JPH0513295Y2 - - Google Patents

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JPH0513295Y2
JPH0513295Y2 JP1986197972U JP19797286U JPH0513295Y2 JP H0513295 Y2 JPH0513295 Y2 JP H0513295Y2 JP 1986197972 U JP1986197972 U JP 1986197972U JP 19797286 U JP19797286 U JP 19797286U JP H0513295 Y2 JPH0513295 Y2 JP H0513295Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は化粧用コンパクト、特に下蓋に形成
された中枠嵌合用凹部に中枠を嵌合する際、嵌合
が妄りに外れないように中枠を離脱可能に係合す
ることができ、しかも中枠の交換などで嵌合を外
すとき、前記係合の離脱を容易に行なうことがで
きるコンパクトに関するものである。
(2) 従来の技術 この種のコンパクトとして、パフなど塗布具又
は化粧材が収納される中枠を嵌合するための凹部
が表面に形成された下蓋と、この下蓋の凹部に嵌
合される中枠と、前記下蓋の後端部に後端部が枢
支されて、中枠を覆うように下蓋に対して開閉自
在となつた上蓋とを具えたものがあり、このよう
なコンパクトにおいて、前記中枠の表面には、仕
切壁などによつて第1凹部、第2凹部が形成さ
れ、例えば第1凹部にパフなど塗布具が収納され
る場合には、第2凹部には化粧材が収納されるよ
うになつている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のコンパクトにおいては、下蓋
の凹部に中枠を嵌合する際、嵌合が妄りに外れな
いように、例えば中枠と下蓋の凹部とを両面テー
プ又はホツトメルト型接着剤で接着して固定して
いる。
しかしながら、このような両面テープや接着剤
で中枠を固定してしまうと、中枠の第2凹部に収
納した化粧材がなくなつたり、或いは中枠が汚れ
たりして、中枠を新しい中枠と交換する必要が生
じたとき、中枠の両面テープや接着剤による固定
を解いてその嵌合を外すのが容易でなく、強引に
固定を解こうとすると、中枠を損傷してしまう虞
れがある。また、新しい中枠を嵌合する際にも、
それまで使つていた中枠、及び下蓋の凹部の両面
テープや接着剤の跡をきれいに清掃した後、再び
両面テープ又は接着剤によつて固定して嵌合しな
ければならず、交換作業に時間がかかつてしまう
という問題点がある。
そこで、この考案は中枠の交換に際し、中枠を
損傷するようなことがなく、しかもその交換作業
を迅速、かつ簡単に行なうことができるようにす
ることを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記技術的課題を達成するため、この考案は周
壁によつて上下端が開口した中枠嵌合用凹部が形
成された下蓋と、上端周縁部にフランジを有し、
該フランジを前記周壁の上面に係合させて下蓋の
凹部に嵌合される中枠と、前記下蓋の後端部に後
端部が枢支されて、中枠を覆うように下蓋に対し
て開閉自在となつた上蓋とを具え、前記下蓋の前
端部に前後方、及び上方が開口したフツク部材収
納凹所を形成し、この収納凹所内にフツク部材
を、凹所から抜け出しを阻止して前後方向に弾性
変位可能に収納し、このフツク部材に係止突起を
設けるとともに、係合部を前記凹所の後方開口部
から凹部内に突出するように設け、前記フツク部
材の係止突起と閉蓋時に離脱可能に係止する係止
突起を上蓋の前端部に設け、また前記中枠の嵌合
時に、フツク部材の係合部と離脱可能に係合する
係合部を中枠の前端部に、かつ下蓋の後端部に設
けた係合部と離脱可能に係合する係合部を中枠の
後端部に設けたことを特徴とする。
(5) 作用 交換などのため、下蓋の凹部に嵌合された中枠
を外すときには、開蓋状態で、中枠の前部を該凹
部の下端開口側から押圧する。この押圧によつ
て、フツク部材が下蓋の前方へ弾性変位し、この
変位により中枠の前端部に設けた係合部がフツク
部材の係合部から離脱する一方、中枠の後端部に
設けた係合部が下蓋の係合部から離脱し、中枠の
嵌合が外れる。次に、中枠を下蓋の凹部に嵌合す
るには、中枠の前端部に設けた係合部がフツク部
材の係合部に、中枠の後端部に設けた係合部が下
蓋の係合部に係合可能なように中枠を位置させた
