JPH0711693Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH0711693Y2
JPH0711693Y2 JP13972189U JP13972189U JPH0711693Y2 JP H0711693 Y2 JPH0711693 Y2 JP H0711693Y2 JP 13972189 U JP13972189 U JP 13972189U JP 13972189 U JP13972189 U JP 13972189U JP H0711693 Y2 JPH0711693 Y2 JP H0711693Y2
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JP
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partition wall
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elastic
push button
container
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JP13972189U
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登美雄 田原
次夫 勝間田
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釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、中皿を着脱可能に装着するコンパクト容器
に関する。
〔従来の技術〕
従来より化粧容器として広く利用されるコンパクト容器
の一つに、化粧用中皿を容器本体内に装着するコンパク
ト容器がある。
第3図はかかるコンパクト容器の従来例を示している
(実開昭63-91212号公報)。
このコンパクト容器は、上面に収納凹所1を有する容器
本体2と、容器本体2の後壁部にヒンジ結合された蓋体
3と、収納凹所1に着脱可能に装着される中皿4とから
主要構成されている。そして、中皿4を装着する際に
は、収納凹所1の仕切壁5に形成した係合突部6に、中
皿4の側面に設けた切欠弾性片7の係合突部8をアンダ
ーカット係合し、これにより中皿4を装着するようにし
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のコンパクト容器にあっては、
以下のような解決すべき欠点が残されている。
すなわち、中皿4の装着はアンダーカット嵌合によりな
されるため、成形精度によっては中皿4の嵌合のばらつ
きがあること、中皿4の圧着時の衝撃により中の化粧料
が割れる心配があること、装着した中皿4の取り出し易
さと固定の強さとの両者の兼合いが難しいこと、などで
ある。
この考案は、上記事情に鑑みて改良されたもので、簡単
な構造で、中皿の着脱操作及び装着時の固定をそれぞれ
良好になし得るコンパクト容器を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上面に、仕切壁によって形成された収納部
を有する容器本体と、該容器本体の一縁部にヒンジ結合
された蓋体と、前記収納部に装着される中皿とを備えた
コンパクト容器であって、前記中皿の前記仕切壁の内面
に対向する一側面(35)をその一部をスリットにより前
後に切り離して仕切壁の内面に弾性的に係合する弾性部
とし、この弾性部に該弾性部を押圧変形させることによ
り収納部内面との係合を解く押釦部を設け、この押釦部
を、前記仕切壁をまたいで仕切壁の前面まで延出し、そ
の延出部の背面が、押圧変形時に仕切壁の上縁に当接す
るよう後方へ向かって上昇するテーパ面に形成したもの
である。
〔作用〕
この考案は、収納部の仕切壁の内面に対向する中皿の一
側面を前後に弾性変形可能な弾性部とし、この弾性部の
押釦部の延出部を奥方へ押すことにより弾性部を奥方へ
弾性変形せしめ、この状態で容器本体の収納部にセット
すれば、弾性部の復帰作用により弾性部が収納部内面に
係合し、中皿が収納部にそのまま固定されることにな
る。
一方、押釦部の延出部を再び押圧して弾性部を奥方へ弾
性変形せしめ、この状態で収納部内面との係合が解かれ
るから、そのまま中皿を抵抗なく取り出し可能となる。
延出部を押す際にその背面のテーパ面が仕切壁の上縁に
当接してテーパ作用により押釦部自身賀押し上がる。す
なわち、押釦部を押す力が中皿を上方に持ち上げる作用
に変換され、よって中皿の取り出しが容易になる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について第1図および第2図
を参照して説明する。
これらの図において、符号10は容器本体、符号11は蓋
体、符号12は中皿であり、これら符号10ないし12によっ
て本考案のコンパクト容器は主要構成されている。
容器本体10は、第1図に示すように、偏平箱形状に形成
されているもので、容器本体10の上面には前後にパフ収
納部13及び中皿収納部(収納部)14がそれぞれ形成さ
れ、内周壁の上縁部には一周に亙って周突条15が突設さ
れている。パフ収納部13及び中皿収納部14の間には両者
を仕切る仕切壁16が両内面に延びて立設されている。仕
切壁16の中央には前後及び上方に開口する切欠17が形成
され、切欠17の真下に位置して中皿収納部14側内面の下
端には中皿12に係合する凹所18が左右に延びて穿設され
ている。また、仕切壁16に相対する中皿収納部14の内面
両端近傍には、中皿12に係合する一対の突起19が突設さ
れている。
一方、容器本体10の前壁部(他縁部)20中央には上下及
び前方に開口する凹部21が形成され、凹部21の奥面中央
にはフック22が突設されている。かかる凹部21内には蓋
体11の開操作用の押釦23が収納配置されている。また、
容器本体10の後壁部(一縁部)24の中央には蝶番凹部25
が切欠けられ、後壁部24両脇からは蝶番凹部25にかけて
蝶番用のピン孔26が連通している。
蓋体11は、容器本体10の上面すなわちパフ収納部13及び
中皿収納部14を覆うもので、蓋体11の内面には鏡27が貼
付されている。蓋体11の後壁部28には前記蝶番凹部25に
収納される蝶番凸部29が形成され、この蝶番凸部29は蝶
番ピン30により容器本体10の後壁部24に連結されてい
る。蓋体11の自由端31には、閉蓋時に容器本体10側のフ
ック22に係合するフック32を内面に有する突片33が垂設
されている。
中皿12は、中皿収納部14に収納配置される偏平薄型容器
であって、上面に化粧料Aを収納する化粧料収納部34が
形成されている。中皿12の前壁部35上縁部には前記仕切
壁16の上面に乗る鍔部36が前方へ延びて突設されてい
る。そして、前壁部35は、前面及び下面に開口しかつ左
右に延びるスリット37により前後に切り離された弾性部
38とされている。この前壁部35を構成する弾性部38は、
その後方の奥面39との間にスリット37による間隙Cが設
けられ、両端部のみが中皿12の側壁前縁部と一体とさ
れ、これにより前後に弾性変形可能されている。この弾
性部38の中央上端には、弾性部38を奥方へ湾曲変形させ
るための押釦部40が鍔部36より前方に突出する形で設け
られている。押釦部40の両側には仕切壁16の凹所18の係
合可能な突起41が前面に設けられている。
前記押釦部40には、中皿12が中皿収納部14に収納された
状態で、仕切壁16をまたいで仕切壁16の前面まで延出
し、大きな押圧面を有する押圧部(延出部)47が形成さ
れている。この押圧部47の背面は、押圧変形時に仕切壁
16の切欠17上縁に当接するよう後方へ向かって上昇する
テーパ面48とされている。
一方、中皿12の後壁部42両端部には中皿収納部14の各突
起19にそれぞれ係合可能な凹所43が形成されている。
以上のように構成されたコンパクト容器は、以下の如く
組み立てられる。
第1図に示すように、蝶番ピン30を蝶番凹部25及び蝶番
凸部29に挿通して、容器本体10及び蓋体11を互いにヒン
ジ結合する。
上記容器本体10に対し中皿12を装着するには、中皿12の
後壁部42からまず中皿収納部14内に差し入れて、後壁部
42の凹所43を内壁の突起19に係合させる。この状態で、
押釦部40の押圧部47を親指等で奥方へ押圧したまま中皿
12の前壁部35を降ろし、押釦部40を仕切壁16の切欠17に
降ろすとともに、鍔部36を仕切壁16の上面に降ろす。こ
のとき、弾性部38は奥方へ弾性変形させられているた
め、弾性部38下端の突起41が仕切壁16に当たらず、その
まま中皿12が中皿収納部14内に降ろされる。この状態
で、押釦部40の押圧部47から手を離すことにより、湾曲
変形させられていた弾性部38が元の真っ直ぐな状態に復
帰し、弾性部38の突起41が仕切壁16の凹所18に係合す
る。これにより、第2図に示すように、中皿12が中皿収
納部14内に固定されることになり、弾性部38の付勢力に
よりがたつくことなく固定が確実なものとなる。
一方、中皿12を容器本体10内から取り出す場合には、上
記した装着動作と逆の動作を行えばよい。
即ち、押釦部40の押圧部47を押圧すれば、弾性部38の突
起41が仕切壁16の凹所18から離れて両者の係合が解かれ
る。ここで、押釦部40の背面のテーパ面48が切欠17上縁
に当接してそのテーパ作用により自身を押し上げ、中皿
12が前壁部35から上方に押し上げられる。これにより、
中皿12が取り出し可能となる。
