JPH043971Y2 - - Google Patents
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- JPH043971Y2 JPH043971Y2 JP1984110463U JP11046384U JPH043971Y2 JP H043971 Y2 JPH043971 Y2 JP H043971Y2 JP 1984110463 U JP1984110463 U JP 1984110463U JP 11046384 U JP11046384 U JP 11046384U JP H043971 Y2 JPH043971 Y2 JP H043971Y2
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- Japan
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- container
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、コンパクト容器に関する。
[従来技術とその問題点]
従来、上記の容器としては、蓋体、上部容体、
下部容体の、三者を蝶番結合し、それぞれの周縁
に閉合状態を保持するための係合突部等の係止手
段を設けた容器が公知であるが、この容器は、蓋
体および下部容体の開放操作が容易ではない。
下部容体の、三者を蝶番結合し、それぞれの周縁
に閉合状態を保持するための係合突部等の係止手
段を設けた容器が公知であるが、この容器は、蓋
体および下部容体の開放操作が容易ではない。
そこで、上部容体の前面側において、容器の内
外方向に摺動する操作部材を設け、この操作部材
の先端の上下に形成した斜面により蓋体および下
部容体を上下に開放するものが提案されている
(実開昭59−73216号、第6図参照)。
外方向に摺動する操作部材を設け、この操作部材
の先端の上下に形成した斜面により蓋体および下
部容体を上下に開放するものが提案されている
(実開昭59−73216号、第6図参照)。
しかしながら、この容器を開放する場合には、
容器全体を指で把握し、容器の背面側に設けた前
記蝶番部分に指を当接させて保持し、操作部材を
親指により背面側に押圧することにより、蓋体お
よび下部容体がヒンジピンを中心に後方に回転し
ようとする。このとき、蓋体および下部容体の後
端を前方に押圧する力が働き、これら蓋体および
下部容体の開放が円滑に行なうことができない。
容器全体を指で把握し、容器の背面側に設けた前
記蝶番部分に指を当接させて保持し、操作部材を
親指により背面側に押圧することにより、蓋体お
よび下部容体がヒンジピンを中心に後方に回転し
ようとする。このとき、蓋体および下部容体の後
端を前方に押圧する力が働き、これら蓋体および
下部容体の開放が円滑に行なうことができない。
また、前述の上部容体の前面側において、内外
方向に摺動可能な操作部材を備えた容器における
上部容体と、蓋体および下部容体との閉合状態を
保持するための係止手段としては、特に、第6図
に示すように、上部容体1の前面の上下に係合突
部2a,2bを設け、蓋体3の前端部に設けた垂
下部の内面に係止突条4aを形成し、下部容体5
の起立部の内面に係止突条4bを形成し、これら
係止突条4a,4bが、それぞれ前記係合突部2
a,2bと係合し得るように形成されたものが多
く用いられているが、前記蓋体3および下部容体
5を開放するために、操作部材6を容器内方へ押
圧したとき、前記係止突条4a,4bは矢印Aの
方向にそれぞれ押上げられ、これら係止突条4
a,4bが係合突部2a,2bを乗り越える際
に、これらの係止手段2a,2b,4a,4bに
強い応力が生じ、係止手段が破損し易い。
方向に摺動可能な操作部材を備えた容器における
上部容体と、蓋体および下部容体との閉合状態を
保持するための係止手段としては、特に、第6図
に示すように、上部容体1の前面の上下に係合突
部2a,2bを設け、蓋体3の前端部に設けた垂
下部の内面に係止突条4aを形成し、下部容体5
の起立部の内面に係止突条4bを形成し、これら
係止突条4a,4bが、それぞれ前記係合突部2
a,2bと係合し得るように形成されたものが多
く用いられているが、前記蓋体3および下部容体
5を開放するために、操作部材6を容器内方へ押
圧したとき、前記係止突条4a,4bは矢印Aの
方向にそれぞれ押上げられ、これら係止突条4
a,4bが係合突部2a,2bを乗り越える際
に、これらの係止手段2a,2b,4a,4bに
強い応力が生じ、係止手段が破損し易い。
また、実開昭52−4302号には、コンパクト容器
の前部の両側部に蓋体を解除するための操作部材
が設けられたものが開示されている。このコンパ
クト容器は、上側部に設けた操作部材を内方側に
押圧することにより蓋体を解除する機構となつて
いる。
の前部の両側部に蓋体を解除するための操作部材
が設けられたものが開示されている。このコンパ
クト容器は、上側部に設けた操作部材を内方側に
押圧することにより蓋体を解除する機構となつて
いる。
しかしながら、このコンパクト容器であると、
蓋が閉まつた状態においては、操作部材が常にコ
ンパクト容器の両側部より突設しているため、コ
ンパクト容器を持ち歩いている時などにこの突出
した操作部材に力が加わり蓋が勝手に開いてしま
つたり、また、この突出した操作部材が邪魔にな
つてしまうという問題があつた。
蓋が閉まつた状態においては、操作部材が常にコ
ンパクト容器の両側部より突設しているため、コ
ンパクト容器を持ち歩いている時などにこの突出
した操作部材に力が加わり蓋が勝手に開いてしま
つたり、また、この突出した操作部材が邪魔にな
つてしまうという問題があつた。
[問題点を解決するための手段]
本考案のコンパクト容器は、上部容体10と、
その上下に配した蓋体12と下部容体14とを、
蝶番16により開閉自在に結合し、これら三部材
10,12,14に閉合時に互いに係合し得る係
止手段を設けてなり、前記上部容体10の前面3
4に両側面と前面が開口した切欠凹部を設け、こ
の切欠凹部内で左右方向に往復動可能な左右一対
の操作部材64,64を設けるとともにこれら左
右一対の操作部材64の一端部が三部材10,1
2,14の閉合時に上部容体10の両側面より突
出しないように配し、これら左右一対の操作部材
64の相対向する中央側の他端部に上向きの斜面
66および下向きの斜面68を形成し、前記蓋体
12の前部44の中央部に垂下部46を設け、垂
下部46の両側面には前記操作部材64,64の
上向きの斜面68と係合する下向きの斜面48を
形成し、前記下部容体14の前部52の中央部に
突出部54を設け、突出部54の両側面には前記
操作部材64,64の下向きの斜面68と係合す
る上向きの斜面48を形成したものである。
その上下に配した蓋体12と下部容体14とを、
蝶番16により開閉自在に結合し、これら三部材
10,12,14に閉合時に互いに係合し得る係
止手段を設けてなり、前記上部容体10の前面3
4に両側面と前面が開口した切欠凹部を設け、こ
の切欠凹部内で左右方向に往復動可能な左右一対
の操作部材64,64を設けるとともにこれら左
右一対の操作部材64の一端部が三部材10,1
2,14の閉合時に上部容体10の両側面より突
出しないように配し、これら左右一対の操作部材
64の相対向する中央側の他端部に上向きの斜面
66および下向きの斜面68を形成し、前記蓋体
12の前部44の中央部に垂下部46を設け、垂
下部46の両側面には前記操作部材64,64の
上向きの斜面68と係合する下向きの斜面48を
形成し、前記下部容体14の前部52の中央部に
突出部54を設け、突出部54の両側面には前記
操作部材64,64の下向きの斜面68と係合す
る上向きの斜面48を形成したものである。
[作用]
上記構成のコンパクト容器において、まず、3
部材が閉合した状態の場合を説明する。3部材が
閉合している場合には、操作部材が切欠凹部内に
配され、その一端部は上部容体の両側面より突出
していない状態になつている。そのため、操作部
材に他のものが触れたりして勝手に操作部材が動
いたりすることがない。
部材が閉合した状態の場合を説明する。3部材が
閉合している場合には、操作部材が切欠凹部内に
配され、その一端部は上部容体の両側面より突出
していない状態になつている。そのため、操作部
材に他のものが触れたりして勝手に操作部材が動
いたりすることがない。
次にこのコンパクト容器を開放するには、切欠
