JP3643633B2 - 無菌治療室ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無菌状態での治療、処置、移動等に適用できる無菌治療室ユニットに係り、特に院内感染を防止し、無菌状態で感染症患者を治療することが可能な環境を提供できる医療施設向け無菌治療室ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、種々の化学療法、臓器移植重傷の癌や火傷等の治療に、クリーンルームを用いた無菌手術室や無菌病室等が利用されている。
処で、クリーンルームを用いた無菌手術室や無菌病室等は、建物の中に固定されているため、例えば、病室外での治療や病室間の移動等には別の手段を必要としていた。
【0003】
そこで、従来、天板と、この天板に取り付けられ車を備えた枠と、天板の一側壁の全面に高性能フィルタを配設して成る車を備えた清浄空気ユニットと、清浄空気ユニットを除く天板の三面から垂下されるカーテンとで構成された無菌治療室ユニットが提案されている。
この無菌治療室ユニットでは、ベッドを囲った形で配置され、ベッドに寝ている患者に対し、清浄空気ユニットからクラス100程度の清浄空気を供給することができる。又、この状態で病室間を移動することもできる。
【0004】
又、従来の病院内での治療環境としては、次のようなことが知られていた。
免疫力が低下している患者(熱傷患者や白血病の患者等)の場合は、保護隔離として室内を陽圧にして室外からの病原菌の侵入を防止した状態とし、高性能フィルタにて清浄化して除菌した空気を室内に吹き出すことの可能な病室(無菌病室又は無菌治療室)に入院させて治療を行っていた。
【0005】
病原菌を保菌した患者(結核等の伝染病患者)の場合は、隔離として室内を陰圧にして室内の患者からの病原菌が他室に拡散するのを防止することの可能な病室(隔離室又は感染症病室)に入院させ、治療を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
処で、この従来の無菌治療室ユニットでは、清浄空気を供給する高性能フィルタユニットが、一側壁の全面に設けられているので、ベッドに寝ている患者の移動程度の実質的に治療を行わない場合には支障はないが、無菌治療室ユニットでの治療を要する場合には、各種医療機器類や薬剤等を手直に置いておくスペースが無く緊急処置に十分に対応できるものではなかった。
【0007】
又、ベッドに寝ている患者の頭部側の壁面の全面に配設されている高性能フィルタユニットが、患者に圧迫感を与えるという問題があった。
更に、ベッドに寝ている患者の頭部側の壁面の全面に高性能フィルタユニットがあるため、患者が、読書をするとか音楽等を聴く等の場合にも、照明設備や電源等を確保できないという問題があった。
【0008】
更に又、清浄空気を供給する高性能フィルタユニットが、一側壁の全面に設けられているので、コストアップとなる問題があった。
又、入出時にはカーテンを開閉するため、患者或いはそれ以外の人間がカーテンに触れ汚染させるという問題がある。又、カーテンは何れも開閉自在となっているので、入室又は出室時に室内気流が乱れ、清浄度が低下する虞があった。
【0009】
一方、MRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)等による感染症においては、免疫力が弱った患者であるにもかかわらず保菌者であることから陰圧に設定された病室に入院させざるを得なかった。
加えて、この従来の無菌治療室ユニットでは、室内を陰圧にするため、従来の医療施設における設備では外部から汚染空気が侵入することとなり、たとえ高性能フィルタが設置された部屋であっても病室内の清浄度を無菌の治療環境に維持することができないという問題点があった。
【0010】
本発明は、斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、治療を要する各種医療機器類や薬剤等を手直に置いておくスペースが確保でき、ベッドに寝ている患者に圧迫感を与えず、且つベッド上の患者が使用する照明設備や電源等を確保できる無菌治療室ユニットを提供することにある。
本発明の別の目的は、保菌患者に対する無菌治療環境を可能にした医療施設向け無菌治療室ユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内壁に清浄空気ユニットを設けベッドを取り囲む移動自在な天板付きの自立する内側ユニットと、この内側ユニットを取り囲む移動自在な天板付の外側ユニットと、この外側ユニットに空調空気を供給する空調空気供給装置とを備え、内側ユニットには、出入側と対向する位置に清浄空気ユニットが設けられると共に、清浄空気ユニットに向かって対向する二側部に壁部材が設けられ、内側ユニットと外側ユニットとの間は、内側ユニットの清浄空気ユニットから送り出される清浄空気が循環ファンによって清浄空気ユニットヘ戻される通路を形成し、清浄空気ユニットには、空調空気供給装置から供給される空調空気を搬送するダクトと、外側ユニットと内側ユニット内の清浄空気を供給する循環ファンが設けられ、内側ユニットの側壁部には、外側ユニット側から操作できるグローブが設けられ、内側ユニットの出入側と外側ユニットの出入側との間には、二つのカーテンが前室を介して設けられ、空調空気供給装置は、給気ファンと排気ファンとそれぞれのユニット側に付加される高性能フィルタで構成され、外側ユニットに付属して設けられ、外部の空調装置に連絡されており、給気ファンに連絡する高性能フィルタはダクトを介して内側ユニツトと連絡していることを特徴とするものである。
【0012】
請求項2の発明は、内壁に清浄空気ユニットを設けベッドを取り囲む移動自在な天板付きの自立する内側ユニットと、この内側ユニットを取り囲む移動自在な天板付の外側ユニットと、この外側ユニットに空調空気を供給する空調空気供給装置とを備え、内側ユニットは、天板と、この天板に取り付けられ車を備えた枠と、天板の一側壁側に立設され両側に断面扇形で縦長の高性能フィルタを立設して成る車を備えた清浄空気ユニットと、清浄空気ユニットに向かって対向する二側部に取り付けられる壁部材と、この壁部材に設けられ外側ユニット側から操作できるグローブとで構成され、外側ユニットは、天板と、この天板に取り付けられ車を備えた枠と、出入部を除く三面に取り付けられる壁部材と、この壁部材に設けられ外側ユニット側から操作できる内側ユニットのグローブに連絡するグローブ差込口と、内側ユニット側に取り付けられる内側出入口カーテンと、この内側出入口カーテンとの間に前室を介して取り付けられる外側出入口カーテンとで構成され、内側ユニットと外側ユニットとの間は、内側ユニットの清浄空気ユニットから送り出される清浄空気が循環ファンによって清浄空気ユニットヘ戻される通路を形成し、清浄空気ユニットには、空調空気供給装置から供給される空調空気を搬送するダクトと、外側ユニットと内側ユニット内の清浄空気を供給する循環ファンが設けられ、内側ユニットの側壁部には、外側ユニット側から操作できるグローブが設けられ、内側ユニットの出入側と外側ユニットの出入側との間には、二つのカーテンが前室を介して設けられ、空調空気供給装置は、給気ファンと排気ファンとそれぞれのユニット側に付加される高性能フィルタで構成され、外側ユニットに付属して設けられ、外部の空調装置に連絡されており、給気ファンに連絡する高性能フィルタはダクトを介して内側ユニットと連絡していることを特徴とするものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の無菌治療室ユニットにおいて、空調空気供給装置は、外気処理空調機と排気ダクトとに連絡されることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、グローブが設けられているカーテンには、蛇腹部が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、清浄空気ユニットは、両高性能フィルタ間にメディカルユニット、医療ガスアウトレット、照明装置、各種スイッチ類が配設されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、天板には、照明装置が配設されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項7の発明は、請求項乃至6の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、内側出入口カーテンと外側出入口カーテンは、左右に開閉できる蛇腹状カーテンで構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
(作用)
請求項1乃至の発明においては、天板の一側壁側に立設された一対の清浄空気ユニットからベッドに向かって清浄空気が送り出される。
そして、医者が、外部からグローブを介して両高性能フィルタ間に配設されたメディカルユニット、医療ガスアウトレット、照明装置、各種スイッチ類を操作して、ベッド上の患者を治療することができる。
【0018】
又、ベッド上の患者は、照明装置を操作して手元を照らして読書をすることができる。或いは、電源にオーディオ機器を接続して音楽等を聴くことができる。
更に、ベッド上を明るくすることができる。
又、ベッドを覆う内側ユニットとそれを更に覆う外側ユニットがあり、内側ユニットと外側ユニットの間に二重の蛇腹カーテン及び天井、壁を形成して、この二重部内より空気を吸引して、ベッドを覆う内側ユニット内部からの空気が病室内に、若しくは、病室内の空気がベッドを覆う内側ユニット内部に進入しないようにすることができる。
【0019】
更に、本無菌治療室ユニット内の空気は、循環ファンにより清浄空気ユニットを介してベッドを覆う内側ユニットに供給され、清浄空気がベッド上を流れ内側カーテン端部までくると外側カーテンと内部カーテンの間を流れ循環ファンに戻る循環が形成されている。一部の汚染空気は、空調空気供給装置の排気ファンにて高性能フィルタを介し排気され、代わりに新鮮外気は高性能フィルタを介し給気ファンにて内側ユニット内に給気される。
【0020】
又、内側ユニット、外側ユニットとも移動式となっているので、自由に移動でき、前室と本室を離すことができる。
更に、グローブが設けてある壁部材は、左右に開閉できる蛇腹状カーテンで構成されているので、グローブ位置を自由に動かすことができ、頭部、足部を自由に検診できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図13は、請求項1乃至に記載された発明に係る無菌治療室ユニットの一実施の形態を示すものである。
図において、1は、内側ユニットを表す。
【0022】
この内側ユニット1は、天板2と、この天板2に取り付けられ車5を備えた枠4と、天板2の一側壁側に立設され両側に断面扇形で縦長の高性能フィルタ8を立設して成る清浄空気ユニット6と、清浄空気ユニット6に向かって対向する二側部に天板2から垂下される壁部材16,17と、壁部材16に設けられ外側ユニット側から操作できるグローブ19,19とで構成されている。
【0023】
天板2には、照明灯3が取り付けられている。天板2は、内側に配される移動自在なベッド70より当然に大きな面積を有している。
天板2の四隅には、車5を取り付けた枠4が取り付けてある。
枠4は、横木(図示しない)によって連結され、走行自在な籠を形成する。
清浄空気ユニット6は、天板2の横幅と同等の幅を有する基板7と、この基板7の両側で縦方向に設置された断面扇形の高性能フィルタ8と、両高性能フィルタ8間に設置されたメディカルユニット9、医療ガスアウトレット10、照明装置11を備えている。
【0024】
高性能フィルタ8は、例えば、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ等のフィルタで、0.3μmDDP粒子にて99.99%以上の集塵効率を有するものが使用される。又、清浄度がクラス100を維持できるようにされている。
この高性能フィルタ8は、高性能フィルタで覆われた給気ファン61にダクト12を介して連絡している。
【0025】
高性能フィルタ8は、風量調節ダンパ15を備えたダクト14を介して循環ファン13に連絡している。
メディカルユニット9には、例えば、コンセント2個、アースターミナル2個、ナースコール(スピーカ、メタルコンセント、マイク)、ネームプレート、TV端子等が設置されている。
【0026】
医療ガスアウトレット10には、酸素等のガスの取出口が設置されている。この医療ガスアウトレット10は、外部に設けた医療ガスインレット(図示せず)と連絡している。
清浄空気ユニット6と対向する二側面には、上下の側面パネル18を介して帯電防止ビニルで形成されている壁部材16,17が吊り下げられている。
【0027】
壁部材16は、内側ユニット1の一側面を覆うもので、医者がベッド70上の患者71を外側から治療することができるように、外部から人手が入れられる2つのグローブ19,19と、両グローブ19,19間に位置する透明な樹脂から成るボード20と、蛇腹状カーテン21,21とが備えてある。
両グローブ19,19が備えてある透明なボード20は、上下の側面パネル18に設けたガイドレール22,22に回転自在に嵌入する車23を取り付けることによって、医者がグローブ19,19に手を入れた状態で蛇腹状カーテン21,21を介して左右方向に移動できるようにしてある。
【0028】
ボード20の上下端部には、車23とガイドレール22との隙間をシールするためのクランク状の漏れ防止用シート24が取り付けてある。このクランク状の漏れ防止用シート24は、開口両端側が側面パネル18の表面をスライドするようになっている。
蛇腹状カーテン21,21は、枠4とボード20とに固定されている。
【0029】
壁部材17は、壁部材16と対向する側面を覆うもので、両端が枠4と側面パネル18とに固定されている。
内側ユニット1の出入側25は、ベッド70の搬入、搬出、医者、患者の通行等が自由にできるように開口となっている。
内側ユニット1の下部と病室80の床83との間には、内側ユニット1内の空気が外部へ押し出せるように隙間53が形成されている。
【0030】
外側ユニット30は、天板31と、この天板31に取り付けられ車33を備えた枠32と、出入部を除く三面に天井から垂下される壁部材34,35,36,37,38,39,40と、壁部材35に設けられ外側ユニット側30から操作できる内側ユニット1のグローブ19,19に連絡するグローブ差込口42,42と、内側ユニット1側に天井31側から垂下する内側出入口カーテン48と、この内側出入口カーテン48との間に前室51を介して天井31側から垂下する外側出入口カーテン49とで構成されている。
【0031】
天板31は、4組の枠32に対応して3枚のプレートを取り付けることによって構成されている。
4組の枠32は、横木(図示しない)によって連結され、走行自在な籠を形成する。
壁部材34,36,37,38,39,40は、天井31から垂下された帯電防止ビニルで形成されている。
【0032】
壁部材35は、上下の側面パネル44を介して帯電防止ビニルで形成されている蛇腹状カーテンで構成されている。
壁部材35は、内側ユニット1の壁部材16と対応する位置に配置されており、内側ユニット1のグローブ19,19に医者が外側から治療することができるように、外部から人手が入れられる2つのグローブ差込口42,42と医者が内部を見ることができるヘッドボード43とを備えた透明のボード41と、この透明なボード41の両側に位置する蛇腹状カーテン50,50とが備えてある。
【0033】
透明なボード41は、上下の側面パネル34に設けたガイドレール45,45に回転自在に嵌入する車46を取り付けることによって、医者がグローブ差込口42,42からグローブ19,19に手を入れた状態で蛇腹状カーテン50,50を介して左右方向に移動できるようにしてある。
ボード41の上下端部には、車46とガイドレール45との隙間をシールするためのクランク状の漏れ防止用シート47が取り付けてある。このクランク状の漏れ防止用シート47は、開口両端側が側面パネル44の表面をスライドするようになっている。
【0034】
内側ユニット1側に出入側25の近傍には、天井31側から内側出入口カーテン48が垂下されている。この内側出入口カーテン48は、左右に開閉する蛇腹状カーテンで構成されている。
この内側出入口カーテン48より更に外側には、前室51を介して天井31側から外側出入口カーテン49が垂下されている。この外側出入口カーテン49は、左右に開閉する蛇腹状カーテンで構成されている。
【0035】
前室51の反対側の外側ユニット30の天井31には、空調空気供給装置60が取り付けてある。
外側ユニット30の下部と病室80の床83との間には、病室80内の空気を吸い込むための隙間54が形成されている。
空調空気供給装置60は、給気ファン61と排気ファン62と高性能フィルタ63とで構成されている。
【0036】
給気ファン61には、給気ダンパ65を備えた給気ダクト64を介して外気処理空調機66が連絡している。
排気ファン62には、排気ダンパ68を備えた排気ダクト67が連絡している。
高性能フィルタ63は、外側ユニット30の内側に設けられている。そして、給気ファン61に連絡する側では、内側ユニット1の清浄空気ユニット6に連絡するダクト12が取り付けられている。
【0037】
内側ユニット1と外側ユニット30とには、図2乃至図4に示すように、内側ユニット1の清浄空気ユニット6から供給される清浄空気がベッド70上の患者71の頭部から足部に向かって流れ、その後に、内側出入口カーテン48の手前側で、循環ファン13による吸引力で矢印で示すように戻る流路を形成する隙間73が設けられている。
【0038】
図において、72は医療従事者を表す。
又、80は病室、81は病室内に設けられた清浄空気の吹出口を表す。吹出口81には外気処理空調機66に連絡する給気ダクト82が取り付けてある。
内側ユニット1と外側ユニット30に設けた左右の蛇腹状カーテン21,50には、貫通して出し入れできるパスボックス74が設けてある。
【0039】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
本無菌治療室ユニットAでは、図1乃至図4に示すように、給気ファン61を介して取り込まれた新鮮空気が2つの高性能フィルタ8によって浄化されて内側ユニット1の断面風速が少なくとも0.1m/sec以上の水平層流になるように吹き出される(図2及び図2の白三角の矢印参照)。そして、循環ファン13及び排気ファン62の給気を二重の蛇腹カーテン48,49及び天井1,31の間の隙間73より吸引するため、壁内が陰圧となり、これによりユニット出入口下部や壁部材の隙間53,54からユニット内空気と病室内空気を混合して吸引することが可能となり(図2乃至図4の黒三角の矢印参照)、出入口や小さな隙間からもユニット内空気が漏洩することを防止できる。そのため、クラス100に維持される。このクリーン度は、任意に設定できる。
【0040】
ここで、給気ファン61により外部より新鮮空気を導入する際、外気量は給気ダンパ65により流量調整される。
外気量として、1時間当たり本無菌治療室ユニットAの内容積の10〜15倍を供給する。
供給される外気は、外気処理空調機66により温度調整された後、内側ユニット1に供給される。
【0041】
排気は、外側ユニット30に設けられた排気ファン62により行われる。排気は高性能フィルタ63により浄化され排気される(給気、排気の差)。
排気は排気ダンパ68により流量調整される。
排気量は二重構造の内側出入口カーテン48、外側出入口カーテン49及び外側ユニット30の天井31内部と病室80内との圧力差が1.3mmAq以上になるように排気する(排気量は1時間当たり本無菌治療室ユニットAの内容積の20倍程度の排気量で可能である)。
【0042】
ベッド70や医療関係者72は、二重構造の内側出入口カーテン48、外側出入口カーテン49から出入する。二重構造の内側出入口カーテン48、外側出入口カーテン49により、前室51と本室52に区分けしている。
又、内側ユニット1の天板2からは照明灯3によって必要な光度で照らされている。
【0043】
医者はグローブ差込口42,42から手を入れてヘッドポート43でベッド70上の患者71の様子を確認しながら適切な処置を施すことができる。
この際、患者71に対する治療に必要な機器類、ガス類等が、メディカルユニット9、医療ガスアウトレット10を介して接続されており、医者はグローブ19,19を介してこれらを操作することができる。
【0044】
而も、グローブ19,19が設けられている透明なボード21,41は、医者の左右方向への動きに追従して左右の蛇腹状カーテン21,44が伸び縮みする。この際、内側ユニット1と外側ユニット30との間には、隙間が形成されているので、図に示すように、内外の透明なボード21,41間及び左右の蛇腹状カーテン21,44間を清浄空気が流れる。
【0045】
ベッド70上の患者71は、ベッド70上で照明装置11のスイッチ12を操作して手元を照らし読書をすることができる。
更に、CD等の電源をメディカルユニット9の空いているコンセントに差し込み、音楽等を聞くことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ベッド70の頭上側に一対の高性能フィルタ8を設けると共にその間にメディカルユニット9、医療ガスアウトレット10を配設したので、医者がグローブ19,19に手を入れた状態で必要とされる治療を充分に施すことができる。
【0046】
又、ベッド70上の患者71は、読書や音楽鑑賞をすることが可能となる。
更に、清浄空気ユニット6は、基板7の両側で縦方向に設置された断面扇形の高性能フィルタ8を用いているので、従来のように一直壁面全面に高性能フィルタを配設したものに比して大幅にコスト低減することが可能となる。
尚、本発明は上記実施の形態に限らず、二重構造の内側出入口カーテン48と外側出入口カーテン49に脱衣エリアを設けることもできる。
【0047】
又、必要に応じて、本無菌治療室ユニットA内にトイレ、洗面、シャワーユニット、無菌水供給装置等の衛生設備を設置することもできる。
更に、給排気ダクト、医療ガス配管等ユーティリティ配管を取り外し、部位毎に分割、移動、保管が可能になっている。
又、隔壁部材は、透明材料を用いたが、不透明材料で構成しても良い。
【0048】
更に、清浄空気ユニット6は、内側ユニット6と一体にした場合について説明したが、分離可能なものとしても良い。
又、グローブ19,19は、一方にのみ設けたが、対向する壁部材にも設けても良い。
更に、壁部材は、カーテンを採用したが、取外自在な板材で構成しても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、請求項1乃至の発明によれば、ユニットの給排気量の差よりユニット内の空気が病室内に漏れることがない。
又、循環ファン及び排気ファンの給気を二重の蛇腹カーテン及び天井内部より吸引するため、壁内が陰圧となり、これによりユニット出入口下部の開口部や壁部材の隙間からユニット内空気と病室内空気を混合して吸引することが可能となり、出入口や小さな隙間からもユニット内空気が漏洩することを防止できる。
【0050】
従来の室内を陰圧にするような病室の場合には、内部を無菌状態に維持することができなかったが、このユニットによれば外部の汚染空気の流入及びユニット内の空気の流出を防止可能であり、感染患者の無菌治療を実現することができる。
又、ベッド上の患者の頭上側から足下側に向かって一対の清浄空気ユニットからベッドに向かって清浄空気が送り出されるので、全面に設置した高性能フィルタと同様に清浄度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1乃至に記載された発明に係る無菌治療室ユニットの一実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の無菌治療室ユニットを平面的に見た概略図である。
【図3】図1の無菌治療室ユニットを側面的に見た概略図である。
【図4】図1の無菌治療室ユニットを縦断面的に見た概略図である。
【図5】図1の無菌治療室ユニットの外観を示す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5のイ部矢視図である。
【図8】図5のロ、ハ部矢視図である。
【図9】図5のニ部矢視断面図である。
【図10】図6のホ部矢視断面図である。
【図11】図6のヘ部矢視断面図である。
【図12】図1の無菌治療室ユニットを用いた治療状況を示す説明図である。
【図13】図12のト部拡大図である。
【符号の説明】
1 内側ユニット
2、31 天板
3 照明灯
4、32 枠
5、33 車
6 清浄空気ユニット
8 高性能フィルタ
9 メディカルユニット
10 医療ガスアウトレット
11 照明装置
14 ダクト
16、17、34,35,36,37,38,39,40 壁部材
19,19 グローブ
20 ポート
21,21,50 蛇腹状カーテン
21,21とが備えてある。
30 外側ユニット
42,42 グローブ差込口
48 内側出入口カーテン
49 外側出入口カーテン
51 前室
60 空調空気供給装置
61 給気ファン
62 排気ファン
63 高性能フィルタ
70 ベッド

Claims (7)

  1. 内壁に清浄空気ユニットを設けベッドを取り囲む移動自在な天板付きの自立する内側ユニットと、この内側ユニットを取り囲む移動自在な天板付の外側ユニットと、この外側ユニットに空調空気を供給する空調空気供給装置とを備え、
    内側ユニットには、出入側と対向する位置に清浄空気ユニットが設けられると共に、清浄空気ユニットに向かって対向する二側部に壁部材が設けられ、
    内側ユニットと外側ユニットとの間は、内側ユニットの清浄空気ユニットから送り出される清浄空気が循環ファンによって清浄空気ユニットヘ戻される通路を形成し、
    清浄空気ユニットには、空調空気供給装置から供給される空調空気を搬送するダクトと、外側ユニットと内側ユニット内の清浄空気を供給する循環ファンが設けられ、
    内側ユニットの側壁部には、外側ユニット側から操作できるグローブが設けられ、
    内側ユニットの出入側と外側ユニットの出入側との間には、二つのカーテンが前室を介して設けられ、
    空調空気供給装置は、給気ファンと排気ファンとそれぞれのユニット側に付加される高性能フィルタで構成され、外側ユニットに付属して設けられ、外部の空調装置に連絡されており、給気ファンに連絡する高性能フィルタはダクトを介して内側ユニツトと連絡している
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  2. 内壁に清浄空気ユニットを設けベッドを取り囲む移動自在な天板付きの自立する内側ユニットと、この内側ユニットを取り囲む移動自在な天板付の外側ユニットと、この外側ユニットに空調空気を供給する空調空気供給装置とを備え、
    内側ユニットは、天板と、この天板に取り付けられ車を備えた枠と、天板の一側壁側に立設され両側に断面扇形で縦長の高性能フィルタを立設して成る車を備えた清浄空気ユニットと、清浄空気ユニットに向かって対向する二側部に取り付けられる壁部材と、この壁部材に設けられ外側ユニット側から操作できるグローブとで構成され、
    外側ユニットは、天板と、この天板に取り付けられ車を備えた枠と、出入部を除く三面に取り付けられる壁部材と、この壁部材に設けられ外側ユニット側から操作できる内側ユニットのグローブに連絡するグローブ差込口と、内側ユニット側に取り付けられる内側出入口カーテンと、この内側出入口カーテンとの間に前室を介して取り付けられる外側出入口カーテンとで構成され、
    内側ユニットと外側ユニットとの間は、内側ユニットの清浄空気ユニットから送り出される清浄空気が循環ファンによって清浄空気ユニットヘ戻される通路を形成し、
    清浄空気ユニットには、空調空気供給装置から供給される空調空気を搬送するダクトと、外側ユニットと内側ユニット内の清浄空気を供給する循環ファンが設けられ、内側ユニットの側壁部には、外側ユニット側から操作できるグローブが設けられ、
    内側ユニットの出入側と外側ユニットの出入側との間には、二つのカーテンが前室を介して設けられ、
    空調空気供給装置は、給気ファンと排気ファンとそれぞれのユニット側に付加される高性能フィルタで構成され、外側ユニットに付属して設けられ、外部の空調装置に連絡されており、給気ファンに連絡する高性能フィルタはダクトを介して内側ユニットと連絡している
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  3. 請求項1又は2記載の無菌治療室ユニットにおいて、
    空調空気供給装置は、外気処理空調機と排気ダクトとに連絡される
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、
    グローブが設けられているカーテンには、蛇腹部が形成されている
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、
    清浄空気ユニットは、両高性能フィルタ間にメディカルユニット、医療ガスアウトレッ ト、照明装置、各種スイッチ類が配設されている
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  6. 請求項1乃至5の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、
    天板には、照明装置が配設されている
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
  7. 請求項乃至6の何れか記載の無菌治療室ユニットにおいて、
    内側出入口カーテンと外側出入口カーテンは、左右に開閉できる蛇腹状カーテンで構成されている
    ことを特徴とする無菌治療室ユニット。
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