JP3648074B2 - 車載機器の可動ノーズ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車載機器の可動ノーズ制御装置に係わり、特に、オーディオ/ビデオ/データ等の情報記録媒体(メディア媒体)を車載機器にセットする際、前面に操作パネルを備えた可動ノーズを回転して媒体挿入口を表面に出す可動ノーズ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のオーディオ/ビジュアル機器(NAVI装置等を含む)には、表示スペースを広く確保するためにキーや表示部等の操作パネルを回転自在に備え、該操作パネル(可動ノーズという)の裏側に情報記録媒体(メディア媒体)を挿入するための媒体挿入口を備えたものがある。かかる構成の車載機器では、情報記録媒体を車載機器にセットする際、可動ノーズを回転して媒体挿入口を表面に出し、該媒体挿入口よりCD、DVD、ミニディスク、カセットなどの媒体を車載機器にセットし、しかる後、可動ノーズを元の状態に戻して情報記憶媒体の再生、記録を行うようにしている。
可動ノーズとしては、図4(a)に示すように機器Bの前面部で矢印方向にスライド回転して媒体挿入口Cを適宜表面に出したり、隠したりする構造の可動ノーズAや、図4(b)に示すように機器Bの前面部で回転支軸(図示せず)を中心に矢印方向に開閉して媒体挿入口Cを適宜表面に出したり、隠したりする構成の可動ノーズAがある。
【0003】
第5図乃至第10図は図4(a)のスライド回転式の可動ノーズを備えた音響機器の構成図であり、図5は可動ノーズ(操作パネル)を所定角度位置まで開いた時の斜視図、第6図は全閉状態の斜視図、第7図は可動ノーズを取り外した状態の一部拡大図、図8は可動ノーズの背面図、図9及び図10は全開、全閉検出機構説明図である。
図において、1はボード本体2と機器部材3とから構成される前面ボード、4はボード本体2の前面に該ボード本体2に対して摺動自在に取り付けられた可動ノーズ(操作パネル)である。ボード本体2には可動ノーズ4に形成しなかった音量調整キー、ミュートキー等の各種操作キー31やパワースイッチ32及び情報記録媒体を本体内部から出入りさせるエジェクト/リロードキー33、可動ノーズ4を開閉するオープン/クローズキー34等が設けられ、可動ノーズ4の表面には表示部35とミュージックサーチキー、スキャンキー、リピートキー、プレイ/プログラムキー等の各種操作スイッチ36が設けられ、機器部材3にはカセットあるいはCD等の情報記録媒体を出入りさせる媒体挿入/排出口40が設けられている。
【0004】
ボード本体2は、樹脂等からほぼ長方形のフレーム状に成形されており、音響機器のシャーシやケース(図示せず)に固着されると共に、その前面には上記可動ノーズ4を収容する凹所5(図7参照)が形成されている。この凹所5は、その底面6が緩やかな円弧を描くように形成され、一方可動ノーズ4の裏面4a(図8)はこの底面6の円弧に対応する曲率の凸状に形成されている。この凹所5の両側面7には、凹所5の底面6における円弧に沿って延びる摺動溝8が形成され、この摺動溝8には、可動ノーズ4の両側面4bに形成された突起9が嵌装されるようになっており、これにより可動ノーズ4がこの摺動溝8に沿って移動自在に支持されている。上記底面6には左右一対の開口部10が形成され、この開口部10にはそれぞれギア車11が水平に軸支されており、一方可動ノーズ4の裏面4aには上記ギア車11に歯合するラック12が形成されている。そして、上記ギア車11は、図示しないシャフト及び減速機を介してボード本体の裏側一端に設置された開閉用モータの出力軸に接続され、開閉用モータを回転駆動することにより、ギア車11が回転して可動ノーズ4を摺動溝8に沿って摺動させるようになっている。
【0005】
ボード本体2と可動ノーズ4の間の空所には位置決め機構18が設けられている。この位置決め機構18において、水平軸16(図9、図10参照)に支持されたV字アーム17の一端17aが可動ノーズ4の裏面4aに枢着され、他端17bがボード本体2に設置された一対の全開、全閉検出用のリミットスイッチ18a,18bを作動するように構成されている。リミットスイッチ18a,18bは開閉用モータの作動を制御するように配線されており、可動ノーズのオープン/クローズキー34(図5)の操作により開閉用モータを作動させたときに、開閉用モータが自動的に可動ノーズ4を全開あるいは全閉させて停止するようになっている。
【0006】
図11乃至図14は図4(b)の回転開閉式の可動ノーズを備えた車載機器の構成図であり、図11は可動ノーズを全閉した状態の斜視図、図12は可動ノーズの駆動機構説明図、図13は可動ノーズロック機構の説明図、図14は可動ノーズを全開した状態の説明図である。図において、51は車載機器のフレーム、52は可動ノーズで、表面に表示部52aや各種キー52bが設けられている。、53は可動ノーズのオープン/クローズボタンであり、傾斜突起53a(図12)を有する棒材53bに取り付けられている。棒材53bは可動ノーズ係止機構54の立て軸54aに形成した孔に挿通され、その先端はスイッチ55に対向している。可動ノーズ係止機構54の先端爪部54bは可動ノーズ52に形成した窪みに係合して可動ノーズの全閉状態を保持するようになっている。可動ノーズ係止機構54は軸56に回動自在に軸支され、スプリング57により可動ノーズ52を係止する方向に付勢されている。オープン/クローズボタン53を押し込むと(図13)、傾斜突起53aが可動ノーズ係止機構54の立て軸54aに形成した孔に入り込み、可動ノーズ係止機構54全体を上方向に持ち上げ、可動ノーズ52との係止状態を解除する。これと同時にスイッチ55が押下され、可動ノーズ駆動機構60を構成するモータ61が回転を開始し、可動ノーズ52を全開方向に駆動する。
【0007】
可動ノーズ駆動機構60(図12)において、61は可動ノーズ開閉用のモータ、62はモータの回転軸に取り付けられたウォームギア、63はウォームギアと歯合して回転する第1の歯車、64は第1の歯車63と歯合する第2の歯車ギア、65は第2の歯車64に形成された突起、66は一端が突起65により軸支され、他端が可動ノーズ52に設けた突起52cに軸支された腕部であり、水平方向に移動可能に形成されている。67はトーションバネであり、第2の歯車64の回転軸に巻回され、一端が突起65に係合し、他端が固定されている。可動ノーズ52に形成した突起52dはベース68に回動自在に軸支されている。
【0008】
全閉時(図12)にオープン/クローズボタン53を押し込むとスイッチ55がオンし、モータ61が回転を開始する。モータ61の回転により、ウォームギア62を介して第1、第2の歯車63,64が矢印方向に回転する。この結果、腕部66がトーションバネ67を巻き付けながら、かつ、可動ノーズ52に押し付け力を加えながら右方向に移動する。このため、可動ノーズ52が時計方向に回転し、最終的に図14に示す全開状態になる。かかる全開状態において可動ノーズ52を全閉するために、オープン/クローズボタン53を操作してスイッチ55をオフすれば、モータ61がオープン動作時と逆方向に回転する。これにより、オープン動作時と逆の動作が行われ、かつ、トーションバネ67によるゼンマイ作用が働いて可動ノーズ52は反時計方向にスムーズに回動して全閉状態になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、可動ノーズのオープン及びクローズはユーザーのキー操作により行うものであった。又、機器によっては、キー操作に加えて、オープン後一定時間経過した時、自動的に可動ノーズをクローズ(オートクローズ)するものもある。しかし、従来、車両の走行状態と連動して可動ノーズのオープン/クローズを制御するものはなかった。
【0010】
このため、可動ノーズが開いた状態で車両走行する場合があり、衝突事故が発生すると搭乗者がオープン状態にある可動ノーズにぶつかって怪我をすることがあり、安全性に問題があった。
又、可動ノーズが開いた状態で車両を走行させると、振動により可動部がこわれやすく、信頼性に問題があった。特に、図4(b)のタイプでは、開いた可動ノーズの上にコーヒー、ジュースなど飲み物が入った紙コップや缶を載せたりすることがあり、振動により、あるいは不注意でこれら飲み物をこぼして可動ノーズの駆動部に障害を生じさせる問題があった。
更に、可動ノーズが開いた状態で車両を走行させると、図4(b)のタイプでは、表示部が下になってNAVI画面を見ることができず、又、キー操作ができない問題があった。
【0011】
又、可動ノーズを開けてから一定時間経過後にオートクローズする従来方法では、媒体交換に時間を要する場合、媒体交換終了前に可動ノーズが閉じてしまうことがあり不便であった。
以上から本発明の目的は、可動ノーズを備えた車載機器の安全性、信頼性を向上することである。
本発明の別の目的は、媒体交換終了前に可動ノーズが閉じないようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、車両の走行状態に基づいて可動ノーズのオープン/クローズを制御することにより達成される。たとえば、停止時あるいは所定速度(零を含む)以下における可動ノーズのオープンを許容し、所定速度以上での走行中における可動ノーズのオープンを禁止し、又、可動ノーズのオープン時に走行速度が所定速度(零を含む)以上になった時、可動ノーズを自動的にクローズする。このようにすれば、車載機器の安全性、信頼性を向上することができる。
又、走行時における可動ノーズのオープンを設定時間に限り許容し、経過時間が設定時間を越えた時に自動的にクローズし、一方、停車時には経過時間が設定時間を越えても自動的に可動ノーズをクローズしないようにする。このようにすれば、走行中であっても媒体をセットできると共に、オープン期間が短いため車載機器の安全性、信頼性を向上できる利点がある。又、停車時に媒体交換終了前に可動ノーズが閉じることはない。
又、可動ノーズオープン後の経過時間が設定時間を越えても自動的にクローズしないようにし、媒体挿入完了のみにより可動ノーズを自動的にクローズするようにする。このようにすれば、媒体交換終了前に可動ノーズが閉じないようにでき、しかも、オートクローズによりユーザーの使い易さを向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(a)システム構成
図1は本発明の車両システムの概略図である。図中、101は車両が所定距離移動する毎にパルスを発生する速度センサー、102は車両の走行制御を行う車両制御部、103は車載用オーディオ/ビジュアル機器である。車載用オーディオ/ビジュアル機器103において、103aは前面にキーや表示部が設けられた可動ノーズ、 103bは機器本体部で、本発明に関係する部分のみを示し、オーディオ回路やビデオ回路などは省略している。
【0014】
機器本体部103bにおいて、201は制御部であり、機器全体を制御すると共に、可動ノーズ103aの開閉制御やメディア媒体の挿入/排出を制御する。202は可動ノーズ103aを開閉する可動ノーズ開閉制御メカ部であり、駆動モータ、ギア機構などを備えている。203はメディア媒体の挿入/排出を行う媒体挿入/排出制御メカ部であり、媒体挿入完了を検出する挿入完了検出センサー204aや媒体がメディア媒体の挿入口に残存しているか検出する媒体残存センサー204bを有している。205は媒体を挿入、取り出す媒体挿入口、206はバスインタフェース部である。バスインタフェース部206は、車両制御部102と車載用オーディオ/ビジュアル機器103間をBUSで接続したとき、車両制御部102との間でバス通信するもので、車両制御部102より車両の走行/停止を示すデータや車両の速度データを受信して制御部201に入力する。なお、バスインタフェース部206は車両制御部102より車速パルスを受信して制御部201に入力し、制御部201で車速パルスに基づいて車両の走行中/停止中、走行速度を認識するようにもできる。
【0015】
(b)第1実施例の可動ノーズの開閉制御
図2は本発明の第1実施例における制御部201の可動ノーズ開閉制御処理フローである。
まず、可動ノーズ103aをオープンするためのキー操作が発生したかチェックする(ステップ301)。可動ノーズをオープンするためのキー操作があれば、車両制御部102に車両の走行中/停止中の別及び走行速度を問い合わせ、受信信号に基づいて停車中であるかチェックする(ステップ302)。走行中であれば、設定速度以上であるかチェックし(ステップ303)、設定速度以上であれば可動ノーズのオープンを拒否する(ステップ304)。設定速度は30Km/h以下の低速度であり、0を含むものとする。
【0016】
一方、停車中あるいは走行速度が設定速度以下であれば、制御部201は可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aをオープンする(ステップ305)。しかる後、挿入完了センサー204aの出力を参照してメディア媒体の挿入が完了したかチェックし(ステップ306)、完了してなければ、可動ノーズクローズのキー操作があったチェックし(ステップ307)、なければ、車両が走行中であるかチェックし(ステップ308)、停車中であればステップ306以降の処理を繰り返す。尚、ステップ308は、車両停止中に可動ノーズ103aをオープンしたとき、媒体挿入完了前に車両が走行を開始したかチェックするステップである。
【0017】
一方、ステップ306において、メディア媒体の挿入が完了すれば、制御部201は可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aを自動的にクローズする(オートクローズ、ステップ309)。可動ノーズのクローズ動作時は、危険防止のために警告音を出すなどしてユーザーへ注意を促す。
又、ステップ307において可動ノーズをクローズするためのキー操作があれば、メディア媒体の挿入がなされていなくても可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aをクローズする(ステップ309)。
又、ステップ308において車両が走行していれば、車速が設定速度(零を含む)以上で走行しているかチェックし(ステップ310)、設定速度以下であれば、ステップ306以降の処理を繰り返す。しかし、走行速度が設定速度以上であれば、媒体残存センサー204bの出力を参照して媒体が媒体挿入口205に残っているかチェックし(ステップ311)、残っていなければ、直ちに可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aをクローズする(ステップ309)。
【0018】
しかし、媒体が媒体挿入口205に残っていれば可動ノーズ103aをクローズできないから、制御部201は媒体挿入/排出制御メカ203を駆動して媒体のローデングを行うか、あるいはユーザーへ警告を行なう(ステップ312)。媒体のローデングを行う場合は、以後のステップ306でメディア媒体挿入完了が検出されるからステップ309において可動ノーズをオートクローズする。又、ユーザーへ警告した場合は、ユーザーが可動ノーズをクローズするためにキー操作を行うからステップ307で「YES」となり、ステップ309において可動ノーズ103aはクローズされる。
【0019】
以上、第1実施例によれば、停止時あるいは設定速度(零を含む)以下における可動ノーズのオープンを許容し、設定速度以上での走行中における可動ノーズのオープンを禁止し、又、可動ノーズのオープン時に走行速度が設定速度以上になれば、可動ノーズを自動的にクローズするから、車載機器の安全性、信頼性を向上することができる。又、可動ノーズをオープンした後の経過時間が設定時間を越えても従来のように自動的に可動ノーズをクローズしないようにし、媒体挿入完了のみにより可動ノーズを自動的にクローズするから、媒体交換終了前に可動ノーズが閉じないようにでき、しかも、キー操作なく自動的に可動ノーズを閉めることができる。
【0020】
(c)第2実施例の可動ノーズの開閉制御
図3は本発明の第2実施例における可動ノーズ開閉制御処理フローであり、走行中であっても設定時間に限り可動ノーズのオープンを許容するものである。
まず、可動ノーズ103aをオープンするためのキー操作が発生したかチェックする(ステップ401)。可動ノーズをオープンするためのキー操作があれば、制御部201は走行中/停止中に関係なく可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aをオープンする(ステップ402)。しかる後、制御部201は車両制御部102に車両が設定速度(零を含む)より高速で走行中か否かを問い合わせ、走行速度が設定速度以下であれば、挿入完了検出センサー204aの出力を参照してメディア媒体の挿入が完了したかチェックし(ステップ404)、完了してなければ、可動ノーズ 103aをクローズするためのキー操作があったチェックし(ステップ405)、キー操作がなければ、ステップ403以降の処理を繰り返す。
【0021】
一方、ステップ403において、設定速度より高速で走行中であれば、可動ノーズをオープンしてからの経過時間が設定時間たとえば30秒を経過したかチェックし(ステップ406)、経過してなければステップ404以降の処理を繰り返す。
又、ステップ404において、メディア媒体の挿入が完了すれば、制御部201は可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aを自動的にクローズする(オートクローズ、ステップ407)。なお、可動ノーズのクローズ動作時、危険防止のために警告音を出すなどしてユーザーへ注意を促す。
又、ステップ405において可動ノーズをクローズするためのキー操作があれば、メディア媒体が挿入されていなくても可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aをクローズする(ステップ407)。
更に、ステップ406において、可動ノーズ103aをオープンしてからの経過時間が設定時間を経過すれば、制御部201はメディア媒体の挿入がなさていなくても可動ノーズ開閉制御メカ部202を駆動して可動ノーズ103aを自動的にクローズする(ステップ407)。
【0022】
以上、第2実施例によれば、走行時における可動ノーズのオープンを設定時間に限り許容し、媒体が挿入されることなく経過時間が設定時間を越えれば自動的に可動ノーズをクローズするから、走行中であっても媒体をセットできると共に、オープンしている時間が短いため車載機器の安全性、信頼性を向上できる利点がある。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0023】
【発明の効果】
以上本発明によれば、車両の走行状態に基づいて可動ノーズのオープン/クローズを制御するようにしたから、たとえば、停止時あるいは設定速度(零を含む)以下における可動ノーズのオープンを許容し、設定速度以上での走行中における可動ノーズのオープンを禁止し、又、可動ノーズのオープン時に走行速度が設定速度以上になれば、可動ノーズを自動的にクローズするようにしたから、車載機器の安全性、信頼性を向上することができる。又、車両走行中のナビゲーション画面表示、キー操作が可能となりユーザーの使い易さを向上することができる。
又、本発明によれば、可動ノーズをオープンした後の経過時間が設定時間を越えても従来のように自動的に可動ノーズをクローズしないようにし、媒体挿入完了のみにより可動ノーズを自動的にクローズするようにしたから、媒体交換終了前に可動ノーズが閉じないようにでき、しかも、オートクローズによりユーザの使い易さ向上することができる。
【0024】
又、本発明によれば、走行時における可動ノーズのオープンを設定時間に限り許容し、媒体が挿入されることなく経過時間が設定時間を越えれば自動的に可動ノーズをクローズするようにしたから、走行中であっても媒体をセットできると共に、オープンしている時間が短いため車載機器の安全性、信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両システムの構成図である。
【図2】第1実施例における可動ノーズの開閉制御処理フローである。
【図3】第2実施例における可動ノーズの開閉制御処理フローである。
【図4】可動ノーズの概略構造説明図である。
【図5】可動ノーズ(操作パネル)を所定角度位置まで開いた時の斜視図である。
【図6】全閉状態の斜視図である。
【図7】可動ノーズを取り外した状態の一部拡大図である。
【図8】可動ノーズの背面図である。
【図9】全開、全閉検出機構説明図ある。
【図10】別の全開、全閉検出機構説明図である。
【図11】可動ノーズを全閉した状態の斜視図である。
【図12】可動ノーズの駆動機構説明図である。
【図13】可動ノーズロック機構の説明図である。
【図14】可動ノーズを全開した状態の説明図である。
【符号の説明】
101・・速度センサー
102・・車両制御部
103・・車載用オーディオ/ビジュアル機器
103a・・可動ノーズ
103b・・機器本体部
201・・制御部
202・・可動ノーズ開閉制御メカ部
203・・媒体挿入/排出制御メカ部
204a・・挿入完了検出センサー
204b・・媒体残存センサー
205・・媒体挿入口
206・・バスインタフェース部
Claims (3)
- 情報記録媒体を車載機器にセットする際、前面に操作パネルを備えた可動ノーズを回転して媒体挿入口を表面に出す車載機器の可動ノーズ制御装置において、
車両の走行状態を検出する手段、
車両の走行状態に基づいて可動ノーズのオープン/クローズを制御する制御部、
を備え、
前記制御部は、停車時あるいは設定速度以下での走行中における可動ノーズのオープンを許容すると共に、設定速度以上での走行中における可動ノーズのオープンを禁止し、可動ノーズのオープン時に走行速度が設定速度以上になった時、可動ノーズを自動的にクローズする、
ことを特徴とする車載機器の可動ノーズ制御装置。 - 情報記録媒体を車載機器にセットする際、前面に操作パネルを備えた可動ノーズを回転して媒体挿入口を表面に出す車載機器の可動ノーズ制御装置において、
車両の走行状態を検出する手段、
車両の走行状態に基づいて可動ノーズのオープン/クローズを制御する制御部、
を備え、
前記制御部は、要求により走行時に可動ノーズをオープンしたとき、媒体が挿入されずに設定時間が経過すれば自動的に可動ノーズをクローズし、一方、要求により停車時に可動ノーズをオープンしたとき、媒体が挿入されずに設定時間が経過しても自動的に可動ノーズをクローズしない、
ことを特徴とする車載機器の可動ノーズ制御装置。 - 媒体挿入完了を検出する挿入検出手段を備え、
可動ノーズをオープンした後の経過時間が設定時間を越えても自動的に該可動ノーズをクローズしないようにし、媒体挿入完了により可動ノーズを自動的にクローズする、
ことを特徴とする請求項1記載の車載機器の可動ノーズ制御装置。
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