエンジン始動操作(キーレススタート)を可能とするスマートスタートシステムとしても機能する。
図2は、スマートシステム100のブロックダイアグラムである。
スマートシステム100は、スマートECU110、室外サイドアンテナ120、室外リアアンテナ130、室内アンテナ140、電源供給部150、ドアスイッチ部160、ハザードランプ170、セキュリティインジケータ180、ホーン190等を備えている。
また、図示しないユーザが所持する携帯機200も、このスマートシステム100の一部を構成している。
スマートECU110は、スマートシステム100の各要素が接続され、これらを統括的に制御する制御装置である。さらに、スマートECU110には、上述したスマートスタートを行うため、エンジン制御ユニット(ECU)300が接続されている。このECU300は、エンジン及びその補器類を統括的に制御するものである。
スマートECU110は、携帯機200が発信し車両1側の各アンテナによって受信された識別信号を照合する照合手段、この照合結果に応じてドアアクチュエータ40を駆動させるロック装置制御手段としても機能する。
さらに、スマートECU110は、後述するアームモード、ディスアームモード、アラームモード等を選択可能であり、アームモードにおいて所定の盗難状態を検出した際にアラームを出力させる警報出力手段としても機能する。
室外サイドアンテナ120、室外リアアンテナ130、室内アンテナ140は、携帯機200に対して、識別信号リクエスト信号を送信するとともに、携帯機200が発信する識別信号等を受信するものである。
室外サイドアンテナ120は、サイドドア20近傍の車室外側に設けられている。室外サイドアンテナ120は、サイドドア20を車外から開閉しようとするユーザが所持する携帯機200との通信が可能となるように通信領域120Aが設定されている。
室外リアアンテナ130は、リアゲート130近傍の車室外側に設けられている。室外リアアンテナ130は、リアゲート130を車外から開閉しようとするユーザが所持する携帯機200との通信が可能となるように通信領域130Aが設定されている。
室内アンテナ140は、キャビン10内に設けられ、例えば運転席11と助手席12との間や、後部座席13の下部等に配置されている。室内アンテナ140の通信領域140Aの範囲は、キャビン10の内部とほぼ一致している。
電源供給部150は、スマートシステム100の各構成部材に電力を供給するものである。電力供給部150は、バッテリ151、バックアップ用配線152、ハザード用配線153、イグニッションスイッチ配線154、キースイッチ配線155等を備えて構成されている。
バッテリ151は、車両の各電装品に電力を供給する二次電池であって、プラス極を各配線(ハーネス)に接続されるとともに、マイナス極は車体に対しボディアース(接地)されている。
バックアップ用配線152、ハザード用配線153、イグニッションスイッチ配線154、キースイッチ配線155は、それぞれバッテリ151のプラス極とスマートECU110とを接続している。
バックアップ用配線152は、車両の駐車時等の不使用時にスマートECU110がデータの保持等に要する電力を供給する。
ハザード用配線153は、警報出力時等にハザードランプ170の点灯等に用いられる電力を供給する。
イグニッションスイッチ配線154は、その途中にイグニッションスイッチ(始動操作部)が設けられ、イグニッションスイッチがオンの場合にスマートECU110に電力を供給する。
ここで、イグニッションスイッチとして、例えばインストルメントパネル15に設けられる図示しないプッシュダイアル式スイッチが用いられる。このプッシュダイアル式スイッチは、操作部であるダイアルを回転軸方向に押し込み(予備操作)、その状態で回転させること(本操作)によってイグニッションオン操作を行うようになっている。そして、このプッシュダイアルには、ソレノイド駆動されるロックピンを有する回転ロック機構(始動操作部ロック手段)が設けられ、スマートECU110が携帯機200から受信した識別信号の照合結果が正常である場合にのみ回転操作(本操作)が可能であり、それ以外の場合(通信不成立、照合結果不正常な場合)には回転操作が禁止された状態となっている。
キースイッチ配線155は、その途中にキースイッチが設けられ、キースイッチがオンの場合にスマートECUに電力を供給する。
ドアスイッチ160は、全ドアスイッチ161、集中ドアロックスイッチ162等を備えている。
全ドアスイッチ161は、全てのサイドドア20及びリアゲート30の開閉状態に応じて切り換えられるスイッチである。
