JP3675870B2 - ファイル用綴具の蓋部の係脱装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ファイル用綴具の係脱装置に関するもので、綴じ棒を立設した基部と、この基部の後部に連設した側壁と、この側壁にヒンジ部を介して、開閉可能に装着した蓋部とを、極めて簡単な構成により、確実に係脱できるようにしたファイル用綴具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からファイル用綴具として、多種類の提案がなされ、また利用されている。特に基部に綴じ棒を立設し、蓋部を開閉して用紙を綴じるものとして、例えば実公昭50−14576号公報の「綴込装置」,実公昭57−3818号公報の「押え板を附設した綴り具」,特公平4−35359号公報の「ファイル用綴具」,実公平6−20634号公報の「綴り具」等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記の第1のものは、構造は簡単であるが、用紙を綴じ込んでおく押止板の閉止が不確実であり、他の3件のものは、構成が複雑で、操作が面倒である等の問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、極めて簡単な構成で、用紙等の綴じ込み取り外しが容易で確実な、ファイル用綴具を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のファイル用綴具の係脱装置においては、綴じ棒を立設した基部と、この基部の後部に連設した側壁と、この側壁にヒンジ部を介して開閉可能に装着した蓋部から成るファイル用綴具において、前記基部の綴じ棒と側壁との間に係止体を設けると共に、前記蓋部に透孔及び係合部を設けたものである。
【0005】
また、前記係止体の頭部には、係止突起を形成し、蓋部の係合部に設けた側縁部と係脱させて、蓋部の開閉を確実にするようにしている。
【0006】
【作用】
上記のように構成された、本発明のファイル用綴具に用紙を綴じるには、図1の蓋部が閉止されている状態において、蓋部の係合部から露出している、係止体の頭部に指先を当てて前方に押すと、係止体頭部の係止突起が係合部の側縁部から外れるため、蓋部を図2の状態に開くことができる。
【0007】
この図2の状態で、穿孔された用紙を綴じ棒6,6に綴じ込んだ後蓋部を閉じると、蓋部の係合部に設けられた側縁部が、係止体の係止突起を押し進め、一定位置で係止突起が側縁部からはずれ、係止体が弾性力により復元して、図1の閉止状態になって、用紙を綴じ込むものである。
【0008】
【実施例】
【実施例1】
以下図面を参照して、本発明の実施例1について説明する。図1から図6に示すように、このファイル用綴具の本体1は、基部2と側壁3と蓋部4から構成されている。
基部2は装着孔5に挿入した鋲(図示なし)により、ファイル(図示なし)の内側に装着されるようになっている。
【0009】
図1及び2に示すように、基部2から、2体の用紙の綴じ棒6が立設されており、また基部2の後端部には、長手方向に、側壁3がアングル状に形成され、更に側壁3の上端部には、ヒンジ部7を介して、蓋部4が開閉自在に設けられている。
【0010】
次に図2に示すように、基部2上に設けられた綴じ棒6と、後端部の側壁3との間に、2つの溝孔8,8が穿設され、前記溝孔8,8の間に、蓋部4を閉位置に係止するための係止体9が設けられている。
【0011】
前記係止体9は、図2及び図4,6に示すように下方は凸字状に形成され、下部両端の連結部10,10は基部2に連結されており、更に一部曲折した中間部11の上方両側には係止突起12,12が形成されている。なお係止体9は図4に示すように実線位置から点線位置へ弾性的に変形できるように構成されている。
【0012】
次に蓋部4は、後部において長手方向にヒンジ部7を介して側壁3と開閉可能に連結されており、図2に示すように、蓋部4の裏面には、基部2に立設された綴じ棒6の上端が嵌入する有底の穴13,13が設けられている。
【0013】
また蓋部4の上面には、図1及び図3,5に示すように中間部に、前記係止体9の係止突起12,12を設けた、頭部14が出入する透孔15が穿設され、更に前記透孔15に沿って後方に、蓋部4の上面より一段低い位置に係合部16が形成され、該係合部16の両側に設けた側縁部17,17上に、図6に示すように、前記係止体9両端の係止突起12,12が係合して、蓋部4を図1の状態に係止するようになっている。
【0014】
次に、実施例1の動作・使用方法を説明する。図1の蓋部4が閉止されている状態において、係合部16から露出している係止体9の頭部14に指先を当てて、前方に倒す方向に係止体9を押す。すると係止体9は図4に示す点線の位置に移動し、係止体9の係止突起12,12が係合部16の側縁部17,17から前方に滑り、透孔15の真上に位置する。
【0015】
この状態で蓋部4の前端下面に親指を当てて、蓋部4を上方に回動すると、透孔15が係止体19の頭部14から抜け出し、図2に示す開放状態になる。
【0016】
前記の蓋部4の開放状態で、穿孔された用紙(図示なし)を綴じ棒6,6に綴じ込んだ後、蓋部4の上方を前方に押し倒す。すると、蓋部4はヒンジ部7を中心軸として回転して、係合部16の側縁部17,17が係止体9の係止突起12,12を前に押し進め、係止突起12,12は前方に移動しながら側縁部17,17から外れ、係止体9は弾性力により復元し、係止突起12,12の下端面が係合部16の側縁部17,17の上面に載って蓋部4が係止される。そして用紙を綴じた綴じ棒6の先端部が、蓋部裏側の穴13にはまり込んで、蓋部4は、基部2に対して閉止状態が得られるものである。
【0017】
【その他の実施例】
以上、本発明に係るファイル用綴具の係脱装置の好適な実施例について説明したが、前記実施例に限るものではない。例えば前記実施例では、側壁3と蓋部4の連結を合成樹脂のP.P材を用いる場合のものとして、肉薄に形成したヒンジ部7としたが、これを蝶番状にしても良い。
【0018】
また、基部2に設けた係止体9には、前記実施例では、係止体9頭部14の両側に係止突起12を設けたが、更に頭部14の後部に設けても良く、或いは、後部に設けるだけでも差支えなく、また係止体9の形状も種々変更できるものである。
【0019】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】
書類等の用紙をファイルに綴じたり、また取り外す場合に片手操作で簡単に行えるので、極めて便利である。
【0021】
従来の製品のごとく特殊な部品等を使用することなく、確実に蓋部の開閉が行われる。
【0022】
従来のこの種の製品に比して、構成がシンプルで製造が簡単なため、コストの低減をはかることができ、安価に提供することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の、ファイル用綴具の係脱装置の蓋部を閉じた状態を示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、図1の蓋部を開けた状態を示す、斜軸投影図である。
【図3】図3は、図1の平面図である。
【図4】図4は、図3のA−A線矢視断面図である。
【図5】図5は、係合部16を示す平面図である。
【図6】図6は、図3のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 綴具の本体
2 基部
3 側壁
4 蓋部
5 装着孔
6 綴じ棒
7 ヒンジ部
8 溝孔
9 係止体
10 連結部
11 中間部
12 係止突起
13 穴
14 頭部
15 透孔
16 係合部
17 側縁部
Claims (2)
- 本体(1)の基部(2)の長手方向の上面に、2体の綴じ棒(6)を立設すると共に、後部に側壁(3)をアングル状に形成し、この側壁(3)に、ヒンジ部(7)を介して、開閉可能に装着した蓋部(4)から成るファイル用綴具において、前記綴じ棒(6)(6)の中間部後方に、前記側壁(3)との間に、少しく間隔を設けて、上部が前後に弾性的に変形できるように構成した係止体(9)を立設し、前記係止体(9)の上方に、上面が蓋部(4)の上面とほぼ一定の高さになるように構成した頭部(14)を設け、該頭部の両側に係止突起(12)を形成すると共に、蓋部(4)の中央部後方に前記係止体(9)の係止突起(12)及び頭部(14)が出入する透孔(15)を形成すると共に、前記透孔(15)に沿って後方に、蓋部(4)の上面より一段低い位置に係合部(16)を形成し、該係合部(16)の両側に上部が弾性的に変形できる、係止体(9)の係止突起(12)に係合して、蓋部(4)を係脱するための側縁部(17)を形成して成るファイル用綴具の蓋部の係脱装置。
- 請求項1に記載の、ファイル用綴具の蓋部の係脱装置において、基部(2)に設けた係止体(9)の頭部(14)の上面が、側壁(3)にヒンジ部(7)を介して開閉可能に装着した蓋部(4)の上面と、ほぼ一定の高さになるように構成したことを特徴とするファイル用綴具の蓋部の係脱装置。
Priority Applications (1)
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JP03028895A JP3675870B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ファイル用綴具の蓋部の係脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP03028895A Expired - Fee Related JP3675870B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ファイル用綴具の蓋部の係脱装置 |
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JP (1) | JP3675870B2 (ja) |
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1995
- 1995-01-09 JP JP03028895A patent/JP3675870B2/ja not_active Expired - Fee Related
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