JP3678933B2 - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カプセル内に充填した薬粉を患者の鼻腔内に投与するのに用いて好適な鼻腔用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者には薬粉(粉体状の薬品)を鼻腔内に投与して治療する方法が採用されている。また、この治療法では専用の投薬器を用いて、カプセル内に充填した薬粉を鼻腔内へ投与するようになっている。
【0003】
さらに、この治療法に用いられる投薬器としては、例えば特開平8−243163号公報、特開平9−99081号公報等(以下、従来技術という)に示すものが知られている。
【0004】
この従来技術における鼻腔用投薬器は、内周側にホルダ移動室を有する筒状の固定ホルダと、基端側が該固定ホルダのホルダ移動室内に軸方向に移動可能に設けられ、先端側にカプセルを収容するカプセル収容室を有する筒状の可動ホルダと、前記固定ホルダに設けられ、該可動ホルダのカプセル収容室に向け空気を供給するポンプと、該ポンプから前記固定ホルダを介して前記可動部材のカプセル収容室に向けて設けられた空気流通路と、該空気流通路の途中に設けられ、前記カプセルから空気流通路内に落下する薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部とを備えている。
【0005】
このように構成された鼻腔用投薬器を使用する場合には、まず投薬の準備動作として、カプセルホルダのカプセル収容室内にカプセルを挿入し、この状態で、針等の穴あけ具を用いてカプセルの軸方向両側に穴をあける。
【0006】
次に、薬粉を投与する場合には、薬粉噴霧部の噴霧ノズルを患者の鼻腔内に挿入し、この状態でポンプを押圧して該ポンプからカプセル収容室内のカプセルに向け空気を供給する。これにより、ポンプから供給される空気は、流入側の穴を通ってカプセル内に流入し、該カプセル内の薬粉を流出側の穴を通して薬粉噴霧部の噴霧ノズル側に流出させるから、この薬粉は該噴霧ノズルを介して患者の鼻腔内に噴霧され、患者に投与される。
【0007】
また、カプセルに流入側の穴をあけたときには、カプセル内に充填された薬粉が空気流通路内に落下する場合があるが、この空気流通路の途中には、カプセルから落下した薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部を設けているから、該落下薬粉捕捉部によって薬粉を捕捉することができる。そして、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉は、ポンプから供給される空気流によってカプセル側に供給され、該カプセル内の薬粉と一緒に患者に投与される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による鼻腔用投薬器では、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉をポンプから供給される空気流によってカプセル側に供給するようにしている。
【0009】
しかし、薬粉のうち非常に細かい微粉は、固定ホルダと可動ホルダとの間の僅かな隙間を通ってホルダ移動室内に侵入してしまうという問題がある。そして、ホルダ移動室の清掃は困難であるため、ホルダ移動室内に薬粉が侵入したままで投薬を繰り返すと、該ホルダ移動室内に薬粉が堆積し、固定ホルダに対する可動ホルダの移動範囲が小さくなる。この結果、カプセルに流入側の穴を確実にあけることができなくなり、投薬効率が低下するという問題がある。
【0010】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、固定ホルダのホルダ移動室に薬粉が侵入するのを阻止し、投薬効率を向上することができるようにした鼻腔用投薬器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による鼻腔用投薬器は、内周側にホルダ移動室を有する筒状の固定ホルダと、基端側が該固定ホルダのホルダ移動室内に軸方向に移動可能に設けられ、先端側にカプセルを収容するカプセル収容室を有する筒状の可動ホルダと、前記固定ホルダに設けられ、該可動ホルダのカプセル収容室に向け空気を供給するポンプと、該ポンプから前記固定ホルダを介して前記可動部材のカプセル収容室に向けて設けられた空気流通路と、該空気流通路の途中に設けられ、前記カプセルから空気流通路内に落下する薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部と、前記可動ホルダに設けられ、前記カプセル内の薬粉を噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部とを備えている。
