JP3680794B2 - パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置 - Google Patents

パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3680794B2
JP3680794B2 JP2001513830A JP2001513830A JP3680794B2 JP 3680794 B2 JP3680794 B2 JP 3680794B2 JP 2001513830 A JP2001513830 A JP 2001513830A JP 2001513830 A JP2001513830 A JP 2001513830A JP 3680794 B2 JP3680794 B2 JP 3680794B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power amplifier
isolator
multilayer substrate
dielectric multilayer
built
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001513830A
Other languages
English (en)
Inventor
良一 近藤
孝秀 倉橋
信也 中井
一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3680794B2 publication Critical patent/JP3680794B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/60Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
    • H03F3/601Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators using FET's, e.g. GaAs FET's
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • H01P1/383Junction circulators, e.g. Y-circulators
    • H01P1/387Strip line circulators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/56Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/24Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers of transmitter output stages
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/372Noise reduction and elimination in amplifier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

技術分野
本発明は、携帯電話機や移動通信端末機器の送信部等に使用される、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子を内蔵したアイソレータ装置に関する。
背景技術
近年、携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器における小型化及び軽量化競争はますます激しくなってきており、これに伴って、このような通信機器を構成する各部品のさらなる小型化、軽量化及び薄型化、部品点数の削減化、並びに低消費電力への要求がますます高まっている。
携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器においては、一般に、送信部における高周波パワーアンプ回路の出力側に非可逆方向性素子であるアイソレータ素子を接続することが行われる。これは、アンテナの状態変動により反射された高周波電力が高周波パワーアンプ回路には到達しないようにこのアイソレータ素子で阻止し、高周波パワーアンプ回路の劣化や不要出力の増大を防ぐためである。
従来の高周波パワーアンプ回路は、モジュールとして誘電体基板上に形成され、シールドのための金属ケース内に収納されている。一方、アイソレータ素子は、その構造上、磁性体材料を高透磁率金属で囲む必要があり、通常の絶縁体基板上に形成する電子回路とは材料及び構造が異なるので、独立した部品として製造されている。即ち、従来のアイソレータ素子は、高周波パワーアンプ回路とは別個の金属ケース内に収納されている。
このように、高周波パワーアンプ回路とアイソレータ素子とは機能上深く結びついているにもかかわらず、携帯電話又は移動通信端末機器内に実装されるまでそれぞれ別個の部品として扱われている。即ち、独立した部品として高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子を用意し、これらを誘電体多層基板からなるマザーボード上にはんだ付けして実装することが従来より行われている。
このように、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子は、各々が独立した部品として扱われていることから小型化が難しく、これらをマザーボード上に実装すると、マザーボードの厚みとアイソレータ素子の厚みとが加算され、高さがより増大して高周波出力段全体の小型化及び薄型化が図れないという問題が生じる。
また、アイソレータ素子の入出力インピーダンスは、その全ポートとも標準の伝送線インピーダンスである50Ωで製造されており、高周波パワーアンプ回路の出力インピーダンスは30Ω以下であることから、高周波パワーアンプ回路とアイソレータ素子と接続するためには、インピーダンス整合回路を設ける必要がある。このため、マザーボード上にL及びC等のチップ部品を搭載するか、又はマザーボードの表面の銅箔パターンによりLを形成する必要があり、このような構成のインピーダンス整合回路も高周波出力段の小型化及び薄型化を阻む要素となっている。
さらに、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子等の部品を個別に入手し、かつそれらの連結のためのインピーダンス整合回路を個別に設計する必要があるため、携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計が煩雑であり、個々の部品のばらつきも影響することから、その通信機器の全体的性能を維持することが保証できない恐れがある。
発明の開示
従って本発明の目的は、高周波出力段の大幅な小型化及び薄型化を図ることができるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計が容易であり、通信機器全体の性能ばらつきを最小に抑えることができるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を提供することにある。
本発明によれば、単一の誘電体多層基板と、高周波パワーアンプ回路と、アイソレータ素子と、上述した誘電体多層基板に設けられた回路素子とを備えており、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子は、上述の回路素子を介して互いに接続されておりかつ上述した単一の誘電体多層基板に一体的に装着されているパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置が提供される。
高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子は、単一の誘電体多層基板に設けられた回路素子を介して互いに接続されておりかつこの単一の誘電体多層基板に一体的に装着されている。高周波出力段が単一の誘電体多層基板に一体化されるので、その高周波出力段の大幅な小型化及び薄型化を図ることができる。さらに、一体化により部品点数の削減化を図ることができる。
