JPH11206443A - コンパクト - Google Patents

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JPH11206443A
JPH11206443A JP1960198A JP1960198A JPH11206443A JP H11206443 A JPH11206443 A JP H11206443A JP 1960198 A JP1960198 A JP 1960198A JP 1960198 A JP1960198 A JP 1960198A JP H11206443 A JPH11206443 A JP H11206443A
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JP
Japan
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inner plate
elastic piece
side wall
pressing
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1960198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakayama
康弘 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKOKU JUSHI KOGYO
HOKOKU JUSHI KOGYO KK
Original Assignee
HOKOKU JUSHI KOGYO
HOKOKU JUSHI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HOKOKU JUSHI KOGYO, HOKOKU JUSHI KOGYO KK filed Critical HOKOKU JUSHI KOGYO
Priority to JP1960198A priority Critical patent/JPH11206443A/ja
Publication of JPH11206443A publication Critical patent/JPH11206443A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体に直接又は中枠を介して中皿を収納
したとき、中皿が前後左右にガタつかないように安定よ
く収納可能とする。 【解決手段】 中皿5が容器本体2内に直接又は中枠4
を介して係止手段により係脱自在に組付け可能とされて
いるコンパクト1において、前記中皿5が前後及び左右
方向に押圧力を生じる一又又は複数の押圧手段を構成す
る弾性片21により押圧保持されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体内に化粧
料収納用の中皿を着脱自在に組付け可能としたコンパク
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種コンパクトには、容器本体と容器
本体の上端開口を塞ぐ蓋体とが後端側で開閉自在にヒン
ジ結合され、容器本体と蓋体とが前端部で相互に係合さ
れており、容器本体内に化粧料収納用の中皿が、直接又
は中枠を介して着脱自在に組付け可能とされているもの
がある(特開平9−47319号公報、実開平6−32
07号公報、特開平8−196337号公報参照)。
【0003】従来、中皿を容器本体内に直接収納しかつ
着脱自在に組付ける手段は、特開平9−47319号公
報に開示されているように、容器本体内を左右方向中央
部の前後方向に延びる隔壁により隔成して化粧料収納用
の中皿収納部を形成し、隔壁に中皿周壁に設けた係合溝
に係合可能な第一係合突起を設け、中皿収納部の内面に
第一係合突起に対向して弾片を形成し、該弾片に中皿の
係合溝に嵌入係合する第二係合突起を設けている。
【0004】また、中皿を容器本体内に中枠を介して収
納しかつ着脱自在に組付ける手段は、例えば、特開平8
−196337号公報に開示されているように、容器本
体内に嵌合させた中枠に、長手方向(左右方向)中央部
に位置する隔壁により隔成して中皿収納部を設け、該収
納部の隔壁側面に第一係止片を、隔壁と対向する側壁内
面に押圧保持のための弾力を発生する弾片を設けると共
に、この側壁内面の両端角部に設けた弾性舌片に第二係
止片を突設し、中皿の外周面に第一係止片が係止する係
止溝と第二係止片が係止する係止凹部を設けたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、中
皿の着脱操作を容易にかつ円滑にすることができるとい
う利点を有しており、中皿収納時に中皿の容器本体又は
中枠の長手方向(左右方向)へのガタつきは前記弾片に
より防止されるが、中皿が前後方向にガタつくという問
題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、容器本体に
直接又は中枠を介して中皿を収納したとき、中皿が前後
左右にガタつくことがなく、安定よく収納しうるコンパ
クトを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、容器本体内に中皿が直接又は中枠を介して収納さ
れ、該中皿が係止手段により容器本体又は中枠に係脱自
在に組付け可能とされているコンパクトにおいて、前記
中皿が前後及び左右方向に押圧力を生じる押圧手段によ
り保持されている点に特徴がある。
【0008】そして、本発明の具体的技術手段は、前記
中皿の外周に周方向に延びる係合部を設け、前記容器本
体又は中枠の中皿収納部の一方の側壁に前記係合部に係
合する第一係止部を設け、該第一係止部に対向する中皿
収納部側壁に、自由端を有しかつ内外方向に撓む第一弾
性片を形成して中皿を前記一方の側壁に向って押圧保持
する第一押圧手段を構成し、前記中皿収納部の一方の側
壁と直交する対向壁面の少なくとも一方の壁面に、自由
端を有しかつ内外方向に撓む第二弾性片を形成して中皿
を第一押圧手段の押圧方向と直交する方向に押圧保持す
る第二押圧手段を構成し、前記第二弾性片の内側面に前
記中皿の前記係合部に係合する第二係止部を設けた点に
特徴がある。
【0009】この場合、前記中皿は、その収納部に上方
から落とし込むように挿入でき、その収納状態におい
て、第一係止部及び第二係止部が中皿外周壁の前記係合
部に係合して抜け止めされると共に、第一及び第二押圧
手段により前後左右から押圧保持され、したがって、中
皿が容器本体又は中枠に対して前後左右方向にガタつく
ことはない。
【0010】また、前記第一・第二弾性片を、前記一方
の側壁の対向壁及びこれに続く中皿収納部壁の角隅寄り
に設けることにより、中皿の着脱操作を容易にかつ円滑
に行なうことができる。即ち、中皿を収納又は取出す
際、中皿を前記隔壁側で持って操作するので、第一・第
二弾性片が手元から遠い位置となり、特に第二弾性片の
係止部を中皿によってその弾力に抗して外方に押圧して
撓ませ易く、かつ係合・離脱が容易である。
【0011】さらに、本発明の他の具体的技術手段は、
前記中皿の外周に周方向に延びる第一係合部を設け、前
記容器本体又は中枠の中皿収納部の一方の側壁に前記係
合部に係合する第一係止部を設け、該第一係止部に対向
する中皿収納部側壁の両角隅部の少なくとも一方の角隅
部に、自由端を有しかつ内外方向に撓む一又は複数の弾
性片を形成して中皿をその中央部に向って押圧保持する
一又は複数の押圧手段を構成し、前記中皿の角隅部外面
に、前記弾性片が嵌入係合する第二係合部を設けた点に
特徴がある。
【0012】この場合、前記中皿は、その収納部に上方
から落とし込むように挿入でき、その収納状態におい
て、第一係止部及び弾性片が中皿外周壁の第一及び第二
係合部に係合して、中皿の係止手段即ち抜け止めが構成
され、しかも弾性片が中皿をその中央部に向って押圧す
ることにより、中皿の前後及び左右方向の押圧力を生じ
させる押圧手段が構成され、中皿の前後及び左右方向の
ガタを完全に防止できる。
【0013】そして、弾性片が中皿係止機能をも備えて
いるので、構造を簡単化することができ、しかも、中皿
押圧手段及び係止手段が角隅部に位置しているので、中
皿の着脱操作を容易にかつ円滑に行なうことができる。
なお、前記弾性片は、中皿収納壁の1つの角隅部に設け
ることによっても、その機能を発揮させ、中皿のガタつ
きを防止でき、さらに、係止手段を弾性片以外の他の場
所に個別に設けることもできる。
【0014】また、本発明では、前記中皿収納部壁に、
コ字状又はエ字状スリットを内外方向に貫通状に設ける
ことにより、前記弾性片を形成したものとすることがで
きる。この場合、中枠の下端部を切り開かないので、中
枠の強度を確保できる。そして、コ字状スリットを設け
ると1つの弾性片を、エ字状スリットを設けると対抗す
る2つの弾性片を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明に係るコン
パクト1の第一の実施形態を示している。該コンパクト
11は、合成樹脂製で、容器本体2と、容器本体2の上
端開口を塞ぐ蓋体3と、容器本体2の後端部と蓋体3を
開閉自在にヒンジ結合する枢支軸(図示省略)と、容易
本体2内に嵌合される中枠4と、該中枠4内に係脱自在
に組付け可能とされた化粧料収納用の中皿5と、蓋体3
を容器本体2の前端部に係合する係合手段6とにより主
構成されている。なお、コンパクト1には、図示してい
ないが、蓋体3の係合解除操作部材及び蓋体3の閉塞時
に蓋体3を開方向に付勢する弾性部材が組込まれてい
る。
【0016】前記容器本体2は、合成樹脂により底7と
前壁8と後壁9と左右側壁10,11とを有する上端が
開口した浅い長方箱形に成形されている。容器本体2の
後壁9には、中央部にヒンジ結合部12が内側に突出す
るように設けられている。そして、容器本体2の前壁8
には、中央部に前記係合手段6を構成する係合部6Aの
取付凹部13が設けられている。
【0017】前記蓋体3は、合成樹脂により成形され、
その後端部に容器本体2のヒンジ結合部12に嵌合する
ヒンジ部14が突出状に設けられ、該ヒンジ部14がヒ
ンジ結合部12の左右両側壁12A,12Bに、図外の
枢支軸により該軸回りに開閉自在となるようにヒンジ結
合されている。また、蓋体3の前端部には、図示してい
ないが、左右方向中央部に、前記係合手段6を構成する
爪片が下向きに突設されている。
【0018】前記中枠4は、合成樹脂により底なしの略
長方枠形に成形され、上端に外向きの鍔4Aを有し、左
右(長手)方向中央部に前後方向の隔壁(中皿収納部の
一方の側壁)15を設けて、左右2つの収納部が隔成さ
れ、その一方(左側)が化粧料収納用の中皿収納部16
とされ、他方(右側)がパフ収納部17とされている。
前記隔壁15には、前後方向中央部に、上方が開く中皿
取出し操作用の切り欠き部18が設けられ、前記中皿5
の取外し時に、この部分で中皿5を持ち易くかつ操作が
し易いようにしてある。
【0019】そして、中枠4の前記隔壁15には、その
中皿収納部16側上端に位置して、中皿収納部16側に
突出しかつ前後方向に延びしかも下端面と平行な突条か
らなる第一係止部19が設けられ、該係止部19上面が
傾斜面19Aとされており、該傾斜面19Aにより中皿
5を左方向に移動させるようになっている(図2、図3
参照)。
【0020】また、中枠4の前記第一係止部19即ち隔
壁15に対向する中皿収納部左側壁面16Aの左右両角
隅部には、内側又は外側からみて夫々コ字状のスリット
20が、内外方向に貫通状に設けられ(図1参照)、該
スリット20で囲まれた部分に左又は右端に自由端21
Aを有しかつ内外方向に撓む弾性片21,21が形成さ
れて、中皿5をその中央部に向って押圧保持する押圧手
段が構成されている。
【0021】なお、前記弾性片21,21は、その基端
部を除く部分の内側が、中枠4の内側面よりも所要量内
方に突出され、中皿当接面21B及び第二係止部21C
が形成されている。そして、中皿当接面21Bの中枠4
内側面からの突出量は、中皿収納状態において中皿5と
中枠側壁16Aの間に中皿取出し時の押し代分の間隙S
が確保され、かつ中皿5を常時若干押圧し保持するのに
必要な弾力を発生させうる量とされている。
【0022】前記中枠4の鍔4Aには、容器本体2の前
記ヒンジ結合部12及び結合部取付凹部13に対応して
切欠部22,23が設けられ、該切欠部22,23の夫
々左右両側に位置して中枠4の前後側壁外面に、嵌合突
片24,25が設けられており、該突片24,25が図
2,図5に示すように、容器本体2の前記ヒンジ結合部
12の左右両側壁12A,12B内面及び取付凹部13
の左右両側壁13A,13B内面に当接するようになっ
ている。
【0023】前記中皿5は、合成樹脂により浅形の略方
形皿状に成形され、外周面下部に周溝からなる第一係合
部26が設けられ、該係合部26に中枠4の第一係止部
19が嵌入係合されるようになっており(図3参照)、
さらに、中皿5外周面四角隅部には、前記弾性片21を
