JP2005045870A - 発電装置 - Google Patents

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JP2005045870A JP2003200415A JP2003200415A JP2005045870A JP 2005045870 A JP2005045870 A JP 2005045870A JP 2003200415 A JP2003200415 A JP 2003200415A JP 2003200415 A JP2003200415 A JP 2003200415A JP 2005045870 A JP2005045870 A JP 2005045870A
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Shigeru Ozawa
滋 小澤
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Nidec Sankyo Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】圧電素子の被打撃面を略垂直方向から打撃することにより、発電効率の向上を図ることが可能な発電装置を提案すること。
【解決手段】発電装置1において、外力によって軸体4が下方向に押圧されると、コイルばね6には、軸体4の変位が弾性エネルギーとして蓄えられる。軸体4に対する押圧を解除すると、コイルばね6の押し上げ力によって、軸体4は元の上方位置に戻るが、その間にラック42とピニオン35との噛み合いが解除されるので、回転体3は慣性力によって回転し続ける。それにより、第2のマグネット12は、第1のマグネット31の磁気的吸引力および磁気的反発力によって変位し、その結果、打撃子10は、圧電素子2の被打撃面20を推力方向から繰り返し打撃する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子を利用した発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外力によって発電を行う発電装置としては、例えば、外力によって打撃子を回転させて圧電素子を打撃するものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここに開示されている発電装置は、図3に示すように、円筒状のケース102の内周面に沿って複数の圧電素子103が配置されており、入力軸105が外力により回転することにより、打撃子104が圧電素子103を打撃して発電するように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−262584号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す発電装置では、圧電素子103に対する打撃子104の打撃方向が圧電素子の被打撃面に対して斜め方向であるため、打撃力が小さく、発電効率が低いという問題がある。
【0006】
以上の問題を鑑みて、本発明の課題は、圧電素子の被打撃面を略垂直方向から打撃することにより、発電効率の向上を図ることが可能な発電装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、圧電素子を打撃子により打撃することにより発電を行う発電装置において、前記打撃子を前記圧電素子の被打撃面を略垂直な方向から打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間を移動可能に保持する打撃子保持体と、外力により駆動されたときに前記退避位置近傍を通過する移動面を備えた被駆動体と、該被駆動体が駆動された際、前記退避位置にある前記打撃子に対して前記打撃位置に向かう推力を前記移動面から断続的に付与する推力付与手段とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明の発電装置では、打撃子は、打撃子保持体によって、圧電素子の被打撃面を略垂直な方向から打撃可能な打撃位置と、この打撃位置から退避した退避位置との間を移動するように保持されているため、被駆動体が外力により駆動されたとき、被駆動体の動きにかかわらず、打撃子は、圧電素子の被打撃面を略垂直方向から打撃する。このため、圧電素子に大きな衝撃を付与することができるので、発電効率を向上することができる。また、打撃子が圧電素子の被打撃面を打撃したときの反力は、打撃子を反転させて退避位置に向かう力として作用するので、打撃子は、圧電素子を次に打撃する準備体勢に速やかに入ることになる。
【0009】
本発明において、前記推力付与手段は、前記被駆動体の駆動に同期して前記打撃体に対して推力を繰り返し付与する同期手段を備えていることが好ましい。
【0010】
