JP3673880B2 - 水性樹脂水分散体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシリコーン含有の水分散体およびその製造方法に関するものであり、離型剤または剥離剤として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、粘着剤用の離型剤やテープ用の背面剥離剤としてはシリコーン系の離型剤や剥離剤が多く使用されている。これらシリコーン系の離型剤や剥離剤は、紫外線硬化やEB硬化、加熱硬化により基材表面で縮合反応や付加反応により硬化する縮合型や付加型のものと、反応性官能基含有シリコーンを構成成分とする共重合体に大きく分類される。
【0003】
縮合型シリコーンは、両末端シラノール官能基含有ジメチルポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンを触媒の存在下反応させて得られるものであり、付加型シリコーンは、両末端又は側鎖にビニル基を含有するポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンを触媒下反応させて得られるものである。これら縮合型と付加型の離型剤や剥離剤にはそれぞれ溶剤系、水系、無溶剤系のものがあり、基材表面で紫外線硬化やEB硬化、加熱硬化により硬化され使用される。
【0004】
反応性官能基含有シリコーンを構成成分とする共重合体としては、溶剤系の材料として、ラジカル開始剤の存在下に、ポリフルオロアルキルビニル単量体、シリコーン系ビニル単量体、共重合可能なビニル単量体の共重合体を主剤としてなる組成物(特開昭61−228078号公報)などが使用されており、同様なビニル共重合体の水系材料としてはシリコーン系マクロモノマーを構成成分とするエマルジョンが知られている。(特開平1−318027号公報)さらに、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサン、親水性ポリオール、ジイソシアネートのからなる3成分を反応させて得られるブロック共重合体(特開昭61−28527号公報)、ポリシロキサンジオール、酸ジオール及びその他のポリオールとポリイソシアネートを構成成分とする水性ポリウレタン(特開平5−25239号公報)、ペルフルオル脂肪族基を含有する変性水性ポリウレタン(特開平1−225618号公報)などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように現在、シリコーン系の粘着剤用離型剤やテープ用剥離剤は低剥離性が得られるなど優れた機能を有するため広く用いられているが、課題となる問題点も多く有している。
【0006】
すなわち縮合型、付加型、あるいは反応性官能基含有シリコーンを構成成分とする共重合体いずれの場合でも溶剤系のものについては、大気汚染、現場作業環境の改善、安全性等の観点から問題がある。
【0007】
また、シリコーン系剥離剤や離型剤では、シリコーンの背面移行のため、粘着性能が低下することが、電子部品関係などで問題になっている。
紫外線硬化やEB硬化、加熱硬化により基材表面で縮合反応や付加反応により硬化する水系の縮合型や付加型の剥離剤や離型剤については、硬化が完全に進行せず、移行が顕著であるという問題がある。
【0008】
反応性官能基含有シリコーンを構成成分とする共重合体について離型力や剥離力と基材表面への密着性のバランスが重要な課題となる。
ラジカル開始剤の存在下に、ポリフルオロアルキルビニル単量体、シリコーン系ビニル単量体、共重合可能なビニル単量体の共重合体を主剤としてなるシリコーン系エマルジョン、ポリシロキサンジオール、酸ジオール及びその他のポリオールとポリイソシアネートを構成成分とする水性ポリウレタン樹脂、どちらの樹脂においても、共重合体組成比を変化させることにより剥離力と密着性のバランスを保っており、剥離力を制御するためにはシリコーンマクロモノマー濃度を増加させる必要があるなど、剥離力の制御に限界がある。
【0009】
現在、軽剥離性と重剥離性、およびその中間の大きさを持った剥離剤の開発が求められ、剥離力を自由に制御できるような技術が望まれている。また背面移行や剥離の経時変化の小さい水系剥離剤の開発の必要性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記欠点を解消すべく鋭意検討したところ、パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体、および/またはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体、およびこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体の共重合体がジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンにより水に分散されている水性樹脂水分散体を用いることにより、軽剥離性から重剥離性、およびその中間のいずれの大きさを持った剥離性を持たせることが可能になることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
【0011】
すなわち本発明は、パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体、および/またはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体、およびこれらの単量体と共重合可能なエチレン性不飽和単量体の共重合体が、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタン、好ましくは親水基がカルボキシレート基であるポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンにより水に分散されていることを特徴とする水性樹脂水分散体及びその製造方法を提供するものである。
【0012】
また好ましくは上記水性水分散体において、パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、40〜95重量部である水性樹脂水分散体であり、および好ましくはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、30重量部以下である水性樹脂水分散体を提供する。
【0013】
【発明の実施の態様】
本発明のポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンは、分子中にポリジメチルシロキサン基と親水基を有するポリウレタンであれば特に限定するものではない。例えば分子中にOH基を1個以上含有するポリシロキサンと、分子内に少なくとも1個以上の活性水素原子を有し、かつ親水性基を有する化合物と、その他の活性水素含有化合物と、ポリイソシアネートとを反応させることにより得られるものを挙げることができる。
【0014】
分子中にOH基を1個以上含有するポリシロキサンとしては、下記に示される化合物が挙げられる。
S−1:
【0015】
【化1】
【0016】
(n=1〜150)
S−2:
【0017】
【化2】
【0018】
(n=1〜150)
S−3:
【0019】
【化3】
【0020】
(n=1〜150)
S−4:
【0021】
【化4】
【0022】
(n=1〜150)
分子内に少なくとも1個以上の活性水素原子を有し、かつ親水性基を有する化合物の具体例としては、例えば2−オキシエタンスルホン酸、フェノールスルホン酸、スルホ安息香酸、スルホコハク酸、5−スルホイソフタル酸、スルファニル酸、1,3−フェニレンジアミン−4,6−ジスルホン酸、2,4−ジアミノトルエン−5−スルホン酸等のスルホン酸含有化合物及びこれらの誘導体叉はこれらを共重合して得られるポリエステルポリオール、または2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸、ジオキシマレイン酸、2,6−ジオキシ安息香酸、3,4−ジアミノ安息香酸等のカルボン酸含有化合物及びこれらの誘導体又はこれらを共重合して得られるポリエステルポリオール等が挙げられる。これら親水性基含有ジオールは単独で、もしくはこれらを2種以上組み合わせて使用される。
【0023】
かかる化合物の親水性基としては、上記の分子内に少なくとも1個以上の活性水素原子を有し、かつ親水性基を有する化合物の親水基のとおり、カルボキシレート基、スルホネート基等のイオン性基が挙げられる。またエチレンオキサイド単位等の非イオン性基を挙げることができる。これらの親水基のうち、カルボキシレートが好ましい。かかる親水基の含有量は、特に制限されないが、最終的に得られる水分散性ポリウレタン100重量部当たり0.5〜5重量部が好ましい。0.5重量部より少ない場合は、水分散性ポリウレタンとパーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体とこれと共重合可能な単量体の安定な水分散体が得られず、また5重量部を越える場合は、水分散体の粘度が極端に大きくなり取り扱うことが不可能になる。
【0024】
その他の活性水素含有化合物としては、例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリアセタールポリオール、ポリアクリレートポリオール、ポリエステルアミドポリオール、ポリチオエーテルポリオール等が挙げられる。
【0025】
ポリエステルポリオールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール(分子量300〜6,000)、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ハイドロキノン及びそれらのアルキレンオキシド付加体等のグリコール成分と、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−p,p’−ジカルボン酸及びこれらジカルボン酸の無水物あるいはエステル形成性誘導体;p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸及びこれらのヒドロキシカルボン酸のエステル形成性誘導体等の酸成分とから脱水縮合反応によって得られるポリエステルが挙げられる。その他にε−カプロラクトン等の環状エステル化合物の開環重合反応によって得られるポリエステル及びこれらの共重合ポリエステルも使用することができる。
【0026】
ポリエーテルとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、しょ糖、アコニット糖、トリメリット酸、ヘミメリット酸、燐酸、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリイソプロパノールアミン、ピロガロール、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシフタール酸、1,2,3−プロパントリチオール等の活性水素原子を少なくとも2個有する化合物の1種または2種以上を開始剤として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフラン、シクロヘキシレン等のモノマーの1種または2種以上を常法により付加重合したものが挙げられる。
【0027】
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール等のグリコールとジフェニルカーボネート、ホスゲンとの反応によって得られる化合物が挙げられる。
【0028】
ポリイソシアネートとしては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フエニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフエニレンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられ、これらを1種又は2種以上混合して用いられる。
【0029】
本発明に係る水分散性ポリウレタンは、上記原料を用いて従来公知の方法で製造される。
具体的製造方法としては、例えば、前記ポリイソシアネートと活性水素含有化合物(親水性基含有化合物も含む)とを、イソシアネート基と活性水素基の当量比で、0.8/1〜1.2/1の比率で、好ましくは0.9/1〜1.1/1の比率で、温度20〜120℃の条件、好ましくは30〜100℃の条件で反応させる。これらの反応は有機溶剤中にて行うことができる。かかる有機溶剤としては、特に限定されず公知の有機溶剤が使用できるが、これらのうちメチルエチルケトンが好ましい。
【0030】
次に、本発明のパーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体は、特に限定されるものではなく公知慣用のものがいずれも使用可能である。
パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体としては、例えば、下記一般式
【0031】
【化5】
【0032】
[但し、Rfは炭素原子数4〜20のパーフルオロアルキル基、R1 は−Hあるいは−CH3 、Aは−Q−、−CON(R2)−Q−、−SO2 N(R2)−Q−、(但し、−Q−は炭素原子数1〜10のアルキレン基、R2 は炭素原子数1〜4のアルキル基である。)]で示されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0033】
パーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートとしては、具体的には、次のような化合物が挙げられる。
すなわち
等の化合物が例示される。
【0034】
ポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体としては、分子中にポリジメチルシロキサン基とエチレン性不飽和二重結合を有すれば、どのような化合物であっても構わないが、例えば
【0035】
【化6】
【0036】
S−5: (n=1〜150)
で表される反応性シリコーンオイルが挙げられる。
共重合可能なその他エチレン性単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、iso−ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、メチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、3−クロロ−2−ヒドロキシ(メタ)アクリレート等の単量体が挙げられる。
【0037】
更に、その他のエチレン性不飽和単量体として、架橋性のエチレン性不飽和単量体を使用することができる。架橋性のエチレン性不飽和単量体としては、例えばN−メチロール(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、ジアセトンアクリルアミド、あるいはアセトアセトキシエチルアクリレート、アセトアセトキシエチルメタクリレート、アセトアセトキシエチルクロトナート、アセトアセトキシプロピルアクリレート、アセトアセトキシプロピルメタクリレート、アセトアセトキシプロピルクロトナート、2−シアノアセトアセトキシエチルメタクリレート、N−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)メタクリルアミド、アセト酢酸アリル、アセト酢酸ビニルなどのアセトアセチル基含有エチレン性不飽和単量体が挙げられる。また、ポリウレタンの主鎖を有するポリウレタンアクリレート、エポキシ樹脂を骨格とするエポキシアクリレートなどが挙げられる。
【0038】
パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体の使用量は特に制限されないが、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、40〜95重量部であることが好ましい。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体が40重量部未満ではフッ素樹脂による離型・剥離機能が充分に得られず、また95重量部より多くしても、それ以上のフッ素機能は得られず製造コストの面からも好ましくない。
【0039】
ジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体の使用量は特に制限されないが、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、30重量部以下であることが好ましい。ジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体が30重量部より多い場合は、安定な水分散体を得ることが困難になるため好ましくない。
【0040】
またパーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体及びポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体を併用する場合は、両単量体の使用量は特に制限されないが、パーフルオロアルキル基含有単量体が、エチレン性不飽和単量体の総量100重量部に対し5〜70重量部であり、かつポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し30重量部以下であることが好ましい。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体とポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体の併用により、本発明の効果を維持しつつ、両者の使用量を減少させることが可能になり、製造コストの面から有利である。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体が5重量部未満ではフッ素樹脂による離型・剥離機能が充分得られず、また70重量部より多くしてもそれ以上のフッ素による機能は得られず、製造コストの面から好ましくない。ポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体が30重量部より多い場合は、上記の単独で用いた場合と同様、安定なエマルジョンは得られず、製造コストの面からも好ましくない。
【0041】
本発明の、水分散性ポリウレタンと、パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体、または/およびジメチルポリシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体およびこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体とを反応させて得られる重合体との割合は、重量比で9/1〜4/6であることが好ましい。水分散性ポリウレタンの使用量が9/1以上の場合には、ビニルポリマーの機能を十分発揮しないので、好ましくない。
【0042】
本発明のシリコーン含有水性樹脂水分散体の製造方法としては、特に制限されないが、例えば▲1▼エチレン性不飽和単量体混合物の全量または一部を、予め水分散化したポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンの存在する水性媒体中へ滴下し重合開始源により重合せしめる方法、▲2▼予め水分散化したシリコーンおよび親水基含有水分散性ポリウレタンの存在下エチレン性不飽和単量体混合物をゴーリン社ホモジナイザー、マイクロフルイダイザー、ナノマイザー等の高剪断力を有する攪拌機、混合機により水に分散し重合開始源により重合せしめる方法、▲3▼予め有機溶媒中にて重合したエチレン性不飽和単量体の重合物と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンの混合物を有機溶媒中にて形成させ、ポリウレタンの親水基中和後、転相乳化にて水分散化する方法、▲4▼エチレン性不飽和単量体の混合物と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンの混合物を有機溶媒中にて形成させ、重合開始原の存在下重合し、ポリウレタンの親水基を中和した後、転相乳化にて水分散化する方法、▲5▼エチレン性不飽和単量体混合物と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンの混合物を有機溶媒中にて形成させ、ポリウレタンの親水基中和後、転相乳化にて水分散化し、重合開始原の存在下重合する方法など挙げられる。
【0043】
これらの方法の中でも、安定な水性分散液を得るためには、エチレン性不飽和単量体の混合物と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンの混合物を有機溶媒中にて形成させ、ポリウレタンの親水基を中和した後、転相乳化にて水分散化し、重合開始原の存在下重合せしめる▲4▼の方法が特に好ましい。
【0044】
ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタン中の親水基を中和する際の中和剤としては、例えばアンモニア等の揮発性塩基、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の三級アミン類、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の不揮発性塩基が挙げられる。このなかで、アンモニアが特に好ましい。
【0045】
ポリウレタン/単量体混合物の水分散体を形成させる前に、ポリウレタンを水性分散性にするに充分な量、すなわち従来技術で良く知られているように親水基を実質的に中和する量の中和剤を混合物に加える。すなわち、中和剤を親水基1当量当たり約65〜100%の当量で添加する。親水基が約80%以上中和するまで中和剤を添加するのが好ましい。
【0046】
ポリウレタン/単量体混合物は転相乳化法により水中に分散させることができる。
転相乳化は従来より良く知られている方法で行うことが可能であり、ポリウレタン/単量体混合物をかきまぜながら、水を滴下する方法、分割添加する方法いずれも可能である。これらの方法のうち、高度な安定性を有する水分散体を得るためには分割添加が好ましい。このとき、1回に添加する水の量はポリウレタン/単量体混合物全量に対し、1/30〜1/5が好ましく、添加した水がポリウレタン/単量体混合物と均一に混合された時点で次の水を添加せしめることが好ましい。
【0047】
重合開始源としては、特に制限されないが、例えばアゾ化合物、有機過酸化物の如き各種重合開始剤、更には、紫外線あるいはγ−線などの電離性放射線などが採用され得る。
【0048】
ポリウレタン/単量体混合物のラジカル重合は遊離基ラジカルを解離するのに充分な温度で行われる。この場合の好適な温度範囲は、50℃〜80℃であり、60℃〜75℃がより好ましい。
【0049】
このようにして得られた本発明の水性樹脂水分散体は、粘着剤用離型剤やテープ用剥離剤等として利用することができる。
【0050】
【実施例】
つぎに、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明するが、部および%は特に断わりのない限りはすべて重量基準であるものとする。また、用いた単量体は、上記発明の詳細な説明に示した呼称をそのまま使用した。
【0051】
[実施例1]
温度計、撹拌装置、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコに、先ずエチレングリコール/ネオペンチルグリコール/テレフタール酸/イソフタール酸/アジピン酸を反応させて得られたポリエステル(OH価91)(200部)、およびシリコーンS−1(26部)をメチルエチルケトン(170部)に加え充分攪拌した。次いで54部のヘキサメチレンジイソシアネートを加え、75℃に加温し、この温度で3時間反応させた。次いで、この溶液を55℃以下に冷却した後、16部のジメチロールプロピオン酸を投入し15時間反応させて水分散性を有するポリウレタン溶液が得られた。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体B−1(183部)、メチルメタクリレート(39部)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(7.9部)、ポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体S−5(26部)、N−メチロールアクリルアマイド(8.7部)、ラウリルメルカプタン(2.6部)の単量体混合物をメチルエチルケトン(130部)に溶解させポリウレタン溶液に添加し溶解させた。5%アンモニア水溶液(40部)を添加し0.5時間、55℃で保った後、水(1500部)を20gずつ分割し1時間かけて添加し、均一な水分散液を得た。水分散液を70℃まで昇温して攪拌しながら過硫酸アンモニウム(1.5部)を加えて6時間重合反応を行った。得られた水分散液をナスフラスコに移し、ロータリエバポレータを用い、55℃、360mmHgの条件で脱溶剤し、固形分25%の安定な水分散液(A)を2120部得た。
【0052】
[実施例2〜7 比較例1〜3]
実施例1と同様な方法でポリウレタン中のシリコーン種類と量、および単量体中のパーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体、および/またはポリオルガノシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体の種類と量を表1に示すように変えて水分散体の合成を行った。固形分25%の安定な水分散液(B)から(J)を得た。
【0053】
[比較例4]
陰イオン性界面活性剤K−1(2.57部)、非イオン性界面活性剤K−2(12.85部)、および水(882部)を第1のビーカー内で混合し50℃まで昇温した。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体B−1(183部)、ポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体S−5(26部)、メチルメタクリレート(39部)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(7.9部)、N−メチロールアクリルアマイド(5.1部)、ラウリルメルカプタン(2.6部)、およびアセトン(130部)を第2のビーカー内で混合し、同じく50℃まで昇温した。第1のビーカー内の混合溶液を第2のビーカーに移し、均一に分散した。ゴーリン社製のホモジナイザーで400Kgf/cm2の圧力で乳化して、単量体乳濁液を得た。この単量体乳濁液を温度計、攪拌装置、環流冷却管を備え窒素置換された4つ口フラスコに投入し、70℃まで昇温して攪拌しながら過硫酸アンモニウム(0.21部)を加えて6時間重合反応を行なった。得られた水分散液をナスフラスコに移し、ロータリエバポレータを用い、55℃、360mmHgの条件で脱溶剤し、固形分20%の水分散液(K)を1155部得た。
K−1:
【0054】
【化7】
【0055】
Kー2:
【0056】
【化8】
【0057】
【表1】
【0058】
[応用例]
水分散体(A)から(G)10部を各々水15部で希釈し、PETフィルム上にバーコーター(NO.8)を用いて塗布し、120℃で5分間乾燥させた。幅25mmのゴム系粘着テープ(日東電工製)を、2kgローラーを用い毎分約300mmの速さで往復圧着させた。背面に対する180度引きはがし粘着力を引張試験機を用い測定した。結果を表2にまとめた。パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体、および/またはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体の量、および親水基含有水分散性ポリウレタン中のシリコーンの種類および量を変化させることにより低剥離から重剥離まで様々な剥離強度の剥離剤が低シリコーン濃度で可能となった。また、粘着テープの粘着力も95%以上保持された。
【0059】
[比較応用例]
水分散体(H)から(K)を実施例1と同様に、PETフィルム上にバーコーター(NO.8)を用いて塗布し、120℃で5分間乾燥させた。幅25mmのゴム系粘着テープ(日東電工製)の背面に対する180度引きはがし粘着力を引張試験機を用い測定した。結果を表2に併せてまとめた。
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】
本発明の水性樹脂水分散体は、剥離力の大きさを自由にコントロール可能で、かつ基材密着性に優れ、背面移行や剥離の経時変化が小さいので、離型剤または剥離剤用途に使用できる。
Claims (9)
- パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体および/またはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体、およびこれらの単量体と共重合可能なエチレン性不飽和単量体の共重合体が、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンにより水に分散されていることを特徴とする水性樹脂水分散体。
- ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンの親水基が、カルボキシレート基であることを特徴とする請求項1記載の水分散体。
- パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、40〜95重量部であることを特徴とする請求項1又は2記載の水分散体。
- ポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、30重量部以下であることを特徴とする請求項1又は2項記載の水分散体。
- パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体およびポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体を併用する場合、パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体が、エチレン性不飽和単量体の総量100重量部に対し5〜70重量部であり、かつポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体がエチレン性不飽和単量体の総重量100重量部に対し、30重量部以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の水分散体。
- 共重合体と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンの割合が、重量比で9/1〜4/6であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の水分散体。
- パーフルオロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体および/またはポリジメチルシロキサン基含有エチレン性不飽和単量体、およびこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体と、ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンと有機溶媒との混合溶液に、中和剤を添加し、次いで、水を加え転相乳化せしめることにより、該水分散性ポリウレタンと該エチレン性不飽和単量体の水分散液を調製し、重合開始原の存在下に重合せしめることを特徴とする水性樹脂水分散体の製造方法。
- ポリジメチルシロキサン基および親水基含有水分散性ポリウレタンが、1つ以上の水酸基を含有するポリジメチルシロキサン基と親水基含有ジオールと該ジオール以外のポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応させて得られることを特徴とする請求項7記載の製造方法。
- ポリジメチルシロキサン基および親水基含有の水分散性ポリウレタンの親水基が、カルボキシレート基であることを特徴とする請求項7又は8記載の製造方法。
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