凹部の開口した両側面から指によつて左右一対の
操作部材を上部容体の内方側に左右方向に押圧さ
せて移動させる。すると、操作部材の他端部の上
下に設けられた各斜面が蓋体の垂下部及び下部容
体の突出部の各斜面に当接して上下に押圧し、蓋
体及び下部容体を上下に変位させ、上部容体と蓋
体及び下部容体との閉合状態を保持している係止
手段を解除し、蓋体及び下部容体が上部容体から
開放するものである。
凹部の開口した両側面から指によつて左右一対の
操作部材を上部容体の内方側に左右方向に押圧さ
せて移動させる。すると、操作部材の他端部の上
下に設けられた各斜面が蓋体の垂下部及び下部容
体の突出部の各斜面に当接して上下に押圧し、蓋
体及び下部容体を上下に変位させ、上部容体と蓋
体及び下部容体との閉合状態を保持している係止
手段を解除し、蓋体及び下部容体が上部容体から
開放するものである。
[実施例]
図にはコンパクト容器を示す。これは、上部容
体10と、その上下に配した蓋体12およひ下部
容体14とを蝶番16により開閉自在に接続して
なる。すなわち、第5図に示すように、上部容体
10の背面中央には、上下方向に延びる切欠20
が設けられ、切欠20の下部18は広幅に形成さ
れている。蓋体12の背面中央において垂下片2
4が設けられ、この垂下片24が上部容体10の
前記切欠20に嵌合されている。下部容体14の
背面中央には、前記垂下片24と同幅の間隔を介
して二つの垂直片22,22が突設されている。
この垂直片22,22は、蓋体12の前記垂下片
24を挾持した状態において、前記切欠20にお
ける広幅の下部18に嵌合されており、上部容体
10の垂下片24および下部容体の垂直片22,
22をヒンジピン26により貫通している。
体10と、その上下に配した蓋体12およひ下部
容体14とを蝶番16により開閉自在に接続して
なる。すなわち、第5図に示すように、上部容体
10の背面中央には、上下方向に延びる切欠20
が設けられ、切欠20の下部18は広幅に形成さ
れている。蓋体12の背面中央において垂下片2
4が設けられ、この垂下片24が上部容体10の
前記切欠20に嵌合されている。下部容体14の
背面中央には、前記垂下片24と同幅の間隔を介
して二つの垂直片22,22が突設されている。
この垂直片22,22は、蓋体12の前記垂下片
24を挾持した状態において、前記切欠20にお
ける広幅の下部18に嵌合されており、上部容体
10の垂下片24および下部容体の垂直片22,
22をヒンジピン26により貫通している。
上部容体10の中央には、化粧料28を収納し
た中皿30を収納するための収納凹部32が形成
されている。上部容体10の周面34における前
記蝶番用切欠20と対向する位置、すなわち、上
部容体10の矩形状の前面36において、その四
隅から前方へ突出する板状片38a,38b,3
8c,38dが形成される。また、前面36の水
平方向のほぼ中央においては、その上端および下
端近傍において、水平方向の突条よりなる係合突
部40,42が設けられている。
た中皿30を収納するための収納凹部32が形成
されている。上部容体10の周面34における前
記蝶番用切欠20と対向する位置、すなわち、上
部容体10の矩形状の前面36において、その四
隅から前方へ突出する板状片38a,38b,3
8c,38dが形成される。また、前面36の水
平方向のほぼ中央においては、その上端および下
端近傍において、水平方向の突条よりなる係合突
部40,42が設けられている。
64a,64bは、互いに相隣り合う側を楔形
に形成した操作部材であり、この楔形状により、
上向きの斜面66,66と下向きの斜面68,6
8が形成される。これら操作部材64a,64b
の背面には、突片70,70が形成され、その先
端に掛止爪72,72が設けられている。この突
片70,70は、上部容体10の前面36に設け
たスロツト60a,60bに嵌入されるものであ
る。
に形成した操作部材であり、この楔形状により、
上向きの斜面66,66と下向きの斜面68,6
8が形成される。これら操作部材64a,64b
の背面には、突片70,70が形成され、その先
端に掛止爪72,72が設けられている。この突
片70,70は、上部容体10の前面36に設け
たスロツト60a,60bに嵌入されるものであ