このように本発明のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を用いることにより、(1)高周波出力段全体の実装面積を削減できる、(2)携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計者が高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子等の部品を個別に入手し、かつそれらの連結のための整合回路を個別に設計する必要がなくなるので、通信機器の設計労力の軽減化を図ることができる、(3)通信機器全体の性能ばらつきを最小に抑えることができる、という効果を得ることができる。
上述の回路素子の少なくとも一部が、誘電体多層基板内に内蔵されていることが好ましい。また、回路素子のうち、少なくともアイソレータ素子の容量部が、誘電体多層基板内に内蔵されていることも好ましい。
上述の回路素子の少なくとも一部が、誘電体多層基板上に搭載されていることも好ましい。
高周波パワーアンプ回路の出力インピーダンスとアイソレータ素子の入力インピーダンスとを整合するための整合回路が、誘電体多層基板内に内蔵されているか、又は誘電体多層基板上に搭載されていることが好ましい。
アイソレータ素子の主要部(具体的には、磁気回転子及び中心導体)が、誘電体多層基板の一部が除去されてなる装着部に一体的に挿設されていることも好ましい。この装着部が、誘電体多層基板の切り欠き部又は貫通穴であることがより好ましい。切り欠き部又は貫通穴のような装着部にアイソレータ素子の主要部が一体的に挿設されているので、全体の高さを増大させることなく高周波パワーアンプ回路とアイソレータ素子とを一体化でき、薄型化を図ることができる。
アイソレータ素子がインピーダンス整合回路を介して高周波パワーアンプ回路に電気的に接続された第1のポートを有しており、この第1ポートのインピーダンスが、標準の伝送線インピーダンスであることも好ましい。
アイソレータ素子が高周波パワーアンプ回路に電気的に接続された第1のポートを有しており、この第1のポートが高周波パワーアンプ回路の出力インピーダンスにほぼ整合する入力インピーダンスを有していることも好ましい。この場合、アイソレータ素子の第1のポートがインピーダンス整合回路を介して高周波パワーアンプ回路に電気的に接続されていることも好ましい。このように、アイソレータ素子の高周波パワーアンプ回路に接続されるポートのインピーダンスがその高周波パワーアンプ回路の出力インピーダンスに近接したインピーダンスに調整されているので、インピーダンス整合回路が簡単化されてよりいっそうの小型化が図れる。
アイソレータ素子が、第1のポートと異なるインピーダンスを有する第2のポートを有していることが好ましい。この場合、第1のポートのインピーダンスが第2のポートのインピーダンスより低いことがより好ましい。
第2のポートのインピーダンスが、標準の伝送線インピーダンスであるかもしれない。
磁気回転子が、磁性体ブロックと、磁性体ブロック内に形成された3回対称性を有する中心導体とを備えており、第1のポートに接続される中心導体の幅が、他のポートに接続される中心導体の幅と異なることも好ましい。
アイソレータ素子が磁気回転子を有しており、この磁気回転子の上面が誘電体多層基板の上面とほぼ同一平面内にあり、磁気回転子の第1及び第2のポートの端子電極が共に磁気回転子の上面から引き出されていることも好ましい。
アイソレータ素子が磁気回転子を有しており、この磁気回転子の上面が誘電体多層基板の上面とほぼ同一平面内にあり、磁気回転子の第1及び第2のポートの端子電極が磁気回転子の上面及び下面からそれぞれ引き出されていることも好ましい。
高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子が、共通の鉄等の軟磁性体からなるシールドケースで覆われていることにより、機能全体をシールド遮蔽すると共にアイソレータ装置全体の周囲に閉磁路を形成し、アイソレータ装置としての機能を十全に発揮させることが好ましい。
誘電体多層基板上に搭載されており高周波パワーアンプ回路の入力に接続されたSAW(表面弾性波)素子と、誘電体多層基板内に内蔵されているか又は誘電体多層基板上に搭載されており、SAW素子の出力インピーダンスと高周波パワーアンプ回路の入力インピーダンスとを整合するための整合回路とをさらに備えていることも好ましい。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置が組み込まれた通信機器の一例の回路構成を示すブロック図である。
図2は、図1の一体化されたパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の一例の回路構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の好ましい実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図4aは、図3の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の外観を示す斜視図である。
図4bは、図4aのB−B線断面図である。
図5aは、本発明の他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図5bは、図5aの実施形態におけるアイソレータ素子の入力ポートのインダクタ及びキャパシタ(容量部)の等価回路図である。
図5cは、図5aの実施形態における誘電体多層基板に形成されたアイソレータ素子の入力ポートの容量部の構造を示す断面図である。
図5dは、図5aの実施形態におけるアイソレータ素子全体の等価回路図である。
図6aは、図5aの実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の外観を示す斜視図である。
図6bは、図6aのB−B線断面図である。
図7は、本発明のさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図8aは、本発明のまたさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図8bは、図8aのB−B線断面図である。
図9は、図8a及び図8bの実施形態における磁気回転子の入出力ポートの引き出し位置を説明するための斜視図である。
図10は、本発明の変更態様における磁気回転子の内部構造を説明するための分解斜視図である。
図11は、図10の変更態様における高周波パワーアンプ回路の終段出力トランジスタ以降の回路構成を示す回路図である。
図12は、従来技術における高周波パワーアンプ回路の終段出力トランジスタ以降の回路構成を示す回路図である。
図13aは、本発明のさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図13bは、図13aのB−B線断面図である。
図14は、図13a及び図13bの実施形態における磁気回転子の入出力ポートの引き出し位置を説明するための斜視図である。
発明を実施するための最良の形態
図1は、本発明のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置が組み込まれた携帯電話機の一例の回路構成を示すブロック図である。
同図において、10はアンテナ、11は送受信号を分波するデュプレクサ、12は例えば複数段構成のローノイズアンプ回路及びBPF(バンドパスフィルタ)を有する受信側の高周波入力段、13は受信側ミキサ回路、14は本発明のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置からなる送信側の高周波出力段、15は送信側ミキサ回路、16は分配器、17はVCO(電圧制御発振器)、18はPLL(フェイズロックドループ)回路をそれぞれ示している。本発明では、この高周波出力段14を構成するパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置が一体化された単一の部品として構成されている。
