JPH0416177B2 - - Google Patents

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JPH0416177B2
JPH0416177B2 JP1140577A JP14057789A JPH0416177B2 JP H0416177 B2 JPH0416177 B2 JP H0416177B2 JP 1140577 A JP1140577 A JP 1140577A JP 14057789 A JP14057789 A JP 14057789A JP H0416177 B2 JPH0416177 B2 JP H0416177B2
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JP
Japan
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air
unit
bedroom
bed
door
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JP1140577A
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JPH034851A (ja
Inventor
Norinosuke Ishige
Jun Fukui
Etsuo Myake
Masaki Nishimoto
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KAWAJU BOSAI KOGYO KK
Original Assignee
KAWAJU BOSAI KOGYO KK
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【発明の詳細な説明】 本発明は、病院などにおいて用いられ、生物粒
子の無菌化を図る新規な無菌ベツト装置に関す
る。
従来の技術 いわゆるバイオロジカルクリーンルームは、病
院などにおいて患者が病気療養を行うために必要
となり、その患者が使用するベツドを収納した空
間にはバクテリアやウイルスなどの生物粒子が存
在しないように無菌化することが必要である。
典型的な先行技術では、そのようなバイオロジ
カルクリーンルームは、建物内をパネルなどで仕
切つて、清浄な空気を形成している。このような
先行技術では、清浄度の程度を変更することが困
難であり、したがつて希望する清浄度を容易に得
ることができない。またこの先行技術では、ホル
マリンなどを用いて薫蒸する際に、そのクリーン
ルーム全体およびその付近の使用が不可能に近
い。
他の先行技術は、ベツドを収納した空間に清浄
空気を供給するクリーンルーム装置を一体的に構
成し、車輪を設けて、病院内を移動可能に構成さ
れる。
発明が解決すべき課題 このような移動可能なクリーンルーム装置は、
病院内の通路および各部屋の出入口を通過するこ
とができるようにするために、全体の構成が小形
である。そのため居住性が悪く、特に長期間にわ
たつて何箇月も病気療養を行わなければならない
患者にとつては、大きな問題となる。
本発明の目的は、ベツトを収納した空間などの
清浄度を希望する値に変更することが容易であ
り、またホルマリン薫蒸などによる清掃を簡便に
行うことができ、さらにまた居住性を良好にする
ことができるようにした無菌ベツト装置を提供す
ることである。
課題を解決するための手段 本発明は、大略的に直方体であるベツドルーム
ユニツト2であつて、透光性板状体17である手
前の側壁5と、透光性板状体86である背後側の
側壁6と、第1開口端7を有する第1端壁9と、
第1端壁19に対向する第2開口端8を有する第
2端壁10と、天井11と、底12とを有し、底
12上には、長手方向に沿つて延びる空気通路1
3を形成する床14が設けられ、この床14は、
背後側の側壁6から幅方向に手前の側壁5とは間
隔dをあけて底12上に患者用通路85を形成
し、床14上には、第1端壁9を頭部側とするベ
ツド15が設けられる、そのようなベツドルーム
ユニツト2と、 ベツドルームユニツト2の第1端壁9に着脱自
在であり、ベツトールムユニツト2の外形の軸直
角断面と大略的に同一の外形の軸直角断面を有す
る大略的に直方体状の清浄空気供給源3であつ
て、ウハジング18内で、前記空気通路13に接
続される内部空気取入口19と、その内部空気取
入口19からの空気を誘引する遠心フアン21
と、ベツトルームユニツト2の第1端壁9の第1
開口端7におけるベツト15の上方の部分に臨み
遠心フアン21からの空気を清浄にするHEPA
フイルタ22と、外部からハウジンク18に形成
された外部空気取入口24を経て空気を吸込み冷
房または暖房を行い遠心フアン21とHEPAフ
イルタ22との間に空気調和した空気を導く空気
調和装置23とが設けられる、そのような清浄空
気供給源3と、 ベツトルームユニツト2の第2端側10に着脱
自在であり、ベツトルームユニツト2の外形の軸
直角断面と大略的に同一の外形の軸直角断面を有
する大略的に直方体状の扉ユニツト4であつて、
入口空間27を形成する扉ユニツト本体28と、
扉ユニツト本体28の天井29に設けられ第2開
口端8側に臨む吸込口32から空気を吸込み、下
向きの噴出口33から下方に空気を圧送してエア
カーテンを形成するエアカーテン手段30と、扉
ユニツト本体28の前記エアカーテンに関して第
2開口端8とは反対側に設けられ多孔板34とな
つており、透光性板状体35から成る開閉可能な
扉31とを有し、扉ユニツト本体28内の空間の
下部は、空気通路13および患者用通路85に連
なつている扉ユニツト4とを含むことを特徴とす
る無菌ベツド装置である。
作 用 本発明に従えば、ベツドルームユニツト2と清
浄空気供給源3と扉ユニツト4とが、相互に着脱
自在であり、したがつて病院の一般の病室内に、
相互に分離した状態で搬入し、本件無菌ベツト装
置が設置されるべき病室内で装着して組立てるこ
とができる。しかもこのようなベツドルームユニ
ツト2と清浄空気供給源3と扉ユニツト4とは、
いずれも大略的に直方体状であつて、それらの各
軸直角断面の外形は大略的に同一であるので、病
院内で本発明の無菌ベツド装置を設置する場所を
容易に確保することができる。すなわち本件無菌
ベツト装置は、外方に突出した部分を有しておら
ず、一般の病室内での設置が容易である。このこ
とは特に、本件無菌ベツト装置を必要とする重症
患者の治療のために、作業性を良好にし、無菌ベ
ツド装置の搬入を容易にするためには、特に重要
なことである。
清浄空気供給源3からの清浄な空気はベツドル
ームユニツト2内のベツド15の頭部側から供給
され、その足側から、扉ユニツト4内に導かれ、
したがつてベツドに寝た状態となつている患者に
は、常に清浄な空気を用いて呼吸することができ
る。
また扉ユニツト4内に医者などが入る際には、
エアカーテン手段30によつて仕切られた扉ユニ
ツト本体28内で、身体を清浄にした後、ベツド
ルームユニツト2内に入ることができ、患者がい
るベツドルームユニツト2内の空気を汚損するこ
とがない。
実施例 第1図は本発明の一実施例の無菌ベツド装置1
の傾斜図であり、第2図はその無菌ベツド装置1
の側面図であり、第3図はその無菌ベツド装置1
の平面図であり、第4図はその無菌ベツド装置1
の第2図における切断面線−から見た断面図
である。これらの図面を参照して、無菌ベツド装
置1は、基本的には、大略的に直方体であるベツ
ドルームユニツト2と、そのベツドルームユニツ
ト2に着脱可能な清浄空気供給源3と、補助ユニ
ツトである扉ユニツト4とを含む。ベツドルーム
ユニツト2は、その手前の側壁5と、背後側の側
壁6と、開口端7,8を有する2つの端壁9,1
0とを有し、さらに天井11と、底12とを有
し、底12上には空気通路13を形成する床14
が設けられ、床14上方にはベツド15を収納す
るベツド収納空間16が形成される。手前の側壁
5には透明ガラス板などの透光性板状体17が設
けられる。この透光性板状体17は比較的大きい
形状を有し、これによつてベツド収納空間16内
の人が狭い空間に閉込められた気持ちを抱くこと
を防ぐことができ、開放感を持たせることがで
き、またこの板状体17を介して外部の面会者に
会うことができる。空間16の内外で通話を行う
ためのインタホン装置を取付けるようにしてもよ
い。この板状体17を天井2と床14とにわたつ
て広く形成することによつて、開放感をさらに大
きくし、内部空間16内にいる人の孤独感をさら
に防ぐことができる。