【0012】
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記固定ホルダには、前記ホルダ移動室の底部から軸方向に延びる有底穴部を設けると共に、該有底穴部の穴底には穴あけピンが取付けられる突起部を突設し、前記可動ホルダには、該可動ホルダの底部から軸方向に延び前記突起部の外周面と有底穴部の内周面とに摺動可能に嵌合する嵌合筒部を設け、前記落下薬粉捕捉部は、前記有底穴部に嵌合筒部を嵌合したときに前記穴あけピンの周囲に位置して前記嵌合筒部の内周側の空間として形成し、前記固定ホルダと可動ホルダとの間には、前記ポンプからカプセル収容室に空気を供給したときに前記落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉が前記固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止する薬粉侵入阻止手段を設け、該薬粉侵入阻止手段は、前記突起部の外周面と嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位により形成する構成としたことにある。
【0013】
このように構成したことにより、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉は、ポンプから供給される空気流によってカプセル収容室側に流れる。このときに、薬粉侵入阻止手段は、薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止するから、ホルダ移動室に薬粉が堆積して可動ホルダが動作不良を生じるのを防止でき、また落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉のほぼ全量をカプセル内の薬粉と一緒に患者に投与することができる。即ち、薬粉侵入阻止手段は、突起部の外周面と嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位の2箇所でシール性を発揮するから、薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止することができる。
【0016】
また、請求項の発明が採用する構成の特徴は、固定ホルダには、ホルダ移動室の底部から軸方向に延びる有底穴部をカプセルに穴を開けるための穴あけピンを囲んで設け、可動ホルダには、該可動ホルダの底部から軸方向に延び前記有底穴部に嵌合する嵌合筒部を設け、落下薬粉捕捉部は、前記有底穴部に嵌合筒部を嵌合したときに前記穴あけピンの周囲に位置して前記嵌合筒部の内周側の空間として形成し、前記固定ホルダと可動ホルダとの間には、前記ポンプからカプセル収容室に空気を供給したときに前記落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉が前記固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止する薬粉侵入阻止手段を設け、該薬粉侵入阻止手段は、前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間をシールするために前記固定ホルダまたは可動ホルダに設けられたシールリングによって構成したことにある。
【0017】
このように構成したことにより、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉は、ポンプから供給される空気流によってカプセル収容室側に流れる。このときには、薬粉侵入阻止手段としてのシールリングが有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間をシールしているから、薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による鼻腔用投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
【0019】
まず、図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態を示すに、1は鼻腔用投薬器の本体をなし、カプセルKを保持するカプセルホルダで、該カプセルホルダ1は、後述の固定ホルダ2と、該固定ホルダ2の内周側に軸方向に移動可能に設けられた可動ホルダ10とによって構成されている。
【0020】
2はカプセルホルダ1の外形をなす固定ホルダで、該固定ホルダ2は、図2に示す如く、外筒部3と、該外筒部3内に同軸に配設された内筒部4とから大略構成されている。また、内筒部4は、外筒部3の半分程度の軸方向寸法を有し、その上部側が外筒部3の軸方向中間位置に一体的に固着されている。
【0021】
ここで、外筒部3の下部側は、段付円板状の底板3Aによって閉塞され、該底板3Aの中央には、後述のポンプ17と連通する空気供給通路3Bが形成されている。また、外筒部3の上端部は、径方向外向きに突出してフランジ部3Cとなり、上部側内周面には後述の回止め突起11A,11Aが係合する係合溝3D,3Dが軸方向に延びて形成されている。
【0022】
また、内筒部4には、後述する可動ホルダ10側の連通孔13A,13Aに連通する径方向通路4A,4Aが、例えば周方向に90度間隔で4本(2本のみ図示)設けられている。さらに、内筒部4の下側には、後述する吐出弁19の開弁量を規制する開弁量規制部4Bが下向きに突設されている。
【0023】
5は固定ホルダ2の外筒部3の内周面と内筒部4の上面とによって有底状の空間として形成されたホルダ移動室5で、該ホルダ移動室5は、後述する可動ホルダ10の底部11が上下方向に移動する空間として確保されている。
【0024】
6は内筒部4のホルダ移動室5底部から軸方向下向きに延びる有底穴部で、該有底穴部6には、後述する可動ホルダ10の嵌合筒部13が摺動可能に嵌合して設けられている。
【0025】
7は有底穴部6の穴底中央に位置して上方に向けて突設された突起部で、該突起部7には、カプセルKに流入穴H1 をあける第1の穴あけピン8が取付けられている。そして、この突起部7には可動ホルダ10の嵌合筒部13が摺動可能に嵌合して設けられている。
【0026】
9は固定ホルダ2に設けられた環状通路で、該環状通路9は、外筒部3と内筒部4との間に円筒状空間として形成され、空気供給通路3Bと径方向通路4Aとを連通している。
【0027】
10は固定ホルダ2と共にカプセルホルダ1を構成する可動ホルダで、該可動ホルダ10は、後述する底部11、筒部12および嵌合筒部13によって大略構成されている。
【0028】
11は可動ホルダ10の基部となる底部で、該底部11は、固定ホルダ2のホルダ移動室5内に軸方向に移動可能に挿嵌された厚肉な円板状に形成され、その周面には、外筒部3の係合溝3D,3Dに係合する回止め突起11A,11Aが径方向に突設されている。
【0029】
12は底部11から軸方向の上向きに延びて設けられた筒部で、該筒部12には、外周側に雄ねじ12Aが形成され、内周側には一側カプセル穴12Bが形成されている。そして、一側カプセル穴12Bは、後述の他側カプセル穴22Bと一体化することによりカプセル収容室23を構成している。
【0030】
13は底部11から軸方向の下向きに延びて設けられた嵌合筒部で、該嵌合筒部13は、有底穴部6の内周面と突起部7の外周面とに摺動可能に嵌合している。また、嵌合筒部13には、可動ホルダ10が上側に移動した状態で各径方向通路4Aに連通する連通孔13A,13Aが径方向に形成されている。
【0031】
14はカプセルKに流入穴H1 をあけたときに落下する薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部で、該落下薬粉捕捉部14は、第1の穴あけピン8の周囲に位置して嵌合筒部13の内周と突起部7の上端面とによって囲まれた空間として形成されている。
【0032】
15は突起部7の外周面と嵌合筒部13の内周面との間に摺動部位として形成された第1の薬粉侵入阻止部で、該第1の薬粉侵入阻止部15は、落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉が、突起部7と嵌合筒部13との間を下向きに流通するの防止するものである。
【0033】
また、16は有底穴部6の内周面と嵌合筒部13の外周面との間に摺動部位として形成された第2の薬粉侵入阻止部で、該第2の薬粉侵入阻止部16は、落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉が、有底穴部6と嵌合筒部13との間をホルダ移動室5に向けて上向きに流通するの防止するものである。
【0034】
このように、第1の薬粉侵入阻止部15と第2の薬粉侵入阻止部16とは、投薬時に落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉がホルダ移動室5に侵入するのを2段階で阻止している。
【0035】
17はゴム材料により有底円筒状に形成されたポンプで、該ポンプ17の開口部側は固定ホルダ2の外周側に気密に嵌着されている。また、ポンプ17の底部側には、該ポンプ17内に外気を吸込むときに開弁する吸込弁18が設けられ、固定ホルダ2には吐出弁19が設けられている。