図2は、図1の一体化されたパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の一例の回路構成を示すブロック図である。なお、この回路構成は、図7の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置に対応している。
同図において、20は出力端子がデュプレクサ11(図1)に接続されるアイソレータ素子、21はアイソレータ素子20の入力端子に接続された出力インピーダンス整合回路、22は出力インピーダンス整合回路21を介してアイソレータ素子20の入力端子に接続された高周波パワーアンプ回路、23は高周波パワーアンプ回路22の入力端子に接続された入力インピーダンス整合回路、24は入力インピーダンス整合回路23を介して高周波パワーアンプ回路22の入力端子に接続されたSAW素子からなるBPF、25は出力インピーダンス整合回路21から高周波パワーアンプ回路22に接続されており高周波パワーアンプ回路22の出力を制御するためのフィードバック手段であるAPC回路をそれぞれ示している。
アイソレータ素子20は、直流静磁界が印加されたフェライトブロック中に高周波信号を通すとその伝達方向により伝達特性が変わる非可逆方向性素子である。高周波パワーアンプ回路22の負荷条件変動の影響を低減するために、このアイソレータ素子20が高周波パワーアンプ回路22とアンテナ側のデュプレクサ11との間に挿入接続されている。また、高周波パワーアンプ回路22とアイソレータ素子20とのインピーダンスを整合するために出力インピーダンス整合回路21がこれらの間に挿入接続されている。
図3は本発明の好ましい実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図であり、図4aは図3の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の外観を示す斜視図、図4bは図4aのB−B線断面図である。
これらの図において、30は単一の誘電体多層基板、31は誘電体多層基板30上に実装されており高周波パワーアンプ回路の主要部を構成するパワーアンプMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)チップ、32はパワーアンプMMICチップ31の放熱用スペーサ、33は誘電体多層基板30上に同じく実装された複数のチップ部品、34は誘電体多層基板30内に形成されている高周波パワーアンプ回路用の内部接続導体、35はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の入力端子電極、36はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の出力端子電極、37は誘電体多層基板30の円形の貫通孔、38は貫通孔37内に挿設された円形のアイソレータ素子用磁気回転子、39は磁気回転子38の周囲に巻回されたアイソレータ素子用中心導体、40は円形のアイソレータ素子用永久磁石、41は軟磁性体によって形成されており、端子電極に接触しないように複数の窓41aが設けられた金属ケース部材、42は同じく軟磁性体によって形成されており金属ケース部材41と共にパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置全体を覆う蓋部材、43は誘電体多層基板30内に形成された電極と誘電体と導体パターンとから構成されており、パワーアンプMMICチップ31とアイソレータ素子とのインピーダンスを整合するための出力インピーダンス整合回路、44はアイソレータ素子の入力ポート39aに接続される出力インピーダンス整合回路43の出力電極、45は終端抵抗46を介して接地されている電極、47〜49はグランド端子電極をそれぞれ示している。
アイソレータ素子の入力ポート39a、出力ポート39b及びダミーポート39cは磁気回転子38の上面に設けられており、これら各ポートと誘電体多層基板30の上面に設けられている出力端子電極36、出力電極44及び電極45とがほぼ同一平面上で互いに接続されている。
誘電体多層基板30の貫通孔36内に、中心導体39を備えたフェライトブロックによる磁気回転子38が挿設されている。また、アイソレータ素子の容量部(磁気回転子38のインダクタLと並列であり共振器を構成するキャパシタ)は、誘電体多層基板30内に内蔵されている。このように、誘電体多層基板30上に実装するのではなく、貫通孔36内に磁気回転子38の部分をはめ込んでいるため及びアイソレータ素子の容量部を誘電体多層基板30内に内蔵させているため、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の全体の高さが増大することを防止できる。即ち、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置をより薄型化することができる。また、パワーアンプMMICチップ31とアイソレータ素子の入力ポート39aとは、誘電体多層基板30内に形成された電極と誘電体と導体パターンとから構成された出力インピーダンス整合回路43を介して接続されているので、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子等から主として構成される高周波出力段が単一の誘電体多層基板30に一体化されることとなり、装置の大幅な小型化を図ることができる。また、このような一体化された高周波出力段を用いれば、通信機器における部品点数の削減化が図れることはもちろんである。
因みに、本実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の実装面積は約40mm2であり、実装高さは最大で2mmである。
従って、本実施形態のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を用いれば、高周波出力段全体の実装面積を削減できると共に薄型化を図ることができ、携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計労力の軽減化を図ることができ、さらに、通信機器全体の性能ばらつきを最小に抑えることができる。
図5aは本発明の他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図であり、図5bは図5aの実施形態におけるアイソレータ素子の入力ポートのインダクタ及びキャパシタ(容量部)の等価回路図であり、図5cは図5aの実施形態における誘電体多層基板に形成されたアイソレータ素子の入力ポートの容量部の構造を示す断面図であり、図5dは図5aの実施形態におけるアイソレータ素子全体の等価回路図であり、図6aは図5aの実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の外観を示す斜視図、図6bは図6aのB−B線断面図である。
これらの図において、50は単一の誘電体多層基板、51は誘電体多層基板50上に実装されており高周波パワーアンプ回路の主要部を構成するパワーアンプMMICチップ、52はパワーアンプMMICチップ51の放熱用スペーサ、53は誘電体多層基板50上に同じく実装された複数のチップ部品、54は誘電体多層基板50内に形成されている高周波パワーアンプ回路用の内部接続導体、55はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の入力端子電極、56はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の出力端子電極、57は誘電体多層基板50の矩形の貫通孔、58は貫通孔57内に挿設されており内部に中心導体が形成された矩形のアイソレータ素子用磁気回転子、60は矩形のアイソレータ素子用永久磁石、61は軟磁性体によって形成されており、端子電極に接触しないように複数の窓61aが設けられた金属ケース、62は同じく軟磁性体によって形成されており金属ケース61と共にパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置全体を覆う蓋、63は誘電体多層基板50内に形成された電極と誘電体と導体パターンとから構成されており、パワーアンプMMICチップ51とアイソレータ素子とのインピーダンスを整合するための出力インピーダンス整合回路、64はアイソレータ素子の入力ポート58aに接続される出力インピーダンス整合回路63の出力電極、65は終端抵抗66を介して接地されている電極、67〜69はグランド端子電極をそれぞれ示している。
