JP2004285712A - 車両用キーレスエントリー装置及び車両用ドアアンロック方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアアウタハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させた車両用キーレスエントリー装置を提供する。
【解決手段】ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、磁気センサ14により、ドアアウタハンドル2の操作の有無と操作速度を検出して、この検出値に基づいて暗号の入力を行う。この入力された暗号と予め記憶されているドアアンロックのための暗号との照合を行い、暗号が一致した場合には、ドアロックアクチュエータ18に制御信号の出力を行いドアのアンロックを行う。
【選択図】 図1
【解決手段】ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、磁気センサ14により、ドアアウタハンドル2の操作の有無と操作速度を検出して、この検出値に基づいて暗号の入力を行う。この入力された暗号と予め記憶されているドアアンロックのための暗号との照合を行い、暗号が一致した場合には、ドアロックアクチュエータ18に制御信号の出力を行いドアのアンロックを行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、キーを鍵穴に挿入して操作することなく、車両ドアのロック/アンロックを行うことができる車両用キーレスエントリー装置及び車両ドアアンロック方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キーを鍵穴に挿入して操作することなく車両ドアのロック/アンロック操作を行うことができるキーレスエントリーシステムとして、種々のものが存在する。例えば、キーにロックボタンとアンロックボタンが設けられており、このボタン操作によって車両ドアのロック/アンロック操作を行うものがある。このようなタイプのキーレスエントリーシステムは、キーレスエントリーシステムが実用化された初期から利用されている。
【0003】
また、車両ドアのロック/アンロック操作を暗号の入力により行うドアロック制御装置が存在する。この装置は、ドアアウタハンドルの操作とブザー音との組み合わせ等により暗号入力を行い、入力された暗号と予め記憶されている暗号が一致した場合に、ドアのアンロックを行っている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−5183号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ドアアウタハンドルの操作とブザー音との組み合わせによる暗号入力は、図8に示すように、ドアアウタハンドルの操作をブザー音により区切ることにより行われている。この図8においては、「3431」の4桁の暗号の入力を行っている。即ち、ドアアウタハンドルを3回操作した後に、ブザー音の発生を待ち、これにより暗号「3」の入力を行い、同様にして暗号「4」、「3」、「1」の入力を行う。
【0006】
従って、この4桁の暗号は、各桁が1〜10の暗号であるため、10000(10×10×10×10)通りの暗号の入力が可能となっている。
【0007】
この発明の課題は、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させ、車両の盗難防止性を向上させつつ、利便性を損なわない車両用キーレスエントリー装置及び車両ドアアンロック方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両用キーレスエントリー装置は、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構と、車両のドアハンドルの操作の有無及び操作形態を検出するドアハンドル操作検出手段と、ドアハンドル操作検出手段により検出されたドアハンドルの操作の有無及び操作形態に基づいて入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行う照合手段と、照合手段による照合により、入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、ロック機構を制御して車両ドアのアンロックを行うロック制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作を検出する非接触型又は接触型のスイッチ部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がエスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、スイッチ部がエスカッション部に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がエスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、スイッチ部がリンクアーム部に設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作形態としてドアハンドルの操作速度を検出することを特徴とする。
【0013】
また、請求項6記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作速度を少なくとも2つのパターンで検出することを特徴とする。
【0014】
この請求項1〜請求項6記載の車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高い車両用キーレスエントリー装置を提供することができる。
【0015】
また、請求項7記載の車両用ドアアンロック方法は、車両のドアハンドルの操作の有無及び操作速度を検出するステップと、ドアハンドルの操作の有無及び操作速度に基づいて、入力された暗号を識別して記憶するステップと、入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行うステップと、照合により入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構を制御して車両ドアのアンロックを行うステップとを備えることを特徴とする。
【0016】
この請求項7記載の車両用ドアアンロック方法によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高いドアアンロック方法を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態にかかる車両用キーレスエントリー装置について説明する。図1は、実施の形態にかかる車両用キーレスエントリー装置の構成図を示す図である。なお、図1におけるドアハンドル2の部分の断面図は、図2におけるI−I線断面図である。
【0018】
ドアアウタハンドル2は、図2に示されるように、ドアアウターパネル4に埋め込まれたエスカッション6に取り付けられている。ドアアウタハンドル2は、エスカッション6への取り付け点を回動中心軸Pとして回動する。通常は、図示されないバネなどによって図1に示される位置に保持されている。ドアアウタハンドル2には、回動中心軸Pを挟んで反対側にリンクアーム8が設けられている。リンクアーム8には、ドアの開閉ラッチに接続される接続部10が形成されている。
【0019】
運転者等によって操作されるドアアウタハンドル2と接続部10とは、回動中心軸Pを挟んで互いに反対側に位置している。このため、運転者等がドアアウタハンドル2を操作すると、接続部10が移動する。この移動を利用してドアの開閉ラッチが操作される。接続部10は、ロッドやワイヤーを介して、開閉ラッチと機械的に接続されており、電気的な機構を必要とせずドアの開閉が可能である。
【0020】
また、リンクアーム8の先端部には、磁性体12が配置されており、車体側には、磁性体12の磁気を検出する磁気センサ14が配置されている。図3(a)に示すように、磁気センサ14は、磁性体12の移動量及び移動速度に応じ、図3(b)に示すような電流値の出力を行う。ここで磁性体12及び磁気センサ14が非接触のスイッチを構成し、ドアハンドル操作検出手段として機能する。
【0021】
磁気センサ14は、車両ドアのロック/アンロックを制御するコントロールユニット16に接続されている。コントロールユニット16は、CPU,RAM,ROMなどによって構成されている。コントロールユニット16には、車両ドアをアンロックする際に用いる暗号が予め記憶されている。また、コントロールユニット16には、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構のロック部分を駆動するドアロックアクチュエータ18が接続されている。ドアロックアクチュエータ18は、コントロールユニット16からの信号に基づいて、車両ドアをロック/アンロックする。また、コントロールユニット16には、車両ドアをアンロックするための暗号入力の際に用いられる桁区切りの音を発生させるブザー20が接続されている。
【0022】
なお、この実施の形態のロック機構は、公知の一般的な車両用ロック機構であるので、その詳しい説明は省略する。また、少なくとも一ヵ所のロック機構は、通常のキー操作(図2に示される鍵穴22にカギを差し込んで回す)でも機械的にロック/アンロック操作することが可能とされている。
【0023】
図4は、ドアアウタハンドルの操作状態を説明するための図であり、図4(a)には、ドアアウタハンドル2が操作されていない状態が示されている。この図においては、磁性体12が磁気センサ14と対向して位置している。また、図4(b)には、ドアアウタハンドル2が操作された状態が示されている。この図においては、磁性体12が磁気センサ14と離間して位置している。この実施の形態においては、ドアアウタハンドル2の操作の有無、ドアアウタハンドル2の操作速度に基づいて暗号入力が行われる。
【0024】
次に、キーレスエントリー装置における、ドアアンロック操作を説明する。まず、ドアアウタハンドル2を操作することにより、暗号入力を行う際のドアアウタハンドル2の操作速度の基準値の入力を行う(ステップS10)。即ち、暗号の1桁目を入力するためのドアアウタハンドル2の操作速度と反対の操作速度で、ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、磁気センサ14で磁性体12の移動速度を検出して、磁性体12の移動速度に応じた電流値の出力を行う。そして、この出力された電流値に基づいて、ドアアウタハンドル2の操作速度の基準値の入力を行う。図6に示す暗号を入力する場合には、暗号の1桁目を入力するためのドアアウタハンドル2の操作速度が「遅」であることから、基準値として、操作速度「速」の入力を行い、この入力された操作速度が記憶される。そして、この操作速度よりも遅い操作速度の場合には、操作速度が「遅い」と判断され、この操作速度よりも速いあるいは略同一の操作速度の場合には、操作速度が「速い」と判断される。
【0025】
次に、ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、暗号の入力を行う(ステップS11)。図6に示すように、この場合の暗号入力は、ドアアウタハンドル2を3回、4回、3回、1回と合計で11回、操作することにより行う。即ち、操作者は、ドアアウタハンドル2を「遅」、「速」、「速」の順で3回操作して最初の暗号の入力を行い、一定時間待つとブザー20によりブザー音が発せられるため、ドアアウタハンドル2を「速」、「速」、「速」、「速」の順で4回操作して次の暗号の入力を行う。また同様にして、ドアアウタハンドル2を「遅」、「速」、「速」の順で3回操作して次の暗号の入力を行い、更に、ドアアウタハンドル2を「遅」で1回操作して暗号の入力を終了する。ここでドアアウタハンドル2の操作の有無及び操作速度は、磁気センサ14により出力される電流値に基づいて判断される。また、入力された暗号は、コントロールユニット16において記憶される。
【0026】
この暗号入力によれば、1回のドアアウタハンドルの操作により、「速」、「遅」の2通りの情報の入力を行うことができるため、最初の基準値の入力のための1回の操作が必要とはなるが、従来の暗号入力に比較して、暗号入力のためのドアアウタハンドルの操作回数を増加させることなく、入力可能な暗号数を増加させることができる。
【0027】
次に、ドアアウタハンドル2の操作により入力された暗号と予め記憶されているドアアンロックのための暗号との照合を行う(ステップS12)。この暗号照合において、暗号が一致した場合には(ステップS13)、ドアロックアクチュエータ18に制御信号の出力を行いドアのドアロック機構のアンロックを行う(ステップS14)。
【0028】
この実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアアウタハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、従来の暗号入力に比較して、暗号入力のためのドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができる。従って、車両用キーレスエントリー装置の安全性を高めることができる。
【0029】
また、実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置によれば、暗号の入力の前にドアアウタハンドルの操作速度の基準値の入力を行っているため、入力速度に個人差が存在する場合においても、「速」、「遅」の2通り操作速度を的確に判別することができる。
【0030】
この発明の車両用キーレスエントリー装置は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態においては、ドアハンドル操作検出手段は、ドアアウタハンドル2側に取り付けられた磁性体12と、車体側に固定された磁気センサ14とにより構成されているが、図7に示すようにコンタクトスイッチ(接触型スイッチ)24によって構成するようにしてもよい。ここで図7(a)には、ドアアウタハンドル2の操作時の状態が示されており、(b)には、ドアアウタハンドル2の非操作時の状態が示されている。この車両用キーレスエントリー装置においては、ドアアウタハンドル2の操作間隔が短い場合、即ちコンタクトスイッチ24のON,OFFの間隔が短い場合に操作速度が速いと判断し、ドアアウタハンドルの操作間隔が長い場合、即ちコンタクトスイッチ24のON,OFFの間隔が長い場合に操作速度が遅いと判断して、入力される暗号の識別を行う。
【0031】
この車両用キーレスエントリー装置においても、ドアアウタハンドル2の操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができる。従って、車両用キーレスエントリー装置の安全性を高めることができる。
【0032】
なお、上述の実施の形態においては、ドアアウタハンドルの操作速度として、「速」、「遅」の2パターンを用いていたが、3パターン以上の操作速度のパタンを用いて暗号入力を行うようにしてもよい。
【0033】
また、上述の実施の形態においては、最初に入力された操作速度を基準値としたが、最初に入力された操作速度と1桁目を入力するための最初の操作速度との中間値を基準値としてもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明の車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高い車両用キーレスエントリー装置を提供することができる。
【0035】
また、この発明の車両用ドアアンロック方法によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高いドアアンロック方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るドアハンドル近傍を示す側面図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置のドアアウタハンドル操作検出用センサを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置のドアアウタハンドルの操作の状態を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置における暗号入力を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置における暗号入力を説明するための図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置の変形例を示す図である。
【図8】従来の暗号入力を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ドアアウタハンドル
4 アウターパネル
6 エスカッション
8 リンクアーム
12 磁性体
14 磁気センサ
16 コントロールユニット
18 ドアロックアクチュエータ
20 ブザー
【発明の属する技術分野】
この発明は、キーを鍵穴に挿入して操作することなく、車両ドアのロック/アンロックを行うことができる車両用キーレスエントリー装置及び車両ドアアンロック方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キーを鍵穴に挿入して操作することなく車両ドアのロック/アンロック操作を行うことができるキーレスエントリーシステムとして、種々のものが存在する。例えば、キーにロックボタンとアンロックボタンが設けられており、このボタン操作によって車両ドアのロック/アンロック操作を行うものがある。このようなタイプのキーレスエントリーシステムは、キーレスエントリーシステムが実用化された初期から利用されている。