【0036】
20はポンプ17からカプセル収容室23に向けて設けられた空気流通路で、該空気流通路20は、前述した外筒部3の空気供給通路3B、環状通路9、内筒部4の各径方向通路4A、嵌合筒部13の各連通孔13A等によって構成されている。
【0037】
一方、21はカプセルホルダ1の可動ホルダ10に螺着される薬粉噴霧部で、該薬粉噴霧部21の下側には、可動ホルダ螺着穴22が形成され、該可動ホルダ螺着穴22の開口側内周には、可動ホルダ10の雄ねじ12Aに螺着される雌ねじ22Aが刻設されている。また、可動ホルダ螺着穴22の奥所には、一側カプセル穴12Bと共にカプセル収容室23を構成する他側カプセル穴22Bが形成されている。
【0038】
さらに、薬粉噴霧部21の上側には、薬粉を患者の左,右の鼻腔(図示せず)内に噴霧するための左,右の噴霧ノズル24,24が突設され、該左,右の噴霧ノズル24,24には他側カプセル穴22Bから二又に分岐した左,右の薬粉通路25,25が延びている。
【0039】
26は第1の穴あけピン8と対向して薬粉噴霧部21に設けられた第2の穴あけピンで、該第2の穴あけピン26の先端側はシールゴム27を貫通するように下向きに延びている。そして、第2の穴あけピン26は、操作板(図示せず)によって下方に移動されることにより、カプセルKに流出穴H2 をあけるものである。
【0040】
本実施の形態による鼻腔用投薬器は、上述した如く構成されるもので、次に、その使用動作について説明する。
【0041】
最初に、カプセルKに流入穴H1 、流出穴H2 を形成するまでの準備動作について説明するに、まず、図2に示すように、可動ホルダ10に形成された一側カプセル穴12B内にカプセルKを挿入し、該カプセルKを押込むように押圧し、該一側カプセル穴12B内に突出した第1の穴あけピン8によってカプセルKに流入穴H1 をあける。次に、カプセルホルダ1に薬粉噴霧部21を組付けるべく、可動ホルダ10側の雄ねじ12Aに薬粉噴霧部21側の雌ねじ22Aを螺着する。これにより、可動ホルダ10は固定ホルダ2に対して上側に引上げられるように移動するから、流入穴H1 から第1の穴あけピン8が引き抜かれる。そして、カプセルホルダ1に薬粉噴霧部21を取付けたら、操作板を上下方向に往復動することにより、図3に示す如く、第2の穴あけピン26によってカプセルKに流出穴H2 をあける。
【0042】
ここで、カプセルKに流入穴H1 をあけたときには、この流入穴H1 からカプセルK内の薬粉が嵌合筒部13内を落下するが、この薬粉は落下薬粉捕捉部14で捕捉される。
【0043】
次に、流入穴H1 、流出穴H2 が形成されたカプセルK内の薬粉を患者の鼻腔に噴霧するための投薬動作について説明する。
【0044】
まず、左,右の噴霧ノズル24,24を患者の左,右の鼻腔内に挿入し、この状態で、ポンプ17を押圧すことにより、該ポンプ17から吐出される圧送空気流を空気流通路20を経由してカプセル収容室23に向け供給する。これにより、流入穴H1 を通ってカプセルK内に流入する空気は、当該カプセルK内の薬粉を拡散し、薬粉と共に流出穴H2 を通って左,右の薬粉通路25内に流出され、左,右の噴霧ノズル24から患者の鼻腔に噴霧される。
【0045】
また、この薬粉の投与時には、落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉がポンプ17から供給される空気流によってカプセル収容室23側に供給され、カプセルK内の薬粉と一緒に患者に投与される。
【0046】
ここで、落下薬粉捕捉部14とホルダ移動室5との間には、第1の薬粉侵入阻止部15と第2の薬粉侵入阻止部16とを設けているから、落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉は、ホルダ移動室5への侵入が阻止され、ほぼ全量がカプセル収容室23側に向けて流れる。
【0047】
かくして、本実施の形態によれば、落下薬粉捕捉部14とホルダ移動室5との間には、突起部7の外周面と嵌合筒部13の内周面との間に摺動部位として形成された第1の薬粉侵入阻止部15と、有底穴部6の内周面と嵌合筒部13の外周面との間に摺動部位として形成された第2の薬粉侵入阻止部16とを設ける構成としている。
【0048】
これにより、第1の薬粉侵入阻止部15と第2の薬粉侵入阻止部16とによって、落下薬粉捕捉部14に捕捉された薬粉がホルダ移動室5に侵入するのを2段階で阻止することができるから、薬粉の一部がホルダ移動室5内に侵入するような事態を防止することができ、可動ホルダ10の動作不良を防止してカプセルKの流入穴H1 を確実に形成することができる。この結果、落下薬粉捕捉部14に捕捉した薬粉のほぼ全量を患者に投与することができ、投薬効率を向上することができる。
