JP2002293199A - 車載用電子機器 - Google Patents

車載用電子機器

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JP2002293199A
JP2002293199A JP2001098752A JP2001098752A JP2002293199A JP 2002293199 A JP2002293199 A JP 2002293199A JP 2001098752 A JP2001098752 A JP 2001098752A JP 2001098752 A JP2001098752 A JP 2001098752A JP 2002293199 A JP2002293199 A JP 2002293199A
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posture
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JP2001098752A
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Yasushi Shibuya
康司 渋谷
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 起立姿勢のノーズがケースの前方へ移動し、
その後に水平姿勢へ回動してケース内に収納される車載
用電子機器では、ノーズが起立姿勢のまま前進してから
回動するため、ノーズの動作が緩慢に見え、またケース
の前方にノーズの回動のための余分な空間が必要にな
る。 【解決手段】 ノーズ10がケース1の前方へ起立姿勢
のまま距離L1だけ前進し、その位置で姿勢制御アーム
31が規制されながら回動軸12が前進して前記距離L
1を埋める分だけノーズ10が回動する。その後に回動
した姿勢を保ちながらノーズ10が前進し、ケース1か
ら距離を開けた後に回動して水平姿勢になる。水平姿勢
となったノーズ10は往復移動部材23の後退動作に伴
ってケース1内に収納される。ノーズ10が複数段階で
回動するため、常にケース1との間に余分な空間が形成
されずに、迅速に回動するように見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースの前面に位
置する起立姿勢のノーズが、前方へ移動するとともに水
平姿勢へ回動し、水平姿勢の状態でケース内に収納され
る車載用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図16(A)(B)に示すオーディオ用
またはカーナビゲーション用などの車載用電子機器10
0は、1DINサイズなどのケース101が、車室内の
ダッシュボードやインストルメントパネル内などに埋設
され、ケース101の前方に設けられた前面パネル10
3およびその前方を覆うノーズ102が、前記ダッシュ
ボードやインストルメントパネルなどの表面に現れる。
【0003】図16(A)に示す車載用電子機器100
では、ケース101の前面に設けられたパネル103の
下部に開口部104が形成されている。またケース10
1内には、前記開口部104を介して前後に往復移動す
る往復移動部材105が設けられており、前記ノーズ1
02の下部が、前記往復移動部材105に、回動軸10
6によって回動自在に支持されている。
【0004】ノーズ102が図16(A)に示す起立姿
勢の状態で、往復移動部材105が前進すると、その前
進動作の最終段階で、前記ノーズ102が前記回動軸1
06を支点として時計方向へ回動する。そして、図16
(B)に示すように往復移動部材105が最も前進した
状態で、ノーズ102が水平姿勢へ回動する。さらに、
図16(B)の状態から往復移動部材105がケース1
01内へ後退する際に、水平姿勢のノーズ102が開口
部104を通過してケース101内に収納される。
【0005】このようにノーズ102をケース101内
へ収納させることにより、車外から車載用電子機器10
0が設けられていることを隠蔽することができ、車載用
電子機器100の盗難を未然に防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の車載
用電子機器100において、図16(A)に示す起立姿
勢のノーズ102の前進動作の開始直後に、ノーズ10
2を時計方向へ回動させようとすると、ノーズ102の
上端の背部がパネル103の前面に当たることになる。
したがって、ノーズ102を起立姿勢のまま前方へ移動
させて、起立姿勢のノーズ102とパネル103との距
離を充分に確保してから、前進動作の最終段階でノーズ
102を時計方向へ回動させるのが一般的である。
【0007】しかし、ノーズ102を起立姿勢のまま前
方へ移動させてから回動させると、ノーズ102が起立
姿勢のまま前進する際に、ノーズ102とパネル103
との間に大きな空間が形成されて、動作途中での商品の
外観が悪くなり、またノーズ102の回動動作が緩慢に
見え、クイック動作感の点で劣るものとなる。また、起
立姿勢のノーズ102をそのまま長い距離前進させる
と、車載用電子機器100の前方に広い動作空間が必要
になる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ノーズの動作にクイック感を生じさせることがで
き、またノーズの回動に要するスペースを最少にできる
車載用電子機器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の車載用電子機器
は、前面に開口部を有するケースと、前記ケースの前方
を覆う起立姿勢となるノーズと、前記ノーズをケースの
前方へ移動させその後に後方へ移動させる往復移動部材
と、前記往復移動部材によって前記ノーズが前方へ移動
させられるときに、前記起立姿勢のノーズを水平姿勢に
向けて回動させる回動動作を複数回に分けて行う姿勢可
変手段を有し、前記姿勢可変手段により前記ノーズが水
平姿勢となった後に、前記往復移動部材の後退動作に伴
って水平姿勢の前記ノーズが前記開口部を通過して前記
ケース内へ収納されることを特徴とするものである。
【0010】例えば、前記姿勢可変手段は、前記ノーズ
の一端側に位置して前記往復移動部材によって往復動作
させられる回動軸と、前記回動軸から離れた位置で前記
ノーズに回動自在に支持された姿勢制御部材と、前記姿
勢制御部材を案内する第1案内部と第2案内部とを有
し、前記第1案内部には、前記回動軸が前進するときに
前記姿勢制御部材の前進を許容する前進許容部と、前記
前進許容部の途中に設けられた少なくとも1段の前進規
制部とが設けられて、前記姿勢制御部材が前記前進規制
部で規制されているときおよび前記第1案内部の前端で
規制されているときに、前記回動軸の前進に伴って前記
ノーズが水平姿勢に向けて回動させられ、前記第2案内
部は、前記ノーズが水平姿勢になった状態で前記回動軸
が前記ケース内へ後退するときに、前記姿勢制御部材を
前記ケース内に導くことができるようにケースの前後に
直線状に形成されているものである。
【0011】この場合に、前記姿勢制御部材の基端部に
は、前記第1案内部と第2案内部を摺動する制御突起が
設けられ、前記回動軸が前進するときに、前記制御突起
を前記第1案内部の前進規制部に一時的に留める規制手
段が設けられているものとして構成でき、例えば、前記
規制手段は前記往復移動部材に設けられており、前記規
制手段は、前記往復移動部材および前記回動軸が前進す
るときに、前記制御突起を前記第1案内部の前進許容部
と前進規制部に選択的に移動させるものとして構成でき
る。
【0012】また、前記において、前記ノーズが前記収
納姿勢にあるときを起点として、前記往復移動部材が前
進する際に、前記ノーズが水平姿勢の状態でケースの外
へ出て、前記往復移動部材が後退するときに、前記姿勢
制御部材が、前記第1案内部の前端で規制されるときお
よび前記前進規制部で規制されるときに、前記ノーズが
水平姿勢から起立姿勢へ向けて回動させられるものとな
る。
【0013】本発明では、起立姿勢のノーズが前進する
ときに、その前進動作の途中で少なくとも1回水平姿勢
に向けて回動し、さらにその後に水平姿勢となるまで完
全に回動させられる。そしてその回動動作の後に、水平
姿勢のノーズがケース内に収納させられる。
【0014】例えば、1回目の回動の回動角度を小さく
することにより回動中のノーズがパネルの前面に当たる
のを防止できる。またノーズの回動動作が複数回に分け
て行われるため、ノーズの動作全体を見たときに、その
動作に迅速感を生じさせることができる。またノーズの
上部前方の動作空間を最少にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はノーズが起立姿勢のときの
車載用電子機器を示す斜視図、図2はノーズが水平姿勢
から収納姿勢へ至るときの車載用電子機器を示す斜視
図、図3は姿勢可変手段のうちの案内部の構造を示す分
解斜視図、図4ないし図6はノーズが起立姿勢から収納
姿勢に移動するときの姿勢可変手段のうちの往復駆動手
段の動作を示す平面図、図7(A)から図15(A)ま
ではノーズが起立姿勢から収納姿勢に移行する際の一連
の動作を示す部分側面図、図7(B)から図15(B)
は、制御ピンの案内動作を示す部分拡大図である。
【0016】この車載用電子機器のケース1は、筐体2
とその前面に固定された前面パネル3とから構成されて
いる。筐体2は1DINサイズまたは1/2DINサイ
ズなどであり、この筐体2は例えば自動車の車室内のダ
ッシュボードやインストルメントパネル内に埋設され
る。このとき前面パネル3は、ダッシュボードやインス
トルメントパネルの表面とほぼ一致する。
【0017】この実施の形態では、Y1方向が下側で、
Y2方向が上側、X方向が左右方向、Z1方向が前方、
Z2方向が後方である。
【0018】図13(A)に示すように、筐体2の内部
では、下側(Y1側)がノーズの収納領域4となってお
り、この収納領域4は空間である。また上側(Y2側)
が内部機器の設置領域5である。この設置領域5には、
オーディオ用、画面表示用、ラジオ用などの各種電子回
路が設置される。またこの設置領域5にはCDやDV
D、MDなどの記録媒体の駆動装置が設置される。図1
3(A)に示す実施の形態では、前記設置領域5の前方
(Z1側)に記録媒体(ディスクD)の駆動装置5aが
設置されている。
【0019】図2に示すように、ケース1の一部を構成
する前面パネル3の前面は、ノーズ離脱面6となってい
る。このノーズ離脱面6の下側(Y1側)に片寄った位
置に開口部7が形成されている。この開口部7は高さ方
向の開口幅寸法がHであり、左右方向(X方向)に細長
いほぼ長方形状に開口している。前記開口部7は、筐体
2内の前記収納領域4に通じている。
【0020】図2に示すように、前記ノーズ離脱面6の
上側(Y2側)に寄った位置には、記録媒体の挿入およ
び排出が可能な出入口8が開口している。この出入口8
は、前記設置領域5内に設置された記録媒体の駆動装置
5aに対して記録媒体(ディスクD)を挿入・排出でき
る位置に開口している(図13(A)参照)。
【0021】ノーズ離脱面6は、前記開口部7および出
入口8を除いた領域のほぼ全面が平坦面を主体としてお
り、前面が黒色や濃緑色などである。この色は、後述す
るノーズ10と同じ色彩である。この実施の形態では、
ノーズ離脱面6に表示部材が設けられておらず、実質的
に表示面や操作面として機能しない。
【0022】図1に示すように、前面パネル3の前方に
は、ノーズ10が設置可能となっている。このノーズ1
0は、前記前面パネル3の前面(ノーズ離脱面6)とほ
ぼ同じ面積を占める大きさ、あるいは図1および図7
(A)に示すように、ノーズ10は、前記前面よりもや
や大きい面積を有している。
【0023】ノーズ10の表面(前面)は表示・操作面
10aであり、この表示・操作面10aには、表示部材
11aおよび、操作部材11b,11cが配列されてい
る。前記表示部材11aは例えばイコライザー表示を行
うもの、ラジオの受信周波数を表示するもの、あるいは
液晶TVであって、TV受信画像やナビゲーションシス
テムの地図表示画像などを表示するものである。この表
示・操作面10aには記録媒体の出入口などが設けられ
ていないため、大きな画面の表示部材11aを配置でき
る。前記操作部材11b,11cは、筐体2内に収納さ
れている記録媒体の駆動装置やTVチューナの制御操
作、筐体2以外の箇所に設けられた記録媒体駆動装置や
ディスクチェンジャなどの操作、またはカーナビゲーシ
ョンの操作などを行うものである。前記操作部材11b
は回転操作ノブであり、操作部材11cは押釦である。
【0024】前記ノーズ10は、上端面10cと下端面
10bを有しており、前記下端面10bの前方縁部10
eが、前記表示・操作面10aよりも前方へせり出して
いる。そして、図2に示すように、前記下端面10bの
幅寸法Wは、前記開口部7の開口幅寸法Hとほぼ一致し
ている。この車載用電子機器では、図2に示すように、
ノーズ10が水平姿勢となってケース1内に収納されて
隠される。ノーズ10が収納されたときに、前記下端面
10bが前記開口部7に位置して、ノーズ離脱面6とほ
ぼ同一面となり、前記下端面10bによって、開口部7
が塞がれる。よって、車外から見たときに車載用電子機
器が設置されていることが目視できず、車内での盗難を
未然に防止できる。
【0025】次に、前記ノーズ10を起立姿勢と収納姿
勢の間で移動させる姿勢可変手段20の構造を説明す
る。
【0026】図3は、前記姿勢可変手段20のうちのノ
ーズ10の右側の側面を支持する機構を分解斜視図で示
している。なお、ノーズ10の左側の側面にも同様の機
構が設けられている。
【0027】上記姿勢可変手段20は、主に図3と図4
に示す往復駆動手段21、および図3に示す姿勢制御部
材である姿勢制御アーム31と、ノーズを起立姿勢と収
納姿勢とに案内する案内手段22とから構成されてい
る。
【0028】図3に示すように、前記ノーズ10の左右
方向の両側面10d,10dでは、下端面10b側に回
動軸12,12が固定されている。前記往復駆動手段2
1では、ケース1の底部に、前後方向(Z1−Z2方
向)へ往復移動自在な往復移動部材23が設けられてい
る。この往復移動部材23は、底板23aとその左右両
側に立ち上がるように折り曲げ形成された折曲片23
b,23bとが1枚の金属板から一体に折り曲げ形成さ
れている。前記折曲片23b,23bの先端には支持穴
23c,23cが形成されており、前記ノーズ10の両
側面10d,10dの下端面10b側に設けられた前記
回動軸12,12がこの支持穴23c,23cに回動自
在に支持されている。
【0029】図3と図4に示すように、前記往復移動部
材23の底板23aには、前後方向(Z1−Z2方向)
へ長く形成された長穴23dが4箇所設けられ、各長穴
23dは、筐体2の底板上に固定して設けられたガイド
ピン14に挿通されている。その結果、往復移動部材2
3が前後方向へ直線的に往復移動可能となっている。
【0030】図4に示すように、筐体2の底板上には、
回転体24が筐体2の底板に固定された中心軸25によ
って回動自在に支持されている。回転体24の周囲に
は、前記中心軸25を中心とする円弧状の所定モジュー
ルの歯24aが形成され、回転体24は部分歯車を構成
している。
【0031】前記歯24aには、減速歯車列28の出力
段のピニオン歯車28aが噛み合っており、減速歯車列
28の入力段の歯車28bには、モータ29の出力軸に
固定されたウオーム歯車29aが噛み合っている。すな
わち、前記減速歯車列28とモータ29とによって、前
記回転体24を往復回動させるモータ駆動部が構成され
ている。
【0032】前記回転体24の歯24aが設けられてい
ない部分には、回動アーム24bが一体に形成され、そ
の先部に摺動ピン26が固定されている。前記往復移動
部材23の底板23aには、左右方向に延びる長穴23
eが形成されており、前記摺動ピン26が前記長穴23
e内に摺動自在に挿入されている。回動アーム24bと
摺動ピン26および前記長穴23eによって、回転体2
4の回転運動を往復移動部材23の往復運動に変換する
運動変換手段27が構成されている。
【0033】図4に示すように、回転体24が時計方向
へ最も回動したときには、往復移動部材23が後方(Z
2方向)へ引き込まれている。このとき、ノーズ10は
ノーズ離脱面6の前面を覆う起立姿勢(図1および図7
(A))である。図5は回転体24が図4の状態から反
時計方向へほぼ90度まで回動した状態であり、このと
き往復移動部材23は前方(Z1方向)へ最も突出して
いる。このとき図14(A)に示すようにノーズ10が
水平姿勢となる。図6は回転体24がさらに反時計方向
の最終点まで回動した状態である。このときノーズ10
はケース1内に完全に引き込まれる(図15(A))。
【0034】また、回転体24が図6の状態から時計方
向へ回動して図4に至る間に、収納姿勢のノーズ10が
ケース1の前方へ突出し、さらに立ち上がり姿勢になっ
て図1と図7(A)に示す起立姿勢に戻る。
【0035】図3に示すように、前記ノーズ10の両側
面10d,10dでは、前記回動軸12よりも上端面1
0c側に固定された支持ピン13が設けられている。姿
勢制御アーム31,31の一端には穴31a,31aが
形成され、ノーズ10の両側面の前記支持ピン13,1
3はこの穴31a,31a内に回動自在に連結されてい
る。
【0036】前記各姿勢制御アーム31,31の基端に
は、制御突起となる制御ピン32,32が固定されてい
る。前記往復移動部材23の両折曲片23b,23bに
は、規制手段となる規制案内部33,33が形成されて
いる。この規制案内部33は連続する長穴であり、前端
にて上方に向けられた第1選択部33a、前後(Z1−
Z2)方向へ水平に延びる第2選択部33b、斜めに延
びる第3選択部33c、水平に延びる第4選択部33
d、および後端において下方へ斜めに向けられた第5選
択部33eを有している。
【0037】前記姿勢制御アーム31と制御ピン32
は、前記ノーズ10の左右両側に一対設けられており、
前記それぞれの制御ピン32,32が前記各制御案内部
33,33内に摺動自在に挿入されている。なお、両側
部に設けられた前記折曲片23b,23bと前記姿勢制
御アーム31,31は、前面パネル3に形成された前記
開口部7内を通過してZ方向へ進退動作できるようにな
っている。
【0038】図3および図4に示すように、案内手段2
2,22は左右方向(X方向)の両側において、前記一
対の姿勢制御アーム31,31に対応して、それぞれ設
けられているが、図3では一方の側に設けられた案内手
段22のみ図示されている。左側に設けられた案内手段
の構造は図3に示すものと対称である。
【0039】前記案内手段22には案内板34が設けら
れている。この案内板34は、金属板によりL字状に折
り曲げられたものであり、縦方向へ垂直に延びる案内板
部34aと、水平に延びる固定板部34bとからなる。
図4に示すように、前記固定板部34bが筐体2の底板
上に固定されている。
【0040】前記案内板部34aには、長穴の案内部3
5が形成されており、前記折曲片23bの制御案内部3
3内に挿通された前記制御ピン32は、前記案内部35
内に摺動自在に挿通されている。
【0041】前記案内部35は、前後方向(Z方向)へ
短く延びる第1案内部36と、それよりも下方で第1案
内部36と平行に延び、且つ第1案内部36よりも十分
に長い第2案内部37とを有している。また第1案内部
36の前端36dと第2案内部37の前端37aは、上
下方向に垂直に延びる切換え路38によって連結されて
いる。
【0042】前記第1案内部36には、前後方向へ水平
に形成された第1の前進許容部36aと、前記第1の前
進許容部36aよりも下側に位置し且つ前後方向へ水平
に形成された第2の前進許容部36bが形成されてい
る。そして前記第1の前進許容部36aと第2の前進許
容部分36bとの中間に、前進規制部36cが斜めに形
成されている。また、前記第2案内部37は前後方向へ
長く直線状に形成されている。
【0043】また、前記案内板部34aの外面には、図
14(B)に示すストッパ39が上下に移動自在に設け
られ、図示しない機構により上下に位置を可変自在とな
っている。ノーズ10が水平姿勢となった後にケース1
内へ引き込まれるときには、図14(B)に示すように
前記ストッパ39が、第2案内部37の前端37aから
離れ、往復移動部材23の後退とともに制御ピン32が
第2案内部37内を後方へ移動できる。またノーズ10
が水平姿勢で収納されている状態で往復移動部材23が
前進し、制御ピン32が第2案内部37の前端37aに
至ったときに、前記ストッパ39が図14(B)におい
て破線で示す位置へ上昇し、制御ピン32が第2案内部
37内に入るのを規制する。その結果、その後の往復移
動部材23の後退動作に伴って、ノーズ10が水平姿勢
から立ち上がり方向へ回動できるようになる。
【0044】なお、前記ストッパ39を、図3に示す案
内板部34aの外面のZ2側端部に設けられた軸に回動
自在に支持し、制御ピン32の移動によって前記ストッ
パ39が回動させられ、その結果、図14(A)(B)
においてノーズ10をケース1内に引き込むときには、
第2案内部37の前端37aが前記ストッパ39によっ
て塞がれず、ノーズ10がケース1の外方へ突出しさら
に往復移動部材23が後退するときに、前記ストッパ3
9が回動して前記第2案内部37の前端37aが塞がる
ようにしてもよい。
【0045】次にノーズ10の姿勢制御動作について説
明する。図1と図7(A)に示す起立姿勢では、ケース
1の前面パネル3の前面に、ノーズ10が起立姿勢で位
置し、ノーズ10の前面の表示・操作面10aもほぼ垂
直である。ノーズ10が起立姿勢のときに、表示・操作
面10aの表示部材11aに、例えばイコライザー表示
や、ラジオの受信周波数表示や、TV受像画面や、カー
ナビゲーションシステムの地図表示などが映し出され
る。また前記操作部材11bおよび他の操作部材11c
により、ラジオチューナ選択、TVチャンネル選択、カ
ーナビゲーションシステムの操作、あるいはディスクチ
ェンジャの操作、さらには音量や音質の調整などが行わ
れる。
【0046】ノーズ10が起立姿勢のとき、図4に示す
ように、往復駆動手段21では、モータ29により回転
体24が時計方向へ回動させられた位置で停止してお
り、往復移動部材23は後方(Z2方向)に引き込まれ
て停止している。
【0047】このとき、図7(A)(B)に示すよう
に、ノーズ10の側面10dに回動自在に連結されてい
る姿勢制御アーム(姿勢制御部材)31の基端部に設け
られた制御ピン32は、案内板部34aに形成された案
内部35のうちの上方の第1案内部36内において、第
1の前進許容部36aのZ2側の後端に位置している。
また、前記制御ピン32は、前記往復移動部材23の折
曲片23bに形成された前記規制案内部33の前端にお
いて上方へ斜めに形成された第1選択部33a内に保持
されている。
【0048】ノーズ10の表示・操作面10aなどに設
けられた収納操作釦が操作されると、図4に示すモータ
29が始動して、回転体24が反時計方向へ駆動され
る。ノーズ10を起立姿勢から水平姿勢へ変化させ、さ
らに収納姿勢へ変化させるまでの動作を連続的に行わせ
るときには、回転体24は図4の状態から図5の状態を
経て図6に示すように反時計方向へ連続的に回動させら
れて、図6の状態でモータ29が停止させられる。
【0049】図4、図5、図6の過程で、回転体24の
回動アーム24b、これに固定された摺動ピン26なら
びに往復移動部材23に形成された長穴23eとから構
成される運動変換手段27により、往復移動部材23が
前進しその後の後退するように往復移動させられる。図
5は往復移動部材23が前方(Z1方向)へ最も突出し
た位置であり、往復移動部材23が図4から図5に至る
突出動作の間、ノーズ10は図7(A)(B)起立姿勢
から図14(A)(B)の水平姿勢へ変化する。このと
き、ノーズ10が起立姿勢から水平姿勢へ向けて回動す
る動作が複数回(図の実施の形態では2回)に分けて行
われる。さらに回転体24が図5から図6の姿勢まで回
動し、往復移動部材23が後方へ引き込まれる間に、水
平姿勢となったノーズ10が、図14(A)(B)から
図15(A)(B)に示すように、開口部7を通過して
ケース1内に引き込まれて収納姿勢となる。
【0050】図7(A)(B)から図14(A)(B)
の各図には、往復移動部材23が前進するときのノーズ
10の前進および回動動作が動作順に示されている。
【0051】まず、図7(A)(B)の起立姿勢から、
往復移動部材23がZ1方向へ移動し、図8(A)
(B)に至る最初の過程では、姿勢制御アーム31に設
けられた制御ピン32が、往復移動部材23に形成され
た規制案内部33の第1選択部33aに保持され、往復
移動部材23の前進動作に伴って、制御ピン32が、案
内板部34aに形成された第1案内部36の第1の前進
許容部36a内を前方へ移動する。よって、ノーズ10
は起立姿勢のまま前方へ移動して前面パネル3から離れ
る。図8(A)では、起立姿勢のノーズ10が前面パネ
ル3から離れた距離をL1で示している。
【0052】往復移動部材23が、図8(A)(B)か
ら図9(A)(B)までわずかに前進する間に、制御ピ
ン32は、往復移動部材23に形成された規制案内部3
3の第1選択部33aから第2選択部33bに導かれ、
このとき制御ピン32は、第1案内部36の前進規制部
36c内に入り込む。
【0053】その後に往復移動部材23が図10(A)
(B)の位置まで前進する際に、規制案内部33の水平
に延びる第2選択部33bが制御ピン32を摺動する。
このとき制御ピン32が前記前進規制部36c内で保持
されているため、姿勢制御アーム31の前進動作が規制
され、一方、往復移動部材23および回動軸12が前進
する。姿勢制御アーム31の前進が規制されて、回動軸
12が前方へ移動するために、回動軸12の前進に伴っ
て、ノーズ10が回動軸12を支点として時計方向へ回
動する。図10(A)に示すように、このときのノーズ
10の回動角度は、図8(A)に示す前記距離L1の範
囲内であり、回動するノーズ10が前面パネル3に当た
ることがない。
【0054】次に、往復移動部材23が図10(A)
(B)から図11(A)(B)の位置まで前進すると
き、制御ピン32は、規制案内部33の第3選択部33
cに導かれ、これにより制御ピン32は、第1案内部3
6の前進規制部36cから抜け出て第2の前進許容部3
6bに移行する。よって、往復移動部材23が図11
(A)(B)の位置まで移動する間、制御ピン32は、
規制案内部33の第3選択部33cに保持されたまま第
1案内部36の第2の前進許容部36b内を前方へ向け
て移動する。よって、図10(A)(B)から図11
(A)(B)に至る間、ノーズ10は時計方向へ回動し
た斜めの姿勢のままその角度を変えることなく前方へ向
けて移動する。そして図11(A)の前進位置で、ノー
ズ10と前面パネル3との間に距離L2が開けられる。
【0055】図11(A)(B)に示すように、制御ピ
ン32が第1案内部36の前端36dまで移動した後
に、さらに往復移動部材23が前進して図12(A)
(B)へ至る間に、制御ピン32は規制案内部33の第
3選択部33cに導かれて第1案内部36の切換え路3
8内に移動させられ、制御ピン32はそれ以上前進でき
ないように規制される。その後に往復移動部材23が前
進し、図13(A)(B)に至る間、規制案内部33の
水平に延びる第4選択部33dが制御ピン32と摺動
し、制御ピン32が切換え路38内で規制されたまま、
往復移動部材23と回動軸12が前方へ移動する。
【0056】よって、ノーズ10の下部の回動軸12が
前進しながら、ノーズ10が回動軸12を支点として時
計方向へ回動し、図13(A)(B)ではノーズ10の
傾き角度が大きくなる。そしてさらに往復移動部材23
が図14(A)(B)に示すように最も前方へ移動した
ときに、ノーズ10はほぼ水平姿勢に回動する。図14
(A)(B)では、制御ピン32が、規制案内部33の
第5選択部33eにより案内されて、切換え路38内を
下降して第2案内部37の前端37aに至る。前記のよ
うにこのときの回転体24の回動位置は図5に示す通り
である。
【0057】図14(A)(B)に至ったときに、スト
ッパ39は、第2案内部37から外れる位置に移動して
いる。したがって、回転体24が図5の姿勢から図6の
姿勢へ回動し、往復移動部材23が図14(A)(B)
に示す位置から、図15(A)(B)に示す位置まで後
退する際に、制御ピン32が第2案内部37内を後方へ
移動する。第2案内部37は水平で且つ直線的に形成さ
れているため、ノーズ10は図14(A)に示す水平姿
勢のまま角度を変えることなく、図15(A)に示すよ
うにケース10内に収納される。
【0058】図2および図15(A)に示すように、ノ
ーズ10が筐体2内に完全に収納されたときに、幅寸法
がWのノーズの下端面10bによって、前面パネル3の
開口部7が確実に塞がれるようになる。
【0059】上記のノーズ10の動作では、図7(A)
から図8(A)までの間に、起立姿勢のノーズ10がそ
のままの姿勢で距離L1だけ前進し、図9(A)から図
10(A)に至る間に、前記距離L1を埋める分だけノ
ーズ10が時計方向へ回動する。その後にノーズ10は
傾斜姿勢のまま角度を変えずに図11(A)まで前進し
て、ノーズ10と前面パネル3との間に再び距離L2が
開けられる。その後は、往復移動部材23の前進に伴っ
て、ノーズ10が図12(A)、図13(A)に示すよ
うに時計方向へ回動し、図14(A)に示す水平姿勢に
至る。
【0060】このように、ノーズ10は回動可能な距離
L1だけ前進してから回動し、その後に回動可能な距離
L2だけ前進してから回動するという複段の回動動作を
行う。往復移動部材23が前進する間にノーズ10が複
段の回動を行うために、ノーズ10の回動動作が迅速に
見えるようになる。しかも、ノーズ10は回動可能な距
離を開けるように前進した後に回動するため、ノーズ1
0と前面パネル3とが不用意に当たることがない。
【0061】なお、図7(A)から図14(A)に至る
過程において、回転体24が所定の回転位置になったこ
とを検知し、あるいは往復移動部材23が所定の移動位
置となったことを検知してモータ29を停止させると、
ノーズ10を例えば図13(A)の傾斜姿勢、あるいは
さらに異なる角度の傾斜姿勢で停止させることができ
る。このように傾斜姿勢で停止させると、ノーズ10の
表示・操作面10aが斜め上向きとなり、この表示・操
作面10aに設けられた表示部材11aが見やすく、ま
た操作もしやすくなる。
【0062】またノーズ10が図13(A)に示す角度
まで傾斜すると、ノーズ10の上端面10cに隣接する
位置に記録媒体の出入口8が現れる。よって、前記以降
の姿勢において、ノーズ10の上方から前記出入口8を
介して記録媒体(ディスク)Dの挿入と排出が可能とな
る。
【0063】次に、図2、図6および図15(A)の収
納姿勢でスイッチを操作すると、モータ29が始動し、
図6の状態から回転体24が時計方向へ回動し始める。
回転体24が図5の姿勢まで回動する間に、往復移動部
材23が前方(Z1方向)へ移動する。このとき、図1
5(A)(B)から図14(A)(B)に示すように、
制御ピン32が、案内板部34aの第2案内部37内を
Z1方向へ前進する。図14(A)(B)に示すように
制御ピン32が第2案内部37の前端37aに至ったと
きに、図14(B)に示すストッパ39が破線の位置ま
で上昇して第2案内部37が塞がれ、制御ピン32が第
2案内部37内に戻らないように規制される。
【0064】図5の状態から、さらに回転体24が時計
方向へ回転すると、往復移動部材23が後方(Z2方
向)へ移動するが、このとき制御ピン32が第2案内部
37内に戻れないため、制御ピン32は、後方へ移動す
る往復移動部材23の規制案内部33の第5選択部33
eにより持ち上げられて切換え路38に移動する。よっ
て、その後に往復移動部材23が後退するとき、ノーズ
10が図11(A)まで立ち上がり方向へ回動する。さ
らに往復移動部材23が後退すると、ノーズ10は図1
0(A)に示す位置まで後退し、その後の図8(A)に
示す垂直姿勢となり、図1および図7(A)に示す起立
姿勢に復帰する。
【0065】また前記実施の形態では、第1案内部36
には、第1の前進許容部36aと第2の前進許容部36
bの間に1箇所だけ前進規制部36cが設けられている
ため、往復移動部材23が前進するときに、ノーズ10
は2回に分けて水平姿勢へ向けて回動する動作を行う。
ただし、前記第1案内部36の前進許容部の途中に前記
前進規制部36cを2箇所以上設けると、往復移動部材
23が前進するときに、ノーズ10が3回以上回動動作
を行うようになる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明では、往復移動部材
が前進してノーズが起立姿勢から水平姿勢へ回動する際
に、その回動動作が複数回に分けて行われる。すなわ
ち、ノーズがケースの前面から距離を開ける位置まで前
進したときにその距離を埋める角度だけ回動し、さらに
そのままの姿勢でノーズが前進し、ケースの前面と距離
を開けた後にさらにノーズが回動する動作となる。よっ
てノーズはケースの前面と当たることなく水平姿勢へ回
動することができ、また往復移動部材が前進する間にノ
ーズが速やかに回動するように見える。よって、常にノ
ーズの回動側の先端とケースとの間に不要な隙間が生じ
ないように見え、よってノーズの動作に迅速感が生じ
る。
【0067】また、ノーズの前方の回動規制に要する空
間を最少にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーズが起立姿勢となった状態を示す車載用電
子機器の斜視図、
【図2】ノーズが収納姿勢となった状態を示す車載用電
子機器の斜視図、
【図3】ノーズの右側面側に設けられた姿勢可変手段の
案内部の構造を示す分解斜視図、
【図4】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズ
が起立姿勢のときを示す平面図、
【図5】往復駆動手段の動作を示すものであり、往復移
動部材が突出し、ノーズが水平姿勢となった状態を示す
平面図、
【図6】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズ
が収納姿勢に至った状態を示す平面図、
【図7】(A)はノーズが起立姿勢の状態を示す側面
図、(B)はそのときの制御ピンと案内部と規制案内部
との関係を示す拡大図、
【図8】(A)はノーズが起立姿勢のまま前進した状態
を示す側面図、(B)はそのときの制御ピンと案内部と
規制案内部との関係を示す拡大図、
【図9】(A)はノーズが起立姿勢のまま前進した後に
回動を始める状態を示す側面図、(B)はそのときの制
御ピンと案内部と規制案内部との関係を示す拡大図、
【図10】(A)はノーズが第1回目の回動を完了した
状態を示す側面図、(B)はそのときの制御ピンと案内
部と規制案内部との関係を示す拡大図、
【図11】(A)はノーズが第1回目の回動姿勢を維持
したまま前進した状態を示す側面図、(B)はそのとき
の制御ピンと案内部と規制案内部との関係を示す拡大
図、
【図12】(A)はノーズが第2回目の回動を開始する
ときを示す側面図、(B)はそのときの制御ピンと案内
部と規制案内部との関係を示す拡大図、
【図13】(A)はノーズの第2回目の回動動作の途中
を示す側面図、(B)はそのときの制御ピンと案内部と
規制案内部との関係を示す拡大図、
【図14】(A)は往復移動部材が最も前進してノーズ
が水平姿勢となった状態を示す側面図、(B)はそのと
きの制御ピンと案内部と規制案内部との関係を示す拡大
図、
【図15】(A)はノーズが収納姿勢に至った状態を示
す側面図、(B)はそのときの制御ピンと案内部と規制
案内部との関係を示す拡大図、
【図16】(A)(B)は従来の問題点を説明する車載
用電子機器の動作別の側面図、
【符号の説明】
1 ケース 2 筐体 3 前面パネル 4 収納領域 5 設置領域 6 ノーズ離脱面 7 開口部 8 出入口 10 ノーズ 10a 表示・操作面 10b 下端面 10c 上端面 10d 側面 10e 前縁部 11b,11c 操作部材 20 姿勢可変手段 21 往復駆動手段 22 案内手段 23 往復移動部材 24 回転体 24a 歯 24b 回動アーム 27 運動変換手段 29 モータ 31 姿勢制御アーム(姿勢制御部材) 32 制御ピン(制御突起) 33 規制案内部 33a 第1選択部 33b 第2選択部 33c 第3選択部 33d 第4選択部 33e 第5選択部 34 案内板 35 案内部 36 第1案内部 36a 第1の前進許容部 36b 第2の前進許容部 36c 前進規制部 36d 第1案内部の前端 37 第2案内部 37a 第2案内部の前端 38 切換え路 39 ストッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有するケースと、前記ケ
    ースの前方を覆う起立姿勢となるノーズと、前記ノーズ
    をケースの前方へ移動させその後に後方へ移動させる往
    復移動部材と、 前記往復移動部材によって前記ノーズが前方へ移動させ
    られるときに、前記起立姿勢のノーズを水平姿勢に向け
    て回動させる回動動作を複数回に分けて行う姿勢可変手
    段を有し、 前記姿勢可変手段により前記ノーズが水平姿勢となった
    後に、前記往復移動部材の後退動作に伴って水平姿勢の
    前記ノーズが前記開口部を通過して前記ケース内へ収納
    されることを特徴とする車載用電子機器。
  2. 【請求項2】 前記姿勢可変手段は、前記ノーズの一端
    側に位置して前記往復移動部材によって往復動作させら
    れる回動軸と、前記回動軸から離れた位置で前記ノーズ
    に回動自在に支持された姿勢制御部材と、前記姿勢制御
    部材を案内する第1案内部と第2案内部とを有し、 前記第1案内部には、前記回動軸が前進するときに前記
    姿勢制御部材の前進を許容する前進許容部と、前記前進
    許容部の途中に設けられた少なくとも1段の前進規制部
    とが設けられて、前記姿勢制御部材が前記前進規制部で
    規制されているときおよび前記第1案内部の前端で規制
    されているときに、前記回動軸の前進に伴って前記ノー
    ズが水平姿勢に向けて回動させられ、 前記第2案内部は、前記ノーズが水平姿勢になった状態
    で前記回動軸が前記ケース内へ後退するときに、前記姿
    勢制御部材を前記ケース内に導くことができるようにケ
    ースの前後に直線状に形成されている請求項1記載の車
    載用電子機器。
  3. 【請求項3】 前記姿勢制御部材の基端部には、前記第
    1案内部と第2案内部を摺動する制御突起が設けられ、
    前記回動軸が前進するときに、前記制御突起を前記第1
    案内部の前進規制部に一時的に留める規制手段が設けら
    れている請求項2記載の車載用電子機器。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は前記往復移動部材に設け
    られており、前記規制手段は、前記往復移動部材および
    前記回動軸が前進するときに、前記制御突起を前記第1
    案内部の前進許容部と前進規制部に選択的に移動させる
    ものである請求項3記載の車載用電子機器。
  5. 【請求項5】 前記ノーズが前記収納姿勢にあるときを
    起点として、前記往復移動部材が前進する際に、前記ノ
    ーズが水平姿勢の状態でケースの外へ出て、前記往復移
    動部材が後退するときに、前記姿勢制御部材が、前記第
    1案内部の前端で規制されるときおよび前記前進規制部
    で規制されるときに、前記ノーズが水平姿勢から起立姿
    勢へ向けて回動させられる請求項2ないし4のいずれか
    に記載の車載用電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224123A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Alpine Electronics Inc 車載用ディスプレイ装置
JP2016210230A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 アルパイン株式会社 車載用電子機器

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