図5b〜図5dに示すように、磁気回転子58内に構成される3つのインダクタLにそれぞれ並列に接続される3つの共振用キャパシタC(容量部)は、いずれも誘電体多層基板50内に形成されている。即ち、これらキャパシタは、誘電体多層基板50上の表面の電極64、56′及び65と誘電体多層基板50内の誘電体及び内部電極とによって形成される。即ち、図5b及び図5cに示すように、例えば、アイソレータ素子の入力ポート58aにおける整合用キャパシタC64は、誘電体多層基板50における5層のキャパシタから構成されている。なお、図5bに示されている磁気回転子側の入力ポート58aと誘電体多層基板50上の表面の電極64とは、さらに、磁気回転子側のグランド電極58dと誘電体多層基板50のグランド電極68′とは、はんだ付け等により電気的に接続されている。
アイソレータ素子の入力ポート58a、出力ポート58b及びダミーポート58cは、磁気回転子58の上面及び側面に設けられており、これら各ポートと誘電体多層基板50の上面及び貫通孔57の内面に設けられている出力端子電極56′、出力電極64及び電極65とが互いに接続されている。なお、磁気回転子58の底面には、ほぼ全面に渡ってグランド電極58dが形成されている。
誘電体多層基板50の貫通孔56内に、中心導体を内蔵したフェライトブロックによる磁気回転子58を挿設している。このように、誘電体多層基板50上に実装するのではなく、貫通孔56内に磁気回転子58の部分をはめ込んでいるため、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の全体の高さが増大することを防止できる。即ち、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置をより薄型化することができる。
また、従来は、アイソレータ素子単体で独立して機能を確保するために、このアイソレータ素子をシールドケースで囲み、さらにパワーアンプMMICチップを組み込んだ上で全体をシールドケースで囲むように構成していたが、本実施形態では、アイソレータ素子とパワーアンプMMICチップとを一体化したものをシールドケースで囲むのみで済ませているため、より薄型化が図れる。このシールドケースは、鉄等の軟磁性体で形成されているため、アイソレータ素子の磁気回転子を囲む閉磁路をも兼用している。
また、パワーアンプMMICチップ51とアイソレータ素子の入力ポートとは、誘電体多層基板50内に形成された電極と誘電体と導体パターンとから構成された出力インピーダンス整合回路63を介して接続されているので、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子から構成される高周波出力段が単一の誘電体多層基板50に一体化されることとなり、装置の大幅な小型化を図ることができる。
因みに、本実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の実装面積は約40mm2であり、実装高さは最大で2mmである。
従って、本実施形態のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を用いれば、高周波出力段全体の実装面積を削減できると共に薄型化を図ることができ、携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計労力の軽減化を図ることができ、さらに、通信機器全体の性能ばらつきを最小に抑えることができる。
図7本発明のさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。
この実施形態では、図5aの実施形態におけるパワーアンプMMICチップ51の入力側に図7には示されていない入力インピーダンス整合回路を介して接続されたSAW素子70によるBPFをこのパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置に一体的に搭載している。入力インピーダンス整合回路は、図示されていないが、例えばC−L−C又はL−C−Lのπ型又はT型回路で構成され、誘電体多層基板50内に導体と誘電体とから形成されている。前述したように、この実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置は、図2に示した回路構成を有している。
本実施形態におけるその他の構成は図5aの実施形態の場合と全く同様である。従って、図7では、図5aと同じ構成要素には同一の参照番号を用いている。また、本実施形態における作用効果も図5aの実施形態の場合と同様である。
図8aは本発明のまたさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図、図8bは図8aのB−B線断面図である。
これらの図において、80は単一の誘電体多層基板、81は誘電体多層基板80上に実装されており高周波パワーアンプ回路の主要部を構成するパワーアンプMMICチップ、83は誘電体多層基板80上に同じく実装された複数のチップ部品、85及び86はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の入力端子電極及び出力端子電極を含む外部接続端子電極、87は誘電体多層基板80の切り欠き部、88は切り欠き部87内に挿設された円形のアイソレータ素子用磁気回転子、89は磁気回転子88のスペーサ、90は円形のアイソレータ素子用永久磁石、91は軟磁性体によって形成されておりパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置全体を覆う上部金属ケース部材、92は同じく軟磁性体によって形成された下部ヨーク金属板、93、94及び95はアイソレータ素子の各ポートに接続された接続導体をそれぞれ示している。
誘電体多層基板80の端部に、中心導体を内蔵したフェライトブロックから主として構成される磁気回転子88を収納可能な切り欠き部87を設け、この切り欠き部87に磁気回転子88を位置規制用のスペーサ89と共に挿設している。このように、誘電体多層基板80上に実装するのではなく、切り欠き部87の部分に磁気回転子88をはめ込んでいるため、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の全体の高さが増大することを防止できる。即ち、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置をより薄型化することができる。
パワーアンプMMICチップ81の出力電極は図示しない出力インピーダンス整合回路を介して、さらにリボン状の接続導体93を介して磁気回転子88の上面に設けられた入力ポートに接続されている。一方、磁気回転子88の出力ポートは接続導体95によってその下面から引き出されており、アンテナ回路に接続されるプリント基板と接続可能になっている。
なお、出力インピーダンス整合回路は、図3、図5a及び図7の実施形態のように、誘電体多層基板80内に導体と誘電体とから形成してもよいし、誘電体多層基板80上に搭載されたチップ部品83を組み合わせて形成してもよい。
図9は、本実施形態における磁気回転子の入出力ポートの引き出し位置を説明するための斜視図である。
同図に示すように、磁気回転子88の複数ポートのうち、高周波電力を受け取る側の入力ポート88a及びダミーポートは磁気回転子88の上面(励磁用永久磁石90と接する面)より接続導体93及び94によって引き出し、高周波電力を送り出す側の出力ポート88bは磁気回転子88の下面から接続導体95によって引き出すように構成している。
このように、磁気回転子88を誘電体多層基板80に近接して配置し、パワーアンプMMICチップ81に出力インピーダンス整合回路を介して接続される導体を誘電多層基板80の上面に設け、これとほぼ同一平面となるように磁気回転子88の上面に設けた入力ポート88aとこの導体とを接続導体93を介して接続する。一方、磁気回転子88の出力ポート88bは、接続導体95を介してその下面からプリント基板の導体に接続される。
なお、本実施形態では、リボン状の接続導体を用いているが、これに限定されるものではなく、例えばフレキシブル基板でポート接続してもよい。
磁気回転子88上には励磁用永久磁石90が載置されており、装置全体を覆うように透磁率の高い金属からなる上部金属ケース部材91が被せられている。磁気回転子88の下面側にも、透磁率の高い下部ヨーク金属板92が設けられており、これらで閉磁路が形成されている。
以上の構成により、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の厚さをほとんど変えることなく、高周波パワーアンプ回路とアイソレータ素子とを一体化して小型化することが可能となっている。
なお、本実施形態では、閉磁路形成用の上部金属ケース部材91がパワーアンプMMICチップ81のシールドケースを兼用しているが、アイソレータ素子のみを高透磁率金属で囲い、パワーアンプMMICチップ81のシールドケースを別個に設けることも可能である。
本実施形態におけるその他の構成は図3、図5a及び図7の実施形態の場合とほぼ同様である。また、本実施形態における作用効果もこれらの実施形態の場合と同様である。
以上述べた実施形態では、磁気回転子の全てのポートのインピーダンスを同一の50Ωとして設計しているが、出力インピーダンス整合回路の構成を簡略化する又は出力インピーダンス整合回路を省略するために、磁気回転子の高周波電力を受け取る側の入力ポートのインピーダンスを30Ω以下、より具体的には25Ωとし、アンテナ側の出力ポート88bのインピーダンスを通常の伝送線インピーダンスである50Ωとなるように構成してもよい。
図10は、本発明の変更態様として、このようなインピーダンス構成を得るための磁気回転子の内部構造を説明する分解斜視図である。
同図に示すように、磁気回転子は、フェライトブロック100内にビアホール導体で互いに接続され3回対称性のパターンを有する中心導体101、102及び103を形成することにより得られる。
高周波パワーアンプ回路側の入力ポート104に接続される中心導体101の幅は、他のポート105及び106に接続される中心導体102及び103の幅よりも広く設定されており、これによってこのポート104のインピーダンスが25Ωとなるように調整されている。他のポート105及び106のインピーダンスは50Ωに設定されている。このようにアイソレータ素子のインピーダンスを非対称構成にすることにより、電力伝送方向の非可逆性に加えてインピーダンス変換の機能も併せ持つことができる。
図11は、25Ωのインピーダンスを有するポートに接続する場合の高周波パワーアンプ回路の終段出力トランジスタ以降の回路構成を示しており、図12は、比較例として、インピーダンスが50Ωのポートに接続する場合の終段出力トランジスタ以降の回路構成を示している。
これらの図において、Trは終段出力トランジスタ、110及び120はアイソレータ素子、111及び121はインピーダンス整合回路、C1〜C4はキャパシタ、L1〜L4はマイクロストリップ導体で構成されるインダクタをそれぞれ示している。
これらの図から明らかのように、高周波パワーアンプ回路の出力インピーダンスは一般的に30Ω以下であるため、25Ωのポートに接続する場合には50Ωのポートに接続する場合より出力インピーダンス整合回路の規模がかなり小さくなる。特に大きな面積を占有するインダクタの数が少なくて済むことにより回路の大幅な小型化が図れる。ちなみに、図11に示した回路は、図12の比較例の回路に対して基板状のパターン面積比で約40%と顕著に小型化されている。
なお、図11の回路で使用した出力トランジスタの出力インピーダンスは約18Ωであり、目的周波数でインピーダンス変換器として動作しそれ以上の周波数ではローパスフィルタとして動作する整合回路が使用している。アイソレータ素子のインピーダンスを出力トランジスタに完全に一致させればインピーダンス整合回路を省略できるが、実際には、出力トランジスタの特性ばらつきを吸収するため、及び異常発振防止のため上述のごとき動作を行う整合回路を残した方が好ましい。
図13aは本発明のさらに他の実施形態におけるパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の構造を概略的に示す分解斜視図、図8bは図13aのB−B線断面図である。
これらの図において、130は単一の誘電体多層基板、131は誘電体多層基板130上に実装されており高周波パワーアンプ回路の主要部を構成するパワーアンプMMICチップ、133は誘電体多層基板130上に同じく実装された複数のチップ部品、135及び136はパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の入力端子及び出力端子を含む外部接続端子電極、137は誘電体多層基板130の円形の貫通孔、138は貫通孔137内に挿設された円形のアイソレータ素子用磁気回転子、140は円形のアイソレータ素子用永久磁石、141は軟磁性体によって形成されておりパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置全体を覆う上部金属ケース部材、142は同じく軟磁性体によって形成された下部ヨーク金属板、143、144及び145はアイソレータ素子の各ポートに接続された接続導体をそれぞれ示している。
誘電体多層基板130に、中心導体を内蔵したフェライトブロックから主として構成される磁気回転子138を収納可能な貫通孔137を設け、この貫通孔137に磁気回転子138を挿設している。このように、誘電体多層基板130上に実装するのではなく、貫通孔137の部分に磁気回転子138をはめ込んでいるため、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の全体の高さが増大することを防止できる。即ち、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置をより薄型化することができる。
パワーアンプMMICチップ131の出力電極は図示しない出力インピーダンス整合回路を介して、さらにリボン状の接続導体143を介して磁気回転子138の上面に設けられた入力ポートに接続されている。磁気回転子138の出力ポートも接続導体145によってその上面から引き出されており、アンテナ回路に接続されるプリント基板と接続可能になっている。
なお、出力インピーダンス整合回路は、図3、図5a及び図7の実施形態のように、誘電体多層基板130内に導体と誘電体とから形成してもよいし、誘電体多層基板130上に搭載されたチップ部品133を組み合わせて形成してもよい。
図14は、本実施形態における磁気回転子の入出力ポートの引き出し位置を説明するための斜視図である。
同図に示すように、磁気回転子138の全てのポートは磁気回転子138の上面(励磁用永久磁石140と接する面)より接続導体143〜145を介して引き出すように構成している。
このように、磁気回転子138を誘電体多層基板130に近接して配置し、パワーアンプMMICチップ131に出力インピーダンス整合回路を介して接続される導体を誘電多層基板130の上面に設け、これとほぼ同一平面となるように磁気回転子138の上面に設けた入力ポート138aとこの導体とを接続導体143を介して接続する。また、磁気回転子138の出力ポート138bも接続導体145を介してその上面からプリント基板の導体に接続される。
なお、本実施形態では、リボン状の接続導体を用いているが、これに限定されるものではなく、例えばフレキシブル基板でポート接続してもよい。
磁気回転子138上には励磁用永久磁石140が載置されており、装置全体を覆うように透磁率の高い金属からなる上部金属ケース部材141が被せられている。磁気回転子138の下面側にも、透磁率の高い下部ヨーク金属板142が設けられており、これらで閉磁路が形成されている。
