JP6171529B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
遊技機の一種であるスロットマシンでは、複数種類のシンボルが表示された複数のリールが回転し、リールが停止したときに、窓に表示されているシンボルの揃い方およびその揃っているシンボルにより役が決定し、決定した役とベット数(賭け数)とに応じて賞が付与される。リールは、スロットマシンに備えられた回転開始用の押しボタンあるいはレバーが操作されることで回転を開始する。リールの停止は、カジノ等に設置されているスロットマシンでは、機器の制御によって自動になされる。
ところで、カジノ等の遊技施設では、1つの遊技機メーカが製造したスロットマシンだけでなく、様々な遊技機メーカのスロットマシンが設置される。遊技者は、様々な遊技機メーカのスロットマシンの中から嗜好のあったマシンを選択して遊技を行う。そのため、遊技施設では、遊技者に人気のあるスロットマシンを設置して、競合する他の遊技施設に対する優位性の確保を図っている。したがって、遊技機メーカでは、遊技者にアピールできるスロットマシンの開発が続けられている。
例えば、特許文献1には、リールの回転を開始させるための始動レバーの後方に振動発生器を設け、始動レバーを振動させて遊技者に遊技状態を報知し、興趣を高めるよう構成したスロットマシンが記載されている。また、特許文献2には、リールの回転を開始させるためスタートレバーの先端グリップ内に振動装置を配置して、遊技者に振動を付与するスロットマシンが記載されている。
さらに、従来、レバースイッチの端部に備えられる球形の操作子を照光可能に構成した照光式レバースイッチ等も知られている(例えば、特許文献3)。
特開2000−005375号公報(2000年1月11日公開) 特開2006−042870号公報(2006年2月16日公開) 特開2009−131509号公報(2009年6月18日公開)
リールの回転を開始させるためのレバーを振動させて遊技者の興趣を高める手法は、遊技者の体に直接衝撃を与えることができ、非常に効果的である。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、始動レバーを支持するブラケットに振動を加えて、ブラケットを介して始動レバーを振動させる構成である。そのため、振動発生器から発せられた振動を直接的に始動レバーに伝播する構成に比して遊技者に振動が伝わりにくいといった問題がある。
詳細に言うと、始動レバーのブラケットはスロットマシンの筐体に固定されるが、この固定を堅固に行うと、ブラケットに伝播された振動の多くがスロットマシンの筐体に伝播されてしまう。その結果、始動レバーに伝播される振動が少なくなり、遊技者にはわずかな振動しか伝わらない。特許文献1では、ゴム製のカラー部材を設けて、ブラケットとスロットマシンの筐体との間にある程度の隙間を与えて密着状態にしないようにして、スロットマシンの筐体へ伝播される振動を少なくしている。しかしながら、ブラケットとスロットマシンの筐体との間の取り付けを緩くすることは、破損や耐久性に問題を生じる可能性があり、好ましくない。
一方、特許文献2に記載された技術では、スタートレバーの先端グリップ内に振動装置を配置している。これによれば、直接的にスタートレバーに振動を伝播させることができるので、遊技者に振動を伝えやすい。また、スタートレバーを支持する部材を筐体に堅固に固定できる。しかしながら、振動装置をスタートレバーの内部に設けた場合、スタートレバーのシャフト内にハーネスを挿通させる必要がある。そのため、例えば特許文献3に記載されている照光式レバースイッチ等のように、シャフト内を別の目的で使用する構成とは組み合わせられない。遊技者の興趣を高めるには、振動だけでなく、光や音、映像といった、様々な手法を組み合わせて演出することが効果的であることは言うまでもなく、レバーのシャフト内を別の目的で使用する構成と組み合わせられないことは、甚だ問題である。
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、レバーの内部を別の目的で使用できるように、レバーの外部からレバーを振動させる手法を採用しながらも、レバーを支持する部材を堅固に筐体等に取り付けた状態で、遊技者に振動や衝撃を効率的に付与できるレバーユニットを備えた遊技機を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の遊技機は、軸に対して双方向回転可能に設けられたレバーを有するレバーユニットを備えた遊技機であって、前記レバーユニットが、前記レバーと、前記軸に対して前記レバーと一体に双方向回転する回転体と、前記回転体に対し、該回転体を双方向回転の回転方向である二方向のうちの一方向に動かす力を断続的に加えて、前記回転体を前記二方向に沿って振動させる振動発生部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、振動発生部が、回転体に対して、回転体を双方向回転の回転方向である二方向のうちの一方向に動かす力が断続的に加える。これにより、回転体が回転方向である二方向に沿って振動し、回転体と一体に双方向回転するレバーも、回転方向である二方向に沿って振動する。
このように、レバーを回転方向に沿って振動させることで、ブラケット等のレバーを支持する部材を介してレバーの回転方向に関係なくあらゆる方向に振動させる構成に比べて、レバーを把持する操作者に対して効率よく振動を伝えることができる。また、振動方向をレバーの回転方向とすることで、レバーを支持する部材を介して振動が機器の筐体へ伝播されることは起こり難く、レバーを支持する部材と機器の筐体とを堅固に固定することができる。さらに、レバーにレバーの外部より振動を伝播しているので、レバーのシャフト内を導光させる照光機能等のほかの構成と同時に採用することができる。
また、このような構成では、回転体へ力を加える際の加え方に直に応じた振動を操作者に伝えることができるといった利点もある。例えば、力を加えた回数分の振動を操作者に伝えることができる。また、力を加える際の速さに応じて振動の速度を変化させることができる。また、力を加える周期を変化させることで、振動にリズムをつけることができる。また、力を加える際の加え方に強弱をつけることで、振動に強弱を付けることができる。つまり、回転体への力の加え方を変化させることで、振動・衝撃力を様々にコントロールすることができる。
本発明の遊技機においては、さらに、前記レバーユニットが、前記レバーの回転を規制するラチェット機構を備えており、前記回転体として、前記ラチェット機構を構成する一部材であって、前記レバーと一体に前記軸に対して双方向回転する回転プレートが兼用されている構成としてもよい。
ラチェット機構を備えた構成では、ラチェット機構の一部材である回転プレートを回転体として兼用することで、部品点数を削減することができる。
本発明の遊技機においては、さらに、前記振動発生部は、揺動自在に設けられ、旋回して前記回転体を叩くノック部材と、前記ノック部材に一方向の力を断続的に加えることで前記ノック部材を旋回させる駆動装置とを備える構成としてもよい。
前記構成によれば、駆動装置が、揺動自在に設けられたノック部材に一方向の力を断続的に加えることで、ノック部材が旋回して回転体を叩き、回転体を振動させる。この構成では、ノック部材の質量や回転半径を変化させることでも、振動・衝撃力をコントロールすることができる。
前記駆動装置としては、例えば、ソレノイドやエアシリンダなどのアクチュエータや、ステッピングモータを用いることができる。
本発明の遊技機においては、さらに、前記振動発生部に演出に応じた演出コマンドを出力する演出部を備える構成としてもよい。
演出部を備えることで、レンズユニットの振動発生部を用いて、様々な演出が可能となる。
本発明によれば、レバーの内部を別の目的で使用できるように、レバーの外部からレバーを振動させる手法を採用しながらも、レバーを支持する部材を堅固に筐体等に取り付けた状態で、遊技者に振動や衝撃を効率的に付与できるレバーユニットを備えた遊技機を提供することができるという効果を奏する。
本実施の形態のスロットマシンに備えられたレバーユニットの概観斜視図である。 前記スロットマシンの概観斜視図である。 前記レバーユニットの分解斜視図である。 前記レバーユニットにおけるハンドルモジュールの分解斜視図である。 前記レバーユニットにおけるノックモジュールの分解斜視図を示す。 前記レバーユニットにおけるスタートレバーがホームポジションにある場合のノッカと回転プレートとの位置関係を示す説明図である。 前記レバーユニットにおけるノックモジュールの動作を示す説明図である。 前記レバーユニットにおけるノックモジュールと回転プレートの動作関係を示す説明図である。 前記スロットマシンにおけるスタートレバーを振動させて演出を行う制御系のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態では、レバーユニットを備えた、カジノ等の遊技ホールに設置される遊技機としてのスロットマシンを例示する。図2は、本実施の形態に係るスロットマシンの概観斜視図である。図2に示すように、スロットマシン1は、遊技者と対峙する前面の中央部にリール部5が設けられている。
リール部5には、複数種類のシンボルが表示された複数のリール(図示せず)が備えられている。複数のリールは、遊技者がスタートレバー(レバー)11を操作することで回転を開始し、機器の制御によって自動に停止する。リールが停止したときにリール部5の窓(図示せず)に表示されているシンボルの揃い方およびその揃っているシンボルにより役が決定し、遊技者には、決定した役とベット数(賭け数)とに応じて賞が付与される。なお、リール部5の構成としては、リールが実際に設けられている構成の他、リール部5が液晶画面等の表示画面より構成されていて、リールに相当する画像が表示されている構成などであってもよい。
リール部5の下方には、複数の押圧式のスイッチからなるスイッチ部7およびスタートレバー11が設けられている。スイッチ部7およびスタートレバー11は、遊技者からの操作を受け付けるものである。スイッチ部7は、遊技者がスロットマシン1をプレイするときのベット数の指定を受け付ける。スタートレバー11は、リール部5におけるリールの回転開始の指示を受け付ける。これらスイッチ部7およびスタートレバー11は、スロットマシン1の筐体3が遊技者に向かって迫出すように設けられた迫出し部3aに併設されている。
なお、図2では、スタートレバー11をスロットマシン1の前面の右側に配置した構成を例示しているが、左側に配置する構成であってもよい。本実施の形態のスロットマシン1は、このスタートレバー11の構成に特徴があり、以下、これについて詳細に説明する。
スタートレバー11は、レバーユニットの一構成部材である。レバーユニットは、スロットマシン1の筐体3における前記した迫出し部3aに取り付けられている。図1に、本実施の形態に係るレバーユニットの外観斜視図を示し、図3に、該レバーユニットの分解斜視図を示す。なお、図1、図3において、レバーユニット10の向きは、図2に示すスロットマシン1に搭載されたレバーユニット10(図2ではスタートレバー11のみ記載)と同じ向きである。
図1、図3に示すように、レバーユニット10は、スタートレバー11を備えるハンドルモジュール20をメインのモジュールとし、該ハンドルモジュール20に、ノックモジュール40、ロックモジュール50およびエンコーダ基板モジュール60の3つのサブモジュールが取り付けられている。
ハンドルモジュール20は、軸21を回転の中心として、スタートレバー11を、ホームポジションHPとエンドポジションEPとの間で双方向に移動自在に支持するものである。ノックモジュール(振動発生部)40は、スタートレバー11に振動・衝撃を与えるものであり、本発明に係る特徴的な構成を有している。なお、ノックモジュール40の構成については、ハンドルモジュール20の構成と共に詳述する。
ロックモジュール50は、スロットマシン1が、当該マシンを利用した遊技に関係があるときにのみ、操作できるようにロックするものである。エンコーダ基板モジュール60は、フォトマイクロセンサ(図示せず)を備えており、スタートレバー11の位置、つまりスタートレバー11がホームポジションHPにあるのかエンドポジションEPにあるのかを検出するものである。
図4に、レバーユニットにおけるハンドルモジュールの分解斜視図を示す。図4に示すように、ハンドルモジュール20は、スタートレバー11と、一対のフレーム23,25と、これらフレーム23,25間に固定された軸21と、軸21が挿通され、該軸21に対してスタートレバー11を回転自在に取り付ける取付部材27と、円弧状の外装カバー33と、ラチェット機構を構成する回転プレート(回転体)29および歯止め部材31とを備えている。
スタートレバー11は、遊技者が握る球状のグリップ12を有し、グリップ12から伸びるシャフト13の先端部が、外装カバー33に設けられた穴33aを介して取付部材27の嵌合部27aに嵌合され、ネジ止めされている。これにより、スタートレバー11は、外装カバー33と共に取付部材27に固定され、取付部材27と一体化される。
取付部材27は、嵌合部27aに取り付けられたスタートレバー11のシャフト13の軸方向と直角をなす方向に貫通する軸穴27bを有し、この軸穴27bに、軸21が挿通され、軸21に対して回転自在に構成されている。これにより、取付部材27に固定されたスタートレバー11および外装カバー33が、取付部材27を介して軸21に対して双方向に回転自在(双方向回転可能)となる。なお、本実施の形態では、軸21が一対のフレーム23,25に固定されており、軸21に対して取付部材27が回転する構成を例示しているが、取付部材27と軸21とが一体化されていて、軸21が一対のフレーム23,25に対して双方向に回転自在に構成されていてもよい。
フレーム23,25は、フレーム23あるいはフレーム25に立設された固定部24とネジ26とを用いて、所定の間隔を保持して接続されている。これらフレーム23,25は、相似の外縁形状を有しており、上部外縁には、軸21を中心とした円弧を描く摺動領域23a,25aが設けられている。また、摺動領域23a,25aの両側には、軸21を中心とした円弧の径方向に突出してなるストッパー部23b,25bが形成されている。
そして、図1を参照するとよくわかるように、スタートレバー11と一体化された外装カバー33は、内側に設けられたガイド部33b,33cが、スタートレバー11の移動に伴ってフレーム23,25の摺動領域23a,25aを摺動し、外装カバー33が、移動方向の両側に設けられたストッパー部23b,25bに突き当たることで、スタートレバー11の移動が阻止される。このような構成により、双方向に回転自在に設けられたスタートレバー11の移動範囲が、ホームポジションHPとエンドポジションEPとの間に規制されている。
また、これらフレーム23,25のうち、外側にノックモジュール40が取り付けられるフレーム23には、ノックモジュール40の後述するノッカ42をフレーム23の内側に覗かせるための開口23cが形成されている。また、外側にエンコーダ基板モジュール60が取り付けられるフレーム25には、エンコーダ基板モジュール60がスタートレバー11の位置の検出に用いる検出片27cをフレーム25の外側に覗かせるための開口25cが形成されている。
再び、取付部材27に戻り、取付部材27には、ラチェット機構を構成する回転プレート29が、フレーム23側において軸21を支点として同軸固定されており、取付部材27と一体化されている。回転プレート29の下部外縁には、傾斜した複数の歯29aが形成されている(図8参照)。ラチェット機構を構成する歯止め部材31は、もう一方のフレーム25の内側に取り付けられており、歯止め部材31の爪(図示せず)が回転プレート29に形成された歯と噛合する。
ラチェット機構は、公知技術であるため、ここでは図8を参照して簡単に説明する。スタートレバー11がホームポジションHPに位置する状態では、矢印Yにて示す順方向(スタートレバー11を引き下げる際の回転方向)の最下流にある歯29a’と歯止め部材31の爪が係合している。スタートレバー11がホームポジションHPから引き下げられるに従い、回転プレート29が矢印Yにて示す方向に回転し、歯止め部材31の爪が係合する歯29aが最上流にある歯29a”まで順次切り替っていく。そして、スタートレバー11がエンドポジションEPに達すると、爪に対する付勢が解除され、爪が歯29aと係合しなくなり、矢印Yにて示す方向とは逆方向(スタートレバー11を戻す際の回転方向)への回転プレート29の回転が可能になる。なお、スタートレバー11がホームポジションHPに戻ると、歯止め部材31の爪は最下流にある歯29a’に再び係合する。
このようなラチェット機構が設けられることで、スタートレバー11は、図1に示すホームポジションHPからエンドポジションEPまで、完全に引き下げられた場合にのみホームポジションHPへ復帰させることが可能となり、引き下げの途中の状態からの復帰は不可能となる。また、ラチェット機構が設けられることで、遊技者には、スタートレバー11を段階的に引き下げている感覚(回転プレート29に形成された歯29aに、歯止め部材31に設けられた爪が順次噛合していくことによる感覚)を得ることができる。本実施の形態では、ラチェット機構の回転プレートをスタートレバー11を振動させるための回転体として兼用して、部品点数の削減を図っている。
さらに、取付部材27には、図4に示すように、スタートレバー11と共に回転するポジション検出用の検出片27cが取り付けられている。検出片27cは、先端部が折り曲げられたL字型の部材であり、先端部が、フレーム25に設けられた円弧状の開口25cから外側に覗くように取り付けられている(図3参照)。フレーム25の外側には、上述したエンコーダ基板モジュール60が取り付けられており、エンコーダ基板モジュール60が、フォトマイクロセンサを用いて、検出片27cの先端部を読み取ることで、スタートレバー11の位置を検出する。
図5に、レバーユニットにおけるノックモジュールの分解斜視図を示す。図5に示すように、ノックモジュール40は、ソレノイド(駆動装置)41と、ソレノイド41によって揺動されるノッカ(ノック部材)42と、ソレノイド41とノッカ42を復帰させるためのコイルバネ43と、一対のケース部材45,46とを備えている。
ソレノイド41は、例えば、プッシュプル型ソレノイドであり、吸引時にプランジャー41aが突出してノッカ42の片翼を押圧するものである。ノッカ42は、中央に軸穴42aを有し、軸穴42aを挟むように一対の翼42b,42cを有している。このようなノッカ42は、ケース部材45の外側から軸47が軸穴42aに挿通されることで、ケース部材45内に揺動自在に取り付けられている。
プランジャー41aは、一方向に突出して向き合う方の翼42bを押圧し、これにより、ノッカ42は軸47を中心に旋回(回転)する。ソレノイド41は、プランジャー41aを突出させることで、ノッカ42に一方向の力を断続的に加えて、ノッカ42を旋回させる。一対の翼42b,42cのうち、プランジャー41aと以下、プランジャー41aと向き合う方の翼42bを力点翼と称し、もう一方の翼42cを作用翼と称する。
力点翼42bには、コイルバネ43の一端が固定される取付穴42dが形成されており、この取付穴42dに、コイルバネ43の一端が固定されている。なお、コイルバネ43の他端はケース部材45の内壁に当接している。
一対のケース部材45,46は、これらソレノイド41、ノッカ42およびコイルバネ43を収容するものである。ソレノイド41は、ネジ48,48にて、ケース部材45内部に固定される。なお、図中、参照符号44は、ソレノイド41に給電するためのハーネスである。
図3を参照するとよくわかるように、ノッカ42は、ケース部材45内部に収容された状態で、作用翼42cの先端部がケース部材45に設けられた窓45aより突出している。このような構造のノックモジュール40は、ハンドルモジュール20のフレーム23の外側に、作用翼42cの先端部をフレーム23に形成された開口23cからフレーム23の内側に入りこませた状態で取り付けられる。
図6に、レバーユニットにおける、スタートレバーがホームポジションにある場合のノッカと回転プレートとの位置関係を示す。スタートレバー11がホームポジションHPにあり、ソレノイド41が非吸引の場合、ノッカ42の作用翼42cの先端部は回転プレート29に接触することはないが、近接した位置にある。この状態で、ソレノイド41が吸引されてノッカ42が旋回すると、作用翼42cの先端部が回転プレート29に接触して回転プレート29を押圧することとなる。
図7は、レバーユニットにおけるノックモジュールの動作を示す説明図である。図7では、ノックモジュール40を真上から見ており、プランジャー41aとノッカ42との動きが分るようように、ケース部材45,46の一部を除いている。図7の(a)は、ソレノイド41が吸引されていないときの状態で、(b)は、ソレノイド41が吸引されているときの状態である。
ソレノイド41が非吸引のときは、(a)に示すように、プランジャー41aと力点翼42bは、コイルバネ43の付勢力によって押し戻されている。このとき、作用翼42cの先端部は、P1にて示す第1の位置にある。ソレノイド41が吸引されると、(b)に示すように、プランジャー41aが突出して力点翼42bを押圧してノッカ42が旋回し、作用翼42cが矢印Xにて示す方向に移動してその先端部は第2の位置P2となる。そして、ソレノイド41が再び吸引されなくなると、(a)に示すように、突出したプランジャー41aとこれに押圧された力点翼42bとは、再びコイルバネ43の復元力によって押し戻され、作用翼42cの先端部も第1の位置P1に戻る。このように、ソレノイド41の吸引と非吸引とが繰り返されることで、作用翼42cの先端部は、第1の位置P1と第2の位置P2との間を往復移動(回転方向に沿った振動)することとなる。
図8は、レバーユニットにおけるノックモジュールと回転プレートの動作関係を示す説明図である。図8では、フレーム23、回転プレート29および取付部材27を軸21の軸方向から見ている。ソレノイド41が吸引されると、図8に示すように、ノッカ42の作用翼42cが矢印Xにて示す方向に移動して回転プレート29を叩く。これにより、回転プレート29が矢印Yにて示す方向に僅かに移動して、回転プレート29と一体化されたスタートレバー11も同一方向へ僅かに移動する。この矢印Yにて示す方向が、スタートレバー11を引き下げる方向である。そして、回転プレート29が移動する僅かな量とは、ラチェット機構において、スタートレバー11がホームポジションHPに位置する状態で係合している歯29a’と爪とが外れることなく、かつエンコーダ基板モジュール60がスタートレバー11がホームポジションHPに位置していないと誤検出しない十分に小さな量である。
ソレノイド41が非吸引となると、ノッカ42の作用翼42cは、コイルバネ43の付勢力で矢印Xにて示す方向とは逆方向に戻され、これに伴い回転プレート29も矢印Yにて示す方向とは逆方向に移動して、回転プレート29と一体化されたスタートレバー11も戻す方向へ僅かに移動する移動する。ノッカ42は、ソレノイド41の吸引・非吸引を1サイクルとしてサイクル毎に回転プレート29を断続的に叩く。スタートレバー11は、回転プレート29が叩かれる毎に双方向回転の二方向に沿って断続的に往復移動し、振動する。
このように、本実施の形態のスロットマシン1が備えるレバーユニット10の構成では、スタートレバー11を回転方向に沿って振動させているので、ブラケット等のレバーを支持する部材を介してスタートレバーの回転方向に関係なくあらゆる方向に振動させる構成に比べて、遊技者に対して効率よく振動を伝えることができる。しかも、振動方向をスタートレバー11の回転方向とすることで、スタートレバー11を支持する部材を介して振動が機器の筐体3へ伝播されることは起こり難く、レバーユニット10をスロットマシンの筐体3に完全固定した状態でも遊技者に効率的に適切な振動・衝撃を付与することができる。
また、スタートレバー11に対し、その外部より振動を伝播しているので、スタートレバー11のシャフト13内を導光させる照光機能等のほかの構成と同時に採用することができる。
しかも、このような構成では、回転プレート29の叩き方に直に応じた振動を遊技者に伝播させることができる。例えば、回転プレート29を叩いた数に応じた振動を伝えることができる。また、回転プレート29を叩く速さに応じて、振動の速度を変化させることができる。また、叩く周期にリズムをつけることで、振動にリズムをつけることができる。また、ソレノイド41を吸引する電流を強くして、プランジャー41aを素早く突出させることで、回転プレート29を強く叩くことができ、強い振動、強い衝撃を遊技者に与えることができる。
このように、本実施の形態のスロットマシン1が備えるレバーユニット10の構成によれば、ソレノイド41の吸引の仕方、つまり、非吸引のサイクルのパターンや吸引速度、強度を変化させることで、振動・衝撃力を様々にコントロールして、遊技者に多様な演出を提供できる。
また、ソレノイド41の吸引の仕方だけでなく、ノッカ42の質量や回転半径や、回転プレート29の形状を変化させることでも、振動・衝撃力を様々にコントロールして、遊技者に多様な演出を提供できる。例えば、本実施の形態のスロットマシン1が備えるレバーユニット10においては、回転プレート29に穴29aを開けて軽量化を図るなどの工夫が施されている。また、外縁におけるノッカ42が叩く部分29cを平坦な形状として、ノッカ42からの力が伝わりや易いようにしている。また、回転プレート29における軸21から遠い位置を叩くことで、軸21に近い位置を叩く場合よりも小さな力で振動を生み出すようにしている。
図9に、スロットマシンにおけるスタートレバーを振動させて演出を行う制御系のブロック図を示す。演出部71は、書き換え可能な記憶部であって、記憶された演出内容に従い、演出コマンドをコントローラ70に送信する。コントローラ70は、演出部71から送信された演出コマンドに応じて、レバーユニット10におけるノックモジュール40のソレノイド41を駆動する。
なお、本実施の形態では、ノックモジュール40において、ソレノイド41としてプッシュプル型ソレノイドを用いたが、ロータリ型ソレノイドやエアシリンダなどの一方向に動作するアクチュエータ、あるいは、回転を断続的に制御できるステッピングモータなどを使用することもできる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、スロットマシンのような軸に対して双方向に回転自在に設けられたレバーを備えた遊技機等に利用することができる。
1 スロットマシン(遊技機)
3 筐体
5 リール部
7 スイッチ部
10 レバーユニット
11 スタートレバー(レバー)
13 シャフト
20 ハンドルモジュール
21 軸
23,25 フレーム
27 取付部材
29 回転プレート(回転体,ラチェット機構)
31 部材(ラチェット機構)
33 外装カバー
40 ノックモジュール(振動発生部)
41 ソレノイド(駆動装置,アクチュエータ)
41a プランジャー
42 ノッカ(ノック部材)
42b 力点翼
42c 作用翼
43 コイルバネ
45,46 ケース部材
50 ロックモジュール
60 エンコーダ基板モジュール
71 演出部
EP エンドポジション
HP ホームポジション

Claims (4)

  1. 軸に対して双方向回転可能に設けられたレバーを有するレバーユニットを備えた遊技機であって、
    前記レバーユニットが、
    前記レバーと、
    前記軸に対して前記レバーと一体に双方向回転する回転体と、
    前記回転体に対し、該回転体を双方向回転の回転方向である二方向のうちの一方向に動かす力を断続的に加えて、前記回転体を前記二方向に沿って振動させる振動発生部と、
    前記レバーの回転を規制するラチェット機構を備え
    前記回転体として、前記ラチェット機構を構成する一部材であって、前記レバーと一体に前記軸に対して双方向回転する回転プレートが兼用されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記振動発生部は、
    揺動自在に設けられ、旋回して前記回転体を叩くノック部材と、
    前記ノック部材に一方向の力を断続的に加えることで前記ノック部材を旋回させる駆動装置とを備えることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記駆動装置が、アクチュエータ或いはステッピングモータであることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  4. 前記振動発生部に演出に応じた演出コマンドを出力する演出部を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の遊技機。
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