本発明において、前記推力付与手段は、前記被駆動体の前記移動面に対して、当該移動面の移動方向に沿ってN極とS極とが交互に並ぶように形成された第1のマグネットと、前記被駆動体が駆動された際に前記第1のマグネットとの間に発生する磁気的吸引力および磁気的反発力により変位して前記打撃子に対して前記退避位置から前記打撃位置に向かう推力を付与するとともに、当該打撃子を前記退避位置に引き戻す第2のマグネットとを備えていることが好ましい。このように構成すると、第1のマグネットは、非接触状態のまま、第2のマグネットを変位させるので、被駆動体側と打撃子側との干渉によるエネルギーの損失が少なくて済む。また、非接触状態で動力を伝達できるので、接触部分での磨耗や損傷がない。さらに、第1のマグネットと第2のマグネットとの間に発生する磁気的吸引力を利用して、打撃子を退避位置に引き戻すことができるので、ばねなどによって打撃子を退避位置に引き戻さなくても、圧電素子を次に打撃する準備体勢に速やかに入ることになる。また、このような構成は、被駆動体の駆動に同期して打撃体に対して推力を繰り返し付与する同期手段として機能する。
【0011】
本発明において、前記被駆動体は、外力により回転運動を行う回転体であることが好ましい。このように構成すると、被駆動体が直線移動する形態と違って被駆動体を反転させなくても、移動面は、退避位置の近傍を通過し続ける。しかも、被駆動体を狭い空間内で駆動することができる。
【0012】
本発明において、さらに、外力により変位する外力伝達部材と、該外力伝達部材の変位を前記回転体に伝達する動力伝達機構とを有し、前記動力伝達機構は、前記外力伝達部材の変位を前記回転体に伝達した後、所定のタイミングで前記回転体と前記外力伝達部材との連動を解除することが好ましい。このように構成すると、回転体と外力伝達部材との連動が解除された以降、回転体は、慣性によって回転し続ける。それ故、外力伝達部材に1回、外力を加えるだけで、回転体は、長い間、回転し続け、打撃子は圧電素子を繰り返し打撃する。それ故、発電効率が高い。
【0013】
本発明において、さらに、前記外力伝達部材の変位をエネルギーとして蓄え、前記外力伝達部材が外力から解放されたときに動力源になるエネルギー蓄積手段とを有し、前記動力伝達機構は、前記外力伝達部材が外力から解放されたときに、前記エネルギー蓄積手段から放出される動力によって前記回転体を回転駆動し、該外力伝達部材が変位前の位置に戻るまでの間に連動を解除することが好ましい。このように構成すると、外力伝達部材が外力から解放されると、エネルギー蓄積手段から放出される動力によって、外力伝達部材が変位前の位置に戻る。それまでの間に動力伝達機構では、回転体と外力伝達部材との機構的な接続が解除されるため、回転体は慣性力で回転し続ける。特に、エネルギー蓄積手段から放出される動力は一定なので、安定した発電を行うことができる。
【0014】
本発明において、前記回転体は、前記エネルギー蓄積手段から放出される動力による回転駆動が終了した後も当該回転体の慣性力による回転を持続させる慣性回転持続手段を備えていることが好ましい。このように構成すると、回転体の回転を持続できるので、発電効率が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に参照して、本発明を適用した発電装置を説明する。
【0016】
図1(a)および(b)に示すように、本形態の発電装置1は、ボックス状のケース5から軸体4(外力伝達部材)の上端部分48が突出した構造になっており、ケース5の内部には、軸体4と機構的に接続されたピニオン35と、このピニオン35に同軸状に連結された回転体3(被駆動体)と、この回転体3の回転運動を水平方向の往復直線運動に後述する打撃子10に推力を付与する推力付与手段13とが構成されている。
【0017】
回転体3は、ケース5に両端が保持された回転中心軸62に対して回転可能に支持され、ピニオン35が固着されている反対側の端面には、その外周側にフライホイール7(慣性回転持続手段)が固着されている。
【0018】
回転体3の近傍には、底部114を回転体3の外周面30に向けたガイド部材11(打撃子保持体)が配置されている。ガイド部材11には、鋼球からなる打撃子10を収納可能な凹部からなる収納部113が形成され、収納部113の開口111に対向するように、圧電素子2が垂直に配置されている。
【0019】
打撃子10は、収納部113において、収納部113の開口111からわずかに突出して圧電素子2を被打撃面20を垂直方向から打撃可能な打撃位置と、この打撃位置から後方に退避した退避位置との間を移動可能である。また、収納部113の開口111の寸法は、打撃子10の直径よりも僅かに小さく設定されている一方、収納部113の奥は、内径が打撃子10の直径よりも大きく設定されているので、打撃子10は、開口111から突出したときでも収納部113から抜け出ることはない。
【0020】
