JP5407702B2 - 指示装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

指示装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指示装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
用紙にその用紙の色と同系色の色の画像を形成したとしても画像を見づらいため、画像の色合いを、その画像が形成される用紙の色に依存して決めなければならない場合がある。例えば、特許文献1には、給紙カセットに光沢紙が入っているか否かを判断して、その判断結果に応じて給紙カセットから給紙される記録紙に画像を形成させる技術が開示されている。
特開2004−37525号公報
本発明の目的は、それぞれ異なる色の記録媒体を含む一組の記録媒体群に対し、各記録媒体に応じた色の画像を形成することにある。
上述した課題を解決するため、本願の請求項1に係る指示装置は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段とを具備し、前記特定手段は、前記一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段から当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次受け取って、当該第1の色情報により示される第1の記録媒体の色が、当該第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報により示される第2の記録媒体の色と同一または類似である場合には、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体までの各色を示す第1の色情報を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体の各色に順に割り当てることにより、前記第1の色配列を特定することを特徴とする。
本願の請求項2に係る指示装置は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段とを具備し、前記指示手段は、前記画像形成手段に供給される記録媒体の色を読み取る第2の読取手段から、当該記録媒体の色を表す第3の色情報を受け取り、受け取った当該第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において先頭に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示し、前記受け取った第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において末尾に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順を逆にした順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示することを特徴とする。
また、本願の請求項に係る画像形成装置は、請求項1または2に記載の指示装置と、一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体を順次読み取って、当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次、前記指示装置へ出力する第1の読取手段と、前記指示装置の指示に応じて、前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを具備することを特徴とする。
また、本願の請求項に係るプログラムは、コンピュータを、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段として機能させるとともに、前記特定手段が、前記一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段から当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次受け取って、当該第1の色情報により示される第1の記録媒体の色が、当該第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報により示される第2の記録媒体の色と同一または類似である場合には、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体までの各色を示す第1の色情報を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体の各色に順に割り当てることにより、前記第1の色配列を特定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、本願の請求項5に係るプログラムは、コンピュータを、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段として機能させるとともに、前記指示手段が、前記画像形成手段に供給される記録媒体の色を読み取る第2の読取手段から、当該記録媒体の色を表す第3の色情報を受け取り、受け取った当該第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において先頭に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示し、前記受け取った第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において末尾に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順を逆にした順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1に係る指示装置によれば、一組の記録媒体群に含まれる全ての記録媒体の色を読み取る場合に比べて、短時間で各記録媒体に応じた色の画像を形成させる設定を行うことができる。
請求項に係る指示装置によれば、それぞれ異なる色の記録媒体を含む一組の記録媒体群に対し、その記録媒体群を逆順で供給させたとしても、各記録媒体に応じた色の画像を、画像形成装置により形成させることができる。
請求項に係る画像形成装置によれば、それぞれ異なる色の記録媒体を含む一組の記録媒体群に対し、各記録媒体に応じた色の画像を形成することができる。
請求項に係るプログラムによれば、一組の記録媒体群に含まれる全ての記録媒体の色を読み取る場合に比べて、短時間で各記録媒体に応じた色の画像を形成させる設定を行うことができる。
請求項5に係るプログラムによれば、それぞれ異なる色の記録媒体を含む一組の記録媒体群に対し、その記録媒体群を逆順で供給させたとしても、各記録媒体に応じた色の画像を、画像形成装置により形成させることができる。
画像形成システムの全体構成を示す図である。 画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 画像形成装置で用いられるタブ紙を説明するための図である。 記憶部に記憶された色対応表の一例を示す図である。 RAMに記憶される色設定表の一例を示す図である。 画像形成装置におけるCPUがRAMに色設定表を作成する動作の流れを表すフロー図である。 供給されるタブ紙のタブに対して、画像を形成する動作の流れを表すフロー図である。 変形例における色設定表の作成動作を説明するフロー図である。 変形例において、供給されるタブ紙のタブに対して、画像を形成する動作の流れを表すフロー図である。
1.定義
以下に用語の定義を説明する。
タブ紙とは、予め定められた大きさ・形状(以下、単に定型ともいう)の矩形部分である台紙と、この台紙の一辺から突出した部位であるタブとを有しており、文書の一部を他の部分と仕切る仕切り材である。台紙の大きさや形状は、文書を構成する記録媒体と同じであるか、やや大きいことが好ましい。このタブは台紙に一体となって形成されている。このタブ紙と、文書を構成する記録媒体とを重ねたときには、タブが台紙の端からはみ出るので、タブ紙が仕切り材として機能し得ることになる。また、このタブ紙には画像が形成されるので、このタブ紙自体も記録媒体である。なお、タブ紙の材質は紙に限られず、樹脂その他の様々な材質を用いてもよいし、これらを組み合わせてもよい。要するに、タブ紙の材質は、表面に画像を形成することができる材質であればよい。
長辺方向とは、定型の記録媒体の記録面を構成する矩形の長い辺が伸びる方向である。
短辺方向とは、定型の記録媒体の記録面を構成する矩形の短い辺が伸びる方向である。
CIE1976(L*a*b*)表色系とは、CIE(Commission Internationale de l'Eclairage;国際照明委員会)により定められた表色系である。
2つの色が同一であるとは、その2つの色をそれぞれ色座標で表現した場合に、各色座標が一致することをいう。
2つの色が類似であるとは、その2つの色をそれぞれ色座標で表現した場合に、各色座標の距離が予め定めた閾値内にあること、または、色を表す色空間を予め複数に区切り、区切られた複数の色空間に、上述の2つの色をそれぞれ割り当てた場合に、その2つの色が区切られた同じ色空間に属していることのいずれかであって、かつ、その2つの色が同一でない場合をいう。
2.構成
以下、本発明の実施形態である画像形成システム9の構成を説明する。
2−1.全体構成
図1は、画像形成システム9の全体構成を示す図である。画像形成装置1は、ローカルネットワーク3やインターネット等の通信ネットワーク4を介して、外部処理装置2a,2b,2c(以下、特に区別の必要がない場合は、これらを総称して「外部処理装置2」と記す)と、情報の遣り取りをする。なお、ローカルネットワーク3や通信ネットワーク4は、ネットワークである場合に限らず、単なる通信手段であってもよい。
2−2.画像形成装置の構成
図2は、画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。CPU11は、ROM12に記憶されているブートローダや記憶部14に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより画像形成装置1の各部を制御する。ROM12は半導体素子等で構成された読み出し専用の不揮発性記憶装置である。このROM12には、記憶部14に記憶されている基本OS(Operating System)をRAM(Random Access Memory)13にロードするためのブートローダやBIOS(Basic Input/Output System)などが記憶されている。RAM13はCPU11がプログラムを実行する際のワークエリアとして利用される。このRAM13には、画像形成に用いる色を設定する色設定表131が記憶される。色設定表131の詳細は、後述する。記憶部14はハードディスクドライブやEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの大容量の不揮発性記憶装置であり、CPU11に読み込まれるプログラムや、そのプログラムにより用いられるデータを記憶する。この記憶部14には、各種記録媒体に画像を形成する際に用いる色が、その記録媒体の色に対応付けて記述されている色対応表141が記憶されている。色対応表141の詳細は、後述する。
操作部15は、例えば、液晶表示面を有するタッチパネル等と、数字・記号などに割り当てられた複数のキーで構成されるテンキー等を備えている。操作部15の液晶表示面は、CPU11からの指示に応じて画像を表示するとともに、その液晶表示面に重ねて設けられた透明感圧センサにより、ユーザの指等が液晶表示面に触れた位置を示す情報を取得する。この取得した位置を示す情報に基づいて、CPU11は、ユーザの操作を解釈し、操作に応じた処理を実行する。画像形成部16は、用紙等の記録媒体を供給する供給手段と、中間転写ベルト、および、複数の像保持体を直列に配置した、いわゆるタンデムエンジンを備えた電子写真方式の画像形成手段であり、CPU11の制御の下、供給手段により供給された記録媒体上に、RAM13に一時的に記憶された画像データに応じた画像を形成する。画像取得部17は、供給された記録媒体の少なくとも一部の外縁が表された画像データを取得する装置であり、例えば、タブ紙のタブの外縁を表す画像を光学的に読み取って、その画像に応じた画像データを生成するスキャナなどである。通信部18は、例えば各種のモデムや無線通信回路、シリアルインタフェースや、無線インターフェースなどであり、外部機器との間でデータの遣り取りを行う。
2−3.タブ紙の構成
図3は、画像形成装置1で用いられるタブ紙を説明するための図である。同図には、それぞれ異なる位置にタブが設けられた8枚のタブ紙が重ねられた様子が描かれている。この8枚のタブ紙は、それぞれ異なる色を有しており、一組のタブ紙セットを構成している。同図に示すタブT1,T2,・・・,T8(以下、特に区別の必要がない場合は、これらを総称して「タブT」と記す)は、各タブ紙のタブが占める領域である。タブTは、台紙の長い方の一辺である図中右側の辺から突出しており、タブT1,T2,・・・,T8の順に、その突出する位置は、図中における上側から下側に向けて台紙の長辺方向に並んでいる。これらのタブ紙は、対向する搬送ロールに挟持されて搬送されるが、挟持される側にタブが設けられていると、安定してタブ紙を挟持することができないほか、タブを損傷する可能性がある。したがって、確実な搬送のために、タブ紙の搬送方向は同図に示す矢印D3方向に限られている。すなわち、タブ紙は、その台紙の短辺方向に沿った方向であって、その台紙が有する2つの長い辺のうちタブTが突出した辺を後方とする方向に搬送される。
2−4.色対応表の構成
図4は、記憶部14に記憶された色対応表141の一例を示す図である。色対応表141には、各種記録媒体に画像を形成する際に用いる色が、その記録媒体の色に対応付けて記述されている。
画像を形成するに当たって現像剤を定着させない部分には、記録媒体そのものの地色が発色することとなるが、この地色を背景色と呼ぶ。色対応表141のうち、「L*」、「a*」、および「b*」は、CIE1976(L*a*b*)表色系を用いた色座標値(L*,a*,b*)の各成分の範囲を表している。「L*」が取りうる値が、L0以上でL3未満の範囲(以下、L0〜L3と表記する)で表されるとすると、ここでは、「L*」は「L0〜L1」、「L1〜L2」、および「L2〜L3」の3つの範囲に区分けされている。同様に「a*」および「b*」もそれぞれ3つの範囲に区分けされており、それぞれの区分けの組み合わせに対応付けて、背景色群が定められている。
例えば、この色対応表141によると、ある背景色の「L*」の値が「L0〜L1」の範囲にあり、「a*」の値が「a1〜a2」の範囲にあり、かつ、「b*」の値が「b2〜b3」の範囲にあるとするならば、色座標値(L*,a*,b*)で示されるこの背景色は、背景色群G6に属する。なお、背景色群は、色を表す色空間を予め複数に区切った複数の色空間に相当するので、同じ背景色群に属する2つの色は、同一または類似である。
前景色のフィールドには、背景色群に属する背景色を有する記録媒体に画像を形成するときの前景色として指定する色を示す識別子が書き込まれている。例えば、上述の背景色群G6には、前景色C6が対応付けられており、背景色群G6に属する背景色を有した記録媒体には、このC6で示される色で画像が形成される。
2−5.色設定表の構成
図5は、RAM13に記憶される色設定表131の一例を示す図である。色設定表131には、記録媒体が供給される順序に対応付けて、その記録媒体に画像を形成する際に用いる色が記述されている。「順序」フィールドには、記録媒体が供給される順序が記述される。「測定値(L*)」フィールド、「測定値(a*)」フィールド、および「測定値(b*)」フィールドは、記録媒体の色の測定値をCIE1976(L*a*b*)表色系による色座標値で表したときの各成分の値が記述される。「該当背景色群」フィールドには、「測定値(L*)」、「測定値(a*)」、および「測定値(b*)」の各フィールドにより現される背景色が属する背景色群の識別子が記述される。「設定前景色」フィールドには、色対応表141において背景色群に対応付けられた前景色が記述される。
3.動作
次に、画像形成システム9の動作のうち、特に画像形成装置1の動作を中心に説明する。画像形成装置1の動作には、色設定表131を作成する動作と、作成した色設定表131に基づいてタブ紙に画像を形成する動作の2つの動作が含まれている。以下、これら2つの動作について、それぞれ説明する。
(1)色設定表の作成動作
図6は、画像形成装置1におけるCPU11がRAM13に色設定表131を作成する動作の流れを表すフロー図である。ユーザは、図示しない原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)に、8枚のタブ紙で構成される一組のタブ紙セットを置き、操作部15を操作してこのタブ紙セットに対する色設定表131の作成を指示すると、CPU11は、記憶部14から色対応表141を読み込み、RAM13に記憶し(ステップS101)、RAM13上に記憶されたカウンタを初期化する(ステップS102)。具体的には、カウンタには「0」が設定される。
次に、CPU11の制御の下、上述の原稿自動送り装置は一組のタブ紙セットから1枚ずつタブ紙を取り出して、これを画像取得部17に搬送し、画像取得部17は搬送されたタブ紙のスキャンを行い、タブを含むタブ紙を読み取った画像を表す画像データを取得し、RAM13に記憶する(ステップS103)。したがって、画像取得部17は、一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段の一例である。次に、CPU11は、カウンタに1を加算するインクリメントを行う(ステップS104)。これにより「0」に初期化されていたカウンタには「1」が設定される。すなわち、このカウンタに設定された数はスキャンの回数を示している。そして、CPU11はカウンタが示すスキャンの回数を、RAM13上の色設定表131の「順序」フィールドに書き込む(ステップS105)。
続いて、CPU11は、ステップS103で取得した画像データに基づいてタブ紙の色を解析して背景色を特定し、色対応表141を参照して特定した色座標値に対応する該当背景色群を特定して色設定表131に書き込み(ステップS106)、このタブ紙で使う前景色を特定して色設定表131に書き込む(ステップS107)。そして、CPU11は、原稿自動送り装置に設けた図示しない光学センサによる信号に基づいて、タブ紙が原稿自動送り装置に残っているか否かを判断する(ステップS108)。タブ紙が原稿自動送り装置に残っていると判断した場合には(ステップS108;YES)、CPU11は、処理をステップS103に戻す。上述したとおり、ユーザは初めに原稿自動送り装置に複数のタブ紙から構成される一組のタブ紙セットを置いて、操作を開始しているため、カウンタに「1」が設定された状態において、タブ紙は原稿自動送り装置に残っている。したがって、CPU11は、処理をステップS103に戻し、ステップS104によりカウンタは「2」に設定される。一方、タブ紙が原稿自動送り装置に残っていないと判断した場合には(ステップS108;NO)、CPU11は、処理を終了し、色設定表131は確定する。
例えば、図5に示す色設定表131を作成する場合には、CPU11は、ステップS106において、1枚目のタブ紙の色を、測定値(L*)=L11、測定値(a*)=a11、測定値(b*)=b11、として特定する。すなわち、この色座標値(L*,a*,b*)は(L11,a11,b11)である。CPU11は、図4に示す色対応表141を参照して、この色座標値に対応する背景色群を特定する。ここでL11は、L0〜L1の範囲にあり、a11は、a2〜a3の範囲にあり、b11は、b1〜b2の範囲にあるため、CPU11は、この色座標値に対応する背景色群はG8であると特定し、該当背景色群として色設定表131に識別子「G8」を書き込む。そして、CPU11は、この背景色群G8に対応する前景色C8を、このタブ紙の設定前景色として色設定表131に書き込む。CPU11は、この処理を原稿自動送り装置にタブ紙がなくなるまで、続けることで、図5に示す色設定表131を作成する。
原稿自動送り装置には、一組のタブ紙セットが置かれていて、これに含まれる8枚のタブ紙がなくなるまで読み取りが行われるのであるから、上述の色座標値(L11,a11,b11)や、これに対応する背景色群G8は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報の一例である。そして、この第1の色情報である背景色群が、上述のカウンタが示すスキャンの回数が書き込まれた色設定表131の「順序」フィールドに対応する「背景色群」フィールドに書き込まれているので、色設定表131は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列の一例である。すなわち、色設定表131を作成するCPU11は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段の一例である。別の表現をすれば、このCPU11は、複数の記録媒体の色を示す第1の色情報を、前記複数の記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段の一例である。また、第1の読取手段の一例である画像取得部17から取得した画像データに基づいてタブ紙の色を解析して背景色を特定し、色対応表141を参照して特定した色座標値に対応する該当背景色群を特定しているので、CPU11は、一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段から当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次受け取って、第1の色配列を特定する特定手段の一例である。
また、CPU11は、色対応表141を参照して、背景色群に応じてタブ紙で使う前景色を特定して色設定表131に書き込んでいる。色対応表141には、前景色群に応じて決められた色である前景色が定められており、「前景色」フィールドには、前景色を表す情報が記述されている。すなわち、CPU11は、特定された第1の色配列において配列されている第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段の一例である。別の表現をすれば、このCPU11は、第1の色情報が表す色に応じた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段の一例である。
(2)画像形成の動作
図7は、供給されるタブ紙のタブに対して、画像を形成する動作の流れを表すフロー図である。まず、ユーザは、原稿自動送り装置に複数組のタブ紙セットを置き、操作部15を操作してこのタブ紙セットから1枚ずつ取り出されるタブ紙のタブに対して、ユーザの指定する画像を形成する旨の指示をすると、CPU11は、この指示を解釈して記憶部14からユーザの指定する画像を表す画像データを読み込み(ステップS201)、RAM13上に記憶された色設定表131において「順序」の最大値(以下、最大値Nという)を特定するとともに、RAM13上に記憶されたカウンタを初期化する(ステップS202)。具体的には、カウンタには「0」が設定される。
次に、CPU11は、原稿自動送り装置を制御して複数組のタブ紙セットから1枚ずつタブ紙を取り出し、画像形成部16に供給させる(ステップS203)。そして、CPU11は、カウンタに1を加算するインクリメントを行う(ステップS204)。これにより「0」に初期化されていたカウンタには「1」が設定される。すなわち、このカウンタに設定された数は画像形成部16にタブ紙を供給した回数(以下、供給回数という)を示している。次に、CPU11は、RAM13に記憶された色設定表131を参照し、カウンタに設定された値が示す供給回数に対応する前景色を特定し(ステップS205)、画像形成部16により、上記のタブ紙のタブに上記の前景色を用いて画像を形成させる(ステップS206)。なお、カウンタが示す供給回数と、色設定表131に記述された前景色とは、以下のように対応付けられる。すなわち、供給回数Mを上記の最大値Nで割った剰余Rが示す数値が、色設定表131の「順序」と等しい場合に、カウンタが示す供給回数Mと、「順序」が「R」の前景色とが対応付けられる。
そして、CPU11は、原稿自動送り装置に設けた上記の光学センサによる信号に基づいて、タブ紙が原稿自動送り装置に残っているか否かを判断する(ステップS207)。タブ紙が原稿自動送り装置に残っていると判断した場合には(ステップS207;YES)、CPU11は、処理をステップS203に戻す。上述したとおり、ユーザは初めに原稿自動送り装置に複数組のタブ紙セットを置いて、操作を開始しているため、カウンタに「1」が設定された状態において、タブ紙は原稿自動送り装置に残っている。したがって、CPU11は、処理をステップS203に戻し、ステップS204によりカウンタは「2」に設定される。一方、タブ紙が原稿自動送り装置に残っていないと判断した場合には(ステップS207;NO)、CPU11は、タブ紙のタブに対する画像形成処理を終了する。
このように、CPU11は、ステップS205において供給されたタブ紙に対して用いる前景色を、色設定表131により特定し、ステップS206において、画像を形成する際に特定した前景色を用いる。したがって、例えば、図5に示す色設定表131を用いる場合には、画像形成部16は、タブT1〜T8に対して、前景色をC8→C4→C2→C9→C6→C3→C7→C5の順で切り替えて画像を形成する。つまり、CPU11は、取得された第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段の一例である。
そして、原稿自動送り装置に複数組のタブ紙セットがおかれている場合において、二組目、三組目のタブ紙セットを構成するタブ紙のそれぞれに画像を形成する際にも、CPU11は、色設定表131に記述された前景色の配列順で、その前景色の画像を各タブ紙に形成することを複数回繰り返すよう画像形成手段に指示する。すなわち、CPU11は、複数組の記録媒体群に対し、取得された第2の色配列における第2の色情報の配列順で、当該第2の色情報が表す色の画像を各記録媒体に形成することを複数回繰り返すよう画像形成手段に指示する指示手段の一例である。
従来技術においては、上述の原稿自動送り装置のような給紙装置や、記録媒体を収納する給紙カセットごとに、形成する画像の色や、その色を調整する情報が1つだけ割り当てられていた。しかし、上述したようなタブ紙の場合、一組のタブ紙を構成するタブ紙セットには、多彩な色のタブ紙が含まれているため、従来技術にこれらのタブ紙を供給しても、それぞれのタブ紙に適切な色の画像や、それぞれのタブ紙において背景色との関係で共通する効果が生じる色の画像を形成されることはなかった。したがって、一組で販売されていて、予め決められた順序で配列されているタブ紙セットを、種類ごとに分け、別々の給紙カセットに収納させるといった手間が生じていた。上述の画像形成システム9により、タブ紙セットの配列を変えることなく、そのまま、給紙させても、各タブ紙に応じた色の画像が形成される。
4.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態において、一組のタブ紙セットを構成するタブ紙の全てがスキャンされるまで、色設定表131を作成する動作は終了しなかったが、一組のタブ紙セットの一部をスキャンして、色設定表131を作成してもよい。特に、一組のタブ紙セットの一部をスキャンした結果により、スキャンしていない残りのタブ紙についても前景色が推定可能と判断されるときには、その判断時点でタブ紙のスキャンを打ち切ってもよい。
図8は、この変形例における色設定表131の作成動作を説明するフロー図である。実施形態で説明した処理と同じ処理を行うステップについては、図6と同じ符号を付し、説明を省略する。CPU11は、ステップS101からステップS106までの処理を終えた後、ステップS106で特定した該当背景色群が以前に特定されているか否かを、色設定表131にこの該当背景色群の識別子が書き込まれているか否かに基づいて判断する(ステップS300)。特定した該当背景色群が以前に特定されていないと判断した場合には(ステップS300;NO)、CPU11は、図6と同様にステップS107→ステップS108という処理を行う。一方、特定した該当背景色群が以前に特定されていると判断した場合には(ステップS300;YES)、CPU11は、色設定表131の作成処理を終了する。
例えば、この変形例において、図5に示す色設定表131を作成する場合に、CPU11は、5枚目のタブ紙の色を表す色座標値(L*,a*,b*)を(L15,a15,b15)として特定する。そして、CPU11は、図4に示す色対応表141を参照して、この色座標値に対応する背景色群を特定する。このとき、L15が、L0〜L1の範囲にあり、a15が、a2〜a3の範囲にあり、b15が、b1〜b2の範囲にあるとするならば、CPU11は、この色座標値に対応する背景色群を、同図に示すようにG6であると特定する替わりに、G8であると特定する。この変形例においては、既に色設定表131の該当背景色群には「G8」が書き込まれているので、上述したステップS300の処理により、CPU11は、色設定表131の作成処理を終了する。このとき、「順序」が「5」の設定前景色は未設定であるため、CPU11は画像形成の際に、「順序」が「1」から「4」までの設定前景色のみを用いて供給されるタブ紙に画像を形成する。すなわち、タブT1〜T4に対しては前景色をC8→C4→C2→C9の順で切り替えて画像を形成し、さらに、これに続くタブT5〜T8に対しても前景色をC8→C4→C2→C9の順で切り替えて画像を形成する。
この場合、第1の読取手段から受け取る第1の色情報である色座標値(L15,a15,b15)により示される色が、第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報である色座標値(L11,a11,b11)により示される第2の記録媒体の色と同一または類似であるので、CPU11は、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体まで、すなわち、タブT1〜T4の各色を示す第1の色情報、すなわち、背景色群であるG8→G4→G2→G9を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体、すなわち、タブT5〜T8の各色に順に割り当てることにより、前記第1の色配列を特定してもよい。つまり、CPU11は、第1の読取手段から受け取る第1の色情報により示される第1の記録媒体の色が、当該第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報により示される第2の記録媒体の色と同一または類似である場合には、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体までの各色を示す第1の色情報を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体の各色に順に割り当てることにより、第1の色配列を特定する特定手段の一例である。
(2)色設定表131を作成する際に、ユーザがタブ紙セットを原稿自動送り装置に置いた向きを昇順とすると、画像を形成する際に、ユーザが誤って、タブ紙セットを原稿自動送り装置に昇順とは逆の向きである降順に置いてしまうことがある。上述の実施形態において、このような誤った操作の可能性は言及しなかったが、このような誤った操作に対応する機構を設けてもよい。
図9は、この変形例において、供給されるタブ紙のタブに対して、画像を形成する動作の流れを表すフロー図である。実施形態で説明した処理と同じ処理を行うステップについては、図7と同じ符号を付し、説明を省略する。CPU11は、ステップS201とステップS203との間にステップS202を実施することに替えて、ステップS301〜S303を実施する。すなわち、CPU11は、ステップS201において、形成する画像を表す画像データを読み込んだ後、原稿自動送り装置により、タブ紙セットから1枚ずつタブ紙を取り出して、これを画像取得部17に搬送させる。そして、CPU11は、画像取得部17により、このタブ紙をスキャンさせ、タブを含むタブ紙を読み取った画像を表す画像データを取得し、RAM13に記憶する(ステップS301)。
次に、CPU11は、RAM13に記憶した画像データに基づいてタブ紙の色を解析し、この色が属する該等背景色群が、色設定表131において「順序」が「1」の該当背景色群と等しい場合、すなわち、「順序」が「1」の記録媒体の色が、解析した上述の色と同一または類似である場合には、原稿自動送り装置に置かれたタブ紙セットの向きを「昇順」と特定する。すなわち、この場合には、色設定表131を作成する際のタブ紙セットの置かれた向きと、画像を形成する際のタブ紙セットの置かれた向きとは同じである。
一方、タブ紙の色が属する該等背景色群が、色設定表131において「順序」が「1」の該当背景色群と等しくない場合には、CPU11は、色設定表131において「順序」の最大値Nを特定し、これに対応する該等背景色群と等しい場合には、原稿自動送り装置に置かれたタブ紙セットの向きを「降順」と特定する。すなわち、この場合には、色設定表131を作成する際のタブ紙セットの置かれた向きと、画像を形成する際のタブ紙セットの置かれた向きとは逆である。このようにして、CPU11は、画像を形成する際のタブ紙セットの置かれた向きについて、昇順/降順の別を特定する(ステップS302)。
なお、上記の向きを「昇順」とも「降順」とも特定しない場合には、画像形成装置1は、画像形成を中止し、図示しない表示部により警告を表示させてユーザにタブ紙セットを置く向きについて注意を促してもよい。
そして、CPU11は、ステップS302において特定された昇順/降順の別に応じてカウンタの値を初期化する(ステップS303)。上記の向きを昇順と特定した場合には、図7における初期化と同じようにカウンタの値は「0」に設定される。一方、上記の向きを降順と特定した場合には、カウンタの値は、上述した「順序」の最大値Nに1を加えた数値、すなわち(N+1)に設定される。次に、CPU11は、図示しない搬送装置を制御することにより、画像取得部17にあるタブ紙を搬送して画像形成部16に供給する(ステップS203)。そして、CPU11は、上記の向きを昇順と特定したか否かを判断し(ステップS304)、この向きを昇順と特定したと判断した場合、すなわちタブ紙が昇順に並んでいると判断した場合には(ステップS304;YES)、カウンタに1を加算するインクリメントを行う(ステップS204)。これにより「0」に初期化されていたカウンタには「1」が設定される。
一方、上記の向きを降順と特定したと判断した場合、すなわちタブ紙が降順に並んでいると判断した場合には(ステップS304;NO)、カウンタから1を減算するデクリメントを行う(ステップS305)。これにより「N+1」に初期化されていたカウンタには「N」が設定される。その後、CPU11は、ステップS205〜S207の処理を行う。これにより、画像形成装置1は、画像を形成する際に、ユーザがタブ紙セットを置いた向きに応じて、色設定表131に記述された前景色を割り当てる順序を決定するので、ユーザはタブ紙セットを置く向きを覚えておかなくてもよくなる。
この変形例において、CPU11は、画像形成手段に供給される記録媒体の色を読み取る第2の読取手段から、当該記録媒体の色を表す第3の色情報を受け取り、受け取った当該第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された第1の色配列において先頭に配列されている場合には、取得された第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを画像形成手段に指示し、受け取った第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された第1の色配列において末尾に配列されている場合には、取得された第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順を逆にした順序の記録媒体に形成することを画像形成手段に指示する指示手段の一例である。
なお、上述した変形例では、原稿自動送り装置に置かれたタブ紙セットの向きを「昇順」と「降順」のいずれであるかを特定するために、原稿自動送り装置から取り出したタブ紙を画像取得部17に1回だけスキャンさせていたが、このスキャンの回数は1回に限られない。例えば、2回スキャンさせた結果に基づいて、タブ紙セットの向きを特定してもよい。この場合、1回目のスキャンをすることで、タブ紙セットのうち、最初に給紙されるタブ紙の種類を特定し、2回目のスキャンをすることで、1回目のスキャン結果との組み合わせに基づいて、タブ紙セットの向きが「昇順」と「降順」のいずれであるかを特定するようにしてもよい。例えば、図5に示す色設定表131を用いる場合には、昇順の前景色はC8→C4→C2→C9→C6→C3→C7→C5という順に定められている。ここで、1回目のスキャンにより、スキャンしたタブ紙の該当背景色群が「G9」だった場合、最初のタブ紙に形成する画像の前景色は「C9」に設定される。そして、2回目のスキャンにより、スキャンしたタブ紙の該当背景色群が「G6」だった場合には、CPU11は、タブ紙セットの向きを「昇順」であると特定する。前景色の昇順には「C9→C6」という並びが含まれるからである。一方、2回目のスキャンにより、スキャンしたタブ紙の該当背景色群が「G2」だった場合には、CPU11は、タブ紙セットの向きを「降順」であると特定する。前景色の昇順には「C2→C9」という並びが含まれるからである。言い換えると、「C9→C2」という並びは、上記の色設定表131において降順として定められているからである。
(3)上述の実施形態において、記録媒体に画像を形成するときの前景色は、色対応表141において、その記録媒体の色が属する背景色群に予め対応付けられていたが、測定した記録媒体の色から前景色を特定するためには、色対応表141はなくてもよい。例えば、測定した記録媒体の色から直接、前景色を表す数値を算出してもよい。具体的には、測定した記録媒体の色の補色を算出し、この補色を前景色として画像形成の際に用いてもよい。また、測定した記録媒体の色の補色以外にも、例えば、CIE1976(L*a*b*)表色系において、その色との間に予め定めた色差を有する色を、前景色として画像形成の際に用いてもよい。
(4)上述の実施形態において、色設定表131を作成する機能と、作成した色設定表131により記録媒体に画像を形成する際の前景色を特定する機能は、画像形成装置1のCPU11によって実現されていたが、画像形成システム9の他の構成によって実現されていてもよい。例えば、ローカルネットワーク3を介して情報の遣り取りをする外部処理装置2aのCPU等によって実現されてもよい。具体的には、外部処理装置2aのCPUは、通信ネットワーク4を介してスキャナ等の画像取得部を有する装置から画像を表す画像データを取得して、この画像データに基づいて記録媒体の該等背景色群を特定する。そして、外部処理装置2aのCPUは、外部処理装置2cから画像を形成する旨の指示等、いわゆる印刷ジョブと呼ばれるような種々の指示を受け取って、この指示に応じて画像形成装置1に画像を形成させればよい。このとき、外部処理装置2cはサーバー装置である画像形成装置1に対して、画像を形成する際の画像形成条件を設定する指示を送るクライアント装置、すなわち指示装置として機能する。
(5)画像形成装置1のCPU11によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。なお、このような制御を行う制御手段としてはCPU以外にも種々の装置を適用することができ、例えば、専用のプロセッサなどを用いてもよい。
(6)上述の実施形態において、CPU11は、画像取得部17から取得した画像データに基づいてタブ紙の色を解析して背景色を特定し、色対応表141を参照して特定した色座標値に対応する該当背景色群を特定することにより、色設定表131を作成していたが、取得した画像データに基づいてタブ紙の色を解析せずに、色設定表131を作成してもよい。例えば、予めタブ紙セットの製品番号に応じて色設定表131が作成されており、これをインターネットなどの回線を介して取得することで、色設定表131をRAM13上に作成してもよい。要するに、CPU11は、一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定すればよい。
1…画像形成装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、131…色設定表、14…記憶部、141…色対応表、15…操作部、16…画像形成部、17…画像取得部、18…通信部、2a,2b,2c…外部処理装置、3…ローカルネットワーク、4…通信ネットワーク、9…画像形成システム。

Claims (5)

  1. 一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、
    特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、
    取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段と
    を具備し、
    前記特定手段は、前記一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段から当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次受け取って、当該第1の色情報により示される第1の記録媒体の色が、当該第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報により示される第2の記録媒体の色と同一または類似である場合には、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体までの各色を示す第1の色情報を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体の各色に順に割り当てることにより、前記第1の色配列を特定することを特徴とする指示装置。
  2. 一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、
    特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、
    取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段と
    を具備し、
    前記指示手段は、
    前記画像形成手段に供給される記録媒体の色を読み取る第2の読取手段から、当該記録媒体の色を表す第3の色情報を受け取り、
    受け取った当該第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において先頭に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示し、
    前記受け取った第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において末尾に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順を逆にした順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示することを特徴とする指示装置。
  3. 求項1または2に記載の指示装置と、
    一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体を順次読み取って、当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次、前記指示装置へ出力する第1の読取手段と、
    前記指示装置の指示に応じて、前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. ンピュータを、
    一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、
    特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、
    取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段と
    して機能させるとともに、
    前記特定手段が、前記一組の記録媒体群を構成する複数の記録媒体の色を順次読み取る第1の読取手段から当該記録媒体の色を示す第1の色情報を順次受け取って、当該第1の色情報により示される第1の記録媒体の色が、当該第1の読取手段から既に受け取っている第1の色情報により示される第2の記録媒体の色と同一または類似である場合には、当該第2の記録媒体から当該第1の記録媒体の直前に読み取られた記録媒体までの各色を示す第1の色情報を、当該第1の記録媒体以降の記録媒体の各色に順に割り当てることにより、前記第1の色配列を特定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. ンピュータを、
    一組の記録媒体群を構成する各々の記録媒体の色を示す第1の色情報を、当該記録媒体群における各記録媒体の順序に応じて配列した第1の色配列を特定する特定手段と、
    特定された前記第1の色配列において配列されている前記第1の色情報が表す色に応じて決められた色を表す第2の色情報を配列した第2の色配列を取得する取得手段と、
    取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを、画像を形成する画像形成手段に指示する指示手段と
    して機能させるとともに、
    前記指示手段が、前記画像形成手段に供給される記録媒体の色を読み取る第2の読取手段から、当該記録媒体の色を表す第3の色情報を受け取り、受け取った当該第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において先頭に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順と同じ順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示し、前記受け取った第3の色情報が表す色と同一または類似である色が、特定された前記第1の色配列において末尾に配列されている場合には、取得された前記第2の色配列に含まれる第2の色情報が表す色の画像を、前記第1の色配列において、当該第2の色情報の配列順を逆にした順序の記録媒体に形成することを前記画像形成手段に指示するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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