る。
前記スロツト60a,60bは、上部容体10
の前面36の上下方向のほぼ中央において、その
左右に、水平方向に細長く形成されており、これ
らスロツト60a,60bは前面36から収納凹
部32に貫通している。スロツト60a,60b
は、第2図に明示されているように、収納凹部3
2側において段部62a,62bを介して、上下
方向の径が大に形成された径大部を有している。
の前面36の上下方向のほぼ中央において、その
左右に、水平方向に細長く形成されており、これ
らスロツト60a,60bは前面36から収納凹
部32に貫通している。スロツト60a,60b
は、第2図に明示されているように、収納凹部3
2側において段部62a,62bを介して、上下
方向の径が大に形成された径大部を有している。
前記操作部材64a,64bは前記上部容体1
0の前面36の両側部に配され、一方の操作部材
64aは前記板状片38aと38bとの間に、他
方の操作部材64bは前記板状片38cと38d
との間にそれぞれ摺動自在に配されている。この
とき、前面36のスロツト60a,60bに前記
操作部材64a,64bの突片70,70が挿入
され、その突片70,70の先端に設けた掛止爪
72,72がスロツト60a,60bの段部62
a,62bに係合して、操作部材64a,64b
の抜脱を防止している。前記突片70,70の水
平方向の幅は前記スロツト60a,60bの水平
方向の幅よりも小に形成されており、この突片と
スロツトの幅の差が摺動ストロークとなつてい
る。この場合、突片70,70の先端に水平方向
のスリツトを設けることにより、突片の先端を二
股状に形成すれば、この二股状部の有する弾性力
を利用して、突片を容易にスロツトに嵌入するこ
とができる。第2図中、74は蓋体12の内面に
設けた鏡であり、78は下部容体14に収納され
たパフである。
0の前面36の両側部に配され、一方の操作部材
64aは前記板状片38aと38bとの間に、他
方の操作部材64bは前記板状片38cと38d
との間にそれぞれ摺動自在に配されている。この
とき、前面36のスロツト60a,60bに前記
操作部材64a,64bの突片70,70が挿入
され、その突片70,70の先端に設けた掛止爪
72,72がスロツト60a,60bの段部62
a,62bに係合して、操作部材64a,64b
の抜脱を防止している。前記突片70,70の水
平方向の幅は前記スロツト60a,60bの水平
方向の幅よりも小に形成されており、この突片と
スロツトの幅の差が摺動ストロークとなつてい
る。この場合、突片70,70の先端に水平方向
のスリツトを設けることにより、突片の先端を二
股状に形成すれば、この二股状部の有する弾性力
を利用して、突片を容易にスロツトに嵌入するこ
とができる。第2図中、74は蓋体12の内面に
設けた鏡であり、78は下部容体14に収納され
たパフである。
前記操作部材64a,64bを上部容体10の
前面36に配した状態(第1図の二点鎖線に示
す)において、前記前面36の上部における板状
片38a,38cの内側面は、前記操作部材の上
向きの斜面66,66と同一面となるよう形成さ
れて、前記前面36の上部に逆台形状の空間を有
し、この空間には、閉蓋時に前記蓋体12の周縁
部44に設けた垂下部46が挿入される。この垂
下部46は、両側面において下向きの斜面48,
48を有する逆台形状に形成され、前記操作部材
の上向きの斜面66と当接し、且つ垂下部46の
内面には前記前面36の上部に設けた係合突部4
0と係合し得る係止突条50が設けられている。
(第2図参照)。
前面36に配した状態(第1図の二点鎖線に示
す)において、前記前面36の上部における板状
片38a,38cの内側面は、前記操作部材の上
向きの斜面66,66と同一面となるよう形成さ
れて、前記前面36の上部に逆台形状の空間を有
し、この空間には、閉蓋時に前記蓋体12の周縁
部44に設けた垂下部46が挿入される。この垂
下部46は、両側面において下向きの斜面48,
48を有する逆台形状に形成され、前記操作部材
の上向きの斜面66と当接し、且つ垂下部46の
内面には前記前面36の上部に設けた係合突部4
0と係合し得る係止突条50が設けられている。
(第2図参照)。
また、前記前面36の下部における板状片38
b,38dの内側面は、前記操作部材の下向きの
斜面68,68と同一面となるよう形成されて、
前記前面36の下部に台形状の空間を有し、この
空間には、開合時に前記下部容体14の周縁部5
2に立設した突出部54が挿入される。この突出
部54は、両側片において下向きの斜面56,5
6を有する台形状に形成され、前記操作部材の上
向きの斜面68,68と当接し、且つ突出部54
の内面には、前記前面36の下部に設けた係合突
部42と係合し得る係止突条58が設けられてい
る。ただし、本考案における蓋体、上部容体、お
よび下部容体の係止手段は、上記の処に限定され
ず、適宜の手段が採用可能である。
b,38dの内側面は、前記操作部材の下向きの
斜面68,68と同一面となるよう形成されて、
前記前面36の下部に台形状の空間を有し、この
空間には、開合時に前記下部容体14の周縁部5
2に立設した突出部54が挿入される。この突出
部54は、両側片において下向きの斜面56,5
6を有する台形状に形成され、前記操作部材の上
向きの斜面68,68と当接し、且つ突出部54
の内面には、前記前面36の下部に設けた係合突
部42と係合し得る係止突条58が設けられてい
る。ただし、本考案における蓋体、上部容体、お
よび下部容体の係止手段は、上記の処に限定され
ず、適宜の手段が採用可能である。
この容器の蓋体12および下部容体14を開放
するには、次のように操作する。
するには、次のように操作する。
第3図に示す容器の閉合状態から、上部容体1
0の前面36に設けた操作部材64a,64bを
第4図の矢印に示すように互いに相接近する方向
に押圧すると、操作部材64a,64bの斜面6
6,66と斜面68,68とが、蓋体12の斜面
48,48と下部容体14の斜面56,56とに
圧接して、これらを、それぞれ、上下方向に押圧
する。これにより、蓋体と下部容体とは上下に変
位し、上部容体の係合突部40と蓋体の係止突条
50との係合、上部容体の係合突部42と下部容
体の係止突条58との係合が、それぞれ解除され
る。なお、操作部材の一方のみを押圧しても開放
が可能である。また、前記操作部材は上部容体の
前面の左右二箇所に設けられているが、一方を省
略してもよい。
0の前面36に設けた操作部材64a,64bを
第4図の矢印に示すように互いに相接近する方向
に押圧すると、操作部材64a,64bの斜面6
6,66と斜面68,68とが、蓋体12の斜面
48,48と下部容体14の斜面56,56とに
圧接して、これらを、それぞれ、上下方向に押圧
する。これにより、蓋体と下部容体とは上下に変
位し、上部容体の係合突部40と蓋体の係止突条
50との係合、上部容体の係合突部42と下部容
体の係止突条58との係合が、それぞれ解除され
る。なお、操作部材の一方のみを押圧しても開放
が可能である。また、前記操作部材は上部容体の
前面の左右二箇所に設けられているが、一方を省
略してもよい。
また、操作部材64を上部容体10の前面36
に容易に抜脱しないように取付ける手段として
は、上述のものに限定されず、例えば、各板状片
38の相対向する内面に、突起を設け、操作部材
64の上下面の水平方向に係合溝を形成すること
により、この操作部材64を各板状片38の間に
前方から押込み、係合溝に突起を嵌入させ、操作
部材64を水平方向に摺動可能となるよう配して
もよい。
に容易に抜脱しないように取付ける手段として
は、上述のものに限定されず、例えば、各板状片
38の相対向する内面に、突起を設け、操作部材
64の上下面の水平方向に係合溝を形成すること
により、この操作部材64を各板状片38の間に
前方から押込み、係合溝に突起を嵌入させ、操作
部材64を水平方向に摺動可能となるよう配して
もよい。
本実施例においては、蓋体と下部容体とを同時
に開放するように構成しているが、操作部材の上
下に設けた各斜面の傾斜角度を変えることや、上
下の各斜面の位置をずらすことにより、蓋体と下
部容体のどちらか一方を先に開放することが可能
である。さらに、各斜面を円弧状に形成してもよ
い。
に開放するように構成しているが、操作部材の上
下に設けた各斜面の傾斜角度を変えることや、上
下の各斜面の位置をずらすことにより、蓋体と下
部容体のどちらか一方を先に開放することが可能
である。さらに、各斜面を円弧状に形成してもよ
い。
[考案の効果]
以上の記載から明らかなように、本考案は、次
の効果を有する。
の効果を有する。
1 容体が上部容体と下部容体との二重構造より
なる容器において、上部容体に配した操作部材
の一動作の押圧により、蓋体と下部容体との双
方を容易且つ確実に開放できる。
なる容器において、上部容体に配した操作部材
の一動作の押圧により、蓋体と下部容体との双
方を容易且つ確実に開放できる。
2 容器の開放操作時において、操作部材を容器
の左右方向に内側へ押圧するものであり、容器
の背面側の蝶番部分に指を当接して保持する必
要がない。したがつて、蓋体および下部容体の
開放操作を円滑に行なうことができる。
の左右方向に内側へ押圧するものであり、容器
の背面側の蝶番部分に指を当接して保持する必
要がない。したがつて、蓋体および下部容体の
開放操作を円滑に行なうことができる。
3 容器の開放操作時において、操作部材を容器
の前後方向へ押圧しないので係合突部等の係止
手段に強い応力が作用せず、係止手段の破損が
防止できる。
の前後方向へ押圧しないので係合突部等の係止
手段に強い応力が作用せず、係止手段の破損が
防止できる。
4 切欠凹部と操作部材とが本体の前面に設けら
れているため、容器の容量が小さくなることが
ない。
れているため、容器の容量が小さくなることが
ない。
5 切欠凹部の上面は開口していないため、切欠
凹部内部に化粧料が侵入することがなく常に清
潔である。
凹部内部に化粧料が侵入することがなく常に清
潔である。
6 蓋の下向き斜面と操作部材の上向き斜面との
組合せが、今までにない意匠効果を生んで、イ
メージを大切にする女性に好適である。
組合せが、今までにない意匠効果を生んで、イ
メージを大切にする女性に好適である。
7 コンパクト容器の閉合状態において、左右一
対の操作部材の一端部が上部容体の両側面から
突出していないため、このコンパクト容器を持
ち歩いている最中に他のものがぶつかつて操作
部材が勝手に動いたりする必要がない。
対の操作部材の一端部が上部容体の両側面から
突出していないため、このコンパクト容器を持
ち歩いている最中に他のものがぶつかつて操作
部材が勝手に動いたりする必要がない。
第1図は、本容器の分解斜視図、第2図は、本
容器の閉合状態を示す一部切欠拡大斜視図、第3
図は、本容器の閉合状態を示す正面図、第4図
は、本容器の開放状態を示す正面図、第5図は、
本容器の閉合状態の平面図、第6図は、従来例を
示す断面図である。 符号の説明、10……上部容体、12……蓋
体、14……下部容体、16……蝶番、18……
下部、20……切欠、22……垂直片、24……
垂下片、26……ヒンジピン、28……化粧料、
30……中皿、32……収納凹部、34……周
面、36……前面、38a,38b,38c,3
8d……板状片、40……係合突部、42……係
合突部、44……周縁部、46……垂下部、48
……下向きの斜面、50……係止突条、52……
周縁部、54……突出部、56……上向きの斜
面、58……係止突条、60a,60b……スロ
ツト、62a,62b……段部、64a,64b
……操作部材、66……上向きの斜面、68……
下向きの斜面、70……突片、72……掛止爪、
74……鏡、76……パフ。
容器の閉合状態を示す一部切欠拡大斜視図、第3
図は、本容器の閉合状態を示す正面図、第4図
は、本容器の開放状態を示す正面図、第5図は、
本容器の閉合状態の平面図、第6図は、従来例を
示す断面図である。 符号の説明、10……上部容体、12……蓋
体、14……下部容体、16……蝶番、18……
下部、20……切欠、22……垂直片、24……
垂下片、26……ヒンジピン、28……化粧料、
30……中皿、32……収納凹部、34……周
面、36……前面、38a,38b,38c,3
8d……板状片、40……係合突部、42……係
合突部、44……周縁部、46……垂下部、48
……下向きの斜面、50……係止突条、52……
周縁部、54……突出部、56……上向きの斜
面、58……係止突条、60a,60b……スロ
ツト、62a,62b……段部、64a,64b
……操作部材、66……上向きの斜面、68……
下向きの斜面、70……突片、72……掛止爪、