圧電素子2は、ケース5の内面に緩衝用スポンジ9を介して垂直に取り付けられている。本形態では、圧電素子2としてPZT系セラミックス系のものが用いられ、この種の圧電素子2は、一般的に衝撃に弱いが、本形態においては、緩衝用スポンジ9が圧電素子2に加わった衝撃を緩和するようになっている。また、緩衝用スポンジ9は、衝撃により発生する圧電素子2の振動をなるべく持続する効果も併せ持つ。
【0021】
また、本形態では、推力付与手段13を構成するにあたって、まず、回転体3は、外周面30(移動面)の周方向(駆動方向)に沿ってN極とS極が交互に並ぶように着磁された焼結フェライトマグネットからなる第1のマグネット12として構成されている。このため、回転体3は、それ自身が重いので、フライホールとしての機能も備えている。
【0022】
また、ガイド部材11には、収納部113の奥に連通して底部114で開口する貫通孔112が水平に形成されており、この貫通孔112の内部には焼結フェライトマグネットからなる第2のマグネット12が配置されている。第2のマグネット12は、回転体3の方に位置する一方の端部がS極に着磁されているとともに、打撃子10の方に位置する他方の端部は、N極に着磁されている。また、打撃子10は、鋼球からなるため、マグネット12は、打撃子10に対して常に磁気的吸引力を作用させている。
【0023】
本形態の発電装置1において、軸体4の上端部分48は、ケース5の上面に形成された円筒状の上端開口51から突出している一方、軸体4の下半部は、細径部49になっており、この細径部49は、ケース5の底部に形成された円筒状の受け部52に嵌って上下方向(軸線方向)に移動可能に支持されている。
【0024】
また、細径部49の周りにはコイルばね6(エネルギー蓄積手段)が装着されており、このコイルばね6は、上端部が軸体4の長さ方向の略中央位置に形成された段部47に保持されている一方、下端部はケース5の受け部52に嵌って保持されている。
【0025】
この状態で、軸体4は、コイルばね6によって上方に付勢されているが、軸体4のやや上端側に形成されている段部46がケース5の上端開口51の開口縁に当接し、軸体4がケース5の上端開口51から抜け出ることを防止するストッパーとして機能している。
【0026】
ここで、軸体4の長さ方向における所定の範囲にはラック42が形成されており、ラック42は、回転体3のピニオン35とともに、コイルばね6から放出される動力によって軸体4を上方位置に戻すとともに回転体3を回転駆動する動力伝達機構40を構成している。但し、軸体4が上方位置にあるときには、ラック42とピニオン35の噛合が解除され、軸体4が下方に押圧されたとき、ラック42とピニオン35が噛み合う。換言すれば、軸体4が外力で下方に押圧された後、その外力から解放されたとき、軸体4は、コイルばね6に付勢されて変位前の上方位置に戻るが、変位前の上方位置に戻るまでの間にラック42とピニオン35の噛合が解除されることになる。このように構成した動力伝達機構40において、ラック42とピニオン35の噛み合いが解除された状態では、回転体3はフリーな状態にある。
【0027】
なお、打撃子10が圧電素子2を殴打することにより発生した電力は、出力端子(不図示)を介して制御用基板8に供給され、制御用基板8で調整が行われた後、発電装置1の外側に配置されている外部装置(不図示)にケース5の正面に形成された出力窓(図示せず)を介して、または電波等の手段で出力される。
【0028】
(発電動作)
図2(a)ないし(c)は、本発明に係る発電装置を用いて発電を行う動作を示す説明図である。
【0029】
まず、図1(b)の状態で、外力によって軸体4が矢印Dで示す下方向に押圧されると、図2(a)に示すように、軸体4が下方に変位し、ラック42とピニオン35が噛合して回転体3が時計周りCWの方向に回転するとともに、コイルばね6が圧縮される。そして、図2(b)に示すように、軸体4が完全に押し込まれた状態で、軸体4の段部47がケース5の受け部52の上端部に突き当たる。その間、コイルばね6には、軸体4の変位が弾性エネルギーとして蓄えられる。
【0030】
この状態で、軸体4に対する外力を解除すると、コイルばね6の押し上げ力によって、軸体4は矢印Uに示す上方向に押し上げられ、図2(c)に示すように、軸体4は、元の上方位置に戻る。
【0031】
この状態になる途中まで、動力伝達機構40では、ラック42とピニオン35とが噛み合っているので、コイルばね6は、軸体4を押し上げるとともに、回転体3を反時計周りCCWの方向に回転させる。但し、軸体4が元の上方位置に戻る直前に、動力伝達機構40では、ラック42とピニオン35との噛合が解除されるので、それ以降、回転体3は慣性力によって反時計周りCCWに回転し続ける。
【0032】
それにより、第2のマグネット12においてS極に形成された端部近傍を回転体3の外周面30が移動する。その際、第1のマグネット31のうち、N極が第2のマグネット12のS極近傍を通過する際、第2のマグネット12は、第1のマグネット31の磁気吸着力によって回転体3の側に引き戻される。その結果、打撃子10は、打撃位置から退避位置に変位する。
【0033】
次に、第1のマグネット31のうち、S極が第2のマグネット12のS極近傍を通過する際、第2のマグネット12は、第1のマグネット31の磁気的反発力によって打撃子10の方に押し退けられる。その結果、打撃子10は、第2のマグネット12から圧電素子2に向かう推力が付与される。その結果、打撃子10は、収納部113の開口111からわずかに突出し、圧電素子2の被打撃面20を垂直方向から打撃する。
【0034】
そして、打撃子10は、圧電素子2を打撃した反動で、圧電素子2に対する打撃位置から退避位置に向かう。そのタイミングに合わせて、第2のマグネット12は、第1のマグネット31のN極によって回転体3の側に引き戻される。その結果、打撃子10は、第2のマグネット12の磁気的吸引力によって打撃位置から退避位置に変位する。
【0035】
このような動作時、第1のマグネット31、および第2のマグネット12は、回転体3の駆動に同期して打撃体10に対して推力を繰り返し付与する同期手段として機能し、打撃子10は、圧電素子2を繰り返し打撃する。それにより、圧電素子2では発電が行われ、それにより得られた電力は、制御用基板8を介して発電装置1の外部に供給される。
【0036】
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の発電装置1では、回転体3が回転駆動されたと同時に、推力付与手段13によって、打撃子10には、圧電素子2の被打撃面20を打撃する推力が付与される。また、ガイド部材11において、収納部113は、打撃子10が圧電素子2の被打撃面20を垂直な方向から打撃可能な構造になっているため、打撃子10は、回転体3の回転に連動して圧電素子2の被打撃面20を略垂直方向から打撃する。このため、圧電素子2に大きな衝撃を付与することができるので、発電効率を向上することができる。また、打撃子10が圧電素子2の被打撃面20を打撃したときの反力は、打撃子10を退避位置に向かう力として作用するので、打撃子10は、圧電素子2を次に打撃する準備体勢に速やかに入ることになる。
【0037】
また、本形態では、推力付与手段13として、第1のマグネット31と第2のマグネット12の磁気的作用を利用しているので、マグネット同士が非接触状態であっても、動力の伝達が可能である。このため、第1のマグネット31と第2のマグネット12との摩擦や干渉などによって回転体3の回転エネルギーがロスすることがなく、かつ、打撃子10が圧電素子2を打撃したときの反力は回転体3には伝達されない。それ故、回転体3の回転が比較的長い時間にわたって持続されるので、発電効率が高い。
【0038】
さらに、本形態において、動力伝達機構40は、軸体4からの動力を回転体3に伝達した後、回転体3と軸体4との連動を解除しているので、回転体3と軸体4との連動が解除された以降、回転体3は、慣性によって回転し続ける。それ故、軸体4に1回、外力を加えるだけで、回転体3は、長い間、回転し続け、打撃子10は圧電素子2を繰り返し打撃する。
【0039】
しかも、本形態では、軸体4が外力から解放されたときに、コイルばね6から放出される動力によって回転体4を回転駆動し、軸体4が変位前の位置に戻るまでの間に連動を解除するようになっているので、軸体4が外力から解放されると、コイルばね6から放出される動力によって、軸体4が変位前の位置に戻る。それまでの間に動力伝達機構40では、回転体3と軸体4との機構的な接続が解除されるため、回転体3は慣性力で回転し続ける。特に、コイルばね6から放出される動力は一定なので、安定した発電を行うことができる。また、動力伝達機構40としてラック42とピニオン35とを利用したので、ラック42の形成領域を限定するという簡素な構成で、回転体3と軸体4との機構的な接続、および解除を所定のタイミングで行うことができる。
【0040】
さらにまた、回転体3に対しては、コイルばね6から放出される動力による回転駆動が終了した後も回転体3の慣性力による回転を持続させるフライホイール7が構成されている。また、回転体3の外周面30に構成された焼結フェライトマグネットからなる第1のマグネット31は重量があるので、本形態では、回転体3の回転を約1分以上も持続できるので、発電効率が高い。
【0041】
それ故、本形態の発電装置1は、電源をもたない発信機器として使用することができる。例えば、外部侵入者がドアノブや室内の所定箇所を触ったときにその外力が軸体4を変位させるように構成すれば、発電装置1で得られた電力をトリガーにして発信装置の起動や監視センターへの通報などを行う機器として利用できる。また、発電装置1で得た電力で異常を放置するためのLEDを点灯させてもよい。
【0042】
[その他の実施の形態]
上記実施の形態では、推力付与手段13として、2つのマグネット同士の磁気的作用を利用しているが、打撃子10自身をマグネットで形成してもよい。このように構成すると、回転体3の第1のマグネット31から、直接、打撃子10に磁気的吸引力および磁気的反発力を作用させることができる。
【0043】
