JP3669221B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3669221B2
JP3669221B2 JP23938099A JP23938099A JP3669221B2 JP 3669221 B2 JP3669221 B2 JP 3669221B2 JP 23938099 A JP23938099 A JP 23938099A JP 23938099 A JP23938099 A JP 23938099A JP 3669221 B2 JP3669221 B2 JP 3669221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
impurity
source
insulating film
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23938099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000232211A (ja
Inventor
智之 古畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP23938099A priority Critical patent/JP3669221B2/ja
Priority to US09/459,305 priority patent/US6800894B1/en
Publication of JP2000232211A publication Critical patent/JP2000232211A/ja
Priority to US10/909,685 priority patent/US7163861B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3669221B2 publication Critical patent/JP3669221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/40Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/40Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
    • H10B41/42Simultaneous manufacture of periphery and memory cells
    • H10B41/43Simultaneous manufacture of periphery and memory cells comprising only one type of peripheral transistor
    • H10B41/48Simultaneous manufacture of periphery and memory cells comprising only one type of peripheral transistor with a tunnel dielectric layer also being used as part of the peripheral transistor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置製造方法関する。
【0002】
【発明の背景】
半導体装置として、例えばフラッシュメモリのように、フローティングゲートとコントロールゲートを備えたメモリが広く使用されている。メモリの最小単位となるメモリセルは、半導体基板の表面を酸化して形成したトンネル酸化膜(第1の絶縁膜)と、その上に形成されたフローティングゲート(第1のポリシリコン膜)と、その上に形成された誘電体膜(第2の絶縁膜)と、その上に形成されたコントロールゲート(第2のポリシリコン膜)とを有する。また、半導体基板には、トンネル酸化膜の下であって、フローティングゲートを挟む位置に、ソース領域とドレイン領域とが形成されている。ソース領域及びドレイン領域の一方(第1の不純物領域)は、隣のメモリセルのソース領域及びドレイン領域の一方(第2の不純物領域)に、接続領域(第3の不純物領域)を介して接続されている。
【0003】
ここで、第1及び第2の不純物領域に要求される深さ及び不純物濃度で、第3の不純物領域も同時に形成すると、接続領域(第3の不純物領域)の抵抗が高くなり、信号の伝達が遅れるという問題がある。
【0004】
本発明は、この問題点を解決するものであり、その目的は、最小単位間の信号の伝達の遅れを防ぐ半導体装置製造方法提供することにある。
不純物を注入することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板における隣同士の第1及び第2のセル領域のそれぞれに、トンネル絶縁膜、フローティングゲート、誘電体膜及びコントロールゲートを積層して形成する積層工程と、
前記第1及び第2のセル領域のそれぞれに、ソース及びドレインを形成し、前記第1のセル領域の前記ソース及びドレインの一方と前記第2のセル領域の前記ソース及びドレインの一方とを電気的に接続する接続領域を形成する複数回の不純物領域形成工程と、
を含み、
前記接続領域は、前記複数回の不純物領域形成工程のうちの1回によって形成される不純物領域よりも電気的抵抗が低く形成される。
【0006】
本発明によれば、第1及び第2のセル領域同士を接続する接続領域の電気的抵抗が低いので、信号の伝達の遅れを防ぐことができる。ここで、電気的抵抗を低くするためには、接続領域の不純物の濃度を高めたり、接続領域を大きくするなど種々の方法があり得る。
【0007】
(2)この半導体装置の製造方法において、
前記積層工程で、前記半導体基板の表面における前記接続領域上に、溝が形成されてもよい。
【0008】
このような溝が形成されると、接続領域の形状が変形するが、本発明を適用することで、電気的抵抗を低くすることができる。
【0009】
(3)この半導体装置の製造方法において、
前記積層工程は、
前記半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成し、前記第1及び第2のセル領域のそれぞれに対応して前記第1の導電膜をエッチングして、前記溝の形成領域で前記第1の絶縁膜の一部が露出する工程と、
前記第1の絶縁膜の露出した一部及び前記第1の導電膜上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の導電膜を、前記コントロールゲートに対応してエッチングする工程と、
前記第2の絶縁膜を、前記誘電体膜に対応してエッチングするとともに、前記溝の形成領域で、前記第1の絶縁膜がエッチングされて前記半導体基板の表面の一部が露出する工程と、
前記第1の導電膜を、前記フローティングゲートに対応してエッチングするとともに、前記半導体基板の表面の露出した一部がエッチングされて前記溝が形成される工程と、
を含んでもよい。
【0010】
このような工程で半導体装置を製造すると、接続領域の上に溝が形成されることを避けられない。この場合に、本発明を適用することは効果的である。
【0011】
(4)この半導体装置の製造方法において、
前記複数回の不純物領域形成工程は、前記接続領域を含む領域に第1の不純物を注入する工程と、前記第1及び第2のセル領域のソース及びドレインの形成領域を含む領域に第2の不純物を注入する工程と、を含んでもよい。
【0012】
これによれば、ソース及びドレインを形成するための不純物の注入と、接続領域を形成するための不純物の注入とは、別々に行われる。したがって、それぞれに最適の条件で不純物を注入することができるので、接続領域の抵抗値を下げることも容易である。
【0013】
(5)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物は、パターニングされたレジストをマスクとして注入され、前記第2の不純物は、前記コントロールゲート、誘電体膜及びフローティングゲートをマスクとして注入されてもよい。