74……鏡、76……パフ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上部容体10と、その上下に配した蓋体12と
下部容体14とを、蝶番16により開閉自在に結
合し、これら三部材10,12,14に閉合時に
互いに係合し得る係止手段を設けてなるコンパク
ト容器において、 前記上部容体10の前面34に両側面と前面が
開口した切欠凹部を設け、 この切欠凹部内で左右方向に往復動可能な左右
一対の操作部材64,64を設けるとともにこれ
ら左右一対の操作部材64の一端部が三部材1
0,12,14の閉合時に上部容体10の両側面
より突出しないように配し、 これら左右一対の操作部材64の相対向する中
央側の他端部に上向きの斜面66および下向きの
斜面68を形成し、 前記蓋体12の前部44の中央部に垂下部46
を設け、 垂下部46の両側面には前記操作部材64,6
4の上向きの斜面68と係合する下向きの斜面4
8を形成し、 前記下部容体14の前部52の中央部に突出部
54を設け、 突出部54の両側面には前記操作部材64,6
4の下向きの斜面68と係合する上向きの斜面4
8を形成して なることを特徴とするコンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046384U JPS6126048U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046384U JPS6126048U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6126048U JPS6126048U (ja) | 1986-02-17 |
JPH043971Y2 true JPH043971Y2 (ja) | 1992-02-06 |
Family
ID=30669592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11046384U Granted JPS6126048U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126048U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524302B2 (ja) * | 1974-12-12 | 1977-02-02 | ||
JPS5934710B2 (ja) * | 1975-08-18 | 1984-08-24 | カワケンフアインケミカル カブシキガイシヤ | アラントインとオルニチンとの分子化合物の製造法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547152Y2 (ja) * | 1975-06-24 | 1980-11-05 | ||
JPS5934710U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | 吉田工業株式会社 | コンパクト容器 |
JPS5973216U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-18 | 吉田工業株式会社 | コンパクト容器 |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP11046384U patent/JPS6126048U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524302B2 (ja) * | 1974-12-12 | 1977-02-02 | ||
JPS5934710B2 (ja) * | 1975-08-18 | 1984-08-24 | カワケンフアインケミカル カブシキガイシヤ | アラントインとオルニチンとの分子化合物の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6126048U (ja) | 1986-02-17 |
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