また、第1マグネット31および第2のマグネット12としてフェライトマグネットを用いていたが、その他のマグネットとして、例えば、アルニコマグネットや希土類系マグネットを用いてもよい。
【0044】
さらに、上記形態において、推力付与手段13では、2つのマグネットの磁気的作用を利用して、打撃子10を往復直線運動させていたが、機構的な構成を採用してもよい。例えば、回転体3の外周面30に凹凸を形成するとともに、付勢手段によって、この外周面30に向けて打撃子10を常に付勢する構成を採用してもよい。すなわち、打撃子10が回転体3に形成された凸部で押されたとき、当該凸部によって打撃子10は圧電素子2の側に押し出される一方、打撃子10が回転体3に形成された凹部と対向したときは、付勢手段によって打撃子10は圧電素子2の側に押し戻される。また、このような構成を採用した場合には、打撃子を強磁性材料から構成しなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の発電装置は、外力伝達部材の移動方向が如何なる方向であったにしてもガイド部によって、打撃子が圧電素子の被打撃面に対して直交する方向へ往復移動され、打撃子が圧電素子の被打撃面を略直交方向から打撃する。このため、圧電素子に大きな衝撃を付与することができるので、発電効率を向上することができる。また、打撃子が圧電素子の被打撃面を打撃したときの反力は打撃子を反転させる力として作用し、次に、打撃子が圧電素子を打撃する体勢に速やかに入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明に係る発電装置の要部の構成を示す正面図、および右側面図である。
【図2】(a)ないし(c)は、本発明に係る発電装置を用いて発電を行う動作を示す説明図である。
【図3】従来の発電装置の説明図である。
【符号の説明】
1 発電装置
2 圧電素子
3 回転体(被駆動体)
4 軸体(外力伝達部材)
5 ケース
6 コイルばね(エネルギー蓄積手段)
7 フライホイール(慣性回転持続手段)
9 緩衝用スポンジ(緩衝手段)
10 打撃子
11 ガイド部材(衝撃子保持部材)
12 第2のマグネット(同期手段)
13 推力付与手段
20 被打撃面
30 外周面(着磁面)
31 第1のマグネット(同期手段)
35 ピニオン
40 動力伝達機構
42 ラック
51 ケースの上端開口
111 開口
112 貫通孔
113 収納部

Claims (7)

  1. 圧電素子を打撃子により打撃することにより発電を行う発電装置において、
    前記打撃子を前記圧電素子の被打撃面を略垂直な方向から打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間を移動可能に保持する打撃子保持体と、外力により駆動されたときに前記退避位置近傍を通過する移動面を備えた被駆動体と、該被駆動体が駆動された際、前記退避位置にある前記打撃子に対して前記打撃位置に向かう推力を前記移動面から断続的に付与する推力付与手段とを有することを特徴とする発電装置。
  2. 請求項1において、前記推力付与手段は、前記被駆動体の駆動に同期して前記打撃体に対して推力を繰り返し付与する同期手段を備えていることを特徴とする発電装置。
  3. 請求項1において、前記推力付与手段は、前記被駆動体の前記移動面に対して、当該移動面の移動方向に沿ってN極とS極とが交互に並ぶように形成された第1のマグネットと、前記被駆動体が駆動された際に前記第1のマグネットとの間に発生する磁気的吸引力および磁気的反発力により変位して前記打撃子に対して前記退避位置から前記打撃位置に向かう推力を付与するとともに、当該打撃子を前記退避位置に引き戻す第2のマグネットとを備えていることを特徴とする発電装置。
  4. 請求項2または3において、前記被駆動体は、外力により回転運動を行う回転体であることを特徴とする発電装置。
  5. 請求項4において、さらに、外力により変位する外力伝達部材と、該外力伝達部材の変位を前記回転体に伝達する動力伝達機構とを有し、
    前記動力伝達機構は、前記外力伝達部材の変位を前記回転体に伝達した後、所定のタイミングで前記回転体と前記外力伝達部材との連動を解除することを特徴とする発電装置。
  6. 請求項5において、さらに、前記外力伝達部材の変位をエネルギーとして蓄え、前記外力伝達部材が外力から解放されたときに動力源になるエネルギー蓄積手段とを有し、
    前記動力伝達機構は、前記外力伝達部材が外力から解放されたときに、前記エネルギー蓄積手段から放出される動力によって前記回転体を回転駆動し、該外力伝達部材が変位前の位置に戻るまでの間に連動を解除することを特徴とする発電装置。
  7. 請求項6において、前記回転体は、前記エネルギー蓄積手段から放出される動力による回転駆動が終了した後も当該回転体の慣性力による回転を持続させる慣性回転持続手段を備えていることを特徴とする発電装置。
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