JP3700383B2 - ハイブリッド車両の冷却装置 - Google Patents

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    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
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    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハイブリッド車両の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】
原動機としてエンジン(燃焼機関)と電動モータとを併用し、いずれか一方または双方の駆動力により走行するようにしたハイブリッド車両が知られている(例えば、山海堂出版発行「自動車工学」VOL.46 No.7 1997年6月号 39〜52頁参照)。
【0003】
ハイブリッド車両では、電動モータおよびこれに電力を供給するバッテリ等の電源装置からの発熱に対応するために、エンジン冷却用に加えて前記強電系のための冷却装置が設けられている。
【0004】
しかしながら、従来の冷却装置ではラジエータファンを水温や車速に応じた固定的な特性で駆動制御していたので原動機側の冷却要求に対して応答が遅れて冷却能力に過不足が生じる場合がある。特に電源装置等からなる強電系が過熱した場合にはその出力が抑制されることになるので十分な走行性能が得られず、これを確実に回避しようとすると冷却系の容量が過大になってしまうという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、車両の運転状態から原動機の負荷を予測してラジエータファンを制御することにより、特にハイブリッド車両の強電系を過不足なく冷却できるようにした冷却装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明は、原動機としてエンジンと電動モータとを備え、あらかじめ定められた運転条件に応じていずれか一方または双方の駆動力により走行するように構成されたハイブリッド車両において、原動機の冷却装置として電動モータまたは該モータの電源装置の少なくとも一方との間に冷却水が循環するラジエータと、前記ラジエータに冷却風を供給する電動ファンとを設けると共に、電動モータまたは電源装置の出力を検出する手段と、車両またはエンジンの運転状態を検出する手段と、前記検出出力に基づいて出力が大であるほど冷却風量が増大するように、かつ停車状態または後退走行状態の何れかの条件が成立したときは、エンジン作動の有無に応じて、エンジン作動時には非作動時に比較して同一冷却水温度での冷却風量が増大するように前記電動ファンを駆動するファン駆動手段と、前記検出運転状態に基づいて原動機の負荷を予測し、該予測結果に基づき予測負荷が増大するほど冷却風量が増大する方向に前記冷却風量を補正する補正手段とを備えたものとする。
【0007】
(2)請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、ファン駆動装置に、電動モータまたは電源装置の冷却水温度に応じて冷却風量を割り付けたテーブルを備え、該テーブルに基づいて、前記停車状態または後退走行状態の電動ファンの風量を制御するものとした
【0008】
(3)請求項3の発明は、上記請求項1の発明において、電源装置のバッテリ容量が小であるほど予測負荷が増大するように設定されているものとする。
【0009】
(4)請求項4の発明は、上記請求項1の発明において、電源装置の温度があらかじめ定められた上限値よりも高いとき、またはあらかじめ定められた下限値よりも低いときの何れかの条件が成立したときには予測負荷が増大するように設定されているものとする。
【0010】
(5)請求項5の発明は、上記請求項1の発明において、アクセルペダルの操作頻度が大であるほど予測負荷が増大するように設定されているものとする。
【0011】
(6)請求項6の発明は、上記請求項1の発明において、車両の減速状態または自動変速機のクリープ走行状態の何れかの条件が成立したときには予測負荷が減少するように設定されているものとする。
【0012】
(7)請求項7の発明は、上記請求項1の発明において、エンジン冷却水温が高いときほど予測負荷が増大するように設定されているものとする。
【0013】
(8)請求項8の発明は、上記請求項1の発明において、外気温度が低いときほど予測負荷が減少するように設定されているものとする。
【0014】
(9)請求項9の発明は、上記請求項2の発明において、あらかじめ定められた複数の冷却水温度域に対応して冷却風量が段階的に制御されるように構成されているものとする。
【0015】
(10)請求項10の発明は、上記請求項2の発明において、冷却水温度に対して冷却風量が無段階的に制御されるように構成されているものとする。
【0016】
【作用・効果】
