JPS6131706Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は使用便利な合成樹脂製コンパクトに
関するものである。

図面につき説明すると、パフ収納室１を形成し
た容器体２に第１ピン３を介して蓋体４を開閉自
在に設けると共に第１ピン３に近接した蓋体４に
化粧品収納室５を形成した中容器６を第２ピン７
を介して軸着し、且つパフ収納室１の両内側壁面
８，８の上方に摺動溝９，９を形成し、該摺動溝
９，９に案内される突片１０，１０を中容器６の
先端面側に形成し、且又摺動溝９，９の中途に突
片１０，１０の離脱用案内溝１１，１１を設けた
合成樹脂製コンパクトに係るものである。

尚、１４は鏡板、１５は第２ピン７を取付ける
ための突出片であり、中容器６の回動操作が円滑
に行われるようにしたものである。

又突片１０，１０の離脱用案内溝１１，１１は
第６図に示めすように前方に傾斜し、第４図のよ
うに蓋体４を開いた状態では中容器６を上方に回
動しても突片１０，１０が外れないようにしたも
ので蓋体４をやや前方に傾けた状態で離脱できる
ようにしたものである。

又離脱した突片１０，１０は摺動溝９，９の上
部に位置した摺動凸条１６，１６の上部を摺動さ
せながら蓋体４を開けば自動的に突片１０，１０
が離脱用案内溝１１に案内されて摺動溝９，９に
案内されるものである。

又１７，１７……はパフ収納室１に多数設けた
穿設孔であり、又更にパフ収納室１の後部に第１
通気切欠孔１２を設けると共に蓋体４の前部に第
２通気切欠孔１３を設けたものである。１８は容
器体２と蓋体４の着脱掛止部であり、蓋体４が妄
りに開かないようにしたものである。又１９は開
口部である。

この考案は以上のような構成であり、パフ収納
室１を形成した容器体２に第１ピン３を介して蓋
体４を開閉自在に設けると共に第１ピン３に近接
した蓋体４に化粧品収納室５を形成した中容器６
を第２ピン７を介して軸着したことによつてパフ
と粘性のある化粧品が分離された状態で収納携帯
ができて便利である。

又パフ収納室１の両内側壁面８，８の上方に摺
動溝９，９を形成し、該摺動溝９，９に案内され
る突片１０，１０を中容器６の先端両側に形成し
たことによつて第４図に示めすように蓋体４を開
けば、中容器６が自動的に後退しパフを取出し易
くなる開口部１９が形成されて使用上極めて好適
である。

又摺動溝９，９の中途に突片１０，１０の離脱
用案内溝１１，１１を設けたことによつて中容器
６を第５図に示すように開くことができてパフ収
納室１内の汚れを除去することができるので衛生
的に保持することができるものである。

又更に構造が極めて簡単であり、安価に提供で
きる等の幾多の実用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図は蓋体を開いた斜視
図、第３図は第１図に於けるＡ−Ａ断面図、第４
図は第２図に於けるＢ−Ｂ断面図、第５図は蓋体
及び中容器を開いた斜視図、第６図は化粧品収納
室の作動説明図である。 １……パフ収納室、２……容器体、３……第１
ピン、４……蓋体、５……化粧品収納室、６……
中容器、７……第２ピン、８……両内側壁面、９
……摺動溝、１０……突片、１１……離脱用案内
溝、１２……第１通気切欠孔、１３……第２通気
切欠孔、１４……鏡板、１５……突出片、１６…
…摺動凸条、１７……穿設孔、１８……着脱掛止
部、１９……開口部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パフ収納室１を形成した容器体２に第１ピン３
   を介して蓋体４を開閉自在に設けると共に第１ピ
   ン３に近接した蓋体４に化粧品収納室５を形成し
   た中容器６を第２ピン７を介して軸着し、且つパ
   フ収納室１の両内側壁面８，８の上方に摺動溝
   ９，９を形成し、該摺動溝９，９に案内される突
   片１０，１０を中容器６の先端両側に形成し、且
   又摺動溝９，９の中途に突片１０，１０の離脱用
   案内溝１１，１１を設けた合成樹脂製コンパク
   ト。