以上の構成により、パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置の厚さをほとんど変えることなく、高周波パワーアンプ回路とアイソレータ素子とを一体化して小型化することが可能となっている。
なお、本実施形態では、閉磁路形成用の上部金属ケース部材141がパワーアンプMMICチップ131のシールドケースを兼用しているが、アイソレータ素子のみを高透磁率金属で囲い、パワーアンプMMICチップ131のシールドケースを別個に設けることも可能である。
本実施形態におけるその他の構成は図3、図5a、図7並びに図8a及び図8bの実施形態の場合とほぼ同様である。また、本実施形態における作用効果もこれらの実施形態の場合と同様である。
本実施形態においても、前述の図10の変更形態の場合と同様に、磁気回転子138の高周波電力を受け取る側の入力ポートのインピーダンスを30Ω以下、より具体的には25Ωとし、アンテナ側の出力ポートのインピーダンスを通常の伝送線インピーダンスである50Ωとなるように構成してもよい。このようなインピーダンス構成を得るための磁気回転子138の内部構造及びその作用効果等は、図10の変更態様の場合と全く同様である。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
以上詳細に説明したように本発明によれば、高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子は、単一の誘電体多層基板に設けられた回路素子を介して互いに接続されておりかつこの単一の誘電体多層基板に一体的に装着されている。高周波出力段が単一の誘電体多層基板に一体化されるので、その高周波出力段の大幅な小型化及び薄型化を図ることができる。さらに、一体化により部品点数の削減化を図ることができる。
このような本発明のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置を用いることにより、(1)高周波出力段全体の実装面積を削減できる、(2)携帯電話及び移動通信端末機器等の通信機器の設計者が高周波パワーアンプ回路及びアイソレータ素子等の部品を個別に入手し、かつそれらの連結のためのインピーダンス整合回路を個別に設計する必要がなくなり、通信機器の設計労力の軽減化を図ることができる、(3)通信機器全体の性能ばらつきを最小に抑えることができる。

Claims (12)

  1. 単一の誘電体多層基板と、それぞれが前記誘電体多層基板に設けられた高周波パワーアンプ回路、アイソレータ素子及びインピーダンス整合回路とを備えており、前記高周波パワーアンプ回路及び前記アイソレータ素子は前記インピーダンス整合回路を介して互いに接続されているパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置であって、
    前記アイソレータ素子は、前記誘電体多層基板に形成された貫通穴又は切り欠き部からなる装着部内に挿設されかつ接続用のポートを有する磁気回転子と、該磁気回転子上に配置された永久磁石と、前記誘電体多層基板内に内蔵されかつ前記接続用のポートに接続される容量部とを備えており、
    前記高周波パワーアンプ回路及び前記アイソレータ素子を覆うと共に、前記アイソレータ素子に対して閉磁路を形成する軟磁性体からなる共通単一のシールドケースを備えていることを特徴とするパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  2. 前記インピーダンス整合回路の少なくとも一部が、前記誘電体多層基板内に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  3. 前記インピーダンス整合回路の少なくとも一部が、前記誘電体多層基板上に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  4. 前記高周波パワーアンプ回路と前記シールドケースとの間に放熱用スペーサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  5. 前記接続用のポートは入力ポートと出力ポートとを含み、該入力ポートが前記インピーダンス整合回路を介して前記高周波パワーアンプ回路に接続されており、前記入力ポートと前記出力ポートとが同一のインピーダンスを有していることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  6. 前記接続用のポートは入力ポートと出力ポートとを含み、該入力ポートが前記インピーダンス整合回路を介して前記高周波パワーアンプ回路に接続されており、前記入力ポートと前記出力ポートとが異なるインピーダンスを有していることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  7. 前記入力ポートのインピーダンスが前記出力ポートのインピーダンスより低いことを特徴とする請求項6に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  8. 前記磁気回転子が、磁性体ブロックと、該磁性体ブロック内に形成された3回対称性を有する中心導体とを備えており、前記入力ポートに接続される中心導体の幅が、他のポートに接続される中心導体の幅と異なることを特徴とする請求項6に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  9. 前記磁気回転子の上面が前記誘電体多層基板の上面とほぼ同一平面内にあり、前記接続用のポートの端子電極が共に前記磁気回転子の上面から引き出されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  10. 前記接続用のポートは入力ポートと出力ポートとを含み、前記磁気回転子の上面が前記誘電体多層基板の上面とほぼ同一平面内にあり、前記入力ポート及び前記出力ポートの端子電極が前記磁気回転子の上面及び下面からそれぞれ引き出されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  11. 前記誘電体多層基板上に搭載されており前記高周波パワーアンプ回路の入力に接続されたSAW素子と、前記誘電体多層基板内に内蔵されており前記SAW素子の出力インピーダンスと前記高周波パワーアンプ回路の入力インピーダンスとを整合するための整合回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
  12. 前記誘電体多層基板上に搭載されており前記高周波パワーアンプ回路の入力に接続されたSAW素子と、前記誘電体多層基板上に搭載されており前記SAW素子の出力インピーダンスと前記高周波パワーアンプ回路の入力インピーダンスとを整合するための整合回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプ内蔵型アイソレータ装置。
JP2001513830A 1999-07-29 2000-07-27 パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置 Expired - Fee Related JP3680794B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21538499 1999-07-29
PCT/JP2000/005009 WO2001010047A1 (en) 1999-07-29 2000-07-27 Isolator with built-in power amplifier

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3680794B2 true JP3680794B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=16671418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001513830A Expired - Fee Related JP3680794B2 (ja) 1999-07-29 2000-07-27 パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6462628B2 (ja)