【0049】
次に、図4ないし図6は本発明の第2の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、薬粉侵入阻止手段は、有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間をシールするために固定ホルダに設けられたシールリングとしたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0050】
31は第1の実施の形態によるカプセルホルダ1に代えて用いられた本実施の形態によるカプセルホルダで、該カプセルホルダ31は、後述の固定ホルダ32、可動ホルダ39、シールリング46等によって構成されている。
【0051】
32はカプセルホルダ31の外形をなす本実施の形態による固定ホルダで、該固定ホルダ32は、図4、図5に示す如く、外筒部33と、該外筒部33内に同軸に配設された内筒部34とから大略構成されている。
【0052】
ここで、外筒部33は段付筒状をなし、その下部側は底板33Aによって閉塞され、該底板33Aの中央にはポンプ17と連通する空気供給通路33Bが形成されている。また、外筒部33の上端部は、径方向外向きに突出してフランジ部33Cとなり、上部側内周面には後述の回止め突起40A,40Aが係合する係合溝33D,33Dが軸方向に延びて形成されている。
【0053】
また、内筒部34の底部は、下向きに延びて開弁量規制部34Aとなり、内筒部34の軸方向中間位置には連通孔34B,34Bが、例えば周方向に90度間隔で4本(2本のみ図示)設けられている。さらに、内筒部34の上部には、後述のシールリング46が取付けられる環状のリング取付溝34Cが内周面に開口して形成されている。
【0054】
35は固定ホルダ32の外筒部33の内周面と内筒部34の上面とによって有底状の空間として形成されたホルダ移動室で、該ホルダ移動室35内には、可動ホルダ39の底部40が移動可能に挿嵌されている。
【0055】
36は内筒部34に設けられ、ホルダ移動室35の底部から軸方向下向きに延びる有底穴部で、該有底穴部36には、後述する可動ホルダ39の嵌合筒部42が移動可能に嵌合している。また、有底穴部36の底面中央には、第1の穴あけピン37が先端部を上側に向けて嵌着されている。
【0056】
38は外筒部33と内筒部34との間に形成された環状通路で、該環状通路38は、空気供給通路33Bと連通孔34Bとを連通している。
【0057】
39は固定ホルダ32と共にカプセルホルダ31を構成する可動ホルダで、該可動ホルダ39は、固定ホルダ32のホルダ移動室35内に軸方向に移動可能に挿嵌された厚肉な底部40と、該底部40から軸方向の上向きに延びて設けられた筒部41と、前記底部40から軸方向の下向きに延び有底穴部36内に嵌合した嵌合筒部42とによって大略構成されている。また、底部40の周面には、外筒部33の係合溝33D,33Dに係合する回止め突起40A,40Aが径方向に突設されている。さらに、筒部41の外周側には雄ねじ41Aが刻設され、内周側には他側カプセル穴22Bと一体化することによりカプセル収容室43を構成する一側カプセル穴41Bが形成されている。
【0058】
44は内筒部34の有底穴部36の底部に設けられた落下薬粉捕捉部で、該落下薬粉捕捉部44は、図6に示すように、カプセル収容室43(カプセルK)から落下した薬粉を捕捉するものである。
【0059】
45はポンプ17からカプセル収容室43に向けて設けられた空気流通路で、該空気流通路45は、前述した外筒部33の空気供給通路33B、環状通路38、内筒部34の各連通孔34B、嵌合筒部42内の通路等によって構成されている。
【0060】
46は固定ホルダ32の内筒部34に設けられた薬粉侵入阻止手段をなすシールリングで、該シールリング46は、内筒部34のリング取付溝34Cに嵌着されている。ここで、シールリング46は、弾性を有するゴム材料から円環状の板体として形成され、その内周端は可動ホルダ39の嵌合筒部42外面に密に摺接している。これにより、シールリング46は、固定ホルダ32に対して可動ホルダ39が軸方向に移動するのを許しつつ、固定ホルダ32の内筒部34と可動ホルダ39の嵌合筒部42との間をシールし、落下薬粉捕捉部44からホルダ移動室35への薬粉の侵入を阻止している。
【0061】