上記各発明によれば、電動モータまたは電源装置の冷却すなわち電動ファンの風量はこれら強電系の出力が増大するほど増大するように設定されているため強電系の負荷増大に対して確実に冷却を行って過熱による出力低下を回避することができる。加えて、運転状態によって予測される負荷の状態に応じて、負荷が増大すると予測される運転状態では事前に冷却風量が増大する方向に、負荷が減少すると予測される運転状態では同じく減少する方向に補正がなされる。したがって運転状態の変化に対して過不足のない冷却を行うことができ、前記出力低下を的確に回避できるだけでなく、無駄に電動ファンが作動して騒音源となったりする不具合をも解消することができる。
また、本発明では停車状態または後退走行状態の何れかの条件が成立したときは、エンジン作動の有無に応じて、エンジン作動時には非作動時に比較して同一冷却水温度での冷却風量が増大するように前記電動ファンを駆動するようにしたので、ハイブリッド車両において冷却条件が悪化する停車または後退時においても的確に冷却を行うことができる。即ち、車速がゼロの停車状態で特にブレーキがかけられているとき、または変速機がリバースレンジやニュートラルレンジのときには、直後に電動モータやエンジンによる駆動負荷が加わることが予想されることに加えて、停車状態や後退走行時には走行風が期待できず、エンジン周辺からの熱気の吹き返し等もあって前進時に比較してラジエータ周辺の雰囲気温度が上昇しやすい。これに対して本発明によれば前記電動ファン制御に基づき、停車状態からのモータ駆動時や後退走行時の強電系の冷却要求に対応して応答よく冷却機能を発揮させることができる
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
まず図1〜図5に本願発明が適用可能な車両の構成例を示す。これらはいずれも走行条件に応じてエンジンまたは電動モータの何れか一方または双方の動力を用いて走行するハイブリッド車両である。
【0019】
図1において、太い実線は機械力の伝達経路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパワートレインは、モータ1、エンジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7および駆動輪8から構成される。モータ1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結されており、また、クラッチ3の出力軸、モータ4の出力軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されている。
【0020】
クラッチ3締結時はエンジン2とモータ4が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモータ4のみが車両の推進源となる。エンジン2またはモータ4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑がなされる。油圧装置9のオイルポンプ(図示せず)はモータ10により駆動される。
【0021】
モータ1,4,10は三相同期電動機または三相誘導電動機などの交流機であり、モータ1は主としてエンジン始動と発電に用いられ、モータ4は主として車両の推進(力行)と制動に用いられる。また、モータ10は油圧装置9のオイルボンブ駆動用である。なお、モータ1,4,10には交流機に限らず直流電動機を用いることもできる。また、クラッチ3締結時に、モータ1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ4をエンジン始動や発電に用いることもできる。
【0022】
クラッチ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節することができる。なお、このクラッチ3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチを用いることもできる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式などの無段変速機であり、変速比を無段階に調節することができる。
【0023】
モータ1,4,10はそれぞれ、インバータ11,12,13により駆動される。なお、モータ1,4,10に直流電動機を用いる場合には、インバータの代わりにDC/DCコンバータを用いる。インバータ11〜13は共通のDCリンク14を介してメインバッテリ15に接続されており、メインバッテリ15の直流充電電力を交流電力に変換してモータ1,4,10へ供給するとともに、モータ1,4の交流発電電力を直流電力に変換してメインバッテリ15を充電する。なお、インバータ11〜13は互いにDCリンク14を介して接続されているので、回生運転中のモータにより発電された電力をメインバッテリ15を介さずに直接、力行運転中のモータへ供給することができる。メインバッテリ15には、リチウム・イオン電池、ニッケル・水素電池、鉛電池などの各種電池や、電機二重層キャパシターいわゆるパワーキャパシターを用いることができる。
【0024】
コントローラ16は、マイクロコンピュータとその周辺部品や各種アクチュエータなどを備え、エンジン2の回転速度や出力トルク、クラッチ3の伝達トルク、モータ1,4,10の回転速度や出力トルク、無段変速機5の変速比なとを制御する。
【0025】
コントローラ16には、図2に示すように、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、アクセルセンサ22、ブレーキスイッチ23、車速センサ24、バッテリ温度センサ25、バッテリSOC検出装置26、エンジン回転センサ27、スロットル開度センサ28が接続される。キースイッチ20は、車両のキーが0N位置またはSTART位置に設定されると閉路する(以下、スイッチの閉路をオンまたは0N、閉路をオフまたはOFFと呼ぷ)。セレクトレバースイッチ21は、パーキングP、ニュートラルN、リバースRおよびドライブDの何れかのレンジに切り換えるセレクタレバー(図示せず)の設定位置に応じて、P,N,R,Dのいずれかのスイッチがオンする。
【0026】
アクセルセンサ22はアクセルペダルの踏み込み量θを検出し、ブレーキスイッチ23はブレーキペダルの踏み込み状態(この時、スイッチオン)を検出する。車速センサ24は車両の走行速度Vを検出し、バッテリ温度センサ25はメインバッテリ15の温度Tbを検出する。また、バッテリSOC検出装置26はメインバッテリ15の充電状態(以下、SOC(State Of Charge)と呼ぷ)を検出する。さらに、エンジン回転センサ27はエンジン2の回転速度Neを検出し、スロットル開度センサ28はエンジン2のスロットルバルブ開度θthを検出する。
【0027】
コントローラ16にはまた、エンジン2の燃料噴射装置30、点火装置31、バルブタイミング調節装置32などが接続される。コントローラ16は、燃料噴射装置30を制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃料噴射量を調節するとともに、点火装置31を制御してエンジン2の点火を行う。また、コントローラ16はバルブタイミング調節装置32を制御してエンジン2の吸気バルブの閉時期を調節する。なお、コントローラ16には低圧の補助バッテリ33から電源が供給される。
【0028】
図3または図4はパワートレインの配置例を示す図である。クラッチ3の入力側のモータ1とエンジン2の配置は、図3に示すようにモータ1をエンジン2の上流に配置してもよいし、図4に示すようにモータ1をエンジン2の下流に配置してもよい。図3に示す配置例では、エンジン2の出力軸をクラッチ3の入力軸と直結して1軸で構成するとともに、エンジン2の出力軸をモータ1の出力軸とベルトや歯車により連結する。また、図4に示す配置例では、エンジン2の出力軸をモータ1のローターを貫通してクラッチ3の入力軸と直結し、クラッチ3の入力側を1軸で構成する。
【0029】
一方、クラッチ3の出力側のモータ4と無段変速機5の配置は、図3に示すようにモータ4を無段変速機5の上流に配置してもよいし、図4に示すようにモータ4を無段変速機5の下流に配置してもよい。図3に示す配置例では、クラッチ3の出力軸をモータ4のローターを貫通して無段変速機5の人力軸と直結し、クラッチ3の出力側を1軸で構成する。また、図4に示す配置例では、クラッチ3の出力軸を無段変速機5の入力軸を貫通してモータ4の出力軸と直結し、クラッチ3の出力側を1軸で構成する。いずれの場合でもモータ4を無段変速機5の入力軸に連結する。
【0030】
パワートレインの配置は図3および図4に示す配置例に限定されず、クラッチ3の入力軸にエンジン2とモータ1を連結するとともに、クラッチ3の出力軸にモータ4と無段変速機5の入力軸を連結し、無段変速機5の出力軸から減速装置6および差動装置7を介して駆動輪8に動力を伝える推進機構であれば、各機器がどのような配置でもよい。
【0031】
図5は、無段変速機にトロイダルCVTを用いたパワートレインの配置例を示す。無段変速機5にトロイダルCVTを用いた場合でも、モータ4とトロイダルCVT5のどちらをクラッチ3側に配置してもよい。
【0032】
次に上述のようなハイブリッド車に適用される冷却系統の構成例を図6および図7に示す。図6に示した冷却系統は、エンジン2を冷却するエンジン系、モータ1および4を冷却するモータ系、パワーヘッド40を冷却する制御系の3つの水冷式冷却装置と、無段変速機5に供給する油を冷却する1つの油冷装置とからなっている。パワーヘッド40はモータ1,4の出力制御のために上述したインバータないしはパワートランジスタなどを内蔵したユニットである。
【0033】
エンジン系冷却装置は、エンジン2に対して車両の空気取入口側に面して設けられたラジエータ41と、ラジエータ41とエンジン2のウオータジャケットとの間に冷却水を循環させるウオータポンプ42を備える。モータ系冷却装置は、前記エンジン系ラジエータ41の図で前面右側に配置されたラジエータ43と、ラジエータ43と各モータ1,4のウオータジャケットとの間に冷却水を循環させるウオータポンプ44を備える。制御系冷却装置は、同じくエンジン系ラジエータ41の前面左側に配置されたラジエータ45と、ラジエータ45とパワーヘッド40のウオータジャケットとの間に冷却水を循環させるウオータポンプ46を備える。変速機の油冷装置は、エンジン系ラジエータ41に隣接して設けられたオイルクーラ(図示せず)と、オイルクーラと無段変速機5の油圧系統との間に作動油を循環させるオイルポンプ47を備える。なお48はエアコン用のコンデンサである。
【0034】
エンジン系ラジエータ41の背後には上述した各冷却系に共通の電動ファン49が配置されると共に、その冷却風が通過する下流域に、無段変速機5へと油圧を供給するための油圧ポンプなどからなる油圧装置9(図1参照)を駆動する油圧発生用モータ10が配置される。油圧発生用モータ10は空冷であり、電動ファン49からの冷却風により放熱する。
【0035】
図7に示した冷却系統は、エンジン冷却用のラジエータ41と、パワーヘッド40およびモータ1,4(これらを以下「強電系」という。)を冷却するこれらに共通のラジエータ51とを別個に設け、それぞれに冷却水を循環させるウオータポンプ42,52と電動ファン49,53とを備え、エンジン2と強電系とを互いに独立して冷却するように構成している点で図6のものとは異なる。
【0036】
上記電動ファン49または53はコントローラ16からの指令に基づき、後述するように段階的または連続的に冷却風量が変化するように駆動制御される。コントローラ16は本発明のファン駆動手段および補正手段の機能を発揮するもので、このコントローラ16には運転条件パラメータとして、図示しない各種センサまたはスイッチを介して、無段変速機5のセレクタレバー位置、アクセルペダル位置、パワーヘッド40の出力トランジスタ部の温度、モータ1,4の各々のコイル温度、エンジン2の冷却水温度、強電系の冷却水温度、外気温度、車速、キースイッチ位置、ブレーキ作動状態などが入力する。
【0037】
具体的な冷却風量の制御としては、電動ファン49または53は、エンジン系、モータ系、制御系または強電系の各条件に応じて、表1〜表3に示したテーブルに基づき、High(高出力)、Low(低出力)、OFF(停止)の3段階の出力ないし冷却風量に制御される。各系統の要求に対しては図6の構成ではOR動作であり、すなわち何れかのテーブルでHighまたはLow条件が該当すれば他のテーブルでOFFであっても電動ファン49が駆動される。むろんHighはLowよりも優先される。また、図7の構成ではエンジン系については表1に示したテーブルに従って独立して制御される一方、強電系については表2、表3のテーブル間でのOR動作となる。
【0038】
【表1】
Figure 0003700383
【0039】
【表2】
Figure 0003700383
【0040】
【表3】
Figure 0003700383
【0041】
図6または図7の構成下でのエンジン系の要求に対応する電動ファン49の作動条件は、表1に示したように5段階のエンジン冷却水温域と3段階の車速域に割り付けられており、さらに低車速域(20km/h未満)と中車速域(20km/h超、80km/h未満)についてはエアコンスイッチの状態つまりエアコンの作動の有無に応じて設定されている。図6のモータ系の要求に対応する電動ファン49の作動条件は、表2に示したようにモータ1または4の3段階のコイル温度域とエンジン始動の有無に対して割り付けられている。同じく制御系の要求に対応する電動ファン49の作動条件は、表3に示したようにパワーヘッド40の3段階のトランジスタ温度域とエンジン始動の有無に対して割り付けられている。図7の強電系についても前記表2と表3が適用される。
【0042】
[基本的な冷却制御]
上記に加えて、以下に述べるように本願発明の特徴をなす強電系出力に応じた制御がなされる。すなわち図8に示したように電動ファン49(図6参照。図7では53、以下同様。)の駆動開始水温を電動モータ1またはパワーヘッド40の出力に応じて、該出力が増大するほど低水温で駆動が開始されるように設定されている。
【0043】
これにより、強電系の負荷増大に対応して冷却風が供給されるので、強電系の過熱および過熱に原因する出力低下を回避することが可能となる。
【0044】
さらに、このような強電系出力に基づく冷却制御に加えて、以下に説明するように各種の運転条件に応じて電動ファンの作動開始条件を補正することにより、より広範な運転条件に対応して応答よく効率的な冷却が行われる。
【0045】
[停車、後退走行時等の冷却制御]
車速がゼロの停車状態で特にブレーキがかけられているとき、または変速機がリバースレンジやニュートラルレンジのときには、直後に電動モータ1やエンジン2による駆動負荷が加わることが予想される。また、停車状態や後退走行時には走行風が期待できず、エンジン周辺からの熱気の吹き返し等もあって前進時に比較してラジエータ周辺の雰囲気温度が上昇しやすい。このような条件が検出されたときには表4に示したようなテーブルに基づいた電動ファンの制御が行われる。
【0046】
【表4】
Figure 0003700383
【0047】
このテーブルは、強電系の3段階の冷却水温度域とエンジン作動(またはエアコン作動、以下同様。)の有無に応じて割り付けられている。詳細には、冷却水温度については、Low動作の下限値温度TL未満の領域、TL以上かつHigh動作の下限値温度TH未満の領域、 TH以上の領域である。この冷却制御では、冷却水温度が上昇するほど電動ファン49の出力を高めて冷却風量を増大させることにより強電系の温度が許容値を超えないようにすることに加えて、エンジン作動の有無に応じた作動条件を設定することで最適化を図っている。すなわち、エンジン作動状態ではラジエータ雰囲気温度の上昇等により冷却条件が悪化することから、事前に比較的低温から電動ファン49が作動する特性を付与しておくことにより、停車状態からのモータ駆動時や後退走行時の強電系の冷却要求に対応して応答よく冷却機能を発揮させることが可能となる。
【0048】
図9はこのような冷却制御の動作例を示した流れ図である。これを説明すると、この制御ではまずS1〜S2にて上述した車速、アクセル開度など運転状態を表す種々のパラメータを検出し、この検出結果に基づいて表4のしきい値TL、THをあらかじめ定められた所定量だけ増減補正する。
【0049】
次にS3以下にて上述した表4に示した内容のエンジン作動またはエアコン作動の有無に応じた冷却水温度域の判定を行い、それぞれの判定結果に応じて電動ファン49の出力を決定する。すなわち、電動ファン49を、出力=Highであれば高出力で駆動し、出力=Lowであれば低出力で駆動し、出力=OFFであれば停止させる。なお、出力がHighまたはLowの場合は電動ファンを駆動する前に電動ファン49の駆動が可能な状態であるか否かをバッテリ放電量等から判定し、駆動不可のときにはモータ1,4の出力を制限する(S8,9,12)。これはバッテリ放電量が過大である等の支障があったときのフェイルセイフ動作である。
【0050】
このようなしきい値の補正制御を行うことにより、強電系の負荷が増大する条件または増大すると予想される条件下ではあらかじめしきい値を下げて電動ファン49の作動量が増えるように図り、その反対に負荷が減少する条件または減少すると予想される条件下ではあらかじめしきい値を上げて電動ファン49の作動量を減らすように図るのである。
【0051】
以下に補正の種類に応じたさらにいくつかの冷却制御の実施の形態につき説明する。
【0052】
[バッテリ容量に応じた冷却制御]
電源装置のバッテリ容量が小さいときには充電のためにエンジン2が作動してモータ1が駆動される可能性が高いので、負荷増大と予測してTL、THがそれぞれ所定量だけ低温側に補正される。
【0053】
これにより電動ファン49が比較的低温状態で駆動されることになるので充電時のエンジン2やモータ1の発熱に対応可能となる。
【0054】
[電源装置の温度条件に応じて冷却制御]
電源装置の温度があらかじめ定められた上限値よりも高いとき、またはあらかじめ定められた下限値よりも低いときの何れかの条件のときには十分な電源出力が得られないためエンジン2が作動し、さらにモータ1が駆動される可能性が高いので、これらの負荷増大条件を予測してTL、THがそれぞれ所定量だけ低温側に補正される。
【0055】
これにより電動ファン49が比較的低温から作動して負荷増大に応答よく対応可能となる。
【0056】
[アクセル開度に応じた冷却制御]
アクセルペダルがオン・オフされる操作頻度または踏込量があらかじめ定められた基準値よりも大きいときには、山岳路走行や急激な加速操作などにより原動機側の負荷が増大すると予測され、このときTL、THはそれぞれ所定量だけ低温側に補正される。
【0057】
これにより電動ファン49は比較的低温から風量を増大させるので、負荷増大に対して効率的な冷却が可能となる。特に、このような運転条件はエンジン2の動作領域となることが多いので、エンジン発生熱の影響をも考慮して冷却性能を強化しておくことが有効である。
【0058】
[減速時等の冷却制御]
車両の減速状態または自動変速機のクリープ走行状態の何れかの条件が成立したときには原動機側の低負荷状態が継続すると予測されるので、このときTL、THはそれぞれ所定量だけ高温側に補正される。
【0059】
これにより無駄な電動ファン49の駆動を回避して過度の冷却を防止しつつ騒音を低減することができる。
【0060】
[エンジン冷却水温に応じた冷却制御]
エンジン冷却水温が高いときにはラジエータ周辺の雰囲気温度が高くなって電動ファン49による冷却効率が低下するので、このときはTL、THはそれぞれ所定量だけ低温側に補正される。
【0061】
これによりファン冷却の効率低下を補償して必要な冷却が可能となる。また、このような運転条件はエンジン動作領域またはエンジン停止直後で熱的条件が悪化するときでもあるので、冷却性能を強化することが有効である。
【0062】
[外気温度に応じた冷却制御]
外気温度が低いときにはラジエータ下流の冷却風温度が低下して電動ファン49による冷却効率が高くなるので、このときはTL、THはそれぞれ所定量だけ高温側に補正される。
【0063】
これにより必要な冷却性能を確保しつつ電動ファン49が作動する機会を減らし、低温時のバッテリあがりのおそれを少なくすることができる。
【0064】
[電動ファンの継続駆動制御等]
以上の各制御において、電動ファン49が頻繁にオン・オフを繰り返すのは騒音の点から好ましくないので、いったん作動を開始したらファン停止温度になったのちも少なくともLow出力での作動を一定時間継続するように図るのが望ましい。
【0065】
また、上記は電動ファン49の出力つまり風量を段階的に制御する例であるが、これに限られず、デューティ(パルス幅)制御等により無段階的に制御するようにしてもよい。この場合、冷却水温度およびエンジン作動の有無毎にファン出力を割り付けたマップを作成し、上記各種運転条件に応じた補正は前記マップ値を個々に補正するかもしくはしきい値全体をファン作動温度の増大方向または減少方向にシフトさせるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】〜
【図5】本発明が適用可能なハイブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
【図6】本発明による冷却装置の一実施形態の概略構成図。
【図7】同じく他の実施形態の概略構成図。
【図8】上記実施形態の制御における強電系出力と電動ファン駆動域との関係を示す特性線図。
【図9】上記実施形態による冷却制御の内容を示す流れ図。
【符号の説明】
1,4 モータ
2 エンジン
3 クラッチ
5 無段変速機
9 油圧装置
10 油圧発生用モータ
15 バッテリ
16 コントローラ
20 キースイッチ
21 セレクタレバースイッチ
22 アクセルペダルスイッチ
23 ブレーキスイッチ
24 車速センサ
25 温度センサ
26 バッテリSOC検出装置
27 エンジン回転数センサ
28 スロットル開度センサ
40 パワーヘッド(電源装置)
41 エンジン系ラジエータ
43 モータ系ラジエータ
45 制御系ラジエータ
49 電動ファン
51 強電系ラジエータ
53 電動ファン

Claims (10)

  1. 原動機としてエンジンと電動モータとを備え、あらかじめ定められた運転条件に応じていずれか一方または双方の駆動力により走行するように構成されたハイブリッド車両において、
    原動機の冷却装置として電動モータまたは該モータの電源装置の少なくとも一方との間に冷却水が循環するラジエータと、前記ラジエータに冷却風を供給する電動ファンとを設けると共に、
    電動モータまたは電源装置の出力を検出する手段と、
    車両またはエンジンの運転状態を検出する手段と、
    前記検出出力に基づいて出力が大であるほど冷却風量が増大するように、かつ停車状態または後退走行状態の何れかの条件が成立したときは、エンジン作動の有無に応じて、エンジン作動時には非作動時に比較して同一冷却水温度での冷却風量が増大するように前記電動ファンを駆動するファン駆動手段と、
    前記検出運転状態に基づいて原動機の負荷を予測し、該予測結果に基づき予測負荷が増大するほど冷却風量が増大する方向に前記冷却風量を補正する補正手段
    とを備えたことを特徴とするハイブリッド車両の冷却装置。
  2. ファン駆動装置は、電動モータまたは電源装置の冷却水温度に応じて冷却風量を割り付けたテーブルを備え、該テーブルに基づいて、前記停車状態または後退走行状態の電動ファンの風量を制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  3. 電源装置のバッテリ容量が小であるほど予測負荷が増大するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  4. 電源装置の温度があらかじめ定められた上限値よりも高いとき、またはあらかじめ定められた下限値よりも低いときの何れかの条件が成立したときには予測負荷が増大するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  5. アクセルペダルの操作頻度が大であるほど予測負荷が増大するように設定されていることを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  6. 車両の減速状態または自動変速機のクリープ走行状態の何れかの条件が成立したときには予測負荷が減少するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  7. エンジン冷却水温が高いときほど予測負荷が増大するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  8. 外気温度が低いときほど予測負荷が減少するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  9. あらかじめ定められた複数の冷却水温度域に対応して冷却風量が段階的に制御されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  10. 冷却水温度に対して冷却風量が無段階的に制御されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
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