うえ、中枠を下蓋の凹部に向けて押下する。これ
により、中枠はその前端部の係合部がフツク部材
の係合部に、後端部の係合部が下蓋の係合部に係
合するに至り、これが嵌合後は中枠は妄りに嵌合
が外れることがなくなる。したがつて、中枠の交
換に際し、従来の両面テープ又は接着剤方式のよ
うに中枠が損傷するようなことが全くなく、しか
も中枠の交換作業を従来のように時間がかかるこ
となく、迅速に行なうことが可能となり、作業も
簡単で能率のよいものとなる。
(6) 実施例 第1,2図で1は縦長タイプの化粧用コンパク
トで、下蓋2、フツク部材3、中枠5、及び上蓋
6を具えている。
下蓋2には方形の周壁8によつて上下端が開口
した中枠嵌合用凹部7が形成され、かつ周壁8の
後端壁の内面には係合突部9が設けられている。
下蓋2の後端部にはピン穴10を有する1対の係
止部11が突設されているとともに、前端部には
周壁8の前端壁の中央部にフツク部材3の収納凹
部12が形成されている。凹所12は第3図に示
すように、開口した所定横巾Wの第1凹所13
と、第1凹所13の外方に第1凹所13と連通し
てあつて上方が開口し、その横巾W′が第1凹所
13の横巾Wより小さい第2凹所14とからなつ
ている。第1凹所13の開口部の上下端部には係
止部15が突設されている。
フツク部材3は第4,5図に示すように、本体
部17と操作部18とからなつていて、本体部1
7が第1凹所13に、操作部18が第2凹所14
にそれぞれ嵌合して位置するようになつている。
本体部17と操作部18にはそれぞれ上下端が開
口した中空部20,21が形成され、この実施例
では中空部20を介してフツク部材3が下蓋2の
前後方向に弾性変位可能となつている。操作部1
8の中空部21の内壁面には係止突起23が設け
られている。本体部17の後壁の上下端部には第
1凹所13の係止部15と係止する係止部24
が、係止部15に嵌入する嵌入部25の上下端部
が切欠されることにより、形成されている。係止
部15の高さHは第1図に示すように係止部24
の高さH′より低くなつていて、係止部24が係
止部15に係止することにより、フツク部材3の
凹所12から下蓋2の後方への抜け出しが阻止さ
れるようになつている。26は本体部17の後壁
に凹部7内に突出するように設けられた係合突部
である。
中枠5は下蓋2の凹部7に嵌合可能な大きさか
らなり、その表面には塗布具としてのパフ収納用
凹部27と化粧材収納用凹部28が仕切壁29に
よつて前後に連接して形成されている。パフ収納
用凹部27の底壁にはほぼ全面にわたつて多数の
通気孔(図示せず)が穿設されている。中枠5の
上端周縁部には下蓋2の周壁8の上面に載つて係
合するフランジ30が設けられている。中枠5の
前端部にはその前端壁にフツク部材3の係合突部
26と係合する係合凹部31が設けられ、また中
枠5aの後端部には下蓋2の係合突部9と係合す
る係合凹部32が設けられている。
上蓋6の裏面には鏡装着用凹部35が形成さ
れ、鏡36が嵌合して固着されている。上蓋6の
後端部にはピン穴37を有する係止部38が、下
蓋2の係止部11と係止可能に突設されている。
また、上蓋6の前端部にはフツク部材3の中空部
21に第2凹所14の上方開口部を経て嵌入し、
閉蓋時、フツク部材3の係止突起23と離脱可能
に係止する係止突起40が設けられている。
第1図で41は上蓋6の係止部38に形成され
たばね配設用切欠部、42は切欠部41に後記枢
支ピンに介装されて配設されたばね、43はばね
42の一端側を係止する下蓋2の周壁8の後端壁
に形成された切欠部である。
前記各部材を組み立てるには、まず下蓋2の凹
所12にフツク部材3を、本体部17が第1凹所
13の開口部を乗り越えるよう第1凹所13の開
口側から圧入により強引に嵌合し、本体部17が
第1凹所13に、操作部18が第2凹所14に位
置するように収納する。これにより、フツク部材
3は本体部17が第1凹所13の第2凹所14と
連通しない壁面で前方への、また係止部24と係
止部15の係止により後方へのそれぞれ抜け出し
を阻止されて、前後方向に弾性変位可能となつ
て、下蓋2の前端部に装着されたことになる。次
に、中枠5を凹部7に嵌合し、その前端部に設け
た係合凹部31をフツク部材3の係合突部26に
係合するとともに、後端部に設けた係合凹部32
を係合突部9に係合する。しかる後、下蓋2の係
止部11に上蓋6の係止部38を係止したうえ、
この係止により一致する両係止部11,38のピ
ン穴10,37間に枢支ピン45を挿入するとと
もに、係止部38の切欠部41内の枢支ピン45
にばね42を、一端側を下蓋2の切欠部43で係
止するようにして配設する。
前記により組立てられたコンパクト1の作用を
次に説明する。
まず、第1図の閉蓋状態から開蓋するには、フ
ツク部材3の操作部18を後方に押圧する。この
押圧により、フツク部材3の中空部20が潰され
るようにして、フツク部材3が下蓋2の後方へ弾
性変位し、この変位によりフツク部材3の係止突
起23と上蓋6の係止突起40との係止が解放さ
れ、上蓋6は前記ばね42の力で開放される。
次に、開蓋状態から上蓋6を閉じるため閉蓋す
るには、操作部18の押圧をやめて、フツク部材
3の本体部19を弾性復元させることによつて、
操作部18を元の位置に戻した後、上蓋6をばね
42の力に抗して押下する。この押下により、上
蓋6の係止突起40が操作部18の中空部21に
第2凹所14の上方開口部を経て嵌入し、フツク
部材3の係止突起23と再び係止するに至り、元
の閉蓋状態となる。
前記において、例えば中枠5を新しい中枠と交
換したいときには、開蓋状態で、中枠5の前部を
凹部7の下端開口側から押圧する。この押圧によ
つて、フツク部材3の中空部20が潰されるよう
にして、フツク部材3が下蓋2の前方へ弾性変位
し、この変位により中枠5の係合凹部31がフツ
ク部材3の係合突部26から離脱する一方、係合
凹部32が係合突部9から離脱し、中枠5の嵌合
が外れる。そして、この中枠5が外れた後の凹部
7へ新しい中枠を嵌合することとなるが、その嵌
合作業は前記組み立てのところで述べた通りであ
る。このようにして、中枠5の交換作業を迅速、
かつ簡単に行なうことが可能となる。
(7) 考案の効果 この考案は上記のような構成からなり、中枠の
下蓋凹部への嵌合、及び該嵌合された中枠を外す
作業が迅速、かつ簡単に行えるので、中枠の交換
作業が著しく容易となる。しかも、前記中枠の嵌
合、及び取外しを、上蓋の係止突起との係止、係
止解放を司るフツク部材を前方へ弾性変位させる
ことにより行い、このフツク部材1つで兼用し、
そのための格別の部材を必要としないため、部材
が少なくてすみ構成がきわめて簡素となる。ま
た、下蓋の中枠嵌合用凹部には底壁がないから、
この底壁のないぶんコンパクト全体の厚さを薄く
することができ、従来のコンパクトに比べ携帯し
易いものとなるとともに、薄型となるから見映え
もよくなるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図は同上の左側部のみ示した縦断正面図、第
3図は下蓋の前端部の平面図、第4図はフツク部
材の平面図、第5図は第4図の−線に沿う拡
大断面図である。 1……化粧用コンパクト、2……下蓋、3……
フツク部材、5……中枠、6……上蓋、7……中
枠嵌合用凹部、8……周壁、9,26……係合突
部、12……フツク部材収納凹所、23,40…
…係止突起、30……フランジ、31,32……
係合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周壁によつて上下端が開口した中枠嵌合用凹部
    が形成された下蓋と、上端周縁部にフランジを有
    し、該フランジを前記周壁の上面に係合させて下
    蓋の凹部に嵌合される中枠と、前記下蓋の後端部
    に後端部が枢支されて、中枠を覆うように下蓋に
    対して開閉自在となつた上蓋とを具え、前記下蓋
    の前端部に前後方、及び上方が開口したフツク部
    材収納凹所を形成し、この収納凹所内にフツク部
    材を、凹所から抜け出しを阻止して前後方向に弾
    性変位可能に収納し、このフツク部材に係止突起
    を設けるとともに、係合部を前記凹所の後方開口
    部から凹部内に突出するように設け、前記フツク
    部材の係止突起と閉蓋時に離脱可能に係止する係
    止突起を上蓋の前端部に設け、また前記中枠の嵌
    合時に、フツク部材の係合部と離脱可能に係合す
    る係合部を中枠の前端部に、かつ下蓋の後端部に
    設けた係合部と離脱可能に係合する係合部を中枠
    の後端部に設けたことを特徴とする化粧用コンパ
    クト。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541104B2 (ja) * 1973-07-27 1980-10-22
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