集中ドアロックスイッチ162は、単一のスイッチ操作によって各サイドドア20、リアゲート30のロック機構の施錠、開錠を一括して行う集中ドアロック操作に応じて切り換えられるものである。
ハザードランプ170は、車両の外部に設けられた灯火装置であって、警報の出力時に点滅されるものである。このハザードランプ170は、ターンシグナルランプと兼用されている。また、ハザードランプ170は、キーレスアンロック、キーレスロック、スマートアンロック、スマートロックが行われた場合に、所定のアンサーバック点灯を行う。
セキュリティインジケータ180は、例えばインストルメントパネル15に設けられるランプ等の信号出力手段であって、ユーザに対しアラームシステムとしてのスマートシステム100の動作状態を知らせるものである。
ホーン190は、警報音を発生する例えば電磁ブザー、エアホーン等のホーン本体191と、スマートECU110からの制御信号に応じてホーン本体191に駆動電力を供給するリレー192とを備えている。
携帯機200は、ユーザが所持し携行するスマートキーであって、CPU210、受信機220、送信機230、アンロックスイッチ240、ロックスイッチ250等を備えて構成されている。
CPU210は、携帯機200の各構成部材を総括的に制御するものである。また、CPU210は、各携帯機200固有の識別コードを保持しており、車両1側からの識別信号リクエスト信号に応じて、この識別コードに関する情報を含む識別信号を生成し、出力する。
受信機220は、車両1側の各アンテナから送信される識別信号リクエスト信号を受信するものである。
送信機230は、受信機220が受信した識別信号リクエスト信号に応じてCPU210が出力する識別信号を送信する。この識別信号は、車両1側の各アンテナによって受信され、スマートECU110によって、予め登録された正規の携帯機200からの識別信号であるか認証を受ける。そして、認証結果が正常である場合は、ドアロックの自動開錠(スマートアンロック)や、エンジン始動(スマートスタート)の許可等を行う。また、ユーザが降車後ドアを閉じ、その後車両から離れることによって車両1側と携帯機200側との通信が成立しなくなった場合には、ドアロックの自動施錠(スマートロック)を行う。
アンロックスイッチ240、ロックスイッチ250は、ユーザが自らの意思に基づくドアロック機構の開錠、施錠操作を行う操作部であって、例えば押しボタンスイッチを有して構成されている。
上述した送信機230は、アンロックスイッチ240及びロックスイッチ250からの入力に応じてCPU210が生成するキーレスアンロック信号、キーレスロック信号を送信する機能も備えている。これらのキーレスアンロック信号、キーレスロック信号は、車両1側のキーレス信号受信機16によって受信される。キーレス信号受信機16は、キーレスアンロック信号、キーレスロック信号の受信に応じて、ドアアクチュエータに制御信号を出力し、ドアロック装置の開錠(キーレスアンロック)、施錠(キーレスロック)を行う。
以下、実施例におけるスマートシステム100のアラームシステムとしての機能について説明する。
表1は、アラームシステムにおける各動作モード及びモード間の遷移条件を示している。
Figure 0005134877
以下、各モードについて説明する。
<アラームシステムオフモード>
アラームシステムの機能を無効にしたモードである。このアラームシステムオフモードと、アラームシステムオン時におけるディスアームモードとは、ユーザによるカスタマイズ操作(アラームシステムオフ/オンモード切替操作)によって遷移する。
<ディスアーム(DISARM)モード>
アラームシステムの機能は有効であるが、監視状態が解除されたモード(非監視状態)である。ディスアームモードは、例えば車両の走行時等のように、アラームシステムによる監視が不要な場合に選択される。
ディスアームモードにおいて、キーレスロック操作が行われた場合、スマートロックが行われた場合、キーレスオートロックが完了した場合には、後述するアームモードに遷移する。但し、ユーザのカスタマイズ操作によってアームディレイモードの使用が選択されている場合には、このアームモードへの直接の遷移は行われず、上述した状態が発生した場合にはまずアームディレイモードに遷移する。
<アームディレイ(ARM DELAY)モード>
ディスアームモードからアームモードに遷移する際に、所定の時間にわたってアームモードへの遷移を待機するモードである。ディスアームモードからアームモードへの遷移時にこのアームディレイモードを経由するか否かは、ユーザのカスタマイズ操作によって予め設定される。
