JP3705831B2 - 球発射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ球を遊技媒体とするパチンコ機などの遊技機に装備され、ソレノイドの励磁によってプランジャを出没移動させ、該プランジャの先端側を発射位置に待機させたパチンコ球に衝突させて、遊技盤面上に球を打ち出す球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機において、ソレノイドを使用して球を打ち出す方式の球発射装置は、一般にはソレノイド本体を遊技盤面の裏側の所定位置に直接固設したり、或はソレノイド本体と遊技盤面の裏側との間にゴムなどの緩衝マウントを介在させて、遊技盤面の裏側の所定位置に固定したりしていた。
【0003】
だが周知のように、前記方式の球発射装置では、ソレノイド本体を直接固設した場合、ソレノイド本体より出没するプランジャが移動する際の振動や、該プランジャの移動に伴ってソレノイド本体に伝わる衝撃力が緩和されることなく、そのまま遊技客の操作するハンドルに伝わってしまい、不快感を与えていた。また、ソレノイド本体を緩衝マウントを介在させて固定した場合、プランジャの移動に起因する振動や衝撃を適度に吸収できるが、該緩衝マウントの弾性変形によりソレノイド本体自体がグラつくように振動してしまい、安定した球の打ち出しが困難であった。
【0004】
かかる問題を解決するために、例えば、特開昭62−292184号や、特開平2−80073号において、衝撃力緩和及び振動防止構造を備えた球発射装置が提案されている。これらの球発射装置は、遊技盤面の裏側にガイドピンを打球の発射方向に対しほぼ平行に固定し、該ガイドピンをガイド孔内に挿通してガイドピンに沿い移動可能に設けた取付台に、ソレノイド本体を取付けると共に、取付台の前後に緩衝部材を当接させて構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した衝撃力緩和及び振動防止構造を備えた球発射装置では、ガイドピンを別途ブラケットを介して遊技盤面の裏側に固定したり、ソレノイド本体を取付台に取付けたり、更には取付台に前記ガイドピンに挿通するガイド孔を形成し、取付台をガイドピンにより移動可能に支持させたりと、装置全体の組み付け工数が多く、また、部品点数も多いため、コストアップの要因となるという問題点があった。かかる問題点に鑑みて、ソレノイドを用いた球発射装置において、衝撃力緩和及び振動防止構造を如何に低コストで実現するかが、当業者間において重要な課題となっていた。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、簡易かつ容易な構成によって、ソレノイドのプランジャの移動に起因する振動を防止できると共に、衝撃を適度に緩和することができ、コストを大幅に低減することができる球発射装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
【0008】
1 ソレノイド(11)の励磁によってプランジャ(13)を前後方向に出没移動させ、該プランジャ(13)の先端側を発射位置に待機させたパチンコ球に衝突させて、遊技盤面(2a)上に球を打ち出す球発射装置(10)において、
前記遊技盤面(2a)の裏側に取付けられ、ソレノイド本体(11a)をプランジャ(13)の移動方向とほぼ平行に移動可能に内装するケース部材(20)と、
前記ケース部材(20)内の前端側(24)とソレノイド本体(11a)の前端側との間に設けられ、前記プランジャ(13)の前方への突出移動に伴って、前記ケース部材(20)内を前方に移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力を吸収する前部緩衝部材(31)と、
前記ケース部材(20)内の後端側(27)とソレノイド本体(11a)の後端側との間に設けられ、前記プランジャ(13)の後方への没入移動に伴って、前記ケース部材(20)内を後方に移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力を吸収する後部緩衝部材(32)と、
を有することを特徴とする球発射装置(10)。
【0009】
2 前記プランジャ(13)の後端側に設けられ、該プランジャ(13)が前方へ突出移動した際に、ソレノイド本体(11a)の後端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパー(17)と、
前記ソレノイド本体(11a)の後端側とプランジャ(13)の後端側との間に設けられ、突出移動して球を打ち出したプランジャ(13)を元の位置へ没入移動させる復帰用付勢部材(30)と、
を有することを特徴とする1項記載の球発射装置(10)。
【0010】
3 前記ケース部材(20)の内壁と、該内壁に摺接する前記ソレノイド本体(11a)の外壁との少なくとも一方に、摩擦力を減じさせる滑りシート材(40)を設けたことを特徴とする1項または2項記載の球発射装置(10)。
【0011】
【作用】
球を打ち出す際にソレノイド(11)の励磁により、プランジャ(13)が前方へ突出移動するとそれに伴って、例えば、プランジャ(13)の後端側に設けた弾性ストッパー(17)が、ソレノイド本体(11a)の後端側に弾撥的に衝突するなどして、ソレノイド本体(11a)に衝撃が加わる。
【0012】
かかる衝撃を受けることで、ソレノイド本体(11a)が振動しようとしても、該ソレノイド本体(11a)は、遊技盤面(2a)の裏側に取付けられたケース部材(20)内にて移動が規制される。すなわち、ソレノイド本体(11a)はケース部材(20)内にて前記プランジャ(13)の移動方向とほぼ平行に前方移動するだけであり、従って、プランジャ(13)の移動方向と異なる方向への振動は抑えられる。
【0013】
また、前記ケース部材(20)内を前方に移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力は、ケース部材(20)内の前端側(24)とソレノイド本体(11a)の前端側との間に設けた前部緩衝部材(31)により吸収される。一方、球を打ち出したプランジャ(13)は、例えば、復帰用付勢部材(30)の付勢力により元の位置へ没入移動し、それに伴い前記ケース部材(20)内を後方に移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力は、ケース部材(20)内の後端側(27)とソレノイド本体(11a)の後端側との間に設けた後部緩衝部材(32)により吸収される。従って、遊技客の操作するハンドルなどに不快に衝撃が伝わることはない。
【0014】
以上のように、遊技盤面(2a)の裏側に取付けるケース部材(20)内に、ソレノイド本体(11a)をプランジャ(13)の移動方向とほぼ平行に移動可能に内装するという簡易かつ容易な構成によって、ソレノイド(11)のプランジャ(13)の移動に起因するソレノイド本体(11a)の振動を防止でき、また、前部緩衝部材(31)や後部緩衝部材(32)によって、ソレノイド本体(11a)が前後移動する際の衝撃を適度に緩和することができる。
【0015】
更に、前記ケース部材(20)の内壁と、該内壁に摺接する前記ソレノイド本体(11a)の外壁との少なくとも一方に、摩擦力を減じさせる滑りシート材(40)を設けた場合には、前記ケース部材(20)内においてソレノイド本体(11a)を円滑に前後移動させることができ、摩擦により生じ得る振動や衝撃をより確実に抑制することができる。
【0016】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示している。
図5に示すように、本実施例に係る球発射装置10は、パチンコ機1の遊技盤面2aが形成された基枠2の裏側に配設され、上皿3に連通した球経路4を通って発射レール5の基端側に送られるパチンコ球を、遊技客のハンドル6の操作に応じて遊技盤面2aの表面上に順次打ち出す装置である。かかる球発射装置10は、図1に示すように、ソレノイド11の励磁によってプランジャ13を前後方向に出没移動させ、該プランジャ13の先端側を発射位置に待機させたパチンコ球に衝突させるように構成されており、ソレノイド11と、ケース部材20と、前部緩衝部材31と、後部緩衝部材32などを具備して成る。
【0017】
ソレノイド11は、ソレノイド本体11aの内部の筒状コイル体にプランジャ13を貫通させて、前記筒状コイル体に通電し励磁させることで、プランジャ13が前方(図1中で左方向)に突出移動するように構成されている。プランジャ13の前端には、球に直接衝突させる打出部材15が取付けられており、その後側には、プランジャ13が後方へ没入移動した際に、ソレノイド本体11aの前端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパー14が設けられている。一方、プランジャ13の後端には、プランジャ13が筒状コイル体から抜け出るのを防止するストッパー16が設けられている。
【0018】
ストッパー16の前側には、プランジャ13が前方へ突出移動した際に、ソレノイド本体11aの後端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパー17がプランジャ13の後端側に外嵌するように設けられている。弾性ストッパー14,17はゴムや軟質樹脂などにより成形したものであるが、バネ材を用いてもよい。また、前記ストッパー16とソレノイド本体11aの後端面との間には、突出移動したプランジャ13を元の位置へ戻すよう没入移動させる復帰用付勢部材30がプランジャ13の後端側に巻き付くように設けられている。復帰用付勢部材30はコイルスプリングから成るが、ゴムや軟質樹脂などにより成形してもよい。
【0019】
ケース部材20は、前記ソレノイド本体11aをプランジャ13の移動方向とほぼ平行に移動可能に内装する箱状の枠体である。更に詳しく言えば、ケース部材20は、ソレノイド本体11aの外壁を殆ど隙間なく覆う両側の側面部21,21と上面部22と底面部23を有し、ケース部材20の内部空間の断面積は、ソレノイド本体11aの断面積より僅かに大きくなるよう形成されている。また、ケース部材20の内部空間の長さは、ソレノイド本体11aの全長より長く形成されている。
【0020】
また、ケース部材20の前端には前面部24が形成されており、かかる前面部24には、前記プランジャ13の前端側や打出部材15が挿通する出没孔25が穿設されている。一方、ケース部材20の後端には開口部26が形成されており、その両側の側面部21,21の内壁には、ソレノイド本体11aの後端が係合する段部27,27が凸設されている。なお、ケース部材20は、2つのケース半体を合わせて構成されるものであり、かかるケース半体を合せる際に、その内部空間にソレノイド11を内装するようにして組立てられる。
【0021】
このようなケース部材20の構成により、その内部空間に内装されたソレノイド本体11aは、上下方向や両側方向にはガタつくことなく、ケース部材20内を前後方向、すなわちプランジャ13の移動方向と平行に移動するようになっている。また、ケース部材20の底面部23の内壁と、該内壁に摺接するソレノイド本体11aの下側外壁との双方には、僅かな隙間を埋めると共に摩擦力を減じさせる滑りシート材40,40が接着されている。
【0022】
滑りシート材40は、エンジニアリングプラスチックの代表種であるポリアセタールを薄板状に成形したものであり、ポリアセタールの潤滑性や耐久性などの特性を活かして、前記ケース部材20内におけるソレノイド本体11aの前後移動を円滑化するための部材である。なお、滑りシート材40の材質はポリアセタールのみに限定されるものではなく、潤滑性や耐久性などを有する他の樹脂により成形してもよい。また、滑りシート材40を、ケース部材20の内壁とソレノイド本体11aの外壁との双方に必ずしも設ける必要はなく、少なくとも一方に設けてもかまわない。
【0023】
ケース部材20の前面部24の内壁とソレノイド本体11aの前端面との間には、前部緩衝部材31がプランジャ13の前端側に巻き付くように設けられている。前部緩衝部材31は、前記プランジャ13の前方への突出移動に伴ってケース部材20内を前方移動するソレノイド本体11aの衝撃力を吸収・緩和するものである。なお、本実施例では前部緩衝部材31はコイルスプリングから成るが、ゴムや軟質樹脂などにより成形してもよい。
【0024】
ケース部材20内の後端縁とソレノイド本体11aの後端面との間に位置する段部27,27の前端面には、後部緩衝部材32,32が設けられている。後部緩衝部材32は、前記プランジャ13の後方への没入移動に伴ってケース部材20内を後方に移動するソレノイド本体11aの衝撃力を吸収・緩和するものである。なお、本実施例では後部緩衝部材32はゴムや軟質樹脂などにより成形したものであるが、バネ材などを用いてもよい。
【0025】
図4に示すように、球発射装置10のケース部材20は、その内部にあるソレノイド11のプランジャ13が突出した際にちょうど発射レール5の発射位置を臨むように基枠2の裏側に取付けられている。また、球発射装置10の傍らには、プランジャ13の出没移動に連動して、上皿3(図5参照)から球経路4に供給される球を発射レール5の発射位置に送り出す球送出し装置60が配設されている。
【0026】
球送出し装置60は、下端をプランジャ13の後端にあるストッパー16に当接させた状態にて、枢軸61aを介して揺動可能に基枠2に枢支された連動部材61と、該連動部材61の上端に一端が屈曲可能に連結されたリンク部材62と、枢軸63aを介して回動可能に基枠2に枢支され、かつ前記リンク部材62の他端に押引き可能に連結された係脱部材63と、該係脱部材63の回動に伴い1歯分ずつ回転するように配されたスプロケット66とから構成されている。
