JP2009057038A - 車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置 - Google Patents

車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置 Download PDF

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秀夫 小島
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隆幸 中村
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Abstract

【課題】組み付けを容易にすることができる車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】モータ4(駆動源)には、その作動を検出する作動検出手段としてのホールセンサ16が設けられる。そして、ホールセンサ16による、車両のイグニッションOFF時におけるスイッチ操作を伴わないモータ4の作動の検出に基づいて、ウインドガラス2(開閉体)が異常開作動されたセキュリティ異常がウインドECU20にて判定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置に関するものである。
従来、車両用セキュリティ装置において、例えばウインドガラス等の開閉体が無理矢理こじ開けられたこと(開放行為)を感知し、車上荒らしや盗難を防止するものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1のセキュリティ装置では、ウインドガラスの全閉時の圧力を検出する圧力センサがウインドガラスの上端縁又はこれと対向する窓枠部に設けられており、車両停止中に何者かにウインドガラスが無理矢理開けられたりする開放行為が行われると、イグニッションOFF(車両停止中)の検出とともに、開放行為によるウインドガラスの加圧解除を圧力センサが検出することで、セキュリティ異常が生じたと判定するように構成されている。
特開2004−155251号公報
しかしながら、上記のようなセキュリティ装置では、圧力センサをウインドガラスの上端縁又は窓枠部に組み付ける必要があり、車両への組み付けが煩雑になってしまうという問題があり、この点においてなお、改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組み付けを容易にすることができる車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、スイッチ操作に基づく駆動源の作動により開閉される開閉体を備えた車両用セキュリティ装置であって、前記駆動源の作動を検出する作動検出手段と備えるものであり、車両のイグニッションOFF時における前記スイッチ操作を伴わない前記駆動源の作動の検出に基づいて、前記開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、異常判定信号を出力するセキュリティ異常判定手段と、前記セキュリティ異常判定手段からの異常判定信号に基づき作動する前記車両に搭載の報知手段、及び前記セキュリティ異常判定手段からの異常判定信号に基づき、前記開閉体が閉作動するように前記駆動源を作動させる閉作動手段の少なくとも一方とを備えたことをその要旨とする。
この発明では、駆動源の作動を検出する作動検出手段を備え、車両のイグニッションOFF時におけるスイッチ操作を伴わない駆動源の作動の検出に基づいて、セキュリティ異常判定手段は開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、車両に搭載の報知手段、及び開閉体が閉作動するように駆動源を作動させる閉作動手段の少なくとも一方に異常判定信号を出力する。従って、駆動源の作動を検出する作動検出手段を設けるだけでよく、その組み付けを容易にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、前記駆動源はモータであり、前記作動検出手段は、前記開閉体の開閉位置又は前記開閉体による挟み込みを検出すべく前記モータの回転を検出する回転検出センサであることをその要旨とする。
この発明では、駆動源はモータであり、作動検出手段は開閉体の開閉位置又は開閉体による挟み込みを検出すべくモータの回転を検出する回転検出センサである。このため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、回転検出センサにて開閉体の開放行為及び開閉体の開閉位置(挟み込み)をそれぞれ検出することができ、部品点数の低減化に貢献することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、前記駆動源はモータであり、前記作動検出手段は、前記車両のイグニッションOFF時に前記開閉体が異常開作動されることで起きる前記モータの発電電力を検出する発電検出センサであることをその要旨とする。
この発明では、作動検出手段は車両のイグニッションOFF時に開閉体が異常開作動されることで起きる駆動源としてのモータの発電電力を検出する発電検出センサであるため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、作動検出手段として回転位置を磁気的に検出するホールセンサ等を採用した場合に比べて設置位置の制限が少なくなり、構成の簡素化に貢献することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用セキュリティ装置において、前記セキュリティ異常判定手段は、前記車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、前記作動検出手段からの検出信号に基づいて前記スリープ状態から起動状態となることをその要旨とする。
この発明では、セキュリティ異常判定手段は、車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、作動検出手段からの検出信号に基づいてスリープ状態から起動状態とされる。このため、セキュリティ異常判定手段を常に起動状態にしておく必要がなくなり、消費電力の抑制を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、スイッチ操作に基づく駆動源の作動により開閉される開閉体を備えた車両用開閉体制御装置であって、前記駆動源の作動を検出する作動検出手段を備えるものであり、車両のイグニッションOFF時における前記スイッチ操作を伴わない前記駆動源の作動の検出に基づいて、前記開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、その旨を報知可能な車両搭載の装置に対しその報知を許可すべく異常判定信号を出力する出力動作、及び前記開閉体が閉作動するように前記駆動源を作動させる動作の少なくとも一方を行うセキュリティ異常判定手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、駆動源の作動を検出する作動検出手段を備え、車両のイグニッションOFF時におけるスイッチ操作を伴わない駆動源の作動の検出に基づいて、セキュリティ異常判定手段は開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、その旨を報知可能な車両搭載の装置に対しその報知を許可すべく異常判定信号を出力する出力動作、及び開閉体が閉作動するように駆動源を作動させる動作の少なくとも一方を行う。従って、駆動源の作動を検出する作動検出手段を設けるだけでよく、その組み付けを容易にすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用開閉体制御装置において、前記駆動源はモータであり、前記作動検出手段は、前記開閉体の開閉位置又は前記開閉体による挟み込みを検出すべく前記モータの回転を検出する回転検出センサであることをその要旨とする。
この発明では、駆動源はモータであり、作動検出手段は開閉体の開閉位置又は開閉体による挟み込みを検出すべくモータの回転を検出する回転検出センサである。このため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、回転検出センサにて開閉体の開放行為及び開閉体の開閉位置(挟み込み)をそれぞれ検出することができ、部品点数の低減化に貢献することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の車両用開閉体制御装置において、前記駆動源はモータであり、前記作動検出手段は、前記車両のイグニッションOFF時に前記開閉体が異常開作動されることで起きる前記モータの発電電力を検出する発電検出センサであることをその要旨とする。
この発明では、作動検出手段は車両のイグニッションOFF時に開閉体が異常開作動されることで起きる駆動源としてのモータの発電電力を検出する発電検出センサであるため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、作動検出手段として回転位置を磁気的に検出するホールセンサ等を採用した場合に比べて設置位置の制限が少なくなり、構成の簡素化に貢献することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか1項に記載の車両用開閉体制御装置において、前記セキュリティ異常判定手段は、前記車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、前記作動検出手段からの検出信号に基づいて前記スリープ状態から起動状態となることをその要旨とする。
この発明では、セキュリティ異常判定手段は、車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、作動検出手段からの検出信号に基づいてスリープ状態から起動状態とされる。このため、セキュリティ異常判定手段を常に起動状態にしておく必要がなくなり、消費電力の抑制を図ることができる。
従って、上記記載の発明によれば、車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置において、組み付けを容易にすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の車両用セキュリティ装置を示す。図1に示すように、車両ドアのドアパネル1には、開閉体としてのウインドガラス2を上下方向に開閉(昇降)作動させる車両用開閉体制御装置としてのパワーウインド装置3が搭載されている。パワーウインド装置3は、その駆動源として減速機構付モータ4と、該モータ4の回転力を上下方向の直線運動に変換する動力伝達機構としてのXアーム式のレギュレータ5とを備えている。
モータ4の出力軸には、レギュレータ5に回転力を伝達すべく回転駆動される出力ギヤ10が固定されている。これに対し、レギュレータ5は、Xアーム11の一方の下側端部にと噛合するセクタギヤ12を有している。Xアーム11の他方の下端部は固定アーム13が連結され、固定アーム13はドアパネル1に固定されている。Xアーム11の上端部は、昇降アーム14が連結されている。昇降アーム14には、ウインドガラス2の下端部が固定される。そして、モータ4の駆動により出力ギヤ10が回転すると、Xアーム11が上下方向に伸縮して昇降アーム14を上下動させ、ウインドガラス2を上下方向に開閉(昇降)するようになっている。
次に、パワーウインド装置3の電気的構成を説明する。
前記モータ4は、該モータ4を駆動するための駆動回路15と接続される。駆動回路15は、セキュリティ異常判定手段としてのウインドECU20に接続され、該ウインドECU20からの信号に基づきモータ4を駆動する。ウインドECU20及び駆動回路15は、車両のバッテリ21と接続され、該バッテリ21から電源供給を受けている。
モータ4には、その回転速度(回転周期)及び回転方向を検出する回転検出センサ(作動検出手段)としてのホールセンサ16が設けられている。詳しくは、モータ4の出力軸には回転方向に多極着磁されたセンサマグネット(図示略)が一体回転するように設けられ、そのセンサマグネットの近傍位置に一対のホールセンサ16が互いに回転方向に所定間隔を有して配置されている。ホールセンサ16は、モータ4が回転するとそのモータ4の回転に応じたパルス状の出力信号をそれぞれウインドECU20に出力する。尚、一対のホールセンサ16から出力される出力信号(パルス信号)は、互いに所定の位相差(例えば、1/4周期)を有している。ウインドECU20は、一対のホールセンサ16からの各出力信号(パルス信号)の位相差に応じてモータ4の回転方向を検出し、そのモータ4の回転方向の検出に基づいてウインドガラス2の開閉方向を検出可能となっている。
ウインドECU20には、イグニッションキー(図示略)の操作によりON/OFFされるイグニッションスイッチ22が接続される。イグニッションスイッチ22は、イグニッションキーの操作に基づいてONされ、車両に装備された所定の電装品に電源供給を行うスイッチである。イグニッションスイッチ22がONされると、ウインドECU20は、そのON信号に基づいてバッテリ21から電源供給を受け、ウインドガラス2の開閉動作が可能な状態になる。一方、車両を駐車する場合等において、イグニッションスイッチ22がOFFされると、ウインドECU20はイグニッションON時よりも電力消費の少ないスリープ状態となる。このスリープ状態において、ホールセンサ16からの出力信号の検出が可能となっている。
また、ウインドECU20には、ウインドガラス2を開閉させるべく操作される開閉スイッチ23が接続される。イグニッションON時において、開閉スイッチ23が操作されると、ウインドガラス2を開ける、若しくは閉めるための指令信号がウインドECU20に出力され、ウインドECU20はその指令信号に基づいてモータ4を駆動制御し、ウインドガラス2が開閉する。一方、イグニッションOFF時においては、開閉スイッチ23に電力供給がなされないため、該開閉スイッチ23が操作されても上記指令信号は出力されない。また、開閉スイッチ23は、ウインドガラス2を任意の位置に調整する操作、及び全開位置又は全閉位置まで一気に作動(オート開閉作動)する操作があり、それぞれの操作に応じて指令信号が出力されるようになっている。尚、ウインドECU20は、前記ホールセンサ16からの出力信号に基づきウインドガラス2が全開位置又は全閉位置に配置されたことを検出すると、モータ4の作動を停止する。
このようなパワーウインド装置3において、ウインドECU20はホールセンサ16からの信号に基づいて、ウインドガラス2の閉動作に伴う異物の挟み込み防止制御を行うようになっている。詳述すると、ウインドECU20は、ウインドガラス2がオート閉作動を行っている間、モータ4の回転速度(回転周期)が予め定めた挟み込み判定値より遅くなると、ウインドガラス2と前記ドアパネル1との間で異物が狭持されて回転速度が遅くなった(回転周期が長くなった)と判定する。すると、ウインドECU20は、閉作動中のウインドガラス2により挟み込んだ異物を解放すべくモータ4を逆転させ、該ウインドガラス2を規定量だけ下降させる。
ウインドECU20は、車両に搭載されたホーン31、ヘッドライト32及び送信部33等の各種警報装置(報知手段)を制御する車両ECU30と接続される。ウインドECU20は、イグニッションOFF時においてウインドガラス2の下降を確認すると、ウインドガラス2が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、車両ECU30に報知許可信号(異常判定信号)を出力する。車両ECU30はその報知許可信号に基づき、ホーン31及びヘッドライト32を作動させるとともに、送信部33にて携帯可能な受信機(図示略)への送信を行い、車両所有者等にセキュリティ異常を報知する。
このような車両用セキュリティ装置において、ウインドECU20は図2に示すフローチャートに従って警報制御を実行する。
ステップS100において、ウインドECU20は、イグニッションのOFF状態を確認すると、ステップS200でスリープ状態となり、ステップS300に進む。
ステップS300において、ウインドガラス2が無理矢理こじ開けられると、そのこじ開ける力はレギュレータ5を介してモータ4に伝達されてその出力軸が回転する。このとき、ウインドECU20は、ホールセンサ16の出力信号(パルス信号)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジ、つまりパルスエッジの変化を検出し、ステップS400でウエイクアップ状態(起動状態)となり、ステップS500に進む。
ステップS500において、ウインドECU20は、ホールセンサ16からの出力信号のパルスをカウントし、そのカウント数と予め設定された所定値との比較を行う。そして、そのカウント数が所定値を越えたとき、ウインドガラス2がこじ開けられて下降した(セキュリティ異常が生じた)と判定し、ステップS600に進む。
ステップS600では、ウインドECU20は車両ECU30に報知許可信号を出力し、その報知許可信号を受けた車両ECU30は、上記したように、ホーン31、ヘッドライト32及び送信部33を作動させて、車両所有者等にセキュリティ異常を報知する。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)モータ4(駆動源)には、その作動を検出する作動検出手段としてのホールセンサ16が設けられる。そして、ホールセンサ16による、車両のイグニッションOFF時におけるスイッチ操作を伴わないモータ4の作動の検出に基づいて、ウインドガラス2(開閉体)が異常開作動されたセキュリティ異常がウインドECU20にて判定される。従って、モータ4の作動を検出するホールセンサ16を設けるだけでよく、例えば圧力センサをウインドガラス2の上端縁又は窓枠部に組み付ける必要がないため、組み付けを容易にすることができる。
(2)駆動源はモータであり、作動検出手段はウインドガラス2の開閉位置及びウインドガラス2による挟み込みを検出すべくモータの回転を検出する回転検出センサ(ホールセンサ16)であるため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、ホールセンサ16にてウインドガラス2の開放行為及びウインドガラス2の開閉位置(挟み込み)をそれぞれ検出することができ、部品点数の低減化に貢献することができる。
(3)セキュリティ異常判定手段としてのウインドECU20は、車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、ホールセンサ16からの信号に基づいてスリープ状態から起動状態とされる。このため、ウインドECU20を常に起動状態にしておく必要がなくなり、消費電力の抑制を図ることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態の車両用セキュリティ装置は、作動検出手段としてホールセンサ16ではなく、モータ4の発電電力を検出する発電検出センサ(電圧検出センサ41a、電流検出センサ41b)を用いた点で前記第1実施形態とは異なる。従って、以下には、発電検出センサを中心に説明し、前記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図3(a)に示すように、本実施形態の車両用セキュリティ装置には、モータ4からの発電電圧を検出可能となるように並列的に接続された発電検出センサとしての電圧検出センサ41aが設けられている。この電圧検出センサ41aはセキュリティ異常判定手段としてのウインドECU20と電気的に接続されており、検出した発電電圧の電圧値に応じた信号をウインドECU20に出力するようになっている。
本実施形態の車両用セキュリティ装置における制御態様を図4のフローチャートに示す。ステップS100及びステップS200の制御動作は上記第1実施形態と同様である。
ステップS700において、ウインドガラス2が無理矢理こじ開けられると、そのこじ開ける力が出力ギヤ10を介してモータ4に伝達されてその出力軸が回転する。このとき、モータ4にて発電される発電電圧の電圧値に応じた信号が電圧検出センサ41aからウインドECU20に出力され、該ウインドECU20は発電電圧の電圧値と予め設定された閾値との比較を行う。そして、その電圧値が閾値を越えたとき、ウインドガラス2がこじ開けられて下降した(セキュリティ異常が生じた)と判定し、ステップS800に進む。
ステップS800では、ウインドECU20はセキュリティ異常判定によりウエイクアップ状態(起動状態)となり、異常判定信号を閉作動手段としての駆動回路15に出力する。駆動回路15はその異常判定信号に基づいてモータ4を駆動させ、これによりウインドガラス2が全閉状態となるまで閉作動するようになっている。
本実施形態の車両用セキュリティ装置は、前記第1実施形態のものと比べて若干の変更点はあるが、前記第1実施形態で記載した作用効果(1)及び(3)を有している。それに加え、本実施形態の車両用セキュリティ装置では、作動検出手段としてモータ4の発電電力を検出する電圧検出センサ41a(発電検出センサ)が用いられるため、作動検出手段を容易に組み付けることが可能である。また、作動検出手段として回転位置を磁気的に検出するホールセンサ等を採用した場合に比べて設置位置の制限が少なくなり、構成の簡素化に貢献することができる。
尚、本実施形態では、発電検出センサとしての電流検出センサ41bを用いたが、図3(b)に示すように、モータ4から駆動回路15に伝達される発電電流を検出することが可能となるように直列的に接続された電流検出センサ41bを用いてもよい。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、ウインドECU20は、ホールセンサ16からの出力信号(パルス信号)に基づいてウインドガラス2の下降を判断したが、これ以外に例えば、ウインドガラス2が無理矢理こじ開けられた際にモータ4の出力軸の回転によって発生する発電電力を検出し、その電力値に基づきウインドガラス2の下降を判断してもよい。
・上記第1実施形態では、報知許可信号(異常判定信号)がウインドECU20からホーン31、ヘッドライト32及び送信部33等の各種警報装置(報知手段)を制御する車両ECU30に出力され、その信号に基づきホーン31、ヘッドライト32及び送信部33等による警報動作が行われるよう構成された。しかし、これ以外に例えば、ウインドECU20が閉作動手段としての駆動回路15に異常判定信号を出力し、その信号を受けた駆動回路15によりモータ4がウインドガラス2を閉作動させるべく駆動するように構成してもよい。また、異常判定信号に基づき上記警報動作及びウインドガラス2の閉作動が共に行われるように構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、異常判定信号がウインドECU20から駆動回路15に出力され、その信号を受けた駆動回路15によりウインドガラス2の閉作動が行われるよう構成された。しかし、上記第1実施形態のように、異常判定信号に基づきホーン31、ヘッドライト32及び送信部33等による警報動作が行われるよう構成してもよく、また、異常判定信号に基づきウインドガラス2の閉作動及び上記警報動作が共に行われるように構成してもよい。
・上記第2実施形態では、異常判定信号に基づきウインドガラス2が全閉状態となるまで閉作動されたが、全閉状態とならない所定の位置まで閉作動させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、報知手段として、ホーン31、ヘッドライト32及び送信部33の3つが設けられたが、特にこれらに限定されるものではない。
・上記各実施形態では、ウインドガラス2の開閉体制御装置に本発明を適用したが、これに限らず、例えば車両のサンルーフ装置やスライドドア等に本発明を適用してもよい。
第1実施形態の車両用セキュリティ装置を示す概略構成図である。 第1実施形態の警報制御を説明するためのフローチャートである。 (a)(b)第2実施形態の車両用セキュリティ装置を部分的に示す概略構成図である。 第2実施形態の制御態様を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2…開閉体としてのウインドガラス、3…車両用開閉体制御装置としてのパワーウインド装置、4…駆動源としてのモータ、5…レギュレータ、16…回転検出センサ(作動検出手段)としてのホールセンサ、20…セキュリティ異常判定手段としてのウインドECU、31…報知手段としてのホーン、32…報知手段としてのヘッドライト、33…報知手段としての送信部、41a…発電検出センサとしての電圧検出センサ、41b…発電検出センサとしての電流検出センサ。

Claims (8)

  1. スイッチ操作に基づく駆動源の作動により開閉される開閉体を備えた車両用セキュリティ装置であって、
    前記駆動源の作動を検出する作動検出手段を備えるものであり、
    車両のイグニッションOFF時における前記スイッチ操作を伴わない前記駆動源の作動の検出に基づいて、前記開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、異常判定信号を出力するセキュリティ異常判定手段と、
    前記セキュリティ異常判定手段からの異常判定信号に基づき作動する前記車両に搭載の報知手段、及び前記セキュリティ異常判定手段からの異常判定信号に基づき、前記開閉体が閉作動するように前記駆動源を作動させる閉作動手段の少なくとも一方と
    を備えたことを特徴とする車両用セキュリティ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、
    前記駆動源はモータであり、
    前記作動検出手段は、前記開閉体の開閉位置又は前記開閉体による挟み込みを検出すべく前記モータの回転を検出する回転検出センサであることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
  3. 請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、
    前記駆動源はモータであり、
    前記作動検出手段は、前記車両のイグニッションOFF時に前記開閉体が異常開作動されることで起きる前記モータの発電電力を検出する発電検出センサであることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用セキュリティ装置において、
    前記セキュリティ異常判定手段は、前記車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、前記作動検出手段からの検出信号に基づいて前記スリープ状態から起動状態となることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
  5. スイッチ操作に基づく駆動源の作動により開閉される開閉体を備えた車両用開閉体制御装置であって、
    前記駆動源の作動を検出する作動検出手段を備えるものであり、
    車両のイグニッションOFF時における前記スイッチ操作を伴わない前記駆動源の作動の検出に基づいて、前記開閉体が異常開作動されたセキュリティ異常が生じたと判定し、その旨を報知可能な車両搭載の装置に対しその報知を許可すべく異常判定信号を出力する出力動作、及び前記開閉体が閉作動するように前記駆動源を作動させる動作の少なくとも一方を行うセキュリティ異常判定手段を備えたことを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記駆動源はモータであり、
    前記作動検出手段は、前記開閉体の開閉位置又は前記開閉体による挟み込みを検出すべく前記モータの回転を検出する回転検出センサであることを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  7. 請求項5に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記駆動源はモータであり、
    前記作動検出手段は、前記車両のイグニッションOFF時に前記開閉体が異常開作動されることで起きる前記モータの発電電力を検出する発電検出センサであることを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記セキュリティ異常判定手段は、前記車両のイグニッションOFF状態においては低電力消費状態であるスリープ状態とされ、前記作動検出手段からの検出信号に基づいて前記スリープ状態から起動状態となることを特徴とする車両用開閉体制御装置。
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