かくして、このように構成される本実施の形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態では、固定ホルダ32の内筒部34に薬粉侵入阻止手段をなすシールリング46を設け、固定ホルダ32と可動ホルダ39との間をシールしているから、落下薬粉捕捉部44からホルダ移動室35への薬粉の侵入を確実に阻止することができ、落下薬粉捕捉部44に捕捉した薬粉のほぼ全量をカプセル収容室43側に供給することができ、投薬効率を向上することができる。
【0062】
また、シールリング46によって可動ホルダ39の嵌合筒部42外面を自動的に清掃することができるから、粉体の固着等による動作不良を防止でき、投薬器の性能を安定化することができる。
【0063】
なお、第2の実施の形態では、固定ホルダ32にシールリング46を設け、該シールリング46の内周端を可動ホルダ39に対して摺動させるものとして述べたが、本発明はこれに限るものではなく、可動ホルダ側にシールリングを設け、該シールリングの外周端を固定ホルダに対して摺動させる構成としてもよい。また、シールリングとして汎用品として市販されている断面円形状のOリング等を用いてもよい。
【0064】
また、各実施の形態では、薬粉通路25を二又に分岐し、噴霧ノズル24を左,右に設けることにより、患者の左,右の鼻腔に同時に投薬できるようにしたが、本発明はこれに限らず、薬粉通路を1本として左,右の鼻腔に交互に噴霧ノズルを挿入して投薬するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、固定ホルダと可動ホルダとの間には、ポンプからカプセル収容室に空気を供給したときに落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止する薬粉侵入阻止手段を設け、該薬粉侵入阻止手段は、固定ホルダの有底穴部の穴底に突設された突起部の外周面と可動ホルダの底部から延びた嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位により形成しているから、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉をポンプから供給される空気流によってカプセル収容室側に供給するときには、薬粉侵入阻止手段によって薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止することができる。これにより、ホルダ移動室に薬粉が堆積して可動ホルダが動作不良を生じるのを防止でき、また落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉のほぼ全量をカプセル内の薬粉と一緒に患者に投与することができ、投薬効率を向上することができる。
【0066】
即ち、薬粉侵入阻止手段は、固定ホルダの有底穴部の穴底に突設された突起部の外周面と可動ホルダの底部から延びた嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位により形成しているから、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉をポンプから供給される空気流によってカプセル収容室側に供給するときには、突起部の外周面と嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位の2箇所でシール性を発揮することができ、薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止することができ、投薬効率を向上することができる。
【0067】
また、請求項の発明によれば、薬粉侵入阻止手段は、固定ホルダまたは可動ホルダに設けられたシールリングにより構成し、このシールリングは、ホルダ移動室の底部から軸方向に延びる有底穴部の内周面と可動ホルダの底部から軸方向に延びた嵌合筒部の外周面との間をシールする構成としているから、落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉をポンプから供給される空気流によってカプセル収容室側に供給するときには、シールリングによって有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間をシールすることができ、薬粉が固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止することができ、投薬効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による鼻腔用投薬器を示す縦断面図である。
【図2】薬粉噴霧部を取外した状態のカプセルホルダを拡大して示す拡大縦断面図である。
