JP3709293B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、定型紙サイズの用紙の端縁から見出し用のタブが突出しているタブ紙のタブ部に対する印刷を可能とする画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、定型紙サイズの用紙の端縁の一部に見出し用のタブが突出しているタブ紙のタブ部に印刷する手法は知られており、例えば、特開昭62−14660号公報、特開平3−181955号公報等には、従来のアナログの画像形成装置においてタブ紙のタブ部に印刷するための印刷技術が記載されている。
特開昭62−14660号公報には、画像領域上の画像がタブ部上に印刷されるようにタブ付き複写用紙画像領域に対して位置決めする手段を有する複写機が示されている。特開平3−181955号公報には、両面原稿の中にタブ原稿が混ざっている場合のタブ付き複写物を得るための複写機が示されている。
又、タブ部の形状を数値入力することで多様なタブ部の形状に対応した印刷を行い得るようにした印刷手法は特開平8−220940にて公知となっている。特開平8−220940号公報には、原稿束を複写する場合に原稿束中のどの原稿用紙上の内容をタブ紙に複写するかを指定する手段と、タブ紙上のタブ部の長さを設定する手段が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際のタブ紙の形状、特にタブ部の形状や大きさはメーカー毎に若干異なっている。例えば、タブ部の長さ方向に関しては、タブ部の長さについてA4定型紙の長辺を4分割した長さとするか、6分割した長さとするか、さらに、タブ部の長辺の両端を斜めに切断する切断角度をどの程度の角度とするか等により異なる。また、タブ部の突出幅もメーカーにより異なっている。その様々なタブ部の大きさに対して、適当なタブ位置に印刷がなされるようにするためには、予めタブ位置を手作業の数値入力により指定(補正)して印刷するしか方法がなかった(例えば、特開平8−220940に開示)。しかしながら、そのような手作業による数値入力の手間は煩雑であり、入力値が実際のタブ部から少しでもずれると印刷結果もずれてしまい人為的なミス(入力ミス等)による印刷エラーを起こす可能性が有った。
一方、上記特開平8−220940の方法では、例えば、タブ紙により区切られた一連の原稿束を複製する場合には、予め原稿束の用紙枚数を数えて何枚目かにタブ紙を用いること(原稿束中のタブ紙が入る位置)をテンキーにより操作者が入力して指示する必要があった。また、その入力作業のために原稿束の枚数やタブ紙の入る位置を操作者が予め数えなければならず作業が繁雑であった。
更に、タブ紙によって仕分けられた複数のファイルからなる原稿束の複製物を作成する際に、ファイル単位毎の順序を入れ替えた複製物を得ようとする場合、上記した従来の技術では、操作者が予め原稿順序を各ファイルの順序に合わせて入れ替えると共に、タブ部の文字も入れ替えた順序に合わせて書き直してから複写処理を行わなければならなかった。従って、操作者にとって、原稿のファイルの入れ替えやタブ部の文字の書き直しは、非常に煩雑な作業であった。
本発明は、上述した如き従来の問題を解決するためになされたものであって、タブ紙における画像形成位置を簡単な操作により認識する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明の画像形成装置は、原稿台上に載置された原稿束を順に原稿読み取り位置に給送して排出する自動原稿給紙装置と、原稿読み取り位置に給送された原稿から画像情報を読み取って記憶部に格納する原稿読み取り部と、該原稿読み取り部により読み取られた画像情報を記録用紙上に画像形成する画像形成手段と、定型サイズの記録用紙としての定型紙を収納する第1の給紙トレイと、定型サイズ部から見出しタブ部が突出している記録用紙としてのタブ紙を収納する第2の給紙トレイと、前記第1及び第2の給紙トレイに収納された定型紙及びタブ紙を各々前記画像形成手段に給紙する給紙手段とを備える画像形成装置において、前記タブ紙に画像形成を行う以前に、見出しタブ部の位置が異なる全種類のタブ紙を一組にまとめたタブ紙束を前記原稿読み取り部を用いて読み取ることにより、前記各タブ紙における見出しタブ部の形状、見出しタブ部の位置、及び、前記一組のタブ紙束中のタブ紙の枚数についての各情報を前記記憶部に格納すると共に、前記タブ紙に画像形成を行う際に、前記記憶部に格納した各情報に基づいて前記タブ紙の見出しタブ部上の画像形成位置及びサイズを決定する制御手段を備えることを特徴とする。請求項2の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記見出しタブ部に既に記載がなされたタブ紙を含む原稿束を読み取る際に、前記制御手段は、読み取った原稿が定型サイズの原稿である場合に、第1の給紙トレイ又は他の給紙トレイに収納された第1の給紙トレイと同サイズの定型紙を選択して読み取った原稿の画像情報による画像形成を行い、読み取った原稿がタブ紙の原稿である場合に、第2の給紙トレイに収納されたタブ紙を選択すると共に、前記選択されたタブ紙の見出しタブ部形状に合わせて前記原稿の見出しタブ部に記載された画像情報の画像形成を行う位置及びサイズを変更することを特徴とする。請求項3の本発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、原稿束に含まれるタブ紙から次のタブ紙まで又はタブ紙から原稿束中の最終紙までの範囲のタブ紙及び該タブ紙に続く一続きの定型紙からなる原稿を1つのファイルと見なし、前記画像形成手段により前記記憶部に格納された画像情報を出力する際に、前記原稿束から読み取られた前記ファイルの順序を操作者が希望する任意の順序に入れ替えて出力させることができることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態の概略の全体構成を示す図である。
図1に示す様に、本実施形態の画像形成装置22は、原稿を読み取る画像読み取り装置21と、感光体上に画像を書き込む画像書き込み部7と、電子写真方式により画像を形成する画像形成手段である画像形成部12とを有している。
画像読み取り装置21は、原稿読み取り部(イメージスキャナー)1と、原稿を照明する光源2と、原稿からの反射光を導くミラー3と、反射光を集光する結像レンズ4、反射光の光電変換を行うCCD等のイメージセンサー5から構成されており、原稿画像を画素単位で読み取り、デジタル変換(2値化)した信号を前記画像書き込み部7に送信するか、不図示の画素メモリ(記憶手段)に記憶する。また、図1においては、原稿読み取り部1の原稿載置台(コンタクトガラス)上に、自動原稿給紙装置(ARDF)6が設置される。
画像書き込み部7は、書き込み光を発生するレーザーダイオード等の光源8や、書き込み走査用の回転多面鏡9、回転多面鏡9を回転させるポリゴンモータ10、感光体ドラム13上にレーザー光を集光するfθレンズ等の走査光学系11等により構成される。光源8は、原稿読み取り部1により読み取られた画像情報に応じてレーザー光を発生する。光源8にて発生されたレーザー光は、回転多面鏡9により走査され、ミラー3を介して感光体ドラム13上に到達する。画像情報に応じたレーザー光が感光体ドラム13上に到達することにより、感光体ドラム13上に画像の書き込みが行われる。
【0006】
画像形成部12は、光導電性の感光体ドラム13と、感光体ドラム13を帯電させる帯電チャージャ14と、感光体ドラム13上に書き込まれた静電潜像をトナー像に現像する現像装置15と、トナー像を記録用紙に転写する転写分離ベルト16と、感光体ドラム13上の残存トナーをクリーニングするクリーニング装置17と、記録用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置18と、収納された記録用紙を1枚づつ画像形成部12に搬送する給紙部19等により構成される。画像形成部12は、電子写真方式により画像形成を行うものである。
又、本実施形態では、画像形成部12と給紙部19との間に両面ユニット20を設置している。この両面ユニット20において、一旦片側に印字した記録用紙を反転して再給紙することにより、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となっている。
【0007】
次に、本発明の実施形態の動作を図2〜6のフローチャート及び図7〜9を用いて説明する。
図2は、使用するタブ紙のタブ形状を読み込む処理を示すフローチャートである。
この図2の処理は、記録用紙としてのタブ紙に印刷を行う前に、自動原稿給紙装置6及び原稿読み取り部1によりタブ紙を読み取ることにより、タブ紙における見出しタブの位置や形状の情報を画像形成装置の記憶部に格納する処理である。尚、例えばA4サイズやB5サイズ等の定型サイズの外形形状の寸法は、予め画像形成装置の記憶部に収納されている。
ステップS1では、画像形成装置における不図示の操作部において、操作者により「タブ形状読み込みモード」が選択される。ステップS2では、第2の給紙トレイに格納されたタブ紙束のうちの一組を自動原稿給紙装置6にセットする。尚、このタブ紙束は、実際に記録用紙として使用されるタブ紙からなる。ステップS3では、原稿読み取り部1における原稿の読み込みをスタートさせ、自動原稿台紙装置6から給送されたタブ紙の外形形状をイメージセンサー5により取り込む。ステップS4では、取り込んだタブ紙の外形形状を不図示の記憶部に格納する。ステップS5では、記憶部にアクセスする(ステップS6)ことにより、取り込んだタブ紙全体の外形形状と記憶部に格納されているデータのうちから外形形状が最も近似した定型サイズの外形とを比較する。ステップS7では、ステップS5の比較結果から、タブ紙の外形形状と定型紙の外形形状との差をとることによりタブ部の形状を認識する。ステップS8では、ステップS7にて認識されたタブ部の形状に基づいて有効画像形成可能域を設定する(この領域は、例えば、縦×横のサイズとして設定される)。ステップS9では、設定された有効画像形成可能域データを記憶部に格納する。ステップS10では、ステップS5における比較結果からタブ部の位置を認識する。ステップS11では、認識したタブ部の位置データを記憶部に格納する。ステップS12では、タブ紙束中の次のタブ紙を給送するためにタブ紙枚数のカウンタ数値nに1を足してステップS3に戻る。ステップS13では、タブ紙枚数のカウンタ数値nを記憶部に格納する。
以下、上記のステップS3〜S13の処理を自動原稿給紙装置6にセットされた全てのタブ紙に対して行い、読み込んだ枚数よりタブ紙束1組の枚数を認識する。
以上の処理により、タブ紙束1組の枚数、タブ形状と位置、有効画像書き込み可能域を設定することができると共に、タブ部への印刷が指定された場合に、上記設定され記憶部に格納されたデータに基づいて適切な位置に、適切なサイズで書き込みを行うことができる。
尚、本実施形態では「タブ部への印刷を指定する方法」を特に定めていないが、例えば、画像形成装置に付帯する操作部により直接にタブ部への印刷を指定する方法の他に、この画像形成装置がコントローラを搭載したプリンタ複合機である場合には、そのプリンタ複合機に接続されたコンピュータ側からの任意のプログラムに従ってタブ部への印刷指示を行う方法も含む。
【0008】
図3は、タブ紙を混載した原稿を読み込む処理を示すフローチャートである。ステップS21では、画像形成装置に設けた不図示の操作部において、操作者により「タブ原稿混載モード」が選択される。ステップS22では、自動原稿給紙装置6にタブ紙の混載された原稿束をセットする。ステップS23では、原稿読み取り部1における原稿の読み込みをスタートさせ、自動原稿台紙装置6から給送された原稿の画像をイメージセンサー5により取り込む。ステップS24では、順次読み込まれた原稿がタブ紙か否か判断する(イメージセンサー5で読み込まれた外形形状より判断する)。原稿が定型紙であった場合(ステップS24:No)には、ステップS29に進み、原稿がタブ紙であった場合(ステップS24:Yes)には、ステップS25に進む。ステップS25では、読み込んだ原稿の画像データから、定型サイズ部に書かれた画像データとタブ部に書かれた画像データを分離し、定型サイズ部の画像データはステップS27の処理に進み、タブ部の画像データはステップS26の処理に進む。ステップS26では、分離されたタブ部の画像データについてデータ加工を行う。このデータ加工の詳細は、図4のサブルーチンのフローチャートを用いて後述する。ステップS27では、分離された定型サイズ部の画像データについて、そのまま記憶部に格納する。ステップS28では、ステップS26においてデータ加工されたタブ部の画像データと定型サイズ部の画像データとを合成する。ステップS29では、画像データを記憶部に格納する。ステップS30では、読込を行う原稿が最後の原稿であるか否かの判定が行われる。最後の原稿である場合(ステップS30:Yes)には、ステップS31に進み、最後の原稿でない場合(ステップS30:No)には、ステップS23に戻る。ステップS31では、全ての原稿の画像データを格納した後、画像書き込み部7及び画像形成部12等により、読み込んだ順(或いはその逆順)に画像データを記録用紙上に画像形成して出力する。
【0009】
図4は、図3のステップ26に記載したタブ部の画像データのデータ加工を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS41では、図3のフローチャートにおけるステップS26のサブルーチン、即ち、タブ部の画像データのデータ加工を行うサブルーチンがスタートする。ステップS42では、読み込んだタブ紙原稿上のタブ部のデータのサイズを認識する。ステップS43では、図2のフローチャートにおいて認識され記憶部に格納されたタブ部の有効エリアのデータ(ステップS44)とアクセスを行い、ステップS43において認識したタブ部のデータサイズとステップS44のタブ部の有効エリアデータを比較する。ステップS45では、有効エリアデータに合わせてタブ部のデータを拡大又は縮小する。ステップS46では、図2のフローチャートにおいて認識され記憶部に格納されたタブ部の位置データ(ステップS47)とアクセスを行い、ステップS45において拡大又は縮小されたタブ部のデータにタブ部の位置データを付加し、図3のフローチャートにおけるステップS28に進む。
上記のように図4のフローチャートでは、画像分離されたタブ部データの画像サイズ(縦×横)と予め図2のフローチャートにより設定された有効画像書き込み可能域(縦×横長さ)との比較が行われ、有効画像書き込み可能域に収まるようタブ部の画像データに対して拡大縮小が行われる。
【0010】
次に、取り込まれたタブ部の画像データの定型サイズ領域に対する位置と、予め設定された第2の給紙トレイに載置されたタブ紙の対応する順番のタブ位置とが比較されて、その位置が補正される。図7は、この場合の原稿のタブ位置と複写物のタブ位置の関係を示す図である。
図5は、図3のフローチャートにおけるステップS31の画像出力のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS51では、図3のフローチャートにおけるステップS31のサブルーチン、即ち、原稿を読み込んだ画像データの画像出力を行うサブルーチンがスタートする。ステップS52では、記憶部に格納されていた画像データを印字出力用に展開する。ステップS53では、画像データがタブ紙データであるか否かの判断が行われ、タブ紙データである場合(ステップS53:Yes)には、ステップS54に進み、タブ紙データでない場合(ステップS53:No)には、ステップS55に進む。ステップS54では、タブ紙を収納した給紙トレイを選択して給紙を行う。ステップS55では、定型紙を収納した給紙トレイを選択して給紙を行う。ステップS56では、画像データに基づいた画像を給紙された用紙上に転写する。ステップS57では、用紙に転写した画像を定着させた後、用紙を排出する。ステップS58では、画像データが終了したか否かの判断が行われ、終了した場合(ステップS58:Yes)には、出力処理を終了し、終了しない場合(ステップS58:No)には、ステップS52に戻る。
このように、定型サイズ原稿に対しては第1の給紙トレイに収納された同サイズの用紙又は他のトレイに収納された指定サイズの用紙を選択し、タブ原稿に対しては第2の給紙トレイに載置されたタブ紙を選択して画像出力を行う。
【0011】
次に、原稿中の一つのタブ紙を表紙として、そのタブ紙から次のタブ紙までの間の定型紙を含んで一つのファイルとし、原稿中の各ファイルの順番を入れ替えて複写等を行う場合について説明する。
図6は、タブ紙を混載した原稿を読み込み、ファイル毎の順番を入れ替えて出力する処理を示すフローチャートである。ステップS61では、画像形成装置における不図示の操作部において、操作者により「タブ原稿混載モード」が選択される。ステップS62では、操作者により「タブファイル入れ替えモード」が選択されたか否かを判定し、「タブファイル入れ替えモード」が選択された場合(ステップS62:Yes)には、ステップS63に進み、「タブファイル入れ替えモード」が選択されない場合(ステップS62:No)には、ステップS65に進む。ステップS63では、操作者によりタブファイルの新しい順番が指定(入力)される。ステップS64では、タブファイルの新しい順番のデータが記憶部に格納される。ステップS65では、自動原稿給紙装置6にタブ紙の混載された原稿束をセットされる。ステップS66では、原稿読み取り部1における原稿の読み込みをスタートさせ、自動原稿給紙装置6から給送された原稿の画像をイメージセンサー5により取り込む。ステップS67では、順次読み込まれた原稿がタブ紙か否か判断する(イメージセンサー5で読み込まれた外形形状より判断する)。原稿が定型紙であった場合(ステップS67:No)には、ステップS73に進み、原稿がタブ紙であった場合(ステップS67:Yes)には、ステップS68に進む。ステップS68では、タブファイルFに1を加算してフラグする(F=F+1)。ステップS69では、読み込んだ原稿の画像データから、定型サイズ部に書かれた画像データとタブ部に書かれた画像データを分離し、定型サイズ部の画像データはステップS71の処理に進み、タブ部の画像データはステップS70の処理に進む。ステップS70では、分離されたタブ部の画像データについてデータ加工を行う。このデータ加工の詳細は、図4のサブルーチンのフローチャートに示した通りである。ステップS71では、分離された定型サイズ部の画像データを、そのまま記憶部に格納する。ステップS72では、ステップS70にてデータ加工されたタブ部の画像データと定型サイズ部の画像データを合成する。ステップS73では、ステップS68で求めたフラグにより示される記憶部に画像データを格納する。原稿束から読み込まれた1枚のタブ紙及びその後に読み込まれた定型紙からなる原稿群は、そのタブ紙に代表される1つのファイルと見なされグルーピングされる(具体的には、記憶部内のファイル毎の画像データに対応してフラグが立てられる)。ステップS74では、読込を行う原稿が最後の原稿であるか否かの判定が行われる。最後の原稿である場合(ステップS74:Yes)には、ステップS75に進み、最後の原稿でない場合(ステップS74:No)には、ステップS66に戻る。ステップS75では、ステップS64で記憶部に格納したタブファイルの新しい順番に従って、ステップS73で記憶部に格納した画像データを入れ替える。ステップS76では、全ての原稿の画像データを格納した後、画像書き込み部7及び画像形成部12等により、読み込んだ順(或いはその逆順)に画像データの画像を形成して出力する。
【0012】
図8と図9は、図6に示したようなタブファイルの順番を変更する場合を説明するための図である。
図8は、原稿のタブファイルの順番が変更されて複写される様子を示す図である。
図8(a)の原稿では、タブファイルが「A○○」、「B△△」、「C□□」の順番で並んでいるが、図8(b)の複写物においては、「B△△」、「C□□」、「A○○」の順番に変更されて並んでいる。この複写物におけるタブファイルの順番の変更方法については図9に示す。
図9は、図6のステップに対応させたタブファイルの順番の変更方法について説明する図である。
図9(a)〜(c)は、図6のステップS66(原稿読み込み時)における原稿が読み込まれる様子を示している。
図9(a)に示した「A」のタブファイルにおいて最初に読み込まれるタブ紙の画像データの記憶部に立てるフラグを「1−1」として、「A」のタブファイル中のタブ紙の次以降に読み込まれる原稿(定型紙)の画像データに対応するフラグを「1−2」、「1−3」、・・・と順次割り当てて記憶する。
図9(b)に示した「B」のタブファイルの画像データについても同様にフラグ「2−1」、「2−2」、・・・を割り当てて記憶部に格納し、次に、図9(c)に示した「C」のタブファイルの画像データについても同様にフラグ「3−1」、「3−2」、・・・を割り当てて記憶部に格納する。
図9(d)は、図6のステップS63のタブファイルの順番を変更するための指示入力を示す図である。
図9(d)において、変更される順番の1番目が「B」のタブファイルであり、2番目が「C」のタブファイルであり、3番目が「A」のタブファイルである。
図9(e)は、記憶部における読み取られた各原稿の画像データとフラグの関係をテーブル形式にて示す図である。
図9(e)では、原稿が読み取られた順番に従って、「A」のタブファイルの1枚目(「A−1」)の原稿の画像データに対応してフラグ「1−1」が記憶部に格納される。同様にして「A−2」の画像データに対応してフラグ「1−2」、「A−3」の画像データに対応してフラグ「1−3」、「A−4」の画像データに対応してフラグ「1−4」、「3−1」の画像データに対応してフラグ「2−1」、「3−2」の画像データに対応してフラグ「2−2」、・・・というように記憶部に格納される。
【0013】
図9(f)は、図6のステップS75のタブファイルの順番を入れ替えた場合の画像データとフラグの関係を示す図である。
図9(f)では、図6のステップS63〜S64において入力された順序変更指示の順番に従って、フラグの付け替えを行う。「A」のタブファイルの1枚目(「A−1」)の原稿の画像データに対応してフラグ「3−1」が記憶部に格納される。
【0014】
同様にして「A−2」の画像データに対応してフラグ「3−2」、「A−3」の画像データに対応してフラグ「3−3」、「A−4」の画像データに対応してフラグ「3−4」、「3−1」の画像データに対応してフラグ「1−1」、「B−2」の画像データに対応してフラグ「1−2」、・・・というように記憶部に格納される。
図9(g)〜(i )は、図6のステップS76(画像出力時)における出力用紙が出力される様子を示している。
図9(g)に示したように、最初にフラグ「1−1」が立てられた「3」のタブファイル中のタブ紙の画像データ「B−1」が出力され、次にフラグ「1−2」が立てられた定型紙の画像データ「3−1」が出力され、次以降にフラグ「1−3」、「1−4」、・・・に対応した画像データが出力される。
図9(h)に示した「C」のタブファイルの画像データについても同様にフラグ「2−1」、「2−2」、・・・の順に対応する画像データが出力され、次に、図9(i)に示した「A」のタブファイルの画像データについても同様にフラグ「3−1」、「3−2」、・・・の順に対応する画像データが出力される。
尚、本実施形態では、フラグとして1、2、3、4等の数字を用い、その数字を昇順に画像データに対して割り当てを行ったが、他の記号を個別にタブファイル毎に用いること、及び、数字を降順に割り当てても同様にタブファイルの順番を変更することができる。
【0015】
【発明の効果】
上記のように請求項1の本発明では、一組のタブ紙束における各々のタブ紙の形状を認識して記憶することができることから、煩雑な入力を行う必要がなく、また、原稿と用意したタブの形状が異なっていても自動的に補正してプリントすることが出来ることから、任意のタブ形状のタブ紙を使用することができる。
請求項2にの本発明では、タブ紙を含む原稿を読み込んで、原稿に合わせてタブ紙か定型紙を搬送するので、タブ紙を指定する煩雑な入力を行う必要がなくなる。
請求項3の本発明は、タブファイルの出力順番をタブ紙で区切られた単位で順序を入れ替えて指定することができるので、タブファイルの順番を任意の順番に入れ替えた複写ファイルを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一笑施形態の該略の全体構成を示す図である。
【図2】使用するタブ紙のタブ形状を読み込む処理を示すフローチャートである。
【図3】タブ紙を混載した原稿を読み込む処理を示すフローチャートである。
【図4】図3に記載したタブ部の画像データのデータ加工を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図3の画像出力のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】タブ紙を混載した原稿を読み込み、ファイル毎の順番を入れ替えて出力する処理を示すフローチャートである。
【図7】(a)、(b)は原稿のタブ位置と複写物のタブ位置の関係を示す図である。
【図8】(a)、(b)は原稿のタブファイルの順番が複写物では変更される様子を示す図である。
【図9】(a)〜(i)は図6のステップに対応させてタブファイルの順番の変更方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・原稿読み取り部、2・・・光源、3・・・ミラー、4・・・結像レンズ、5・・・イメージセンサー、6・・・自動原稿給紙装置、7・・・画像書き込み部、8・・・光源、9・・・回転多面鏡、10・・・ポリゴンモータ、11・・・走査光学系、12・・・画像形成部、13・・・感光体ドラム、14・・・帯電チャージヤ、15・・・現像装置、16・・・転写分離ベルト、17・・・クリーニング装置、18・・・定着装置、19・・・給紙部、20・・・両面ユニット、21・・・画像読み取り装置、22・・・画像形成装置
Claims (3)
- 原稿台上に載置された原稿束を順に原稿読み取り位置に給送して排出する自動原稿給紙装置と、原稿読み取り位置に給送された原稿から画像情報を読み取って記憶部に格納する原稿読み取り部と、該原稿読み取り部により読み取られた画像情報を記録用紙上に画像形成する画像形成手段と、定型サイズの記録用紙としての定型紙を収納する第1の給紙トレイと、定型サイズ部から見出しタブ部が突出している記録用紙としてのタブ紙を収納する第2の給紙トレイと、前記第1及び第2の給紙トレイに収納された定型紙及びタブ紙を各々前記画像形成手段に給紙する給紙手段とを備える画像形成装置において、
前記タブ紙に画像形成を行う以前に、見出しタブ部の位置が異なる全種類のタブ紙を一組にまとめたタブ紙束を前記原稿読み取り部を用いて読み取ることにより、前記各タブ紙における見出しタブ部の形状、見出しタブ部の位置、及び、前記一組のタブ紙束中のタブ紙の枚数についての各情報を前記記憶部に格納すると共に、前記タブ紙に画像形成を行う際に、前記記憶部に格納した各情報に基づいて前記タブ紙の見出しタブ部上の画像形成位置及びサイズを決定する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記見出しタブ部に既に記載がなされたタブ紙を含む原稿束を読み取る際に、前記制御手段は、
読み取った原稿が定型サイズの原稿である場合に、第1の給紙トレイ又は他の給紙トレイに収納された第1の給紙トレイと同サイズの定型紙を選択して読み取った原稿の画像情報による画像形成を行い、
読み取った原稿がタブ紙の原稿である場合に、第2の給紙トレイに収納されたタブ紙を選択すると共に、前記選択されたタブ紙の見出しタブ部形状に合わせて前記原稿の見出しタブ部に記載された画像情報の画像形成を行う位置及びサイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、原稿束に含まれるタブ紙から次のタブ紙まで又はタブ紙から原稿束中の最終紙までの範囲のタブ紙及び該タブ紙に続く一続きの定型紙からなる原稿を1つのファイルと見なし、前記画像形成手段により前記記憶部に格納された画像情報を出力する際に、前記原稿束から読み取られた前記ファイルの順序を操作者が希望する任意の順序に入れ替えて出力させることができることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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