嵌入係合する第二係合部27が、前記第一係合部26の
上側に連通状に設けられている。
【0024】また、中皿5の下端全周角部は、面取りさ
れてテーパー28がつけられ、中枠4の中皿収納部16
内への挿入時に、前記第一係止部19の上端傾斜面19
Aがテーパー28を案内して中皿5を前記弾性片21側
に移動させ、これを外方に押して撓ませ易く、かつ中皿
5の挿入を容易にしかも円滑に行ないうるようになって
いる。
【0025】上記第一実施形態において、容器本体2に
中枠4を嵌合させた後、中皿5を組付ける場合、中皿5
を単に中枠4の中皿収納部16内に上方から落とし込む
ように挿入して、中皿5を若干強く押し込むことによ
り、中皿5が中枠4の第一係止部上端傾斜面19Aに案
内されて前記側壁16A側に若干移動し、中枠4の弾性
片21が中皿5の前記テーパー28で外方に押されて撓
み、中皿5が前記収納部16内に完全に挿入されると、
弾性片21と中皿5の第二係合部27が合致するので、
弾性片21がその弾力により復元して第二係合部27に
嵌入係合すると同時に、中皿5をその中央部に向って押
圧する。この弾性片21の押圧力の中枠4長手(左右)
方向の分力により中皿5が隔壁15側に押動され、隔壁
15の第一係止部19が中皿5の第一係合部26に嵌入
係合する。
【0026】このようにして、中皿5は、その係合部2
6,27に係合した第一係止部19及び弾性片21の第
二係止部21Cを介して中枠4に係止されかつ抜け止め
される。そして、中皿5は、中枠4内への収納状態にお
いて、弾性片21,21により中皿5中央部に向って押
圧保持される。したがって、中皿5は、弾性片21の弾
力の前後及び左右方向の分力により常時押圧保持され、
前後及び左右方向に移動せず、ガタつきが防止される。
【0027】なお、中皿5が中枠4の前記収納部16内
に収納された状態では、中枠4の中皿収納部16の前記
壁面16Aとの間に、第一係止部19が中皿5の第一係
合部26から完全に離れて係合状態を解除しうるだけの
間隙Sができるように構成されている。したがって、中
皿5は容易に挿入し組付け可能である。そこで、中皿5
を中枠4の前記収納部16から取り出す場合は、まず中
枠4の隔壁切り欠き部18部分で中皿5を指により中皿
収納部左側壁16A側に押すことにより、図5、図6に
示すように、弾性片21が外方に撓むと同時に、第一係
止部19が中皿5の第一係合部26から抜け出すので、
そのまま中皿5を上方に押し上げたあと隔壁15側に引
くことで、中皿5を中枠4の前記収納部16から容易に
取り出すことができる。
【0028】上記第一実施形態によれば、弾性片21か
らなる中皿押圧手段を、中枠4の中皿収納部16の隔壁
15対向面角隅部に設けたので、前後及び左右の両押圧
機能を発揮させることができ、かつ弾性片21に第二係
止部21Cを設けているので構造を簡単にしうると共
に、成形金型をシンプルにでき、金型製作コストの低減
を図ることができる。また、弾性片21をコ字状スリッ
ト20を設けることにより形成しているので、中枠4の
下端部が切り欠かれることがなく、強度を確保できると
共に耐久性を向上させうるほか、中皿5の着脱操作を容
易にかつ円滑に行なうことができる。
【0029】図7〜図13は、本発明の第二の実施形態
を示し、中皿5を押圧保持する押圧手段が、左右方向の
第一押圧手段と前後方向の第二押圧手段に分けられてい
る点で第一実施形態と異なっている。即ち、第二実施形
態では、中枠4の中皿収納部16左側壁16Aに第一押
圧手段を構成する第一弾性片29,29が、同前後側壁
16B,16Cに第二押圧手段を構成する第二弾性片3
0,30が、夫々内側又は外側からみてコ字状のスリッ
ト31,32を前記側壁16Aと前後壁16B,16C
の角隅部寄りに互いに逆向きに設けることによって形成
されている。そして、第一弾性片29の内側面には、自
由端29A寄りに中皿押圧突部29Bが設けられ、第二
弾性片30の内側面には、自由端30A寄りに第二係止
部30Bが突設されている。
【0030】また、中皿5には、図7に示しているよう
に、第一実施形態と同様に第一係合部26を備えている
が、第二係合部を備えていない。なお、第二実施形態の
上記以外の構成は、第一実施形態と同じであるから、図
1〜図6と同符号を付し、詳細説明を省略する。第二実
施形態において、容器本体2に中枠4を嵌合させた後、
中皿5を組付ける場合、中皿5を中枠4の中皿収納部1
5内に上方から落し込むように嵌入し、中皿5を若干強
く押し込むことにより、中皿5のテーパー28が中枠4
の第一係止部19上端傾斜面19Aに案内されて前記側
壁16A側に若干移動し、中枠4の第一弾性片29が中
皿5のテーパー28で外方に押されて撓み、さらに中皿
5のテーパー28が第二弾性片30の第二係止部30B
を外方に押して撓ませ、中皿5が中皿収納部16内に完
全に挿入されると、第二弾性片30の弾力により第二係
止部30Bが中皿5の前記係合部26に嵌入係合される
と同時に、第一弾性片29の弾力により中皿5が隔壁1
5側に押動され、中皿5の前記係合部26に第一係止部
19が嵌入係合される。
【0031】中皿5は、中枠4に収納された状態におい
て、第一、第二弾性片29,30により左右方向及び前
後方向に押圧保持されると共に、第一、第二係止部1
9,30Bにより抜け止めされる。したがって、中皿5
は、前後及び左右方向に移動せず、ガタつきが防止され
る。なお、中皿5を中枠の前記収納部16から取り出す
場合は、第一実施形態と同様にして容易にかつ円滑に取
り出すことができる。
【0032】第二実施形態によれば、中皿5の形状が第
二係合部を備えていない点において若干簡単になるが、
中枠4に第一・第二押圧手段を備えている点で構造が若
干複雑ではあるが、第一実施形態と略同等の作用効果を
期待できる。図14〜図16は、本発明の第三実施形態
の要部を示し、第一実施形態と異なるところは、押圧手
段を構成する弾性片21が、下端が開放された二つの平
行なスリット33を設けることにより下向きに形成され
ている点であり、第一実施形態と同等の作用効果を奏す
る。したがって、第一実施形態と共通する構成について
は、図1〜図6と同符号を付し、詳細説明を省略する。
【0033】図17〜図19は、本発明の第四実施形態
の要部を示し、第一実施形態と異なるところは、角隅部
の押圧手段を構成する弾性片21が、エ字形のスリット
34を設けることにより、自由端21Aが対向しかつ近
接するように2分割されている点であり、各弾性片21
による中皿5の押圧保持力を増大させることができる外
は、第一実施形態と同等の作用効果を期待することがで
きる。したがって、第一実施形態と共通する構成につい
ては、図1〜図6と同符号を付し、詳細説明を省略す
る。
【0034】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、弾性片21、第一・第二弾性片2
9,30が、前又は後側の角隅部に設けたものとするこ
とができ、また、コンパクト1は前後方向に長くして、
前後方向中央部に左右方向に延びる隔壁を設けた構成と
することができ、さらに、中枠4をなくして容器本体2
に直接中皿5を収納する構成とすると共に、中皿押圧手
段及び係止手段を構成する弾性片及び係止部を容器本体
底7及び/又は側壁8,9,10に形成することができ
る。
【0035】なお、図1における弾性片21、図8にお
ける中皿押圧突部29B、図14における弾性片21、
図17における弾性片21の各上面を、内側に向かうに
従って徐々に下降するように傾斜させるようにしてもよ
く、このようにすれば、中皿5を中皿収納部16に収納
する際に、中皿5によって弾性片21、中皿押圧突部2
9Bを外方に押圧して弾性片21、中皿押圧突部29B
をスムーズに外方に弾性変形させて、中皿5を中皿収納
部16により簡単に収納することが可能になる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、コンパクトの容器本体
内に収納される中皿が、前後及び/又は左右方向に押圧
力を生じる一又は複数の押圧手段により保持されている
ので、中皿が前後・左右にガタつくことがなく、安定よ
く収納可能である。また、前記押圧手段を容器本体又は
中枠の角隅部に設けることにより、構造を簡単化しうる
と共に、中皿の着脱操作を容易にかつ円滑に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同実施形態の一部省略横断平面(図2のC−C
断面相当)図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面拡大図である。
【図5】同実施形態における中皿と第一係止部との係合
解除状態を示す一部省略横断平面(図3のC−C線断面
相当)図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態における中皿の斜視図で
ある。
【図8】同第二実施形態の中枠の斜視図である。
【図9】第二実施形態の要部を示す横断(図10のG−
G線断面相当)平面図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】図9のF−F線断面拡大図である。
【図12】第二実施形態における中皿と第一係止部との
係合解除状態を示す一部省略横断平面(図10のG−G
線断面相当)図である。
【図13】図12のH−H線断面図である。
【図14】本発明の第三実施形態の要部(中枠の一部)
を示す斜視図である。
【図15】図14のI−I線断面拡大図である。
【図16】図15のJ−J線断面図である。
【図17】本発明の第四実施形態の要部(中枠の一部)
を示す斜視図である。
【図18】図17のK−K線断面拡大図である。
【図19】図18のL−L線断面図である。
【符号の説明】
1 コンパクト 2 容器本体 3 蓋体 4 中枠 5 中皿 12 ヒンジ結合部 14 ヒンジ部 15 隔壁(中皿収納部の一方の側壁) 16 中皿収納部 16A 左側壁 16B 前側壁 16C 後側壁 19 第一係止部(係止手段) 20 コ字状スリット 21 弾性片(押圧手段) 21A 自由端 21C 第二係止部(係止手段) 26 第一係止部(係止手段) 27 第二係止部(係止手段) 29 第一弾性片(第一押圧手段) 29A 自由端 30 第二弾性片(第二押圧手段) 30A 自由端 30B 第二係止部(係止手段) 31 コ字状スリット 32 コ字状スリット 34 エ字状スリット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に中皿が直接又は中枠を介し
    て収納され、該中皿が係止手段により容器本体又は中枠
    に係脱自在に組付け可能とされているコンパクトにおい
    て、 前記中皿が前後及び左右方向に押圧力を生じる押圧手段
    により保持されていることを特徴とするコンパクト。
  2. 【請求項2】 前記中皿の外周に周方向に延びる係合部
    を設け、前記容器本体又は中枠の中皿収納部の一方の側
    壁に前記係合部に係合する第一係止部を設け、該第一係
    止部に対向する中皿収納部側壁に、自由端を有しかつ内
    外方向に撓む第一弾性片を形成して中皿を前記一方の側
    壁に向って押圧保持する第一押圧手段を構成し、前記中
    皿収納部の一方の側壁と直交する対向壁面の少なくとも
    一方の壁面に、自由端を有しかつ内外方向に撓む第二弾
    性片を形成して中皿を第一押圧手段の押圧方向と直交す
    る方向に押圧保持する第二押圧手段を構成し、前記第二
    弾性片の内側面に前記中皿の前記係合部に係合する第二
    係止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコン
    パクト。
  3. 【請求項3】 前記第一・第二弾性片を、前記一方の側
    壁の対向壁及びこれに続く側壁の角隅寄りに設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載のコンパクト。
  4. 【請求項4】 前記中皿の外周に周方向に延びる第一係
    合部を設け、前記容器本体又は中枠の中皿収納部の一方
    の側壁に前記係合部に係合する第一係止部を設け、該第
    一係止部に対向する中皿収納部側壁の両角隅部の少なく
    とも一方の角隅部に、自由端を有しかつ内外方向に撓む
    一又は複数の弾性片を形成して中皿をその中央部に向っ
    て押圧保持する一又は複数の押圧手段を構成し、前記中
    皿の角隅部外面に、前記弾性片が嵌入係合する第二係合
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンパク
    ト。
  5. 【請求項5】 前記中皿収納部の側壁にスリットを設け
    ることにより前記弾性片を形成したことを特徴とする請
    求項2〜4のいずれかに記載のコンパクト。
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