なお、蓋体11を閉じるには蓋体11のフック32を容器本体
10側のフック22と互いに係合させればよく、蓋体11を開
けるには押釦23を押圧操作してフック22,32の係合を解
いて蓋体11を持ち上げればよい。
上記本実施例のコンパクト容器によれば、以下のような
効果を奏する。
中皿12の装着作業においては、中皿12の弾性部38を押
釦部40により弾性変形させながら、中皿12の前壁部35を
そのまま中皿収納部14に降ろすだけで、中皿12を楽に装
着できる。即ち、長いスリット37による弾性部38の弾性
効果を利用して、弾性部38を予め変形させた状態で中皿
12が差し込まれるため、中皿12前壁部35の突起41と仕切
壁16との間に乗り越え抵抗が生ぜず、降ろした状態で弾
性部38の復帰作用によりアンダーカットのかかり量を大
きくでき、突起41と凹所18とが容易に係合するからであ
る。この装着状態においては、中皿12が弾性部38の付勢
力により仕切壁16とその反対側の内壁との間に付勢状態
に嵌合されているので、中皿12のがたつきや嵌合ばらつ
きが生じることがない。
上記したように、中皿12を装着する際に、仕切壁16と
の乗り越え抵抗がないから、装着時の中皿12内に化粧料
Aの割れがなくなる。このことは、弾性部38とその奥面
39との間に十分な間隙Cが形成され、弾性部38を弾性変
形させても中皿12全体を弾性変形させることにならない
ことからも、同様の効果が得られる。
上記した弾性部38の弾性作用により、中皿12を容易に
取外すことができる。特に、押釦部40の押圧部47を押す
際にその背面のテーパ面48が仕切壁16の切欠17上縁に当
接してテーパ作用により押釦部40自身が押し上がる。す
なわち、押釦部40を押す力が中皿12を上方に持ち上げる
作用に変換され、よって中皿12の取り出しが容易にな
る。これにより中皿12の着脱が軽く固定が確実な構造を
得ることができる。
なお、以上の実施例における容器本体10では、パフ収納
部13と中皿収納部14とを縦並びとしたが、これを横並び
としてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、この考案は、上面に、仕切
壁によって形成された収納部を有する容器本体と、該容
器本体の一縁部にヒンジ結合された蓋体と、前記収納部
に装着される中皿とを備えたコンパクト容器であって、
前記中皿の前記仕切壁の内面に対向する一側面(35)を
その一部をスリットにより前後に切り離して仕切壁の内
面に弾性的に係合する弾性部とし、この弾性部に該弾性
部を押圧変形させることにより収納部内面との係合を解
く押釦部を設け、この押釦部を、前記仕切壁をまたいで
仕切壁の前面まで延出し、その延出部の背面が、押圧変
形時に仕切壁の上縁に当接するよう後方へ向かって上昇
するテーパ面に形成したから、押釦部の押圧による弾性
部の弾性変形作用ならびに押釦部の延出部の背面のテー
パ作用により、中皿の収納部への着脱を容易とし、かつ
中皿の収納部への固定を確実なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は中皿を装着する前のコンパクト容器の開放
斜視図、第2図は中皿を装着した閉蓋状態のコンパクト
容器の縦断面図、第3図は従来例を示すコンパクト容器
の縦断面図である。 10……容器本体、11……蓋体、12……中皿、14……中皿
収納部(収納部)、35……前壁部、37……スリット、38
……弾性部、40……押釦部、47……押圧部(延出部)、
48……テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に、仕切壁(16)によって形成された
    収納部(14)を有する容器本体(10)と、該容器本体
    (10)の一縁部(24)にヒンジ結合された蓋体(11)
    と、前記収納部(14)に装着される中皿(12)とを備え
    たコンパクト容器において、 前記中皿(12)の前記仕切壁(16)の内面に対向する一
    側面(35)は、その一部がスリット(37)により前後に
    切り離されて仕切壁(16)の内面に弾性的に係合する弾
    性部とされ、この弾性部(38)には該弾性部(38)を押
    圧変形させることにより収納部(14)内面との係合を解
    く押釦部(40)が設けられ、この押釦部(40)は、前記
    仕切壁(16)をまたいで仕切壁(16)の前面まで延出さ
    れ、その延出部(47)の背面が、押圧変形時に仕切壁
    (16)の上縁に当接するよう後方へ向かって上昇するテ
    ーパ面(48)に形成されていることを特徴とするコンパ
    クト容器。
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