【0003】
また、車両ドアのロック/アンロック操作を暗号の入力により行うドアロック制御装置が存在する。この装置は、ドアアウタハンドルの操作とブザー音との組み合わせ等により暗号入力を行い、入力された暗号と予め記憶されている暗号が一致した場合に、ドアのアンロックを行っている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−5183号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ドアアウタハンドルの操作とブザー音との組み合わせによる暗号入力は、図8に示すように、ドアアウタハンドルの操作をブザー音により区切ることにより行われている。この図8においては、「3431」の4桁の暗号の入力を行っている。即ち、ドアアウタハンドルを3回操作した後に、ブザー音の発生を待ち、これにより暗号「3」の入力を行い、同様にして暗号「4」、「3」、「1」の入力を行う。
【0006】
従って、この4桁の暗号は、各桁が1〜10の暗号であるため、10000(10×10×10×10)通りの暗号の入力が可能となっている。
【0007】
この発明の課題は、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させ、車両の盗難防止性を向上させつつ、利便性を損なわない車両用キーレスエントリー装置及び車両ドアアンロック方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両用キーレスエントリー装置は、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構と、車両のドアハンドルの操作の有無及び操作形態を検出するドアハンドル操作検出手段と、ドアハンドル操作検出手段により検出されたドアハンドルの操作の有無及び操作形態に基づいて入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行う照合手段と、照合手段による照合により、入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、ロック機構を制御して車両ドアのアンロックを行うロック制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作を検出する非接触型又は接触型のスイッチ部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がエスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、スイッチ部がエスカッション部に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がエスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、スイッチ部がリンクアーム部に設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作形態としてドアハンドルの操作速度を検出することを特徴とする。
【0013】
また、請求項6記載の車両用キーレスエントリー装置は、ドアハンドル操作検出手段がドアハンドルの操作速度を少なくとも2つのパターンで検出することを特徴とする。
【0014】
この請求項1〜請求項6記載の車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高い車両用キーレスエントリー装置を提供することができる。
【0015】
また、請求項7記載の車両用ドアアンロック方法は、車両のドアハンドルの操作の有無及び操作速度を検出するステップと、ドアハンドルの操作の有無及び操作速度に基づいて、入力された暗号を識別して記憶するステップと、入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行うステップと、照合により入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構を制御して車両ドアのアンロックを行うステップとを備えることを特徴とする。
【0016】
この請求項7記載の車両用ドアアンロック方法によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高いドアアンロック方法を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態にかかる車両用キーレスエントリー装置について説明する。図1は、実施の形態にかかる車両用キーレスエントリー装置の構成図を示す図である。なお、図1におけるドアハンドル2の部分の断面図は、図2におけるI−I線断面図である。
【0018】
ドアアウタハンドル2は、図2に示されるように、ドアアウターパネル4に埋め込まれたエスカッション6に取り付けられている。ドアアウタハンドル2は、エスカッション6への取り付け点を回動中心軸Pとして回動する。通常は、図示されないバネなどによって図1に示される位置に保持されている。ドアアウタハンドル2には、回動中心軸Pを挟んで反対側にリンクアーム8が設けられている。リンクアーム8には、ドアの開閉ラッチに接続される接続部10が形成されている。
【0019】
運転者等によって操作されるドアアウタハンドル2と接続部10とは、回動中心軸Pを挟んで互いに反対側に位置している。このため、運転者等がドアアウタハンドル2を操作すると、接続部10が移動する。この移動を利用してドアの開閉ラッチが操作される。接続部10は、ロッドやワイヤーを介して、開閉ラッチと機械的に接続されており、電気的な機構を必要とせずドアの開閉が可能である。
【0020】
また、リンクアーム8の先端部には、磁性体12が配置されており、車体側には、磁性体12の磁気を検出する磁気センサ14が配置されている。図3(a)に示すように、磁気センサ14は、磁性体12の移動量及び移動速度に応じ、図3(b)に示すような電流値の出力を行う。ここで磁性体12及び磁気センサ14が非接触のスイッチを構成し、ドアハンドル操作検出手段として機能する。
