JP4478976B2 - 遊技機の可動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の可動装置に関し、更に詳細には、可動体を動作させて所要の遊技演出を行なわせる遊技機の可動装置に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に装飾部材が配設されて、該装飾部材に形成した開口部から液晶式やドラム式等の図柄表示装置を臨ませ、この図柄表示装置で図柄組合わせゲームやリーチ演出等の主たる遊技演出を行なうようになっている。また、前記装飾部材に、所要の動作を行なう可動体を備えた可動装置を配設し、該可動体を前記図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて動作させることにより、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を一層増大するようにしたパチンコ機も知られている。例えば、揺動自在に装飾部材に配置したハンマーを、駆動源としてのソレノイドに接続し、図柄表示装置での遊技演出に合わせてソレノイドを駆動してハンマーを往復運動させることで、演出効果を高めるよう構成された可動装置がある(特許文献1参照)。また、駆動源としてモータを用い、該モータを駆動することで可動体を往復運動させると共に、磁石等を利用して可動体を所定位置で確実に停止させ得るよう構成した可動装置も知られている(特許文献2参照)。このように、図柄表示装置での遊技演出に合わせて可動体を動作させれば、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を高めることが可能となる。
特開2001−25546号公報 特開2003−190401号公報
ところで、前記特許文献1および特許文献2に開示されている可動装置は、所定範囲を単に往復運動するだけで動きが単調なものとなってしまう欠点を内在している。従って、可動体を動作させた場合でも、遊技者に与え得るインパクトや遊技の面白みは限定的になる問題が指摘される。また、可動体を終点位置まで動作した場合にキッチリ停止するため、可動体の動作に余韻がなく、遊技の興趣に欠けることにもなっている。なお、例えば、前記特許文献2に係る可動装置のように、駆動源としてモータを用いた場合には、モータを細かく正逆回転させれば、可動体が振動しているように見せかけて可動体の動作に余韻を持たせることができるから、該可動体に、より面白みのある動作を行なわせることは可能である。しかし、この場合には、正逆回転によりモータに掛かる負荷が高くなるため、モータの故障頻度が高くなって、メンテナンス作業等の作業負担の増加や、コストの増大等を招来する畏れがある。また、ソレノイドと較べてモータは、一般的に構成・制御が複雑となってしまう。すなわち、可動体を振動させるには、モータの回転位置(角度)等を適宜制御する必要があり、ON・OFF制御するだけでよいソレノイドと較べて、一般的にコストが高くなる欠点がある。しかし、駆動源としてソレノイドを用いた場合には、該ソレノイドのON・OFF制御を行なったとしても可動体の動作が大きくなる(細かい動作ができない)ため、可動体が振動しているように見せかけるのは困難であった。
そこで、本発明は、簡単な構成で可動体を振動させて、遊技の興趣を増大させ得る遊技機の可動装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機の可動装置は、
本体部(22)に配設されるリニアアクチュエータ(32)と、前記本体部(22)に支軸(43)を介して枢支されて所要の動作を行ない得る可動体(31)と、前記リニアアクチュエータ(32)および可動体(31)の夫々に連繋され、該リニアアクチュエータ(32)の駆動力を可動体(31)に伝達して動作させる伝達手段(35)とから構成される遊技機の可動装置であって、
前記伝達手段(35)は、前記可動体(31)に形成した第1の開口部(31c)に挿入される第1の作動軸(40)と、前記支軸(43)を挟んで反対側に設けられ、前記リニアアクチュエータ(32)に連繋される第2の作動軸(41)とを有して、支軸(43)を中心に揺動する作動体(39)を備え、
前記第1の開口部(31c)は、前記第1の作動軸(40)の周回軌道に沿って延在するよう形成され、
前記可動体(31)は、前記リニアアクチュエータ(32)により作動された前記第1の作動軸(40)が第1の開口部(31c)の内部輪郭に当接したもとで前記支軸(43)を中心に動作すると共に、自重により前記第1の作動軸(43)が前記リニアアクチュエータ(32)の駆動時に動作する方向へ付勢され、
前記作動体(39)の第1の作動軸(40)が前記第1の開口部(31c)に挿入された状態では、該開口部(31c)の内部輪郭と第1の作動軸(40)との間に、該第1の作動軸(40)の前記支軸(43)を中心とする周回軌道上に位置して該可動体(31)の移動方向に隙間(S)が画成され、
前記第2の作動軸(41)は、前記リニアアクチュエータ(32)に接続された連結部(36)に設けられた第2の開口部(37)に挿入され、
