JP3645962B2 - アシストモータ付き自転車 - Google Patents

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    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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  • Transportation (AREA)
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸のトルクとパワーユニットのトルクとをチェーンを介して後輪に伝達するアシストモータ付き自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるアシストモータ付き自転車は、例えば、特開昭58−89483号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開昭58−89483号公報に記載されたアシストモータ付き自転車はパワーユニットがリヤフォーク脚に支持されているため、リヤフォーク脚に沿って配置されたチェーンとパワーユニットとの干渉を回避するためにリヤフォーク脚の構造が複雑化するだけでなく、パワーユニットの重量を支持するためにリヤフォーク脚が大型化して重量が増加する問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、構造が簡単で軽量であり、しかもパワーユニット及びチェーンとの干渉を容易に回避することが可能なリヤフォーク脚を備えたアシストモータ付き自転車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、クランクペダルにより回転するクランク軸を側面視で略V字状の車体フレームの下端近傍に支持し、車体フレームに前端を結合した左右一対のリヤフォーク脚の後端に支持した後輪に前記クランク軸のトルクを車体の左右一側に配置したチェーンを介して伝達するとともに、車体フレームの下端近傍に支持したパワーユニットのトルクを前記チェーンを介して後輪に伝達するアシストモータ付き自転車であって、車体の左右一側に配置した一方のリヤフォーク脚が中間の屈曲部において一体に連なる前半部及び後半部からなり、前半部は、車体フレームの下端に結合されたガセットの後上部に前端を固定されてパワーユニットの本体部の上方を通って車体後下方に延び、また後半部はチェーンの回転面を車体内側から外側に通過して車体後方に延びることを特徴とする。
【0006】
また請求項2の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、パワーユニットの一部であるアシストモータを、クランク軸よりも後側で且つリヤフォーク脚よりも下側に配置したことを特徴とし、また請求項3の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、パワーユニットの一部であるアシストモータを、クランク軸よりも後側で且つリヤフォーク脚よりも上側に配置したことを特徴とし、また請求項4の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、車体フレームの後方上部に制御装置を配置したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図9は本発明の第1実施例を示すもので、図1はアシストモータ付き自転車の全体側面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図2の要部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図5の要部拡大図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図6の8−8線断面図、図9は図6の9−9線断面図である。
【0008】
図1に示すように、自転車Bは側面視でV字状をなす車体フレーム1を備えており、この車体フレーム1の前端に設けたヘッドパイプ2に回動自在に枢支されたフロントフォーク3の上端及び下端に、それぞれハンドル4及び前輪Wfが支持される。車体フレーム1の下端近傍から後方に延びてステー5,5によって補強された左右一対のリヤフォーク脚6L ,6R に後輪Wrが支持される。車体フレーム1の下端に回転自在に支持されたクランク軸7は左右一対のクランクアーム8L ,8R を備えており、これらクランクアーム8L ,8R の先端にそれぞれクランクペダル9L ,9R が設けられる。クランク軸7によって回転するクランク軸スプロケット10と後輪Wrの車軸に設けた後輪スプロケット11とがチェーン12で接続されており、クランクペダル9L ,9R の踏力によりクランク軸7が回転すると、その回転がクランク軸スプロケット10、チェーン12及び後輪スプロケット11を介して後輪Wrに伝達される。
【0009】
車体フレーム1の下部に設けられてクランク軸スプロケット10に接続されたアシストモータ13は、クランクペダル9L ,9R の踏力をアシストする駆動力を発生する。車体フレーム1の前部に設けられたバッテリボックス14にはアシストモータ13を駆動する複数のNi−Cd電池よりなる走行用バッテリ15が収納され、バッテリボックス14の前端にメインスイッチ16が設けられる。車体フレーム1の後部にはアシストモータ13の駆動を制御する電子制御ユニットやモータドライバー等の制御装置17が設けられる。 図2及び図3から明らかなように、V字状をなす車体フレームの下端に左右一対のガセット18L ,18R が溶接されており、これらガセット18L ,18R 間に前記アシストモータ13を含むパワーユニットPの前上部が挟持されて2本のボルト19,20で固定される。
【0010】
左右のリヤフォーク脚6L ,6R は、その前端に形成した偏平部61 ,61 において前記ガセット18L ,18R の後上部に結合されるとともに、その後端の偏平部62 ,62 が車軸支持部材21,21を介して後輪Wrの車軸22及び前記ステー5,5に結合される。リヤフォーク脚6L ,6R は長手方向中間の屈曲部63 ,63 を境にして前側の前半部64 ,64 と後側の後半部65 ,65 とを備えており、前半部64 ,64 はガセット18L ,18R から側面視で車体後下方に延びるとともに平面視で車体外側に延びており、また後半部65 ,65 は側面視及び平面視で車体後方に延びている。尚、図2において、手前側にある左側のリヤフォーク脚6L を一部破断し、向こう側にある右側のリヤフォーク脚6R を見せている。
【0011】
クランク軸スプロケット10と後輪スプロケット11とを接続するチェーン12は車体中心線の右側に配置されて鉛直な回転面を持っており、そのチェーン12の右側面がチェーンカバー23によって覆われる。チェーンカバー23の後部には前後方向に延びる開口部231 (図2参照)が形成されており、右側のリヤフォーク脚6R の後半部65 はチェーン12の回転面及びチェーンカバー23の開口部231 を車体内側から外側に通過する。
【0012】
次に、図4〜図9に基づいてパワーユニットPの構造を詳述する。
【0013】
パワーユニットPのハウジング31は、複数本のボルト32…で相互に結合された右ハウジング33及び左ハウジング34と、左ハウジング34の開口部を着脱自在に覆う左カバー35とを備える。アシストモータ13は左ハウジング34の後部右側面に出力軸36を車体左側に向けて搭載されており、その搭載状態で車体右側に配置されたチェーン12の回転面の左側に位置している。アシストモータ13の出力軸36の前下方に配置された第1中間軸37は、その両端部を右ハウジング33及び左ハウジング34にそれぞれボールベアリング38,39を介して支持される。また第1中間軸37の前方且つクランク軸7の後下方に配置された第2中間軸40は、その両端部を右ハウジング33及び左ハウジング34にそれぞれボールベアリング41,42を介して支持される。
【0014】
アシストモータ13の出力軸36に固着したプライマリギヤ43は第1中間軸37に固着した第1中間ギヤ44に噛合し、第1中間軸37に一体に形成した第2中間ギヤ45は、第2中間軸40に第1一方向クラッチ46(図5参照)を介して支持した第3中間ギヤ47に噛合し、第2中間軸40に一体に形成した第4中間ギヤ48はクランク軸7の右端に相対回転自在に支持したファイナルギヤ49に噛合する。プライマリギヤ43及び第1中間ギヤ44の左側面は左ハウジング34に着脱自在に設けた左カバー35に臨んでいる。
【0015】
前記プライマリギヤ43、第1中間ギヤ44、第2中間ギヤ45、第3中間ギヤ47、第4中間ギヤ48及びファイナルギヤ49は、動力伝達機構Dを構成する。図5から明らかなように、動力伝達機構Dは車体右側に配置されたチェーン12の回転面の左側に配置されている。
【0016】
ファイナルギヤ49は右ハウジング33にボールベアリング50を介して支持されており、そのファイナルギヤ49の中心にクランク軸7の右端がローラベアリング51を介して支持される。右ハウジング33から車体右側に延出するファイナルギヤ49の筒軸部491 に、クランク軸スプロケット10がナット52で結合される。またクランク軸7の左端は左ハウジング34にボールベアリング53を介して支持される。
【0017】
従って、アシストモータ13が回転すると、その出力軸43のトルクはプライマリギヤ43、第1中間ギヤ44、第1中間軸37、第2中間ギヤ45、第3中間ギヤ47、第1一方向クラッチ46、第2中間軸40、第4中間ギヤ48及びファイナルギヤ49を介してクランク軸スプロケット10に伝達される。また、走行用バッテリ15の放電等によりアシストモータ13の駆動が停止したとき、クランクペダル9L ,9R の踏力によるクランク軸スプロケット10の回転を妨げないように第1一方向クラッチ46が空転する。
【0018】
図6〜図8から明らかなように、クランク軸7の軸線に沿って形成されたスリット71 に装着されるトーションバー61は、スリット71 の左右の内壁面72 ,72 間に回転自在に嵌合する円柱状の軸部611 と、軸部611 の左右両端から半径方向に突出する一対の腕部612 ,613 とを備えている。トーションバー61の左側の腕部612 はスリット71 の左右の内壁面72 ,72 に密に嵌合してクランク軸7に対して一体に結合されており、その腕部612 及びクランク軸7の外周に回転数検出用ギヤ62が圧入される(図7参照)。これにより、クランク軸7の左端に、トーションバー61の左端と回転数検出用のギヤ62とが一体に結合される。またスリット71 の左右の内壁面72 ,72 に遊嵌するトーションバー61の右側の腕部613 は、前記内壁面72 ,72 との間に隙間α,αを有しており、従って前記隙間α,αの範囲内でトーションバー61の右端は左端に対して捩じれ変形することができる(図8参照)。尚、回転数検出用ギヤ62の外周には、左ハウジング34に支持されたクランク軸回転数センサ73(図5参照)が対向する。
【0019】
図6及び図8から明らかなように、クランク軸7の右端外周に第2一方向クラッチ63が配置される。第2一方向クラッチ63は、ファイナルギヤ49と一体に形成されたアウターリング492 と、クランク軸7の外周に相対回転自在に嵌合するインナーリング64との間に複数のクラッチ爪65…を備えており、インナーリング64の内周に形成された凹部641 にトーションバー61の右端の腕部613 が係止される。
【0020】
而して、クランクペダル9L ,9R を踏んでクランク軸7を正転させると、クランク軸7のトルクはトーションバー61、第2一方向クラッチ63及びファイナルギヤ49を介してクランク軸スプロケット10に伝達される。またクランクペダル9L ,9R を踏んでクランク軸7を逆転させると、第2一方向クラッチ63がスリップすることにより、前記クランク軸7の逆転が許容される。
【0021】
クランクペダル9L ,9R からクランク軸7に図8の矢印a方向のトルクが入力されたとき、後輪Wrの負荷がファイナルギヤ49の筒軸部491 及びクラッチ爪65…を介して伝達されるインナーリング64は前記矢印a方向のトルクに抵抗するため、トーションバー61の右端の腕部613 がクランク軸7に対して矢印b方向に捩じれて相対回転する。その結果、クランク軸7とインナーリング64との間に、クランク軸7に入力されるトルクに応じた相対回転が発生することになる。
【0022】
図6から明らかなように、クランクー軸7の外周にスライダインナー66が相対回転不能且つ軸方向摺動自在に支持されており、このスライダインナー66の外周に複数のボール67を介してスライダアウター68が相対回転自在に支持される。左ハウジング34に支点ピン69を介して一端を枢支された検出レバー70は、その長手方向中間の入力部701 が前記スライダアウター68に当接するとともに、その他端が左ハウジング34に設けたストロークセンサ71の検出子711 に当接する。検出レバー70は左ハウジング34との間に縮設したスプリング72により付勢され、前記入力部701 がスライダアウター68に弾発的に当接する。
【0023】
図6及び図9から明らかなように、第2一方向クラッチ63インナーリング64の端面には凹状のカム面642 が形成されるとともに、スライダインナー66の端面には前記カム面642 に係合する凸状のカム面661 が形成される。
【0024】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0025】
自転車を走行させるべく乗員がクランクペダル9L ,9R を踏むと、クランクアーム8L ,8R を介してクランク軸7が回転し、そのクランク軸7のトルクはトーションバー61から第2一方向クラッチ63、ファイナルギヤ49、クランク軸スプロケット10、チェーン12及び後輪スプロケット11を介して後輪Wrに伝達される。このとき、クランクペダル9L ,9R の踏力の大きさがストロークセンサ71により検出される。
【0026】
即ち、クランクペダル9L R の踏力に応じたトルクがトーションバー61に作用すると、トーションバー61の捩じれ角に応じた相対回転が第2一方向クラッチ63のインナーリング64とスライダインナー66との間に発生する。トーションバー61の腕部613 がクランク軸7に対して捩じれると、図9に示すようにクランク軸7に相対回転不能且つ軸方向摺動可能に支持されたスライダインナー66が、トーションバー61の腕部613 に結合された第2一方向クラッチ63のインナーリング64に対して矢印c方向に相対回転する。
【0027】
その結果、スライダインナー66のカム面661 がインナーリング64のカム面642 に押圧されることにより、スライダインナー66がスプリング72の弾発力に抗してクランク軸7上を矢印d方向に摺動し、スライダインナー66と一体に摺動するスライダアウター68に入力部701 を押圧された検出レバー70が支点ピン69回りに揺動してストロークセンサ71の検出子711 を押圧する。このとき、ストロークセンサ71の検出子711 のストロークはトーションバー61の捩じれ量、即ちクランクペダル9L ,9R の踏力に比例するため、ストロークセンサ71の出力に基づいて踏力を検出することができる。
【0028】
而して、制御装置17は、クランクペダル9L ,9R の踏力を検出するストロークセンサ71の出力と、クランク軸7の回転数を検出するクランク軸回転数センサ73の出力とに基づいてアシストモータ13の駆動をデューティ制御する。前記デューティ制御のデューティ比は、アシストモータ13の回転数(即ち、クランク軸回転数センサ73の出力)の増加に応じてリニアに増加するように設定されるとともに、クランクペダル9L ,9R の踏力(即ち、ストロークセンサ71の出力)の増加に応じてリニアに増加するように設定される。
【0029】
図4及び図5から明らかなように、アシストモータ13はその出力軸36をクランク軸7と平行な車体左右方向に配置しているので、前記出力軸36からクランク軸スプロケット10に至る動力伝達機構Dを全てスパーギヤ或いはヘリカルギヤで構成することが可能となり、動力伝達効率の向上とコストの削減とが可能となる。また車体右側に配置されたチェーン12の回転面よりも車体左側に動力伝達機構Dを配置したので、チェーン12と干渉することなく動力伝達機構Dを合理的にレイアウトしてスペース効率を増加させることができるばかりか、動力伝達機構Dの構造を大きく変更することなくアシストモータ13の位置をクランク軸7の周囲の任意の位置に移動することができるので、設計自由度を大幅に増加させることができる。
【0030】
また、右側のリヤフォーク脚6R の前半部64 はパワーユニットPの上方において車体フレーム1の下端屈曲部近傍に結合され、そこから車体後下方に延びてパワーユニットPの上方を通って後方に達しており、更に前半部64 の後部に連なる後半部65 は車体後方に延びてチェーン12の回転面を車体内側から外側に通過するので、前半部64 と後半部65 とを中間の屈曲部63 で屈曲させただけの簡単の形状のリヤフォーク脚6R であっても、パワーユニットP及びチェーン12との干渉を合理的に回避することができる。これにより、強度に優れ且つ製造コストの低廉なリヤフォーク脚6R を得ることが可能となるばかりか、パワーユニットPのレイアウトの設計自由度も増加する。
【0031】
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すもので、図10は前記図2に対応する図、図11は図10の11−11線拡大断面図である。
【0032】
第2実施例は、アシストモータ13からクランク軸スプロケット10に至る動力伝達機構Dの構造が第1実施例と一部異なるもので、その他の構造及び作用効果は第1実施例と同一である。
【0033】
第2実施例はアシストモータ13の位置が側面視でチェーン12の上端よりも更に上方にあるため、その出力軸36と第1中間軸37との距離が第1実施例よりも増加している。そのため、アシストモータ13の出力軸36から第1中間軸37への動力伝達を、出力軸36に設けたプライマリスプロケット43′と第1中間軸37に設けた第1中間スプロケット44′とに無端チェーン74を巻き掛けることにより行っている。無端チェーン74の中間部には、その張力を調節するためのテンションスプロケット75が当接する(図10参照)。
【0034】
尚、第2実施例ではパワーユニットPの一部であるアシストモータ13が側面視でリヤフォーク脚6L ,6R から上方に突出しているが、パワーユニットPの本体部(パワーユニットPのアシストモータ13を除く部分)はリヤフォーク脚6L ,6R の下方に位置しているため、該本体部がリヤフォーク脚6L ,6R と干渉する虞はない。
【0035】
次に、図12に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0036】
第3実施例は第2実施例の変形であって、動力伝達機構Dのレイアウトが異なっている。即ち、アシストモータ13がクランク軸7の前方位置に配置され、第1中間軸37がアシストモータ13の後下方に配置されるとともに、第2中間軸38が第1中間軸37の後方且つクランク軸7の下方に配置されている。
【0037】
而して、この第3実施例によっても、前記第1、第2実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0038】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、パワーユニットを車体フレームに支持したので、リヤフォーク脚に加わる荷重を減少させて該リヤフォーク脚を小型軽量化することができる。またチェーンと同じ側のリヤフォーク脚を中間の屈曲部において屈曲させ、その前半部は前端を車体フレームの下端近傍に結合されてパワーユニットの本体部の上方を通って車体後下方に延び、またその後半部はチェーンの回転面を車体内側から外側に通過して車体後方に延びるように配置したので、簡単な形状のリヤフォーク脚でありながらパワーユニット及びチェーンとの干渉を合理的に回避することができる。
【0040】
また前記リヤフォーク脚の前半部はその前端が、車体フレームの下端に結合されたガセットの後上部に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アシストモータ付き自転車の全体側面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 図2の3方向矢視図
【図4】 図2の要部拡大図
【図5】 図4の5−5線断面図
【図6】 図5の要部拡大図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 図6の8−8線断面図
【図9】 図6の9−9線断面図
【図10】 本発明の第2実施例に係る、前記図2に対応する図
【図11】 図10の11−11線拡大断面図
【図12】 本発明の第3実施例に係る、前記図2に対応する図
【符号の説明】
1 車体フレーム
L リヤフォーク脚
R リヤフォーク脚
3 屈曲部
4 前半部
5 後半部
7 クランク軸
L クランクペダル
R クランクペダル
12 チェーン
13 アシストモータ
17 制御装置
18 R ガセット
P パワーユニット
Wr 後輪

Claims (4)

  1. クランクペダル(9L ,9R )により回転するクランク軸(7)を側面視で略V字状をなす車体フレーム(1)の下端近傍に支持し、車体フレーム(1)に前端を結合した左右一対のリヤフォーク脚(6L ,6R )の後端に支持した後輪(Wr)に前記クランク軸(7)のトルクを車体の左右一側に配置したチェーン(12)を介して伝達するとともに、車体フレーム(1)の下端近傍に支持したパワーユニット(P)のトルクを前記チェーン(12)を介して後輪(Wr)に伝達するアシストモータ付き自転車であって、
    車体の左右一側に配置した一方のリヤフォーク脚(6R )が中間の屈曲部(63 )において一体に連なる前半部(64 )及び後半部(65 )からなり、前半部(64 )は、車体フレーム(1)の下端に結合されたガセット(18 R )の後上部に前端を固定されてパワーユニット(P)の本体部の上方を通って車体後下方に延び、また後半部(64 )はチェーン(12)の回転面を車体内側から外側に通過して車体後方に延びることを特徴とするアシストモータ付き自転車。
  2. パワーユニット(P)の一部であるアシストモータ(13)を、クランク軸(7)よりも後側で且つリヤフォーク脚(6 L ,6 R )よりも下側に配置したことを特徴とする、請求項1に記載のアシストモータ付き自転車。
  3. パワーユニット(P)の一部であるアシストモータ(13)を、クランク軸(7)よりも後側で且つリヤフォーク脚(6 L ,6 R )よりも上側に配置したことを特徴とする、請求項1に記載のアシストモータ付き自転車。
  4. 車体フレーム(1)の後方上部に制御装置(17)を配置したことを特徴とする、請求項1に記載のアシストモータ付き自転車。
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