JP3678679B2 - 背もたれ部及び背もたれ部の表皮接着方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車や2列及び3列シートのミニバン、トラック等の商用車、観光バス等の車両、建設機械等の産業用の車両において、前側や後側のシートの背もたれ部に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートの背もたれ部では、例えば特開2000−108749号公報に開示されているように、背もたれ部を構成するパッド部において、パッド部のサイドサポート部分をパッド部の中央部分よりも前方に突出させ、パッド部のサイドサポート部分の内部に、衝撃吸収材(例えば硬質発泡ウレタンや発泡スチロール等)を配置したものがある(型の内部に衝撃吸収材を配置した状態で、パッド部の素材を発泡させる工法が一般的である)。これは、側面衝突等の大きな衝撃力がシートの横側のドアから背もたれ部に掛かった場合、衝撃吸収材によって衝撃を吸収しようとするものである。
【0003】
背もたれ部において、乗り心地に影響を直接及ぼすパッド部の中央部分では、パッド部の前後方向の厚みを確保する必要があるのに対して、乗り心地に影響を直接及ぼさないパッド部のサイドサポート部分では、パッド部の前後方向の厚みを確保する必要は少ない(パッド部の中央部分に比べて、パッド部のサイドサポート部分が固くなっても不都合は少ない)。これにより、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくし、その分だけ大きな衝撃吸収材を配置するように、背もたれ部を構成することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
シートの座部や背もたれ部は、クッション材としてのパッド部の表面に、意匠としての表皮を貼り付けたような構造をしており、近年では金具によって表皮をパッド部の表面に留める工法に代わり、表皮をパッド部の表面に接着剤によって接着する工法が採用され始めている。
【0005】
前述のように、パッド部の表面に表皮を接着する工法の場合、パッド部の表面と同じ形状を備えた押し型を用意しておき、表皮の裏面又はパッド部の表面に接着剤を塗布した状態で、押し型により表皮をパッド部の表面に押圧し、パッド部を充分に後退させて(パッド部を弾性的に充分に圧縮し表皮への圧力を確保して)、パッド部の表面に表皮を接着する。このようにパッド部の表面と同じ形状をした押し型によって、パッド部を充分に後退させる(パッド部を弾性的に充分に圧縮し表皮への圧力を確保する)ことにより、パッド部の表面に表皮をシワなく接着することができる。
【0006】
これにより、パッド部の表面に表皮を接着する工法を、パッド部のサイドサポート部分に衝撃吸収材を配置した背もたれ部([従来の技術]参照)に採用する場合、従来の技術に記載のようにパッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくし、その分だけ大きな衝撃吸収材を配置するように、背もたれ部を構成すると、次のような不具合が生じる。
【0007】
パッド部の表面に表皮を接着する際、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面と同じ形状を備えた押し型によって、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分を充分に後退させれば(パッド部の中央部分及びサイドサポート部分を弾性的に充分に圧縮し表皮への圧力を確保すれば)、これに伴って衝撃吸収材も圧縮されてしまう。一般に衝撃吸収材はパッド部のような充分な弾性を備えていないので、前述のように圧縮されると衝撃吸収材は押し潰されてしまい、この後は衝撃吸収材として機能しなくなる。
【0008】
逆に衝撃吸収材が押し潰されないように、押し型による押圧を弱いものにすれば、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分を弾性的に充分に圧縮し表皮への圧力を確保すると言うことができず、パッド部の表面に表皮をシワなく接着することが困難なものとなる。言い換えると、衝撃吸収材が押し潰されないようにしながら、パッド部の表面に表皮をシワなく接着することができるように押し型の押圧を充分なものにする為には(パッド部の中央部分及びサイドサポート部分を弾性的に充分に圧縮し表皮への圧力を確保する為には)、衝撃吸収材を小さなものにしなければならない。
【0009】
従って、パッド部の表面に表皮を接着する工法を、パッド部のサイドサポート部分に衝撃吸収材を配置した背もたれ部([従来の技術]参照)に採用する場合には、従来の技術に記載のように、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくし、その分だけ大きな衝撃吸収材を配置するように、背もたれ部を構成することが困難なものとなっている。
【0010】
本発明は、パッド部の表面に表皮を接着する工法を、パッド部のサイドサポート部分に衝撃吸収材を配置したシートの背もたれ部に採用する場合、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくし、その分だけ大きな衝撃吸収材を配置するように構成しても、衝撃吸収材が押し潰されずに、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に表皮がシワなく接着された背もたれ部を得ることを目的としており、衝撃吸収材が押し潰されることなく、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に表皮をシワなく接着することができるような、背もたれ部の表皮接着方法を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
[I]
請求項1(請求項2)の特徴によると、シートの背もたれ部を構成するパッド部において、パッド部のサイドサポート部分をパッド部の中央部分よりも前方に突出させ、パッド部の中央部分の背面よりも前方に入り込む凹部を、パッド部のサイドサポート部分の背面に形成している。
この場合、大きな衝撃吸収材を凹部に挿入することができるようにする為に、凹部の前方への入り込みを大きくし、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくする。
【0012】
[II]
前項[I]の状態において、請求項1の特徴によると、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着された表皮を備えている。請求項1の特徴によると、パッド部の中央部分の背面が第1治具によって受け止め支持され、弾性的に後退自在な第2治具が凹部に入り込みパッド部のサイドサポート部分の背面が受け止め支持された状態で、パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に押し型によって押圧されることによって、表皮がパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着されている。
【0013】
これにより請求項1の特徴によると、表皮がパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着される際に、パッド部の中央部分では、押し型の押圧によってパッド部の中央部分が充分に後退し弾性的に充分に圧縮されている(表皮への圧力が確保されている)。これに対しパッド部のサイドサポート部分では、押し型の押圧によってパッド部のサイドサポート部分が後退し弾性的に圧縮されるのに加えて、第2治具も一緒に後退し弾性的に圧縮されている。
【0014】
従って、請求項1の特徴によると、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みが小さいものであっても、前述のように第2治具が一緒に後退し弾性的に圧縮されていることにより、パッド部の中央部分と同様に、パッド部のサイドサポート部分が充分に後退し弾性的に充分に圧縮されているのであり(表皮への圧力が確保されているのであり)、これによって表皮がパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面にシワなく接着されている。
請求項1の特徴によると、前述のように表皮が接着されているので、凹部に衝撃吸収材を挿入することによって、パッド部のサイドサポート部分の内部に、押し潰されていない大きな衝撃吸収材を配置することができる。
【0015】
[III]
前項[I]の状態において、請求項2の特徴によると、パッド部の中央部分の背面を第1治具によって受け止め支持し、パッド部のサイドサポート部分の背面を第2治具によって受け止め支持した状態で、押し型によって表皮をパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に押圧する(事前に表皮の裏面又はパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着剤が塗布されている)。
【0016】
これにより請求項2の特徴によると、パッド部の中央部分では、押し型の押圧によってパッド部の中央部分が充分に後退し弾性的に充分に圧縮される(表皮への圧力が確保される)。これに対しパッド部のサイドサポート部分では、押し型の押圧によってパッド部のサイドサポート部分が後退し弾性的に圧縮されるのに加えて、第2治具も一緒に後退し弾性的に圧縮される状態となる。
【0017】
従って、請求項2の特徴によると、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みが小さいものであっても、前述のように第2治具が一緒に後退し弾性的に圧縮される状態となることにより、パッド部の中央部分と同様に、パッド部のサイドサポート部分が充分に後退し弾性的に充分に圧縮される状態(表皮への圧力が確保される状態)が得られるのであり、これによって表皮をパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面にシワなく接着することができる。
請求項2の特徴によると、前述のように表皮を接着した後、第1及び第2治具を取り外し、凹部に衝撃吸収材を挿入することによって、パッド部のサイドサポート部分の内部に、押し潰されていない大きな衝撃吸収材を配置することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、乗用車における右側のフロントシートの背もたれ部におけるパッド部1の全体を示している。背面に布製の薄いシート材2が位置するように型の内部にシート材2を配置し、素材(例えばウレタン等)を発泡させて、パッド部1が一体的に形成されており、パッド部1は中央部分3、右のサイドサポート部分4(右のドア側)、及び左のサイドサポート部分5(車体の左右中央側)等により構成されている。