【0021】
磁気センサ14は、車両ドアのロック/アンロックを制御するコントロールユニット16に接続されている。コントロールユニット16は、CPU,RAM,ROMなどによって構成されている。コントロールユニット16には、車両ドアをアンロックする際に用いる暗号が予め記憶されている。また、コントロールユニット16には、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構のロック部分を駆動するドアロックアクチュエータ18が接続されている。ドアロックアクチュエータ18は、コントロールユニット16からの信号に基づいて、車両ドアをロック/アンロックする。また、コントロールユニット16には、車両ドアをアンロックするための暗号入力の際に用いられる桁区切りの音を発生させるブザー20が接続されている。
【0022】
なお、この実施の形態のロック機構は、公知の一般的な車両用ロック機構であるので、その詳しい説明は省略する。また、少なくとも一ヵ所のロック機構は、通常のキー操作(図2に示される鍵穴22にカギを差し込んで回す)でも機械的にロック/アンロック操作することが可能とされている。
【0023】
図4は、ドアアウタハンドルの操作状態を説明するための図であり、図4(a)には、ドアアウタハンドル2が操作されていない状態が示されている。この図においては、磁性体12が磁気センサ14と対向して位置している。また、図4(b)には、ドアアウタハンドル2が操作された状態が示されている。この図においては、磁性体12が磁気センサ14と離間して位置している。この実施の形態においては、ドアアウタハンドル2の操作の有無、ドアアウタハンドル2の操作速度に基づいて暗号入力が行われる。
【0024】
次に、キーレスエントリー装置における、ドアアンロック操作を説明する。まず、ドアアウタハンドル2を操作することにより、暗号入力を行う際のドアアウタハンドル2の操作速度の基準値の入力を行う(ステップS10)。即ち、暗号の1桁目を入力するためのドアアウタハンドル2の操作速度と反対の操作速度で、ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、磁気センサ14で磁性体12の移動速度を検出して、磁性体12の移動速度に応じた電流値の出力を行う。そして、この出力された電流値に基づいて、ドアアウタハンドル2の操作速度の基準値の入力を行う。図6に示す暗号を入力する場合には、暗号の1桁目を入力するためのドアアウタハンドル2の操作速度が「遅」であることから、基準値として、操作速度「速」の入力を行い、この入力された操作速度が記憶される。そして、この操作速度よりも遅い操作速度の場合には、操作速度が「遅い」と判断され、この操作速度よりも速いあるいは略同一の操作速度の場合には、操作速度が「速い」と判断される。
【0025】
次に、ドアアウタハンドル2の操作を行うことにより、暗号の入力を行う(ステップS11)。図6に示すように、この場合の暗号入力は、ドアアウタハンドル2を3回、4回、3回、1回と合計で11回、操作することにより行う。即ち、操作者は、ドアアウタハンドル2を「遅」、「速」、「速」の順で3回操作して最初の暗号の入力を行い、一定時間待つとブザー20によりブザー音が発せられるため、ドアアウタハンドル2を「速」、「速」、「速」、「速」の順で4回操作して次の暗号の入力を行う。また同様にして、ドアアウタハンドル2を「遅」、「速」、「速」の順で3回操作して次の暗号の入力を行い、更に、ドアアウタハンドル2を「遅」で1回操作して暗号の入力を終了する。ここでドアアウタハンドル2の操作の有無及び操作速度は、磁気センサ14により出力される電流値に基づいて判断される。また、入力された暗号は、コントロールユニット16において記憶される。
【0026】
この暗号入力によれば、1回のドアアウタハンドルの操作により、「速」、「遅」の2通りの情報の入力を行うことができるため、最初の基準値の入力のための1回の操作が必要とはなるが、従来の暗号入力に比較して、暗号入力のためのドアアウタハンドルの操作回数を増加させることなく、入力可能な暗号数を増加させることができる。
【0027】
次に、ドアアウタハンドル2の操作により入力された暗号と予め記憶されているドアアンロックのための暗号との照合を行う(ステップS12)。この暗号照合において、暗号が一致した場合には(ステップS13)、ドアロックアクチュエータ18に制御信号の出力を行いドアのドアロック機構のアンロックを行う(ステップS14)。
【0028】
この実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアアウタハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、従来の暗号入力に比較して、暗号入力のためのドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができる。従って、車両用キーレスエントリー装置の安全性を高めることができる。
【0029】
また、実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置によれば、暗号の入力の前にドアアウタハンドルの操作速度の基準値の入力を行っているため、入力速度に個人差が存在する場合においても、「速」、「遅」の2通り操作速度を的確に判別することができる。
【0030】
この発明の車両用キーレスエントリー装置は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態においては、ドアハンドル操作検出手段は、ドアアウタハンドル2側に取り付けられた磁性体12と、車体側に固定された磁気センサ14とにより構成されているが、図7に示すようにコンタクトスイッチ(接触型スイッチ)24によって構成するようにしてもよい。ここで図7(a)には、ドアアウタハンドル2の操作時の状態が示されており、(b)には、ドアアウタハンドル2の非操作時の状態が示されている。この車両用キーレスエントリー装置においては、ドアアウタハンドル2の操作間隔が短い場合、即ちコンタクトスイッチ24のON,OFFの間隔が短い場合に操作速度が速いと判断し、ドアアウタハンドルの操作間隔が長い場合、即ちコンタクトスイッチ24のON,OFFの間隔が長い場合に操作速度が遅いと判断して、入力される暗号の識別を行う。
【0031】
この車両用キーレスエントリー装置においても、ドアアウタハンドル2の操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができる。従って、車両用キーレスエントリー装置の安全性を高めることができる。
【0032】
なお、上述の実施の形態においては、ドアアウタハンドルの操作速度として、「速」、「遅」の2パターンを用いていたが、3パターン以上の操作速度のパタンを用いて暗号入力を行うようにしてもよい。
【0033】
また、上述の実施の形態においては、最初に入力された操作速度を基準値としたが、最初に入力された操作速度と1桁目を入力するための最初の操作速度との中間値を基準値としてもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明の車両用キーレスエントリー装置によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高い車両用キーレスエントリー装置を提供することができる。
【0035】
また、この発明の車両用ドアアンロック方法によれば、ドアハンドルの操作の有無、及び操作速度等の操作形態に基づいて暗号の入力を行うため、ドアハンドルの操作回数を増加させることなく入力可能な暗号数を増加させることができ、安全性の高いドアアンロック方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るドアハンドル近傍を示す側面図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置のドアアウタハンドル操作検出用センサを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置のドアアウタハンドルの操作の状態を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置における暗号入力を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置における暗号入力を説明するための図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る車両用キーレスエントリー装置の変形例を示す図である。
【図8】従来の暗号入力を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ドアアウタハンドル
4 アウターパネル
6 エスカッション
8 リンクアーム
12 磁性体
14 磁気センサ
16 コントロールユニット
18 ドアロックアクチュエータ
20 ブザー
Claims (7)
- 車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構と、
車両のドアハンドルの操作の有無及び操作形態を検出するドアハンドル操作検出手段と、
前記ドアハンドル操作検出手段により検出された前記ドアハンドルの操作の有無及び操作形態に基づいて入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行う照合手段と、
前記照合手段による照合により、入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、前記ロック機構を制御して前記車両ドアのアンロックを行うロック制御手段と、
を備えることを特徴とする車両用キーレスエントリー装置。 - 前記ドアハンドル操作検出手段は、前記ドアハンドルの操作を検出する非接触型又は接触型のスイッチ部を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用キーレスエントリー装置。
- 前記ドアハンドル操作検出手段は、エスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、
前記スイッチ部は、前記エスカッション部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の車両用キーレスエントリー装置。 - 前記ドアハンドル操作検出手段は、エスカッション部に設けられたドアハンドル部とリンクアーム部を更に備え、
前記スイッチ部は、前記リンクアーム部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の車両用キーレスエントリー装置。 - 前記ドアハンドル操作検出手段は、前記ドアハンドルの操作形態として前記ドアハンドルの操作速度を検出することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用キーレスエントリー装置。
- 前記ドアハンドル操作検出手段は、前記ドアハンドルの操作速度を少なくとも2つのパターンで検出することを特徴とする請求項5記載の車両用キーレスエントリー装置。
- 車両のドアハンドルの操作の有無及び操作速度を検出するステップと、
前記ドアハンドルの操作の有無及び操作速度に基づいて、入力された暗号を識別して記憶するステップと、
前記入力された暗号と予め記憶されている暗号との照合を行うステップと、
前記入力された暗号と予め記憶されている暗号とが一致した場合に、車両ドアのロック/アンロックを行うロック機構を制御して車両ドアのアンロックを行うステップと
を備えることを特徴とする車両用ドアアンロック方法。
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