EP (1) EP1119111B1 (ja)
JP (1) JP3680794B2 (ja)
CN (1) CN1319277A (ja)
DE (1) DE60034421T2 (ja)
WO (1) WO2001010047A1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7301748B2 (en) 1997-04-08 2007-11-27 Anthony Anthony A Universal energy conditioning interposer with circuit architecture
US7336468B2 (en) 1997-04-08 2008-02-26 X2Y Attenuators, Llc Arrangement for energy conditioning
US9054094B2 (en) 1997-04-08 2015-06-09 X2Y Attenuators, Llc Energy conditioning circuit arrangement for integrated circuit
US7321485B2 (en) 1997-04-08 2008-01-22 X2Y Attenuators, Llc Arrangement for energy conditioning
US7110235B2 (en) * 1997-04-08 2006-09-19 Xzy Altenuators, Llc Arrangement for energy conditioning
US6894578B1 (en) * 2000-04-06 2005-05-17 Hitachi Metals, Ltd. Irreversible circuit module including a directional coupler
JP4530494B2 (ja) * 2000-06-30 2010-08-25 三菱電機株式会社 高周波用複合素子
JP3624802B2 (ja) * 2000-06-30 2005-03-02 株式会社村田製作所 非可逆回路素子、およびその実装構造
JP4240780B2 (ja) * 2000-08-08 2009-03-18 Tdk株式会社 パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置
JP4498595B2 (ja) * 2000-12-15 2010-07-07 三菱電機株式会社 高周波回路装置
US7035617B2 (en) * 2001-01-29 2006-04-25 U.S. Monolithics, L.L.C. High power block upconverter
JP4507436B2 (ja) * 2001-04-04 2010-07-21 パナソニック株式会社 非可逆回路素子
US6690251B2 (en) * 2001-04-11 2004-02-10 Kyocera Wireless Corporation Tunable ferro-electric filter
US7746292B2 (en) 2001-04-11 2010-06-29 Kyocera Wireless Corp. Reconfigurable radiation desensitivity bracket systems and methods
JP2002344206A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び通信装置
JP3649155B2 (ja) * 2001-05-31 2005-05-18 株式会社村田製作所 非可逆回路素子および通信装置
JP3578115B2 (ja) * 2001-06-05 2004-10-20 株式会社村田製作所 中心電極組立体、その製造方法、非可逆回路素子及び通信装置
JP2003008306A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び通信装置
JP2003087149A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波複合スイッチモジュール
JP2003142903A (ja) * 2001-11-06 2003-05-16 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び通信装置
US7180467B2 (en) * 2002-02-12 2007-02-20 Kyocera Wireless Corp. System and method for dual-band antenna matching
US6611180B1 (en) 2002-04-16 2003-08-26 Raytheon Company Embedded planar circulator
US7212078B2 (en) * 2003-02-25 2007-05-01 Tokyo Electron Limited Method and assembly for providing impedance matching network and network assembly
DE10321247B4 (de) * 2003-05-12 2005-08-04 Epcos Ag Verlustarmes Sendemodul
US7720443B2 (en) 2003-06-02 2010-05-18 Kyocera Wireless Corp. System and method for filtering time division multiple access telephone communications
JP2005151676A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp センサハーネスの固定構造
KR20060120683A (ko) 2003-12-22 2006-11-27 엑스2와이 어테뉴에이터스, 엘.엘.씨 내부적으로 차폐된 에너지 컨디셔너
WO2006093831A2 (en) * 2005-03-01 2006-09-08 X2Y Attenuators, Llc Energy conditioner with tied through electrodes
GB2439862A (en) 2005-03-01 2008-01-09 X2Y Attenuators Llc Conditioner with coplanar conductors
US8026777B2 (en) 2006-03-07 2011-09-27 X2Y Attenuators, Llc Energy conditioner structures
US8872333B2 (en) 2008-02-14 2014-10-28 Viasat, Inc. System and method for integrated waveguide packaging
AU2011218651B2 (en) 2010-08-31 2014-10-09 Viasat, Inc. Leadframe package with integrated partial waveguide interface
JP5234069B2 (ja) 2010-09-03 2013-07-10 株式会社村田製作所 磁気共鳴型アイソレータ
US9246202B1 (en) 2013-10-10 2016-01-26 Mercury Systems, Inc. Low impedance circulator
US9419580B2 (en) * 2014-10-31 2016-08-16 Raytheon Company Output matching network having a single combined series and shunt capacitor component
US9872626B2 (en) * 2014-11-07 2018-01-23 Welch Allyn, Inc. Printed circuit board assembly with ferrite for medical device
US10340570B2 (en) * 2017-10-26 2019-07-02 Northrop Grumman Systems Corporation Microelectronic RF substrate with an integral isolator/circulator
TWI756702B (zh) * 2020-06-02 2022-03-01 立積電子股份有限公司 切換電路
CN112399711B (zh) * 2020-09-28 2022-09-06 浙江三维利普维网络有限公司 大功率功放模块以及大功率功放模块装配方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171205A (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波トランジスタ増幅器
JPS61293001A (ja) * 1985-06-20 1986-12-23 Fujitsu Ltd Micサ−キユレ−タ
JP2516198B2 (ja) 1986-01-30 1996-07-10 株式会社日立製作所 電力増幅器モジュ―ルの製造方法および無線機の製造方法
US4792939A (en) * 1986-01-24 1988-12-20 Hitachi Denshi Kabushiki Kaisha Duplex radio communication transceiver
JPH01179615A (ja) 1988-01-08 1989-07-17 Iseki & Co Ltd モアの安全装置
JPH01179619A (ja) 1988-01-11 1989-07-17 Iseki & Co Ltd バインダーのオートクラッチ
JPH01179615U (ja) * 1988-06-09 1989-12-22
JPH01179619U (ja) * 1988-06-09 1989-12-22
JPH04107903A (ja) 1990-08-29 1992-04-09 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 焼結磁石用希土類―鉄―ホウ素系合金粉末
JPH04107903U (ja) * 1991-03-04 1992-09-17 日本電信電話株式会社 集中定数アイソレータ
JPH04284722A (ja) * 1991-03-13 1992-10-09 Fujitsu Ltd 電力増幅装置
JPH06268533A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Hitachi Ltd 無線送信機
JPH06268532A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Tdk Corp Mmicパッケージ
JPH0715212A (ja) * 1993-06-28 1995-01-17 Taiyo Yuden Co Ltd 非可逆回路素子
JPH09162774A (ja) 1995-12-07 1997-06-20 Murata Mfg Co Ltd 送信受信装置
JPH09270608A (ja) 1996-04-03 1997-10-14 Murata Mfg Co Ltd 送信受信装置
JPH10150305A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Tokin Corp アンテナ共用器およびこのアンテナ共用器を用いた移動体通信機器
JPH10200308A (ja) 1997-01-16 1998-07-31 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び送受信装置
JPH10200310A (ja) 1997-01-16 1998-07-31 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び送受信装置
JPH10327003A (ja) * 1997-03-21 1998-12-08 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び複合電子部品
JP3147061B2 (ja) * 1997-11-19 2001-03-19 日本電気株式会社 基板型非可逆素子及びそれを用いた集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP1119111A1 (en) 2001-07-25
DE60034421D1 (de) 2007-05-31
WO2001010047A1 (en) 2001-02-08
US20010017576A1 (en) 2001-08-30
EP1119111B1 (en) 2007-04-18
EP1119111A4 (en) 2003-05-28
CN1319277A (zh) 2001-10-24
US6462628B2 (en) 2002-10-08
DE60034421T2 (de) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3680794B2 (ja) パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置
JP4240780B2 (ja) パワーアンプ内蔵型アイソレータ装置
KR930004491B1 (ko) 표면 장착형 유전체 블록 필터와 무선 송수신기 듀플렉서
US7050769B2 (en) Electronic apparatus and design method
US7978031B2 (en) High frequency module provided with power amplifier
JP3319418B2 (ja) 高周波回路装置、アンテナ共用器及び通信機装置
US20020030556A1 (en) Frequency variable filter, antenna duplexer, and communication apparatus incorporating the same
JP3791333B2 (ja) 高周波スイッチモジュールおよびこれを実装した高周波機器
JP2005124139A (ja) 分波器、通信機
US7663455B2 (en) Band-pass filter element and high frequency module
JPH11112264A (ja) フィルタ
JPH08191230A (ja) 分波器
JP2004304435A (ja) マルチバンド無線通信モジュールおよびマルチバンド無線通信端末機
JP4240776B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH09181567A (ja) 弾性表面波分波器
JP2002271109A (ja) 積層デュプレクサ素子
JP2000223906A (ja) ハイパスフィルタおよびそれを具備する回路基板
JP3521868B2 (ja) フィルタ、アンテナ共用器及び通信機装置
JP4195568B2 (ja) 積層型電子部品
US6429753B1 (en) High-frequency filter, complex electronic component using the same, and portable radio apparatus using the same
JPH10190311A (ja) 誘電体フィルタ
JP2002300006A (ja) 高周波部品及びアンテナ共用器
JPH0846403A (ja) 誘電体フィルタ用基板及び誘電体フィルタ
JP2009182278A (ja) 高周波モジュール
JP2003060409A (ja) ブルートゥース用rfモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees