JPS6114325Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化粧用コンパクトに係る。

化粧用コンパクト使用の際には、パフを使用す
る場合と使用しない場合があるが、パフを使用す
る場合は、コンパクト内にパフが入れてないと不
便であり、又パフを使用しない場合は、パフを入
れたコンパクトは大形化するため不便であるばか
りか、パフが邪魔でさえもある。

本案はパフを入れたパフ箱をコンパクトに着脱
自在とし、パフ不要の際はそのパフ箱を外して小
形化したコンパクトを携帯でき、パフ使用の際に
だけパフ箱をコンパクト本体に装着させて携帯で
きるようにしたものであり、もつてパフ不用であ
るのにパフ入りコンパクトを携帯する不便、およ
びコンパクトとパフとを別携帯する不便を除去し
たものである。

以下図面について説明すると、１はコンパクト
の容器主体である。該主体内には化粧品充填ドラ
ム２が嵌合させてあり、又該容器主体上面を開閉
する蓋体３が容器主体と蓋体との各後縁部におい
て枢着させてある。蓋体裏面には鏡４が付設させ
てある。

上記容器主体底壁５の後縁部下面には切欠き凹
部６が形成させてある。又該凹部の側部にはパフ
箱用嵌合部材７を、その凹部内への嵌脱が自在に
枢着させてある。該枢着は容器主体と蓋体とを枢
着させたピン８と同軸に枢着させてあるが、別に
枢着させてもよく、又上記凹部の位置を底壁の他
部下面に設けてもよい。パフ箱用嵌合部材７は長
方形状の板状で、その板部９の長手方向側縁から
上記ピンを枢着させる軸受け部１０，１０を突出
させたもので、その板部９が上述切欠き凹部６内
へ嵌合され、又垂下されるよう設けてある。その
板部９の内面には第１係合子嵌合用の第１凹部１
１を形成させる。

１２はパフ箱で、その上面の一方側部には上記
板部、つまり嵌合部材の垂下部分を嵌合できる装
着穴１３が穿設させてある。該装着穴穿設部分を
除くパフ箱部分は上面開口の皿部１４に形成させ
てあり、該皿部内にパフ１５を収納できるよう設
けてある。該皿部前壁１６の中間部上端からは後
面に第２係合子１７を付設させた係合板１８が起
立させてあり、又皿部両側壁１９，１９中間部の
上縁には外気流入用２０，２０が設けてある。皿
部後壁を形成する装着穴前壁２１の中間部は、左
右両側に垂直方向への切込み２２，２２を設けて
弾性片２３とし、該弾性片の上部後面に第１係合
子２４が付設させてある。該第１係合子は、既述
嵌合部材の板部９を垂下させて装着穴１３内へ嵌
合させたとき、第１凹部１１内へ嵌合するよう設
けたもので、該嵌合により容器主体底壁の下面パ
フ箱１２を重合せに装着できるようにしたもので
ある。尚このとき第２係合子１７は容器本体前壁
下部に設けられた第２凹部へ嵌合して上記装着状
態を保持する。パフ箱底壁２５には第１図が示す
ように外気流通孔２６を穿設させ、かつ底壁上面
にパフ載置用の突条２７を設けてもよい。これ等
は夏期等に水に濡らして使用したパフを、収納状
態のまま乾燥させるうえで好都合である。

本案は上記構成とするもので、パフ携帯を必要
とする場合は容器主体にパフ箱を装着させて、又
パフ携帯を不要とする場合はパフ箱を外してコン
パクトを携帯できるから、パフ携帯必要の有無に
応じてコンパクトを大形化、或いは小形化できる
便利があり、パフ箱の上面側部に装着穴を穿設さ
せ、該穴内へ容器主体から垂設させた垂下部分を
着脱自在に嵌合させることで、容器主体底壁の下
面へ重合せてパフ箱を装着できるようにしたか
ら、パフ箱上面は開口させることもできて便利で
あり、嵌合部材７は容器主体底壁に設けた切欠き
凹部内への嵌が可能としてあるから、パフ箱を装
着しない場合はその凹部内への嵌合によつて嵌合
部材が邪魔となることがなく、携帯上便利であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はパフ箱を除いた状態で示す本案化粧用
コンパクトの断面図、第２図はパフ箱の斜視図、
第３図は第１図コンパクトの底面図である。 １…容器主体、７…パフ箱用嵌合部材、１２…
パフ箱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンパクト容器主体底壁５の一方側部下面に切
   欠き凹部６を形成させ、該切欠き凹部の側部にパ
   フ箱用嵌合部材７を、その切欠き凹部内への嵌脱
   および垂下が可能に枢着させ、該嵌合部材を垂下
   させた状態でその垂下部分を嵌合できる装着穴１
   ３を、別に設けたパフ入れ用パフ箱１２の上面側
   部に開口させ、上記装着穴１３内に上記嵌合部材
   垂下部分を着脱自在に嵌合させることで、パフ箱
   １２を容器主体底壁の下面に重合せて装着させて
   なることを特徴とする、化粧用コンパクト。