JPH0713114Y2 - 記録媒体演奏装置 - Google Patents

記録媒体演奏装置

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JPH0713114Y2
JPH0713114Y2 JP519289U JP519289U JPH0713114Y2 JP H0713114 Y2 JPH0713114 Y2 JP H0713114Y2 JP 519289 U JP519289 U JP 519289U JP 519289 U JP519289 U JP 519289U JP H0713114 Y2 JPH0713114 Y2 JP H0713114Y2
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正史 河本
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はカセットテープレコーダ等の記録媒体演奏装置
に関し、特に小型のカセットテープレコーダ等の記録媒
体挿入口を有する記録媒体演奏装置の構造に関する。
背景技術 自動車の運転席近傍に取付け配置されるいわゆるカース
テレオ装置の如きテープレコーダ等の車載用記録媒体演
奏装置の場合には、その操作面として許容される面積が
極めて限定される。例えば、1例として18×5cm程の小
面積内に記録媒体としてのカセットハーフの挿入口のみ
ならず、カセットテープレコーダ本体の操作制御回路や
表示回路等を設けるのが一般的である。
運転者にとって操作が極めて行い易い機器設置場所は、
ダッシュボード又はコンソールの一部等の極く限られた
スペースしかなく、よって前述した18×5cmの限られた
小面積に、更にラジオのチューナ機能の操作制御や表示
をなす回路をも伴わせて付加することが要求される。
かかる小面積部分に効率良くこれら各種回路を収納する
一つの解決策として例えば実公昭43-29326号公報に開示
の如く、カセットハーフ挿入口を覆う防塵ドアをラジオ
のダイアル部として兼用する方法がある。この方法で
は、ラジオ付カーステレオをラジオ受信機に使用する場
合には確かに無駄なスペースを有効利用できることにな
るが、テープレコーダ等の記録媒体演奏装置として使用
する場合には、この防塵ドアはカセットハーフ挿入の際
に本体内側へと押し込まれることから、表示や制御用の
回路素子を配置するスペースとして利用することは不可
能である。また、かかるドアは単にそのドアとしてのス
ペースだけでなく、ドアの周辺部にヒンジ機構やデザイ
ン上の処理等が必要となり、それだけ余分な面積がとら
れてしまうことにもなる。
最近は、テープレコーダ等の記録媒体演奏装置に対する
高度のコントロール機能の要望が強く、テープレコーダ
としての基本的コントロールであるPLAY(再生)、FF
(早送り)、REW(巻戻し)、STOP(停止)、EJECT(テ
ープ取り出し)、電源スイッチ、ボリューム、音質調整
等の他に曲単位でプログラムを選択する飛越し選曲、数
曲先のプログラムを選択可能な多曲選曲、曲単位の繰返
し再生、テープの種類の選択(ノーマル、クローム、メ
タル)、ドルビー切換(OFF、Bタイプ、Cタイプ)、
テープ走行方向切換(オートリバース機の場合)等の各
種機能が求められ、これら機能の切換制御やその表示の
ための装置をも考慮すると18×5cm程度のスペースにこ
れらすべての表示や制御等の回路を備えることは困難で
ある。特にオーディオ機器として、テープレコーダ機能
の他にラジオチューナ機能等をも付加して一体化した場
合や、更にはこれらオーディオ機能の他にテレビジョン
セットやVTR(ビデオテープレコーダ)等のビデオ機能
をも付加する場合には、これら各機能の表示やコントロ
ールが必要となるが、これらをすべて上記の小スペース
に配置することは不可能となる。
特に、演奏部の操作やチューナ等の操作に関連する操作
情報や演奏内容に関連する演奏情報等を表示する表示器
はある程度大なる面積がなければ操作者は表示内容を認
識することが出来ないのであるが、既述の如く記録媒体
挿入口が演奏装置の前面にある場合には表示器の面積を
大とすることは困難であり、表示器はその表示機能を十
分に発揮し得ない不具合がある。
かかる問題を解決した記録媒体演奏装置として、例えば
特開昭58-150103号公報に開示されたものがある。この
公報に開示された記録媒体演奏装置においては、記録媒
体挿入口を閉塞すべく設けられた蓋体に演奏手段の動作
を操作するための操作部や各種機能の作動状態等を表示
する表示部などが設けられている。
このように、記録媒体挿入口の蓋体を利用して操作部あ
るいは表示部の面積を積極的に拡大したことにより、制
御機能の高度化に伴う操作部の増大及び表示すべき制御
情報や演奏情報の内容の増加に対処可能となっている。
考案の概要 本考案の目的とするとこは、かかる操作部等を有する記
録媒体挿入口開閉蓋体を備えた記録媒体演奏装置であっ
て、特に盗難からこれを守り且つ悪戯による損傷を防止
し、しかも操作性良好なる記録媒体演奏装置を提供する
ことである。
本考案による記録媒体演奏装置は、筐体前面部に形成さ
れた記録媒体挿入口を開閉自在に覆うべく設けられた開
閉体が、筐体に対して移動自在にして且つ該挿入口を開
閉する中蓋部と、筐体内の記録媒体演奏手段の動作を操
作するための操作部を含み且つ該中蓋部に対して着脱自
在な外蓋部とから成り、蓋体駆動信号に応じて上記中蓋
部を移動せしめる駆動手段と、検知信号に応じて該駆動
手段に蓋体駆動信号を発する制御回路とを有し、該制御
回路は外蓋部が取り外されたことを検知して中蓋部をし
て記録媒体挿入口を閉塞せしめるべく蓋体駆動信号を発
することを特徴としている。
実施例 以下、本考案の実施例としてのカセットデッキを添付図
面を参照しつつ説明する。
当該カセットデッキは例えば、自動車のダッシュボード
に形成された挿入口を介してこれを保持する保持空間内
に着脱自在に挿入装着されるキャビネット部2を主要部
とし、このキャビネット部2の前面部すなわちフロント
パネル部は該保持空間外に露出せしめられる。
第1図及び第2図に示す如く、当該カセットデッキは、
記録媒体たるカセットテープ(図示せず)を挿入するた
めにフロントパネル部3に形成されたカセットテープ挿
入口4を開閉自在に覆う開閉体5を備えている。第3図
及び第4図にも示すように、開閉体5は中蓋部6と外蓋
部7とから成る。中蓋部6は鋼板などから成る全体とし
て矩形板状のものであり、キャビネット2の前端下部に
ブラケット8を介して固設された支持ピン9にその短手
方向における一端部にて揺動自在に取り付けられてい
る。また、中蓋部6は、カセットテープ挿入口4を含む
フロントパネル部3の略全面を覆い得、揺動することに
よってこのカセットテープ挿入口4を開閉する。
一方、外蓋部7は、樹脂などから成る直方体状の中空ハ
ウジングから成り、中蓋部6に着脱自在に取り付けられ
ている。詳しくは、外蓋部7の長手方向両端部に一条ず
つの溝10aが形成されており、中蓋部6の長手方向両端
部に設けられたコの字状の屈曲部の端部10bにこの溝10a
にて摺動自在に係合しているのである。また、外蓋部7
の背面部に尖頭部を有する係合凹部11aが形成されてお
り、中蓋部6の前面部に該係合凹部11aに嵌合し得る尖
頭状の係合凸部11bが形成されている。外蓋部7を中蓋
部6に装着する際、これら係合凹部11a及び係合凸部11b
が互いに係合し、これにより外蓋部7の中蓋部6に対す
る長手方向すなわち左右方向の移動が規制される。な
お、第1図に示す如く、中蓋部6がカセットテープ挿入
口4を閉塞する閉位置にあるとき、該中蓋部6に装着さ
れた外蓋部7は、フロントパネル部3よりも更に前方に
突出したキャビネット2の縁部2aによって上方への移動
を規制され、これにより外蓋部7の中蓋部6に対する抜
け止めがなされている。
第5図から特に明らかな如く、中蓋部6を揺動自在に支
持する一対の支持ピン9のうち一方には扇状歯車13が回
転自在に取り付けられており、この扇状歯車13は中蓋部
6の側部に固着せしめられている。扇状歯車13は、複数
の歯車15ないし17を組み合わせてなる減速機構を介して
モータ18の出力軸19に連結されている。これら扇状歯車
13、減速機構及びモータ18によって、後述する制御回路
から発せられる蓋体駆動信号に応じて中蓋部6を揺動せ
しめる駆動手段が構成されている。
第2図及び第3図並びに第6図に示すように、中蓋部6
の右端部背面にはピン21aを有する係止部材21が固設さ
れている。第6図に示す如く、キャビネット2の内部に
設けられた固定シャーシ22上には、その自由端部に設け
られた爪部23aにて係止部材21のピン21aに係合すべく係
止レバー23が支持ピン23bを介して揺動自在に取り付け
られている。係止レバー23の下方にはソレノイドプラン
ジャ25が設けられており、該ソレノイドプランジャのロ
ッド25aが連結ピン25bにより係止レバー23と連結されて
いる。また、係止レバー23にはねじりコイルスプリング
26が連結されている。かかる構成においては、ソレノイ
ドプランジャ25がロッド25aを吸引することにより係止
レバー23が第6図において実線にて示す位置に揺動して
これが係止部材21と係合し、ソレノイドプランジャ25へ
の電源が断たれるとコイルスプリング26の付勢力により
係止レバー23が第6図において二点鎖線で示される位置
に揺動して係止部材21との係合状態から解除される。
上記した係止部材21と、係止レバー23と、ソレノイドプ
ランジャ25とにより、中蓋部6を筐体すなわちキャビネ
ット2に対して係止する中蓋部係止手段すなわち第1係
止手段が構成されている。この第1係止手段を設けたこ
とにより、第1図に示すように、中蓋部6及び外蓋部7
から成る開閉体5がキャビネット2に対して堅固に固定
され、多少の力を加えても当該開閉体5が開閉すること
がない。
第2図及び第3図並びに第7図に示す如く、外蓋部7の
背面部には板バネを片持梁状に固定してなる係止プレー
ト28が取り付けられており、該係止プレート28の自由端
部には係止突部28aが取り付けられている。これに対し
て、中蓋部6にはこの係止突部28aが係合し得る爪状の
開口部29が形成されている。これら係止プレート28及び
開口部29によって、外蓋部7をキャビネット2に対して
すなわち該キャビネットに前述した第1係止手段により
固定された中蓋部6に係止する第2係止手段が構成され
ている。この第2係止手段を設けたことにより、外蓋部
7のがたつきが防止される。
第1図及び第8図に示す如く、外蓋部7の表面部には、
キャビネット2内に設けられたカセットテープ演奏装置
等の動作を操作するための各種操作スイッチ等を含む操
作部と、表示部31とが設けられている。また、外蓋部7
内には、該表示部を駆動する表示駆動回路が内蔵されて
いる。
第8図から特に明らかなように、外蓋部7上の操作部に
は電子式ボリューム制御用スイッチ32及び33が設けられ
ている。スイッチ32及び33はこれらが夫々押圧されてい
る間、音量を大及び小とする。また、飛越選曲動作を行
わせる際の制御スイッチ35ないし40が設けられており、
これらは何曲前(又は後)の曲を選曲せよという指令を
出力するためのものである。制御スイッチ35ないし40の
側方には、早送り用スイッチ42及び巻戻し用スイッチ43
と、オートリバース時におけるテープ走行方向切換指令
用のスイッチ45とが配置されている。
また、ドアオープンスイッチ47は前述した開閉体5を開
くためのものであり、その下のソース切換スイッチ48は
当該操作部をカセットデッキ、チューナ及びディジタル
オーディオディスクプレーヤのうちいずれの操作部とし
て使用するかを選択するためのものである。なお、図示
したカセットデッキはチューナ機能を内蔵したものであ
り、ディジタルオーディオディスクプレーヤのディスク
演奏部分については当該カセットデッキとは別に設けら
れる。ソース切換スイッチ48の下方には当該操作部を遠
隔操作するための遠隔操作器からの信号を受信するセン
サ49が設けられている。オートサウンドレベライザスイ
ッチ51は、これを押すことにより車両停止時には音量が
自動的に小となり、又、騒音が大きくなる車両走行時に
は音量が大となる。
音量調節用のスイッチ32及び33の下方にはシフトスイッ
チ52が設けられ、該シフトスイッチの側方にはラウドネ
ススイッチ53、クロックスイッチ54、イルミネーション
切換スイッチ55等が順に配列されている。イルミネーシ
ョン切換スイッチ55を押すことにより表示部31の照明の
色が例えば緑色及び赤色に代わる。表示部31の下方に
は、表示部31をしてカセットデッキ、チューナ及びディ
ジタルオーディオディスクプレーヤのうちいずれの機能
につき表示せしめるかを選択する切換スイッチ53ないし
55が配置されている。
一方、上述した操作部と共に外蓋部7上に設けられた表
示部31については、カセットデッキ使用時においてはテ
ープ演奏時間、動作モード、A面及びB面のいずれの演
奏がなされているかなどを表示する。また、チューナ使
用時には選曲情報及び動作モード等を表示し、ディジタ
ルオーディオディスクプレーヤ使用時にはディスク演奏
経過時間及び動作モードなどを表示する。なお、前述し
た如く、外蓋部7内には表示部31を駆動する表示駆動回
路が内装されている。
なお、第2図及び第3図に示す如く、中蓋部6の背面部
には当該カセットデッキ外にカセットテープを排出せし
めるためのイジェクトスイッチ57が配置されている。ま
た、フロントパネル部3には、中蓋部6と係合すること
によって該中蓋部6の開閉を検知するためのドア閉成検
知スイッチ59が設けられている。
上述した外蓋部7に設けられた操作部とキャビネット2
内に設けられたCPU(制御回路)との間の各信号の送受
信は、外蓋部7の背面部及び中蓋部6の表示部に夫々対
応すべく配置された端子群61及び62が互いに接続せしめ
られることによりなされる。また、該端子群61及び62の
うちいずれかによって、キャビネット2側から外蓋部7
に電源が供給される。これら各端子群61及び62は、外蓋
部7を中蓋部6に装着することによって接続され、外蓋
部7を中蓋部6から取り外すことにより接続を解除され
る。なお、前述した如く、外蓋部7上の表示部31を駆動
する表示駆動回路をキャビネット2側に設けず、外蓋部
7内に配置しているため、この端子群61及び62の端子数
が削減されている。
次いで、上記した構成のカセットデッキの開閉体5の開
閉動作と外蓋部7の着脱操作につき第9図及び第10図を
も参照しつつ説明する。
第1図に示す閉位置にある開閉体5を開く場合、外蓋部
7上に設けられたキーボードの各スイッチのうちドアオ
ープンスイッチ47を押す。第9図に示す如く、キーボー
ド70から発せられる信号はインターフェース71を介して
キャビネット2内のCPU(制御回路)72に送られ、CPU72
はROM(リードオンリーメモリ)73に定められた動作プ
ログラムに従い且つRAM(ランダムアクセスメモリ)74
を使用しつつ駆動回路(DRV)75及び76を夫々介してモ
ータ18及びソレノイドプランジャ25に駆動信号を発す
る。ドアオープンスイッチ47が押されることにより、CP
U72はまず、ソレノイドプランジャ25への電源供給を断
ち、係止部材21と係止レバー23との係止状態を解除し、
中蓋部6の揺動を自在にする。そして、モータ18の出力
軸19を第5図における時計方向に回転せしめる。モータ
18の駆動力は第5図に示す各歯車15ないし17を介して中
蓋部6と一体の扇状歯車13に伝えられ、中蓋部6及び外
蓋部7から成る開閉体5は第2図に示す開位置に向けて
揺動する。中蓋部6の開位置への揺動によってフロント
パネル部3上のドア閉成検知スイッチ59が作動せしめら
れてON状態からOFF状態になるとCPU72はこのドア閉成検
知スイッチ59の作動後に所定時間経た後にモータ18を停
止せしめる。
かくして開閉体5は第2図に示す開位置に達する。この
状態で、中蓋部6の背面側のイジェクトスイッチ57を押
すことが出来、該イジェクトスイッチを押すことにより
フロントパネル部3のカセットテープ挿入口4を通じて
カセットテープ(図示せず)が当該カセットデッキ外に
排出され、操作者はこれを回収することが出来る。そし
て、操作者が当該カセットデッキを搭載した自動車を駐
車して離れる場合、係止突部28aを押下して、第7部
(b)において二点鎖線で示す如く外蓋部7の係止プレ
ート28を撓ませて中蓋部6に対する外蓋部7の係止状態
を解除し、外蓋部7を中蓋部6から抜き出してこれを携
帯することが出来る。
上記の如く外蓋部7が中蓋部6から取り外されることに
より、中蓋部6と外蓋部7との間の各接続端子群のうち
いずれかの端子78(第9図に図示)、例えばキャビネッ
ト2側から外蓋部7に対して電源を供給するための端子
の接続が断たれたことを検知して第10図に示すフローチ
ャートに基き中蓋部6を閉位置に戻す。すなわち、CPU7
2は、所定入力ポート78の電源電圧の供給が断たれる
(ステップS1)と、予め設定した時間T(例えば2〜3
秒)が経過するのを待ち(ステップS2及びS3)、この後
モータ18の出力軸19を第5図における反時計方向に回転
せしめる(ステップS4)。従って、中蓋部6は第4図に
示す如く閉位置に向けて揺動する。中蓋部6が閉位置の
極く近傍に達すると、フロントパネル部3上のドア閉成
検知スイツチ59が中蓋部6によってONせしめられ(ステ
ップS5)、モータ18は停止せしめられる。更に、モータ
18の停止と同時に第6図に示すソレノイドプランジャ25
に対して電源を供給し、係止レバー23を中蓋部6と一体
の係止部材21に係合せしめる。かくして、中蓋部6は第
4図に示す閉位置に固定される。
さて、操作者が再び自動車に戻り、携帯していた外蓋部
7を中蓋部6に取り付ける場合、第4図に示す如く中蓋
部6の表面側に配設されたもう1つのドアオープンスイ
チ80を押せばよい。このドアオープンスイッチ80が押さ
れることにより前述した動作と同じく中蓋部6は開き、
中蓋部6に対して外蓋部7を装着することが出来る。
尚、上記した実施例においては、外蓋部7が中蓋部6か
ら抜き取られたことの検知を、外蓋部7への電源供給ポ
ートが断となったことにより行っているが、この構成に
限らず、例えば、中蓋部6上に外蓋部7の着脱を検知す
る検知スイッチを設けてこの検知スイッチからの検知信
号に応じて中蓋部6を閉位置に戻す構成としてもよい。
また、実施例においては、モータ18を含む駆動手段によ
って中蓋部6を開方向及び閉方向に往復駆動する構成と
なっているが、該駆動手段による中蓋部6の駆動を閉方
向のみとし、中蓋部6を開く際には手動により行なう構
成としてもよい。この場合、モータ18の駆動力を中蓋部
6に伝える駆動力伝達機構に、一方向のみの駆動力を伝
達するいわゆるワンウェイクラッチを設けることなどが
考えられる。
更に、上述の如くモータ18により中蓋部6を閉方向に駆
動するのではなく、駆動源としてバネを用い、中蓋部6
を閉位置から開位置に移動せしめる際にこのバネにエネ
ルギを蓄える構成とし、更に中蓋部6が開位置に至った
ときに中蓋部6をフロントパネル部3に対して固定する
ロック機構を設け、中蓋部6から外蓋部7を抜き取った
ときにこのロック機構による中蓋部6の固定状態が解除
されて上記バネにより閉位置に移動せしめられる構成と
することも出来る。
考案の効果 以上詳述した如く、本考案による記録媒体演奏装置にお
いては、筐体前面部に形成された記録媒体挿入口を開閉
自在に覆うべく設けられた開閉体が、筐体に対して移動
自在にして且つ該挿入口を開閉する中蓋部と、筐体内に
設けられた記録媒体演奏手段の動作を操作するための操
作部を含み且つ該中蓋部に対して着脱自在な外蓋部とか
らなる。
即ち、例えば、記録媒体演奏装置が自動車に搭載される
ものである場合、駐車して自動車から離れる際に外蓋部
を取り外してこれを携帯することが出来るのである。操
作部を含む外蓋部を取り外された記録媒体演奏装置は一
見してそれと判別することができず、また、判別し得た
としても操作部が無い故その機能を発揮することは出来
ぬので魅力は減殺され、盗難あるいは悪戯による損傷か
らこれを守ることが出来るのである。
また、外蓋部を取り外しても中蓋部が記録媒体挿入口を
覆っている故、記録媒体演奏装置の存在を確認すること
は更に難しく、恰も記録媒体演奏装置が搭載されていな
いように見受けられ、盗難及び悪戯に遭遇する危険が殆
どないのである。
また、本考案による記録媒体演奏装置においては、蓋体
駆動信号に応じて上記中蓋部を移動せしめる駆動手段
と、検知信号に応じて該駆動手段に蓋体駆動信号を発す
る制御回路とを有し、該制御回路は外蓋部が取り外され
たことを検知して中蓋部をして記録媒体挿入口を閉塞せ
しめるべく蓋体駆動信号を発する このように外蓋部を取り外した後は中蓋部が自動的に閉
位置に戻される構成の故、記録媒体挿入口は確実に隠さ
れ、盗難防止及び悪戯防止の効果が一層高められるので
ある。また、かかる構成の故、操作者をして中蓋部を閉
とするための特別な操作を行わしめる必要がなく、操作
性が良いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例としてのカセットデッキの斜視
図、第2図は第1図に示したカセットデッキの開閉体を
開いた状態を示す斜視図、第3図は第1図に示すカセッ
トデッキから操作部を含む外蓋部を抜き取る状態を示す
斜視図、第4図は第1図に示したカセットデッキから外
蓋部を取り外した後の状態を示す斜視図、第5部ないし
第8図は第1図ないし第4図に示したカセットデッキの
一部の詳細図、第9部及び第10図は第1図ないし第8図
に示したカセットデッキの各々動作制御系を示すブロッ
ク図及び動作説明図である。 主要部分の符号の説明 2……キャビネット 3……フロントパネル 5……開閉体 6……中蓋部 7……外蓋部 18……モータ 21……係止部材 23……係止レバー 25……ソレノイドプランジャ 28……係止プレート 31……表示部 32,33,35,36,37,38,39,40……制御スイッチ 57……イジェクトスイッチ 47,80……ドアオープンスイッチ 59……ドア閉成検知スイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏情報信号を担う記録媒体が挿入される
    挿入口を前面部に有し演奏手段を囲繞した筐体と、前記
    挿入口を開閉自在に覆うべく前記前面部に設けられ且つ
    前記演奏手段の動作を操作するための操作部を備えた開
    閉体とを含む記録媒体演奏装置であって、前記開閉体が
    前記筐体に対して移動自在にして且つ前記挿入口を開閉
    する中蓋部と、前記操作部を含み且つ前記中蓋部に対し
    て着脱自在な外蓋部からなり、蓋体駆動信号に応じて前
    記中蓋部を移動せしめる駆動手段と、検知信号に応じて
    前記駆動手段に前記蓋体駆動信号を発する制御回路とを
    有し、前記制御回路は前記外蓋部が取り外されたことを
    検知して前記中蓋部をして前記挿入口を閉塞せしめるべ
    く前記蓋体駆動信号を発することを特徴とする記録媒体
    演奏装置。
  2. 【請求項2】前記制御回路は前記操作部への電源が断た
    れたことを検知して所定時間経た後に前記蓋体駆動信号
    を発することを特徴とする請求項1記載の記録媒体演奏
    装置。
JP519289U 1989-01-20 1989-01-20 記録媒体演奏装置 Expired - Lifetime JPH0713114Y2 (ja)

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DE19904001503 DE4001503A1 (de) 1989-01-20 1990-01-19 Abspielgeraet fuer einen aufzeichnungstraeger

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