JP4212433B2 - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4212433B2
JP4212433B2 JP2003306979A JP2003306979A JP4212433B2 JP 4212433 B2 JP4212433 B2 JP 4212433B2 JP 2003306979 A JP2003306979 A JP 2003306979A JP 2003306979 A JP2003306979 A JP 2003306979A JP 4212433 B2 JP4212433 B2 JP 4212433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closing
lid
projection
hinge
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003306979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005073875A (ja
Inventor
学 猪俣
太祐 鵜飼
直子 上田
裕子 竹之内
幸知 柚原
倫明 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshida Industries Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Industries Co Ltd filed Critical Yoshida Industries Co Ltd
Priority to JP2003306979A priority Critical patent/JP4212433B2/ja
Publication of JP2005073875A publication Critical patent/JP2005073875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4212433B2 publication Critical patent/JP4212433B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、容器本体内に収納されるレフィル容器のヒンジを合理的に省スペースで当該容器本体内に組み込むことが可能な化粧料容器に関する。
従来、蓋体で開閉される容器本体内に形成した収納部に、化粧料を収納する中皿にヒンジを介して内蓋を連結したレフィル容器を収納するようにした化粧料容器として、例えば特許文献1〜3が知られている。内蓋付きのレフィル容器は、例えば揮発性化粧料を収納する場合など、収納物を気密状態を保って収納しておく必要があるときなどに用いられる。
この種の化粧料容器では、容器本体を閉止状態とするために、これに蓋体を係脱自在に係止する第1フック、並びに中皿を閉止状態とするために、これに内蓋を係脱自在に係止する第2フックを備えるとともに、これら第1フックおよび第2フックの係止解除を容易に行うことができるように、プッシュピースの構造に工夫を凝らし、単一のプッシュピースを操作することで、第1および第2フックの係止を一括して離脱させ、かつ内蓋を僅かながら開くことができるようにしている。
特開平9−98828号公報 特開平10−33259号公報 特開平11−206446号公報
ところで、内蓋を中皿にヒンジで連結したレフィル容器を収納部に収納するには、ヒンジの配置スペースを容器本体に確保して、内蓋の円滑な回動操作性を保証しなければならない。特許文献1では、ヒンジの装着スペースとして、容器本体の側壁を外方へ切り開いて切り欠き部を形成している。特許文献2および3では、側壁の内側にヒンジを含めてレフィル容器全体を収納するようにしている。
後者のように、側壁の内側に、ヒンジを含めてレフィル容器全体を収納する構造では、当然に収納部内にヒンジを配置するためのスペースが必要となるため、その分だけ収納部を大きく、すなわち容器本体の外形寸法を大きくする必要があり、化粧料容器のコンパクト化を妨げることになる。他方、収納部の大きさを変更しない場合には、ヒンジ分だけ中皿の外形寸法を小さくしなければならず、化粧料の収納量が減少してしまう。また、前者のように、容器本体の側壁を切り欠いてヒンジを露出させる形態は、化粧料容器のデザインを制限することになってしまう。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、容器本体内に収納されるレフィル容器のヒンジを合理的に省スペースで当該容器本体内に組み込むことが可能な化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明にかかる化粧料容器は、前方壁部および後方壁部を含む周壁によりその内部に収納部が形成された容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、上記容器本体の上記後方壁部に形成した蝶番片に、上記蓋体に形成した蝶番ブロックを回動自在に連結する蝶番機構と、上記容器本体の上記前方壁部のフックスペース内に形成した係止突起に、上記蓋体に形成したフック片を係脱自在に係止させて該蓋体を閉止状態とするフック機構と、化粧料を収納する中皿およびこれを開閉する中蓋を有し、上記収納部に収納されるレフィル容器と、上記中皿に上記中蓋を回動自在に連結するヒンジ機構と、該ヒンジ機構とは反対側に位置させて設けられ、上記中皿に形成した閉止突起に、上記中蓋に形成した閉止凸部を係脱自在に係止させて該中蓋を閉止状態とする閉止機構と、上記容器本体の上記前方壁部に、上記フックスペースと隣接させて設けられ、上記ヒンジ機構を装着する装着スペースと、上記蝶番ブロックに一体的に形成され、上記蓋体の開閉操作とともに回動される操作用突起と、上記容器本体の上記後方壁部に形成され、上記操作用突起を上記閉止機構に臨ませる凹部と、上記閉止凸部から弾性変形自在に延出されて上記操作用突起と係脱自在に係合され、上記蓋体の開放に従って該操作用突起で押されて該閉止凸部を上記閉止突起から離脱させつつ当該操作用突起と離脱され、かつ該蓋体の閉止操作で該操作用突起に押されて弾性変形されつつ上記フック機構の係止に従って該操作用突起と係合される被押圧片とを備え、上記フック機構の係止と上記操作用突起および上記被押圧片との係合とを一段動作とするために、該被押圧片の下端位置が、該フック機構が係止されると同時か、あるいはその直前で該操作用突起と係合される位置に設定されたことを特徴とする。
また、前記ヒンジ機構は、その一端が前記中皿と折り曲げ自在に連結され、他端が前記中蓋と折り曲げ自在に連結された中間ヒンジ片を有することを特徴とする。
本発明にかかる化粧料容器にあっては、容器本体内に収納されるレフィル容器のヒンジを合理的に省スペースで当該容器本体内に組み込むことができ、容器本体の外形寸法が大きくなってしまったり、化粧料の収納量が少なくなってしまうことを防止できるとともに、デザインが制約される事態も回避することができる。さらに、蓋体を閉止するためのフック機構を係合させる動作および次回の中蓋の開放を保証するための被押圧片に操作用突起を係合させる動作については、これら動作が別々で時間差があると、閉止時の操作感が二重になり、またその際2回にわたる係止音が発生する、いわゆる二段動作となってしまって好ましくないが、本発明にかかる化粧料容器にあっては、被押圧片の下端位置を、フック機構が係止されると同時か、あるいはその直前で操作用突起が係合される位置に設定したので、2つの係止部分があっても一段動作を確保でき、化粧料容器の操作性を維持することができる。
以下に、本発明にかかる化粧料容器の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる化粧料容器1は図1〜図5に示すように、基本的には、前方壁部2aおよび後方壁部2bを含む周壁2によりその内部に収納部3が形成された容器本体4と、容器本体4を開閉する蓋体5と、容器本体4の後方壁部2bに形成した蝶番片7に、蓋体5に形成した蝶番ブロック8を回動自在に連結する蝶番機構9と、容器本体4の前方壁部2aのフックスペース10内に形成した係止突起11に、蓋体5に形成したフック片12を係脱自在に係止させて蓋体5を閉止状態とするフック機構13と、化粧料Pを収納する中皿14およびこれを開閉する中蓋15を有し、収納部3に収納されるレフィル容器16と、中皿14に中蓋15を回動自在に連結するヒンジ機構17と、ヒンジ機構17とは反対側に位置させて設けられ、中皿14に形成した閉止突起18に、中蓋15に形成した閉止凸部19を係脱自在に係止させて中蓋15を閉止状態とする閉止機構20と、容器本体4の前方壁部2aに、フックスペース10と隣接させて設けられ、ヒンジ機構17を装着する装着スペース21と、蝶番ブロック8に一体的に形成され、蓋体5の開閉操作とともに回動される操作用突起22と、容器本体4の後方壁部2bに形成され、操作用突起22を閉止機構20に臨ませる凹部23と、閉止凸部19から弾性変形自在に延出されて操作用突起22と係脱自在に係合され、蓋体5の開放に従って操作用突起22で押されて閉止凸部19を閉止突起18から離脱させつつ当該操作用突起22と離脱され、かつ蓋体5の閉止操作で操作用突起22に押されて弾性変形されつつフック機構13の係止に従って操作用突起22と係合される被押圧片6とを備えて構成される。
化粧料容器1は主に、容器本体4と、蓋体5と、容器本体4内部に収納されるレフィル容器16とから構成される。容器本体4は合成樹脂材で形成され、図示例にあっては、底壁4aの周縁にその周方向に沿って前方壁部2aおよび後方壁部2bを含む周壁2が立設されて、平面外形輪郭が矩形状に形成されている。容器本体4の平面外形輪郭は、矩形状に限らず、オーバル形状や多角形状、円形状など、その他の形態であっても良い。
そして周壁2によって囲まれた容器本体4内部には、前方壁部2aから後方壁部2bにわたって仕切り壁部4bが形成され、この仕切り壁部4bにより右側にパフ24などを収納する化粧具収納部25が、そしてまた左側にレフィル容器16を収納する収納部3が形成されている。
蓋体5も合成樹脂材で形成され、天板5aの周縁にその周方向に沿って環状周壁5bが立設されて、容器本体4に合致する平面外形輪郭で皿状に形成される。天板5aの裏面には、鏡板26が取り付けられている。
容器本体4の後方壁部2bには、左右方向両端からそれぞれ後方へ突出させて、一対の蝶番片7が形成される。また蓋体5の環状周壁5bには、これより蝶番片7間に垂下させて、蝶番ブロック8が形成される。そしてこれら蝶番ブロック8と各蝶番片7との間にはそれぞれ、蝶番ピン27が挿入され、これにより蝶番片7に蝶番ブロック8を回動自在に連結する蝶番機構9が構成される。そしてこの蝶番機構9により、容器本体4を開閉すべく蓋体5が回動されるようになっている。
他方、容器本体4の前方壁部2aには、左右方向中央部位置に当該前方壁部2aの上面を下方へ、そして前面を後方へ窪ませることでフックスペース10が形成され、このフックスペース10内には係止突起11が形成される。また蓋体5の環状周壁5bには、係止突起11に係脱自在に係止される突起28を有するフック片12がフックスペース10に向かって垂下させて形成され、フック片12をフックスペース10内に挿入して係止突起11にフック片12の突起28を係止させることにより、蓋体5を閉止状態とするフック機構13が構成される。
本実施形態にあっては、フック機構13の係止を外す場合には、フックスペース10内のフック片12に手指を掛けて引き上げることにより、突起28と係止突起11との係止を外すようになっているが、フックスペース10内にプッシュピースを設け、このプッシュピースを操作することで係止を外せるようにしてもよいことはもちろんである。
レフィル容器16は主に、合成樹脂製の中皿14と中蓋15から構成され、それ自体単独で化粧料容器としても使用できる。中皿14は、その内部に化粧料Pを収納できるように、底部14a周縁から側壁14bが立設されて器状に形成される。またこの中皿14の平面外形輪郭は、収納部3の平面形状に合わせて形成される。他方、中蓋15は、側壁14bで囲まれた中皿14の開口部14cを覆う平板部15aと、この平板部15aから垂下されて開口部14cに気密に嵌合する環状リブ15bとから構成される。
また中皿14には、前方の側壁14bから前方へ突出させて左右一対のヒンジ片29が形成されるとともに、中蓋15にはこれよりヒンジ片29間に突出させてヒンジブロック30が形成され、これらヒンジブロック30からヒンジ片29にわたってヒンジピン31が挿入されることにより、中皿14に中蓋15を回動自在に連結するヒンジ機構17が構成される。
ヒンジ機構17の反対側には、中皿14の後方の側壁14b中央から後方へ突出させて閉止突起18が形成される。また中蓋15には、平板部15a後端中央に後方へ突出させて鍔部32が形成され、この鍔部32には、閉止突起18に係脱自在に係合される閉止凸部19を有する垂下片33が当該閉止突起18と向かい合う高さ位置まで垂下されて形成され、中蓋15を閉じて閉止突起18に閉止凸部19を係止させることにより、中蓋15を閉止状態とする閉止機構20が構成される。
さらに、中皿14の側壁14b、例えば前後の一対の側壁14bには、容器本体4の前方壁部2aおよび後方壁部2bから収納部3内に突出形成された保持凸部34(後方壁部の保持凸部は図示省略)に係脱自在に係合する保持凹部35が形成され、保持凸部34に保持凹部35を係合することによりレフィル容器16全体が収納部3内に着脱自在に保持されるようになっている。
このように構成されたレフィル容器16を収納する容器本体4には、その前方壁部2aにフックスペース10と隣接させて、レフィル容器16のヒンジ機構17を装着する装着スペース21が形成される。この装着スペース21は前方壁部2aに、ヒンジ機構17に対応する幅で、収納部3側から前方に向かって、かつその上面から下方に向かって窪ませて形成され、ヒンジ機構17はこの装着スペース21を利用して、収納部3よりも外側の容器本体4の前方壁部2aに組み込まれる。
特に、ヒンジ機構17は、レフィル容器16を収納部3に収納して当該ヒンジ機構17が装着スペース21に装着された状態で、ヒンジピン31の高さ位置が前方壁部2aの上面位置かあるいはこれよりも僅かに高い位置となる高さ位置に設定される。
他方、蝶番ブロック8にはこれと一体で、その下端の蝶番ピン27に近接する位置にこれより収納部3側へほぼ水平に突出させて操作用突起22が形成され、この操作用突起22は蝶番ピン27周りの蝶番ブロック8の回動によって、すなわち蓋体5の開閉操作とともに回動されるようになっている。
また容器本体4の後方壁部2bには、操作用突起22に対応する幅で切り欠く形態で、収納部3を蝶番ブロック8に向かって露出させ、これにより収納部3にレフィル容器16を装着した状態で、その閉止機構20に操作用突起22を臨ませる凹部23が形成される。
凹部23に位置する垂下片33には、閉止凸部19よりも下方に向かって操作用突起22直上まで延出させて弾性変形自在な板状の被押圧片6が一体的に形成される。この被押圧片6は、操作用突起22の直上に位置されることで、回動される当該操作用突起22に対して係脱自在に係合される。
そしてこの被押圧片6は、蓋体5の開放に伴って上方へ向かって回動される操作用突起22で押し上げられ、この押し上げによって閉止凸部19を閉止突起18から離脱させるとともに、この離脱過程で凹部23から抜け出していく操作用突起22から離脱されるようになっている。
またこの被押圧片6は、蓋体5を閉じていく閉止過程では、操作用突起22が被押圧片6の直下に係合する寸法の関係上、凹部23内へ入り込んでいく際に当該操作用突起22に押されて弾性変形され、蓋体5を閉じ切る位置でその下方に進入する操作用突起22と係合されるようになっている。そして特に、被押圧片6の下端位置は、フック機構13が係止されると同時か、あるいはその直前で操作用突起22が係合される位置に設定される。
このように構成された本実施形態にかかる化粧料容器1の作用について説明すると、レフィル容器16を容器本体4内に収納する際には、ヒンジ機構17を前方へ向けて、収納部3へと押し込む。押し込むと、中皿14の保持凹部35が容器本体4の保持凸部34に係合されてレフィル容器16は収納部3内に固定的に保持されるとともに、これに伴って、ヒンジ機構17は装着スペース21に装着され、そしてまた閉止機構20は凹部23を介して蝶番ブロック8と対面される。この際、蓋体5は開かれているので、操作用突部22は凹部23後方に抜け出した状態にある。
このようにしてレフィル容器16を容器本体4に装着した後、蓋体5を閉じていくと図4に示すように、操作用突部22は被押圧片6を弾性変形させつつ凹部23へと進入していき、そしてフック機構13が係止される直前あるいは係止されると同時に、当該フック機構13の閉止に従って被押圧片6の直下に係合される。これにより蓋体5は容器本体4を閉止した状態となる。
次いで、化粧料Pを使用するために、フック機構13を外して蓋体5を開いていくと図5に示すように、これに伴って操作用突起22が回動し、回動される操作突起22によって被押圧片6が押し上げられて垂下片33の閉止凸部19が中皿14の閉止突起18から離脱され、さらに蓋体5を回動していくと、操作用突起22が被押圧片6から離脱する位置まで中蓋15が持ち上げられる。これにより、レフィル容器16を開放するにあたり、中蓋15を予備的に開くことができる。
蓋体5を開放したならば、予備的に開かれた中蓋15を、ヒンジ機構17を介して容器本体4前方へと大きく開くことが可能となり、これによりレフィル容器16内の化粧料Pを使用することができる。再度蓋体5を閉じる際には、まず中蓋15を閉じて中皿14に向かって押し付けることにより環状リブ15bを中皿14の開口部14cへ嵌合させる。その後は、レフィル容器16の収納時と同様に蓋体5を閉じてフック機構13で容器本体4に係止させれば、操作用突起22が被押圧片6の下方に係合されることとなる。
ところで、本実施形態にかかる化粧料容器1にあっては、そもそもフックスペース10を確保する必要のある前方壁部2aに装着スペース21を形成して、この装着スペース21にレフィル容器16のヒンジ機構17を装着するようにしたので、特段にヒンジ機構17を納めるためのスペースを収納部3内や周壁2に設定する必要がなく、従って容器本体4の外形寸法を大型化させたり、あるいは化粧料Pの収納量を減少させることなく、そしてまたデザイン上の制約なく、ヒンジ機構17を合理的に容器本体4に組み込むことができる。また、ヒンジ機構17の位置を、前方壁部2aの上面高さかあるいはそれよりも上方に設定したので、ヒンジ機構17の円滑な回動操作性を保証でき、中蓋15をスムーズに開くことができる。
また、中皿14に気密に嵌合される中蓋15を予備的に開放するにあたり、当該中蓋15を開く際に必ず開放される蓋体5の蝶番ブロック8に操作用突起22を形成し、この操作用突起22の回動によって閉止機構20の閉止凸部19を閉止突起18から離脱させるようにしたので、合理的に中蓋15の閉止状態を解除することができる。
さらに、蓋体5を閉止するためのフック機構13を係合させる動作および次回の中蓋15の開放を保証するための被押圧片6に操作用突起22を係合させる動作については、これら動作が別々で時間差があると、閉止時の操作感が二重になり、またその際2回にわたる係止音が発生する、いわゆる二段動作となってしまって好ましくないが、本実施形態にあっては、被押圧片6の下端位置を、フック機構13が係止されると同時か、あるいはその直前で操作用突起22が係合される位置に設定したので、2つの係止部分があっても一段動作を確保でき、化粧料容器1の操作性を維持することができる。
図6〜図9には、上記実施形態の変形例が示されている。この変形例は、ヒンジ機構17を改良したものであり、ヒンジ機構17は、その一端が中皿14と折り曲げ自在に連結され、他端が中蓋15と折り曲げ自在に連結された中間ヒンジ片36を備えて構成されている。また、本変形例では、フックスペース10内にプッシュピース37が設けられ、このプッシュピース37を操作することで係止突起11からフック片12を離脱させるようになっている。
中間ヒンジ片36は板状に形成され、中皿14の前方の側壁14b上面直上に中蓋15の平板部15a前端側面に重ね合わせて配置され、その上端後縁部が平板部15aの前端側面上縁部に第1切り溝38を挟んで第1折曲部39を介して折り曲げ自在に一体的に連結され、またその下端前縁部が中皿14の前方の側壁14bの上面前縁部に第2切り溝40を挟んで第2折曲部41を介して折り曲げ自在に一体的に連結されている。
そして図8に示すように、中蓋15を閉じている状態では、第1および第2折曲部39,41により第1および第2切り溝38,40が閉じられて、平板部15aの前端および中間ヒンジ片36が中皿14の前方の側壁14b上面上に位置される。特に、ヒンジ機構17の装着スペース21としては、第2折曲部41が位置する中皿14の前方の側壁14b上面前縁部および中間ヒンジ片36の下端前端部に前方に突出させて形成された突出部42,43のうち、中皿14の突出部42を装着し得る狭く浅いスペースで足りるようになっている。
そして、中蓋15を開く際には図9に示すように、第1および第2折曲部39,41が第1および第2切り溝38,40を広げるように折り返され、これにより中間ヒンジ片36は中皿14の前方の側壁14b上面上から容器本体4の前方壁部2a上にシフトし、また平板部15aの前端は容器本体4の前方壁部2aよりも前方へとシフトされて、中蓋15全体が容器本体4外方へと展開され、これによって化粧料Pを収納する中皿14の開口部14cを大きく開放することができるようになっている。このような変形例であっても、上記実施形態と同様な作用効果を奏することはもちろんである。
本発明にかかる化粧料容器の好適な一実施形態を示す斜視図である。 図1の化粧料容器の化粧具収納部位置での側断面図である。 図1の化粧料容器の収納部位置での側断面図である。 図1の化粧料容器の蓋体を閉じていく過程での閉止機構周辺を示す要部拡大側断面図である。 図1の化粧料容器の蓋体を開いていく過程での閉止機構周辺を示す要部拡大側断面図である。 本発明にかかる化粧料容器の変形例を示す斜視図である。 図6の化粧料容器の収納部位置での側断面図である。 図6の化粧料容器の中蓋を閉じた状態でのヒンジ機構周辺を示す要部拡大側断面図である。 図6の化粧料容器の中蓋を開いた状態でのヒンジ機構周辺を示す要部拡大側断面図である。
符号の説明
1 化粧料容器 2 周壁
2a 前方壁部 2b 後方壁部
3 収納部 4 容器本体
5 蓋体 6 被押圧片
7 蝶番片 8 蝶番ブロック
9 蝶番機構 10 フックスペース
11 係止突起 12 フック片
13 フック機構 14 中皿
15 中蓋 16 レフィル容器
17 ヒンジ機構 18 閉止突起
19 閉止凸部 20 閉止機構
21 装着スペース 22 操作用突起
23 凹部 P 化粧料

Claims (2)

  1. 前方壁部および後方壁部を含む周壁によりその内部に収納部が形成された容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、上記容器本体の上記後方壁部に形成した蝶番片に、上記蓋体に形成した蝶番ブロックを回動自在に連結する蝶番機構と、上記容器本体の上記前方壁部のフックスペース内に形成した係止突起に、上記蓋体に形成したフック片を係脱自在に係止させて該蓋体を閉止状態とするフック機構と、化粧料を収納する中皿およびこれを開閉する中蓋を有し、上記収納部に収納されるレフィル容器と、上記中皿に上記中蓋を回動自在に連結するヒンジ機構と、該ヒンジ機構とは反対側に位置させて設けられ、上記中皿に形成した閉止突起に、上記中蓋に形成した閉止凸部を係脱自在に係止させて該中蓋を閉止状態とする閉止機構と、上記容器本体の上記前方壁部に、上記フックスペースと隣接させて設けられ、上記ヒンジ機構を装着する装着スペースと、上記蝶番ブロックに一体的に形成され、上記蓋体の開閉操作とともに回動される操作用突起と、上記容器本体の上記後方壁部に形成され、上記操作用突起を上記閉止機構に臨ませる凹部と、上記閉止凸部から弾性変形自在に延出されて上記操作用突起と係脱自在に係合され、上記蓋体の開放に従って該操作用突起で押されて該閉止凸部を上記閉止突起から離脱させつつ当該操作用突起と離脱され、かつ該蓋体の閉止操作で該操作用突起に押されて弾性変形されつつ上記フック機構の係止に従って該操作用突起と係合される被押圧片とを備え、上記フック機構の係止と上記操作用突起および上記被押圧片との係合とを一段動作とするために、該被押圧片の下端位置が、該フック機構が係止されると同時か、あるいはその直前で該操作用突起と係合される位置に設定されたことを特徴とする化粧料容器。
  2. 前記ヒンジ機構は、その一端が前記中皿と折り曲げ自在に連結され、他端が前記中蓋と折り曲げ自在に連結された中間ヒンジ片を有することを特徴とする請求項1に記載の化粧料容器。
JP2003306979A 2003-08-29 2003-08-29 化粧料容器 Expired - Lifetime JP4212433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306979A JP4212433B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 化粧料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306979A JP4212433B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 化粧料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005073875A JP2005073875A (ja) 2005-03-24
JP4212433B2 true JP4212433B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=34409909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003306979A Expired - Lifetime JP4212433B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4212433B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5483871B2 (ja) * 2008-12-11 2014-05-07 紀伊産業株式会社 化粧料容器
JP5294468B2 (ja) * 2009-02-03 2013-09-18 紀伊産業株式会社 化粧料容器
JP2016152889A (ja) 2015-02-20 2016-08-25 中井紙器工業株式会社 中蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005073875A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4212433B2 (ja) 化粧料容器
JPH0998828A (ja) 化粧料容器
JP2002262933A (ja) 口紅ケース
JP4498713B2 (ja) 化粧料容器
JPH0947319A (ja) 化粧料容器
JP2007289290A (ja) コンパクト容器
JP3868569B2 (ja) 化粧料容器
JP4498712B2 (ja) 化粧料容器
JP5894061B2 (ja) コンパクト
JPH0998829A (ja) 化粧料容器
JPH11206446A (ja) 化粧料容器
JP2012115438A (ja) 化粧料容器
JPH10192043A (ja) 化粧料容器
JP4271432B2 (ja) パウダー容器
JP2001269217A (ja) コンパクト容器
JPH053147Y2 (ja)
JPH11206443A (ja) コンパクト
JP3856951B2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP4104883B2 (ja) 化粧料容器
JP3708327B2 (ja) 気密性容器
JP4104884B2 (ja) 化粧料容器
JP4145720B2 (ja) 取付板付収納容器
JP5791075B2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP3017844U (ja) コンパクト容器
JPH053146Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050630

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4212433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term