JP5116601B2 - 遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機には、外枠に対して開閉可能に設けられた内枠に遊技盤が着脱可能に組み付けられている。内枠には前面枠が開閉可能に設けられている。
遊技盤の盤面上に形成される遊技領域においては、遊技領域の拡大と共に図柄表示装置(液晶表示装置)の周囲に様々な役物が設けられ、図柄表示装置の周縁部には様々な可動体を備えた演出装置が設けられている。例えば、図柄表示装置の遊技状態に応じて可動演出部材を動作させることにより演出効果を高めた遊技機が提案されている。
具体的には、可動演出装置に設けられた可動演出部材を有する可動演出ユニットを取付ベース部に対して上下方向にモータ駆動で揺動させ、可動演出ユニットの駆動ベースに設けられたソレノイドによって当該可動演出ユニットを駆動ベースに対して左右方向に揺動させることで、可動演出部材の複雑な動きを実現して演出効果を高めた遊技機も提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−314658号公報
上述した特許文献1の可動演出装置は、可動演出部材を複数の駆動源を用いて各々個別に異なる方向に駆動できるため、可動演出部材の複雑な動作は実現できる。しかしながら、可動演出ユニットの駆動ベースに設けられた第2の駆動源(ソレノイド)は、可動演出部材をプランジャの直動動作に沿って変位させているだけに過ぎず大きな動きをさせることができない。このため、遊技機の厚み方向に可動演出装置が大型化し遊技機に演出装置を設ける設置スペースを要する。また、駆動伝達機構が直列的に連繋して設けられているため、構造が複雑であり、一方の動作不良が他方の演出動作に影響し易く、動作信頼性に欠ける。
本発明の目的は、省スペースでもコンパクトに設置可能な遊技機用演出装置及びこれを備えた遊技機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備えることを特徴とする。
遊技機の所定箇所に配置され原点位置と可動位置との間で往復動可能に設けられる可動体と、可動軸をソレノイド本体より突出する突出位置と当該ソレノイド本体に引き込まれる引き込み位置との間で往復動させるとともに、前記可動体の移動方向に対して前記可動軸の移動方向が交差し、かつ、前記可動体の原点位置が前記ソレノイド本体の側方のオフセット空間部に位置するように配置されるソレノイドと、前記原点位置にある可動体と前記オフセット空間部で所要の隙間を介して対峙し、前記ソレノイドの可動軸と連繋して前記可動軸の直動運動を回動軸を中心とする回動アームの回動運動に変換して前記可動体を前記原点位置から可動位置に変位させる駆動伝達機構と、を備えたことを特徴とする。
また、前記回動アームは、前記回動軸と前記可動軸とを連結する第1アーム部と、前記回動軸から前記オフセット空間部へ延設され前記原点位置にある前記可動体と所要の隙間を介して対峙する第2アーム部とを具備し、前記第2アーム部には、前記回動アームを所定方向へ回転させると前記可動体に当接して押動する当接部が形成されている。
この場合、前記当接部は、前記原点位置の可動体に近接するよう円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とする。
また、遊技機においては、上述したいずれかの遊技機用演出装置が遊技領域内において遊技状態に応じて変位可能に設けられたことを特徴とする。
上述した遊技機用演出装置を用いれば、可動体とソレノイドとが、可動体の移動方向に対して可動軸の移動方向が交差し、可動体の原点位置がソレノイド本体の側方のオフセット空間部に位置するように配置されるので、ソレノイド本体と可動体を可能な限り接近させて配置することができる。また、駆動伝達機構は、原点位置にある可動体と所要の隙間を介して対峙し、ソレノイドの可動軸と連繋して当該可動軸の直動運動を回動軸を中心とする回動アームの回動運動に変換することで、可動体を原点位置から可動位置に変位させるので、ソレノイドからの駆動伝達経路も直列方向にならずに駆動伝達される。よって、遊技機の限られた設置領域内において演出装置をコンパクトに組み付けることができ、多彩な演出を行なうことができる。また、回動アームと可動体とは隙間を介して駆動伝達されるので、可動体の移動動作と干渉するおそれはなく動作信頼性を確保することができる。
また、回動アームは、回動軸と可動軸とを連結する第1アーム部と、回動軸からソレノイドと可動体との間のオフセット空間部へ延設され原点位置にある可動体と所要の隙間を介して対峙する第2アーム部とを具備し、第2アーム部には、回動アームを所定方向へ回転させると可動体に当接して押動する当接部が形成されているので、回動軸に連繋する第1アーム部と第2アーム部との長さを調節することで、可動軸の僅かな直動を回動アームの所定範囲の回動に変換して限られたスペース内で可動体へ効率よく駆動伝達が行える。
特に、当接部は、原点位置の可動体に近接するよう円弧状に湾曲して形成されていると、可動軸の進退動は小さくても回動アームの回転に伴う当接部による可動体への当接範囲が広いため、可動体の移動範囲を拡大することができる。
また、上述した遊技機用演出装置を備えた遊技機においては、限られた遊技領域内に設置して遊技者の興趣が尽きない多彩な演出を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施形態では遊技機の一例としてパチンコ機を例示して説明するものとする。パチンコ機1は、外枠2と遊技盤3が設けられた内枠(図示せず)と、該内枠を覆う前面枠4を備えている。図示しない内枠は、ヒンジ5により外枠2に対して開閉可能に取り付けられている。また前面枠4は内枠に対して開閉可能に取り付けられている(ヒンジ部図示せず)。前面枠4の中央部には遊技者が遊技盤3を視認できる窓部6が設けられている。該窓部6の周囲には装飾部7a,7bやスピーカー(図示せず)などが設けられる。
また、前面枠4の窓部6の下方には、貸球や賞球を貯留し図示しない発射装置へ球を誘導する上球受け皿9aが設けられ、その下方には上球受け皿9aの余剰球を貯留する下球受け皿9bが設けられている。また、下球受け皿9bの左側にタバコの吸殻を収容する灰皿10が設けられ、下球受け皿9bの右側には図示しない発射装置が遊技球を遊技領域に向けて打ち出すための発射ハンドル11が設けられている。
遊技盤3の盤面上に形成される遊技領域内には、中央部に図柄表示装置(液晶表示装置)8を備えたセンター役物12が設けられ、その周囲には図示しない釘、スルーチャッカー13、風車14、電動チューリップ15、アタッカー16、レール17、サイドランプ18などの盤面部品やアウト口19などが設けられている。
センター役物12には、図柄表示装置8が配置される前方空間部Sに遊技状態に応じて可動体が移動する演出装置21が設けられている。可動体には例えば後述する発光基板などの電気部品が設けられており、後述する駆動手段により回動動作と直動動作を交互或いは組み合わせて複雑な移動動作を行なわせることができる。
演出装置21の概略構成について図2乃至図4、図6及び図7を参照して説明する。図2及び図3に示すように、演出装置21は、遊技領域の所定箇所に組み付けられる機構ベース23を備え、該機構ベース23を貫通して設けられる回動軸25を中心に回動(正逆いずれの方向へ回転)する第1の可動体22が組み付けられている。
第2の可動体(装飾体24a)は、第1の可動体22に移動可能に組み付けられる。具体的には、装飾体24aは第1の可動体22に対して、当該第1の可動体22の回動軸25を中心とする径方向に往復動可能に組み付けられている。ロケット形状をした装飾体24aは可動スライダー24と連繋しており、可動スライダー24と一体となって第1の可動体22の長手方向に往復動可能に組み付けられている。第1の可動体22には、後述するように例えばLED26(図4参照)が基板実装された発光基板27が一体に組み付けられている。
また、機構ベース23には、駆動モータ(第1の駆動手段)28が一体に組み付けられている。駆動モータ28は、後述するギヤ列を通じて第1の可動体22を回動軸25を中心に所定範囲で回動(正逆いずれの方向にも回転)させる。また、図3において、機構ベース23には、ソレノイド(第2の駆動手段)29が一体に組み付けられている。図6(a)(b)において、ソレノイド29は、プランジャ29a(可動軸)をソレノイド本体29cより突出する突出位置と当該ソレノイド本体29cに引き込まれる引き込み位置との間で往復動させる。図7において、ソレノイド29は、第1の可動体22の回動軸25を中心とする径方向に往復動可能に組み付けられている第2の可動体(装飾体24a)の移動方向に対してプランジャ29aの移動方向が交差するように機構ベース23上に設けられている。ソレノイド29は、回動アーム30を通じて第2の可動体(装飾体24a)を往復動させる。
図4において、第1の可動体22の構造をより詳細に説明する。第1の可動体22は、先端側は枠体フレームに形成され、後端側は回動軸25と嵌合する板状体に形成されている。第1の可動体22の一方の面にロケット形状をした装飾体24a(第2の可動体)及び固定部材24bが一体に組み付けられる。固定部品24bに突設されたボス部24cにはスライダーブッシュ24dが嵌め込まれ、ボス部24cの先端は第1の可動体22の長孔22aを貫通して他方の面から組み付けられる可動スライダー24のボス孔24eと嵌め合うようになっている。スライダーブッシュ24dは一方の面から長孔22a介して他方の面に対向するボス孔24eと嵌合することで、当該長孔22aを固定部材24bと可動スライダー24で挟み込んでスライド可能に組み付けられる。これにより、装飾体24aは可動スライダー24と一体に組み付けられて、第1の可動体22の長手方向にスライド可能に組み付けられる。
また、第1の可動体22に設けられたガイド孔22bを両面から各々挟み込む押さえブッシュ24f,24gのうち飾り押さえブッシュ24fが装飾体24aに設けられたボス(図示せず)と嵌め合うようになっている。これによって、装飾体24aの先端側は、第1の可動体22からの浮き上がりが抑えられたままガイド孔22bに沿ってスライド可能に組み付けられる。
また、図4において、第1の可動体22の長孔22aの一端側にコイルばね24hの一端が固定され他端は可動スライダー24の突起24iに嵌め込まれる。よって、図5において、可動スライダー24(装飾体24a)は、コイルばね24hによって常時第1の可動体22の回動軸25側に向かって付勢されている(直動方向原点位置)。
また、図4において、発光基板27は、第1の可動体22の他方の面に重ね合わせて固定される。第1の可動体22の他方の面には、発光基板27に給電する接続配線(図示せず)を結束するハーネス押さえ40が組み付けられる。
図7において、回動アーム30は、機構ベース23に設けられた回動軸32とプランジャ29aとを連結する第1アーム部30aと、ソレノイド本体29cの側方のオフセット空間部Kへ延設され原点位置にある可動スライダー24と所要の隙間31を介して対峙する第2アーム部30bとを具備している。第2アーム部30bには、可動スライダー24に近接するよう湾曲する円弧状の当接部30cが形成されている。尚、当接部30cの形状は、円弧に限らず他の曲線形状であってもよい。
回動アーム30は、ソレノイド29のプランジャ29aの直動運動を回動軸32を中心とする回転運動に変換し可動スライダー24を通じて装飾体24a(第2の可動体)へ駆動伝達する。即ち、ソレノイド29がON/OFFする際にプランシャ29aの直動を回動アーム30の回動軸32を中心とする回動に変えて当接部30cの外周縁部によって隙間31を介して対峙する原点位置にある可動スライダー24に当接し、当該可動スライダー24と一体に組み付けられた装飾体24aを第1の可動体22の回動方向と交差する向き(例えば第1の可動体22の回転半径方向)に押動するようになっている。
このように、第2の可動体(装飾体24a)が組み付けられた第1の可動体22、駆動モータ28、ソレノイド29が同一の機構ベース23に一体に組み付けられているので、演出装置21を限られた設置領域内において省スペースでコンパクトに組み付けることができる。
ここで、駆動モータ28からの駆動伝達機構の一例について説明する。図3において、機構ベース23の一端側背面に駆動モータ28が組み付けられている。駆動モータ28のモータ軸にはモータギヤ28aが組み付けられている。また、第1の可動体22の回動軸25には扇形ギヤ33が一体に組み付けられている。モータギヤ28aと扇形ギヤ33とは機構ベース23に回転可能に組み付けられたギヤ列34を介して互いに噛み合っている。扇形ギヤ33にはピン33aが突設されており機構ベース23に突設されたピン23aとの間に引っ張りばね35(補助手段)によって連結されている。引っ張りばね35は、第1の可動体22を図3の基準位置で保持するように常時引っ張り力を作用しており、駆動モータ28は、引っ張りばね35の引っ張り力に抗して第1の可動体22を可動位置へ回動軸25中心に所定範囲で回転させるようになっている。引っ張りばね35は第1の可動体22が可動位置から図3の元の位置へ戻る際には駆動モータ28の駆動負荷を軽減する作用するほかに、ギヤ間のバックラッシュを吸収する。図2において、ギヤ列34は機構ベース23に組み付けられる機構カバー36に覆われている。
図7において、機構ベース23の第1の可動体22の基準位置に対応する部位には基準位置規制壁23bが突設され、第1の可動体22の回動端部に対応する位置には回動端規制壁23cが突設されている。また、図4において、第1の可動体22には、上記基準位置規制壁23b,回動端規制壁23cと各々当接可能なストッパー22cが突設されている。第1の可動体22は、基準位置においてストッパー22cが基準位置規制壁23bに当接して基準位置で停止するようになっている。また、第1の可動体22は、回動端においてストッパー22cが回動端規制壁23cと当接して回動範囲が規制されるようになっている。
図5において、第1の可動体22には回動軸25の近傍に遮光板37が設けられ、該遮光板37には切欠き37aが形成されている。図3において、機構ベース23に組み付けられたフォトセンサ38が遮光板37により遮光される範囲で駆動モータ28が所定方向に駆動されるようになっている。また、フォトセンサ38が遮光板37に設けられた切欠き37aを検出することで、駆動モータ28の駆動を一時的に停止し、第1の可動体22の回動を一旦停止させる。この状態で例えばソレノイド29を作動させて、第2の可動体(装飾体24a)を往復動させる演出動作を行なわせることができる。図2において、機構ベース23にはフォトセンサ38に給電する中継基板41が、中継基板押さえ42によって組み付けられている。中継基板41に接続する接続配線(図示せず)はハーネスガイドカバー43に覆われて配線の広がりが抑えられる。
次に、ソレノイド29から第2の可動体(装飾体24a)への駆動伝達機構の一例について説明する。図6(a)(c)に示すように、ソレノイド29は、プランジャ29aの外周にはコイルばね29bが弾発可能に組み付けられており、プランジャ29aを突出位置側に付勢している。プランジャ29aの先端部には連結具39が設けられている。連結具39は、回動アーム30のうち第1のアーム30aに設けられたピン30dを長孔39aに挿入することで連結している。図6(b)(d)において、ソレノイド29に通電すると、プランジャ29がソレノイド本体29c内部に吸引されて連結具39を介して回動アーム30が回動軸32を中心に時計回り方向(図6(b)矢印CW方向)に所定量回転する。このとき、図9において第2のアーム30bに設けられた当接部30cが可動スライダー24の端部を押動して後述するコイルばね24hの付勢力に抗して装飾体24aを第1の可動体22の長手方向先端側に向かってスライドさせるようになっている。尚、回動アーム30の回動範囲は、第2のアーム部30bが回動端規制壁23cの一部に設けられた突部と当接することで規制されるようになっている。
図6(c)(d)において、第2のアーム30bに設けられた当接部30cの先端側下部には突起45が突設されている。また、図5及び図7において、第1の可動体22の回動軸25の近傍には規制壁44(規制手段)が突起45と対向して突設されている。第1の可動体22が図7に示す回動方向原点位置にあるとき、突起45と規制壁44は回動軸25を中心とする径方向に重なった位置にある(規制状態)。
よって、仮に図7の位置でソレノイド29がONしても、回動アーム30は回動軸32を中心に時計回り方向へ回転できず、ソレノイド29から可動スライダー24への駆動伝達が遮断される。これにより、基準位置において第1の可動体22に対して、装飾体24aが不用意に移動することがなくなり、センター役物12を保護することができる。また、第1の可動体22の規制壁44と突起45の第2アーム部30bの突起45の突設位置を調節することで、第1の可動体22の回動範囲内の所望の位置で第2の可動体(装飾体24a)の可動を規制することができる。
また、第1の可動体22は引っ張りばね35により基準位置に引っ張られており(図3参照)、可動スライダー24は第1の可動体22の長手方向先端側(回転半径方向外向き)の可動位置から駆動伝達が解除される長手方向回動軸側(回転半径方向内向き)の直動方向原点位置に向けてコイルばね24hによって付勢されたままにある。
引っ張りばね35による引っ張り力により第1の可動体22が基準位置から可動位置へ回動する際には常時引っ張り力を受けてがたつくことなく安定した状態で回動でき、更には第1の可動体22を確実に基準位置へ復帰させることができるうえに、第1の可動体22が可動位置から基準位置へ復帰する際の駆動モータ28の駆動負荷を軽減することができる。更には、パチンコ機1を搬送する際に第1の可動体22を振動等の衝撃から保護することができる。
また、図7において、可動スライダー24(装飾体24a)の原点位置がソレノイド本体29cの側方のオフセット空間部Kに位置するように配置されるので、ソレノイド本体29cと可動スライダー24(装飾体24a)を可能な限り接近させて配置することができる。また、駆動伝達機構は、原点位置にある可動スライダー24と所要の隙間31を介して対峙し、ソレノイド29のプランジャ29aと連繋して当該プランジャ29aの直動運動を回動軸32を中心とする回動アーム30の回動運動に変換することで、可動スライダー24(装飾体24a)を原点位置から可動位置に変位させるので、ソレノイド29からの駆動伝達経路も直列方向にならずに駆動伝達される。
これにより、パチンコ機1の限られた設置領域内において演出装置21をコンパクトに組み付けることができる。また、回動軸32に連繋する第1アーム部30aと第2アーム部30bとの長さを調節することで、プランジャ20aの僅かな直動を回動アーム30の所定範囲の回動に変換して限られた設置領域で効率よく駆動伝達が行える。
特に、第2アーム部30bには、可動スライダー24に近接するよう円弧状に湾曲した当接部30cが形成されていると、プランジャ29aの進退動は小さくても回動アーム30の回転に伴う当接部30cによる可動スライダー24への当接範囲が広がるため、装飾体24aの移動範囲を拡大することができるうえに、プランジャ29が作動してから当接部30cが可動スライダー24を押動するまでのタイムラグを短縮することができる。
また、第1の可動体22の回動動作と装飾体24aの往復動作が重畳して行なわれることも想定されるが、回動アーム30と可動スライダー24とは隙間31を介して駆動伝達されるので、第1の可動体22と第2の可動体(装飾体24a)が互いに干渉するおそれはなく動作信頼性を確保することができる。
次に、演出装置21の演出動作の一例について図7乃至図9を参照して説明する。
図7において、第1の可動体22は、回動軸25の回動方向原点位置にありかつ第2の可動体(装飾体24a)も径方向において直動方向原点位置(回動軸25近傍)にある。即ち、駆動モータ28は停止し、ソレノイド29はOFFした状態にある。ソレノイド29がOFFしているときには、プランシャ29aはコイルばね29bにより押し出された状態にある。このとき、回動アーム30はコイルばね29bによって回動軸32を中心に反時計回り方向に付勢され、当接部30cは隙間31を隔てて可動スライダー24と対峙している。また、このとき、第1の可動体22の規制壁44と当接部30cの突起45とが回動軸25を中心とする径方向に重なった位置にあるため、回動アーム30の時計回り方向の回転は規制されている。
図8において、駆動モータ28を起動すると第1の可動体22が回動軸25を中心にして時計回り方向(CW方向)に所定量回転する。このとき、第1の可動体22に組み付けられた装飾体24aは、図1の図柄表示装置8の前方空間部Sへ回転する。駆動モータ28は遮光板37の切欠き37aがフォトセンサ38に検出されると駆動停止する。尚、第1の可動体22が回転すると、規制壁44と突起45の径方向の重なりが解除されるため、回動アーム30が回動可能になる。
図9において、第1の可動体22が所定停止位置にあるとき、ソレノイド29を作動させる(ONする)と、プランジャ29aが矢印P方向に吸引されると連結具39を介して回動アーム30は回動軸32を中心に矢印Q方向(時計回り方向)に回転する。このとき、当接部30cによって可動スライダー24をコイルばね24hの付勢に抗して押動して、装飾体24aを第1の可動体22の長手方向先端側の可動位置に向けてスライドさせる。
尚、ソレノイド29をON/OFFを繰り返すことで、第2の可動体(装飾体24a)は、図9の矢印R方向に可動位置と原点位置との間を繰り返し往復動するようになっている。
よって、図1において、遊技者は図柄表示装置8の表示や入賞などの遊技状態に応じて、第1の可動体22と第2の可動体(装飾体24a)の回動と直動を組み合わせた動作を交互あるいは組み合わせて行なうことで、遊技者の興趣の尽きない、複雑な演出動作を行なわせて、多彩な演出を行なうことができる。
尚、上記発明実施の態様では、第1の可動体22が回動、第2の可動体(装飾体24a)が直動する場合について例示したが、第1の可動体22が直動、第2の可動体(装飾体24a)が回動でもよく、双方が回動、双方が直動するようになっていても良い。
また、第1の可動体22がソレノイド29の側方のオフセット空間部Kにおいてプランジャ29aの移動方向と平行となるように直動するようにしてもよい。また、プランジャ29aが遊技盤3と平行に移動するようにソレノイド29を配置し、第2の可動体(装飾体24a)を遊技盤3に交差(直交)する向きに往復動させるようにしてもよい。この場合には、パチンコ機1の前後方向において省スペース化を図ることができる。
また、ソレノイド29を作動させたまま、即ち第2の可動体(装飾体24a)を第1の可動体22の長手方向先端側の可動位置に向けてスライドさせたまま駆動モータ28を駆動して第1の可動体22を所定方向に回転させてもよい。この場合には、回動アーム30の当接部30cが可動スライダー24に押し当てられた状態で可動スライダー24が第1の可動体22と共に回転する。この場合には、当接部30cの形状に沿った回動動作或いは回動動作と直動動作の複合動作を実現することも可能である。
また、ソレノイド29と第2の可動体(装飾体24a)はプランジャ29aの進退動と第2の可動体(装飾体24a)の移動方向とが二次元的に交差するようにオフセットして配置されていたが、ソレノイド29と第2の可動体(装飾体24a)とが異なるベースに設けられ、プランジャ29aの直動と第2の可動体(装飾体24a)の移動方向とが立体的に交差するようにオフセットして配置されていてもよい。
また、遊技機の一例としてパチンコ遊技機について説明したが、他に例えばアレンジボール遊技機、パチスロ遊技機、雀球遊技機等の他の遊技機に設けられる演出装置に適用することも可能である。
遊技機の正面図である。 演出装置の正面図及び背面図である。 演出装置の正面斜視図及び背面斜視図である。 第1,第2の可動体の分解斜視図である。 第1、第2の可動体の組み付け状態の斜視図である。 第2の駆動手段及び駆動伝達機構の動作前後の正面図及び斜視図である。 原点位置にある第1、第2の可動体の回動軸近傍の部分拡大図である。 第1の可動体が回転位置にある回動軸近傍の部分拡大図である。 動作状態にある第1、第2の可動体の回動軸近傍の部分拡大図である。
符号の説明
S 前方空間部
K オフセット空間部
1 遊技機
2 外枠
3 遊技盤
4 前面枠
5 ヒンジ
6 窓部
7a,7b 装飾部
8 図柄表示装置
9a 上球受け皿
9b 下球受け皿
10 灰皿
11 ハンドル
12 センター役物
13 スルーチャッカー
14 風車
15 電動チューリップ
16 アタッカー
17 レール
18 サイドランプ
19 アウトロ
21 演出装置
22 第1の可動体
22a 長孔
22b ガイド孔
22c ストッパー
23 機構ベース
23a,30d ピン
23b 基準位置規制壁
23c 回動端規制壁
24 可動スライダー
24a 装飾体(第2の可動体)
24b 固定部材
24c ボス部
24d スライダーブッシュ
24e ボス孔
24f,24g 押さえブッシュ
24h コイルばね
24i 突起
25 回動軸
26 LED
27 発光基板
28 駆動モータ(第1の駆動手段)
29 ソレノイド(第2の駆動手段)
29a プランジャ
29b コイルばね
29c ソレノイド本体
30 回動アーム
30a 第1アーム部
30b 第2アーム部
30c 当接部
31 隙間
32 回動軸
33 扇形ギヤ
34 ギヤ列
35 引っ張りばね
36 機構カバー
37 遮光板
37a 切欠き
38 フォトセンサ
39 連結具
39a 長孔
40 ハーネス押さえ
41 中継基板
42 中継基板押さえ
43 ハーネスガイドカバー
44 規制壁(規制手段)
45 突起

Claims (4)

  1. 遊技機の所定箇所に配置され原点位置と可動位置との間で往復動可能に設けられる可動体と、
    可動軸をソレノイド本体より突出する突出位置と当該ソレノイド本体に引き込まれる引き込み位置との間で往復動させるとともに、前記可動体の移動方向に対して前記可動軸の移動方向が交差し、かつ、前記可動体の原点位置が前記ソレノイド本体の側方のオフセット空間部に位置するように配置されるソレノイドと、
    前記原点位置にある可動体と前記オフセット空間部で所要の隙間を介して対峙し、前記ソレノイドの可動軸と連繋して前記可動軸の直動運動を回動軸を中心とする回動アームの回動運動に変換して前記可動体を前記原点位置から可動位置に変位させる駆動伝達機構と、
    を備えたことを特徴とする遊技機用演出装置。
  2. 前記回動アームは、前記回動軸と前記可動軸とを連結する第1アーム部と、前記回動軸から前記オフセット空間部へ延設され前記原点位置にある前記可動体と所要の隙間を介して対峙する第2アーム部とを具備し、前記第2アーム部には、前記回動アームを所定方向へ回転させると前記可動体に当接して押動する当接部が形成されている請求項1記載の遊技機用演出装置。
  3. 前記当接部は、前記原点位置の可動体に近接するよう円弧状に湾曲して形成されている請求項2記載の遊技機用演出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の遊技機用演出装置が遊技領域内において遊技状態に応じて変位可能に設けられた遊技機。
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