【図3】薬粉を投与している状態の鼻腔用投薬器の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による鼻腔用投薬器を示す縦断面図である。
【図5】薬粉噴霧部を取外した状態のカプセルホルダを拡大して示す拡大縦断面図である。
【図6】薬粉を投与している状態の鼻腔用投薬器の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
2,32 固定ホルダ
5,35 ホルダ移動室
6,36 有底穴部
7 突起部
8,37 第1の穴あけピン
10,39 可動ホルダ
11,40 底部
12,41 筒部
13,42 嵌合筒部
14,44 落下薬粉捕捉部
15 第1の薬粉侵入阻止部
16 第2の薬粉侵入阻止部
17 ポンプ
20,45 空気流通路
21 薬粉噴霧部
23,43 カプセル収容室
24 噴霧ノズル
46 シールリング(薬粉侵入阻止手段)
K カプセル

Claims (2)

  1. 内周側にホルダ移動室を有する筒状の固定ホルダと、基端側が該固定ホルダのホルダ移動室内に軸方向に移動可能に設けられ、先端側にカプセルを収容するカプセル収容室を有する筒状の可動ホルダと、前記固定ホルダに設けられ、該可動ホルダのカプセル収容室に向け空気を供給するポンプと、該ポンプから前記固定ホルダを介して前記可動部材のカプセル収容室に向けて設けられた空気流通路と、該空気流通路の途中に設けられ、前記カプセルから空気流通路内に落下する薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部と、前記可動ホルダに設けられ、前記カプセル内の薬粉を噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部とを備えてなる鼻腔用投薬器において、
    前記固定ホルダには、前記ホルダ移動室の底部から軸方向に延びる有底穴部を設けると共に、該有底穴部の穴底には穴あけピンが取付けられる突起部を突設し、
    前記可動ホルダには、該可動ホルダの底部から軸方向に延び前記突起部の外周面と有底穴部の内周面とに摺動可能に嵌合する嵌合筒部を設け、
    前記落下薬粉捕捉部は、前記有底穴部に嵌合筒部を嵌合したときに前記穴あけピンの周囲に位置して前記嵌合筒部の内周側の空間として形成し、
    前記固定ホルダと可動ホルダとの間には、前記ポンプからカプセル収容室に空気を供給したときに前記落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉が前記固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止する薬粉侵入阻止手段を設け
    該薬粉侵入阻止手段は、前記突起部の外周面と嵌合筒部の内周面との間の摺動部位、および前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間の摺動部位により形成する構成としたことを特徴とする鼻腔用投薬器。
  2. 内周側にホルダ移動室を有する筒状の固定ホルダと、基端側が該固定ホルダのホルダ移動室内に軸方向に移動可能に設けられ、先端側にカプセルを収容するカプセル収容室を有する筒状の可動ホルダと、前記固定ホルダに設けられ、該可動ホルダのカプセル収容室に向け空気を供給するポンプと、該ポンプから前記固定ホルダを介して前記可動部材のカプセル収容室に向けて設けられた空気流通路と、該空気流通路の途中に設けられ、前記カプセルから空気流通路内に落下する薬粉を捕捉する落下薬粉捕捉部と、前記可動ホルダに設けられ、前記カプセル内の薬粉を噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部とを備えてなる鼻腔用投薬器において、
    前記固定ホルダには、前記ホルダ移動室の底部から軸方向に延びる有底穴部を前記カプセルに穴を開けるための穴あけピンを囲んで設け
    記可動ホルダには、該可動ホルダの底部から軸方向に延び前記有底穴部に嵌合する嵌合筒部を設け
    記落下薬粉捕捉部は、前記有底穴部に嵌合筒部を嵌合したときに前記穴あけピンの周囲に位置して前記嵌合筒部の内周側の空間として形成し
    前記固定ホルダと可動ホルダとの間には、前記ポンプからカプセル収容室に空気を供給したときに前記落下薬粉捕捉部で捕捉した薬粉が前記固定ホルダのホルダ移動室側に侵入するのを阻止する薬粉侵入阻止手段を設け、
    薬粉侵入阻止手段は、前記有底穴部の内周面と嵌合筒部の外周面との間をシールするために前記固定ホルダまたは可動ホルダに設けられたシールリングによって構成したことを特徴とする鼻腔用投薬器。
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