JP3706772B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3706772B2
JP3706772B2 JP19768099A JP19768099A JP3706772B2 JP 3706772 B2 JP3706772 B2 JP 3706772B2 JP 19768099 A JP19768099 A JP 19768099A JP 19768099 A JP19768099 A JP 19768099A JP 3706772 B2 JP3706772 B2 JP 3706772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
output
circuit
latency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19768099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001023371A (ja
Inventor
忠雄 相川
靖治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP19768099A priority Critical patent/JP3706772B2/ja
Priority to US09/559,743 priority patent/US6192004B1/en
Publication of JP2001023371A publication Critical patent/JP2001023371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3706772B2 publication Critical patent/JP3706772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • G11C7/222Clock generating, synchronizing or distributing circuits within memory device
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1072Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for memories with random access ports synchronised on clock signal pulse trains, e.g. synchronous memories, self timed memories
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1534Transition or edge detectors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリセルから読み出したデータ信号をクロック信号の1周期の間に複数回出力する半導体集積回路に関し、特に、データ信号の出力を高速に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、クロック信号等に同期して入出力インタフェースを高速に動作させ、データ信号の出力を高速化した半導体集積回路として、SDRAM(synchronous DRAM)等が開発されている。また、相補のクロック信号の立ち上がりにそれぞれ同期して(あるいは、クロック信号の立ち上がり、立ち下がりの両方に同期して)、データを出力する半導体集積回路として、DDR-SDRAM(Double Data Rate Synchronous DRAM)が開発されている。
【0003】
図8は、この種の半導体集積回路のうち、DDR-SDRAMにおけるデータ信号の出力を制御する出力制御部1の構成例を示している。
出力制御部1は、クロックパルス発生回路2と、読み出し制御回路3と、出力イネーブル入れ替え回路4と、データ転送回路5と、データ入れ替え回路6と、データ出力回路7とを備えて構成されている。
【0004】
クロックパルス発生回路2は、クロック信号CLKZ、CLKXを受け、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりに同期してクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを出力している。クロック信号CLKZ、CLKXは、外部から供給される相補の外部クロック信号CLK、/CLK(図示せず)をクロックバッファで受けた信号である。
読み出し制御回路3は、レイテンシカウンタ8と、レイテンシ制御回路9と、データ変換パルス入れ替え回路10とを備えて構成されている。
【0005】
レイテンシカウンタ8は、クロックパルス信号OCLKPZおよび読み出し制御信号RDPZ信号を受け、レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Zを出力している。読み出し制御信号RDPZは、外部から読み出しコマンドを受け付けたときに、所定の期間だけ高レベルにされる信号である。
【0006】
レイテンシ制御回路9は、クロックパルス信号OCLKPX、レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Z、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを受け、出力制御信号OE30Z、POE35Z、POE40Zを出力している。
レイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zは、モードレジスタ(図示せず)の設定値に応じて発生する信号である。例えば、モードレジスタに“レイテンシ4”を設定すると、レイテンシ制御信号DL40Zは高レベルになり、レイテンシ制御信号DL45Zは低レベルになる。モードレジスタに“レイテンシ4.5”を設定すると、レイテンシ制御信号DL40Zは低レベルになり、レイテンシ制御信号DL45Zは高レベルになる。ここで、“レイテンシ”とは、読み出しコマンドを受けた後、データ信号の出力を開始するまでのクロック数である。
【0007】
データ変換パルス入れ替え回路10は、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、出力制御信号OE30Z、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを受け、データ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを出力している。
出力イネーブル入れ替え回路4は、出力制御信号POE35Z、POE40Z、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを受け、出力制御信号OE35Z、OE40Zを出力している。
【0008】
データ転送回路5は、メモリセル(図示せず)から並列に読み出さるデータ信号CDB01X、CDB02X、およびデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを受け、データ信号DT1Z、DT2Zを出力している。
データ入れ替え回路6は、データ信号DT1Z、DT2Z、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを受け、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zを出力している。
【0009】
データ出力回路7は、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、出力制御信号OE35Z、OE40Z、およびデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zを受け、データ信号DOUTをパッドPADに出力している。
図9は、クロックパルス発生回路2の詳細を示している。
【0010】
クロックパルス発生回路2は、互いに同一のパルス発生回路11a、11bを備えている。パルス発生回路11aは、クロック信号CLKZを反転かつ遅延した遅延信号CLKDZを生成する遅延回路12aと、クロック信号CLKZと遅延信号CLKDZとを受け、クロックパルス信号OCLKPZを生成する2入力のANDゲート12bとで構成されている。遅延回路12は、縦属接続された5つのインバータの間にCR時定数回路12cを配置して構成されている。CR時定数回路12cは、例えば、拡散抵抗R1とnMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOS容量C1とで構成されている。パルス発生回路11bは、クロック信号CLKXを受け、クロックパルス信号OCLKPXを生成している。クロックパルス発生回路2は、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりに同期してクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを生成する回路である。
【0011】
図10は、レイテンシカウンタ8の詳細を示している。
レイテンシカウンタ8は、縦続接続された3つのラッチ回路13a、13b、13cと、複数のインバータとで構成されている。
ラッチ回路13a、13b、13cは、クロックパルス信号OCLKPZの低レベル時にオンするMOSスイッチ15と、インバータ16aの入力・出力とクロックドインバータ16bの出力・入力とを互いに接続したラッチ16と、クロックパルス信号OCLKPZの高レベル時にオンするMOSスイッチ17と、2つのインバータの入力と出力とを互いに接続したラッチ18とを、縦続に接続して構成されている。
【0012】
MOSスイッチ15、17は、nMOSおよびpMOSのソース・ドレインを互いに接続して形成されている。ラッチ16の帰還側に形成されたクロックドインバータ16bのpMOS16cのゲートには、クロックパルス信号OCLKPZの反転信号が供給され、nMOS16dのゲートには、クロックパルス信号OCLKPZと同じ論理の信号が供給されている。ラッチ13a、13b、13cは、クロックパルス信号OCLKPZの低レベル時に信号を取り込み、取り込んだ信号をクロックパルス信号OCLKPZの高レベル時に出力する回路である。ラッチ回路13aの入力には、読み出し制御信号RDPZが供給されている。ラッチ回路13bの出力からは、レイテンシ遅延信号LAT30Zが出力されている。ラッチ回路13cの出力からは、レイテンシ遅延信号LAT40Zが出力されている。すなわち、レイテンシカウンタ8は、読み出しコマンドの受付後に、クロックパルス信号OCLKPZの3クロック目、4クロック目の立ち上がりに同期してレイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Zを高レベルにする回路である。
【0013】
図11は、レイテンシ制御回路9の詳細を示している。
レイテンシ制御回路9は、ラッチ回路19a、19bと、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ20a、20b、20cと、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ21a、21b、21cと、複数のインバータとで構成されている。ラッチ回路19a、19bは、図10に示したラッチ回路13aと同一の回路である。ラッチ回路19aは、レイテンシ遅延信号LAT30Zと、クロックパルス信号OCLKPZの反転信号と、クロックパルス信号OCLKPZと同じ論理の信号とを受け、レイテンシ遅延信号LAT30Zより半クロック遅れたレイテンシ遅延信号LAT35Zを出力している。ラッチ回路19bは、レイテンシ遅延信号LAT40Zと、クロックパルス信号OCLKPZの反転信号と、クロックパルス信号OCLKPZと同一の論理の信号とを受け、レイテンシ遅延信号LAT40Zより半クロック遅れたレイテンシ遅延信号LAT45Zを出力している。
【0014】
MOSスイッチ20aは、レイテンシ遅延信号LAT30Zを受け、この信号をノードN1に出力している。MOSスイッチ20bは、レイテンシ遅延信号LAT35Zを受け、この信号をノードN2に出力している。MOSスイッチ20cは、レイテンシ遅延信号LAT40Zを受け、この信号をノードN3に出力している。MOSスイッチ21aは、レイテンシ遅延信号LAT35Zを受け、この信号をノードN1に出力している。MOSスイッチ21bは、レイテンシ遅延信号LAT40Zを受け、この信号をノードN2に出力している。MOSスイッチ21cは、レイテンシ遅延信号LAT45Zを受け、この信号をノードN3に出力している。ノードN1に伝達された信号は、2つのインバータを介して出力制御信号OE30Zとして出力されている。ノードN2に伝達された信号は、2つのインバータを介して出力制御信号POE35Zとして出力されている。ノードN3に伝達された信号は、2つのインバータを介して出力制御信号POE40Zとして出力されている。
【0015】
すなわち、レイテンシ制御回路9は、モードレジスタ(図示せず)に“レイテンシ4”が設定されているときに、レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT35Z、LAT40Zをそれぞれ出力制御信号OE30Z、POE40Z、POE45Zとして出力し、モードレジスタに“レイテンシ4.5”が設定されているときに、レイテンシ遅延信号LAT35Z、LAT40Z、LAT45Zをそれぞれ出力制御信号OE30Z、POE40Z、POE45Zとして出力する回路である。
【0016】
図12は、データ変換パルス入れ替え回路10の詳細を示している。
データ変換パルス入れ替え回路10は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ22a、22bと、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ23a、23bと、互いに同一の出力回路24a、24bと、複数のインバータとで構成されている。
【0017】
MOSスイッチ22aは、クロックパルス信号OCLKPXを受け、この信号をノードN4に出力している。MOSスイッチ22bは、クロックパルス信号OCLKPZを受け、この信号をノードN5に出力している。MOSスイッチ23aは、クロックパルス信号OCLKPZを受け、この信号をノードN4に出力している。MOSスイッチ23bは、クロックパルス信号OCLKPXを受け、この信号をノードN5に出力している。
【0018】
出力回路24aは、インバータ25aおよび2入力のNANDゲート25b、25bを有する制御回路25と、2入力のNANDゲート26a、26bからなるフリップフロップ回路26と、2入力のANDゲート27とで構成されている。インバータ25aの入力には、ノードN4が接続されている。NANDゲート25bの一方の入力には、出力制御信号OE30Zが供給されている。NANDゲート25bの他方の入力には、インバータ25aの出力が接続されている。NANDゲート25cの一方の入力には、NANDゲート25bの出力が接続されている。NANDゲート25cの他方の入力には、インバータ25aの出力が接続されている。NANDゲート26aの入力には、NANDゲート25bの出力が接続されている。NANDゲート26bの入力には、NANDゲート25cの出力が接続されている。ANDゲート27の入力には、ノードN4とNANDゲート26aの出力とがそれぞれ接続されている。ANDゲート27の出力からは、データ変換パルス信号PSCLK1Nが出力されている。
【0019】
出力回路24bのインバータ27aの入力には、ノードN5が接続されている。出力回路24のNANDゲート27bの一方の入力には、出力制御信号OE30Zが供給されている。出力回路24bのANDゲート27の一方の入力には、ノードN5が接続されている。出力回路24bのANDゲート27の出力からは、データ変換パルス信号PSCLK2Nが出力されている。
【0020】
出力回路24a、24bは、出力制御信号OE30Zの高レベル期間中に立ち上がるクロックパルス信号OCLKPX、OCLKPZを検出して、データ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを生成する回路である。
すなわち、データ変換パルス入れ替え回路10は、モードレジスタ(図示せず)に“レイテンシ4”が設定されているときに、クロックパルス信号OCLKPX、OCLKPZをそれぞれデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nとして出力し、モードレジスタに“レイテンシ4.5”が設定されているときに、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXをそれぞれデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nとして出力する回路である。
【0021】
図13は、出力イネーブル入れ替え回路4の詳細を示している。
出力イネーブル入れ替え回路4は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ28a、28bと、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ29a、29bと、複数のインバータとで構成されている。
MOSスイッチ28aは、インバータを介して出力制御信号POE35Zの反転信号を受け、この信号をノードN6に出力している。MOSスイッチ28bは、インバータを介して出力制御信号POE40Zの反転信号を受け、この信号をノードN7に出力している。MOSスイッチ29aは、インバータを介して出力制御信号POE40Zの反転信号を受け、この信号ノードN6に出力している。MOSスイッチ29bは、インバータを介して出力制御信号POE35Zの反転信号を受け、この信号ノードN7に出力している。
【0022】
ノードN6に伝達された信号は、インバータを介して出力制御信号OE35Zとして出力されている。ノードN7に伝達された信号は、インバータを介して出力制御信号OE40Zとして出力されている。
出力イネーブル入れ替え回路4は、モードレジスタに“レイテンシ4”が設定されているときに、出力制御信号POE35Z、POE40Zをそれぞれ出力制御信号OE35Z、OE40Zとして出力し、モードレジスタに“レイテンシ4.5”が設定されているときに、出力制御信号POE40Z、POE35Zをそれぞれ出力制御信号OE35Z、OE40Zとして出力する回路である。
【0023】
図14は、データ転送回路5の詳細を示している。
データ転送回路5は、データ変換パルス信号PSCLK1Nの高レベル時にオンするMOSスイッチ30a、30bと、データ変換パルス信号PSCLK2Nの高レベル時にオンするMOSスイッチ30cと、2つのインバータの入力と出力とを互いに接続したラッチ30d、30e、30fと、複数のインバータとで構成されている。
【0024】
MOSスイッチ30aは、データ信号CDB01Xを受け、この信号をラッチ30dに出力している。ラッチ30dは、データ信号CDB01Xの反転論理をデータ信号DT1Zとして出力している。MOSスイッチ30bは、データ信号CDB02Xを受け、この信号をラッチ30e出力している。ラッチ30eは、データ信号CDB02の反転信号をMOSスイッチ30cに出力している。MOSスイッチ30cは、この信号をラッチ30fに出力している。ラッチ30fは、受けた信号を反転し、インバータ30gに出力している。インバータ30gは、データ信号CDB02の反転信号をデータ信号DT2Zとして出力している。
【0025】
図15は、データ入れ替え回路6の詳細を示している。
データ入れ替え回路6は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ31a、31bと、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ32a、32bと、複数のインバータとで構成されている。
MOSスイッチ31aは、インバータを介してデータ信号DT1Zの反転信号を受け、この信号をノードN8に出力している。MOSスイッチ31bは、インバータを介してデータ信号DT2Zの反転信号をを受け、この信号をノードN9に出力している。MOSスイッチ32aは、インバータを介してデータ信号DT2Zの反転信号をを受け、この信号をノードN8に出力している。MOSスイッチ32bは、インバータを介してデータ信号DT1Zの反転信号をを受け、この信号をノードN9に出力している。
【0026】
ノードN8に伝達された信号は、インバータを介してデータ信号PSDT1Zとして出力されている。ノードN9に伝達された信号は、インバータを介してデータ信号PSDT2Zとして出力されている。
データ入れ替え回路6は、モードレジスタに“レイテンシ4”が設定されているときに、データ信号DT1Z、DT2Zをそれぞれデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zとして出力し、モードレジスタに“レイテンシ4.5”が設定されているときに、データ信号DT2Z、DT1Zをそれぞれデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zとして出力する回路である。
【0027】
図16は、データ出力回路7の詳細を示している。
データ出力回路7は、2入力のNANDゲート33a、33bと、2入力のNORゲート33c、33dと、クロックパルス信号OCLKPZの高レベル時にオンするMOSスイッチ34a、34bと、クロックパルス信号OCLKPXの高レベル時にオンするMOSスイッチ35a、35bと、入力と出力とを互いに接続した2つのCMOSインバータからなるラッチ36a、36bと、ソースが電源線VDDに接続され、ドレインがパッドPADに接続されたデータ信号DOUTの高レベル出力用のpMOS37aと、ソースが接地線VSSに接続され、ドレインがパッドPADに接続されたデータ信号DOUTの低レベル出力用のnMOS37bと、複数のインバータとで構成されている。
【0028】
NANDゲート33aの入力には、出力制御信号OE35Zとデータ信号PSDT1Zとが供給されている。NANDゲート33bの入力には、出力制御信号OE40Zとデータ信号PSDT2Zとが供給されている。NORゲート33cの入力には、インバータを介して出力制御信号OE35Zの反転信号とデータ信号PSDT1Zとが供給されている。NORゲート33dの入力には、インバータを介して出力制御信号OE40Zの反転信号とデータ信号PSDT2Zとが供給されている。
【0029】
MOSスイッチ34aは、入力をNANDゲート33aの出力に接続し、出力をノードN10に接続している。MOSスイッチ34bは、入力をNORゲート33cの出力に接続し、出力をノードN11に接続している。MOSスイッチ35aは、入力をNANDゲート33bの出力に接続し、出力をノードN10に接続している。MOSスイッチ35bは、入力をNORゲート33dの出力に接続し、出力をノードN11に接続している。
【0030】
ラッチ36aは、ノードN10に供給された信号を受け、反転した信号をインバータ38aに出力している。インバータ38aは、受けた信号を反転し、高レベル側制御信号PUとしてpMOS37aのゲートに出力している。ラッチ36bは、ノードN11に供給された信号を受け、反転した信号をインバータ38bに出力している。インバータ38bは、受けた信号を反転し、低レベル側制御信号PDとしてnMOS37bのゲートに出力している。
【0031】
上述したDDR-SDRAMでは、外部から設定される“レイテンシ”に応じて、以下示すように読み出し動作が行われる。
図17は、“レイテンシ4”が設定された場合の読み出し動作のタイミングを示している。
読み出し動作を開始する場合、外部から読み出しコマンドREADが供給される。DDR-SDRAMは、クロック信号CLKZの立ち上がりで読み出しコマンドREADを取り込み、読み出し制御信号RDPZをクロック信号CLKZの約1周期分だけ高レベルにする(図17(b))。“レイテンシ4”が設定されているため、レイテンシ制御信号DL40Zは高レベルにされ、レイテンシ制御信号DL45Zは低レベルにされている。
【0032】
図9に示したクロックパルス発生回路2は、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりにそれぞれ同期して、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを出力する(図17(a))。ここで、遅延回路12cの時定数は、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXの高レベル期間が互いに重なることのないように決められている。
図10に示したレイテンシカウンタ8は、読み出しコマンドREADの取り込みから3クロック目および4クロック目(波形に記載した数字に対応)のクロックパルス信号OCLKPZの立ち上がりに同期して、それぞれレイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Zを出力する(図17(c))。レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Zは、クロック信号CLKZの約1周期分だけ高レベルになる。
【0033】
図11に示したレイテンシ制御回路9は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベルを受けて、イテンシ遅延信号LAT30Zを出力制御信号OE30Zとして出力し、テンシ遅延信号LAT30Zから半クロック遅れたレイテンシ遅延信号LAT35Zを出力制御信号POE35Zとして出力し、レイテンシ遅延信号LAT40Zを出力制御信号POE40Zとして出力する。すなわち、クロックパルス信号OCLKPZの3クロック目に同期して出力制御信号OE30Zが出力され、クロックパルス信号OCLKPXの3クロック目(波形に記載した数字に対応)に同期して出力制御信号POE35Zが出力され、クロックパルス信号OCLKPXの4クロック目(波形に記載した数字に対応)に同期して出力制御信号POE40Zが出力される(図17(d))。なお、各信号OE30Z、POE35Z、POE40Zは、クロック信号CLKZの約1周期分だけ高レベルになる。
【0034】
図13に示した出力イネーブル入れ替え回路4は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベルを受けて、出力制御信号POE35Z、出力制御信号POE40Zを、それぞれ出力制御信号OE35Z、OE40Zとして出力する(図17(e))。
図12に示したデータ変換パルス入れ替え回路10は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベルを受けて、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXの各パルスのうち出力制御信号OE30Zの高レベル期間に高レベルになるパルスを取り込み、それぞれデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nとして出力する。すなわち、“レイテンシ4”では、データ変換パルス信号PSCLK1Nは、クロックパルス信号OCLKPXの3クロック目に同期して出力され、データ変換パルス信号PSCLK2Nは、クロックパルス信号OCLKPZの4クロック目に同期して出力される(図17(f))。
【0035】
図14に示したデータ転送回路5は、メモリセル(図示せず)から読み出された低レベル(L)のデータ信号CDB01Xを、データ変換パルス信号PSCLK1Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、高レベル(H)のデータ信号DT1Zとして出力し、高レベル(H)のデータ信号CDB02Xをデータ変換パルス信号PSCLK2Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、低レベル(L)のデータ信号DT2Zとして出力する(図17(g))。
【0036】
なお、データ信号CDB01X、CDB02Xは、負論理の信号であるため、データ信号CDB01X、CDB02Xの値と、外部に出力されるデータ信号DOUTの値とは反対になる。図15に示したデータ入れ替え回路6は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベルを受けて、データ信号DT1Z、DT2Zをそれぞれデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zとして出力する(図17(h))。この際、データ入れ替え回路6の回路遅延により、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zは、データ信号DT1Z、DT2Zより所定の時間T1だけ遅れて出力される。
【0037】
図16に示したデータ出力回路7は、出力制御信号OE35Zの高レベル期間中に生成されるクロックパルス信号OCLKPZの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT1Z(高レベル)を取り込む。データ出力回路7は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ低レベル、高レベルにし、クロック信号CLKZの4番目の立ち上がりに同期して、高レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。次に、データ出力回路7は、出力制御信号OE40Zの高レベル期間中に生成されるクロックパルス信号OCLKPXの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT2Z(低レベル)を取り込む。データ出力回路7は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ高レベル、低レベルにし、クロック信号CLKZの4番目の立ち下がりに同期して、低レベルのデータ信号出力をパッドPADに出力する。この結果、メモリセルから読み出されたデータ信号CDB01X、CDB02Xの反転信号が、クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち下がりに同期して(あるいは、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりとにそれぞれ同期して)、順次外部に出力される(図17(i))。
【0038】
図18は、“レイテンシ4.5”が設定された場合の読み出し動作のタイミングを示している。“レイテンシ4.5”が設定されているため、レイテンシ制御信号DL40Zは低レベルにされ、レイテンシ制御信号DL45Zは高レベルにされている。なお、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、読み出し制御信号RDPZ、およびレイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Zの生成タイミングは、図17と同一のため、説明を省略する。
【0039】
図11に示したレイテンシ制御回路9は、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベルを受けて、イテンシ遅延信号LAT30Zから半クロック遅れたレイテンシ遅延信号LAT35Zを出力制御信号OE30Zとして出力し、レイテンシ遅延信号LAT40Zを出力制御信号POE35Zとして出力し、レイテンシ遅延信号LAT40Zから半クロック遅れたレイテンシ遅延信号LAT45Zを出力制御信号POE40Zとして出力する。すなわち、クロックパルス信号OCLKPXの3クロック目に同期して出力制御信号OE30Zが出力され、クロックパルス信号OCLKPZの4クロック目に同期して出力制御信号POE35Zが出力され、クロックパルス信号OCLKPXの4クロック目に同期して出力制御信号POE40Zが出力される(図18(a))。
【0040】
図13に示した出力イネーブル入れ替え回路4は、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベルを受けて、出力制御信号POE35Z、出力制御信号POE40Zを、それぞれ出力制御信号OE40Z、OE35Zとして出力する(図18(b))。すなわち、出力制御信号OE40Z、OE35Zは、“レイテンシ4”のときに比べ入れ替わっている。
図12に示したデータ変換パルス入れ替え回路10は、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベルを受けて、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXの各パルスのうち、出力制御信号OE30Zの高レベル期間に高レベルになるパルスを、それぞれデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nとして出力する。すなわち、クロックパルス信号OCLKPZの4クロック目に同期してデータ変換パルス信号PSCLK1Nが出力され、クロックパルス信号OCLKPXの4クロック目に同期してデータ変換パルス信号PSCLK2Nが出力される(図18(c))。
【0041】
図14に示したデータ転送回路5は、メモリセル(図示せず)から読み出された低レベル(L)のデータ信号CDB01Xを、データ変換パルス信号PSCLK1Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、高レベル(H)のデータ信号DT1Zとして出力し、高レベル(H)のデータ信号CDB02Xをデータ変換パルス信号PSCLK2Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、低レベル(L)のデータ信号DT2Zとして出力する(図18(d))。
【0042】
図15に示したデータ入れ替え回路6は、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベルを受けて、データ信号DT1Z、DT2Zをそれぞれデータ信号PSDT2Z、PSDT1Zとして出力する(図18(e))。すなわち、データ信号PSDT2Z、PSDT1Zは、“レイテンシ4”のときに比べ入れ替わっている。また、データ入れ替え回路6の回路遅延により、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zは、データ信号DT1Z、DT2Zより所定の時間T1だけ遅れて出力される。
【0043】
図16に示したデータ出力回路7は、出力制御信号OE35Zより早く出力される出力制御信号OE40Zの高レベル期間中に生成されるクロックパルス信号OCLKPXの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT2Z(高レベル)を取り込む。データ出力回路7は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ低レベル、高レベルにし、クロック信号CLKZの4番目の立ち下がりに同期して、高レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。次に、データ出力回路7は、出力制御信号OE35Zの高レベル期間中に生成されるクロックパルス信号OCLKPZの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT1Z(低レベル)を取り込む。データ出力回路7は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ高レベル、低レベルにし、クロック信号CLKZの5番目の立ち上がりに同期して、低レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。この結果、メモリセルから読み出されたデータ信号CDB01X、CDB02Xの反転信号が、クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち下がりに同期して(あるいは、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりにそれぞれ同期して)、順次外部に出力される(図18(f))。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のDDR-SDRAMでは、“レイテンシ4.5”が設定されると、データ信号DOUTの出力の開始は、クロック信号CLKの立ち下がり(あるいはクロック信号CLKXの立ち上がり)から行われる。このとき、出力イネーブル入れ替え回路4は、出力制御信号OE35Z、OE40Zを入れ替え、データ入れ替え回路6は、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zを入れ替える。そして、データ出力回路7は、入れ替えられた出力制御信号OE35Z、OE40Zとクロックパルス発生回路2で生成したクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXとを使用して、入れ替えられたデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zを順次出力していた。このため、特に、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zの生成タイミングは、図17、図18に示したように、データ入れ替え回路6の回路遅延に相当する時間T1だけ遅くなり、データ信号DOUTの出力タイミングが遅くなるという問題があった。データ信号PSDT1Z、PSDT2Zを制御する各回路の制御信号のタイミング余裕は、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zの遅延量以上に確保されなければならない。この結果、読み出し動作時のアクセス時間は、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zの遅れ以上に大きくなってしまうという問題があった。アクセス時間の増大は、クロック周波数を高くすることの阻害になる。
【0045】
本発明の目的は、メモリセルから読み出されるデータを高速に出力することができる半導体集積回路を提供することにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1ないし請求項3に記載した発明の基本原理を示すブロック図である。
【0047】
請求項1の半導体集積回路では、クロックパルス発生回路2は、外部から供給される基準クロック信号CLKZ(CLKX)の1周期の間に、位相の異なる複数のクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを生成する。タイミング設定回路44は、読み出し動作の開始から読み出しデータDOUTの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、基準クロック信号のn分の1刻み(n=2、3、4...)で設定し、このレイテンシに応じたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zを出力する。出力制御パルス入れ替え回路42は、設定されたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、複数のクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXをそれぞれ所定の出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xとして出力する。すなわち、レイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、複数の出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xの入れ替えが行われる。データ出力回路48は、データが記憶されている複数のメモリセルMCから読み出される並列データCDB01X、CDB02Xを、レイテンシに応じた所定の期間に、各出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xのそれぞれに同期して順次直列データDOUTに変換し出力する。
【0048】
したがって、レイテンシが、基準クロック信号CLKZのどのタイミングに設定されていても、並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えを行うことなく、確実に直列データDOUTが出力される。並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えが不要なため、データの出力が高速に行われる。
また、データ変換パルス入れ替え回路10は、設定されたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、複数のクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXをそれぞれ所定のデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nとして出力する。データ転送回路46は、各データ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nに同期して、並列データCDB01X、CDB02Xの各データを順次データ出力回路48に転送する。したがって、並列データCDB01X、CDB02Xが常に所定の順序でデータ出力回路48に転送される。データ出力回路48は並列データCDB01X、CDB02Xを確実に受け、受けた並列データCDB01X、CDB02Xを直列データDOUTに変換し出力する。
【0049】
請求項2の半導体集積回路では、クロックパルス発生回路42は、外部から供給される相補の第1基準クロック信号CLKZおよび第2基準クロック信号CLKXの立ち上がりにそれぞれ同期する第1クロックパルス信号OCLKPZと第2クロックパルス信号OCLKPXとを生成する。タイミング設定回路44は、読み出し動作の開始から読み出しデータの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、基準クロック信号CLKZの半クロック刻みで設定し、このレイテンシに応じたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zを出力する。出力制御パルス入れ替え回路42は、設定されたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、第1クロックパルス信号OCLKPZおよび第2クロックパルス信号OCLKPXをそれぞれ第1出力制御パルス信号OUTP1Xと第2出力制御パルス信号OUTP2Xのいずれかとして出力する。データ出力回路48は、データが記憶されている複数のメモリセルMCから読み出される並列データCDB01X、CDB02Xを、レイテンシに応じた所定の期間に、第1出力制御パルス信号OUTP1Xと第2出力制御パルス信号OUTP2Xとのそれぞれ同期して順次直列データDOUTに変換し出力する。
【0050】
したがって、レイテンシが、基準クロック信号CLKZの立ち上がり、立ち下がりのどちらに設定されていても、並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えを行うことなく、確実に直列データDOUTが出力される。並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えが不要なため、データの出力が高速に行われる。第1クロックパルス信号OCLKPZと第2クロックパルス信号OCLKPXとが、それぞれ外部から供給される相補の第1基準クロック信号CLKZおよび第2基準クロック信号CLKXから生成されるため、クロックパルス発生回路2を簡単な回路で構成することが可能になる。
【0051】
請求項3の半導体集積回路では、クロックパルス発生回路42は、外部から供給される第1基準クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち上がりとにそれぞれ同期する第1クロックパルス信号OCLKPZと第2クロックパルス信号OCLKPXとを生成する。タイミング設定回路44は、読み出し動作の開始から読み出しデータの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、基準クロック信号CLKZの半クロック刻みで設定し、このレイテンシに応じたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zを出力する。出力制御パルス入れ替え回路42は、設定されたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、第1クロックパルス信号OCLKPZおよび第2クロックパルス信号OCLKPXをそれぞれ第1出力制御パルス信号OUTP1Xと第2出力制御パルス信号OUTP2Xのいずれかとして出力する。データ出力回路48は、データが記憶されている複数のメモリセルMCから読み出される並列データCDB01X、CDB02Xを、レイテンシに応じた所定の期間に、第1出力制御パルス信号OUTP1Xと第2出力制御パルス信号OUTP2Xとのそれぞれ同期して順次直列データDOUTに変換し出力する。
【0052】
したがって、レイテンシが、基準クロック信号CLKZの立ち上がり、立ち下がりのどちらに設定されていても、並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えを行うことなく、確実に直列データDOUTが出力される。並列データCDB01X、CDB02Xの入れ替えが不要なため、データの出力が高速に行われる。外部から供給される基準クロック信号CLKZから第1クロックパルス信号OCLKPZと第2クロックパルス信号OCLKPXとが生成されるため、クロック信号の端子数が低減される。
【0053】
また、請求項2および請求項3の半導体集積回路では、データ変換パルス入れ替え回路10は、設定されたレイテンシ情報DL40Z、DL45Zに応じて、第1クロックパルス信号OCLKPZおよび第2クロックパルス信号OCLKPXをそれぞれ第1データ変換パルス信号PSCLK1Nと第2データ変換パルス信号PSCLK2Nのいずれかとして出力する。データ転送回路46は、第1データ変換パルス信号PSCLK1Nと、第2データ変換パルス信号PSCLK2Nとに同期して、並列データCDB01X、CDB02Xの各データを順次データ出力回路48に転送する。したがって、並列データCDB01X、CDB02Xが常に所定の順序でデータ出力回路48に転送される。データ出力回路48は並列データCDB01X、CDB02Xを確実に受け、受けた並列データCDB01X、CDB02Xを直列データDOUTに変換し出力する。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体集積回路の一実施形態を図面を用いて説明する。この実施形態は、請求項1ないし請求項3対応している。
この実施形態の半導体集積回路は、シリコン基板上に、CMOSプロセス技術を使用して、例えば、64MビットのDDR-SDRAMとして形成されている。DDR-SDRAMは、一般の半導体メモリと同様に、周辺回路部およびメモリコア部を有している。周辺回路部には、後述する出力制御部および入力制御部が形成されている。メモリコア部には、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ、センスアンプ等が形成されている。
【0055】
なお、従来技術で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等の回路については、詳細な説明を省略する。また、従来技術で説明した信号と同一の信号については、同一の符号を付している。
図2は、DDR-SDRAMにおけるデータ信号の出力を制御する出力制御部40を示している。
【0056】
出力制御部40は、クロックパルス発生回路2と、出力制御パルス入れ替え回路42と、タイミング設定回路44と、読み出し制御回路3と、データ転送回路46と、データ出力回路48とを備えて構成されている。出力制御部40の各回路のうち、クロックパルス発生回路2、出力制御パルス入れ替え回路42、タイミング設定回路44、および読み出し制御回路3は、全I/O信号に共通の回路であり、データ転送回路46およびデータ出力回路48は、各I/O信号毎に設けられている回路である。クロックパルス発生回路2および読み出し制御回路3は、従来と同一の回路である。
【0057】
クロックパルス発生回路2は、クロック信号CLKZ、CLKXを受け、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりに同期してクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを出力している。クロック信号CLKZ、CLKXは基準クロック信号に対応し、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXは、第1クロックパルス信号、第2クロックパルス信号に対応している。
【0058】
出力制御パルス入れ替え回路42は、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを受け、出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xを出力している。出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xは、第1出力制御パルス信号、第2出力制御パルス信号に対応している。レイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zは、レイテンシ情報に対応している。
【0059】
タイミング設定回路44は、外部から供給されるコマンド信号CMDを受けるコマンドデコーダ44aと、外部から設定可能なモードレジスタ44bとを備えて構成されている。コマンドデコーダ44aは、取り込んだコマンド信号CMDを読み出しコマンドと判定したときに、読み出し制御信号RDPZを出力する回路である。モードレジスタ44bは、設定される“レイテンシ4”または“レイテンシ4.5”に対応してレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Zを出力する回路である。
【0060】
読み出し制御回路3は、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、読み出し制御信号RDPZ、およびレイテンシ制御信号DL40Z、DL45Z信号を受け、出力制御信号OE35Z、OE40Z、およびデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを出力している。データ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nは、第1データ変換パルス信号、第2データ変換パルス信号に対応している。
【0061】
データ転送回路46は、複数のメモリセルMCから並列に読み出さるデータ信号CDB01X、CDB02X、およびデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを受け、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zとして出力している。なお、メモリセルMCは、出力制御部3の外部にメモリセルアレイとして形成されている。
データ出力回路48は、出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2X、出力制御信号OE35Z、OE40Z、およびデータ信号PSDT1Z、PSDT2Zを受け、直列のデータ信号DOUTをパッドPADに出力している。
【0062】
図3は、出力制御パルス入れ替え回路42の詳細を示している。
出力制御パルス入れ替え回路42は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ50a、50bと、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベル時にオンするMOSスイッチ52a、52bと、複数のインバータとで構成されている。
MOSスイッチ50aは、クロックパルス信号OCLKPZを受け、この信号をノードN12に出力している。MOSスイッチ50bは、クロックパルス信号OCLKPXを受け、この信号をノードN13に出力している。MOSスイッチ52aは、クロックパルス信号OCLKPXを受け、この信号をノードN12に出力している。MOSスイッチ52bは、クロックパルス信号OCLKPZを受け、この信号をノードN13に出力している。
【0063】
ノードN12に伝達された信号は、縦続接続された2段のインバータを介して出力制御パルス信号OUTP1Xとして出力されている。ノードN13に伝達された信号は、縦続接続された2段のインバータを介して出力制御パルス信号OUTP2Xとして出力されている。
出力制御パルス入れ替え回路42は、モードレジスタに“レイテンシ4”が設定されているときに、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXをそれぞれ出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xとして出力し、モードレジスタに“レイテンシ4.5”が設定されているときに、クロックパルス信号OCLKPX、OCLKPZをそれぞれ出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xとして出力する回路である。
【0064】
図4は、データ転送回路46の詳細を示している。
データ転送回路46は、データ変換パルス信号PSCLK1Nの高レベル時にオンするMOSスイッチ54a、54bと、データ変換パルス信号PSCLK2Nの高レベル時にオンするMOSスイッチ54cと、2つのインバータの入力と出力とを互いに接続したラッチ54d、54eと、複数のインバータとで構成されている。
【0065】
MOSスイッチ54aは、データ信号CDB01Xを受け、この信号をラッチ54dに出力している。ラッチ54dは、データ信号CDB01Xを反転しデータ信号PSDT1Zとして出力している。MOSスイッチ54bは、データ信号CDB02Xを受け、この信号をラッチ54e出力している。ラッチ54eは、データ信号CDB02を反転しMOSスイッチ54cに出力している。MOSスイッチ54cは、受けた信号をデータ信号PSDT2Zとして出力している。
【0066】
図5は、データ出力回路48の詳細を示している。
データ出力回路48は、出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2XでMOSスイッチ34a、34b、35a、35bを制御している以外、データ出力回路7と同一の回路である。すなわち、出力制御パルス信号OUTP1Xは、MOSスイッチ34a、34bを制御し、出力制御パルス信号OUTP2Xは、MOSスイッチ35a、35bを制御している。
【0067】
上述したDDR-SDRAMでは、外部から設定される“レイテンシ”に応じて、以下示すように読み出し動作が行われる。
図6は、“レイテンシ4”が設定された場合の読み出し動作のタイミングを示している。“レイテンシ4”が設定されているため、レイテンシ制御信号DL40Zは高レベルにされ、レイテンシ制御信号DL45Zは低レベルにされている。なお、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、読み出し制御信号RDPZ、レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Z、出力制御信号OE30Z、OE35Z、OE40Z、およびデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nの生成タイミングは、従来技術で説明した図17と同一のため、説明を省略する。
【0068】
図3に示した出力制御パルス入れ替え回路42は、レイテンシ制御信号DL40Zの高レベルを受けて、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを、それぞれ出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xとして出力する(図6(a))。
図4に示したデータ転送回路46は、メモリセルMCから読み出された低レベル(L)のデータ信号CDB01Xを、データ変換パルス信号PSCLK1Nを取り込み、反転し、高レベル(H)のデータ信号PSDT1Zとして出力する。また、データ転送回路46は、高レベル(H)のデータ信号CDB02Xをデータ変換パルス信号PSCLK2Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、低レベル(L)のデータ信号PSDT2Zとして出力する(図6(b))。なお、データ信号CDB01X、CDB02Xは、負論理の信号であるため、データ信号CDB01X、CDB02Xの値と、外部に出力されるデータ信号DOUTの値とは反対になる。また、本実施形態では、データ入れ替え回路を有していないため、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zは、従来に比べて早く出力される。すなわち、図17に示した時間T1に相当する時間はない。
【0069】
図5に示したデータ出力回路48は、出力制御信号OE35Zの高レベル期間中に生成される出力制御パルス信号OUTP1Xの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT1Z(高レベル)を取り込む。データ出力回路48は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ低レベル、高レベルにし、クロック信号CLKZの4番目(波形に記載した数字に対応)の立ち上がりに同期して、高レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。次に、データ出力回路48は、出力制御信号OE40Zの高レベル期間中に生成される出力制御パルス信号OUTP2Xの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT2Z(低レベル)を取り込む。データ出力回路48は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ高レベル、低レベルにし、クロック信号CLKZの4番目の立ち下がりに同期して、低レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。この結果、メモリセルMCから読み出されたデータ信号CDB01X、CDB02Xが、クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち下がりに同期して(あるいは、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりにそれぞれ同期して)、順次外部に出力される(図6(c))。
【0070】
なお、図6では、3番目のクロック信号CLKZの立ち上がりに同期して、次の読み出しコマンドが供給されている。
図7は、“レイテンシ4.5”が設定された場合の読み出し動作のタイミングを示している。“レイテンシ4.5”が設定されているため、レイテンシ制御信号DL40Zは低レベルにされ、レイテンシ制御信号DL45Zは高レベルにされている。なお、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPX、読み出し制御信号RDPZ、レイテンシ遅延信号LAT30Z、LAT40Z、出力制御信号OE30Z、OE35Z、OE40Z、およびデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nの生成タイミングは、従来技術で説明した図18と同一のため、説明を省略する。
【0071】
図3に示した出力制御パルス入れ替え回路42は、レイテンシ制御信号DL45Zの高レベルを受けて、クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを、それぞれ出力制御パルス信号OUTP2X、OUTP1Xとして出力する(図7(a))。すなわち、出力制御パルス信号OUTP2X、OUTP1Xは、“レイテンシ4”のときに比べ入れ替わっている。
【0072】
図4に示したデータ転送回路46は、低レベル(L)のデータ信号CDB01Xを、データ変換パルス信号PSCLK1Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、高レベル(H)のデータ信号PSDT1Zとして出力する。また、データ転送回路46は、高レベル(H)のデータ信号CDB02Xを、データ変換パルス信号PSCLK2Nの立ち上がりに同期して取り込み、反転し、低レベル(L)データ信号PSDT2Zとして出力する(図7(b))。すなわち、データ信号CDB01X、CDB02Xは、図6と同様に、それぞれデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nで取り込まれる。“レイテンシ4.5”が設定された場合においても、データ信号PSDT1Z、PSDT2Zは、従来に比べて早く出力される。
【0073】
図5に示したデータ出力回路48は、出力制御信号OE35Zの高レベル期間中に生成される出力制御パルス信号OUTP1Xの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT1Z(高レベル)を取り込む。データ出力回路48は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ低レベル、高レベルにし、クロック信号CLKZの4番目(波形に記載した数字に対応)の立ち下がりに同期して、高レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。次に、データ出力回路48は、出力制御信号OE40Zの高レベル期間中に生成される出力制御パルス信号OUTP2Xの立ち上がりに同期して、データ信号PSDT2Z(低レベル)を取り込む。データ出力回路48は、高レベル側制御信号PU、低レベル側制御信号PDをそれぞれ高レベル、低レベルにし、クロック信号CLKZの4番目の立ち下がりに同期して、低レベルのデータ信号DOUTをパッドPADに出力する。この結果、メモリセルMCから読み出されたデータ信号CDB01X、CDB02Xの反転信号は、クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち下がりに同期して(あるいは、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりにそれぞれ同期して)、順次外部に出力される(図7(c))。
【0074】
以上のように構成された半導体集積回路では、設定されたレイテンシDL40Z、DL45Zに応じて、出力制御パルス信号OUTP1X、OUTP2Xを入れ替え、データ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを入れ替えた。このため、レイテンシDL40Z、DL45Zが基準クロック信号CLKZの立ち上がり、立ち下がりのどちらに設定されていても、データ信号CDB01X、CDB02Xの入れ替えを行うことなく、データ信号DOUTを出力することができる。したがって、データ信号CDB01X、CDB02Xの遅延を最小限にでき、データ信号DOUTを高速に出力することができる。この結果、読み出し動作時のアクセス時間を短縮することができ、クロック信号CLKZ、CLKXの周波数を高くすることができる。
【0075】
クロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを、外部から供給される相補のクロック信号CLKZ、CLKXから生成できるため、クロックパルス発生回路2を簡単な回路で構成することができる。
設定されたレイテンシDL40Z、DL45Zに応じて、データ転送回路46を制御するデータ変換パルス信号PSCLK1N、PSCLK2Nを入れ替えた。このため、データ信号CDB01X、CDB02Xを常に所定の順序でデータ出力回路48に転送することができる。
【0076】
従来必要であった出力イネーブル入れ替え回路4およびデータ入れ替え回路6が不要になるため、回路規模を小さくすることができる。したがって、チップサイズを小さくすることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明をDDR-SDRAMに適用した例について述べた。これに限らず、本発明は、クロック信号の1周期の間に複数の読み出しデータを出力する半導体集積回路に適用することができる。あるいは、本発明は、SDRAMのメモリコアを複数内蔵したシステムLSIに適用することができる。
【0077】
上述した実施形態では、モードレジスタ44bに“レイテンシ4”、あるいは“レイテンシ4.5”を設定した例について述べた。これに限らず、モードレジスタ44bに“レイテンシ3”、“レイテンシ3.5”、あるいは、“レイテンシ5”、“レイテンシ5.5”を設定してもよく、上記と同様の効果を得ることができる。
【0078】
上述した実施形態では、クロック信号CLKZ、CLKXの立ち上がりに同期して、それぞれクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを生成した例について述べた。これに限らず、本発明は、クロック信号CLKZの立ち上がりと立ち下がりに同期してそれぞれクロックパルス信号OCLKPZ、OCLKPXを生成してもよい。
さらに、本発明をクロック信号CLKZの1周期の間に、データを4回出力する半導体集積回路に適用してもよい。この場合、図2に示したモードレジスタ44bには、“レイテンシ4”、“レイテンシ4.25”等が設定される。半導体集積回路は、クロック信号CLKZから4つのクロックパルス信号を生成し、これ等クロックパルス信号を“レイテンシ”に応じて入れ替え、データを出力する。
【0079】
【発明の効果】
請求項1の半導体集積回路では、レイテンシが、基準クロック信号のどのタイミングに設定されていても、並列データの入れ替えを行うことなく直列データを確実に出力することができる。並列データの入れ替えが不要なため、データの出力を高速に行うことができる。
【0080】
また、メモリセルから読み出された並列データを常に所定の順序でデータ出力回路に転送することができ、データ出力回路は、並列データを確実に直列データに変換し出力することができる。
請求項2および請求項3の半導体集積回路では、レイテンシが、基準クロック信号の立ち上がり、立ち下がりのどちらに設定されていても、並列データの入れ替えを行うことなく直列データを確実に出力することができる。並列データの入れ替えが不要なため、データの出力を高速に行うことができる。
【0081】
また、請求項2および請求項3の半導体集積回路では、メモリセルから読み出された並列データを常に所定の順序でデータ出力回路に転送することができ、データ出力回路は並列データを確実に直列データに変換し出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1ないし請求項3に記載の発明の基本原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の半導体集積回路の一実施形態における出力制御部を示すブロック図である。
【図3】図2の出力制御パルス入れ替え回路を示す回路図である。
【図4】図2のデータ転送回路を示す回路図である。
【図5】図2のデータ出力回路を示す回路図である。
【図6】本発明の半導体集積回路において“レイテンシ4”が設定された場合の読み出し動作を示すタイミング図である。
【図7】本発明の半導体集積回路において“レイテンシ4.5”が設定された場合の読み出し動作を示すタイミング図である。
【図8】従来のDDR-SDRAMにおける出力制御部を示すブロック図である。
【図9】従来のクロックパルス発生回路を示す回路図である。
【図10】従来のレイテンシカウンタを示す回路図である。
【図11】従来のレイテンシ制御回路を示す回路図である。
【図12】従来のデータ変換パルス入れ替え回路を示す回路図である。
【図13】従来の出力イネーブル入れ替え回路を示す回路図である。
【図14】従来のデータ転送回路を示す回路図である。
【図15】従来のデータ入れ替え回路を示す回路図である。
【図16】従来のデータ出力回路を示す回路図である。
【図17】従来のDDR-SDRAMにおいて“レイテンシ4”が設定された場合の読み出し動作を示すタイミング図である。
【図18】従来のDDR-SDRAMにおいて“レイテンシ4.5”が設定された場合の読み出し動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
2 クロックパルス発生回路
3 読み出し制御回路
8 レイテンシカウンタ
9 レイテンシ制御回路
10 データ変換パルス入れ替え回路
40 出力制御部
42 出力制御パルス入れ替え回路
44 タイミング設定回路
44a コマンドデコーダ
44b モードレジスタ
46 データ転送回路
48 データ出力回路
CDB01X、CDB02X データ信号
CLKZ、CLKX クロック信号
DL40Z、DL45Z レイテンシ制御信号
DOUT 出力データ信号
LAT30Z、LAT40Z レイテンシ遅延信号
OCLKPZ、OCLKPX クロックパルス信号
OE30Z、OE35Z、OE40Z 出力制御信号
OUTP1X、OUTP2X 出力制御パルス信号
PSCLK1N、PSCLK2N データ変換パルス信号
PSDT1Z、PSDT2Z データ信号
RDPZ 読み出し制御信号

Claims (3)

  1. データを記憶する複数のメモリセルと、
    外部から供給される基準クロック信号の1周期の間に、位相の異なる複数のクロックパルス信号を生成するクロックパルス発生回路と、
    読み出し動作の開始から読み出しデータの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、前記基準クロック信号のn分の1刻み(n=2、3、4...)で設定し、前記レイテンシに応じたレイテンシ情報を出力するタイミング設定回路と、
    前記レイテンシ情報に応じて、前記各クロックパルス信号をそれぞれ所定の出力制御パルス信号として出力する出力制御パルス入れ替え回路と、
    前記メモリセルから読み出される並列データを、前記レイテンシに応じた所定の期間に、前記各出力制御パルス信号のそれぞれに同期して順次直列データに変換し出力するデータ出力回路と
    前記レイテンシ情報に応じて、前記各クロックパルス信号をそれぞれ所定のデータ変換パルス信号として出力するデータ変換パルス入れ替え回路と、
    前記各データ変換パルス信号に同期して、前記並列データの各データを順次データ出力回路に転送するデータ転送回路とを、
    備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. データを記憶する複数のメモリセルと、
    外部から供給される相補の第1基準クロック信号および第2基準クロック信号の立ち上がりにそれぞれ同期する第1クロックパルス信号と第2クロックパルス信号とを生成するクロックパルス発生回路と、
    読み出し動作の開始から読み出しデータの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、前記基準クロック信号の半クロック刻みで設定し、前記レイテンシに応じたレイテンシ情報を出力するタイミング設定回路と、
    前記レイテンシ情報に応じて、前記第1クロックパルス信号および前記第2クロックパルス信号をそれぞれ第1出力制御パルス信号と第2出力制御パルス信号のいずれかとして出力する出力制御パルス入れ替え回路と、
    前記メモリセルから読み出される並列データを、前記レイテンシに応じた所定の期間に、前記第1出力制御パルス信号と前記第2出力制御パルス信号とのそれぞれ同期して順次直列データに変換し出力するデータ出力回路と、
    前記レイテンシ情報に応じて、第1クロックパルス信号および第2クロックパルス信号をそれぞれ第1データ変換パルス信号と第2データ変換パルス信号のいずれかとして出力するデータ変換パルス入れ替え回路と、
    前記第1データ変換パルス信号と前記第2データ変換パルス信号とに同期して、前記並列データの各データを順次データ出力回路に転送するデータ転送回路とを、
    備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  3. データを記憶する複数のメモリセルと、
    外部から供給される基準クロック信号の立ち上がりと立ち下がりとにそれぞれ同期する第1クロックパルス信号と第2クロックパルス信号とを生成するクロックパルス発生回路と、
    読み出し動作の開始から読み出しデータの出力を開始するまでのクロック数であるレイテンシを、前記基準クロック信号の半クロック刻みで設定し、前記レイテンシに応じたレイテンシ情報を出力するタイミング設定回路と、
    前記レイテンシ情報に応じて、前記第1クロックパルス信号および前記第2クロックパルス信号をそれぞれ第1出力制御パルス信号と第2出力制御パルス信号のいずれかとして出力する出力制御パルス入れ替え回路と、
    前記メモリセルから読み出される並列データを、前記レイテンシに応じた所定の期間に、前記第1出力制御パルス信号と前記第2出力制御パルス信号とのそれぞれ同期して順次直列データに変換し出力するデータ出力回路と、