前記伝達手段(35)は、前記連結部(36)の直線移動距離が、前記第2の作動軸(41)が該連結部(36)の直線移動方向に沿って変位可能な距離寸法より短く設定され、前記第2の開口部(37)が第2の作動軸(41)の前記支軸(43)を中心とする円弧運動を許容する幅に設定され、
前記伝達手段(35)は、前記リニアアクチュエータ(32)により上下方向に直線移動する前記第2の開口部(37)が、前記支軸(43)の鉛直線から離間した位置に配置されると共に、該連結部(36)が可動範囲の中間まで移動した際には、前記第2の作動軸(41)と支軸(43)とが同一高さに位置するよう設定されて、この時点での連結部(36)の移動方向と第2の作動軸(41)の移動方向とが一致するよう構成され、
前記リニアアクチュエータ(32)の駆動停止時に、前記第1の開口部(31c)内における前記隙間(S)の存在により前記可動体(31)の往復動を許容して、該可動体(31)に振動を生起させるようにしたことを特徴とする。
更に、前記第2の開口部の内部輪郭と、該第2の開口部に挿入した作動体の第2の作動軸との間に隙間を画成するよう構成される
前記可動体(31)に一方の端部を固定すると共に、前記作動体(39)に他方の端部を固定し、第1の作動軸(40)と第1の開口部(31c)の内部輪郭との隙間(S)に位置するよう弾性部材(46)を設け、前記リニアアクチュエータ(32)の駆動停止時には、前記弾性部材(46)が該可動体(31)の周回方向に伸縮して前記第1の開口部(31c)内における可動体(31)の往復動を持続するよう構成する。
本発明の請求項1に係る遊技機の可動装置によれば、伝達手段の一部をなす作動体を可動体に形成した開口部に挿入すると共に、該開口部の内部輪郭と作動体との間に、該可動体の移動方向に隙間を画成するよう構成したことで、一旦駆動したリニアアクチュエータを停止させた際には、隙間の存在により可動体の往復動が許容される。これにより、前記作動体に接続する可動体に振動を生起させることができ、遊技の興趣を増大させ得る。また、モータと較べて構成および制御の簡単なリニアアクチュエータを用いて、可動体を意図的に振動させ得るからコストが嵩むのを防止し得る利点がある。そして、可動体を回動自在に枢支して該可動体を所定範囲で振動するよう構成したことにより、該可動体の動作が不安定になるのを防止し得る。また、リニアアクチュエータを用いた場合でも、該リニアアクチュエータの駆動停止時に可動体を振動させ得るようになるから、遊技演出の幅を広げることができる。
請求項に係る遊技機の可動装置によれば、弾性部材により前記可動体と前記作動体または本体部とを接続することで、一旦駆動したリニアアクチュエータを停止させた際には、該弾性部材の伸縮運動により前記可動体を振動させ得るから、該可動体の振動を長続きさせ得る。なお、弾性部材の伸縮運動を利用するようにしたことで、より一層可動体の振動動作を余韻のあるものにし得る利点がある。
次に、本発明に係る遊技機の可動装置につき、好適な実施例1および2を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例1および2では、遊技球としてパチンコ球を使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を正面側から見た場合において指称するものとする。
(パチンコ機について)
先ず実施例1に係るパチンコ機10の概略構成について、図1を参照して説明する。パチンコ機10は、外郭をなす外枠11の開口前面側に対して中枠12が、パチンコ機10の左側に位置する連結支持手段14、および右側に位置する施錠手段15を利用して着脱および開放可能に組み付けられている。また、前記中枠12には、所要の遊技領域21を構成した遊技盤20(後述)が着脱交換可能に取付けられると共に、該中枠12の前面側に、遊技盤20を透視保護するガラス板を組み付けた前枠13と、パチンコ球を貯留する上球皿16とを横開き形態で開閉可能に組み付けてある。また、前記中枠12における上球皿16の下方には、左右方向の略中央位置に、上球皿16から溢れたパチンコ球を貯留し得る下球皿17が配設されている。そして、前記中枠12における下球皿17の右側には、遊技者の操作に応じて図示しない打球発射装置を駆動して、前記上球皿16に貯留したパチンコ球を前記遊技領域21に向けて発射させるハンドルユニット18が配設される。
(遊技盤について)
前記遊技盤20は、前記中枠12の上方位置に前後に開口するよう開設された遊技盤保持部(図示せず)に保持される。そして、図1に示すように、前記遊技盤20の前面側に、略円形状に湾曲形成したレール20aにより前記遊技領域21が画成されて、該遊技領域21の上方位置に、遊技盤20の裏側に配設される図柄表示装置23が臨む大型の装飾部材22が配設されている。前記装飾部材22は、前記遊技領域21の左右幅方向の大部分を占める横長の枠状本体22aに、所要の意匠を施した装飾部品や発光体等を配設して構成され、遊技盤20に開設した装着孔(図示せず)に枠状本体22aを前側から挿入したもとでネジ止めされる。そして、前記枠状本体22aの略中央位置に開設した窓口22bを介して、前記図柄表示装置23がパチンコ機10の前側に臨むようになっている。また、前記遊技領域21における前記装飾部材22の下方位置には、遊技領域21を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞具24が配設され、該始動入賞具24の下側に、前記図柄表示装置23での図柄組合わせゲームの結果により開放する大型電動式の入賞装置25を配設してある。更に、前記遊技領域21の左右両側部には、図柄表示装置23での図柄組合わせゲームに応じて照射パターンを変更して発光演出を行なう電飾装置26,26等が配設されている。
(可動装置について)
前記装飾部材22(枠状本体22a)における前記窓口22bの右側部には、該窓口22b側に向けて揺動可能な可動体31を備えた可動装置30が配設されており(図2参照)、前記図柄表示装置23で行なわれる図柄変動ゲームに合わせて該可動体31を揺動させ得るよう構成される。すなわち、前記装飾部材22(枠状本体22a)が、前記可動装置30の本体部として機能している。
前記可動装置30は、図3に示すように、揺動可能な前記可動体31と、前記枠状本体22aに固定されるソレノイド(リニアアクチュエータ)32と、該可動体31およびソレノイド32の夫々に連繋し、ソレノイド32の駆動力を可動体31に伝達して動作させる伝達手段35とから基本的に構成される。ここで、前記ソレノイド32は、図示しないスリーブ内に内挿したプランジャ33が下方に突出する状態で前記枠状本体22aに配設されて、常にはコイルバネ34によりプランジャ33を下方に向けて付勢している。そして、前記ソレノイド32に通電することで、前記プランジャ33が前記コイルバネ34の弾性力に抗して上方移動するようになっている。
また、前記可動体31には、その裏側における端部(図3では下方の端部)に形成された支持孔31aに後述する支軸43が回転可能に挿入され、該支軸43を中心として可動体31が揺動するようになっている。また、前記可動体31の裏側には、前記支持孔31aから所要間隔離間した位置に、後方に突出する台部31bが形成されると共に、該台部31bに形成されて後方に開口する第1の開口部31cに、前記支軸43を中心に回転可能な第1の作動軸40(後述)を挿入してある。ここで、前記第1の開口部31cは、前記第1の作動軸40が通る周回軌道の所定範囲に亘って延在するよう形成されている。換言すると、前記第1の作動軸40を前記第1の開口部31cに挿入した状態では、該第1の開口部31cの内部輪郭と作動軸40との間に、該第1の作動軸40の移動方向に隙間S(図7参照)が存在するよう構成されて、該第1の開口部31c内を第1の作動軸40の前端が移動し得るようになっている。
また、前記第1の開口部31cは、前記可動体31の表側に貫通しないよう形成されて、該第1の開口部31cに挿入した前記第1の作動軸40が前側から視認し得ないよう構成されている。すなわち、前記第1の作動軸40と可動体31との接続部位を隠すことで、該接続部位が見えることに対する違和感を遊技者が覚えないよう構成し、可動体31の見栄えが損なわれるのを防止している。なお、実施例1では、前記第1の開口部31cの延在距離は、前記第1の作動軸40の直径寸法の略2倍に設定してある。
図3に示すように、前記伝達手段35は、前記ソレノイド32に接続し、第2の開口部37が開設された連結部36と、前記可動体31に接続して連結部36の移動に伴い可動体31を動作させる作動体39とから基本的に構成される。前記連結部36には、前記第2の開口部37を開設した基部38の上部に、前記ソレノイド32のプランジャ33における下端部に形成したフランジ33aを挿入する係合溝38aが形成され、該係合溝38aにフランジ33aを挿入することで連結部36がプランジャ33に取付けられて、該連結部36が当該プランジャ33と一体的に上下移動するようになっている。すなわち、前記連結部36は、常には前記ソレノイド32に通電していない下方に位置した初期位置と、該ソレノイド32に通電して上方に変位した終点位置との間を往復動する。
また、前記作動体39は、前記可動体31の第1の開口部31cに挿入する第1の作動軸40と、前記連結部36の第2の開口部37に挿入する第2の作動軸41と、該第1の作動軸40および第2の作動軸41の夫々を連結固定する接続部42とから構成される。ここで、前記接続部42は、略く字状に形成され、その両端部近傍および折曲部位の夫々に、前後方向に貫通する通孔(図示せず)を穿設してある。そして、前記接続部42の折曲部位に形成した通孔に、該接続部42を回転可能に支持する支軸43が挿通されると共に、該接続部42における一方の端部に形成した通孔には前記第1の作動軸40の後端部が回転不能に挿入固定され、他方の端部に形成した通孔には前記第2の作動軸41の前端部が回転不能に挿入固定されている。また、前記支軸43は、前記枠状本体22aに前後方向に貫通するよう形成した軸受け部(図示せず)に回転可能に挿入されており、その前端部が前記可動体31の支持孔31aに挿入される。
このように、前記第2の作動軸41を前記連結部36の第2の開口部37に挿入することで、該第2の作動軸41の揺動を規制して前記可動体31が所定位置に保持される。そして、前記連結部36の上下移動に合わせて前記第2の作動軸41が前記支軸43を中心に回動され、該第2の作動軸41が回動することで、前記接続部42を介して前記第1の作動軸40が回動し、該第1の作動軸40が可動体31における第1の開口部31cの内部輪郭に当接して該可動体31が回動するようになっている。
ここで、前記ソレノイド32は、図4、図8または図9に示すように、前記プランジャ33に接続した前記連結部36の第2の開口部37が、前記第2の作動軸41の周回軌跡上に位置し、かつ前記支軸43を通る鉛直線から離間する位置に臨むよう前記枠状本体22aに配置されている。すなわち、前記支軸43を通る鉛直線VL上に前記連結部36の第2の開口部37が位置するよう構成した場合には(図5参照)、該第2の開口部37に第2の作動軸41を挿入した状態で前記ソレノイド32に通電・通電停止して連結部36を上下移動させた場合に、該第2の作動軸41を周回軌跡とは異なる上下方向(支軸43から離間する方向)に移動させる力が作用し、作動体39(第1の作動軸40,第2の作動軸41,接続部42,支軸43)の損傷等を来たす虞がある。従って、前記第2の開口部37が前記支軸43を通る鉛直線から離間するよう構成する必要がある。なお、具体的には、前記連結部36を上下移動させた際に、前記第2の作動軸41の周回軌跡上に前記第2の開口部37が常に位置するよう構成される(図4、図8または図9参照)。
また、前記連結部36における第2の開口部37の左右方向の開口寸法は、該第2の開口部37に挿入した前記第2の作動軸41の円弧運動に伴う左右方向の変位を許容する寸法に設定されると共に、該第2の開口部37の上下方向の開口寸法は、第2の作動軸41の直径寸法と略同程度に設定されている。更に、前記連結部36(プランジャ33)の上下方向の移動距離は、前記第2の作動軸41が上下方向に変位可能な距離寸法(すなわち第2の作動軸41の周回軌跡の直径)より短く設定されている。すなわち、前記連結部36(プランジャ33)の上下方向の移動距離を、前記第2の作動軸41が上下方向に変位可能な距離寸法より長く設定すると、例えば連結部36(プランジャ33)が下方移動したときに、該プランジャ33が伸びきる前に第2の作動軸41が回転できなくなるため、第2の作動軸41に負荷が掛って損傷する虞がある。従って、前記連結部36(プランジャ33)の上下方向の移動距離を、前記第2の作動軸41の上下方向に変位可能な距離寸法より短くすることで、連結部36を上下移動した際に第2の作動軸41を所定範囲で確実に円弧運動させ得る。このように、前記第2の作動軸41を円弧運動させることで、前記可動体31は前記支軸43を中心として揺動する。なお、実施例1では、前記連結部36を初期位置に保持した場合には、図2に実線で示すように、前記可動体31が前記図柄表示装置23の前側に現われないようになっており、該連結部36を終点位置まで移動させた場合には、図2に2点鎖線で示すように、該可動体31が図柄表示装置23の前側に現われるよう構成してある。
更に、前記連結部36が可動範囲の略中間まで移動した際には、前記第2の作動軸41と支軸43とが略同一高さに位置するよう設定されて、この時点での連結部36の移動方向と第2の作動軸41の移動方向とが略一致するよう構成されている(図8参照)。ここで、前記連結部36が可動範囲の略中間まで移動したときに、例えば前記第2の作動軸41が図6(a)に実線で示す位置に移動するよう設定した場合、該連結部36が終点位置に移動した状態では、第2の作動軸41は、図6(a)に2点鎖線で示す位置に移動することになる。また、前記連結部36が可動範囲の略中間まで移動したときに、前記第2の作動軸41が図6(b)に実線で示す位置に移動するよう設定した場合、該連結部36が初期位置に移動した状態では、第2の作動軸41は、図6(b)に2点鎖線で示す位置に移動する。このように、図6(a),(b)における2点鎖線で示す位置に第2の作動軸41が移動した場合には、前記連結部36の移動方向が上下方向となるのに対して、第2の作動軸41の移動方向は水平方向に近づくため、連結部36を移動させた際に第2の作動軸41をスムーズに動作させ得なくなる。すなわち、前記連結部36が可動範囲の略中間まで移動した際の連結部36の移動方向と第2の作動軸41の移動方向とが略一致するようにすることで、該連結部36の移動方向と第2の作動軸41の移動方向とを近似させ得るから、当該第2の作動軸41を円滑に円弧運動させ得るようになる。
〔実施例1の作用〕
次に、前述した実施例1に係る遊技機の可動装置の作用につき説明する。前記遊技盤20の遊技領域21に打出されたパチンコ球が前記始動入賞具24に入賞すると、前記図柄表示装置23において所要の図柄変動ゲームが行なわれる。そして、所要の制御条件に基づいて前記ソレノイド32に通電すると、前記プランジャ33が上方に移動して、これに伴い前記連結部36が前記初期位置から終点位置に向けて移動する。ここで、前記連結部36が上方移動すると、該連結部36の第2の開口部37に挿入した第2の作動軸41が前記接続部42と共に支軸43を中心に回動され、それに伴い前記第1の作動軸40が該支軸43を中心に回動する。このとき、前記可動体31には、自重により図4における時計回りに回動(以下正回転と云う)する方向に力が作用しているから、前記第1の作動軸40が前記可動体31における第1の開口部31cの内部輪郭における逆回転方向の端部に当接した状態で、該可動体31が支軸43を中心に正回転して図柄表示装置23の前側に現われる(図2、図8または図9参照)。このように、実施例1に係るパチンコ機10では、前記ソレノイド32に通電して前記可動体31を揺動させることで、視覚的な演出効果が向上され、遊技の興趣を増大させ得る。ここで、前記第2の開口部37の左右方向の開口幅寸法を、前記第2の作動軸41の円弧運動に伴う左右方向の変位を許容する寸法に設定したから、該第2の作動軸41の回動が阻害されることはなく、前記可動体31をスムーズに回動させ得る。
そして、前記連結部36が終点位置まで移動して前記ソレノイド32が駆動停止(連結部36が停止)すると、該連結部36の第2の開口部37に挿入した前記第2の作動軸41も停止し、これに伴い前記接続部42を介して連動する第1の作動軸40も停止する。このとき、前記可動体31には前記支軸43を中心として正回転するよう慣性力が作用するため、前記第1の開口部31cの内部輪郭における逆回転方向の端部が第1の作動軸40に押圧され、その反発により可動体31が逆回転する。そして、前記可動体31が逆回転して、前記第1の開口部31cの内部輪郭における正回転方向の端部が前記第1の作動軸40に衝突すると、その反発により可動体31が再び正回転するようになる。このように、前記可動体31に形成した第1の開口部31cに前記第1の作動軸40を挿入した状態で、該第1の開口部31cの内部輪郭と第1の作動軸40との間に、該可動体31の移動方向に隙間Sを画成したから、前記ソレノイド32の駆動停止時(連結部36の停止時)には、該隙間Sの存在により第1の開口部31cの内部輪郭が第1の作動軸40に当接する範囲で可動体31が往復動を繰り返して、当該可動体31に振動が生起される。
すなわち、実施例1に係るパチンコ機10の可動装置30では、前記ソレノイド32を駆動停止することで可動体31を振動させ得るから、前述した従来のパチンコ機に配設される可動装置のように可動体を単に往復運動させる場合に較べて、該可動体31の動作に余韻を持たせ得るから、遊技の興趣が向上される。なお、前記可動体31は、前記第1の作動軸40が第1の開口部31cの内部輪郭に当接する範囲で往復動を繰り返して振動が生起されるので、該第1の開口部31cの延在寸法を調整することで、当該可動体31の動作の大きさを容易に変更できる。
一方、前記ソレノイド32への通電を停止すると、前記コイルバネ34の弾性力により前記プランジャ33が下方移動し、これに伴い前記連結部36が終点位置から初期位置に向けて移動する。このとき、前記連結部36の第2の開口部37に挿入した第2の作動軸41を介して前記接続部42が逆回転して、これに伴い逆回転する前記第1の作動軸40が第1の開口部31cの内部輪郭における逆回転方向の端部に当接して前記可動体31を前記支軸41を中心に逆回転させる。そして、前記連結部36が初期位置まで移動して前記プランジャ33(ソレノイド32)が駆動停止すると、前記可動体31は、その慣性力によりそのまま逆回転する。このとき、前記第1の開口部31cの内部輪郭における正回転方向の端部が第1の作動軸40に衝突すると、その反発により可動体31が正回転し、正回転した第1の開口部31cの内部輪郭における逆回転方向の端部が第1の作動軸40に衝突すると、その反発により可動体31が再び逆回転する。すなわち、ソレノイド32への通電を停止した場合も、前記ソレノイド32の駆動停止時には、前記隙間Sの存在により第1の開口部31cの内部輪郭に第1の作動軸40が当接する範囲で可動体31が往復動を繰り返して、当該可動体31に振動が生起されるから、遊技の面白みを向上し得る。
ここで、前記可動体31を振動させるには、前述したように駆動源としてモータを用いて、該モータを正逆回転させることでも達成し得るが、この場合にはモータに掛かる負荷が大きくなることから、モータの耐用期間が短くなったり、メンテナンス作業等を行なう頻度が増大して、作業者の負担やコストが増加する問題がある。これに対し、実施例1に係る可動装置30では、前記ソレノイド32に対する通電および通電停止を制御するだけで、前記可動体31を意図的に振動させ得るから、これらの問題が生ずることはない。また、駆動源として通電および通電停止するだけでよいソレノイド32を用いることで、正逆回転を制御する必要があるモータを用いた場合に較べて、その構成や制御の簡略化を図り得る利点もある。更に、実施例1では、ソレノイド32の駆動力を可動体31に伝達する伝達手段35として、該ソレノイド32のプランジャ33に接続した連結部36と、可動体31に接続した作動体39(第1の作動軸40、第2の作動軸41および接続部42)とからなる簡単な構成としたから、これら各部材36,39(40,41,42)に損傷等の不具合が生じ難く、各部材36,39(40,41,42)に不具合が生じた場合であっても、その交換作業やメンテナンス作業を容易に行ない得る利点がある。
次に、実施例2に係る遊技機の可動装置について説明する。なお、実施例2に係る遊技機の可動装置の構成は、前述した実施例1に係る可動装置30の構成と基本的に同一のため、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図10〜図12に示すように、実施例2に係る可動装置45は、前記可動体31に開設される前記第1の開口部31cの内部輪郭と第1の作動軸40と間の隙間Sにバネ部材(弾性部材)46が配設されている。このバネ部材46は、その一方の端部を前記第1の作動軸40に固定すると共に、バネ部材46の他方の端部を第1の開口部31cの内部輪郭における下縁(すなわち台部31b)に固定している。すなわち、前記バネ部材46は、前記第1の開口部31c内で前記可動体31の周回方向に伸縮し得るよう配置されており、該バネ部材46の伸縮運動に伴い可動体31が往復動し得るようになっている。なお、前記バネ部材46を可動体31(台部31b)および第1の作動軸40に固定した状態では、該第1の作動軸40が前記第1の開口部31cの延在方向の略中間に位置し(初期位置)、該バネ部材46の伸縮運動によっては作動軸40が連結部36における第1の開口部31cの内部輪郭に接触しないよう設定してある。
〔実施例2の作用〕
次に、前述した実施例2に係る可動装置45の作用につき説明する。前記可動装置45の可動体31が前記初期位置に位置する場合は、該可動体31にはその自重により図10〜図12における時計回りに回動(以下正回転と云う)しようとする力が作用して、前記バネ部材46を引っ張る(図10参照)。この状態で、前記ソレノイド32に通電すると、前記プランジャ33が上方移動して前記連結部36も上方に移動する。このとき、前記可動体31には自重により正回転する力が作用しているから、それに伴って可動体31も前記支軸43を中心に正回転する(図11参照)。
そして、前記ソレノイド32が駆動停止したときには、前記可動体31には自重によりそのまま正回転する力が作用する。そして、前記可動体31が正回転するにつれてバネ部材46が引っ張られて次第に可動体31を逆方向に戻す力が作用して、該バネ部材46の弾性力により可動体31が逆回転する。前記可動体31が逆回転すると、バネ部材46が圧縮されて次第に可動体31に対して押し戻す力が作用し、該可動体31を再び正回転させる。また、前記可動体31の正回転により前記バネ部材46が引き延ばされると、その弾性力により可動体31が再び逆回転する。すなわち、実施例2に係るパチンコ機10では、前記バネ部材46の伸縮運動に伴い前記第1の開口部31cの範囲内で、前記可動体31が往復動して該可動体31に振動が生起される(図12参照)。
一方、前記ソレノイド32への通電を停止すると、前記コイルバネ34の弾性力により前記プランジャ33が下方移動し、これに伴い前記連結部36が終点位置から初期位置に向けて移動する。このとき、前記第1の作動軸40の回動に伴い前記可動体31は前記バネ部材46により引っ張られて、該可動体31が前記支軸41を中心に逆回転する。すなわち、前記バネ部材46が引き延ばされた状態で前記可動体31が回動される。そして、前記連結部36が初期位置まで移動して前記ソレノイド32が駆動停止すると、引き延ばされていた前記バネ部材46が弾性復帰して前記可動体31を引っ張るから、該可動体31はそのまま逆回転する。前記可動体31が逆回転すると、前述と同様に、該可動体31対して慣性力が作用して、バネ部材46が圧縮されて次第に可動体31に対して押し戻す力が作用すると共に、当該可動体31を正回転させ、正回転するとバネ部材46が引っ張られて可動体31が再び逆回転する。すなわち、前述と同様に、前記バネ部材46の伸縮運動に伴い前記第1の開口部31cの範囲内で、前記可動体31が往復動して該可動体31に振動が生起される。
このように、前記可動体31の第1の開口部31cに前記第1の作動軸40を挿入した状態で、該第1の開口部31cの内部輪郭と第1の作動軸40との間に隙間Sを画成し、かつ該第1の開口部31cにバネ部材46を配設したことで、前記ソレノイド32の駆動停止時には、該隙間Sおよびバネ部材46の存在により前記可動体31が往復動して、該可動体31に振動を生起し得る。すなわち、実施例2に係る可動装置45をパチンコ機10に配設することにより、実施例1に係る可動装置30と同様の作用・効果が得られる。また、実施例2に係る可動装置45では、前記第1の開口部31cにバネ部材46を配設して、ソレノイド32を駆動停止させたときのバネ部材46の伸縮運動により前記可動体31が往復動するから、実施例1のように、第1の開口部31cの内部輪郭が第1の作動軸40に当接したときの反発力で可動体31を往復動させる構成と較べてエネルギーロスが低減して、可動体31の振動を長時間に亘って持続させることができる。従って、実施例1に係る可動装置30に較べて、実施例2に係る可動装置45をパチンコ機10に配設することで、可動体31により一層余韻のある動作を行なわせることができ、遊技の興趣を増大させ得る利点がある。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機の可動装置としては、前述した実施例1および2のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。実施例1および2では、可動体の開口部に、単に棒状の作動軸(作動体)を挿入するよう構成したが、該作動軸の端部に、該開口部からの脱落を防止する抜け止め部を形成するようにしてもよい。例えば、図13に示すように、前記第1の作動軸40における第1の開口部31cに挿入する端部に抜け止め部48を設けると共に、前記可動体31の台部31bに、該抜け止め部48を収容し得る内部空間49を画成して、該第1の作動軸40が第1の開口部31cから抜け落ちる方向に移動した場合に、該抜け止め部48が台部31bの開口部31cに当接するよう構成することが可能である。この場合には、前記第1の作動軸40(作動体39)が第1の開口部31cから抜け落ちるのを規制でき、前記ソレノイド32の駆動力を確実に可動体31に伝達し得る。なお、図13において、前述した実施例1と同一の部材には同一の符号を付してある。また前記抜け止め部の形状や大きさは、前記開口部から抜け出ないようにすれば任意の形状・大きさに形成することが可能である。
更に、実施例1および2では、リニアアクチュエータを何れの方向に駆動した場合にも可動体を振動するよう構成したが、該リニアアクチュエータを一方の方向に駆動した場合にのみ可動体が振動するように構成してもよい。具体的には、実施例1を例にすると、前記連結部36が初期位置の状態では、前記可動体31が移動するのを規制する規制部(図示せず)を形成して該可動体31が振動しないよう構成すれば、ソレノイド32への通電を停止してプランジャ33(連結部36)を下方移動させた際に、該可動体31の動作にメリハリをつけることが可能となる。
また、リニアアクチュエータを駆動した際に伝達手段を介して動作する可動体(この段落においては第1の可動体と云う)に対して、別途第2の可動体を取付けるようにすることもできる。具体的には、図14に示すように、前記第1の可動体31に対してバネ部材46等の弾性部材を介して所要形状の第2の可動体50を取付け、連結部36の停止時に隙間Sを介して第1の可動体31を振動させることにより、バネ部材46が伸縮運動して第2の可動体50を動作させるようにしてもよい。このように、第1の可動体31に対して更に別の第2の可動体50を取付けることで、可動装置30に複雑で多彩な動作を行なわせ得るようになるから、遊技の興趣の増大を図り得る利点がある。殊に、実施例1および2に係る可動装置のように、前記第1の可動体31を振動させた際には、その振動に伴い伸縮運動するバネ部材46を介して前記第2の可動体50も振動させ得るから、より一層遊技者に与え得るインパクトを高め遊技の面白みを増大し得る。なお、図14において、実施例1および2と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してある。また、前記第2の可動体の形状や数としては任意に決定することができ、第2の可動体に対して弾性部材を介して更に第3、第4の可動体というように、任意の数の可動体を取付けることも可能である。
更に、実施例1および2では、可動体に形成した第1の開口部の内部輪郭と、該第1の開口部に挿入した作動体との間に隙間を画成するよう構成したが、これに加えて、伝達手段におけるリニアアクチュエータに接続する連結部の第2の開口部の内部輪郭と、該第2の開口部に挿入した作動体との間にも隙間を画成するよう構成してもよい。すなわち、リニアアクチュエータと伝達手段(作動体)との接続部位に隙間を形成することで、より複雑な振動を可動体に生起させることが可能となるから、遊技の興趣を一層向上し得る利点がある。なお、リニアアクチュエータと伝達手段(作動体)との接続部位に隙間を形成した場合には、該隙間にバネ部材等の弾性部材を配設することも可能である。
更にまた、可動装置の本体部として、図柄表示装置が臨む装飾部材を利用したが、これに限られるものではなく、遊技機の任意の部材を可動装置の本体部として兼用させることができ、更にリニアアクチュエータや可動体を配設する専用のケース体を設けることも可能である。そして、本体部へのリニアアクチュエータの配置姿勢としては、上下方向に動作する姿勢に限られるものではなく、水平方向や前後方向、その他斜め方向に動作する姿勢で配置してもよい。また、実施例1および2では、可動体を揺動するよう構成したが、任意の方向に直線的に移動するよう構成することもできる。なお、実施例2のように、前記可動体の開口部に弾性部材を配設する場合には、該弾性部材の一方の端部を可動体に固定すると共に、他方の端部を作動体または本体部の何れかに固定すれば、前述した実施例2と同様の作用効果が得られる。また、実施例1および2では、遊技機としてパチンコ機を採用したが、アレンジボール機やスロットマシン機等であってもよく、本体部に配設したリニアアクチュエータと、該本体部に配設した可動体と、該リニアアクチュエータの駆動力を可動体に伝達して動作させる伝達手段とから構成された可動装置を備えたものであれば、何れの遊技機も採用し得る。
〔付記〕
なお、本発明に係る遊技機の可動装置の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
(1) 請求項1〜3の何れかに記載の遊技機の可動装置に関しては、前記作動体(39)に、前記開口部(31c)から作動体(39)が脱落するのを防止する抜け止め部(48)を形成する。
このように、前記作動体に抜け止め部を設けることで、該作動体が開口部から抜け落ちるのは確実に防止し得る。
(2) 請求項1〜3および付記1の何れかに記載の遊技機の可動装置に関しては、前記開口部(31c)は、前記可動体(31)の後方に開口するよう形成され、該開口部(31c)に可動体(31)の後方から前記作動体(39)が挿入されて、前記可動体(31)と作動体(39)との接続部位が前側から視認し得ないよう構成する。
このように、前記作動体と可動体との接続部位を隠すようにしたことで、該接続部位が見えることへの違和感を遊技者に覚えさせることはなく、可動体の見栄えが損なわれるのを防止し得る。
実施例1に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例1に係る枠状本体の可動体を配置した部位を示す拡大図である。 実施例1に係るソレノイド、伝達手段および可動体を分解して示す斜視図である。 実施例1に係る可動装置の連結部が初期位置にある状態を示す背面図である。 連結部の第2の開口部が支軸を通る鉛直線上に位置する状態を示す概略説明図である。 第2の作動軸の動作方向を示す概略説明図である。 実施例1に係る可動装置の可動体の開口部に第1の作動軸を挿入した状態を示す拡大図である。 実施例1に係る可動装置の連結部が、可動領域の略中間まで変位した状態を示す背面図である。 実施例1に係る可動装置の連結部が終点位置まで変位して、該可動体に振動が生起された状態を示す背面図である。 実施例2に係る可動装置の連結部が初期位置にある状態を示す背面図である。 実施例2に係る可動装置の連結部が、可動領域の略中間まで変位した状態を示す背面図である。 実施例2に係る可動装置の連結部が終点位置まで変位して、該可動体に振動が生起された状態を示す背面図である。 第1の作動軸の端部に抜け止め部を形成した可動装置を概略で示す断面図である。 変更例に係る第1の可動体にバネ部材を介して第2の可動体を取付けた可動装置を示す背面図である。
符号の説明
22 装飾部材(本体部)
31 可動体
31c 第1の開口部(開口部)
32 ソレノイド(リニアアクチュエータ)
35 伝達手段
37 第2の開口部
39 作動体
40 第1の作動軸
41 第2の作動軸
43 支軸
45 可動装置
46 バネ部材(弾性部材)
S 隙間

Claims (3)

  1. 本体部に配設されるリニアアクチュエータと、前記本体部に支軸を介して枢支されて所要の動作を行ない得る可動体と、前記リニアアクチュエータおよび可動体の夫々に連繋され、該リニアアクチュエータの駆動力を可動体に伝達して動作させる伝達手段とから構成される遊技機の可動装置であって、
    前記伝達手段は、前記可動体に形成した第1の開口部に挿入される第1の作動軸と、前記支軸を挟んで反対側に設けられ、前記リニアアクチュエータに連繋される第2の作動軸とを有して、支軸を中心に揺動する作動体を備え、
    前記第1の開口部は、前記第1の作動軸の周回軌道に沿って延在するよう形成され、
    前記可動体は、前記リニアアクチュエータにより作動された前記第1の作動軸が第1の開口部の内部輪郭に当接したもとで前記支軸を中心に動作すると共に、自重により前記第1の作動軸が前記リニアアクチュエータの駆動時に動作する方向へ付勢され、
    前記作動体の第1の作動軸が前記第1の開口部に挿入された状態では、該開口部の内部輪郭と第1の作動軸との間に、該第1の作動軸の前記支軸を中心とする周回軌道上に位置して該可動体の移動方向に隙間が画成され、
    前記第2の作動軸は、前記リニアアクチュエータに接続された連結部に設けられた第2の開口部に挿入され、
    前記伝達手段は、前記連結部の直線移動距離が、前記第2の作動軸が該連結部の直線移動方向に沿って変位可能な距離寸法より短く設定され、前記第2の開口部が第2の作動軸の前記支軸を中心とする円弧運動を許容する幅に設定され、
    前記伝達手段は、前記リニアアクチュエータにより上下方向に直線移動する前記第2の開口部が、前記支軸の鉛直線から離間した位置に配置されると共に、該連結部が可動範囲の中間まで移動した際には、前記第2の作動軸と支軸とが同一高さに位置するよう設定されて、この時点での連結部の移動方向と第2の作動軸の移動方向とが一致するよう構成され、
    前記リニアアクチュエータの駆動停止時に、前記第1の開口部内における前記隙間の存在により前記可動体の往復動を許容して、該可動体に振動を生起させるようにした
    ことを特徴とする遊技機の可動装置。
  2. 前記第2の開口部の内部輪郭と、該第2の開口部に挿入した作動体の第2の作動軸との間に隙間を画成するよう構成される請求項1記載の遊技機の可動装置。
  3. 前記可動体に一方の端部を固定すると共に、前記作動体に他方の端部を固定し、第1の作動軸と第1の開口部の内部輪郭との隙間に位置するよう弾性部材を設け、前記リニアアクチュエータの駆動停止時には、前記弾性部材が該可動体の周回方向に伸縮して前記第1の開口部内における可動体の往復動を持続するよう構成した請求項1または2記載の遊技機の可動装置。
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