JP2539215Y2 - パイプファイルのバインダー装置 - Google Patents

パイプファイルのバインダー装置

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JP2539215Y2
JP2539215Y2 JP8786290U JP8786290U JP2539215Y2 JP 2539215 Y2 JP2539215 Y2 JP 2539215Y2 JP 8786290 U JP8786290 U JP 8786290U JP 8786290 U JP8786290 U JP 8786290U JP 2539215 Y2 JP2539215 Y2 JP 2539215Y2
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JP
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pipe
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JPH0445779U (ja
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協 中山
隆史 磯田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、書類等に穿設された綴じ穴に挿通される杵
部を有した、所謂パイプファイルの改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来のパイプファイルは、表紙に固定板が固着され、
固定板の一側縁部にパイプを突設した側板が起伏自在に
止着され、側板のパイプと嵌着する綴込杵を突設した綴
込板が備えられ、側板のパイプを書類等に穿設された穴
に挿通した後にそのパイプに綴込杵を挿入して綴込板に
よりパイプの先端部を閉塞してパイプからの書類等の抜
脱を阻止し、しかる後にパイプを固定板に対して略平行
に倒して綴込板を係止板に係合させて固定することによ
りファイルするものが知られている。又、従来のこの種
のパイプファイルは、パイプを備えた側板及び綴込杵を
備えた綴込板の一方のみしか開放できないものと両方開
放できるものとある。前者は綴じ込まれた書類の内側の
ものを抜き取る時、その前にある多くの書類を抜かなけ
ればならない欠点がある。又、後者はそのような場合に
反対側の綴込板を開放すれば良いので便利であるが、金
属部材で構成されている為に構造がやや複雑となりコス
ト高となっている。
(考案が解決しようとする問題点) 従って、本考案の目的は前記両開きの綴込板を有した
便利なパイプファイルのバインダー装置の構造を単純化
して、安いコストで提供可能とすることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために案出した本考案のパイプフ
ァイルのバインダー装置は樹脂成形品よりなる固定板の
両側縁部にそれぞれ膨出した軸支部を形成して、軸支部
の下面からの孔と上面からの孔との組合せで上側の壁と
下側の受け座とを形成して貫通孔を構成し、貫通孔に係
脱するピンを備えた一対の綴込具をそれぞれ軸支部に別
個で回動且つ係脱可能に止着すると共に、綴込具は綴込
杵又はパイプを固着した枠にピンと連動する一対のスラ
イダーが内装され、それぞれのスライダーの対面側下面
に上下方向に変位可能な係合部が一体的に備えられて、
又スライダーの反対面側に枠との間でそれぞれのスライ
ダーを離面する側に附勢するばねが設けられると共に枠
にカバーが固着され、又カバーには窓孔が設けられスラ
イダーには窓孔から適宜露出する把手が設けられて、一
方の綴込具の把手を指で狭窄してピンを軸支部から離脱
させた時に、枠に設けた係合段部にスライダーの係合部
を係止させてピンの離脱状態を保持させると共に固定板
との止着を解除し、他方の綴込具の回りに回動させて書
類等の抜き差しを行い、再び綴込具を軸支部に載置した
時に、固定板に設けた当接部が係合部を押し上げて係合
段部との係止を解除し、ピンが軸支部に嵌装して綴込具
が固定板に止着するように構成したことである。
(実施例) 第1図乃至第17図は本考案の実施例であるパイプファ
イルのバインダー装置(1)を示している。先ず、第12
図乃至第17図に示すように固定板(19)は板状の基部に
適宜箇所で取付孔(7)が設けられ両側縁のそれぞれの
端部には膨出した軸支部(20)(21)が、略中央には膨
出した当接部(22)が設けられた一体の樹脂成形品で形
成されている。又、軸支部(21)は下面より孔(26)
(27)が穿設されて上端に壁(29b)(29c)が形成さ
れ、両孔の中間には上面より孔(28)が穿設されて下端
に受け座(29a)が形成されて壁(29b)(29c)と受け
座(29a)との間に後述するピンを挿通させる貫通孔が
構成されている。
又、軸支部(20)も軸支部(21)に対向する形で同様
に構成されている。中央の当接部(22)は下面より孔
(25)が穿設され上端に壁が設けられている。以上によ
り固定板(19)の成形型はスライダー等を必要とせず単
純な上下方向の分割だけで構成できることはいうまでも
ない。
又、固定板(19)の軸支部(20)(21)に止着された
一対の綴込具(2)(3)の枠(8)の内側の面には一
方で一対の綴込杵(4)が、他方で一対のパイプ(5)
が固着されて相互が嵌装している。綴込具(2)(3)
のその他の構成は同じである。枠(8)の外側の面には
第5図及び第6図に示すように一対のスライダー(10
a)(10b)が枠(8)の中央に対して狭窄方向に摺動す
るよう凹部が設けられて、そこにスライダーが配設され
てスライダー(10a)(10b)と枠(8)との間にはスラ
イダーを常時外側に附勢するばね(17a)(17b)が取付
けられている。スライダー(10a)(10b)の略中央には
孔(11a)(11b)が穿設され、孔の縁にはそれぞれリブ
状の把手(12a)(12b)が形成されスライダーの内側上
下面には弾性片(14a)(14b)、端部に鉤部(15a)(1
5b)を備えた係合部(13a)(13b)が一体に形成されて
スライダー(10a)(10b)の下部にはスライダーと平行
でそれぞれ外側に向いたピン(18a)(18b)が固定され
ている。又、枠(8)の面には適宜箇所で上記スライダ
ーとピンを摺動可能に案内するリブが配設され、略中央
の下方には対向して係合段部(16a)(16b)が形成され
ている。第5図の状態では上記ピン(18a)(18b)が固
定板(19)の軸支部(20)(21)の貫通孔に嵌装して止
着状態にあるが、スライダー(10a)(10b)を狭窄する
と第6図に示すように上記係合部(13a)(13b)の鉤部
(15a)(15b)が弾性変形した後、係合段部(16a)(1
6b)に係止してピン(18a)(18b)が軸支部(20)(2
1)の貫通孔から離脱した状態に保持されるように、そ
れぞれの寸法関係が設定されている。又、枠(8)の外
側の面には適宜箇所で孔(31)を有したボス(9)が形
成され、それに対応する箇所でボス(30)を有したカバ
ー(24)が孔(31)にボス(30)を嵌着して固着されて
いる。尚、固着を堅固とするために上記ボス(30)の端
部は溶着等の手段がこうじられる。又、カバー(24)に
は上記スライダー(10a)(10b)の孔(11a)(11b)及
び把手(12a)(12b)が露出し、且つピン(18a)(18
b)が軸支部(20)(21)から離脱する範囲でスライダ
ー(10a)(10b)を狭窄しうる窓孔(23a)(23b)が形
成されており、離脱状態に於いて把手(12a)(12b)が
窓孔(23a)(23b)の内側端部に略当接する。又、第18
図乃至第20図は本考案の第2の実施例を示しており前例
とほとんど同じ構造となっている。異とにするところは
スライダーに係合部を一体とせずにスライダー(32a)
(32b)に別体の係合具(33a)(33b)を支持部(34a)
(34b)で回動自在に取付けて、更にスライダー(32a)
(32b)と係合具(33a)(33b)との間に係合部の鉤部
が枠(8)の係合段部に係止するようU字形のばね(35
a)(35b)を附勢して構成されている。
ところで、上記枠(8)、スライダー(10a)(10
b)、カバー(24)等は構造の簡略化とコストダウンを
計る為に樹脂成形品等で形成されている。又、実施例で
スライダー(10a)(10b)の上下面に係合部(13a)(1
3b)を形成しているのは、1つは製作上の都合でスライ
ダーに互換性(1種で左右に使える)を持たせることが
できること。1つは枠(8)内で上部に位置する係合部
が枠の内壁に適度に摩擦係合してスライダーのがた止め
の効果を持たせることにあり、上下に2箇所で設ける必
要性は必須ではない。
(作用) 以上により、本考案のパイプファイルのバインダー装
置(1)は表紙の背部に取付孔(7)でハトメ等により
固着され、ピン(18a)(18b)は固定板(19)の軸支部
(20)(21)にそれぞれ嵌装して止着されている。この
状態より綴込具(2)(3)のどちらか一方でカバー
(24)の窓孔(23a)(23b)を通してスライダー(10
a)(10b)の把手(12a)(12b)を指で狭窄させると、
それと連動して係合部(13a)(13b)が枠(8)の係合
段部(16a)(16b)に係止して同時にピン(18a)(18
b)が固定板(19)の軸支部(20)(21)より離脱して
止着が解除された状態に保持され、他方の綴込具側に起
立して、前記綴込杵(4)からパイプ(5)を抜いて書
類等の抜き差しを行い再び綴込杵(4)をパイプ(5)
に嵌装してパイプ(5)が固定板(19)に略平行となる
ように倒すと、第6図に示すように固定板(19)の当接
部(22)の上端が係合部(13a)(13b)の鉤部(15a)
(15b)を押し上げて係合段部(16a)(16b)との係止
状態を解除するのでスライダー(10a)(10b)はばね
(17a)(17b)の復帰力により外側に移動して再びピン
(18a)(18b)が固定板(19)の軸支部(20)(21)に
嵌装して止着状態となる。
(考案の効果) 本考案のパイプファイルのバインダー装置の構造及び
作用は以上の通りであり、従来の両開きの綴込板を有し
た便利なパイプファイルが金属部材を使用してやや複雑
な構造を呈しているのに対して本考案のものは固定板の
両側縁部に軸支部を設けて、ピンと一体となったスライ
ダーを枠内に位置させてカバーと固着し、スライダーの
把手をカバーに設けた窓孔より適宜突出させて指で把手
を狭窄して移動させることにより止着状態を解除するよ
うに構成されており、樹脂成形品等を用いて簡単に構成
できること、又、固定板など軸支部が単純な型構成で成
形できるなど、コストを安くでき、又、綴込具の上部を
押して軸支部に載置して相互に止着できるので操作も簡
単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパイプファイルのバインダー装置で綴
じた状態を示した上面図、第2図は同バインダー装置の
正面図、第3図は側面図、第4図は綴込具の内側より見
た図、第5図は綴込具の外側よりカバーを外した状態で
見た正面図で、固定板と綴込具が止着した状態となって
いる。又、第6図は把手を狭窄して止着を解除した状態
の図、第7図は第5図に於けるB−B断面図、第8図は
C−C断面図、第9図はD−D断面図、第10図はE−E
断面図である。又、第11図は止着部の要部を示した図、
第12図は本考案に組み込まれた固定板の上面図、第13図
はその裏面図、第14図は正面図、第15図は側面図、第16
図は第12図に於けるA−A断面図、第17図は軸支部の要
部拡大図である。又、第18図は本考案の第2の実施例
で、綴込具の外側よりカバーを外した状態で見た正面図
を示しており、固定板と綴込具の止着状態、第19図は止
着を解除した状態の図、第20図は第18図に於けるスライ
ダーと枠との係止状態を示した要部拡大図である。 (1)……バインダー装置、(2)……綴込具、(3)
……綴込具、(4)……綴込杵、(5)……パイプ、
(7)……取付孔、(8)……枠、(9)……ボス、
(10a)(10b)……スライダー、(11a)(11b)……
孔、(12a)(12b)……把手、(13a)(13b)……係合
部、(14a)(14b)……弾性片、(15a)(15b)……鉤
部、(16a)(16b)……係合段部、(17a)(17b)……
ばね、(18a)(18b)……ピン、(19)……固定板、
(20)(21)……軸支部、(22)……当接部、(23a)
(23b)……窓孔、(24)……カバー、(25)(26)(2
7)(28)……孔、(29a)……受け座、(29b)(29c)
……壁、(30)……ボス、(31)……孔、(32a)(32
b)……スライダー、(33a)(33b)……係合具、(34
a)(34b)……支持部、(35a)(35b)……ばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定板の両側縁部にそれぞれ貫通孔を有し
    た軸支部を設けて貫通孔に係脱するピンを備え、一方に
    綴込杵を他方にパイプを固着して綴込杵とパイプを嵌装
    させた一対の綴込具をそれぞれ軸支部に別個で回動且つ
    係脱可能に止着したパイプファイルのバインダー装置に
    於いて、上記固定板は板状の基部とその両側縁部にそれ
    ぞれ膨出した軸支部を有した樹脂成形品で形成され、綴
    込具は綴込杵又はパイプを固着した枠にピンと連動する
    一対のスライダーが内装され、それぞれのスライダーの
    対面側下面に上下方向に変位可能な係合部が一体又は別
    体に備えられて、又スライダーの反対面側に枠との間で
    それぞれのスライダーを離面する側に附勢するばねが設
    けられると共に枠にカバーが固着され、又カバーには窓
    孔が設けられスライダーには窓孔から適宜露出する把手
    が設けられて、一方の綴込具の把手を指で狭窄してピン
    を軸支部から離脱させた時に、上記枠に設けた係合段部
    に上記スライダーの係合部を係止させて上記ピンの離脱
    状態を保持させると共に固定板との止着を解除し、他方
    の綴込具の回りに回動させて書類等の抜き差しを行い、
    再び綴込具を軸支部に載置した時に、固定板に設けた当
    接部が係合部を押し上げて上記係合段部との係止を解除
    し、ピンが軸支部に嵌装して綴込具が固定板に止着する
    ように構成したことを特徴とするパイプファイルのバイ
    ンダー装置。
JP8786290U 1990-08-24 1990-08-24 パイプファイルのバインダー装置 Expired - Lifetime JP2539215Y2 (ja)

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JPH0445779U JPH0445779U (ja) 1992-04-17
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