    前記レイテンシ情報に応じて、第1クロックパルス信号および第2クロックパルス信号 をそれぞれ第1データ変換パルス信号と第2データ変換パルス信号のいずれかとして出力するデータ変換パルス入れ替え回路と、
    前記第1データ変換パルス信号と前記第2データ変換パルス信号とに同期して、前記並列データの各データを順次データ出力回路に転送するデータ転送回路とを、
    備えたことを特徴とする半導体集積回路。
JP19768099A 1999-07-12 1999-07-12 半導体集積回路 Expired - Fee Related JP3706772B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19768099A JP3706772B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 半導体集積回路
US09/559,743 US6192004B1 (en) 1999-07-12 2000-04-27 Semiconductor integrated circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19768099A JP3706772B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001023371A JP2001023371A (ja) 2001-01-26
JP3706772B2 true JP3706772B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=16378568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19768099A Expired - Fee Related JP3706772B2 (ja) 1999-07-12 1999-07-12 半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6192004B1 (ja)
JP (1) JP3706772B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1122733A1 (en) * 2000-01-31 2001-08-08 STMicroelectronics S.r.l. Internal regeneration of the address latch enable (ALE) signal of a protocol of management of a burst interleaved memory and relative circuit
US6445624B1 (en) * 2001-02-23 2002-09-03 Micron Technology, Inc. Method of synchronizing read timing in a high speed memory system
JP2002304886A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Nec Corp 半導体記憶装置
DE10125371A1 (de) * 2001-05-23 2002-12-12 Infineon Technologies Ag Halbleiterspeicher und Verfahren zum Betrieb des Halbleiterspeichers
JP4607444B2 (ja) * 2002-11-18 2011-01-05 三星電子株式会社 半導体装置、データ検索回路、メモリセルアレイ判読方法、およびデータ検索方法
KR100510512B1 (ko) 2002-11-18 2005-08-26 삼성전자주식회사 이중 데이터율 동기식 반도체 장치의 데이터 출력 회로 및그 방법
KR100546389B1 (ko) * 2003-10-22 2006-01-26 삼성전자주식회사 카스 레이턴시에 따라 동기되는 타이밍이 변하는 반도체메모리 장치
US7246252B1 (en) * 2003-12-31 2007-07-17 Xilinx, Inc. Delay compensation
US7193928B2 (en) * 2004-08-02 2007-03-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal output device and method for the same
US7301831B2 (en) * 2004-09-15 2007-11-27 Rambus Inc. Memory systems with variable delays for write data signals
CN100395740C (zh) * 2004-11-03 2008-06-18 明基电通股份有限公司 通用型串行传输系统、打印机及其控制方法
DE102005001892B4 (de) * 2005-01-14 2013-06-06 Qimonda Ag Steuereinheit zur Steuerung eines synchronen Parallel-Serienwandlers
KR100670682B1 (ko) * 2005-02-04 2007-01-17 주식회사 하이닉스반도체 반도체 기억 소자에서의 데이터 출력 회로 및 방법
KR100902047B1 (ko) * 2007-02-09 2009-06-15 주식회사 하이닉스반도체 클럭 조절 회로 및 이를 이용한 반도체 메모리 장치
US8341330B2 (en) * 2008-01-07 2012-12-25 Macronix International Co., Ltd. Method and system for enhanced read performance in serial peripheral interface
JP2012190510A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Elpida Memory Inc 半導体装置
KR20150078012A (ko) * 2013-12-30 2015-07-08 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치 및 이를 이용한 테스트 방법
FR3094593B1 (fr) * 2019-03-29 2021-02-19 Teledyne E2V Semiconductors Sas Procédé de synchronisation de données numériques envoyées en série

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5889936A (en) * 1995-11-22 1999-03-30 Cypress Semiconductor Corporation High speed asynchronous digital testing module
US5950223A (en) * 1997-06-19 1999-09-07 Silicon Magic Corporation Dual-edge extended data out memory
JP4226686B2 (ja) * 1998-05-07 2009-02-18 株式会社東芝 半導体メモリシステム及び半導体メモリのアクセス制御方法及び半導体メモリ
JP2000048567A (ja) * 1998-05-22 2000-02-18 Mitsubishi Electric Corp 同期型半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6192004B1 (en) 2001-02-20
JP2001023371A (ja) 2001-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3706772B2 (ja) 半導体集積回路
JP3013714B2 (ja) 半導体記憶装置
US5870411A (en) Method and system for testing self-timed circuitry
KR100915554B1 (ko) 반도체기억장치
JPH09198875A (ja) 同期型半導体記憶装置
KR20060113302A (ko) 반도체메모리소자
KR100638748B1 (ko) 반도체메모리소자
JP2001006396A (ja) 半導体集積回路
JP2907074B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2001167580A (ja) 半導体記憶装置
JP2001057084A (ja) 半導体記憶装置
US6320818B1 (en) Semiconductor storage device, and method for generating timing of signal for activating internal circuit thereof
US20060120359A1 (en) Semiconductor memory device
KR100650845B1 (ko) 소비 전력을 감소시키는 버퍼 제어 회로와, 이를 포함하는메모리 모듈용 반도체 메모리 장치 및 그 제어 동작 방법
JP2000036192A (ja) 半導体集積回路
KR20010050086A (ko) 외부 신호에 동기한 내부 신호를 발생하는 동기 회로
US5896341A (en) Synchronous semiconductor memory circuit
JP4121690B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100572845B1 (ko) 반도체 집적 회로
US5912900A (en) Method and system for testing self-timed circuitry
JP2004152348A (ja) 信号生成回路
JPH07262076A (ja) 半導体装置
KR100389038B1 (ko) 레이트 라이트 기능을 갖는 동기형 에스램 장치
US7200197B2 (en) Semiconductor integrated circuit
KR100906998B1 (ko) Dll 회로의 동작 주파수 제어 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees