JP2001132309A - パネル開閉装置 - Google Patents
パネル開閉装置Info
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Abstract
縁との隙間を小さく抑えながら、当該開閉パネルをその
操作や表示確認に好ましい位置に開かせる。 【解決手段】 固定側パネル10のパネル収納凹部10
aに収められる開閉パネル16を開閉する装置。開閉パ
ネル10がパネル収納凹部10aに収められる閉位置
と、この閉位置から前方かつ上向きに展開する開位置と
の間で開閉パネル16を移動させるに際し、開閉パネル
16をその上端前部16pもしくはその近傍を中心とし
て小回り動作させてから前記開位置まで本回動動作させ
る。
Description
機器等に操作用あるいは表示用として設けられたパネル
を開閉させるための装置に関するものである。
やナビゲーション機器において、その操作用あるいは表
示用のパネルを開閉可能に構成することにより、パネル
奥部にディスクを収納してパネル開時にディスク等を出
し入れできるようにする工夫が検討されている。
す。図において、固定側パネル202の適所にはパネル
収納凹部202aが設けられ、その奥方に、前方に開口
するシャーシー201が設けられている。シャーシー2
01内には図11に示すような収納空間Sが確保されて
いる。この収納空間Sは、例えばオーディオ用やナビゲ
ーション用の記録媒体(コンパクトディスクやミニディ
スク、カセットテープなど)が収納されるものである。
前記パネル収納凹部202aには挿入口202bが形成
され、この挿入口202bを通じて前記収納空間Sに対
する記録媒体の出し入れが行われるようになっている。
ネル205が収納される。この開閉パネル205は、ボ
タン等からなる操作部203と、ディスプレイ等からな
る表示部204とを備え、図10及び図11(A)に示
すように前記パネル収納凹部202aに立直状態で収め
られる閉位置と、この閉位置から図11(C)に示すよ
うに展開する開位置とに開閉可能となっている。
1内には、前後方向にスライド可能なスライド部材20
6が設置され、その前端部が開閉パネル205の下端部
にピン205aを介して相対回動可能に連結されてい
る。開閉パネル205の上部には側方に突出する突起2
05bが設けられ、この突起205bは、パネル収納凹
部202aの側壁前部内側面に設けられた案内溝207
内に嵌め込まれている。この案内溝207は、上下方向
に延び、その下端部が若干前向きに円弧状に湾曲する形
状をなしている。
す閉位置からスライド部材206が前方にスライドする
と、そのスライドに伴って開閉パネル205が傾斜しな
がらこの開閉パネル205の上端部が降下し(同図
(B))、最終的に開閉パネル205は略水平となる開
位置に到達する(同図(C))。この状態で、前記収納
空間Sに対し、カセットテープやCD、MD等の記録媒
体を容易に出し入れすることが可能になる。
運転席の近傍に設けられ、運転者が着座状態のまま操作
したり、その表示を見たりすることが多い。このような
操作や表示の確認を容易にするには、例えば図12
(a)に示すように操作パネル205が跳ね上がる(す
なわちパネル下端部が前側に浮上する)ような開き方を
させ、この開状態での操作パネル位置を高くして当該開
位置で操作されるように構成することが考えられる(図
例では、パネルの跳ね上げに伴って挿入口202bの位
置を下げている)。
をさせる場合、開閉パネル205の上面とパネル収納凹
部202aの天壁との隙間208が小さいと、閉位置か
ら開位置への移動時にパネル205の上端が前記天壁と
干渉してしまい(図12(b)の二点鎖線参照)、開閉
パネル205が開作動できなくなる。従って、このよう
なパネル動作を可能にするには、前記隙間208を大き
くせざるを得ず、その分見栄えが悪くなる。
での開閉パネル上端とパネル収納部周縁との隙間を小さ
く抑えながら、当該開閉パネルをその操作や表示確認に
好ましい位置に開かせることができるパネル開閉装置を
提供することを目的とする。
の手段として、本発明は、固定側パネルに設けられた開
閉パネルを、当該開閉パネルが前記固定側パネルに設け
られたパネル収納部に収められる閉位置と、この閉位置
から前方かつ上向きに展開する開位置との間で移動させ
るパネル開閉装置であって、開閉のための駆動力を出力
する駆動出力部と、この駆動出力部の出力により、前記
開閉パネルに、まずその上端前部もしくはその近傍を中
心とする小回り動作を行わせ、次いで前記開位置への本
回動動作を行わせる駆動変換機構とを備えたものであ
る。
なり開位置まで本回動させるのではなく、まず当該開閉
パネルをその上端前部がパネル収納部周縁と干渉しない
ように当該上端前部もしくはその近傍を中心として小回
り動作させ、その後に前記開位置まで本回動動作させる
ようにしているので、開閉パネル上端とパネル収納部周
縁との隙間は十分小さく抑えながら、両者の干渉を生ず
ることなく良好に開閉パネルの開閉ができ、かつ、使用
者にとって操作のしやすい比較的高い位置に開閉パネル
を展開させることができる。
駆動力により、前記開閉パネルを前記閉位置から開位置
までの動きと逆の動きで閉位置に戻すように前記駆動変
換機構を構成するのがより好ましい。これにより、開方
向、閉方向のいずれも開閉パネルが自動的に駆動される
ことになる。
ネル及びこの固定側パネルに固定される部材を含む固定
側部材と、前記駆動出力部の出力により前後方向にスラ
イド駆動され、かつ、少なくとも前記小回り動作に対応
する領域で昇降動作を伴いながらスライドするように前
記固定側部材に支持されるとともに、前記開閉パネルに
その下端部よりも上側にある所定の回動支点で相対回動
可能に連結されたスライド部材と、前記固定側部材と開
閉パネルとの間に設けられ、前記スライド部材の前方へ
のスライド動作に伴って前記開閉パネルが前記小回り動
作及び本回動動作を行うように開閉パネルを案内する案
内機構とを備えたものが、好適である。
材が上昇または下降しながら前方へスライドすることに
より、開閉パネルは案内機構の案内を受けて小回り動作
を行い、その後、前記スライド部材のスライド動作に伴
って閉位置まで本回動動作を行う。
に支持するには、例えば、当該スライド部材と固定側部
材とのいずれか一方に突出部を設け、他方に前後方向に
延びて前記突出部が嵌まり込む案内溝を設けるととも
に、前記スライド部材の開閉パネル回動支点が前記小回
り動作の回動中心を中心とする円運動をするように前記
案内溝の少なくとも前端部を曲線状とすればよい。
ネルと固定側部材とのいずれか一方に設けられた突出部
と、他方に設けられ、前記突出部が嵌まり込む案内溝と
からなり、この案内溝は、前記小回り動作の回動中心を
中心とする円弧状またはこれに近似する形状をもつ小回
り案内部と、前記本回動動作で開閉パネルの所定部位が
描く軌跡に対応する形状に形成された本回動案内部を連
続して有するものが、好適である。
を昇降させながらスライド駆動するには、例えば、前記
駆動出力部の出力端をピニオンとし、このピニオンに噛
合するラックを前記スライド部材にそのスライド方向に
沿って設けるとともに、このスライド部材のスライド中
の昇降動作にかかわらず前記ラックとピニオンとの噛合
面が常に一定の噛み合い高さを維持するように前記ラッ
クの少なくとも一部を曲線状にすればよい。
わせてピニオンを昇降させる必要がなく、ラックの少な
くとも一部を曲線状にするだけの簡素な構成で前記スラ
イド部材にスライドと昇降とが複合された複雑な動作を
行わせることができる。
の駆動変換機構を左右両側に設け、これらの駆動変換機
構を前記開閉パネルの左右両端部に連結すれば、開閉パ
ネルの支持及び開閉駆動をより安定した状態で行うこと
ができる。
録媒体の収納空間を確保することができ、さらに、開位
置にある開閉パネルの下方で前記収納空間に対する記録
媒体の出し入れが行われるようにすることも可能とな
る。
1〜図9に基づいて説明する。
ル(例えば車両のインストゥルメントパネル)であり、
この固定側パネル10に、図5〜図7及び図8,図9に
示すようなパネル収納凹部10aが設けられている。こ
のパネル収納凹部10aは、他のパネル部分よりも一段
後方へ凹んでいる。
ャーシー12及び上側シャーシー14が2段に重ねて設
けられている。これらのシャーシー12,14は前方に
開口し、その奥側中央にディスクDなどの記録媒体を収
納する収納空間が確保されており、この収納空間に対
し、前記パネル収納凹部10aに形成された上側挿入口
10b及び下側10cを通じてディスクDなどが出し入
れできるようになっている。
は図3,図8,図9に示すような開口部18が設けら
れ、この開口部18に図略のディスプレイが組み付けら
れるようになっている。
には、開閉パネル16が設けられている。この開閉パネ
ル16には、ボタンその他のスイッチ類を備えた操作部
が設けられている。なお、この操作部に代え、あるいは
これに加えてディスプレイなどの表示部を開閉パネル1
6に設けてもよい。
立直状態で前記パネル収納凹部10aに収められる閉位
置と、図8に示すように固定側パネル10から前方に大
きく引き出されてかつ跳ね上げられた状態の開位置との
間で開閉作動するようになっている。そして、この開閉
パネル16を開閉駆動するための開閉装置が、前記下側
シャーシー12内に組み込まれている。この実施の形態
では、前記下側シャーシー12と前記固定側パネル10
とにより、リンク機構の固定リンクとしての役割を担う
固定側部材が構成されている。
ための駆動力を出力する駆動出力部30と、その出力を
利用して前記開閉パネル16を開閉させる左右一対の駆
動変換機構DMとを備えている。これらの駆動変換機構
DMは、前記ディスクDなどの収納空間を挟む左右両側
の位置に設けられ、かつ、前記開閉パネル16の裏面左
右両側部に連結されている。換言すれば、両駆動変換機
構DMの間に、ディスクDなどの収納空間が確保されて
いる。
とスライド部材19とによって構成されている。
の側壁のすぐ内側に設けられている。下側シャーシー1
2の側壁からは内側に複数のピン(突出部)13が突出
する一方、スライド部材19において各ピン13に対応
する位置に、前後方向に延びる貫通溝(案内溝)20が
設けられている。そして、各貫通溝20に前記ピン13
が嵌め込まれることにより、前記貫通溝20の長さ分
(第1のストローク)だけスライド部材19が前後方向
にスライドできるようになっている。
前記スライド部材19を通過させるための貫通孔10e
が設けられている(図8)。
20は、中央の直線部22を挟んで、それよりも前側の
部分が前方に向かうに従って下がる向きの略円弧状の曲
線部21となっており、直線部22よりも後側の部分が
後方に向かうに従って下がる向きの略円弧状の曲線部2
3となっている。従って、図1に示す閉位置から前方へ
のスライド開始時には、そのスライドに伴ってスライド
部材19が下降し、当該スライドの終了時にはそのスラ
イドに伴ってスライド部材19が上昇するように、スラ
イド部材19が下側シャーシー12側に支持されてい
る。また、前側曲線部21は、開閉パネル16の回動支
点である後述のピン24が開閉パネル上端前部またはそ
の近傍を中心とする(すなわち小回り動作の回動中心を
中心とする)円弧運動をするように円弧状又は略円弧状
に形成されている。
延びるラック19rが形成されている。そして、このラ
ック19rに前記駆動出力部30の出力する駆動力が伝
達されることにより、スライド部材19が前後方向にス
ライド駆動されるようになっている。
(a)(b)に示す。図示のように、この駆動出力部3
0は、駆動源であるモータ31、ウォームホイール3
2、トルクリミッタ33、歯車34、二重歯車35,3
6、及び伝動軸37を備えている。
が形成され、これにウォームホイール32が噛合されて
いる。ウォームホイール32はトルクリミッタ33を介
して歯車34に連結されている。トルクリミッタ33
は、トルク負荷が一定以上の場合にウォームホイール3
2と歯車34との間のトルク伝達を切るものである。二
重歯車35は大歯車35aと小歯車35bとを同軸状態
で有し、その大歯車35aが前記歯車34に噛合されて
いる。
の左右方向に延び、同下側シャーシー12内に回転可能
に支持されており、この伝動軸37の両端に二重歯車3
6が固定されている。二重歯車36は、大径の歯車36
aと小径のピニオン36pとを有し、一方の二重歯車3
6の歯車36aが前記小歯車35bに噛合されるととも
に、両二重歯車36のピニオン36pが各スライド部材
19のラック19rに噛合されている。
より、その駆動力がウォームホイール32、歯車34、
二重歯車35、及びこれに噛合する側の二重歯車36を
介して一方のスライド部材19に伝達されるとともに、
前記二重歯車36の回転力が伝動軸37及び他方の二重
歯車36を介して他方のスライド部材19に伝達され、
これにより左右のスライド部材19が同時にスライド駆
動されるようになっている。
ク19rの形状が、前記貫通溝20に沿う変則形状とな
っている。すなわち、ラック19rの前側部は前方に向
かうに従って下がる方向の円弧状または略円弧状の曲線
状(図例では円弧状)とされ、ラック19rの後側部は
後方に向かうに従って下がる方向の略円弧の曲線状とさ
れており、スライド部材19のスライドに伴う昇降動作
にかかわらず、そのラック19rとピニオン36pとの
噛合面が略一定高さに保たれるようになっている。
上方に軸支部19aが延長されている。一方、開閉パネ
ル16の裏面には、その下端よりも上側の位置(図では
略中間位置)から後方に突出する左右一対の連結部16
aが形成され、この連結部16aと前記スライド部材1
9の軸支部19aとがピン24を介して相対回動可能に
連結されている。
と固定側部材を構成する固定側パネル10との間には、
案内機構が設けられている。
の上端位置から後方に突出する左右一対の連結部16b
が形成され、この連結部16bから外側方にピン16c
が突設されている。
は、案内溝(図例では図2に示すような貫通溝)26が
形成され、この案内溝26内に前記ピン16cが嵌め込
まれている。
端前部16pもしくはその近傍を中心とする小半径円弧
状の小回り案内部27とされ、それよりも下方の部分
は、前記小回り案内部27から下方に延び、かつ、その
下端近傍で前向きに湾曲する本回動案内部28とされて
いる。この案内溝26の形状は、前記スライド部材19
のスライドに伴って開閉パネル16が後述のような動き
をするように設定されている。
パネル閉時に前記連結部16bが前方から挿入される貫
通孔10dが設けられている(図8)。
40が固定されている。この回路基板40には、制御回
路素子の他、2つのリミットスイッチ41,42が実装
されている。リミットスイッチ41は、前記スライド部
材19が最後端位置(パネル閉位置に対応する位置)ま
で後退したことを検知するもので、リミットスイッチ4
2はスライド部材19が最前端位置まで前進したことを
検知するものである。
は、下向きの操作部19eが形成されている。一方、各
リミットスイッチ41,42には、その検出部41a,
42aを覆うように揺動部材43,44が水平軸41
b,42b回りに揺動可能に取付けられており、各揺動
部材43,44の揺動端部に被操作部43a,44aが
上向きに突設されている。
前端位置及びスライド後端位置に到達した時点で、その
操作部19eがそれぞれ揺動部材43,44の被操作部
43a,44aを操作し、これにより揺動した揺動部材
43,44がリミットスイッチ41,42の検出部41
a,42aを操作するように構成されている。前記ブラ
ケット43,44は、スライド部材19が昇降しながら
スライドするにもかかわらずその操作部19eが確実に
(すなわち空振りせずに)リミットスイッチ41,42
の検出部41a,42aを操作するように配慮して設け
られたものである。
にある状態を示している。この状態では、スライド部材
19が最後端位置まで後退しており、開閉パネル16の
突出部16cは、固定側パネル10に設けられた案内溝
26の略最上端に位置している。この固定側パネル10
及び前記スライド部材19により、開閉パネル16は、
パネル10のパネル収納凹部10a(図5等参照)内に
立直状態で保持されている。
にパネルを開く旨の指令信号が入力されると、同制御回
路は駆動出力部30のモータ31を作動させ、同駆動出
力部30の両ピニオン37を正方向(図1では時計回り
方向)に回転させる。これにより、スライド部材19は
前方にスライドし始める。
側のピン13が貫通溝20の曲線部21内に位置してい
るため、スライド部材19は沈みながら前方にスライド
する。一方、開閉パネル16上部の突出部16cは案内
溝26の小回り案内部27内に沿って動く。その結果、
開閉パネル16は、その上端前部16pもしくはその近
傍を中心として回動する小回り動作を行う(図5)。こ
の小回り動作により、パネル上端前部16pとパネル収
納凹部10a周縁との干渉を避けながら開閉パネル16
が適当な角度まで傾けられる。
に移行すると、スライド部材19はその高さを維持した
まま真っ直ぐ前方にスライドし、その一方で突出部16
cは本回動案内部28内をほぼ真っ直ぐに下降する(図
6)。そして、ピン13が貫通溝20の後側曲線部23
に入ると、スライド部材19は上昇動作を伴いながらス
ライドを続け、これに応じて突出部16cは本回動案内
部28の下端部、すなわち前方へ湾曲する部分に沿って
進行する。その終端に到達した時点で、図7に示すよう
に、開閉パネル16の下端部が高く跳ね上げられ、か
つ、開閉パネル16自身が略上方を向く開位置に当該開
閉パネル16が到達する。この時点で、スライド部材1
9の操作部19eが前側のリミットスイッチ42に設け
られた揺動部材44の被操作部44aを操作し、この操
作により揺動する揺動部材44がリミットスイッチ42
の検出部42aを操作する。その結果、スライド部材1
9が最前端位置に到達したことが検知され、その時点で
モータ30の作動が止められる。
楽にスイッチ類の操作(開閉パネル16に表示部がある
場合にはその表示の確認)を行うことができる。また、
開位置は比較的高い位置にあるので、上側挿入口10b
を通じての上側ハウジング14に対するディスクDなど
の出し入れのみならず、下側挿入口10cを通じての下
側シャーシー12に対するディスクDなどの出し入れ
も、前記開閉パネル16の下方で不都合なく行うことが
できる。
いきなり開閉パネル16を回動させる構成にしたとする
と、同図に示す開閉パネル16の上端と固定側パネル1
0の開口部周縁との隙間11が小さい場合、開閉パネル
16の回動の際にその上端部が開口部周縁と干渉し、開
作動できなくなるため、前記隙間11を大きくしなけれ
ばならないが、この実施の形態で示す装置では、まず開
閉パネル16にその上端前部16pもしくはその近傍を
中心とする小回り動作を行わせ、これにより体勢を整え
てから、開位置まで本回動動作させるようにしているの
で、前記隙間11を小さく抑えながら、開動作を難なく
行わせることができる。従って、前記隙間11の削減に
より、見栄えを向上させ、また、パネル奥への塵埃など
の侵入を防ぐことが可能である。
力された場合には、前記モータ30の逆作動が行われ
る。これにより、ピニオン36pが逆方向(図7の反時
計回り方向)に回転し、その結果、上述の開動作とは全
く逆の動作で開閉パネル16が図1の閉位置に復帰す
る。すなわち、開閉パネル16が図5に示すような閉位
置近傍位置まで本回動動作し、その後、小回り動作をし
て閉位置に収まる。この閉位置への復帰時点で、図1に
示すようにスライド部材19の操作部19eが後側のリ
ミットスイッチ41に設けられた揺動部材43の被操作
部43aを操作し、これにより揺動する揺動部材43が
リミットスイッチ41の検出部41aを操作する。その
結果、リミットスイッチ41から検出信号が出力され、
その信号を受けた制御回路がモータ30の逆作動を停止
させる。
者が手動で行うようにしてもよい。
とることも可能である。
出部16cを、固定側パネル10に案内溝26を設けた
ものを示したが、逆に、開閉パネル16側に案内溝を、
固定側パネル10側に前記案内溝に嵌まり込む突出部を
設けるようにしてもよい。また、前記突出部もしくは案
内溝を固定側パネル10ではなくシャーシー12側に設
けることも可能である。
ック19rを直線状にすることも可能である。この場合
には、駆動出力部30の少なくともピニオン36pを昇
降可能とし、かつ、これをラック19r側に付勢して、
スライド部材19の昇降にかかわらずピニオン36pと
ラック19rとが常時噛合を保つようにすればよい。た
だし、図示のようなラック形状(スライド部材19の昇
降動作に応じて湾曲する形状)とすれば、駆動出力部3
0を複雑化することなく、そのピニオン36pとラック
19rとの噛合状態を保つことができる。
くてもよく、これに近似する形状でもよい。要は、開閉
パネル16の上端前部16pとパネル収納凹部周縁との
干渉を避けながらの小回り動作を実現できる形状であれ
ばよい。
左右に設けたものを示したが、特に記録媒体の収納空間
を確保する必要がない場合などには、単一の駆動変換機
構DMのみで開閉パネル16を支持するようにしてもよ
い。
パネル収納凹部10aのように開閉パネル16を全周に
わたって囲むものに限らず、少なくとも当該開閉パネル
16の上端と対向する壁部を有していればよい。従っ
て、例えば閉位置の開閉パネル16の下端を下方に開放
するものであってもよい。
指令信号は適宜設定が可能である。例えば、車のエンジ
ンキーの操作で作動するACC端子のオンオフに連動さ
せ、ACC−ONで開動作、ACC/OFFで閉動作す
るように構成してもよい。
左右に設けたものを示したが、特に記録媒体の収納空間
を確保する必要がない場合などには、単一の駆動変換機
構DMのみで開閉パネル16を支持するようにしてもよ
い。
開閉パネルを一旦当該パネルの上端前部もしくはその近
傍を中心として小回り動作させ、その後に開位置まで本
回動動作させるようにしたものであるので、開閉パネル
上端とパネル収納部との隙間を小さく抑えながら、開閉
パネルを操作性あるいは表示確認性に優れた位置に開か
せることができる効果がある。
おいて開閉パネルが閉位置にある状態を示す断面側面図
である。
ある。
動出力部の断面正面図、(b)は断面側面図である。
位置から小回り動作した段階を示す断面側面図である。
回動動作している途中の段階を示す断面側面図である。
位置に到達した段階を示す断面側面図である。
る。
る。
の動作内容を示す模式断面図である。
せた例を示す模式断面図、(b)は開閉パネルを跳ね上
げるように開かせたときに生じる不都合を説明するため
の断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 固定側パネルに設けられた開閉パネル
を、当該開閉パネルが前記固定側パネルに設けられたパ
ネル収納部に収められる閉位置と、この閉位置から前方
かつ上向きに展開する開位置との間で移動させるパネル
開閉装置であって、開閉のための駆動力を出力する駆動
出力部と、この駆動出力部の出力により、前記開閉パネ
ルに、まずその上端前部もしくはその近傍を中心とする
小回り動作を行わせ、次いで前記開位置への本回動動作
を行わせる駆動変換機構とを備えたことを特徴とするパ
ネル開閉装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のパネル開閉装置におい
て、前記駆動出力部の逆方向の駆動力により、前記開閉
パネルを前記閉位置から開位置までの動きと逆の動きで
閉位置に戻すように前記駆動変換機構を構成したことを
特徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のパネル開閉装置
において、前記駆動変換機構として、前記固定側パネル
及びこの固定側パネルに固定される部材を含む固定側部
材と、前記駆動出力部の出力により前後方向にスライド
駆動され、かつ、少なくとも前記小回り動作に対応する
領域で昇降動作を伴いながらスライドするように前記固
定側部材に支持されるとともに、前記開閉パネルにその
下端部よりも上側にある所定の回動支点で相対回動可能
に連結されたスライド部材と、前記固定側部材と開閉パ
ネルとの間に設けられ、前記スライド部材の前方へのス
ライド動作に伴って前記開閉パネルが前記小回り動作及
び本回動動作を行うように開閉パネルを案内する案内機
構とを備えたことを特徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のパネル開閉装置におい
て、前記スライド部材と固定側部材とのいずれか一方に
突出部を設け、他方に前後方向に延びて前記突出部が嵌
まり込む案内溝を設けるとともに、前記スライド部材の
開閉パネル回動支点が前記小回り動作の回動中心を中心
とする円運動をするように前記案内溝の少なくとも前端
部を曲線状としたことを特徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項5】 請求項3または4記載のパネル開閉装置
において、前記案内機構は、前記開閉パネルと固定側部
材とのいずれか一方に設けられた突出部と、他方に設け
られ、前記突出部が嵌まり込む案内溝とからなり、この
案内溝は、前記小回り動作の回動中心を中心とする円弧
状またはこれに近似する形状をもつ小回り案内部と、前
記本回動動作で開閉パネルの所定部位が描く軌跡に対応
する形状に形成された本回動案内部とを有することを特
徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載のパネル
開閉装置において、前記駆動出力部の出力端をピニオン
とし、このピニオンに噛合するラックを前記スライド部
材にそのスライド方向に沿って設けるとともに、このス
ライド部材のスライド中の昇降動作にかかわらず前記ラ
ックとピニオンとの噛合面が常に一定の高さを維持する
ように前記ラックの少なくとも一部を曲線状にしたこと
を特徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のパネル
開閉装置において、前記駆動変換機構を左右両側に設け
たことを特徴とするパネル開閉装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のパネル開閉装置におい
て、左右の駆動変換機構同士の間に記録媒体の収納空間
を確保し、開位置にある開閉パネルの下方で前記収納空
間に対する記録媒体の出し入れが行われるようにしたこ
とを特徴とするパネル開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31409499A JP3535782B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | パネル開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31409499A JP3535782B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | パネル開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001132309A true JP2001132309A (ja) | 2001-05-15 |
JP3535782B2 JP3535782B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18049179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31409499A Expired - Fee Related JP3535782B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | パネル開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3535782B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002318549A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Toyota Motor Corp | 可倒式ディスプレー装置 |
JP2006337755A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Fujitsu Ten Ltd | パネル傾動装置 |
US7356954B2 (en) | 2003-12-01 | 2008-04-15 | Fujitsu Ten Limited | In-vehicle display apparatus |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP31409499A patent/JP3535782B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002318549A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Toyota Motor Corp | 可倒式ディスプレー装置 |
US7356954B2 (en) | 2003-12-01 | 2008-04-15 | Fujitsu Ten Limited | In-vehicle display apparatus |
JP2006337755A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Fujitsu Ten Ltd | パネル傾動装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3535782B2 (ja) | 2004-06-07 |
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