【0019】
図1及び図2に示すように、パッド部1の中央部分3よりも、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5が前方に突出するように構成されており、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の背面に、凹部6が形成されている。パッド部1の中央部分3における前後方向の厚みW1、及びパッド部1の左のサイドサポート部分5における前後方向の厚みW2に対して、パッド部1の右のサイドサポート部分4における前後方向の厚みW3が小さいものに設定されている。
【0020】
次に、パッド部1への表皮7の接着について説明する。
前述のようにして、パッド部1が形成されると、図4に示すように、表皮7、第1治具8及び第2治具9、押し型10が用意される。表皮7は例えばウールモケット等の布製で開口部を備えた袋状に構成されており、開口部から上下向きに沿って開閉自在なチャック部7aが備えられている。
【0021】
図4に示すように第1治具8は、パッド部1の中央部分3の背面及びパッド部1の左のサイドサポート部分5の背面と同じ形状を備えており、パッド部1よりも充分に硬い材質で構成されている。第2治具9は、パッド部1の右のサイドサポート部分4の背面と同じ形状を備えて、パッド部1と略同じような軟らかさを備えた材質で構成されており、第1治具8に固定されている。
押し型10は、パッド部1の中央部分3の表面、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の表面と同じ形状を備えており、パッド部1よりも充分に硬い材質で構成されている。
【0022】
これによって、図4に示すように、第1治具8をパッド部1の中央部分3の背面及びパッド部1の左のサイドサポート部分5の背面に入れ(パッド部1の左のサイドサポート部分5の凹部6に入れ)、第2治具9をパッド部1の右のサイドサポート部分4の背面に入れて(パッド部1の右のサイドサポート部分4の凹部6に入れて)、第1及び第2治具8,9をパッド部1の中央部分3の背面(内面)、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の背面(内面)に密着させる。
【0023】
図4に示すように、表皮7を裏返した状態(表皮7の裏面が外側に位置し、表皮7の表面が内側に位置する袋の状態)で、押し型10を表皮7の内部に入れ、表皮7の裏面(又はパッド部1の中央部分3の表面、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の表面)に、接着剤をスプレー(図示せず)によって塗布する。
【0024】
次に図5に示すように、押し型10により表皮7をパッド部1の中央部分3の表面、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の表面に押圧する。この場合、パッド部1の中央部分3の背面及びパッド部1の左のサイドサポート部分5の背面が、充分に硬い第1治具8によって受け止め支持されている点、並びに、パッド部1の中央部分3における前後方向の厚みW1(図2参照)、及びパッド部1の左のサイドサポート部分5における前後方向の厚みW2(図2参照)が充分である点によって、パッド部1の中央部分3及びパッド部1の左のサイドサポート部分5が充分に後退し弾性的に充分に圧縮されるのであり、第1治具8は圧縮されない。
【0025】
これに対し図5に示すように、パッド部1の右のサイドサポート部分4の背面は、軟らかな第2治具9によって受け止め支持されているので、前述のように押し型10が押圧されると、パッド部1の右のサイドサポート部分4が後退し弾性的に圧縮されるのに加えて、第2治具9も一緒に後退し弾性的に圧縮される状態となる。これにより、パッド部1の右のサイドサポート部分4における前後方向の厚みW3(図2参照)が小さいものであっても、前述のように第2治具9が一緒に後退し弾性的に圧縮される状態となることにより、パッド部1の右のサイドサポート部分4が充分に後退し弾性的に充分に圧縮される状態が得られる。
以上のようにして、パッド部1の中央部分3の表面、パッド部1の右及び左のサイドサポート部分4,5の表面に、表皮7がシワなく接着される。
【0026】
前述のようにして表皮7の接着が終了すると、図6に示すように第1及び第2治具8,9、押し型10を抜き取り、図7に示すように裏返した状態の表皮7を反転させて(表皮7の裏面が内側に位置し、表皮7の表面が外側に位置する袋の状態)、表皮7の全体をパッド部1に被せる。これにより、右側のフロントシート(運転席)の背もたれ部において、パッド部1に表皮7が接着された状態のものを得ることができる。
【0027】
図3に示すように、正面視で門形の上フレーム11、上フレームの11の右及び左に連結された縦フレーム12,13、右及び左の縦フレーム12,13に亘って連結された横フレーム14、上フレーム11に連結されたヘッドレスト(図示せず)取付用の筒状の支持部15、右及び左の縦フレーム12,13に亘って連結されてS字状に繰り返して曲げられたバネ16、下の横フレーム14に連結されて着座した乗員の腰部を受け止める受け部17等により、背もたれ部の内部に配置されるフレーム体が構成されている。
例えば硬質発泡ウレタンや発泡スチロール等によりブロック状に形成された衝撃吸収材18が備えられており、右の縦フレーム12に衝撃吸収材18が固定されている。
【0028】
図8に示すように、表皮7のチャック部7aを開き、衝撃吸収体18が固定されたフレーム体を表皮7の内部に入れて、表皮7のチャック部7aを閉じる。この場合、右の縦フレーム12及び衝撃吸収材18を、パッド部1の右のサイドサポート部分4の背面に入れて(パッド部1の右のサイドサポート部分4の凹部6に入れて)、パッド部1の右のサイドサポート部分4の背面(内面)に、衝撃吸収材18を密着させる。左の縦フレーム13をパッド部1の左のサイドサポート部分5の背面に入れる(パッド部1の左のサイドサポート部分5の凹部6に入れる)。以上のようにして、右側のフロントシート(運転席)の背もたれ部が得られる。
【0029】
[発明の実施の別形態]
図4及び図5において、第2治具9はパッド部1と略同じような軟らかさを備えた材質で一体的に構成されているが、パッド部1の右のサイドサポート部分4の背面(内面)に密着する金属製の受け部材(図示せず)、及び受け部材を弾性的に後退可能に支持する金属製のバネ(図示せず)によって、第2治具9を構成してもよい。
【0030】
図2及び図8に示すパッド部1の右のサイドサポート部分4の構造を、パッド部1の左のサイドサポート部分5に採用し、図3に示す衝撃吸収材18を左の縦フレーム13に固定してもよい。これにより、左の縦フレーム13及び衝撃吸収材18を、パッド部1の左のサイドサポート部分5の背面に入れて(パッド部1の左のサイドサポート部分5の凹部6に入れて)、パッド部1の左のサイドサポート部分5の背面(内面)に衝撃吸収材18を密着させることにより、左側のフロントシートの背もたれ部を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1(請求項2)の特徴によると、パッド部の表面に表皮を接着する工法を、パッド部のサイドサポート部分に衝撃吸収材を配置したシートの背もたれ部に採用する場合に、パッド部のサイドサポート部分における前後方向の厚みを小さくし、その分だけ大きな衝撃吸収材を配置するように構成しても、表皮がパッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面にシワなく接着された背もたれ部を得ることができるようになった。
これにより、請求項1(請求項2)の特徴によると、パッド部のサイドサポート部分の内部に、押し潰されていない大きな衝撃吸収材を配置することができるようになって、側面衝突等の大きな衝撃力がシートの横側のドアから背もたれ部に掛かった場合での衝撃吸収材による衝撃の吸収機能を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】パッド部の全体斜視図
【図2】図1においてA−A方向から見た断面図
【図3】フレーム体の全体正面図
【図4】パッド部の背面に第1及び第2治具を配置し、押し型により表皮をパッド部の中央部分の表面、パッド部の右及び左のサイドサポート部分の表面に押圧する前の状態を示す断面図
【図5】図4に示す状態から、押し型により表皮をパッド部の中央部分の表面、パッド部の右及び左のサイドサポート部分の表面に押圧した状態を示す断面図
【図6】図5に示す状態から、第1及び第2治具、押し型を抜き取った状態を示す断面図
【図7】図6に示す状態から、表皮を反転させてパッド部に被せた状態を示す断面図
【図8】図7に示す状態から、表皮の内部にフレーム体を入れた状態を示す断面図
【符号の説明】
1 パッド部
3 中央部分
4 サイドサポート部分
6 凹部
7 表皮
8 第1治具
9 第2治具
10 押し型
18 衝撃吸収材
Claims (2)
- シートの背もたれ部を構成するパッド部において、前記パッド部のサイドサポート部分を、前記パッド部の中央部分よりも前方に突出させ、前記パッド部の中央部分の背面よりも前方に入り込む凹部を、前記パッド部のサイドサポート部分の背面に形成して、衝撃吸収材を前記凹部に挿入可能に構成すると共に、
前記パッド部の中央部分の背面が第1治具によって受け止め支持され、弾性的に後退自在な第2治具が前記凹部に入り込み前記パッド部のサイドサポート部分の背面が受け止め支持された状態で、前記パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に押し型によって押圧されて接着された表皮を備えてある背もたれ部。 - シートの背もたれ部を構成するパッド部において、前記パッド部のサイドサポート部分を、前記パッド部の中央部分よりも前方に突出させ、前記パッド部の中央部分の背面よりも前方に入り込む凹部を、前記パッド部のサイドサポート部分の背面に形成して、衝撃吸収材を前記凹部に挿入可能に構成すると共に、
前記パッド部の中央部分の背面を受け止め支持する第1治具と、前記凹部に入り込んで前記パッド部のサイドサポート部分の背面を受け止め支持するもので弾性的に後退自在な第2治具とを備えて、
表皮の裏面又は前記パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着剤を塗布し、押し型によって前記表皮を前記パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に押圧することにより、
前記パッド部の中央部分を弾性的に後退させ、且つ、前記パッド部のサイドサポート部分及び前記第2治具を弾性的に後退させて、前記表皮を前記パッド部の中央部分及びサイドサポート部分の表面に接着させる背もたれ部の表皮接着方法。
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