JP3661097B2 - 柄物ダブルパイル織物製造法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ダブルモケット或いはダブルウイルトンカーペットと称され、壁張地、カーテン地、椅子張地、カーペット地として使用されるパイル織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
異色数種のパイル糸11・12・31・32によってパイル面に図柄や模様が描出された柄物ダブルパイル織物は、筬羽間に引き込まれた異色数種のパイル糸11・12・31・32を、上布10を構成する緯糸(本発明において『上糸』とも言う。)13と下布30を構成する緯糸(本発明において『下糸』とも言う。)33に、それらの上糸13または下糸33を打込む所定の杼打時において、柄物ダブルパイル原反19の織前において選択的に昇降させて、その打ち込まれる上糸13または下糸33に係止させ、その後、柄物ダブルパイル原反19の上布10と下布30を連結するパイル糸11・12・31・32を上布10と下布30の間でカット(所謂センターカット)し、上布10と下布30を切り離して製造される。
【0003】
その柄物ダブルパイル原反19の製織過程において、所定の杼打時に選択されずに残る各筬羽間の残余のパイル糸21・22・41・42の処理の仕方としては、図3に図示する如く地経糸と共に上布10または下布20の地織組織20・40に織り込む方法と、図4に図示する如く地織組織20・40に織り込まずに地織組織20・40の外側に浮かせる方法がある。
以下の説明においては、地経糸と共に地織組織に織り込まれる残余のパイル糸を『沈糸』と称し、地織組織の外側に浮き上がる残余のパイル糸は『浮糸』と称する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
経糸が太く経糸密度が緻密になるにつれて、織物は重厚になると共に、筬打時に緯糸を織前に強く打ち込み難くなって緯糸密度を緻密にし難くなり、パイル織物では、長さ方向(経糸方向)のパイル密度を高密にすることが困難になる。
【0005】
特に、異色数種のパイル糸11・12・31・32を筬羽間に引き込んで織成される柄物パイル織物の地織組織が、地経糸が緯糸1本毎に上を越えて下に潜る一越組織の場合において、その地織組織に織り込まれる残余のパイル糸を沈糸21・22・41・42とする場合には、地経糸と共に織り込まれるに沈糸21・22・41・42によって緯糸13(33)と緯糸13(33)の間が押し広げられることになるので(図3)、パイル密度の高密な柄物パイル織物は得難くなる。
【0006】
勿論、パイル織物の地織組織には、地経糸が緯糸数本毎に上を越えて下に潜る地織組織もあり、そのような地織組織は地経糸が数本毎に上を越えて下に潜る緯糸の数に応じて二越組織、三越組織、四越組織と称されているのであるが、その多越組織の半完全を構成する複数本の緯糸を沈糸を境に上下に分け、その上下の緯糸間を沈糸が真っ直ぐに続くようにして、そうすることによって緯糸と緯糸の間が沈糸によって押し広げられないようにする方法もある。
然るに、そのように沈糸が地織組織内で真っ直ぐに連続するようにする場合でも、パイル糸は毛羽立っていて地経糸よりも太くなっており、而も、パイル糸のテンション(張力)は地経糸に比して遙かに弱いので、沈糸は緯糸や地経糸に擦れ合ってだぶつくように織り込まれ、そのダブツキ分が順次打ち込まれる緯糸13(33)と緯糸13(33)の間を押し広げる恰好にするので、緯糸密度やパイル密度を高密にすることが難しくなり、又、その沈糸のダブツキ分だけがパイル糸のロスとなる。
【0007】
この点で残余のパイル糸21・22・41・42を浮糸とする場合(図4)、浮糸は地織組織20・40の外側に浮いて真っ直ぐに連続し、順次打ち込まれる緯糸13(33)と緯糸13(33)の間に浮糸21・22・41・42のダブツキ分が挟み込まれることはないので、緯糸密度やパイル密度を高密にすることが出来、又、そのように地織組織20・40の外側に浮く浮糸21・22・41・42は筬打時に左程強く緯糸や地経糸に擦れ合わないので、浮糸21・22・41・42のダブツキも少なく、その分だけパイル糸のロス分も少なくなる。
【0008】
しかしその場合、柄物ダブルパイル織物は、上布10と下布30をパイル糸11・12・31・32によって連結して二重に織成される柄物ダブルパイル原反19の当該上布10と下布30を連結するパイル糸11・12・31・32をセンターカットして製造され、そのカットされたパイル糸11・21・31・32は上布10と下布30のカットパイルを形成するものであり、その根元が浮糸21・22・41・42となって地織組織20・40の裏面に浮き出るカットパイル18・38は(図5)、浮糸21・22・41・42と共に地織組織20・40の裏面から引き抜かれ易く、それを防ぐために浮糸21・22・41・42を地織組織20・40に固着するように十分な接着剤を上布10・下布30の裏面に多量塗布して仕上げなければならなくなるので、得られる柄物ダブルパイル織物はコスト高で粗硬なものとなり、カーペットには適してもカーテン地や椅子張地には不向きなものとなる。
【0009】
勿論、浮糸21・22・41・42を接着剤によって地織組織20・40に固着せずに全て抜き取ってしまう方法もあり、その場合には、浮糸21・22・41・42に続くカットパイル18・38も当然に抜き取られてしまうことになる(図5)。
ところで、浮糸21・22・41・42に続くカットパイル18・38は、筬羽間に引き込まれた異色数種のパイル糸11・12・31・32の中でカットパイルを形成するため選択されたパイル糸(本発明では『被選択パイル糸』とも言う。)が連結して形成する数個のカットパイル39に成る特定の色彩のカットパイル群の中の最初と最後のカットパイルであり、パイル面に織り出される図柄・模様の形際に位置するものである(図5)。
このため、浮糸21・22・41・42を抜き取ることとする場合には、パイル面の図柄・模様の形際を鮮鋭にし難しくなるし、上布10と下布30の図柄・模様を対称にすることも出来ず、所要の図柄・模様を上布と下布の何れか一方にしか描出し得ないと言う不都合が生じることにもなる(図5)。
【0010】
かかる不都合を回避するため、浮糸21・22・41・42が上布10と下布30の何れか一方(30)にのみ出来るようにし、パイル糸をセンターカットして上布10と下布30とによって切り離してから、浮糸21・22・41・42を有する他方のパイル織物(30)を捨て去ると言う方法が採られる場合もあるが(図6)、その場合は得られる柄物ダブルパイル織物(10)が余りにも高価なものになってしまう。
【0011】
このため一般には残余のパイル糸を沈糸とし、隣合う一方の筬羽間において被選択パイル糸を上糸に係止させる場合には、その隣の筬羽間において被選択パイル糸を下糸に係止させるようにして沈糸が上布と下布の双方にバランスよく出来、上布と下布の一方の地織組織だけが沈糸によって分厚くならないようにする方法が採られる。
しかしその場合でも、各筬羽間において沈糸21・22・41・42が上布10と下布30にバランスよく出来るようにすると、上布に浮糸として織り込まれるパイル糸と下布に浮糸として織り込まれるパイル糸との間で被選択パイル糸が切り替わる図柄・模様の形際にカットパイルが形成されない無パイル箇所17が出来てしまう。
【0012】
かかる不都合を回避するには、隣合う一方の筬羽間に引き込まれる異色数種のパイル糸11・12・31・32の全てが下布30にだけ沈糸21・22・41・42が形成され、その隣の筬羽間では上布10にだけ沈糸(21・22・41・42)が形成されるようにすることによって、被選択パイル糸が切り替わる図柄・模様の形際が無パイルにならないようにする方法もあるが(図7)、その場合には順次打ち込まれる緯糸間13・13(33・33)に挟み込まれる沈糸21・22・41・42の本数とそのダブツキ分が多くなり、パイル糸のロス分が多く高密柄物ダブルパイル織物が得難くなる。
【0013】
【発明の目的】
そこで本発明は、パイル糸のロスを少なくし、図柄・模様の形際が鮮鋭でパイル密度が緻密な柄物ダブルパイル織物を経済的に得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る柄物ダブルパイル織物製造法は、筬羽間に引き込まれた異色数種のパイル糸11・12・31・32を、上布10を構成する緯糸(上糸)13と下布30を構成する緯糸(下糸)33に、それらの上糸13または下糸33を打込む所定の杼打時において選択的に係止させて柄物ダブルパイル原反19を織成する製織過程において、選択されずに残る残余のパイル糸21・22・41・42を、それぞれ図柄・模様を形成するために選択されて上糸13または下糸33の何れか一方の裏側に潜った後、次に選択されるまで上糸13および下糸33の何れの裏側にも潜らず、それらの上糸13と下糸33の内側の上を越え、上布10と下布30の何れの地織組織20・40にも織り込まれることなく、その残余のパイル糸21・22・41・42が選択されて上糸13または下糸33に係止される次の杼打時までの数杼打間にわたって、柄物ダブルパイル原反19の外側となる上糸13および下糸33の外側に迂回させずに、柄物ダブルパイル原反19の上布10と下布30の間に閉じ込めることを特徴とするものである。
【0015】
従って本発明に係る柄物ダブルパイル原反19は、上布10と下布30の間に閉じ込められて上糸13から下糸33まで続く長さが上布10と下布30の間の距離(柄物ダブルパイル原反の厚み)の1.5倍以上となる残余のパイル糸21・22・41・42が上布10と下布30の間に閉じ込められていることを特徴とする。
【0016】
この柄物ダブルパイル原反19の上布10と下布30を連結する残余のパイル糸21・22・41・42を含むパイル糸11・12・31・32はカットされ、柄物ダブルパイル原反19は上布10と下布30とに切り離され、その後、上布10と下布30の各パイル面にシャーリングが施されて、それら各布10・30のカットパイル39の長さが均一に揃えられる。
【0017】
【実施例】
図1は、本発明に係る柄物ダブルパイル原反19を図示し、図2は、図1に図示する柄物ダブルパイル原反19の上布10と下布30を連結している被選択パイル糸11・21・31・32を上布10と下布30の間でカットして出来る柄物ダブルパイル織物37を図示するものである。
図1と図2において、13は、上布10の地織組織20を構成する緯糸(上糸)であり、33は、下布30の地織組織40を構成する緯糸(下糸)である。
【0018】
上布10と下布30の地織組織20・40は一越組織、即ち、地経糸が緯糸1本毎に緯糸13(33)の上を越えて次の緯糸13・33の下に潜る平織組織になっている。
そのように本発明において、地織組織として一越組織を例示し、そこでは製図の都合上緯糸13(33)に交絡して一越組織を構成する地経糸を省略して図示している。
又、一般に柄物ダブルパイル織物の図柄・模様は、ジャカードやドビーその他の柄出装置との関係上奇数色、即ち、三色又は五色の色彩によって描出されるようになっており、各筬羽間には奇数本、即ち、異色三種又は五種のパイル糸が引き込まれるが、本発明では説明の都合上異色四種のパイル糸11・12・31・32によって図柄・模様を描出する場合を例示しており、各筬羽間には異色四種のパイル糸11・12・31・32が引き込まれている。
【0019】
被選択パイル糸11・12・31・32は、上下何れか一方の緯糸13(33)の裏側に潜ってから次に打ち込まれた上下何れか他方の緯糸33(13)の裏側に潜って上布10と下布30を連結している。
被選択パイル糸以外の残余の三種のパイル糸は、それぞれ図柄・模様を形成するために選択されて上糸13または下糸33の何れか一方の裏側に潜った後、次に選択されるまで上糸13および下糸33の何れの裏側にも潜らず、それらの上糸13と下糸33の内側の上を越え、従って上布10と下布30の何れの地織組織20・40にも織り込まれることなく、それら上布10と下布30の間に閉じ込められた状態におかれ、次に選択されるときに、他方の上糸13または下糸33の裏側に潜って上布10と下布30を連結する。
【0020】
このようにして織成された柄物ダブルパイル原反のパイル糸をセンターカットして上布10と下布30に切り離すとき、残余のパイル糸21・22・41・42は上布10と下布30のパイル層16から引き出され、残余のパイル糸21・22・41・42となって上布10と下布30の間で連続した長さ分36だけ上布10と下布30のパイル面から長く突き出ることになる。
このようにパイル面から長く突き出た余長分36は、シャーリング工程でカットされて除去され、上布10と下布30のカットパイルは一定の長さに揃えられる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によると、残余のパイル糸21・22・41・42は、それぞれ図柄・模様を形成するために選択されて上糸13または下糸33の何れか一方の裏側に潜った後、次に選択されるまで上糸13および下糸33の何れの裏側にも潜らず、それらの上糸13と下糸33の内側の上を越え、それら上布10と下布30の間に閉じ込められた状態におかれ、その後選択されて他方の上糸13または下糸33の裏側に潜って上布10と下布30を連結しており、それがセンターカット時に上布10と下布30のパイル層16から引き出されて長く突き出たカットパイル(36)を形成する。
このため、筬羽間に引き込まれる異色数種のパイル糸の中の何れかのパイル糸から他のパイル糸に被選択パイル糸11・21・31・32が切り替わる図柄・模様の形際箇所が無パイル(17)となることはない。
【0022】
そのように残余のパイル糸21・22・41・42が、次にパイルを形成するために選択されるまで上糸13および下糸33の何れの裏側にも潜らず、それらの上糸13と下糸33の内側の上を越え、それら上布10と下布30の間に閉じ込められた状態におかれているので、緯糸13・33の織前への打ち込みの妨げにならず、又、順次打ち込まれる緯糸13(33)と緯糸13(33)の間に挟み込まれることもないので、緯糸密度が高密な、従って、パイル密度の高密な柄物ダブルパイル織物37が得られる。
【0023】
確かに、この上布10と下布30の間に挟まれて長く続く残余のパイル糸21・22・41・42は、その後切り捨てられるので、その切り捨てられる余長分36はパイル糸のロスとなる。
然るに、この切り捨てられる残余のパイル糸の余長分36は、沈糸のように地織組織内にだぶついて連続したり緯糸間を上下に折れ曲がってジグザグに連続せず(図3・図7)、被選択パイル糸として緯糸13(33)に係止されてから次に被選択パイル糸として緯糸33・13に係止されるまで、地経糸のテンションよりも弱いとは言え少なからず緊張されてパイル層内(16)に真っ直ぐに引き込まれるものであるから、切除される残余のパイル糸から生じるロス分36は、沈糸として地織組織に織り込んで生じるパイル糸のロス分に比して遙かに少なくなる。
【0024】
そして本発明では、残余のパイル糸を浮糸としないので、浮糸を柄物ダブルパイル織物の裏面から抜き取る手間もかからず、浮糸を抜き取った箇所が無パイル17になるようなこともなく(図5)、従って、上糸13と下糸33に一回だけ被選択パイル糸を係止させて出来る一個(一対)のカットパイルによって繊細な図柄・模様をパイル面に描出させることも可能になる。
【0025】
而も、浮糸を抜き取らずに接着剤によって地織組織に固着させると言うことも不要となるので、柄物ダブルパイル織物37に寸法・形状安定性と所要のパイル抜糸強度を付与するためにバッキング仕上げをする場合でも、その塗布する接着剤の塗布量が少なくて済み、柔軟可撓に仕上げることが出来る。
【0026】
このように本発明によると、パイル糸のロスを少なくし、図柄・模様の形際が鮮鋭でパイル密度が緻密な柄物ダブルパイル織物を経済的に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柄物ダブルパイル原反の断面側面図である。
【図2】本発明に係る柄物ダブルパイル織物の断面側面図である。
【図3】従来技術に係る柄物ダブルパイル原反の断面側面図である。
【図4】従来技術に係る柄物ダブルパイル原反の断面側面図である。
【図5】従来技術に係る柄物ダブルパイル織物の断面側面図である。
【図6】従来技術に係る柄物ダブルパイル織物の断面側面図である。
【図7】従来技術に係る柄物ダブルパイル原反の断面側面図である。
【符号の説明】
10 上布(地織組織)
11・12 パイル糸
13 上糸(緯糸)
16 パイル層
17 無パイル箇所
18 残余のパイル糸に続く最初のカットパイル
19 ダブルパイル原反
20 地織組織
21・22 残余のパイル糸
30 下布
31・32 パイル糸
33 下糸(緯糸)
36 残余のパイル糸の余長分
37 柄物ダブルパイル織物
38 残余のパイル糸に続く最後のカットパイル
39 カットパイル
40 地織組織
41・42 残余のパイル糸

Claims (3)

  1. (a) 筬羽間に引き込まれたパイル糸を、前後する2回の杼打の最初の杼打時に上布に打ち込まれる緯糸と下布に打ち込まれる緯糸との何れか一方の緯糸に係止し、最後の杼打時にその上下何れか他方の緯糸に係止して上布と下布を連結してダブルパイル原反を織成する製織過程において、
    (b) 筬羽間に異色数種のパイル糸を引き込むこと、
    (c) パイル糸を上下の緯糸に係止するための前後する2回の杼打時に、その上下の緯糸に係止するパイル糸を異色数種のパイル糸の中から選択すること、
    (d) その選択時に選択されずに残る残余のパイル糸を、その後のパイル糸を上下の緯糸に係止するための前後する2回の杼打時に選択されて上下の緯糸に係止されるまでの数回のパイル糸を上下の緯糸に係止するための前後する2回の杼打において上布と下布の何れの地織組織にも織り込まず、上布と下布の間に閉じ込めることを特徴とする柄物ダブルパイル織物製造法。
  2. 前掲請求項1に記載の柄物ダブルパイル織物製造法において、柄物ダブルパイル原反(19)の上布(10)と下布(30)を連結する残余のパイル糸(21・22・41・42)を含むパイル糸(11・12・31・32)をカットして上布(10)と下布(30)とに切り離し、上布(10)と下布(30)の各パイル面にシャーリングを施して各布(10・30)のカットパイル(39)の長さを均一に揃えることを特徴とする柄物ダブルパイル織物製造法。
  3. 前掲請求項1に記載の柄物ダブルパイル織物製造法において、上布(10)と下布(30)の間に閉じ込められて上糸(13)から下糸(33)まで続く長さが上布(10)と下布(30)の間の距離(柄物ダブルパイル原反の厚み)の1.5倍以上となる残余のパイル糸(21・22・41・42)が柄物ダブルパイル原反(19)の上布(10)と下布(30)の間に閉じ込められていることを特徴とする柄物ダブルパイル織物製造法。
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