ディスアームモードからアームディレイモードに遷移すると、所定の待機時間(例えば30秒)経過後にアームモードに遷移する。ただし、この待機時間内にキーレスアンロック操作、スマートアンロック、サイドドア20又はリアゲート30の開放、イグニッションスイッチのオン操作のいずれかが行われた場合には、ディスアームモードに復帰する。
なお、アームディレイモードの期間中は、セキュリティインジケータ180が点滅する。
<アーム(ARM)モード>
アラームシステムによる監視を行うモード(監視状態)である。
アームモードにおいて、例えばいずれかのドア又はリアゲートが開かれた場合等のように所定の盗難状態が検出(予め設定された盗難条件が充足)された場合には、アラームモードに遷移し、警報の出力を開始する。
また、キーレスアンロック操作又はスマートアンロックが行われた場合、閉込め防止動作が完了した場合、イグニッションオン操作があった場合には、ディスアームモードに遷移する。
なお、アームモードの期間中は、セキュリティインジケータ180が点滅する。
<アラーム(ALARM)モード>
アラームシステムが警報を出力することによって、盗難等の阻止を図るモード(警報作動状態)である。
アラームモードにおいては、ホーン170が間歇的に吹鳴されるとともに、ハザードランプ170が点滅され、セキュリティインジケータ180が点灯される。
アラームモードにおいて、キーレスアンロック操作又はキーレスロック操作が行われた場合(キーレス信号受信機16がキーレスアンロック信号又はキーレスロック信号を受信した場合)、あるいはイグニッションオン操作があった場合にはディスアームモードに遷移し、警報の出力を停止する。
また、予め設定された最大警報出力時間(例えば3分間)が経過した場合にはアームモードに復帰し、警報の出力を停止する。
さらに、スマートECU110は、警報の出力中においては、所定のインターバル(例えば30秒程度)ごとにドアの開状態を検出し、全てのドアが閉じられていた場合にもアームモードに復帰して警報の出力を停止する。
ここで、スマートECU110は、アラームモードの期間中は、原則として各アンテナを介した携帯機への識別信号リクエスト信号の送信及び識別信号の受信を行わず、その結果、識別信号の認証も行わないようになっている。すなわち、この間はスマートアンロック及びスマートロックが行われることがなく、携帯機を所持したユーザが車両1に接近してもドアアクチュエータの駆動及び警報の停止は行われない。
しかし、スマートECU110が識別信号の照合を一切行わないと、イグニッションスイッチの回転ロック機構の解除が行われないため、正規のユーザが警報の出力を停止するためのイグニッションオン操作が不可能となる。そこで、スマートECU110は、イグニッションスイッチのプッシュダイアルが押し込まれた場合(予備操作が行われた場合)には室内アンテナ140から識別信号リクエスト信号を発信させ、これに応じて携帯機200が発信した識別信号を受信し、照合を行って、照合結果が正常な場合にはイグニッションスイッチの回転ロック機構を解除するようにしている。なお、このときスマートECU110による照合結果が正常であっても、スマートアンロックは行わず、各ドアロック機構は現在の状態のまま維持される。
以上説明した実施例によると、以下の効果を得ることができる。
(1)警報の出力中においては、携帯機と車体側との通信の成否や識別信号の照合結果に関わらず警報の出力を継続することによって、携帯機を所持した正規のユーザが車両の盗難を阻止しようとして車体に接近した際に警報が停止することがないため、防盗効果を確保することができる。
(2)スマートECU110は警報の出力中にイグニッションスイッチへの操作の前兆(予備操作)があった場合に限って携帯機200の識別信号の照合を行い、照合結果が正常な場合にはイグニッションオン操作を許可するとともに、このイグニッションオン操作に応じて警報を停止することによって、正規のユーザが警報の停止を意図した場合には、警報を簡単な操作により停止することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)アラームシステムの構成は、上述した実施例の構成に限定されず、適宜変更することができる。例えば、実施例ではアラームシステム、スマートエントリシステム、キーレスエントリシステムを一体的に構成しているが、必要に応じ各機能を実行する手段の一部又は全部を別体とした構成でもよい。実施例では、単一のスマートECUが照合手段、ロック装置制御手段、警報出力手段としての機能を発揮しているが、機能毎にハードウェアを分けた構成としてもよい。
