JPH0663374U - パイプ式ファイルのバインダー装置 - Google Patents

パイプ式ファイルのバインダー装置

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JPH0663374U
JPH0663374U JP5217991U JP5217991U JPH0663374U JP H0663374 U JPH0663374 U JP H0663374U JP 5217991 U JP5217991 U JP 5217991U JP 5217991 U JP5217991 U JP 5217991U JP H0663374 U JPH0663374 U JP H0663374U
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JP
Japan
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shaft support
hole
binding
pipe
fixing plate
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Pending
Application number
JP5217991U
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English (en)
Inventor
小林  清一
Original Assignee
三菱鉛筆株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のパイプ式ファイルのバインダー金具は
金属製でコストも高く、落下等の衝撃に対して変形して
使用不可となり易い。本考案の目的は樹脂化により構造
を単純化してコストダウンを計り、且つ落下に対して破
壊等の防止を可能とする。 【構成】 樹脂成形品よりなる固定板19の両側縁部に
夫々膨出した軸支部20と21を形成して、軸支部の下
面からの孔と上面からの孔との組合せで貫通孔を構成
し、貫通孔に係脱するピン18a、18bを備えた一対
の綴込具2、3を夫々軸支部に別個で回動且つ係脱可能
に止着すると共に、ピンが嵌装する軸支部の壁29a、
29bにスリット28a、28bを形成して、落下した
時にスリットにより軸支部が弾性変形してピンの止着が
外れ軸支部の破損を防止可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、書類等に穿設された綴じ穴に挿通される杵部を有した、所謂パイプ 式ファイルのバインダー装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプ式ファイルのバインダー装置は、表紙に固定板が固着され、固定 板の一側縁部にパイプを突設した側板が起伏自在に止着され、側板のパイプと嵌 着する綴込杵を突設した綴込板が備えられ、側板のパイプを書類等に穿設された 穴に挿通した後にそのパイプに綴込杵を挿入して綴込板によりパイプの先端部を 閉塞してパイプからの書類等の抜脱を阻止し、しかる後にパイプを固定板に対し て略平行に倒して綴込板を係止板に係合させて固定することによりファイルする ものが知られている。又、従来のこの種のバインダー装置は、パイプを備えた側 板及び綴込杵を備えた綴込板の一方のみしか開放できないものと両方開放できる ものとある。前者は綴じ込まれた書類の内側のものを抜き取る時、その前にある 多くの書類を抜かなければならない欠点がある。又、後者はそのような場合に反 対側の綴込板を開放すれば良いので便利であるが、金属部材で構成されている為 に構造がやや複雑となりコスト高となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の目的は前記両開きの綴込板を有した便利なパイプファイルの バインダー装置の構造を樹脂化などにより単純化して、安いコストで提供可能と することにある。又、従来のものが落下などの衝撃により変形して使用不可とな り易いことと、樹脂化により一層強度不足となる点を改善することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために案出した本考案のパイプ式ファイルのバインダー装 置は樹脂成形品よりなる固定板の両側縁部に夫々膨出した軸支部を形成して、軸 支部の下面からの孔と上面からの孔との組合せで上側の壁と下側の受け座とを形 成して貫通孔を構成し、貫通孔に係脱するピンを備えた一対の綴込具を夫々軸支 部に別個で回動且つ係脱可能に止着すると共に、上記軸支部の壁に適宜巾のスリ ットを形成して、落下等の衝撃が掛かった時にスリットにより軸支部が弾性変形 してピンの止着が外れ、軸支部位の破損を回避することを特徴とする。
【0005】
【実施例】
図1乃至図17は本考案の実施例であるパイプ式ファイルのバインダー装置を 示している。先ず、図12乃至図17に示すように固定板19は板状の基部に適 宜箇所で取付孔7が設けられ両側縁のそれぞれの端部には膨出した軸支部20、 21が、略中央には、膨出した当接部22が設けられた一体の樹脂成形品で形成 されている。又、軸支部20、21の内側には下面より孔が穿設されて上端に適 宜巾のスリット28a、28bを備えた壁29a、29bが形成され、外側には 上面より後述するピン18a、18bよりやや巾広のスリット27a、27bが 穿設されて下端に受け座25a、25bが形成され、壁29a、29bと受け座 25a、25bとの間にピン18a、18bを挿通させる貫通孔が構成されてい る。又、中央の当接部22は下面より孔が穿設され上端に壁が設けられている。 以上により固定板19の成形型はスライダー等を必要とせず単純な上下方向の分 割だけで構成できることはいうまでもない。
【0006】 又、固定板19の軸支部20、21に止着された一対の綴込具2、3の枠8の 内側の面には一方で一対の綴込杵4が、他方で一対のパイプ5が固着されて、相 互が嵌装している。綴込具2、3のその他の構成は同じである。枠8の外側の面 には図5及び図6に示すように一対のスライダー10a、10bが枠8の中央に 対して狭窄方向に摺動するよう凹部が設けられて、そこにスライダーが配設され てスライダー10a、10bと枠8との間にはスライダーを常時外側に附勢する ばね17a、17bが取付けられている。スライダー10a、10bの略中央に は孔11a、11bが穿設され、孔の縁にはそれぞれリブ状の把手12a、12 bが形成されスライダーの内側上下面には弾性片14a、14b、端部に鉤部1 5a、15bを備えた係合部13a、13bが一体に形成されてスライダー10 a、10bの下部にはスライダーと平行でそれぞれ外側に向いたピン18a、1 8bが固定されている。
【0007】 又、枠8の面には適宜箇所で上記スライダーとピンを摺動可能に案内するリブ が配設され、略中央の下方には対向して係合段部16a、16bが形成されてい る。図5の状態では上記ピン18a、18bが固定板19の軸支部20、21の 貫通孔に嵌装して止着状態にあるが、スライダー10a、10bを狭窄すると図 6に示すように上記係合部13a、13bの鉤部15a、15bが弾性変形した 後、係合段部16a、16bに係止して、ピン18a、18bが軸支部20、2 1の貫通孔から離脱した状態に保持されるようにそれぞれの寸法関係が設定され ている。
【0008】 又、枠8の外側の面には適宜箇所で孔31を有したボス9が形成され、それに 対応する箇所でボス30を有したカバー24が孔31にボス30を嵌着して固着 されている。尚、固着を堅固とするために上記ボス30の端部は溶着等の手段だ こうじられる。又、カバー24には上記スライダー10a、10bの孔11a、 11bおよび把手12a、12bが露出し、且つ、ピン18a、18bが軸支部 20、21から離脱する範囲でスライダー10a、10bを狭窄しうる窓孔23 a、23bが形成されており、離脱状態に於いて把手12a、12bが窓孔23 a、23bの内側端部に略当接する。
【0009】
【作用】
以上により、本考案のパイプ式ファイルのバインダー装置1は、表紙の背部に 取付孔7でハトメ等により固着され、ピン18a、18bは固定板19の軸支部 20、21にそれぞれ嵌装して止着されている。この状態より綴込具2、3のど ちらか一方でカバー24の窓孔23a、23bを通してスライダー10a、10 bの把手12a、12bを指で狭窄させると、それと連動して係合部13a、1 3bが枠8の係合段部16a、16bに係止して同時にピン18a、18bが固 定板19の軸支部20、21より離脱して止着が解除された状態に保持され、他 方の綴込具側に起立して、前記綴込杵4からパイプ5を抜いて書類等の抜き差し を行い再び綴込杵4をパイプ5に嵌装してパイプ5が固定板19に略平行となる ように倒すと、図6に示すように固定板19の当接部22の上端が係合部13a :13bの鉤部15a、15bを押し上げて係合段部16a、16bとの係止状 態を解除するのでスライダー10a、10bはばね17a、17bの復帰力によ り外側に移動して再びピン18a、18bが固定板19の軸支部20、21に嵌 装して止着状態となる。
【0010】 又、上記バインダー装置1に書類等が満載されて、落下等の衝撃や無理な力が 掛かった時に、上記スリット28a、28bにより軸支部20、21が弾性変形 して止着が外れ、軸支部位の破壊を防止する。
【0011】
【考案の効果】
本考案パイプ式ファイルのバインダー装置の構造および作用は以上の通りであ り、従来の両開きの綴込板を有した便利なパイプ式ファイルのバインダー装置が 金属部材を使用してやや複雑な構造を呈しているのに対して本考案のものは固定 板の両側縁部に軸支部を設けて、ピンと一体となったスライダーを枠内に位置さ せてカバーと固着し、スライダーの把手をカバーに設けた窓孔より適宜突出させ て指で把手を狭窄して移動させることにより止着状態を解除するように構成され ており、樹脂成形品等を用いて簡単に構成できること、又、固定板など軸支部が 単純な型構造で成形できるなど、コストを安くでき、又、綴込具の上部を押して 軸支部に載置して相互に止着できるので操作も簡単である。又、従来のものが、 落下等により軸支部位が変形して使用不可になるのに対して、樹脂の特性を利用 して弾性変形で破壊を防止するなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパイプファイルのバインダー装置で、
綴じた状態を示した上面図である。
【図2】同バインダー装置の正面図である。
【図3】同バインダー装置の側面図である。
【図4】綴込具の内側より見た図を示している。
【図5】綴込具の外側よりカバーを外した状態で見た正
面図で、固定板と綴込具が止着した状態となっている。
【図6】把手を狭窄して止着を解除した状態の図を示し
ている。
【図7】図5に於けるBーB断面図である。
【図8】図5に於けるCーC断面図である。
【図9】図5に於けるDーD断面図である。
【図10】図5に於けるEーE断面図である。
【図11】止着部の要部を示した図である。
【図12】本考案に組み込まれた固定板の上面図であ
る。
【図13】固定板の裏面図である。
【図14】固定板の正面図である。
【図15】固定板の側面図である。
【図16】図12に於けるAーA断面図である。
【図17】軸支部の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 バインダー装置 2 綴込具 3 綴込具 4 綴込杵 5 パイプ 7 取付孔 8 枠 9 ボス 10a スライダー 10b スライダー 11a 孔 11b 孔 12a 把手 12b 把手 13a 係合部 13b 係合部 14a 弾性片 14b 弾性片 15a 鉤部 15b 鉤部 16a 係合段部 16b 係合段部 17a ばね 17b ばね 18a ピン 18b ピン 19 固定板 20 軸支部 21 軸支部 22 当接部 23a 窓孔 23b 窓孔 24 カバー 25a 受け座 25b 受け座 26a 孔 26a 孔 27a スリット 27b スリット 28a スリット 28b スリット 29a 壁 29b 壁 30 ボス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板の両側縁部にそれぞれ貫通孔を有
    した軸支部を設けて貫通孔に係脱するピンを備え、一方
    に綴込杵を他方にパイプを固着して綴込杵とパイプを嵌
    装させた一対の綴込具をそれぞれ軸支部に別個で回動且
    つ係脱可能に止着したパイプ式ファイルのバインダー装
    置に於いて、上記固定板は板状の基部とその両側縁部に
    それぞれ膨出した軸支部を有した樹脂成形品で形成さ
    れ、軸支部の下面からの孔と上面からの孔との組合せで
    上側の壁と下側の受け座が形成されてピンが係脱可能に
    嵌装する貫通孔が構成されると共に、上記壁に適宜巾を
    有したスリットを形成したことを特徴とするパイプ式フ
    ァイルのバインダー装置。
JP5217991U 1991-06-12 1991-06-12 パイプ式ファイルのバインダー装置 Pending JPH0663374U (ja)

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JPH0663374U true JPH0663374U (ja) 1994-09-06

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970805