【0014】
第1の不純物は、接続領域を形成するためのものであるから、できるだけソース及びドレインと重複しないことが好ましい。そのため、第1の不純物は、パターニングされたレジストをマスクとして注入されることが好ましい。一方、第2の不純物は、ソース及びドレインを形成するためのものであるから、少なくともフローティングゲートの下方で連続的な層にならないことが必要である。そのためには、フローティングゲート及びその上方に積層されたものをマスクとすれば、レジストをパターニングする必要がなくなる。
【0015】
(6)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物は、前記第1のセル領域の前記フローティングゲートの直下の領域の端部から、前記第2のセル領域の前記フローティングゲートの直下の領域よりも手前に至るまで注入されてもよい。
【0016】
(7)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物は、前記第1及び第2のセル領域の前記フローティングゲートの直下の領域を避けて注入されてもよい。
【0017】
(8)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物は、前記第1及び第2のセル領域の前記フローティングゲートの直下の領域の端部を含む領域に注入されてもよい。
【0018】
(9)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物のドーズ量は、前記第2の不純物のドーズ量よりも高くてもよい。
【0019】
こうすることで、接続領域の不純物濃度が高くなり、その電気的な抵抗値が低くなる。
【0020】
(10)この半導体装置の製造方法において、
前記第1及び第2の不純物は、イオン打ち込み技術によって注入され、
前記第1の不純物を注入するエネルギーは、前記第2の不純物を注入するエネルギーよりも大きくてもよい。
【0021】
こうすることで、接続領域が深くまで形成されるので、断面積が大きくなって電気的な抵抗値が低くなる。
【0022】
(11)この半導体装置の製造方法において、
前記第1の不純物を注入する工程を、前記第1及び第2のメモリセル領域の周辺回路を構成するMOSトランジスタのソース/ドレイン領域及びオフセット領域のうちの一方を形成する工程と同時に行ってもよい。
【0023】
こうすることで、周辺回路の形成と同時に第1の不純物を注入することができる。
【0024】
(12)本発明に係る半導体装置の製造方法において、
前記接続領域は、前記第1のセル領域の前記ソース及びドレインの一方と前記第2のセル領域の前記ソース及びドレインの一方とに隣接して形成され、
前記不純物領域形成工程は、
前記第1のセル領域のソース及びドレインの形成領域と、前記接続領域とに、第1の不純物を注入する工程と、
前記第2のセル領域のソース及びドレインの形成領域と、前記接続領域とに、第2の不純物を注入する工程と、
を含
【0025】
本発明によれば、第1の不純物によって第1のセル領域のソース及びドレインが形成され、第2の不純物によって第2のセル領域のソース及びドレインが形成される。また、接続領域には、第1及び第2の不純物が重複して注入されるので、その不純物濃度が高くなって、電気的な抵抗値が低くなる。
【0026】
(13)導体装置は、半導体基板における隣同士の第1及び第2のセル領域のそれぞれに積層されたトンネル絶縁膜、フローティングゲート、誘電体膜及びコントロールゲートと、
前記第1及び第2のセル領域のそれぞれに形成されたソース及びドレインと、
前記第1のセル領域の前記ソース及びドレインの一方と前記第2のセル領域の前記ソース及びドレインの一方とを電気的に接続する接続領域と、 を含み、
前記接続領域は、前記第1及び第2のセル領域の前記ソース及びドレインのうちの少なくともいずれか一つよりも電気的抵抗が低い。
【0027】
これによれば、第1及び第2のセル領域同士を接続する接続領域の電気的抵抗が低いので、信号の伝達の遅れを防ぐことができる。ここで、電気的抵抗を低くするためには、接続領域の不純物の濃度を高めたり、接続領域を大きくするなど種々の構成があり得る。
【0028】
(14)この半導体装置において、
前記半導体基板の表面における前記接続領域上に、溝が形成されてもよい。
【0029】
このような溝が形成されると、接続領域が変形するが、本発明を適用することで、電気的抵抗を低くすることができる。
【0030】
(15)この半導体装置において、
前記接続領域の不純物濃度は、前記第1及び第2のセル領域の前記ソース及びドレインの前記一方の不純物濃度と同じであり、前記第1及び第2のセル領域の前記ソース及びドレインの他方の不純物濃度よりも高くてもよい。
【0031】
(16)この半導体装置において、
前記接続領域の不純物濃度は、前記第1及び第2のセル領域の前記ソース及びドレインのうちの全ての不純物濃度よりも高くてもよい。
【0032】
(17)この半導体装置において、
前記接続領域の少なくとも一部は、前記第1及び第2のメモリセル領域の周辺回路を構成するMOSトランジスタのソース/ドレイン領域及びオフセット領域のうちの一方と、ほぼ同一の不純物の深さ及び濃度を有してもよい。
【0033】
(18)路基板には、上記半導体装置が実装される。
【0034】
(19)子機器は、上記回路基板を有する。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0036】
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。なお、図1は図2に示すI−I線断面図であり、図3は図2に示す III−III 線断面図である。
【0037】
本実施の形態に係る半導体装置は、電気的に書込みが可能なメモリ(ROM;Read Only Memory)であり、消去も電気的に行うように構成することができる。あるいは、消去を紫外線の照射によって行う紫外線消去型ROM、すなわちEPROM(Electrically Programmable ROM)に本発明を適用することもできる。この半導体装置は、不揮発性半導体記憶装置である。情報の記憶の最小単位は、メモリセルであり、複数のメモリセルが並べられてメモリアレイを構成することができる。この場合、複数のメモリセルは規則正しく、複数行複数列で並べることができる。以下の説明では、隣同士の第1及び第2のメモリセルについてのみ述べる。
【0038】
図1に示すように、本実施の形態に係る半導体装置は、第1のメモリセル領域10と、第2のメモリセル領域20と、を有する。第1のメモリセル領域10には、トンネル絶縁膜12、フローティングゲート14、誘電体膜16及びコントロールゲート18が下から順に、半導体基板30上に積層されている。第2のメモリセル領域20には、トンネル絶縁膜22、フローティングゲート24、誘電体膜26及びコントロールゲート28が下から順に、半導体基板30上に積層されている。
【0039】
図3に示すように、コントロールゲート18、28は連続的に形成されており、電気的に導通している。フローティングゲート14、24は、埋め込み絶縁膜62によって隔離されて、電気的に導通しないようになっている。埋め込み絶縁膜62は、例えば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)を適用して形成することができる。
【0040】
トンネル絶縁膜12、22及び誘電体膜16、26は、電気的な絶縁膜である。トンネル絶縁膜12、22は、酸化膜で形成されるときには、トンネル酸化膜とよばれる。半導体基板30が、シリコンウエハ等であって、シリコンで構成される場合には、トンネル絶縁膜12、22は、シリコン酸化膜で形成することができる。また、誘電体膜16、26は、シリコン酸化膜の間にシリコン窒化膜が形成されてなるONO膜で形成してもよい。フローティングゲート14、24及びコントロールゲート18、28は導電膜である。ここで、導電膜とは、導体又は半導体のいずれであってもよい。
【0041】
第1のメモリセル領域10には、ソース及びドレインの一方32及び他方34(以下、ソース/ドレイン32、34という)が形成されている。詳しくは、ソース/ドレイン32、34は、半導体基板30におけるトンネル絶縁膜12の形成された面を含む領域又はこの面の付近に形成される。また、ソース/ドレイン32、34は、トンネル絶縁膜12の下であって、フローティングゲート14を挟む位置に形成されている。ソース/ドレイン32、34は、フローティングゲート14の直下の領域の端部の一部に至るまで形成されている。ただし、ソース/ドレイン32、34は、半導体基板30の材料を介して隔離されている。
【0042】
第2のメモリセル領域20には、ソース及びドレインの一方36及び他方38(以下、ソース/ドレイン36、38という)が形成されている。詳しくは、ソース/ドレイン36、38は、半導体基板30におけるトンネル絶縁膜22の形成された面を含む領域又はこの面の付近に形成される。また、ソース/ドレイン36、38は、トンネル絶縁膜22の下であって、フローティングゲート24を挟む位置に形成されている。ソース/ドレイン36、38は、フローティングゲート24の直下の領域の端部の一部に至るまで形成されている。ただし、ソース/ドレイン36、38は、半導体基板30の材料を介して隔離されている。
【0043】
第1及び第2のメモリセル領域10、20におけるソース及びドレインの一方32、36は、接続領域40を介して電気的に接続されている。接続領域40は、第1の不純物領域42の少なくとも一部と、第2の不純物領域44の少なくとも一部と、から構成される。図1には、接続領域40が、第1の不純物領域42の全部と第2の不純物領域44の一部とが重複して形成された例が示されている。
【0044】
第2の不純物領域44は、第1のメモリセル領域10におけるソース及びドレインの一方32を含む領域から、第2のメモリセル領域20におけるソース及びドレインの一方36を含む領域に至るまでの範囲で形成される。第2の不純物領域44は、第1及び第2のメモリセル領域10、20におけるソース及びドレインの一方32、36間で、接続領域40の一部も構成する。
【0045】
第1の不純物領域42は、部分的に第2の不純物領域44と重複してもよい。この場合、重複した領域では、不純物濃度が高くなるので電気的抵抗が低くなる。また、第1の不純物領域42は、第2の不純物領域44よりも深い位置まで形成されてもよい。この場合、接続領域40は、ソース及びドレインの一方32、36よりも深くまで形成されて断面が大きくなっているので、電気的抵抗が低くなっている。あるいは、第1の不純物領域42の不純物濃度は、第2の不純物領域44の不純物濃度よりも高くてもよい。この場合にも、接続領域40の電気的抵抗が低くなる。
【0046】
接続領域40の少なくとも一部の上には、溝46が形成されている。溝46は、トンネル絶縁膜12、22の間であって、半導体基板30の表面に形成されている。溝46は、本実施の形態に係る半導体装置の製造工程で形成されるもので、詳細は後述する。本実施の形態では、溝46が形成されるので、接続領域40が変形するが、上記構成により、電気的抵抗が低くならないようになっている。
【0047】
すなわち、ソース/ドレイン32、34、36、38の少なくともいずれか一つと同じ深さかつ同じ不純物濃度で、溝46の周辺部に不純物領域が形成されると、溝46によって不純物領域が変形して電気的抵抗が、ソース/ドレイン32、34、36、38よりも高くなる。そこで、本実施の形態では、接続領域40の深さ及び不純物濃度の少なくとも一方を、ソース/ドレイン32、34、36、38の少なくともいずれか一つよりも深くまたは高くすることで、電気的な抵抗を低く抑えている。
【0048】
上述したトンネル絶縁膜12、22、フローティングゲート14、24、誘電体膜16、26、コントロールゲート18、28は、層間絶縁膜48にて覆われている。層間絶縁膜48は、シリコン酸化膜等の電気的な絶縁膜である。
【0049】
第1及び第2のメモリセル領域10、20におけるソース及びドレインの他方34、38の上方には、トンネル絶縁膜12、22及び層間絶縁膜48を貫通するコンタクトホール50、52が形成されている。コンタクトホール50、52を介して、電極54、56が、ソース及びドレインの他方34、38に電気的に接続されている。電極54、56と一体的に、第1又は第2のビット線BL1 、BL2 が形成されている。
【0050】
図4は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る半導体装置の一部の回路を示す図である。同図には、メモリアレイの一部をなす複数のメモリセル1〜4が示されている。メモリセル1、2は、図1に示すメモリセル領域10、20に形成される構成に相当するので、同一の構成には同一の符号を付す。以下、メモリセル1、2について説明する。
【0051】
メモリセル1、2は、図1にも示されるビット線BL1 、BL2 に接続されていることに加えて、ワード線WLに接続されている。ワード線WLは、メモリセル1、2のコントロールゲート18、28に接続されている。メモリセル1、2のソース/ドレイン32、36は、ソース線SLによって接続されている。なお、ソース/ドレイン32、36及びソース線SLは、図1に示す第2の不純物領域44によって形成されている。第2の不純物領域44には、溝46が形成されるので、ソース線SLには抵抗Rが形成される。また、溝46を含む領域には、図1に示す接続領域40が形成されることで、抵抗Rの両端を抵抗R′(R′<Rであることが好ましい)が直結する。したがって、抵抗Rに比較し低抵抗化が図られ、信号の遅れがなくなる。
【0052】
本実施の形態に係る半導体装置は、上記の構成になっており、以下その動作を説明する。
【0053】
メモリセル1、2への書込み動作を説明する。ワード線WLを介してコントロールゲート18、28に高電圧VcH(例えば12V)を印加する。好ましくは同時に、メモリセル1、2のソース/ドレイン(この場合はドレイン)34、38のうち、書込みを行うものに高電圧VdH(例えば5.5V)を印加する。この高電圧VdHは、ビット線BL1 、BL2 を介して印加される。好ましくは同時に、ソース線SLを、低電位VsL(例えば接地電位)に設定する。このとき、ソース線SLは、抵抗R′(接続領域40)が設けられているので、短時間で低電位VsLに設定することができる。
【0054】
こうすることで、ソース/ドレイン34、38のうち、高電圧VdHが印加されたものから、ソース線SLの方向に電流が流れる。そのとき、ソース線SLから、フローティングゲート14、24に電子(ホットエレクトロンと呼ばれることがある。)が注入される。その結果、メモリセル1、2が構成するトランジスタのしきい値電圧Vthが、標準電圧Vcc(例えば5V)よりも高くなる。しきい値電圧Vthが標準電圧Vccよりも高くなれば情報が書き込まれたことになり、しきい値電圧Vthが標準電圧Vccよりも低ければ情報が書き込まれていないことになる。
【0055】
次に、メモリセル1、2からの読出し動作を説明する。ワード線WLを介してコントロールゲート18、28に標準電圧Vcc(例えば5V)を印加する。このとき、メモリセル1、2のうち、書込みが行われているものは、しきい値電圧Vthが標準電圧Vccより高いので、メモリセル1、2が構成するトランジスタは、OFFである。また、メモリセル1、2のうち、書込みが行われていないものは、しきい値電圧Vthが標準電圧Vccより低いので、メモリセル1、2が構成するトランジスタは、ONとなる。例えば、ソース線SLと、ビット線BL1 、BL2 と、を異なる所定の電位に設定し、ビット線BL1 、BL2 を流れる電流を検出することで、トランジスタのON、OFFを検出し、書込みの有無を判断することができる。この場合にも、ソース線SLは、抵抗R′(接続領域40)が設けられているので、短時間で所定の電位に設定することができる。
【0056】
次に、メモリセル1、2の消去の動作を説明する。ソース線SLに高電圧VsH(例えば5V)を印加する。好ましくは同時に、ワード線WLを介してコントロールゲート18、28に、少なくとも接地電位以下の低電圧VcL(例えば−7V)を印加する。好ましくは同時に、メモリセル1、2のソース/ドレイン34、38のうち、消去が行われるもの(一般的には全部)は、ビット線BL1 、BL2 を介して浮遊状態(オープン)に保たれる。
【0057】
こうすることで、フローティングゲートからソース線SLの方向に、電子が引き抜かれる。そして、しきい値電圧Vthが標準電圧Vccよりも低くなるので、書き込まれていない状態となって消去が完了する。
【0058】
次に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図5〜図12を参照して説明する。
【0059】
まず、図5に示すように、半導体基板30の表面の上に第1の絶縁膜112を形成し、その上に第1の導電膜114を形成する。第1の絶縁膜112を構成する材料は電気的に絶縁性を有する。第1の絶縁膜112は、例えば熱酸化法によって半導体基板30の表面に酸化膜を形成して得ることができる。半導体基板30がシリコンから構成される場合には、第1の絶縁膜112はシリコン酸化膜である。第1の絶縁膜112の厚みは、7〜10nm程度とすることが好ましい。第1の絶縁膜112は、エッチングされてトンネル絶縁膜12、22になる。第1の絶縁膜112がシリコン酸化膜の場合は、トンネル絶縁膜12、22は、トンネル酸化膜である。
【0060】
第1の導電膜114を構成する材料は、電気的な導体のみならずシリコン等の半導体も含む。第1の導電膜114は、例えばCVD法によって、第1の絶縁膜112上にポリシリコン膜を形成して得ることができる。第1の導電膜114の厚みは、100〜200nm程度とすることが好ましい。第1の導電膜114は、エッチングされてフローティングゲート14、24になる。
【0061】
次に、図6に示すように、第1及び第2のメモリセル領域10、20に対応して、第1の導電膜114の一部を選択的にエッチング除去し、その上に第2の絶縁膜116を形成する。第1の導電膜114のエッチングは、例えばフォトリソグラフィの技術によって行うことができる。また、ここで、適用されるエッチングは選択エッチングであり、第1の導電膜114をエッチングするが、第1の絶縁膜112をエッチングしないように条件が設定される。
【0062】
第2の絶縁膜116は、第1の導電膜114におけるエッチングされて残った部分と、第1の導電膜114の一部がエッチング除去されて露出した第1の絶縁膜112と、の上に形成される。第2の絶縁膜116は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を積層して形成してもよい。この場合の第2の絶縁膜116はONO膜である。ここで、シリコン酸化膜は、CVD法又は熱酸化膜法で形成することができ、シリコン窒化膜は、CVD法により形成することができる。
【0063】
次に、図7に示すように、第2の絶縁膜116上に、第2の導電膜118を形成する。第2の導電膜118を構成する材料は、電気的な導体のみならずシリコン等の半導体も含む。第2の導電膜118は、例えばCVD法によって、第2の絶縁膜116上にポリシリコン膜を形成して得ることができる。第2の導電膜118の厚みは、200〜400nm程度とすることが好ましい。なお、第2の導電膜118の他の例として、厚さ80〜200nmのポリシリコン膜と、その上に形成された厚さ80〜200nmのWSi2 、MoSi2 、CoSi2 、TiSi2 などからなるシリサイドと、の積層構造がある。
【0064】
そして、第2の導電膜118上に、パターニングされたレジスト120を形成する。レジスト120は、コントロールゲート18、28に相当する領域において、第2の導電膜118の表面を覆うようにパターニングされる。
【0065】
次に、レジスト120をマスクとして、第2の導電膜118を選択的にエッチングして、図8に示すように、コントロールゲート18、28を形成する。ここで適用されるエッチングは、選択エッチングであるため、第2の絶縁膜116はエッチングされない。
【0066】
続いて、レジスト120及びコントロールゲート18、28をマスクとして、第2の絶縁膜116を選択的にエッチングする。エッチングにより、第2の絶縁膜116におけるコントロールゲート18、28の直下の部分が残り、それ以外の部分が除去される。その結果、図9に示すように、誘電体膜16、26が形成される。また、第2の絶縁膜116における第1の絶縁膜112上に形成された部分も、エッチングにより除去されるので、第1の絶縁膜112の一部が露出する。この露出する部分は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間の領域である。
【0067】
ここで適用されるエッチングは選択エッチングであるが、第1の絶縁膜112が第2の絶縁膜116と同等の性質を有する場合、例えば共に酸化膜である場合などには、第2の絶縁膜116とともに第1の絶縁膜112もエッチングされる。すなわち、第2の絶縁膜116が除去されて露出した第1の絶縁膜112の部分がエッチングされる。こうして、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間で、半導体基板30の表面の一部が露出する。また、第1の絶縁膜112は、エッチングされて、トンネル絶縁膜12、22となる。
【0068】
次に、レジスト120及びコントロールゲート18、28をマスクとして、第1の導電膜114を選択的にエッチングする。エッチングにより、第1の導電膜114における誘電体膜16、26の直下の部分が残り、それ以外の部分が除去される。その結果、図10に示すように、フローティングゲート14、24が形成される。
【0069】
ここで適用されるエッチングは選択エッチングであるが、第1の導電膜114が半導体基板30と同等の性質を有する場合、例えば第1の導電膜114がシリコンで形成される場合などには、第1の導電膜114とともに半導体基板30もエッチングされる。すなわち、図9に示すように、半導体基板30の表面における第1及び第2のメモリセル領域10、20の間で露出した部分がエッチングされる。こうして、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間で、半導体基板30の表面に溝46が形成される。なお、溝46の深さは、100〜300nm程度となる場合がある。
【0070】
次に、レジスト120を除去し、図11に示すように、別のパターニングされたレジスト130を形成する。レジスト130は、少なくとも、半導体基板30に形成された溝46を避けて形成される。レジスト130は、溝46及びその周辺部を避けて形成することが好ましい。そして、少なくとも溝46が露出し、溝46以外の領域がレジスト130にて覆われる。または、溝46及びその周辺部が露出し、これ以外の領域がレジスト130にて覆われることが好ましい。
【0071】
レジスト130をマスクとして、半導体基板30の表面に第1の不純物140を注入する。例えば、イオン打ち込みの技術によって、40〜120keVのエネルギーで1×1014〜6×1015/cm2 のドーズ量の条件によるリンのイオンと、30〜80keVのエネルギーで1×1015〜6×1015/cm2 のドーズ量の条件によるリン又はヒ素のイオンと、のいずれか一方又は両方を注入をする。これらのイオンが第1の不純物140の一例である。第1の不純物140の注入後、アニールを行って、第1の不純物領域42を形成する。第1の不純物領域42は、例えばN+ 型領域である。第1の不純物領域42の深さは、200〜600nm程度、不純物濃度は、1×1018〜1×1021/cm3 程度とすることができる。第1の不純物領域42を形成するときのアニールの条件は、雰囲気がN2 又はN2 /O2 、温度が900〜950℃程度、時間が30〜180分程度とすることができる。
【0072】
次に、レジスト130を除去し、図12に示すように、フローティングゲート14、24をマスクとして、半導体基板30の表面に第2の不純物150を注入する。例えば、イオン打ち込みの技術によって、40〜120keVのエネルギーで5×1012〜5×1014/cm2 のドーズ量の条件によるリンのイオンと、30〜80keVのエネルギーで1×1015〜6×1015/cm2 のドーズ量の条件によるリン又はヒ素のイオンと、のいずれか一方又は両方を注入をする。これらのイオンが第2の不純物150の一例である。
【0073】
フローティングゲート14、24がマスクになっているが、第2の不純物150は、フローティングゲート14、24の直下の部分の端部にも入り込む。第2の不純物150の注入後、アニールを行って、第2の不純物領域44を形成する。第2の不純物領域44は、例えば、N+ 型領域である。第2の不純物領域44の深さは、100〜400nm程度、不純物濃度は、1×1017〜1×1021/cm3 程度とすることができる。
【0074】
第2の不純物領域44は、第1及び第2のメモリセル10、20のソース/ドレイン32、34、36、38を構成するとともに、ソース/ドレイン32、36を接続している。なお、第2の不純物領域44は、ソース/ドレイン32、36を接続する部分において溝46が形成されているので、溝46の周辺部が変形して、電気的な抵抗が高くなっている。
【0075】
本実施の形態では、少なくとも溝46の直下の領域、好ましくは溝46の直下の領域及びその周辺部に、第1の不純物領域42が形成されている。したがって、第2の不純物領域44における溝46によって変形した部分が、第1の不純物領域42によって補われる。その結果、溝46の周辺部が、第1及び第2の不純物領域42、44によって接続されるので、電気的抵抗を下げることができる。こうして、第1の不純物領域42の少なくとも一部と、第2の不純物領域44の一部と、によって接続領域40が形成される。接続領域40の電気的抵抗値は、第2の不純物領域44における溝46による変形部分の電気的抵抗値よりも低い。
【0076】
ここで、第1の不純物140を注入するエネルギーを、第2の不純物150を注入するエネルギーよりも大きくすれば、第1の不純物領域42を第2の不純物領域44よりも深くすることができる。この場合には、接続領域40が第2の不純物領域44よりも深くなることで、電気的抵抗を下げることができる。
【0077】
また、第1の不純物140のドーズ量を、第2の不純物150のドーズ量よりも高くすれば、第1の不純物領域42の不純物濃度が高くなるので、接続領域40の電気的抵抗を下げることができる。
あるいは、第2の不純物領域44における溝46により変形した部分に、第1の不純物領域42を重ねて形成してもよい。この場合には、第2の不純物領域44における溝46により変形した部分の不純物濃度が高くなって、接続領域40の電気的抵抗を下げることができる。
【0078】
次に、図1に示すように、半導体基板30の表面全面に、例えばCVD法により層間絶縁膜48を形成する。層間絶縁膜48は、例えばシリコン酸化膜で形成することができる。層間絶縁膜48としてシリコン酸化膜の代わりに、PSG膜、SOG膜またはBPSG膜を用いてもよい。PSG膜、SOG膜またはBPSG膜を単独に用いた一層構造でもよいし、または、シリコン酸化膜、PSG膜、SOG膜またはBPSG膜を組み合わせた多層構造でもよい。
【0079】
そして、パターニングされたレジストを用いて、層間絶縁膜48及びトンネル絶縁膜12、22を選択的にエッチング除去し、ソース/ドレイン34、38の一部を露出させるコンタクトホール50、52を形成する。さらに、コンタクトホール50、52内に電極54、56を形成し、その上にビット線BL1 、BL2 を形成する。これらの形成は、公知の方法で行われる。
【0080】
以上の工程によって、図1に示す半導体装置を得ることができる。この半導体装置によれば、第1及び第2のメモリセル領域10、20同士を接続する接続領域40の電気的抵抗が低いので、信号の伝達の遅れを防ぐことができる。
【0081】
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を説明する図である。本実施の形態では、第1の不純物領域が形成される範囲において、第1の実施の形態と異なる。すなわち、図13に示す第1の不純物領域242が、図2に示す第1の不純物領域42と異なる。これ以外の構成は、第1の実施の形態と同じであり、同一の符号を付す。以下、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。
【0082】
まず、第1の実施の形態の図5〜図10に示す工程を行う。そして、図14に示すように、パターニングされたレジスト230を形成する。レジスト230は、溝46あるいは溝46及びその周辺部を避けて形成されている。さらに、レジスト230は、第1及び第2のメモリセル領域10、20のうちの一方において、コントロールゲート18、誘電体膜16及びフローティングゲート14の一部を避けて形成されている。すなわち、第1及び第2のメモリセル領域10、20のうちの一方において、コントロールゲート18、誘電体膜16及びフローティングゲート14の一部が露出するように、レジスト230が形成されている。ここで、露出部分は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間を向く部分である。
【0083】
このようにパターニングされたレジスト230をマスクとして、第1の不純物140を注入する。その条件は、第1の実施の形態で説明した第1の不純物140を注入するときの条件でもよい。
【0084】
こうして形成された第1の不純物領域242は、溝46の直下の領域あるいは溝46及びその周辺部を含む。したがって、第1の実施の形態で説明した効果を、本実施の形態でも達成することができる。さらに、本実施の形態では、第1の不純物領域242の一方の端部は、フローティングゲート14の直下の領域の端部に至る。
【0085】
続いて、第1の実施の形態の図12に示す工程を行い、さらにその後の工程を行って、半導体装置を得ることができる。
【0086】
(第3の実施の形態)
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。本実施の形態では、第1の不純物領域が形成される範囲において、第1の実施の形態と異なる。すなわち、図15に示す第1の不純物領域342が、図2に示す第1の不純物領域42と異なる。これ以外の構成は、第1の実施の形態と同じであり、同一の符号を付す。
【0087】
まず、第1の実施の形態の図5〜図10に示す工程を行う。そして、図15に示すように、パターニングされたレジスト330を形成する。レジスト330は、溝46あるいは溝46及びその周辺部を避けて形成されている。さらに、レジスト330は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の両方において、コントロールゲート18、28、誘電体膜16、26及びフローティングゲート14、24の一部を避けて形成されている。すなわち、第1及び第2のメモリセル領域10、20の両方において、コントロールゲート18、28、誘電体膜16、26及びフローティングゲート14、24の一部が露出するように、レジスト330が形成されている。ここで、露出部分は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間を向く部分である。
【0088】
このようにパターニングされたレジスト330をマスクとして、第1の不純物140を注入する。その条件は、第1の実施の形態で説明した第1の不純物140を注入するときの条件でもよい。
【0089】
こうして形成された第1の不純物領域342は、溝46の直下の領域あるいは溝46及びその周辺部を含む。したがって、第1の実施の形態で説明した効果を、本実施の形態でも達成することができる。さらに、本実施の形態では、第1の不純物領域342の両端部は、第1及び第2のメモリセル領域10、20のフローティングゲート14、24の直下の領域の端部に至る。
【0090】
続いて、第1の実施の形態の図12に示す工程を行い、さらにその後の工程を行って、半導体装置を得ることができる。
【0091】
(第4の実施の形態)
図16及び図17は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。本実施の形態では、第1及び第2の不純物領域が形成される範囲において、第1の実施の形態と異なる。また、第1の実施の形態と同じ構成には同一の符号を付して説明する。
【0092】
まず、第1の実施の形態の図5〜図10に示す工程を行う。そして、図1に示すように、パターニングされたレジスト420を形成する。レジスト420は、溝46あるいは溝46及びその周辺部を避けて形成されている。さらに、レジスト420は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の一方を避けて形成されている。そして、レジスト420は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の他方を覆っている。すなわち、第1及び第2のメモリセル領域10、20の一方の表面と、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間の領域の表面と、が露出するように、レジスト420は形成されている。
【0093】
このようにパターニングされたレジスト420をマスクとして、第1の不純物450を注入する。例えば、第1の実施の形態で説明した第2の不純物150を注入するときの条件で、第1の不純物450を注入することができる。
【0094】
こうして形成された第1の不純物領域442は、溝46の直下の領域あるいは溝46及びその周辺部を含む。また、第1の不純物領域442は、第1及び第2のメモリセル領域10、20のうちのレジスト420が避けた方において、フローティングゲート14の両側の領域も含む。また、第1の不純物領域442は、フローティングゲート14の直下の領域の端部も含む。
【0095】
この第1の不純物領域442におけるフローティングゲート14の両側の部分は、ソース及びドレイン432、434になる。
【0096】
次に、図17に示すように、パターニングされたレジスト422を形成する。レジスト422は、溝46あるいは溝46及びその周辺部を避けて形成されている。さらに、レジスト422は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の他方を避けて形成されている。そして、レジスト422は、第1及び第2のメモリセル領域10、20の一方を覆っている。すなわち、第1及び第2のメモリセル領域10、20の他方の表面と、第1及び第2のメモリセル領域10、20の間の領域の表面と、が露出するように、レジスト422は形成されている。
【0097】
このようにパターニングされたレジスト422をマスクとして、第2の不純物452を注入する。例えば、第1の実施の形態で説明した第2の不純物150を注入するときの条件で、第2の不純物452を注入することができる。
【0098】
こうして形成された第2の不純物領域444は、溝46の直下の領域あるいは溝46及びその周辺部を含む。また、第2の不純物領域444は、第1及び第2のメモリセル領域10、20のうちのレジスト422が避けた方において、フローティングゲート24の両側の領域も含む。また、第2の不純物領域444は、フローティングゲート24の直下の領域の端部も含む。
【0099】
この第2の不純物領域444におけるフローティングゲート24の両側の部分は、ソース及びドレイン436、438になる。
【0100】
上記第1及び第2の不純物領域442、444は、溝46の直下の領域あるいは溝46及びその周辺部で、重複して形成されて接続領域440を構成している。接続領域440は、溝46が形成されているので部分的に変形しているが、第1及び第2の不純物450、452の両方が注入されているので、不純物濃度が高くなって電気的抵抗が低くなっている。したがって、第1の実施の形態で説明した効果を、本実施の形態でも達成することができる。
【0101】
続いて、第1の実施の形態で説明した層間絶縁膜48の形成工程を行い、さらにその後の工程を行って、半導体装置を得ることができる。
【0102】
図18には、上述した実施の形態に係る方法によって製造された半導体装置1100を実装した回路基板1000が示されている。回路基板1000には例えばガラスエポキシ基板等の有機系基板を用いることが一般的である。回路基板1000には、例えば銅からなるボンディング部が所望の回路となるように形成されている。そして、ボンディング部と半導体装置1100の外部電極とを機械的に接続することでそれらの電気的導通が図られる。
【0103】
そして、この回路基板1000を備える電子機器として、図19には、ノート型パーソナルコンピュータ1200が示されている。
【0104】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、図1、14、15に示す第1の不純物領域42、242、342は、メモリセルの周辺回路を構成するMOSトランジスタのソース/ドレイン領域又はオフセット領域と同じ深さ及び濃度で、好ましくは同時に形成してもよい。特に、EPROMのメモリセルにおいては、周辺回路のNチャンネル MOSトランジスタのオフセット領域を形成するときに、メモリセルの第1の不純物領域も同時に形成できるので、工程を増やすことなく特性の改善が可能である。
【0105】
図20に示す例では、メモリセル500の周辺回路を構成するMOSトランジスタ502のソース/ドレイン領域504、506と同じ深さ及び濃度で、第1の不純物領域508が形成されている。図21に示す例では、メモリセル600の周辺回路を構成するMOSトランジスタ602のソース/ドレイン領域608、610のそれぞれが、複数の不純物領域が重ねられて形成されており、オフセット領域604、606と同じ深さ及び濃度で、第1の不純物領域612が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の回路を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図6】図6は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図7】図7は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図8】図8は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図9】図9は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図10】図10は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図11】図11は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図12】図12は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図13】図13は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図14】図14は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図15】図15は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図16】図16は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図17】図17は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図18】図18は、本実施の形態に係る半導体装置が実装された回路基板を示す図である。
【図19】図19は、本実施の形態に係る半導体装置が実装された回路基板を備える電子機器を示す図である。
【図20】図20は、本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
【図21】図21は、本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 第1のメモリセル領域(セル領域)
12 トンネル絶縁膜
14 フローティングゲート
16 誘電体膜
18 コントロールゲート
20 第2のメモリセル領域(セル領域)
22 トンネル絶縁膜
24 フローティングゲート
26 誘電体膜
28 コントロールゲート
30 半導体基板
32 ソース/ドレイン
34 ソース/ドレイン
36 ソース/ドレイン
38 ソース/ドレイン
40 接続領域
42 第1の不純物領域
44 第2の不純物領域
46 溝
112 第1の絶縁膜
114 第1の導電膜
116 第2の絶縁膜
118 第2の導電膜
140 第1の不純物
150 第2の不純物

Claims (3)

  1. 半導体基板における隣同士の第1及び第2のセル領域のそれぞれに、トンネル絶縁膜、フローティングゲート、誘電体膜及びコントロールゲートを積層して形成する積層工程と、
    前記第1及び第2のセル領域のそれぞれに、ソース及びドレインを形成し、前記第1のセル領域の前記ソース及びドレインの一方と前記第2のセル領域の前記ソース及びドレインの一方とを電気的に接続する接続領域を形成する複数回の不純物領域形成工程と、
    を含み、
    前記接続領域は、前記第1のセル領域の前記ソース及びドレインの一方と前記第2のセル領域の前記ソース及びドレインの一方とに隣接して形成され、
    前記複数回の不純物領域形成工程は、
    前記第1のセル領域のソース及びドレインの形成領域と、前記接続領域とに、第1の不純物を注入する工程と、
    前記第2のセル領域のソース及びドレインの形成領域と、前記接続領域とに、第2の不純物を注入する工程と、
    を含み、
    前記接続領域は、前記複数回の不純物領域形成工程のうちの1回によって形成される不純物領域よりも電気的抵抗が低く形成される半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記積層工程で、前記半導体基板の表面における前記接続領域上に、溝が形成される半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記積層工程は、
    前記半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成し、前記第1及び第2のセル領域のそれぞれに対応して前記第1の導電膜をエッチングして、前記溝の形成領域で前記第1の絶縁膜の一部が露出する工程と、
    前記第1の絶縁膜の露出した一部及び前記第1の導電膜上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜を、前記コントロールゲートに対応してエッチングする工程と、
    前記第2の絶縁膜を、前記誘電体膜に対応してエッチングするとともに、前記溝の形成領域で、前記第1の絶縁膜がエッチングされて前記半導体基板の表面の一部が露出する工程と、
    前記第1の導電膜を、前記フローティングゲートに対応してエッチングするとともに、前記半導体基板の表面の露出した一部がエッチングされて前記溝が形成される工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
JP23938099A 1998-12-11 1999-08-26 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3669221B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23938099A JP3669221B2 (ja) 1998-12-11 1999-08-26 半導体装置の製造方法
US09/459,305 US6800894B1 (en) 1998-12-11 1999-12-10 Semiconductor devices, circuit substrates and electronic devices
US10/909,685 US7163861B2 (en) 1998-12-11 2004-08-02 Semiconductor devices, methods of manufacturing semiconductor devices, circuit substrates and electronic devices

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-352498 1998-12-11
JP35249898 1998-12-11
JP23938099A JP3669221B2 (ja) 1998-12-11 1999-08-26 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000232211A JP2000232211A (ja) 2000-08-22
JP3669221B2 true JP3669221B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=26534215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23938099A Expired - Fee Related JP3669221B2 (ja) 1998-12-11 1999-08-26 半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6800894B1 (ja)
JP (1) JP3669221B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60330343D1 (de) * 2002-06-28 2010-01-14 Nxp Bv Datenträger mit erkennungsmitteln zum erkennen einer durchgeführten veränderung einer in speichermitteln gespeicherten information
JP4481557B2 (ja) * 2002-07-17 2010-06-16 Okiセミコンダクタ株式会社 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
WO2005052567A1 (en) * 2003-11-24 2005-06-09 Biogen Idec Ma Inc. Methods for detecting half-antibodies using chip-based gel electrophoresis
US20080237738A1 (en) * 2007-03-27 2008-10-02 Christoph Andreas Kleint Integrated circuit, cell, cell arrangement, method for manufacturing an integrated circuit, method for manufacturing a cell arrangement; memory module
US8822951B2 (en) 2010-04-07 2014-09-02 Yu Sun Manipulator carrier for electron microscopes
US8603868B2 (en) * 2011-12-19 2013-12-10 International Business Machines Corporation V-groove source/drain MOSFET and process for fabricating same

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03211774A (ja) 1990-01-12 1991-09-17 Sony Corp 半導体不揮発性メモリの製造方法
JPH0487375A (ja) 1990-07-30 1992-03-19 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
US5523249A (en) * 1990-08-01 1996-06-04 Texas Instruments Incorporated Method of making an EEPROM cell with separate erasing and programming regions
KR940009644B1 (ko) 1991-11-19 1994-10-15 삼성전자 주식회사 불휘발성 반도체메모리장치 및 그 제조방법
JP3065164B2 (ja) 1992-03-18 2000-07-12 富士通株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP2774734B2 (ja) * 1992-05-26 1998-07-09 株式会社東芝 半導体記憶装置およびその製造方法
US5297082A (en) 1992-11-12 1994-03-22 Micron Semiconductor, Inc. Shallow trench source eprom cell
JP2872874B2 (ja) 1992-12-24 1999-03-24 ローム株式会社 半導体記憶装置およびその製法
US5675161A (en) 1995-03-28 1997-10-07 Thomas; Mammen Channel accelerated tunneling electron cell, with a select region incorporated, for high density low power applications
US5553018A (en) * 1995-06-07 1996-09-03 Advanced Micro Devices, Inc. Nonvolatile memory cell formed using self aligned source implant
KR100224701B1 (ko) 1996-07-16 1999-10-15 윤종용 불휘발성 메모리장치 및 그 제조방법
JP3371708B2 (ja) * 1996-08-22 2003-01-27 ソニー株式会社 縦型電界効果トランジスタの製造方法
US5780341A (en) 1996-12-06 1998-07-14 Halo Lsi Design & Device Technology, Inc. Low voltage EEPROM/NVRAM transistors and making method
TW417256B (en) 1997-01-31 2001-01-01 Seiko Epson Corp Semiconductor MOS device and its manufacturing method
JP2964993B2 (ja) * 1997-05-28 1999-10-18 日本電気株式会社 半導体記憶装置
TW469650B (en) * 1998-03-20 2001-12-21 Seiko Epson Corp Nonvolatile semiconductor memory device and its manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000232211A (ja) 2000-08-22
US7163861B2 (en) 2007-01-16
US6800894B1 (en) 2004-10-05
US20050003615A1 (en) 2005-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5326999A (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
KR100323140B1 (ko) 낸드형 플래쉬 메모리소자 및 그 제조방법
JP3967193B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP4102112B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3733595B2 (ja) Mos素子を含む半導体装置の製造方法
US20050162926A1 (en) Split-gate type nonvolatile memory devices and methods for fabricating the same
KR100678479B1 (ko) 3-트랜지스터 메모리 셀을 갖는 비휘발성 메모리 소자들 및그 제조방법들
JP3201370B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH1041487A (ja) Nand型不揮発性メモリ素子、その製造方法及び駆動方法
JP3586332B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP4247762B2 (ja) フラッシュメモリ装置及びその製造方法
JPH10223782A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US6673678B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US7071511B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device having adjacent selection transistors connected together
JP2000269361A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP4027656B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその動作方法
US6914826B2 (en) Flash memory structure and operating method thereof
CN100517723C (zh) 非易失性半导体存储器件
JP3669221B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6355526B1 (en) Non-volatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JP2901473B2 (ja) 不揮発性半導体集積回路装置
JP3821192B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3821193B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3807633B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3912458B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees