JP2010110415A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の可動演出体は勿論のこと、大型の可動演出体であっても、その可動演出体を原点位置で正確に停止させて確実に固定できるようにする。
【解決手段】第1可動演出体24と、この第1可動演出体24を支持部25を介して支持する第2可動演出体26と、第1可動演出体24を駆動する駆動手段45とを備え、第1可動演出体24と第2可動演出体26との一方に磁性体68を、他方に磁性体68を吸引して第1可動演出体24を原点位置で第2可動演出体26に固定する磁石69を夫々設け、磁性体68及び磁石69は支持部25よりも第1可動演出体24の遊端側に配置したものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機に関し、可動演出体を原点位置で正確に停止し固定できるようにしたものである。
パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技盤の遊技領域の略中央部に、特別図柄を可変表示する特別図柄表示手段と、複数個の演出図柄を可変表示する画像表示部を備えた画像表示手段と、各種の入賞手段とを配置すると共に、遊技球の落下方向に変化を与える遊技釘、風車等を配置している。
この種の弾球遊技機では、画像表示手段の画像表示部を外周側から保持する保持枠の前側に可動演出体を配置し、遊技中に画像表示部に所定の演出画像を表示する一方、特別図柄表示手段の特別図柄の変動後の特別図柄が大当たり態様で停止する場合に、特別図柄の変動中に可動演出体を退避位置から演出位置へと作動させて、画像表示部の演出画像と可動演出体の作動とにより大当たり態様での停止を予告する等、特定の遊技状態を視覚的に演出するようにしたものがある(特許文献1)。
風車には前後方向の支軸廻りに回転する羽根車を所定位置に停止させる固定手段として、羽根車側と、この羽根車を支持する固定側との一方に磁石を、他方に磁性体を夫々設けておき、羽根車が所定位置に位置したときに磁石が磁性体を吸引して、羽根車を所定位置に停止させるようにしたものがある(特許文献2)。
特開2006−296837号公報 特開2002−159655号公報
可動演出体による演出形態を採用する場合、演出動作後に原点位置で停止すべき可動演出体の停止位置にバラツキが生じたり、原点位置側で停止後も可動演出体が不安定に振動したりすれば、遊技者に与える印象が非常に悪くなり、また次の演出動作で可動演出体を作動させる際の制御上も問題がある。
しかし、実際の機械には可動演出体、その他の加工精度、取り付け精度に限界があること、駆動手段その他の機構部分のガタや遊びがあること等から、それらに起因して可動演出体が原点位置からずれて停止し、また停止後も不安定に振動する等の可能性がある。
近年の可動演出体は大型化の一途を辿り、しかも可動演出体の動きも複雑になる傾向にあるため、可動演出体を原点位置で正確に停止させる必要がある。特に可動演出体を支持する支持枠自体が移動する構造の場合には、支持枠が移動する際には可動演出体が不安定に振動又は揺動するため、可動演出体を支持枠に対して原点位置で確実に固定しておく必要がある。
この可動演出体の原点位置での停止、固定対策として、従来の風車と同様に磁石式のものを採用することも考えられる。しかし、風車の磁石式の固定手段は、羽根車の回転中心の近傍に磁石、磁性体を配置しているため、風車に比較して形状的に非常に大型である可動演出体の場合には、磁石と磁性体との吸引力では可動演出体を原点位置に確実に固定できない。従って、大型の可動演出体の停止、固定対策としてそのまま採用することはできない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、小型の可動演出体は勿論のこと、大型の可動演出体であっても、その可動演出体を原点位置で正確に停止させて確実に固定できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、可動演出体24,26と、該可動演出体24,26を支持する支持枠19,26と、前記可動演出体24,26を駆動する駆動手段45,87,120,123とを備えた遊技機において、前記可動演出体24,26と前記支持枠19,26との一方に磁性体68を、他方に前記磁性体68を吸引して前記可動演出体24,26を原点に固定する磁石69を夫々設け、前記磁性体68及び前記磁石69は前記可動演出体24,26を前記支持枠19,26に支持する支持部25よりも前記可動演出体24,26の遊端側に配置したものである。
本発明によれば、小型の可動演出体24,26は勿論のこと、大型の可動演出体24,26であっても、その可動演出体24,26を原点位置で正確に停止させて確実に固定できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施例を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側にヒンジ3により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。前枠4の前側にはガラス扉5と前面板6とが上下に配置され、前枠4に対してヒンジ3と同じ側のヒンジにより縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板6の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7と、余剰球を受ける受け皿8とが上下に配置され、その受け皿8の側方に遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル9が設けられている。ガラス扉5の裏側には、このガラス扉5に対応するように前枠4に遊技盤10が着脱自在に装着されている。
遊技盤10の前面には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール11が略円弧状に配置されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に画像表示手段13、普通図柄始動手段14、特別図柄始動手段15、大入賞手段16、普通入賞手段17等の各種の遊技部品が配置されている。なお、遊技領域12はガラス扉5の窓孔18に対応している。
画像表示手段13は遊技領域12の略中央に配置されており、図2、図3に示すように遊技盤10の裏面に装着された保持枠19と、この保持枠19の略中央に配置された液晶式等の画像表示部20と、遊技盤10の前面に装着され且つ画像表示部20の外周を前側から覆う前飾り体21とを備えている。前飾り体21の前面に普通図柄表示手段22と特別図柄表示手段23が夫々設けられている。なお、画像表示手段13は保持枠19と前飾り体21とを一体に結合して、遊技盤10に前側から装着してもよい。
保持枠19と前飾り体21との間には、図2〜図4に示すように、左右方向に配置された第1可動演出体24と、この第1可動演出体24の裏側に左右方向に配置され且つ略中央の支持部25を介して第1可動演出体24を支持する第2可動演出体26と、画像表示部20の左右両側に配置され且つ第2可動演出体26の両端を同一方、逆方向に昇降駆動自在に支持する昇降支持手段27とが設けられている。可動演出体24,26は昇降支持手段27の駆動により、図4に示すように画像表示部20の上側の退避位置Xと、画像表示部20の上下中間の前側の演出位置Yとの間で昇降自在である。
普通図柄表示手段22は普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類の普通図柄(例えば2種類の「○」「×」)に対応する複数個の発光素子により構成されており、普通図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に2個の発光素子が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段14の遊技球の検出時に抽選した乱数値が予め定められた当たり判定値と一致した場合に当たり態様の「○」側の発光素子が点灯し、それ以外の場合に外れ態様の「×」側の発光素子が点灯して停止するようになっている。
特別図柄表示手段23は、発光部位の変化等で特別図柄を変動表示可能なセグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別図柄始動手段15の遊技球の検出時に抽選された乱数値が予め定められた大当たり乱数値と一致した場合に所定の大当たり態様で、それ以外の場合に外れ態様で停止するようになっている。
画像表示部20は矩形状その他の形状であって、遊技中は演出図柄20a〜20cとその背景画像(図示省略)とが表示され、また特定の遊技状態の場合には可動演出体24,26の演出動作と同期して稲妻等の予告演出画像28(図11参照)が表示される
演出図柄20a〜20cは画像表示部20の適当な位置に複数個、例えば3個表示され、その各演出図柄20a〜20cは特別図柄表示手段23の特別図柄の変動に同期して変動を開始し、所定の変動パターンを経て所定時間変動した後、特別図柄の変動終了に同期して所定の順序で順次停止する。この演出図柄20a〜20cの変動後の停止図柄は、特別図柄表示手段23の特別図柄が大当たり態様で停止する場合には全てが揃う大当たり演出態様となり、特別図柄が外れ態様で停止する場合には少なくとも一部が異なる外れ演出態様となる。
例えば、演出図柄20a〜20cには0〜9までの数字図柄が使用されており、特別図柄が大当たり態様で停止する場合には演出図柄20a〜20cは「7・7・7」等の大当たり演出態様で停止し、特別図柄が外れ態様で停止する場合には演出図柄20a〜20cは「2・4・5」等の外れ演出態様で停止する。
特別図柄始動手段15は固定式入賞口29と電動チューリップ等の可変式入賞口30とを上下に備えている。可変式入賞口30は普通図柄表示手段22の変動後の普通図柄が当たり態様を停止表示したときに所定時間開放するようになっている。
保持枠19は図2、図3に示すように遊技盤10の裏側に当接する周壁部31と、この周壁部31の後端側の背壁部32とを備えた凹入状であって、その背壁部32に画像表示部20が裏側から装着されている。
前飾り体21は遊技盤10の前面に当接する前飾り板34と、この前飾り板34から前側に突出し且つ画像表示部20側への遊技球の侵入を阻止する略門形状の突出飾り枠35とを有し、保持枠19に対応して遊技盤10の前面に装着されている。保持枠19と前飾り体21間には所定の空間36があり、その空間36に第1可動演出体24、第2可動演出体26、昇降支持手段27が配置されている。
第1可動演出体24は飛行機の正面形状を模した横長形状であって、図2〜図4に示すように、正面視において左右方向の略中央に配置され且つ機首部に相当する主体部38と、この主体部38から左右両側に突出する翼部39とを有し、その後端は第2可動演出体26の前側に近接して略平行になっている。
主体部38は図5、図6に示すように裏側に開口する中空状であり、前面側の左右両側に発光窓40を有し、内部に支持部材41が固定されている。支持部材41は主体部38内のボス部42等に裏側から着脱自在に固定され、発光窓40に裏側から対応する発光部43を有する。
第1可動演出体24は左右方向の略中央の支持部25を基準に左右の重量が略平衡しており、左右方向の略中央に配置された前後方向の支軸44により第2可動演出体26に揺動(又は回動)自在に支持され、揺動駆動手段45の駆動により支軸44廻りに往復揺動(又は回動)自在である。そして、この第1可動演出体24は通常時には左右の翼部39が略水平となる原点位置で磁石式の固定手段46により第2可動演出体26に対して固定可能である。
第2可動演出体26は第1可動演出体24を支持する支持枠を兼用するものであって、図7に示すように、左右方向の略中央には上下両側に円弧状に膨出する支承部48が、この支承部48の両側下部に翼部39に対応する腕部49が夫々設けられ、第1可動演出体24の裏側で左右方向に配置されている。
第2可動演出体26には、図5〜図7に示すように、支承部48の前側にボス部50を介して所定の間隔で円形状の取り付け台51が固定され、この取り付け台51と第2可動演出体26とに跨がって前後方向の支軸44が挿通され、また取り付け台51に揺動駆動手段45が固定されている。なお、揺動駆動手段45はステッピィングモータ等の駆動モータにより構成されている。
支軸44は第1可動演出体24の支持部25を構成し、取り付け台51から前側に突出する前端部に第1可動演出体24の支持部材41が固定されている。取り付け台51は支持部材41の凹部53内に嵌合しており、この取り付け台51の裏側で支軸44の一側方に揺動駆動手段45が固定されている。揺動駆動手段45は前側に突出する回転軸54を有し、この回転軸54に固定された駆動ギヤー55と、この駆動ギヤー55に噛合し且つ支軸44に固定された従動ギヤー56とを介して第1可動演出体24を支軸44廻りに正逆方向に駆動可能である。
従動ギヤー56には突起57が設けられ、また第2可動演出体26と取り付け台51との間に、突起57を介して第1可動演出体24の揺動又は原点位置を検出する非接触型のセンサ58が設けられている。取り付け台51、駆動ギヤー55、従動ギヤー56、センサ58等は主体部38内に配置されている。揺動駆動手段45は第2可動演出体26及びその裏板59の通孔60に嵌合され、その後端は裏板59から後方に突出しないように略面一状である。
取り付け台51の前側には円形状の発光基板61が設けられている。発光基板61には支軸44の周りに周方向に複数個の発光素子62が装着され、その発光素子62により支持部材41を介して主体部38の中央部に裏側から光を照射して、その中央部を発光させるようになっている。
第2可動演出体26は少なくとも前壁部63が光透過性を有し、前壁部63の裏側に発光基板64、モータ制御基板65が装着され、裏側から裏板59により覆われている。発光基板64には複数個の発光素子66が装着され、この発光素子66により前壁部63を介して第1可動演出体24の発光部43に裏側から光を照射して、その発光部43を発光させるようになっている。なお、前壁部63には、発光基板64の発光素子66と発光部43との間に凸レンズ部67が設けられている。裏板59はネジ等により前壁部63に固定されている。
固定手段46は通常時には左右の翼部39が略水平となる原点位置で第1可動演出体24を固定するためのもので、図8、図9に示すように、第2可動演出体26に設けられた板状の鉄片68と、第1可動演出体24に設けられ且つ鉄片68を吸引して第1可動演出体24を固定する磁石69とを備えている。この固定手段46は支軸44よりも第1可動演出体24の遊端側、例えば主体部38から離れた翼部39等に配置されている。
なお、磁石69による鉄片68の吸引力は、揺動駆動手段45による第1可動演出体24の支軸44周りの駆動を許容し、第2可動演出体26の作動状態時には不安定に振動等をしないように第1可動演出体24を固定する程度となっている。また磁石69を第2可動演出体26に、鉄片68を第1可動演出体24に夫々設けてもよい。
磁石69と鉄片68は第1可動演出体24の作動方向(上下方向)と略直交方向である前後方向に所定の間隔で相対向して配置されている。磁石69は前後方向に偏平な正面視円形状で、その前後両側に磁極が設けられている。この磁石69は第1可動演出体24の裏面側に形成された凹部72内に嵌合され、支持部材41の先端に形成された押え部73が裏側から当接している。押え部73は合成樹脂製等の非磁性材製であるが、磁性材であってもよい。
鉄片68は板面側端面74が第1可動演出体24の作動方向及び前後方向に対して略直交し且つ板厚側端面75が磁石69と前後に対向して配置されている。即ち、鉄片68は略矩形状の本体部76と、この本体部76の略中央から前側の磁石69側に突出する突出部77と、この突出部77の両側で本体部76の前端に形成された肩部78とを有し、その板面側端面74を上下にして配置されている。
そして、鉄片68の本体部76は前壁部63の裏側に形成された左右一対のコ字状の保持部79に裏側から挿入され、突出部77は前壁部63の通孔80に嵌合され、また肩部78が前壁部63に裏側から当接され、本体部76の後端部が裏板59の凹部81に嵌合されている。突出部77の前端は前壁部63の前面と略面一状である。なお、左右の保持部79を鉄片68の上下両側で左右に連結して凹部を形成してもよい。
各昇降支持手段27は、図4、図7に示すように、画像表示部20の側方に上下方向に配置された前後一対の支持板83と、この支持板83間に上下方向に配置された案内棒84と、この案内棒84により上下方向に摺動自在に支持された昇降体85と、支持板83間に配置され且つ昇降体85を連動機構86を介して上下方向に駆動する昇降駆動手段87とを備え、その昇降体85にヒンジ106を介して第2可動演出体26の端部が連結されている。
案内棒84、昇降駆動手段87は一対の支持板83の一方に固定されている。昇降駆動手段87はステッピングモータ等の駆動モータにより構成され、連動機構86の下側に配置されている。連動機構86は上下に配置された駆動案内輪88及び従動案内輪89と、この両案内輪88,89に巻き掛けられたベルト等の巻き掛け体90とを備え、その巻き掛け体90に昇降体85が連結されている。
左右の連動機構86の内、一方の連動機構86では昇降駆動手段87の回転軸91に駆動案内輪88が固定され、また他方の連動機構86では昇降駆動手段87の回転軸91に駆動ギヤー92が固定され、その駆動ギヤー92に噛合する従動ギヤー93が下側の駆動案内輪88と一体に回転するようになっている。従って、昇降駆動手段87が同一方向に回転したときには、左右の昇降体85は逆方向に昇降する。
左右一対のヒンジ106は昇降体85に第2可動演出体26の端部を上下方向に揺動自在に枢支する枢軸94を有し、また一方のヒンジ106には枢軸94を摺動自在に案内する長孔95が設けられている。なお、枢軸94は昇降体85に固定され、長孔95は第2可動演出体26に設けられているが、逆に設けてもよい。また第2可動演出体26の長手方向に摺動自在な摺動継ぎ手を設け、この摺動継ぎ手を枢軸94を介して第2可動演出体26又は昇降体85に摺動自在に取り付けてもよい。
図10はパチンコ機の制御系を示す。パチンコ機の制御系は主制御基板96と演出制御基板97とを備えている。主制御基板96はパチンコ機全体の遊技動作の制御を司るもので、普通図柄始動手段14が遊技球を検出したときに乱数値を抽選して当たりか否かを判定し、当たりの場合に普通図柄表示手段22の変動後の普通図柄が当たり態様で停止した後に特別図柄始動手段15の可変式入賞口30を所定時間開放させる普通図柄系制御手段98の他に、乱数抽選手段99、判定手段100、特別図柄制御手段101、停止態様決定手段102、変動パターン決定手段103、コマンド送信手段104、特別遊技発生手段105を備えている。
乱数抽選手段99は特別図柄始動手段15が遊技球を検出したときに乱数値を抽選し、判定手段100は乱数抽選手段99で抽選された乱数値を大当たり乱数値と照合して大当たりか否かを判定するようになっている。特別図柄制御手段101は特別図柄始動手段15の遊技球の検出を契機に特別図柄表示手段23の特別図柄を所定時間変動させて、判定手段100の判定結果が大当たりのときに大当たり態様で、外れのときに外れ態様で夫々停止すべく特別図柄を制御するようになっている。
停止態様決定手段102は判定手段100の判定結果が大当たりのときに演出図柄20a〜20cの停止態様を抽選し決定するためのものである。変動パターン決定手段103は判定手段100の判定結果が大当たりのときの大当たり変動パターンを、外れのときの外れ変動パターンを抽選し決定するためのものであり、判定手段100の判定結果に応じて予め定められた複数種類の大当たり変動パターン、外れ変動パターンの中から、そのときの演出図柄20a〜20cの変動に供する1つの変動パターンを選択し決定するようになっている。
大当たり変動パターン、外れ変動パターンには変動時間の長短、演出図柄20a〜20cの変動中のリーチの有無等に応じて夫々複数の種類のものがある。例えば、大当たり変動パターンには変動時間の違いによって大当たり変動パターン1、大当たり変動パターン2、大当たり変動パターン3、・・・等のように複数種類のパターンが準備されており、また外れ変動パターンには変動時間の違い、リーチの有無によってリーチあり外れ変動パターン1、リーチあり外れ変動パターン2、リーチなし外れ変動パターン1、リーチなし外れ変動パターン2、・・・等のように多種類(複数種類)のパターンが準備されている。
なお、一般的にリーチあり外れ変動パターンはリーチなし外れ変動パターンに比較して変動時間が長く、またリーチあり外れ変動パターンの一部である1種類又は複数種類は、大当たり変動パターンの変動時間に近い変動時間を有するものがある。また変動時間の長い変動パターンの場合には、変動時間の短いリーチあり変動パターン、リーチなし変動パターンに比較して出現率は低いが、変動後に特別図柄が大当たり態様となる信頼度が大になっている。
特別図柄制御手段101は特別図柄始動手段15の遊技球の検出を契機に特別図柄表示手段23の特別図柄を変動させて、変動パターン決定手段103で決定された変動パターンの変動時間に従って変動した後に、判定手段100の大当たり、外れの判定結果に応じて特別図柄を大当たり態様、外れ態様の何れかで停止させるようになっている。コマンド送信手段104は停止態様決定手段102で決定された停止態様コマンド、変動パターン決定手段103で決定された変動パターンコマンド、各変動パターン毎の変動停止コマンドを演出制御基板97側へと一方向通信により送信するようになっている。
特別遊技発生手段105は判定手段100が大当たりと判定した場合に、特別図柄が大当たり態様で停止した後に遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を発生させるためのもので、例えば大入賞手段16を所定時間ずつ複数回開放させるようになっている。なお、特別遊技での大入賞手段16の開閉パターン等は適宜決定することが可能である。また特別遊技では大入賞手段16の開放に加えて、又は大入賞手段16の開放とは別に、特別図柄の大当たり態様の種類を条件に大当たりの抽選確率を変える確率変動、その他の遊技者に有利な要素を付加してもよい。
演出制御基板97には主制御基板96から送信される各コマンドを解析して画像表示手段13の画像表示部20に表示される演出図柄20a〜20c、背景画像、予告演出画像28を制御し、また第1可動演出体24、第2可動演出体26の可動演出、発光部43の発光演出を制御するためのもので、コマンド受信手段107、演出図柄制御手段108、予告演出決定手段109、演出画像制御手段110、可動演出制御手段111、発光演出制御手段112等を備えている。
コマンド受信手段107はコマンド送信手段104から演出制御基板97側に送信される各コマンドを受信して解析するためのものである。演出図柄制御手段108は主制御基板96からの変動パターンコマンドに従って特別図柄表示手段23の特別図柄の変動に同期して演出図柄20a〜20cを所定の変動パターンで所定時間変動させて、停止コマンドがあったときに演出図柄20a〜20cを大当たり演出態様又は外れ演出態様で停止させるようになっている。なお、3個の演出図柄20a〜20cは、特別図柄が大当たり態様で停止する場合には全てが揃うように停止態様コマンドで指定された停止態様で停止し、それ以外の場合にはリーチの有無に応じて演出図柄制御手段108側で選択された停止態様で停止する。
予告演出決定手段109は大当たり変動パターンの一部又は全てと、大当たり変動パターンの変動時間に近い変動時間を有するリーチあり外れ変動パターンの一部である1種類若しくは複数種類又は全ての変動パターンコマンドがあったときに、その変動パターンコマンドを条件に乱数値を抽選して予告演出を行うか否かを決定するようになっている。なお、大当たり変動パターンの場合は外れ変動パターンよりも予告演出の抽選率が高くなるようにしてもよい。その場合、各変動パターン毎に抽選率を変えてもよい。
演出画像制御手段110は変動パターンコマンドに従って複数種類の背景画像の何れかを選択して、画像表示部20に表示される演出図柄20a〜20cの背景画像を制御し、また予告演出決定手段109が予告演出を決定した場合には演出図柄20a〜20cがリーチになった後に、可動演出体24,26側の可動演出、発光演出に同期して、画像表示部20に表示される予告演出画像28を制御するようになっている。
可動演出制御手段111は駆動手段45、87の制御により可動演出体24,26の可動演出を制御するためのもので、例えば予告演出決定手段109が予告演出を決定して演出図柄20a〜20cがリーチになった後に、所定の予告演出パターンに従って各駆動手段45,87を正転、逆転制御するようになっている。
予告演出には1種類、又は予告演出パターン1、予告演出パターン2、・・・等の複数種類の予告演出パターンがある。また特別遊技演出にも1種類又は特別遊技演出パターン1、特別遊技演出パターン2、・・・等の複数種類の特別遊技演出パターンがある。
これらの各演出パターンは、退避位置Xと画像表示部20の前側の演出位置Yとの間で第2可動演出体26が昇降する昇降動作、演出位置Yで第2可動演出体26の左右の一方が昇降して第2可動演出体26が傾斜する傾斜動作、第1可動演出体24が第2可動演出体26に対して支軸44廻りに正転、逆転する揺動動作とを組み合わせて構成されている。可動演出制御手段111は複数の予告演出パターンがある場合には、その何れか1を抽選してそれに従って各駆動手段45,87を制御する。
なお、特別遊技発生手段105による特別遊技が発生した場合にも、特別遊技発生中に可動演出体24,26を作動させて特別遊技演出を行うようにしてもよい。
発光演出制御手段112は発光部43等の発光演出のときに発光素子62,66を点灯又は点滅制御するもので、予告演出決定手段109が予告演出を決定して演出図柄20a〜20cがリーチになった後に、可動演出体24,26の可動演出に同期して発光素子62,66を点灯又は点滅制御するようになっている。
このパチンコ機では、遊技中に次のような制御並びに演出を行う。即ち、特別図柄始動手段15が遊技球を検出すると、乱数抽選手段99が乱数値を抽選し、その乱数値が大当たり乱数値と同じであるか否かにより判定手段100が大当たりか否かの判定を行う。そして、判定結果が大当たりであれば、停止態様決定手段102が演出図柄20a〜20cの停止態様を決定する。また判定結果が大当たりであれば、変動パターン決定手段103が複数種類の大当たり変動パターンの何れかを選択し、外れであれば変動パターン決定手段103が複数種類の外れ変動パターンの何れかを選択する。
続いて特別図柄表示手段23の特別図柄が変動を開始し、変動パターン決定手段103で選択された変動パターンにより指定された変動時間変動した後に、判定手段100での大当たり、外れの判定結果に応じて大当たり態様、外れ態様の何れかで停止する。そして、判定手段100が大当たりと判定した場合には、特別図柄が大当たり態様で停止した後に、特別遊技発生手段105による特別遊技が発生して大入賞手段16が複数回開放する等、遊技者は有利な状態で遊技を継続できる。
一方、停止態様決定手段102が演出図柄20a〜20cの停止態様を決定し、変動パターン決定手段103が演出図柄20a〜20cの変動パターンを決定すると、コマンド送信手段104が演出制御基板97側へと夫々のコマンドを送信する。演出制御基板97側では、コマンド受信手段107が変動パターンコマンドを受信すると、演出図柄制御手段108の制御により特別図柄の変動開始に同期して演出図柄20a〜20cが変動を開始し、その変動パターンに従って所定時間変動する。そして、各演出図柄20a〜20cは左、右、中等の順序で停止状態に近い揺れ変動に移行し、停止コマンドに従って大当たり演出態様、外れ演出態様の何れかで最終的に停止する。また遊技中は演出画像制御手段110の制御により、演出図柄20a〜20cの背景画像が表示される。
判定手段100の大当たりの判定により変動パターン決定手段103が大当たり変動パターンの何れかを選択した場合、又は大当たり変動パターンの変動時間に近い特定のリーチあり外れ変動パターンの何れかを選択した場合には、予告演出決定手段109が予告演出を行うか否かを決定する。
そして、予告演出決定手段109が予告演出を決定すれば、演出図柄20a〜20cがリーチになった後に、各可動演出体24,26による可動演出、発光部43等による発光演出、及び画像表示部20の予告演出画像28による画像演出との組み合わせにより予告演出を行う。
即ち、可動演出体24,26は通常は図11(A)に示すように退避位置Xにある。そして、3個の演出図柄20a〜20cが所定の変動パターンで変動する間に、図11(B)に示すように1個の演出図柄20bを除く他の演出図柄20a,20cが揃うリーチになれば、可動演出制御手段111が何れかの予告演出パターンに従って各駆動手段45,87を制御して可動演出を行う。
例えば、左右の昇降支持手段27の各昇降駆動手段87が同方向に起動すると、固定手段46により第1可動演出体24を略平行に固定した状態で第2可動演出体26が退避位置Xから演出位置Yへと下降し、次いで揺動駆動手段45が起動して、図11(B)に示す実線と仮想線との間で第1可動演出体24が第2可動演出体26に対して支軸44廻りに揺動する可動演出を行う。
このとき第2可動演出体26が演出位置Yに下降しており、しかも揺動駆動手段45によりギヤー55,56を介して第1可動演出体24を支軸44廻りに駆動するようになっているため、図11(D)に示すように各昇降駆動手段87を交互に逆方向に起動させて第2可動演出体26を揺動させる場合に比較して、第1可動演出体24を支軸44廻りに大きく揺動させることができる。
なお、第2可動演出体26が演出位置Yまで下降したときに、第1可動演出体24が他の部材と干渉する惧れがなければ、必要に応じて第1可動演出体24を支軸44廻りに1〜2回転させる等、90度以上回転させることも可能である。
この可動演出体24,26による可動演出に同期して、図11(C)に示すように発光演出制御手段112の制御により第1可動演出体24の発光部43等が発光し、また演出画像制御手段110の制御により画像表示部20が稲妻等の所定の予告演出画像28を表示する。従って、各可動演出体24,26による可動演出と、発光部43等による発光演出と、予告演出画像28による画像演出とが一体となって一つの纏まりのある予告演出を行うため、可動演出体24,26による演出効果が著しく向上する。なお、図11(C)では発光部43等の発光状態を斜線で示す。
なお、特別遊技発生手段105による特別遊技が発生すれば、図11(D)に示すように第2可動演出体26が演出位置Yへと下降して、第1可動演出体24を略平行に保持した状態のままで第2可動演出体26が左上がり、右上がりに傾斜する等の特別遊技演出を行うようにしてもよい。また第2可動演出体26による可動演出に同期して、図11(C)と同様に発光演出制御手段112の制御により第1可動演出体24の発光部43等を発光させてもよい。
通常時には第1可動演出体24は固定手段46の磁石69と鉄片68との間に発生する吸引力により第2可動演出体26と略平行な状態に固定されている。このため昇降駆動手段87の駆動により第2可動演出体26が昇降又は揺動しても、その昇降又は揺動に伴って第1可動演出体24が不安定に揺動する等の問題はなく、第1可動演出体24を第2可動演出体26に対する原点位置で確実に固定することができる。
揺動駆動手段45が正転又は逆転方向に起動すると、回転軸54、駆動ギヤー55、従動ギヤー56を介して第1可動演出体24が正転又は逆転方向に駆動され、第1可動演出体24が固定手段46の磁石69と鉄片68との間の吸引力に抗して支軸44廻りに所定角度揺動する。従って、固定手段46で第1可動演出体24を第2可動演出体26に固定しているにも拘わらず、必要に応じて揺動駆動手段45により第2可動演出体26に対して第1可動演出体24を支軸44廻りに容易に正転又は逆転させることができる。
その後、第1可動演出体24が原点位置に復帰したときに揺動駆動手段45が停止すると、揺動駆動手段45と第1可動演出体24との間に多少の遊びがあっても、固定手段46により第1可動演出体24を原点位置で確実に停止させて固定することができる。また固定手段46を構成する磁石69、鉄片68は第1可動演出体24の端部にあって支持部25を構成する支軸44から大きく離れており、しかも第1可動演出体24の重量が支軸44の左右両側で略平衡しているため、比較的弱い吸引力の磁石69を使用しながらも第1可動演出体24を確実に固定することができる。
また磁石69と鉄片68は第1可動演出体24の揺動方向(作動方向)と略直交方向に対向して配置されており、その磁石69には対向側の端面に一方の磁極が設けられ、また鉄片68は板面側端面74が作動方向及び略直交方向に対して略直交し且つ板厚側端面75が磁石69と対向して配置されているため、鉄片68の板面側端面74が磁石69と対向する場合に比較して、固定手段46による固定時の位置決め精度が向上する上に、設計に際しての鉄片68と磁石69との距離や、鉄片68の形状等の検証も容易になる。
更に磁石69は第1可動演出体24の裏面側に形成された凹部72内に嵌合され裏側から当接する非磁性材製の押え部73により保持されており、一方、鉄片68は第2可動演出体26の保持部79に裏側から嵌合する本体部76と、この本体部76の略中央から磁石69側へと前方に突出し且つ第2可動演出体26の前壁部63に形成された通孔80に嵌合する突出部77と、この突出部77の側方で本体部76の前端に形成され且つ前壁部63に裏側から当接する肩部78とを有し、本体部76の後端が第2可動演出体26の裏板59の凹部81に嵌合されているため、磁石69及び鉄片68を各可動演出体24,26に簡単な構造で容易に取り付けることができる。
また小さい磁石69を第1可動演出体24に、磁石69に大きい鉄片68を第2可動演出体26に夫々設けているため、磁石69式の固定手段46を第1可動演出体24の先端部に配置しているにも拘わらず、第1可動演出体24の左右の重量的な平衡度に対する影響を最小限に抑えることができる。
可動演出時には第2可動演出体26の前側で第1可動演出体24が支軸44廻りに揺動する他、左右の昇降駆動手段87の駆動により第2可動演出体26の両端部が同一方向又は逆方向に昇降して、第2可動演出体26を略水平状態で昇降させたり任意の方向に傾斜させたりすることができるので、両可動演出体24,26の動きを組み合わせて複雑な可動演出を行うことができる。
例えば、各昇降支持手段27の昇降駆動手段87が同一の正転方向に起動すると、各巻き掛け体90が逆方向に回動して昇降体85が案内棒84に沿って退避位置Xから演出位置Yへと移動し、可動演出体24,26を略水平に保ちながら下降させることができる。また演出位置Yで各昇降駆動手段87を逆転方向に起動すると、各昇降体85が上昇して可動演出体24,26を退避位置Xへと戻すことができる。これにより可動演出体24,26を一体に昇降させる可動演出が可能である。このとき第1可動演出体24は原点位置にあれば、固定手段46により第2可動演出体26に固定されているが、支軸44廻りに左上がり、右上がりに傾斜させたり、左上がりと右上がりとの間で往復揺動させてもよい。
また演出位置Yで両昇降支持手段27の昇降駆動手段87が逆方向に起動すると、各昇降体85が逆方向に昇降して、その各昇降体85に枢軸94を介して連結された第2可動演出体26が図11(D)に示すように左上がり(又は右上がり)に傾斜させることができる。
この場合、第2可動演出体26の両端部は枢軸94を有するヒンジ106を介して各昇降体85に枢支されているが、一方のヒンジ106には枢軸94が嵌合する長孔95があり、第2可動演出体26の傾斜時にこの長孔95内で枢軸94が摺動するので、簡単な構造で第2可動演出体26を無理なく円滑に傾斜させることができる。また他方のヒンジ106には長孔95がなく、枢軸94で第2可動演出体26と昇降体85とを枢着しているため、この枢軸94を基準に第2可動演出体26を揺動させることができ、第2可動演出体26の位置的な安定性を向上させることができる。
なお、第2可動演出体26が揺動する際に、第1可動演出体24は固定手段46により固定しておいてもよいし、支軸44廻りに第2可動演出体26と同方向に揺動させるか、逆方向に揺動させてもよい。
図12は本発明の第2の実施例を例示する。この実施例では、第1可動演出体24と第2可動演出体26との両方に磁石69,115が対向して設けられている。第2可動演出体26側の磁石115は前壁部63の裏側の保持部79に嵌合され、裏板59の押え部116で裏側から押えられている。各磁石69,115は対向側に異なる磁極を有し、両者が対応したときに互いに吸引し合うようになっている。なお、他の構成は第1の実施例と同様である。
このように固定手段46を採用するに当たって、第1可動演出体24に磁石69を設ける場合でも、第2可動演出体26に鉄片68に代替して磁石115を設けてもよい。従って、固定手段46は、両可動演出体の何れか一方に磁石69を、他方に磁性体を夫々設ければ十分である。
図13、図14は本発明の第3の実施例を例示する。この実施例では、第1可動演出体24には、この第1可動演出体24の長手方向(この実施例では左右方向)に長い棒磁石69等が使用され、その両端にN極、S極の磁極が設けられている。
第2可動演出体26の鉄片68は、本体部76の両端に、磁石69の各磁極に対応する突出部77を有し、その突出部77が第2可動演出体26の前壁部63の通孔80に挿入されている。鉄片68の本体部76は裏板59の凹部81に嵌合して裏側から押圧され、前面が前壁部63の裏側に当接している。なお、突出部77は鉄片68の板厚側端面75で磁石69に対向する等、他の構成は第1の実施例と同様である。
この場合にも磁石69と鉄片68との間で磁路が形成され、磁石69と鉄片68とにより第1可動演出体24を原点位置で第2可動演出体26に固定することができる。従って、このように両端に磁極を有する磁石69を第1可動演出体24の長手方向に沿って配置し、その各磁極に対応するように鉄片68を第2可動演出体26に設けてもよい。
図15、図16は本発明の第4の実施例を例示する。この実施例では、揺動式の第2可動演出体26の先端部に第1可動演出体24が往復回動自在に設けられ、その第1可動演出体24を原点位置で第2可動演出体26に固定する第1固定手段46と、第2可動演出体26を退避位置Xである原点位置で画像表示手段13の保持枠19に固定する第2固定手段118とが設けられている。
第2可動演出体26は棒状等であって、その基部が支軸119により画像表示部20の外側で保持枠19に枢支され、ソレノイド等の昇降駆動手段120により画像表示部20の上側の退避位置Xと画像表示部20の前面側の演出位置Yとの間で上下方向に出退自在である。なお、昇降駆動手段120にはステッピングモータ等を用いてもよい。
第1可動演出体24は円形状、その他の形状であって、前面には発光式の演出表示部121が設けられている。第1可動演出体24の裏側には、演出表示部121を発光させるための発光素子129を備えた発光基板130が配置され、この発光基板130は第2可動演出体26に固定されている。
第1可動演出体24は第2可動演出体26の先端部の支軸122廻りに所要範囲内で往復回動自在に枢支され、モータ等の回動駆動手段123の駆動により巻き掛け機構124を介して支軸122廻りに回動可能である。回動駆動手段123は第2可動演出体26の基部側に固定されている。巻き掛け機構124は回動駆動手段123の回転軸125に固定された駆動輪126と、支軸122に固定された従動輪127と、これらに巻き掛けられたベルト等の巻き掛け体128とを備えている。なお、巻き掛け機構124以外の連動手段を使用してもよい。
第1固定手段46は磁石69と鉄片68とを有し、その磁石69は第1可動演出体24の裏面に形成された凹部131内に、鉄片68は第2可動演出体26の前壁部132に形成された凹部133に夫々固定されている。第2固定手段118は磁石69と鉄片68とを有し、その磁石69は第2可動演出体26の裏板134に形成された凹部135内に、鉄片68は保持枠19に形成された凹部136に夫々固定されている。なお、磁石69、鉄片68は接着、その他で固定されている。
第1可動演出体24、第2可動演出体26は通常退避位置Xにあり、その第2可動演出体26は第2固定手段118により保持枠19に、また第1可動演出体24は第1固定手段46により第2可動演出体26に夫々原点位置で固定されている。予告演出等に際しては、先ず第2可動演出体26が昇降駆動手段120により退避位置Xから画像表示部20の前側の演出位置Yへと下降する。このとき第1可動演出体24は第1固定手段46により第2可動演出体26に固定されているので、遊び等で第1可動演出体24が不安定に揺動等をすることはない。
第1可動演出体24が演出位置Yに下降すると、第1可動演出体24の前面の演出表示部121が点滅発光又は連続発光すると共に、第1可動演出体24が予告演出パターンに応じて回動駆動手段123の駆動により支軸122廻りに左又は右方向に所要角度回動して特別遊技の発生を予告する。
第1可動演出体24はその後に原点位置に復帰し停止して第1固定手段46により固定され、また演出表示部121の発光が終了する。また第2可動演出体26は支軸119廻りに退避位置Xへと上昇して退避位置Xである原点位置で第2固定手段118により固定される。
このような可動演出を行う第1可動演出体24、第2可動演出体26においても、各可動演出体24,26を固定手段46,118により原点位置で固定することが可能である。特に可動演出を行う第2可動演出体26に支軸122等の支持部25を介して支持された第1可動演出体24を固定手段46により固定する場合は勿論のこと、固定部材である保持枠19に対して支軸119等の支持部25を介して支持された第2可動演出体26の固定用としても固定手段118を採用することが可能であり、これによって第2可動演出体26を原点位置に確実に固定することができる。
以上、本発明の各実施例について詳述したが、本発明はこの各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、可動演出を行う第2可動演出体26に支持部25を介して第1可動演出体24を取り付けておき、その第2可動演出体26の演出動作時に第1可動演出体24が不安定に動かないように固定手段46により固定する場合に非常に効果的であるが、その場合に第2可動演出体26は各実施例に例示のような昇降及び揺動式の他、直線移動式等でもよい。
また実施例では第1可動演出体24が揺動駆動手段45の駆動により支軸44廻りに揺動する揺動式を例示しているが、第1可動演出体24が支軸44廻りに回転する回転式でも同様にできる。その場合には、揺動駆動手段45に代替して回転駆動手段を設ければよい。第1可動演出体24は第2可動演出体26に対して相対的に摺動する摺動式でもよい。更に可動演出体を構成しない移動式の支持枠に可動演出体24を設ける場合にも利用可能である。なお、第1可動演出体24、第2可動演出体26の構造、形状等は問題ではない。
第1可動演出体24が180度回転して停止する等、第1可動演出体24が所定角度揺動又は回転した位置で第1可動演出体24が停止する場合には、第2可動演出体26側に各停止位置に対応して鉄片68(第1可動演出体24に鉄片がある場合には磁石69)を設けるようにしてもよい。これによって各停止位置での第1可動演出体24の停止精度が向上する。
可動演出体24,26を画像表示手段13の保持枠19等の固定部材に相対移動可能に設ける場合にも、各実施例と同様に磁石式の固定手段46,118により、その可動演出体24,26を原点位置で固定することも可能である。磁石式の固定手段46,118は、磁力を利用して可動演出体24,26の移動を阻止するものであればよい。従って、磁石69を固定部材側に設ける場合には、通電時に磁力を発生する電磁石を利用してもよい。
なお、電磁石を使用する場合には、吸引力が小さければ常時通電してもよいが、可動演出体24,26が退避位置X、演出位置Yで停止状態のときに、駆動手段45が作動状態のときには通電を解除し、昇降駆動手段87が作動し駆動手段45が停止状態のときに通電する等、必要に応じて通電を制御することが望ましい。つまり、第1可動演出体24が演出動作を終了して原点位置で停止するとき、演出動作の途中で第1可動演出体24が原点位置で一時的に停止するとき等、原点位置で第1可動演出体24を停止させるとき、原点位置で第1可動演出体24の停止状態を維持するとき電磁石に通電するようにしてもよい。
またアレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機の他、スロットマシンにおいても同様に実施可能であることは云うまでもない。
本発明の第1の実施例を示すパチンコ機の斜視図である。 同遊技盤の平面断面図である。 同遊技盤の側面断面図である。 同可動演出体及びその昇降支持手段の正面図である。 同可動演出体の平面断面図である。 同可動演出体の側面断面図である。 同第2可動演出体及び駆動支持手段の斜視図である。 同固定手段の平面断面図である。 同固定手段の側面断面図である。 同制御系のブロック図である 同予告演出の説明図である。 本発明の第2の実施例を示す固定手段の平面断面図である。 本発明の第3の実施例を示す固定手段の平面断面図である。 同側面断面図である。 本発明の第4の実施例を示す固定手段の平面断面図である。 同可動演出体の平面断面図である。
符号の説明
19 保持枠(支持枠)
24 第1可動演出体
25 支持部
26 第2可動演出体(支持枠)
45 揺動駆動手段
46、118 固定手段
59 裏板
63 前壁部
68 磁性体
69 磁石
72 凹部
73 押え部
76 本体部
77 突出部
78 肩部
79 保持部
80 通孔
81 凹部
87,120 昇降駆動手段
123 回転駆動手段

Claims (5)

  1. 可動演出体(24,26)と、該可動演出体(24,26)を支持部(25)を介して支持する支持枠(19,26)と、前記可動演出体(24,26)を駆動する駆動手段(45,87,120,123)とを備えた遊技機において、前記可動演出体(24,26)と前記支持枠(19,26)との一方に磁性体(68)を、他方に前記磁性体(68)を吸引して前記可動演出体(24,26)を原点に固定する磁石(69)を夫々設け、前記磁性体(68)及び前記磁石(69)は前記支持部(25)よりも前記可動演出体(24,26)の遊端側に配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記支持枠(19,26)は移動自在であり、前記可動演出体(24,26)は前記支持枠(19,26)の前側に配置され且つ左右重量が略平衡する位置で前記支持部(25)により揺動又は回動自在に支持され、前記支持枠(19,26)に前記駆動手段(45,87,120,123)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動演出体(24,26)の作動方向と略直交方向に対向して前記磁石(69)と磁性体(68)とを配置し、前記磁石(69)は対向側の端面に一方の磁極を有し、前記磁性体(68)は板面側端面(74)が前記作動方向及び前記略直交方向に対して略直交し且つ板厚側端面(75)が前記磁石(69)と対向して配置された鉄片(68)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記磁石(69)は前記可動演出体(24)の裏面側に形成された凹部(72)内に嵌合され裏側から当接する非磁性材製の押え部(73)により保持されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記磁性体(68)は前記支持枠(26)の保持部(79)に裏側から嵌合する本体部(76)と、該本体部(76)の略中央から前記磁石(69)側へと前方に突出し且つ前記支持枠(19,26)の前壁部(63)に形成された通孔(80)に嵌合する突出部(77)と、該突出部(77)の側方で前記本体部(76)の前端に形成され且つ前記前壁部(63)に裏側から当接する肩部(78)とを有し、前記本体部(76)の後端は前記支持枠(26)の裏板(59)の凹部(81)に嵌合されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
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