【0027】
スプロケット66は、その外周の歯が球経路4の途中の開口部から球経路4内を臨む位置に枢支されている。係脱部材63は、スプロケット66の歯に対し交互に係合し該スプロケット66の回転を規制する2つの爪部64,65を有している。このような球送出し装置60は、プランジャ13が1回出没移動する度に、球を発射レール5の球待機位置に1個ずつ送り出すものであり、詳しい動作については後述する。
【0028】
次に球発射装置10の作用について説明する。
図5に示すハンドル6の操作に基づき、図2においてソレノイド11に通電するとソレノイド本体11aが励磁し、プランジャ13が前方へ突出移動して打出部材15が発射位置にある球Pに衝突し球Pが打ち出される。このようなプランジャ13の突出移動に伴って、図3に示すようにプランジャ13の後端側に設けた弾性ストッパー17が、ソレノイド本体11aの後端面に弾撥的に衝突するため、ソレノイド本体11aに前方への衝撃が加わる。
【0029】
かかる衝撃を受けることで、ソレノイド本体11aが振動しようとしても、該ソレノイド本体11aは、基枠2の裏側に取付けられたケース部材20内にて移動が規制される。すなわち、ソレノイド本体11aの外周はケース部材20の両側面部21,21や上面部22、底面部23により四方から囲まれているため、ソレノイド本体11aはケース部材20内にて、プランジャ13の突出方向と一致する前方への移動のみが可能である。従って、プランジャ13の移動方向と異なる方向へのソレノイド本体11aの振動は抑えられる。
【0030】
また、プランジャ13の突出移動に伴ってケース部材20内を前方移動するソレノイド本体11aの衝撃力は、ケース部材20の前面部24とソレノイド本体11aの前端面との間に設けた前部緩衝部材31により吸収される。それにより、球Pの打ち出し時において、遊技客の操作するハンドル6などに不快に衝撃が伝わることはない。
【0031】
一方、ソレノイド本体11aが失磁すると、プランジャ13は復帰用付勢部材30の付勢力により元の位置へ没入移動する。この時、図2に示すようにプランジャ13の前端側に設けた弾性ストッパー14が、ソレノイド本体11aの前端面に弾撥的に衝突するため、ソレノイド本体11aに後方への衝撃が加わる。かかる衝撃を受けても、前述したようにソレノイド本体11aはケース部材20内にて移動が規制され、ソレノイド本体11aはケース部材20内にてプランジャ13の没入方向と一致する後方への移動のみが可能であるから、上下方向や両側方向への振動は抑えられる。
【0032】
また、プランジャ13の没入移動に伴ってケース部材20内を後方へと移動するソレノイド本体11aの衝撃力は、ケース部材20の両側面部21,21にある段部27,27に設けた後部緩衝部材32,32により吸収される。それにより、球の打ち出し終了時においても、遊技客の操作するハンドル6などに不快に衝撃が伝わることはない。
【0033】
以上のように、基枠2の裏側に取付けるケース部材20内に、ソレノイド本体11aをプランジャ13の移動方向とほぼ平行に移動可能に内装するという簡易かつ容易な構成によって、プランジャ13の出没移動に起因するソレノイド本体11aの振動を防止でき、また、前部緩衝部材31や後部緩衝部材32によって、ソレノイド本体11aが前後移動する際の衝撃を適度に緩和することができる。また、前記ケース部材20の内壁と、ソレノイド本体11aの外壁とに設けた滑りシート材40によって、ケース部材20内においてソレノイド本体11aは円滑に前後移動でき、摩擦により生じ得る振動や衝撃をより確実に抑制することができる。
【0034】
図4に基づき、球発射装置10に連動する球送出し装置60の動作について説明する。
先ず、図示したようにソレノイド11のプランジャ13が没入位置にある時、連動部材61の下端がプランジャ13の後端のストッパー16により後方へ押出され、連動部材61は枢軸61aを支点として揺動する。これに伴いリンク部材62は前方へ押出され、係脱部材63が枢軸63aを中心として反時計方向に回動する。それにより、係脱部材63の一の爪部64がスプロケット66の一つの歯に係合するため、スプロケット66は回転不能に拘束されて、球経路4内の球の流下を阻止する。
【0035】
次に、ソレノイド11が励磁してプランジャ13が突出移動すると、連動部材61がプランジャ13の押し付けから解放されるため、バネ67の付勢力によりリンク部材62は後方へ移動し、係脱部材63が枢軸63aを中心として時計方向に回動する。それにより、係脱部材63の一の爪部64がスプロケット66の一つの歯から離脱すると同時に、他の爪部65が次の歯に係合し、直ちにスプロケット66の回転を止めて歯の間の凹部に保持した球の送り出しをここで一旦止めることになる。
【0036】
続いて、プランジャ13が球Pを打ち出した後に没入移動すると、再び連動部材61の下端がプランジャ13により後方へ押出され、それに伴い前方へ押出されるリンク部材62によって、係脱部材63が反時計方向に回動する。それにより、係脱部材63の他の爪部65がスプロケット66の一つの歯から離脱し、一の爪部65が再び次の歯に係合してスプロケット66の回転を止めるが、この間に球経路4内にて保持されていた1個の球が発射レール5の待機位置まで送り出される。
【0037】
なお、前記実施例に係る球発射装置の具体的な形状は、図示したものに限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係る球発射装置によれば、遊技盤面の裏側に取付けるケース部材内に、ソレノイド本体をプランジャの移動方向とほぼ平行に移動可能に内装するという簡易かつ容易な構成によって、ソレノイドのプランジャの移動に起因するソレノイド本体の振動を防止することができ、また、前部緩衝部材や後部緩衝部材によって、ソレノイド本体が前後移動する際の衝撃を適度に緩和することができるため、結果として、装置全体の組み付け工数や部品点数を削減することが可能となり、コストをより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る球発射装置を構成するケース部材の上面部を切断して上方から視た断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る球発射装置を構成するケース部材の側面部を切断して側方から視た断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る球発射装置を構成するソレノイドのプランジャの動きを説明する断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る球発射装置を基枠に取付けた状態を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る球発射装置を装備したパチンコ機を示す背面図である。
【符号の説明】
10…球発射装置
11…ソレノイド
13…プランジャ
20…ケース部材
30…復帰用付勢部材
31…前部緩衝部材
32…後部緩衝部材
40…滑りシート材

Claims (3)

  1. ソレノイドの励磁によってプランジャを前後方向に出没移動させ、該プランジャの先端側を発射位置に待機させたパチンコ球に衝突させて、遊技盤面上に球を打ち出す球発射装置において、
    前記遊技盤面の裏側に取付けられ、ソレノイド本体をプランジャの移動方向とほぼ平行に移動可能に内装するケース部材と、
    前記ケース部材内の前端側とソレノイド本体の前端側との間に設けられ、前記プランジャの前方への突出移動に伴って、前記ケース部材内を前方に移動するソレノイド本体の衝撃力を吸収する前部緩衝部材と、
    前記ケース部材内の後端側とソレノイド本体の後端側との間に設けられ、前記プランジャの後方への没入移動に伴って、前記ケース部材内を後方に移動するソレノイド本体の衝撃力を吸収する後部緩衝部材と、
    を有することを特徴とする球発射装置。
  2. 前記プランジャの後端側に設けられ、該プランジャが前方へ突出移動した際に、ソレノイド本体の後端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパーと、
    前記ソレノイド本体の後端側とプランジャの後端側との間に設けられ、突出移動して球を打ち出したプランジャを元の位置へ没入移動させる復帰用付勢部材と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の球発射装置。
  3. 前記ケース部材の内壁と、該内壁に摺接する前記ソレノイド本体の外壁との少なくとも一方に、摩擦力を減じさせる滑りシート材を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の球発射装置。
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