JP3708204B2 - 車載用情報装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記録再生装置を一体的に組み込んだ車載用情報装置に係り、特に、CD、MD、ICカードなどの比較的薄い情報記録媒体を対象とする記録再生装置や、コンパクトカセットテープ、DAT、ビデオテープなどの比較的厚い情報記録媒体を対象とする記録再生装置などを上下に重ねて装置本体を構成し、この装置本体の前面を、開閉可能な前面パネルで覆ってなる車載用情報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一定の情報記録媒体を対象とする記録再生装置を組み込んだ車載用情報装置の一つとして、装置本体の内部に記録再生装置を設け、この記録再生装置の媒体挿入口を装置本体の前面に開口し、この装置本体の前面に媒体挿入口を覆う前面パネルを設け、この前面パネルを回動させて媒体挿入口の開閉を行うように構成したものが存在している。
【0003】
一方、近年の情報記録媒体の多様化に伴い、車両に搭載される車載用情報装置においては、複数の情報記録媒体に対応することが要求されているため、このような要求に対して、最近では、装置本体内に適宜選択された2つの記録再生装置を組み込んだ各種の車載用情報装置が提案され、実用化されている。すなわち、車載用情報装置は、一般的に、DIN規格に沿ってその外形寸法が決められているが、例えば、2DIN規格のものでは、特に、上下方向の寸法に余裕があるため、図13に示すように、装置本体内の上下に2つの記録再生装置を設けることが可能である。
【0004】
この場合、図13では、代表的な一例として、装置本体10内の上側にディスク(CD)用のCDプレーヤ20、下側にカセット(Cカセットテープ)用のカセットテーププレーヤ30を設けた場合を示している。そして、この装置本体10の前面には、CDプレーヤ20の媒体挿入口21およびカセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31を一括的に覆う前面パネル40が設けられている。この前面パネル40の前面部には、液晶TV41などのディスプレイや操作スイッチが設けられている。
【0005】
このような前面パネル40を回動させて、CDプレーヤ20およびカセットテーププレーヤ30の各媒体挿入口21,31を開放するためには、少なくとも、前面パネル40を装置本体10に対して下方に移動させることが必要である。すなわち、前面パネル40を装置本体10に対して上方に移動させるように構成し、90度程度回動させた場合には、両方の媒体挿入口21,31が完全に開放されていても、車両の乗員の視点が車載用情報装置よりも上部にあることから、車両の乗員の視点からはこれらの媒体挿入口21,31が前面パネル40によって遮られ、見にくくなる。このような不都合を解消するためには、前面パネル40を180度程度まで大きく回動させる必要があるが、その場合には、前面パネル40の動作範囲が著しく大きくなってしまい、不都合である。
【0006】
したがって、前面パネル40は、装置本体10に対して下方に移動させる形でこれを回動させることが望ましい。このような回動方式としては、図14に示すように、前面パネル40の下端部を回動支点としてこの前面パネル40を(その前面部が下方を向くように)単純に回動させる方式と、図15に示すように、前面パネル40の下端部を支持するリンク40aを前方に押し出すことにより、前面パネル40の下部を前方に移動させると共に前面パネル40の上部を下方に移動させ、前面パネル40の下端部を回動支点としてこの前面パネル40を(その前面部が上方を向くように)回動させる方式とが存在している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図14および図15に示すように、装置本体内の上下に2つの記録再生装置を設け、この装置本体の前面に回動方式の前面パネルを設けた従来の車載用情報装置においては、次のような問題点が存在する。すなわち、CDプレーヤ20およびカセットテーププレーヤ30のいずれについても、その情報記録媒体であるディスク2またはカセット3の排出(イジェクト)/挿入(ローディング)を行う場合には、前面パネル40を90度程度回動させる必要がある。
【0008】
この場合、図14の方式のように、前面パネル40をその前面部が下方を向くように回動させた場合には、前面パネル40を90度程度回動させる結果、車両の乗員からは前面パネル40の前面部が全く見えなくなる。この状態では、前面パネル40の前面部に設けられた液晶TV41などのディスプレイや操作スイッチの目視や操作を行うことは困難であり、使用感や操作性が低下する。
【0009】
一方、図15の方式のように、前面パネル40をその前面部が上方を向くように回動させた場合には、前面パネル40の前面部と下側のカセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31とが接近するため、カセット3のイジェクト/ローディングを行おうとする場合には、カセット3と前面パネル40の前面部とが極めて接近し、接触する可能性がある。この場合、前面パネル40の前面部に設けられた液晶TV41などのディスプレイや操作スイッチが損傷する可能性がある。また、装置本体10の下側にCDプレーヤ20などのディスクプレーヤが設けられている場合には、ディスクの信号記録面が損傷する可能性がある。
【0010】
さらに、このように、装置本体内の上下に複数の記録再生装置を設けた従来の車載用情報装置においては、前述したように、情報記録媒体のイジェクト/ローディングの都度、前面パネル40を90度程度まで大きく回動させる必要がある。このように、情報記録媒体のイジェクト/ローディングの都度、前面パネル40を90度程度まで大きく回動させることは、イジェクト/ローディング操作の手間と時間を増大させ、装置の操作性を低下させる。また、複数の記録再生装置を設けた車載用情報装置においては、前面パネル40自体の寸法が大きいため、この前面パネル40の回動時には、この前面パネル40の装置本体10からの突出量がかなり大きくなる。このような前面パネル40の大きな突出は、車室内の各種の装置(シフトレバーなど)や乗員と干渉する可能性を高め、このことがまた、車載用情報装置の取付位置の制限につながるなど、好ましくない。
【0011】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するために提案されたものであり、その目的は、情報記録媒体の排出/挿入の際における前面パネルの前面部の目視や操作を行うことが可能でかつ前面パネルや情報記録媒体の損傷を防止可能であり、しかも、前面パネルの回動量および突出量を低減して装置の取付可能範囲を拡大可能な、使用感、操作性、信頼性、および配置の柔軟性に優れた車載用情報装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するため、本発明は、車載用情報装置において、特に、前面パネルを2方向に回動させ、その両方向の回動によってそれぞれ媒体挿入口を開放するように構成すると共に、このような前面パネルの回動を、記録再生手段に対する着脱指令に応じて制御するように構成したことを特徴としている。
【0013】
まず、本発明の車載用情報装置は、従来の車載用情報装置と同様に、装置本体と、この装置本体内部の上下方向に重ねて設けられた複数の記録再生手段と、この複数の記録再生手段の各々に設けられ、前記装置本体の前面にそれぞれ開口する複数の媒体挿入口を備える。さらに、前記装置本体の前面に、前記複数の媒体挿入口を覆うように設けられた前面パネルと、この前面パネルを、この前面パネルが前記複数の媒体挿入口を開放するように回動させる回動手段を備える。そして、本発明の車載用情報装置は、このような構成の車載用情報装置において、さらに、次のような構成を有することを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の発明は、回動手段が、前記前面パネルをその前面部が上下両方を向くように2方向に回動させるように構成されると共に、この回動手段の起動/停止を制御する制御手段が設けられることを特徴としている。この場合、回動手段は、前記前面パネルをその前面部が上方を向く第1の方向と、その前面部が下方を向く第2の方向とにそれぞれ回動させるように構成される。そして、この回動手段は、前記前面パネルを前記第1の方向に回動させる場合には、この前面パネルの上端部を前記複数の媒体挿入口中の少なくとも一つの媒体挿入口よりも下方でかつ少なくとも一つの媒体挿入口よりも上方の位置まで引き下げるように構成される。この回動手段はさらに、この前面パネルを前記第2の方向に回動させる場合には、この前面パネルの背面部を前記複数の媒体挿入口中の最も下側の媒体挿入口より下方の位置まで下降させるように構成される。
【0015】
一方、制御手段は、前記複数の記録再生手段中の上側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第1の方向に回動させるように構成される。この制御手段はまた、前記複数の記録再生手段中の下側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させるように構成される。
【0016】
以上のような構成を有する請求項1記載の発明によれば、記録再生手段(記録再生装置)から情報記録媒体を排出/挿入する場合には、この記録再生装置に対する媒体の着脱指令に応じて、制御手段によって回動手段が起動され、前面パネルが第1または第2の方向に自動的に回動するため、車両の乗員は、前面パネルの回動操作を行う必要なしに、容易に情報記録媒体の排出/挿入を行うことができる。
【0017】
特に、上側の一つの記録再生装置に対して情報記録媒体の排出/挿入を行う際に、前面パネルは第1の方向に回動し、その前面部が上方を向くため、車両の乗員は、この前面パネルの前面部に設けられた液晶TVなどのディスプレイや操作スイッチなどの目視や操作を回動前と同様に連続的に行うことができる。
【0018】
一方、下側の一つの記録再生装置に対して情報記録媒体の排出/挿入を行う際に、前面パネルは第2の方向に回動し、その前面部が下方を向くため、情報記録媒体と前面パネルの前面部とが接触する可能性はない。したがって、前面パネルの前面部に設けられた液晶TVなどのディスプレイや操作スイッチが損傷する可能性はなく、また、下側の記録再生装置としてCDプレーヤなどのディスクプレーヤが設けられている場合にも、ディスクの信号記録面が損傷する可能性はない。
【0019】
また、上側の一つの記録再生装置に対して情報記録媒体の排出/挿入を行う際に、この上側の記録再生装置の媒体挿入口を開放するのに必要最小限だけ前面パネルを回動させることになるため、全ての媒体挿入口を開放する場合に比べて、前面パネルの回動量および突出量を低減することができる。その結果、情報記録媒体の排出/挿入に要する時間を短縮することができることに加えて、前面パネルの損傷を防止することができ、さらに、装置の取付可能範囲を拡大できる。したがって、使用感、操作性、および信頼性をより向上することができ、配置の柔軟性にも優れている。
【0020】
このように、着脱が行われる情報記録媒体の媒体挿入口の位置に応じて前面パネルの回動方向を自動的に切り換えることにより、情報記録媒体の着脱時に前面パネルの回動方向を常に同一方向とした場合に比較して、情報記録媒体の排出/挿入の際における前面パネルの前面部の目視や操作を行うことが可能でかつ前面パネルや情報記録媒体の損傷を防止可能である。したがって、使用感、操作性、および信頼性を向上できる。
【0022】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御手段が次のように構成されたことを特徴としている。すなわち、請求項3記載の発明において、制御手段は、前記前面パネルが前記第2の方向に回動した状態で、前記複数の記録再生手段中の上側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動せず、前記前面パネルを前記第2の方向の回動状態に保持させるように構成される。
【0023】
以上のような構成を有する請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、さらに、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、上側の記録再生装置に対して情報記録媒体の排出/挿入を行う際には、通常は、前面パネルを第1の方向に回動させて上側の記録再生装置の媒体挿入口を開放するが、前面パネルが第2の方向に回動し、全ての媒体挿入口が開放状態にある場合に、この状態から前面パネルを逆方向に回動させることは無駄である。これに対して、請求項2記載の発明によれば、このような無駄な回動を行うことなしに、第2の方向の回動状態のままで、上側の記録再生装置に対して情報記録媒体の排出/挿入を迅速に効率よく行うことができる。したがって、使用感と操作性をより向上することができる。
【0024】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、複数の記録再生手段が、上側に配置されたディスクプレーヤを含むことを特徴としている。
【0025】
以上のような構成を有する請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加えて、さらに、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、比較的薄い情報記録媒体であるディスクを対象とするディスクプレーヤを上側に配置しているため、このディスクプレーヤの媒体挿入口を開放させるための前面パネルの第1の方向への回動状態において、その回動量および突出量を低減することができる。その結果、ディスクの排出/挿入に要する時間を短縮することができることに加えて、前面パネルの損傷を防止することができ、さらに、装置の取付可能範囲を拡大できる。したがって、使用感、操作性、および信頼性をより向上することができ、配置の柔軟性にも優れている。
【0026】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、ディスクプレーヤと制御手段が次のように構成されたことを特徴としている。すなわち、請求項4記載の発明において、ディスクプレーヤは、大小の径を有する2種のディスクを挿入可能に構成される。また、制御手段は、前記ディスクプレーヤに小径のディスクが挿入されている状態で、このディスクの排出指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させるように構成される。
【0027】
以上のような構成を有する請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の作用効果に加えて、さらに、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、媒体挿入口から小径ディスクを排出する場合、この小径ディスクの突出量が小さいため、一般的に、ディスクの取り出しを行いにくい。特に、ディスクプレーヤを上側に配置した場合には、このディスクプレーヤの媒体挿入口を開放させるための前面パネルの第1の方向への回動状態において、この媒体挿入口と前面パネルの上端部とは極めて接近するため、小径ディスクの取り出しは、より行いにくくなる。これに対して、請求項4記載の発明によれば、小径ディスクの排出時には、前面パネルが第2の方向に回動し、ディスクプレーヤの媒体挿入口から十分に離れるため小径ディスクを取り出し易くなり、使用感と操作性をより向上することができる。
【0028】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、回動手段が次のように構成されたことを特徴としている。すなわち、請求項5記載の発明において、回動手段は、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させる場合に、この前面パネルの下部を前記装置本体内に引き込むように構成される。
【0029】
以上のような構成を有する請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明の作用効果に加えて、さらに、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、前面パネルを第2の方向に回動させる場合には、全ての媒体挿入口を開放する関係から、前面パネルの回動量は大きくなり、それに伴い、前面パネルの突出量も大きくなる。これに対して、請求項5記載の発明によれば、前面パネルを第2の方向に回動させる場合に、前面パネルの下部を装置本体内に引き込むことにより、第2の方向への回動状態における前面パネルの突出量を小さくすることができる。その結果、前面パネルの損傷を防止することができると共に、装置の取付可能範囲を拡大できる。したがって、使用感、操作性、および信頼性をより向上することができ、配置の柔軟性にも優れている。
【0030】
ところで、このように、前面パネルを装置本体内に引き込むように構成するためには、装置本体の前面に引き込み用のデッドスペースを設ける必要がある。この場合、図16に示すように、前面パネル40の第2の方向への回動支点を含む下部を引き込むことから、デッドスペース10aを、装置本体10の前面の下部の一部に、引き込み量に合わせて設けるだけで十分であるため、装置本体10の構成を制約することはない。
【0031】
一方、前面パネルを第1の方向に回動させる場合に、この前面パネルの上部を装置本体内に引き込むように構成することも考えられる。しかしながら、この場合には、前面パネルの上部を下方に移動させる関係から、図17に示すように、装置本体10の前面の上部から下部に向かって大きなデッドスペース10aを設けることになる。また、図16に示したような下部引き込み用のデッドスペース10aをそのまま利用する場合には、図18の点線に示すように、前面パネル40を下方に移動させる際に、前面パネル40の突出量が極めて大きくなってしまう。特に、前面パネルを第1の方向に回動させる場合には、予め設定した上側の媒体挿入口を開放するのに必要な量だけ回動させればよいため、第2の方向に回動させて全ての媒体挿入口を開放する場合に比べて、本質的に前面パネルの回動量および突出量は小さくできる。そのため、仮に、第1の方向の回動時にこの前面パネルの上部を装置本体内に引き込むように構成しても、第2の方向の回動時に下部を引き込む場合のような作用効果は得られず、前面パネルの上部を引き込むためのデッドスペースが大きく必要となる分だけ不都合である。
【0032】
【発明の実施の形態】
[1.第1の実施の形態]
以下には、本発明の第1の実施の形態として、装置本体内の上側にCDプレーヤ、下側にコンパクト(C)カセット用のカセットテーププレーヤを設けた実施の形態について、図1〜図9を参照して具体的に説明する。ここで、図1は、本実施の形態の車載用情報装置の全体の構成を概略的に示すブロック図、図2〜4は、図1の装置のパネル駆動部の3つの状態を模式的に示す図であり、図2は閉状態を示す斜視図、図3は第1の開状態を示す側面図、図4は第2の開状態を示す側面図である。また、図5〜図8は、図1の装置のパネル駆動部の具体的な構成の一例を示す図であり、図5は閉状態を示す平面図、図6は閉状態を示す側面図、図7は第1の開状態を示す側面図、図8は第2の開状態を示す側面図である。さらに、図9〜図11は、図1の装置におけるイジェクト/ローディング指令時のマイコンの動作手順を示すフローチャートであり、図9は、指令信号の入力からその判別までの部分、図10は、CDプレーヤ用の前面パネル制御とCDプレーヤ制御に関する部分、図11は、カセットテーププレーヤ用の前面パネル制御とカセットテーププレーヤ制御に関する部分である。
【0033】
[1−1.構成]
[1−1−1.車載用情報装置の構成の概要]
図1に示すように、本実施の形態の車載用情報装置において、装置本体10内には、ディスク(CD)用のCDプレーヤ20とカセット(Cカセットテープ)用のカセットテーププレーヤ30が上下に重ねて設けられている。このCDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の各媒体挿入口21,31は、装置本体10の前面にそれぞれ開口している。この装置本体10の前面には、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の媒体挿入口21,31を一括的に覆う前面パネル40が設けられており、この前面パネル40の前面部には、液晶TV41とその操作スイッチ42(図2参照)が設けられている。
【0034】
このうち、CDプレーヤ20は、大径ディスク(12cmCD)と小径ディスク(8cmCD)の両方をそのままローディング可能なプレーヤであり、このようなプレーヤは公知である。そして、このCDプレーヤ20は、ディスク2のイジェクト/ローディングを行うためのディスクイジェクト/ローディング機構22と、このディスクイジェクト/ローディング機構22を駆動するための駆動モータ23を備えている。また、CDプレーヤ20は、ディスク2の挿入を検出するディスク挿入検出センサ24、ディスク2の排出を検出するディスク排出検出センサ25、およびディスク2のサイズを判別するディスクサイズ判別センサ26を備えている。このようなセンサ24〜26は、既存の技術であり、例えば、光センサ、マイクロスイッチなどを利用して適宜設計可能である。
【0035】
次に、カセットテーププレーヤ30は、前面パネル40の回動量を低減するために、水平配置に比べてその媒体挿入口31が上部に位置するように、前後方向に若干傾けて配置されている。このカセットテーププレーヤ30は、カセット3のイジェクト/ローディングを行うためのカセットイジェクト/ローディング機構32と、このカセットイジェクト/ローディング機構32を駆動するための駆動モータ33を備えている。また、カセットテーププレーヤ30は、カセット3の排出/挿入を検出するためのカセット検出センサ34を備えている。このようなセンサ34は、前記センサ24〜26と同様に、既存の技術である。
【0036】
そして、本実施の形態において、前面パネル40には、この前面パネル40を駆動するためのパネル駆動部43が設けられており、このパネル駆動部43は、前面パネル40を2方向に回動させるためのパネル駆動機構44と、このパネル駆動機構44を駆動するためのパネル駆動モータ45を備えている。ここで、パネル駆動機構44は、図2に示すような閉位置P0 の前面パネル40を第1の方向D1 に回動させて図3に示すような第1の開位置P1 とし、また、第2の方向D2 に回動させて図4に示すような第2の開位置P2 とすると共に、第1あるいは第2の開位置P1 ,P2 の前面パネル40を閉位置P0 に復帰させるように構成されている。
【0037】
ここで、前面パネル40の閉位置P0 は、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の各媒体挿入口21,31を共に閉塞する直立位置である。また、第1の開位置P1 は、CDプレーヤ20の媒体挿入口21のみを開放し、カセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31を覆う上向きの傾斜位置であり、その傾斜角度は、閉位置P0 と第1の方向D1 側の回動範囲の限界との間で調整可能とされている。さらに、第2の開位置P2 は、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の各媒体挿入口21,31を共に開放する水平位置であり、第2の方向D2 側の回動範囲の限界と一致する。
【0038】
さらに、パネル駆動部43は、前面パネル40の位置を検出するパネル位置検出センサ46を備えている。このようなパネル位置検出センサ46による前面パネル40の位置の検出は、既存の技術を利用して適宜実現可能である。例えば、パネル位置検出センサ46によってパネル駆動機構44の動作位置を検出するように構成することにより容易に可能であるが、パネル位置検出センサ46によって前面パネル40の一部の位置を検出するように構成することも可能である。
【0039】
また、本実施の形態においては、装置本体10とは別に操作・制御部50が設けられている。この操作・制御部50には、装置本体10の制御を行うための制御手段としてマイコン51が設けられると共に、CDプレーヤ20およびカセットテーププレーヤ30のイジェクト/ローディング指令をそれぞれ行うためのディスクイジェクト/ローディングボタン52とカセットイジェクト/ローディングボタン53が設けられている。また、CDプレーヤ20、カセットテーププレーヤ30、およびパネル駆動部43の操作用の表示や制御表示を行い、あるいは異常と判定した場合に異常表示を行うための表示器54が設けられている。
【0040】
ここで、マイコン51は、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の各センサ24〜26,34からの各検出信号を受け取ると共に、ディスクイジェクト/ローディングボタン52とカセットイジェクト/ローディングボタン53からの各指令信号に応じて、各駆動モータ23,33の起動/停止を制御するように設定されている。このようにマイコン51を利用して、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30のイジェクト/ローディングを自動的に行う技術は既存の技術であるが、本実施の形態においてはさらに、マイコン51によって、前面パネル40の駆動制御が行われる。すなわち、マイコン51は、パネル位置検出センサ46からの検出信号を受け取って、前面パネル40の位置を識別すると共に、ディスクイジェクト/ローディングボタン52とカセットイジェクト/ローディングボタン53からの各指令信号に応じて、パネル駆動モータ45の起動/停止を制御するように設定されている。
【0041】
なお、説明の簡略化のために図示していないが、CDプレーヤ20には、実際には、ディスク2に記録された情報を再生するために、ディスクイジェクト/ローディング機構22以外の各種の手段、すなわち、ディスクドライブや光ピックアップ機構、信号処理装置などが設けられている。同様に、カセットテーププレーヤ30には、実際には、Cカセットテープ3に記録された情報を再生するために、カセットイジェクト/ローディング機構32以外の各種の手段、すなわち、テープドライブや再生ヘッド、信号処理装置などが設けられている。同様に、操作・制御部50には、実際には、CDプレーヤ20およびカセットテーププレーヤ30の操作を行うために、イジェクト/ローディングボタン52,53以外の各種の操作ボタンや表示器54以外の各種の表示器が設けられている。
【0042】
[1−1−2.パネル駆動部の構成]
本実施の形態の車載用情報装置のパネル駆動部43は、具体的には、例えば、図5、図6に示すように構成されている。図5、図6に示すように、装置本体10のシャーシ11内の底部には、パネル駆動モータ45とこのパネル駆動モータ45によって駆動されて前面パネル40を回動させるスライド部材60が設けられている。このスライド部材60は、その一部に設けられたラック61により、歯車列62を介してパネル駆動モータ45に連結されており、パネル駆動モータ45の正逆駆動力によって、図中矢印Xで示す前後方向に往復駆動されるようになっている。
【0043】
このスライド部材60の周縁は、強度を付与するために折り曲げられ、リブ60a,60b,60cが形成されている。左右両側のリブ60a,60bの先端部は、前面パネル40の下部の両側に設けられた駆動ピン63を回動自在に支持している。このスライド部材60は、その水平な本体部の一箇所と両側のリブ60a,60bの各一箇所に、前後方向に水平に伸びるガイド溝64を備えており、これらのガイド溝64と、シャーシ11に固定されて各ガイド溝64内に挿入された各ガイドピン65とによって、前後方向に水平にガイドされるように構成されている。したがって、スライド部材60は、パネル駆動モータ45の正逆駆動力により、ガイド溝64とガイドピン65にガイドされて前後方向に水平に往復移動し、駆動ピン63を介して、前面パネル40の下部を前後方向に水平に往復駆動するようになっている。
【0044】
また、図中66は、前面パネル40の中央部の両側にそれぞれ設けられた従動ピンであり、各従動ピン66は、前面パネル40の両側にそれぞれ設けられた各ガイド板67の各ガイド溝68内にスライド自在に支持されている。ここで、各ガイド板67は、図示していない外装に固定されている。各ガイド溝68は、各ガイド板67の下側に、「く」字形に形成されており、ガイド溝68の上部は垂直方向に形成され、ガイド溝68の下部は、後方に向かって下降する形で傾斜している。そして、この従動ピン66は、前述した駆動ピン63と共に、前面パネル40の4つの支点を構成しており、前面パネル40を装置本体10側に対して4点支持している。
【0045】
一方、図中70a,70bは、パネル位置検出センサ46の一部としてシャーシ11に設けられたリミットスイッチである。これらのリミットスイッチ70a,70bは、前面パネル40の位置をスライド部材60を介して機械的に検出して前面パネル40を停止させることにより、前面パネル40の回動範囲の両側の限界をそれぞれ規定するために設けられており、互いに逆方向に突出するアクチュエータ71a,71bをそれぞれ備えている。また、スライド部材60のリブ60aの上端部には、その一部を折り曲げる形で、各アクチュエータ71a,71bを押圧する作用片72a,72bがそれぞれ設けられている。
【0046】
すなわち、各リミットスイッチ70a,70bは、スライド部材60の作用片72a,72bによってそのアクチュエータ71a,71bが押圧された場合に、パネル駆動部43のパネル駆動モータ45を停止させ、それによって前面パネル40を停止させるようになっている。そして、リミットスイッチ70a,70bと作用片72a,72bは、前面パネル40が第1の方向D1 側の回動範囲の限界に達した場合に後方のリミットスイッチ70aが作動し、前面パネル40が第2の方向D2 側の回動範囲の限界(図8に示す第2の開位置P2 )に達した場合に前方のリミットスイッチ70bが作動するように関連付けて配置されている。
【0047】
さらに、図中73は、パネル位置検出センサ46の一部としてシャーシ11に設けられたフォトスイッチである。このフォトスイッチ73は、前面パネル40が図6に示す閉位置P0 または図7に示す第1の開位置P1 に達した場合に、この前面パネル40の位置をスライド部材60を介して光学的に検出し、前面パネル40を停止させるために設けられている。また、スライド部材60のリブ60bには、その後部に小孔列74が設けられている。
【0048】
すなわち、フォトスイッチ73は、スライド部材60の小孔列74を検出して、パネル駆動部43のパネル駆動モータ45を停止させ、それによって前面パネル40を停止させるようになっている。そして、フォトスイッチ73と小孔列74は、前面パネル40が図6に示す閉位置P0 から第1の方向D1 に回動する間にフォトスイッチ73が小孔列74を計数するように関連付けて配置されている。この場合、フォトスイッチ73によって停止させる小孔列74の計数値を任意に設定することにより、閉位置P0 と第1の方向D1 側の回動範囲の限界との間で、前面パネル40の第1の開位置P1 を任意に設定することができる。
【0049】
[1−2.作用]
[1−2−1.イジェクト/ローディング時の前面パネルの制御]
以上のような構成を有する第1の実施の形態の車載用情報装置において、イジェクト/ローディング時の前面パネル40の制御は、操作・制御部50のマイコン51によって、図9〜図11に示すような手順で行われる。
【0050】
▲1▼指令信号の入力(図9)
図9に示すように、車両の乗員によって、操作・制御部50のディスクイジェクト/ローディングボタン52とカセットイジェクト/ローディングボタン53のいずれか一方が操作され、CDプレーヤ20またはカセットテーププレーヤ30のイジェクト/ローディング指令信号が発せられ、この指令信号がマイコン51に入力された場合には、マイコン51は、前面パネル40が停止していることを条件として、前面パネル40の制御動作を開始する。
【0051】
▲2▼前面パネル停止の確認と指令信号の判別(図9)
以上のようにイジェクト/ローディング指令信号を入力した場合に、マイコン51はまず、図9のステップ101に示すように、前面パネル40が停止しているか否か(動作中か)を判断する。マイコン51は、このステップ101において、前面パネル40が停止していないと判定した場合には、続くステップ102において、パネル駆動部43に対する駆動用の制御信号の出力時点から停止位置の検出信号の入力時点までの所要時間に応じた所定の時間だけ待機する。この待機後、マイコン51は、ステップ103において、前面パネル40が停止したか否か(動作中か)を判断する。
【0052】
ステップ103において、前面パネル40が停止したと判定した場合には、前面パネル40の駆動は適切に行われたものと考えられる。したがって、マイコン51は、ステップ101またはステップ103において前面パネル40の停止を判定した時点で、ステップ104に進み、このステップ104において、入力したイジェクト/ローディング指令信号が、CDプレーヤ20に関するディスク指令であるか否(カセットテーププレーヤ30に関するカセット指令)かを判断する。
【0053】
これに対し、ステップ103において、前面パネル40が停止していないと判定した場合には、前面パネル40の駆動が適切に行われておらず、パネル駆動部43に何らかの異常を生じているものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、ステップ105に進み、このステップ105において、異常信号を出力し、表示器54によってパネル駆動部43の異常を表示させる。
【0054】
▲3▼CDプレーヤ用の前面パネル制御(図10)
図9のステップ104において、指令信号がCDプレーヤ20に関するディスク指令であると判定した場合には、マイコン51は、結合子Aを介して図10に示すステップ106に進み、このステップ106からステップ113までの動作によってCDプレーヤ20用の前面パネル40の制御動作を行う。
【0055】
ステップ106において、マイコン51は、前面パネル40が第1の開位置P1 にあるか否かを判断する。なお、このような前面パネル40の位置の判断は、このステップ106、および後述する前面パネル40の位置の判断に関する各ステップにおいて、前述したようなリミットスイッチ70a,70bおよびフォトスイッチ73などのパネル位置検出センサ46からの検出信号に基づいて行われる。
【0056】
そして、ステップ106において、前面パネル40が第1の開位置P1 にあると判定した場合には、マイコン51は、ステップ112に進み、パネル駆動部43のパネル駆動モータ45を停止して前面パネル40を第1の開位置P1 に保持する。すなわち、ディスクに対してイジェクト/ローディング指令がなされた際に、前面パネル40がすでに第1の開位置P1 にある場合には、前面パネル40はそのままの位置に維持される。
【0057】
これに対し、ステップ106において、前面パネル40が第1の開位置P1 にないと判定した場合には、マイコン51は、続くステップ107において、前面パネル40が第2の開位置P2 にあるか否かを判断する。すなわち、ディスクに対してイジェクト/ローディング指令がなされた際に、前面パネル40がすでに第2の開位置P2 にある場合にも、前面パネル40はそのままの位置に維持される。
【0058】
ステップ107において、前面パネル40が第2の開位置P2 にあると判定した場合には、マイコン51は、ステップ113に進み、パネル駆動部43のパネル駆動モータ45を停止して前面パネル40を第2の開位置P2 に保持する。これに対し、ステップ107において、前面パネル40が第2の開位置P2 にないと判定した場合には、マイコン51は、続くステップ108に進み、前面パネル40が閉位置P0 にあるか否かを判断する。
【0059】
ステップ108において、前面パネル40が閉位置P0 にないと判定した場合には、前面パネル40が3つの所定の位置P0 ,P1 ,P2 以外で停止しており、パネル駆動部43に何らかの異常を生じているものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、結合子Cを介して図9のステップ105に進み、このステップ105において、異常信号を出力し、表示器54によってパネル駆動部43の異常を表示させる。なお、このステップ108を省略し、ステップ107で否定判断した際に、ステップ109へそのまま移行するようにしてもよい。
【0060】
これに対し、ステップ108において、前面パネル40が閉位置P0 にあると判定した場合には、前面パネル40の駆動は適切に行われたものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、続くステップ109に進み、パネル駆動部43に制御信号を与えてパネル駆動モータ45を正転させ、パネル駆動機構44により前面パネル40を第1の方向D1 に回動させる。マイコン51は、続くステップ110において、パネル駆動部43に対する制御信号の出力時点から第1の開位置P1 の検出信号の入力時点までの所要時間に応じた所定の時間だけ待機する。この待機後、マイコン51は、ステップ111において、前面パネル40が第1の開位置P1 に達したか否かを判断する。
【0061】
ステップ111において、前面パネル40が第1の開位置P1 に達していないと判定した場合には、前面パネル40の駆動が適切に行われておらず、パネル駆動部43に何らかの異常を生じているものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、結合子Cを介して図9のステップ105に進み、このステップ105において、異常信号を出力し、表示器54によってパネル駆動部43の異常を表示させる。
【0062】
これに対し、ステップ111において、前面パネル40が第1の開位置P1 に達したと判定した場合には、前面パネル40の駆動は適切に行われたものと考えられる。したがって、マイコン51は、このようにステップ111において前面パネル40の第1の開位置P1 への到達を判定した時点で、続くステップ112に進み、パネル駆動モータ45を停止して前面パネル40を第1の開位置P1 に保持する。
【0063】
▲4▼CDプレーヤの制御(図10)
以上のようなCDプレーヤ20用の前面パネル40の制御動作の結果、前面パネル40が第1あるいは第2の開位置P1 ,P2 に保持される(ステップ112あるいはステップ113)と、CDプレーヤ20の媒体挿入口21は開放状態となり、CDプレーヤ20はイジェクト/ローディング可能な状態となる。この後、マイコン51は、ステップ114において、CDプレーヤ20の駆動モータ23を起動させるかまたは待機状態とさせるように制御し、その結果、CDプレーヤ20のディスクイジェクト/ローディング機構22は、イジェクト動作を行うかまたはローディング待機状態となる。
【0064】
▲5▼カセットテーププレーヤ用の前面パネル制御(図11)
図9のステップ104において、指令信号がCDプレーヤ20に関するディスク指令ではなく、したがってカセットテーププレーヤ30に関するカセット指令であると判定した場合には、マイコン51は、結合子Bを介して図11に示すステップ115に進み、このステップ115からステップ121までの動作によってカセットテーププレーヤ30用の前面パネル40の制御動作を行う。
【0065】
ステップ115において、マイコン51は、前面パネル40が第2の開位置P2 にあるか否かを判断する。ステップ115において、前面パネル40が第2の開位置P2 にあると判定した場合には、マイコン51は、ステップ121に進み、パネル駆動部43のパネル駆動モータ45を停止して前面パネル40を第2の開位置P2 に保持する。これに対し、ステップ115において、前面パネル40が第2の開位置P2 にないと判定した場合には、マイコン51は、続くステップ116において、前面パネル40が第1の開位置P1 にあるか否かを判断する。
【0066】
ステップ116において、前面パネル40が第1の開位置P1 にないと判定した場合には、マイコン51は、続くステップ117に進み、前面パネル40が閉位置P0 にあるか否かを判断する。ステップ117において、前面パネル40が閉位置P0 にないと判定した場合には、前面パネル40が3つの所定の位置P0 ,P1 ,P2 以外で停止しており、パネル駆動部43に何らかの異常を生じているものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、結合子Dを介して図9のステップ105に進み、このステップ105において、異常信号を出力し、表示器54によってパネル駆動部43の異常を表示させる。
【0067】
これに対し、ステップ116において、前面パネル40が第1の開位置P1 にあると判定した場合、あるいは、ステップ117において、前面パネル40が閉位置P0 にあると判断した場合には、マイコン51は、続くステップ118に進み、パネル駆動部43に制御信号を与えてパネル駆動モータ45を逆転させ、パネル駆動機構44により前面パネル40を第2の方向D2 に回動させる。マイコン51は、続くステップ119において、パネル駆動部43に対する制御信号の出力時点から第2の開位置P2 の検出信号の入力時点までの所要時間に応じた所定の時間だけ待機する。この待機後、マイコン51は、ステップ120において、前面パネル40が第2の開位置P2 に達したか否かを判断する。
【0068】
ステップ120において、前面パネル40が第2の開位置P2 に達していないと判定した場合には、前面パネル40の駆動が適切に行われておらず、パネル駆動部43に何らかの異常を生じているものと考えられる。したがって、この場合に、マイコン51は、結合子Dを介して図9のステップ105に進み、このステップ105において、異常信号を出力し、表示器54によってパネル駆動部43の異常を表示させる。
【0069】
これに対し、ステップ120において、前面パネル40が第2の開位置P2 に達したと判定した場合には、前面パネル40の駆動は適切に行われたものと考えられる。したがって、マイコン51は、このようにステップ120において前面パネル40の第2の開位置P2 への到達を判定した時点で、続くステップ121に進み、パネル駆動モータ45を停止して前面パネル40を第2の開位置P2 に保持する。
【0070】
▲6▼カセットテーププレーヤの制御(図11)
以上のようなカセットテーププレーヤ30用の前面パネル40の制御動作の結果、前面パネル40が第2の開位置P2 に保持される(ステップ121)と、CDプレーヤ20の媒体挿入口21およびカセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31は共に開放状態となり、カセットテーププレーヤ30はイジェクト/ローディング可能な状態となる。この後、マイコン51は、ステップ122において、カセットテーププレーヤ30の駆動モータ33を制御し、その結果、カセットテーププレーヤ30のカセットイジェクト/ローディング機構32は、イジェクト動作を行うかまたはローディング待機状態となる。
【0071】
[1−2−2.イジェクト/ローディング時のパネル駆動部の動作]
本実施の形態のパネル駆動部43は、図5および図6に示すように、閉状態においては、スライド部材60が前後方向の動作範囲における中央部前方の中立位置にある。この場合、スライド部材60のリブ60aに設けられた作用片72a,72bは、各リミットスイッチ70a,70bの各アクチュエータ71a,71bから離れた位置にあり、スライド部材60のリブ60bに設けられた小孔列74は、その先端部でフォトスイッチ73に重なっている。また、閉位置D0 にある前面パネル40の両側に設けられた駆動ピン63は、その前後方向の動作範囲における中央部前方の中立位置にあり、従動ピン66は、ガイド溝68の上端部にある。
【0072】
このような閉状態から、ディスク2またはカセット3のイジェクト/ローディングのために、前述したようなマイコン51によるパネル駆動モータ45の正転起動または逆転起動が行われた場合には、パネル駆動部43は、次のように動作する。
【0073】
まず、図6に示す閉状態から、マイコン51によってパネル駆動モータ45が正転起動された場合には、パネル駆動モータ45の正転駆動力により、歯車列62とラック61を介してスライド部材60が駆動される。この場合、スライド部材60は、そのガイド溝64とシャーシ11側のガイドピン65とによってガイドされ、図6に示すような中央部前方の中立位置から前方に向かって水平に移動する。
【0074】
そして、このようなスライド部材60の前方への移動に伴い、このスライド部材60の先端部に支持された前面パネル40の駆動ピン63は、中央部前方の中立位置から前方に向かって水平に移動し、前面パネル40の下部が前方に移動する。さらに、このような前面パネル40の移動に伴い、前面パネル40の従動ピン66は、ガイド溝68の上端部から下方に向かって移動し、前面パネル40の上部が下方に移動する。したがって、前面パネル40は、図7に示すように、その前面部の液晶TV41が上方を向く形で第1の方向D1 に回動する。
【0075】
また、スライド部材60の前方への移動に伴い、フォトスイッチ73は、スライド部材60のリブ60bに設けられた小孔列74の先端部から後端部に向かって相対移動して小孔列74を計数し、任意に設定された計数値に達した時点で、パネル駆動モータ45を停止させると共に、第1の開位置P1 の検出信号を出力し、操作・制御部50のマイコン51に送る。その結果、スライド部材60が停止し、前面パネル40は、図7に示すような第1の開位置P1 に停止する。なお、前面パネル40の第1の開位置P1 は、前述したように、閉位置P0 と第1の方向D1 側の回動範囲の限界との間で調整可能であるが、第1の方向D1 側の回動範囲の限界に設定した場合には、図7に示すように、スライド部材60のリブ60aに設けられた後方の作用片72aによって後方のリミットスイッチ70aのアクチュエータ71aが押圧されるため、この後方のリミットスイッチ70aが作動してパネル駆動モータ45を停止させると共に、第1の開位置P1 の検出信号を出力する。
【0076】
次に、図6に示す閉状態から、マイコン51によってパネル駆動モータ45が逆転起動された場合には、パネル駆動モータ45の逆転駆動力により、スライド部材60が駆動され、このスライド部材60は、図6に示すような中央部前方の中立位置から後方に向かって水平に移動する。
【0077】
そして、このようなスライド部材60の後方への移動に伴い、駆動ピン63は、中央部前方の中立位置から後方に向かって水平に移動し、前面パネル40の下部が後方に移動する。さらに、このような前面パネル40の移動に伴い、前面パネル40の従動ピン66は、ガイド溝68の上端部から下方に向かって移動し、前面パネル40の上部が下方に移動する。したがって、前面パネル40は、図8に示すように、その前面部の液晶TV41が下方を向く形で第2の方向D2 に回動し、その下部は、機器本体10のシャーシ11の内部に引き込まれる。
【0078】
また、スライド部材60の後方への移動に伴い、このスライド部材60のリブ60aに設けられた前方の作用片72bも後方に移動するが、前面パネル40が第2の開位置P2 に達した時点では、この前方の作用片72bによって前方のリミットスイッチ70bのアクチュエータ71bが押圧されるため、この前方のリミットスイッチ70bが作動してパネル駆動モータ45を停止させると共に、第2の開位置P2 の検出信号を出力する。
【0079】
さらに、図7と図8に示す第1と第2の開状態から、図6に示す閉状態への復帰動作は、パネル駆動モータ45を開放時とは逆側に回転させ、前面パネル40を開放時とは逆側に回動させることによって行われる。いずれの復帰動作においても、スライド部材60の移動に伴い、前面パネル40が図6に示す閉位置P0 に達し、スライド部材60のリブ60bに設けられた小孔列74の先端部がフォトスイッチ73に重なった時点で、フォトスイッチ73が作動してパネル駆動モータ45を停止させると共に、閉位置P0 の検出信号を出力する。
【0080】
[1−3.効果]
以上のように、本実施の形態の車載用情報装置によれば、上段のCDプレーヤ20に対するディスク2のイジェクト/ローディング時には、基本的に、前面パネル40をその前面部が上方を向く形で第1の開位置P1 に回動させる。そのため、車両の乗員は、この前面パネル40の前面部に設けられた液晶TV41や操作スイッチ42の目視や操作を、閉位置P0 の場合と同様に連続的に行うことができる。
【0081】
しかも、このような第1の開位置P1 においては、CDプレーヤ20の媒体挿入口21を開放するのに必要最小限だけ前面パネル40を回動させている。そのため、CDプレーヤ20とカセットテーププレーヤ30の両方の媒体挿入口21,31を開放する場合に比べて、前面パネル40の回動量および突出量を大幅に低減することができる。
【0082】
特に、比較的薄い情報記録媒体であるディスクを対象とするCDプレーヤ20の媒体挿入口21の厚さは、カセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31に比べて薄いため、カセットテーププレーヤ30を上段に配置した場合に比べて、CDプレーヤ20を上段に配置した本実施の形態によれば、前面パネル40の回動量および突出量を効率よく低減することができる。
【0083】
そして、このように、前面パネル40の回動量および突出量を低減できることから、CDプレーヤ20に対するディスク2のイジェクト/ローディングに要する時間を短縮することができる。加えて、前面パネル40やディスク2の接触とそれによる損傷を防止することができ、さらに、装置の取付可能範囲を拡大できる。
【0084】
また、上段のCDプレーヤ20に対するディスク2のイジェクト/ローディング時に、前面パネル40がすでに第2の開位置P2 にある場合には、前面パネル40を無駄に回動させることなしに、前面パネル40をこの第2の開位置P2 に保持するため、CDプレーヤ20に対するディスク2のイジェクト/ローディングを迅速に効率よく行うことができる。
【0085】
一方、下段のカセットテーププレーヤ30に対するカセット3のイジェクト/ローディング時には、前面パネル40をその前面部が下方を向く形で第2の開位置P2 に回動させる。そのため、カセット3と前面パネル40の前面部とが接触する可能性はなく、この前面パネル40の前面部に設けられた液晶TV41や操作スイッチ42が損傷する可能性はない。
【0086】
このような第2の開位置P2 において、前面パネル40は水平方向前方に突出する形となるが、この場合に、本実施の形態においては、図8に示すように前面パネル40の下部を装置本体10内に引き込むことにより、前面パネル40の突出量を低減することができる。そのため、前面パネル40の損傷を防止することができると共に、装置の取り付け可能範囲を拡大できる。
【0087】
以上のように、本実施の形態によれば、ディスク2またはカセット3のイジェクト/ローディングの際における前面パネル40の前面部の液晶TV41および操作スイッチ42の目視や操作を行うことが可能でかつ前面パネル40やディスク2またはカセット3の損傷を防止可能であり、しかも、前面パネル40の回動量および突出量を低減して装置の取り付け範囲を拡大することができる。したがって、使用感、操作性、および信頼性を向上することができ、配置の柔軟性にも優れている。
【0088】
[2.第2の実施の形態]
[2−1.構成]
前記第1の実施の形態においては、CDプレーヤ20として、前述したように、大径ディスク(12cmCD)と小径ディスク(8cmCD)の両方をそのままローディング可能なCDプレーヤ20を使用したが、第2の実施の形態においては、特に、操作・制御部50のマイコン51が、小径ディスクのイジェクト時における前面パネル40の制御を、図12に示すような動作手順で行うように設定される。具体的には、この一連の動作のステップ201〜209は、図9に示したステップ104と図10に示したステップ106との間の結合子A部分に挿入される。なお、これ以外の部分については、前記第1の実施の形態と同様に構成される。
【0089】
[2−2.作用]
第2の実施の形態の車載用情報装置において、イジェクト/ローディング時の前面パネル40の制御は、操作・制御部50のマイコン51によって、基本的に、図9〜図11に示すような手順で行われるが、小径ディスクのイジェクト時におけるCDプレーヤ用の前面パネル制御に限っては、図12に示すような手順で行われる。
【0090】
すなわち、図9のステップ104において、指令信号がCDプレーヤ20に関するものであると判定した場合には、マイコン51は、図12のステップ201において、入力したイジェクト/ローディング指令信号が小径ディスクのイジェクトに関するものであるか否かを判断する。なお、この場合のディスク2のサイズの判断は、前記第1の実施の形態において説明したような、ディスクサイズ判別センサ26からの検出信号に基づいて行われる。
【0091】
そして、ステップ201において、入力したイジェクト/ローディング指令信号が小径ディスクのイジェクトに関するものでないと判定した場合には、マイコン51は、そのまま図10のステップ106〜114の動作を行う。
【0092】
これに対し、ステップ201において、入力したイジェクト/ローディング指令信号が小径ディスクのイジェクトに関するものであると判定した場合には、マイコン51は、続くステップ202〜208の動作を行う。このステップ202〜208の一連の動作は、前記第1の実施の形態のカセットテーププレーヤ用の前面パネル40の制御の一連の動作であるステップ115〜121(図11)と全く同様であるため、説明を省略する。
【0093】
そして、ステップ121に対応するステップ208において、前面パネル40が第2の開位置P2 に保持される結果、CDプレーヤ20の媒体挿入口21およびカセットテーププレーヤ30の媒体挿入口31は共に開放状態となり、CDプレーヤ20はイジェクト/ローディング可能な状態となる。この後、マイコン51は、ステップ209において、CDプレーヤ20の駆動モータ23をイジェクト側に回転させるように制御し、その結果、CDプレーヤ20のディスクイジェクト/ローディング機構22は、小径ディスクのイジェクト動作を行う。
【0094】
[2−3.効果]
以上のような構成を有する本実施の形態の車載用情報装置によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、前述したように、小径ディスクの場合、イジェクト時における突出量が小さいが、特に、図3および図7に示すように、前面パネル40が第1の開位置P1 にある状態では、CDプレーヤ20の媒体挿入口21と前面パネル40の上端部とは極めて接近するため、この状態において、媒体挿入口21からの小径ディスクの取り出しはより困難である。これに対し、本実施の形態によれば、ディスク2のイジェクト/ローディングのうち、小径ディスクのイジェクト時には、前面パネル40を第2の開位置P2 に保持するため、前面パネル40が小径ディスクの取り出しの支障となることはなく、小径ディスクの取り出しが容易になる。したがって、特に、小径ディスクのイジェクト時における使用感と操作性をより向上することができる。
【0095】
[3.他の実施の形態]
本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、他にも多種多様な形態を実施可能である。
【0096】
まず、前記各実施の形態において、マイコン51による前面パネル40の動作手順は、適宜変更可能である。例えば、前記各実施の形態においては、マイコン51を、前面パネル40の停止時にのみ、そのイジェクト/ローディング用の制御を開始するように設定した場合について説明したが、これに限らず、前面パネル40の動作途中に前面パネル40の制御を開始するように設定することも可能である。
【0097】
例えば、前面パネル40の動作途中にイジェクト/ローディング指令を入力した場合に、前面パネル40の回動方向を判断し、その回動方向が適切である場合にはそのまま前面パネル40を駆動し、逆に回動方向が不都合である場合にはパネル駆動モータ45を反転させて前面パネル40の回動方向を反転させるように設定することも可能である。このように設定した場合には、前面パネル40のより柔軟かつ迅速な制御が可能となる。
【0098】
さらに、前記各実施の形態においては、前面パネル40の制御を終えた後に、CDプレーヤ20およびカセットテーププレーヤ30のイジェクト/ローディング用の制御を行うように構成したが、これらの制御を併行的に行うことも可能である。また、操作部や制御部は自由に構成可能であり、例えば、前記各実施の形態の変形例として、制御手段であるマイコン51や操作・制御部50を装置本体10内に組み込むことなどが可能である。この場合、表示器54は、液晶TV41の表示画面で代用することもできる。
【0099】
一方、前面パネル40を駆動するための具体的なパネル駆動部43の構成は自由に変更可能である。例えば、前記各実施の形態においては、スライド部材60の水平移動と、装置本体10側に設けられた「く」字形のガイド溝68によって、駆動ピン63と従動ピン66を介して前面パネル40の回動を行うように構成したが、他にも、スライド部材60の水平駆動力を同様に回動駆動力に変換して前面パネル40を2方向に回動させるような各種の機構を適宜適用可能である。
【0100】
また、前記各実施の形態においては、前面パネル40の開位置を、第1と第2の方向において、1箇所ずつのみ設定したが、それぞれの回動方向において、複数の開位置を設定することや、あるいは、マニュアル操作時に無段階で停止できるように設定することなども可能である。例えば、前記各実施の形態において、前面パネル40を、第2の方向においても、CDプレーヤ20の媒体挿入口21のみを開放する位置で停止させるように構成することなどが考えられる。
【0101】
なお、前記各実施の形態においては、カセットテーププレーヤ30を傾斜して配置したが、水平に配置することも可能である。また、カセットテーププレーヤ30を上段に、CDプレーヤ20を下段に配置する構成も可能である。さらに、本発明は、CDプレーヤとカセットテーププレーヤの組み合わせに限定されるものではなく、MDプレーヤなどの各種のディスクプレーヤや、ICカード読取装置、あるいは、DATプレーヤ、ビデオテーププレーヤなどを含む多様な記録再生装置の中から、自由に組み合わせ、上下方向に自由に配置することが可能である。また、前面パネル40の前面部にも、液晶TV以外の各種の装置を設けることが可能である。
【0102】
本発明においてはまた、3個以上のn個の記録再生装置を上下に配置する構成も可能であり、この場合には、n個の記録再生装置に対する前面パネル40の開位置として、上からn段目までの記録再生装置の媒体挿入口をそれぞれ開放するn個の開位置を設定することなどが考えられる。例えば、最上段の記録再生装置の媒体挿入口のみを開放する場合には第1の方向に回動し、上から2段目以下の記録再生装置の媒体挿入口を開放する場合には第2の方向に回動するように構成することなどが考えられる。また、第1の方向への回動により、複数段の記録再生装置の媒体挿入口を開放するように構成することも可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、前面パネルを2方向に回動させ、その両方向の回動によってそれぞれ媒体挿入口を開放するように構成すると共に、このような前面パネルの回動を、記録再生装置に対する着脱指令に応じて制御するように構成したことにより、従来に比べて、情報記録媒体の排出/挿入の際における前面パネルの前面部の目視や操作を行うことが可能でかつ前面パネルや情報記録媒体の損傷を防止可能であり、しかも、前面パネルの回動量および突出量を低減して装置の取付可能範囲を拡大することができる。したがって、従来に比べて、使用感、操作性、信頼性、および配置の柔軟性に優れた車載用情報装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の車載用情報装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1のパネル駆動部の閉状態を示す斜視図。
【図3】図1のパネル駆動部の第1の開状態を示す側面図。
【図4】図1のパネル駆動部の第2の開状態を示す側面図。
【図5】図1のパネル駆動部の具体的な構成の一例を示す図で、特に、閉状態を示す平面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図5のパネル駆動部の第1の開状態を示す側面図。
【図8】図5のパネル駆動部の第2の開状態を示す側面図。
【図9】図1の装置におけるイジェクト/ローディング指令時のマイコンの動作手順のうち、指令信号の判別までの部分を示すフローチャート。
【図10】図1の装置におけるイジェクト/ローディング指令時のマイコンの動作手順のうち、CDプレーヤ用の前面パネル制御とCDプレーヤ制御に関する部分を示すフローチャート。
【図11】図1の装置におけるイジェクト/ローディング指令時のマイコンの動作手順のうち、カセットテーププレーヤ用の前面パネル制御とカセットテーププレーヤ制御に関する部分を示すフローチャート。
【図12】本発明による第2の実施の形態の車載用情報装置におけるイジェクト/ローディング指令時のマイコンの動作手順の一部を示すフローチャート。
【図13】従来の車載用情報装置の一例を示す構成図。
【図14】従来の車載用情報装置の前面パネルの回動方式の一例を示す原理図。
【図15】従来の車載用情報装置の前面パネルの回動方式の別の一例を示す原理図。
【図16】本発明の適用によって装置本体の先端部に形成されるデッドスペースを示す説明図。
【図17】本発明とは異なる回動方式の一例によって装置本体の先端部に形成されるデッドスペースを示す説明図。
【図18】本発明とは異なる回動方式の別の一例によって装置本体の先端部に形成されるデッドスペースを示す説明図。
【符号の説明】
2:ディスク
3:カセット
10:装置本体
11:シャーシ
20:CDプレーヤ
21:媒体挿入口
22:ディスクイジェクト/ローディング機構
23:駆動モータ
24:ディスク挿入検出センサ
25:ディスク排出検出センサ
26:ディスクサイズ判別センサ
30:カセットテーププレーヤ
31:媒体挿入口
32:カセットイジェクト/ローディング機構
33:カセット検出センサ
40:前面パネル
41:液晶TV
42:操作スイッチ
43:パネル駆動部
44:パネル駆動機構
45:パネル駆動モータ
46:パネル位置検出センサ
50:操作・制御部
51:マイコン
52:ディスクイジェクト/ローディングボタン
53:カセットイジェクト/ローディングボタン
54:表示器
60:スライド部材
60a〜60c:リブ
61:ラック
62:歯車列
63:駆動ピン
64:ガイド溝
65:ガイドピン
66:従動ピン
67:ガイド板
68:ガイド溝
70a,70b:リミットスイッチ
71a,71b:アクチュエータ
72a,72b:作用片
73:フォトスイッチ
74:小孔列
Claims (5)
- 装置本体と、
前記装置本体内部の上下方向に重ねて設けられた複数の記録再生手段と、
前記複数の記録再生手段の各々に設けられ、前記装置本体の前面にそれぞれ開口する複数の媒体挿入口と、
前記装置本体の前面に、前記複数の媒体挿入口を覆うように設けられた前面パネルと、
前記前面パネルを、この前面パネルが前記複数の媒体挿入口を開放するように回動させる回動手段を備えた車載用情報装置において、
前記回動手段は、前記前面パネルをその前面部が上方を向く第1の方向と、その前面部が下方を向く第2の方向とにそれぞれ回動させるように構成され、前記前面パネルを前記第1の方向に回動させる場合には、この前面パネルの上端部を前記複数の媒体挿入口中の少なくとも一つの媒体挿入口よりも下方でかつ少なくとも一つの媒体挿入口よりも上方の位置まで引き下げ、この前面パネルを前記第2の方向に回動させる場合には、この前面パネルの背面部を前記複数の媒体挿入口中の最も下側の媒体挿入口より下方の位置まで下降させるように構成され、
前記回動手段の起動/停止を制御する制御手段が設けられ、この制御手段は、前記複数の記録再生手段中の上側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第1の方向に回動させ、前記複数の記録再生手段中の下側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させるように構成されたことを特徴とする車載用情報装置。 - 前記制御手段は、前記前面パネルが前記第2の方向に回動した状態で、前記複数の記録再生手段中の上側の一つの記録再生手段に対する媒体の着脱指令がなされた場合には、前記回動手段を起動せず、前記前面パネルを前記第2の方向の回動状態に保持させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車載用情報装置。
- 前記複数の記録再生手段は、上側に配置されたディスクプレーヤを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用情報装置。
- 前記ディスクプレーヤは、大小の径を有する2種のディスクを挿入可能に構成され、前記制御手段は、前記ディスクプレーヤに小径のディスクが挿入されている状態で、このディスクの排出指令がなされた場合には、前記回動手段を起動して、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させるように構成されたことを特徴とする請求項3記載の車載用情報装置。
- 前記回動手段は、前記前面パネルを前記第2の方向に回動させる場合に、この前面パネルの下部を前記装置本体内に引き込むように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の車載用情報装置。
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