(2)実施例では、アラームモードにおけるドアの開放を警報出力のトリガー(盗難状態)としているが、これに限らず、他の現象に基づいて警報の出力を開始してもよい。例えば、車体に加わった振動や衝撃、窓ガラスの破壊等に基づいて盗難状態を検出し、警報を出力するようにしてもよい。
本発明を適用したアラームシステムの実施例を備えた車両の構成を示す模式的平面図である。 図1のアラームシステムの構成を示すブロックダイアグラムである。
符号の説明
1 車両
10 キャビン
20 サイドドア
30 リアゲート
100 スマートシステム
110 スマートECU
120 室外サイドアンテナ
130 室外リアアンテナ
140 室内アンテナ
120A、130A、140A 通信領域
150 電源供給部
160 ドアスイッチ部
170 ハザードランプ
180 セキュリティインジケータ
190 ホーン
200 携帯機
210 CPU
220 受信機
230 送信機
240 アンロックスイッチ
250 ロックスイッチ

Claims (2)

  1. 車体のドア開口に開閉可能に設けられたドアと、
    前記ドアに設けられ、アクチュエータによって開錠及び施錠が可能なロック装置と、
    ユーザが所持する携帯機に対して識別信号の送信を要求する識別信号リクエスト信号を送信する送信手段と、
    前記携帯機が発信しかつ前記識別信号を含む信号を受信する受信手段と、
    前記識別信号リクエスト信号に応じて前記送信手段の通信領域内に存在する前記携帯機が自動的に発信する識別信号を前記受信手段が受信した際に該識別信号の照合を行う照合手段と、
    前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による該識別信号の照合結果に応じて前記ロック装置を自動的に作動させるロック装置制御手段と、
    監視状態と非監視状態とを選択可能であり、該監視状態において所定の盗難状態を検出した際に警報を出力する警報出力手段と
    を備えるアラームシステムであって、
    前記警報出力手段は、前記警報が出力されていない場合においては、前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による前記識別信号の照合結果に応じて前記監視状態と前記非監視状態とを遷移し、前記警報の出力中においては、前記照合の成否に関わらず該警報の出力を継続し、
    前記携帯機は、ユーザがキーレスアンロック操作及びキーレスロック操作をそれぞれ入力するキーレス操作部を備えるとともに、該キーレス操作部への前記キーレスアンロック操作及びキーレスロック操作に応じてキーレスアンロック信号及びキーレスロック信号をそれぞれ送信するキーレス信号発信機能を有し、
    前記ロック装置制御手段は、前記キーレスアンロック信号及び前記キーレスロック信号を前記受信手段が受信した際に前記ロック装置を作動させるキーレスロック制御機能を有し、
    前記警報出力手段は、前記警報が出力されていない場合においては、前記キーレスアンロック信号及び前記キーレスロック信号の受信に応じて前記監視状態と前記非監視状態とを遷移し、前記警報の出力中においては、前記キーレスアンロック信号とキーレスロック信号との少なくとも一方の受信に応じて該警報の出力を停止すること
    を特徴とするアラームシステム。
  2. 請求項1に記載のアラームシステムにおいて、
    前記車体の車室内に設けられ、パワーユニットの始動操作を受け付ける始動操作部と、
    前記受信手段による前記識別信号の受信成否及び前記照合手段による前記識別信号の照合結果に応じて前記始動操作部への前記始動操作の入力が禁止された始動操作禁止状態と前記始動操作が許可された始動操作許可状態とを切り換える始動操作部ロック手段とを備え、
    前記照合手段は、前記警報出力手段による警報の出力中においては、前記始動操作部に所定の予備操作が入力された場合に限って前記識別信号の照合を行い、該照合結果が正常である場合には前記始動操作部ロック手段を前記始動操作許可状態とし、
    前記警報出力手段は、警報の出力中における前記始動操作部の前記始動操作に応じて該警報を停止すること
    を特徴とするアラームシステム。
JP2007182952A 2007-07-12 2007-07-12 アラームシステム Active JP5134877B2 (ja)

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