ベツド15に寝ている人の頭部側の端壁9には
大略的に直方体状の清浄空気供給源3が着脱自在
に設けられる。この清浄空気供給源3は、ハウジ
ング18内で、空気通路13を経て導かれる空気
取入口19と、その空気の微粒子を捕捉するプレ
フイルタ20と、空気を誘引する遠心フアン21
と、開口端7から空間16内に微粒子、特に生物
粒子を除去して清浄な空気を供給するための
HEPAフイルタ22とを有し、さらに空気調和
装置23が備えられる。この空気調和装置23
は、外部から空気取入口24を経て空気を吸込
み、冷房または暖房を行い、前記プレフイルタ2
0からの循環空気と混合して、HEPAフイルタ
22に空気調和した外部からの空気を導く。
HEPAフイルタ22は、High Efficiency
Particulate Airフイルタの略称である。この清
浄空気供給源3の運転は、手前の側壁に設けられ
た操作パネル25によつて操作制御することがで
きる。
ベツドルームユニツト2の側壁9と清浄空気供
給源3とを気密に着脱可能とするために連結手段
26aが設けられる。開口端7を介してHEPA
フイルタ22からの清浄空気が空間16内でベツ
ド15上で寝ている人の頭部付近に導かれるよう
にするために、清浄空気供給源3には開口端7に
臨む多孔板26が設けられる。
扉ユニツト4は、入口空間27を形成するユニ
ツト本体28と、このユニツト本体28の天井2
9に取付けられるエアカーテン手段30と、開閉
を行うための扉31とを有する。エアカーテン手
段30は、ベツドルームユニツト2の開口端8側
に臨む吸込口32から空気を吸込み、噴出口33
から、上から下に向けて空気を圧送してエアカー
テンを形成する。扉31は、ユニツト本体28に
設けられており、エアカーテンに関して開口端8
とは反対側(第2図および第3図の左方)に設け
られる。扉ユニツト4の扉31が設けられている
側壁34は多孔板とし、空間27内の空気を外部
に排出することができる。扉31は透明ガラス板
のような透光性板状体35を有する。
ベツドルームユニツト2と清浄空気供給源3と
扉ユニツト4との各下部には、複数の車輪36,
37,38を設け、これらのベツドルームユニツ
ト2と清浄空気供給源3と扉ユニツト4とが、相
互に離脱した状態で個別的に病院内などの建物の
通路および出入口などを通過して移動することが
できるように構成され、またこれらの車輪36,
37,38の回転を阻止してロツク状態として静
置することができるように構成される。
清浄空気供給源3からの清浄な空気は、ベツド
ルームユニツト2の開口端7から空間16内に供
給され、もう1つの開口端8を経て、その一部の
空気は矢符39で示すように、空気通路13を経
て清浄空気供給源3に戻つて循環し、また残余の
空気は参照符40で示すように扉ユニツト4の多
孔板34を経て外部に排出される。こうしてベツ
ド収納空間16内には、微粒子およびその微粒子
に付着している生物粒子が殆ど存在しない雰囲気
とすることができる。
ベツドルームユニツト2においてベツド15の
長手方向に並行な透光性板状体86である側壁6
の壁面に引き戸障子の蓋60によつて開閉可能な
開口部61を形成するようにしてもよい。この開
口部61を通じてベツドルーム内部から患者がベ
ツド15に寝た状態で、片腕をその基部までベツ
ド外部に、したがつてベツドルームユニツトの外
部に差し出すことができる。これによつて医師お
よび看護婦がベツドルーム内部に入ることなく、
注射、輸液の供給等の処置を行うことができる。
第5図1は前述のベツドルームユニツト2の平
面図であり、第5図2は前述の清浄空気供給源3
の平面図であり、第5図3は前述の扉ユニツト4
の平面図である。これらの図面において、前述の
接続手段26aなどによる相互の接続端部は参照
符aで示す。本発明のさらに他の実施例によれ
ば、第5図4〜第5図10で平面図が示される補
助ユニツトを準備する。まず第5図4では、各種
の医療機器たとえば医療測定装置および点滴装置
などを収納するためのフロアを有する直方体状の
ユニツト41が設けられる。また第5図5では、
そのような医療機器を収納する同様なユニツト4
2が設けられる。第5図6は、便器43と洗面用
シンク44を収納したユニツト45が設けられ
る。このような便器43を、ベツドルームユニツ
ト2とは別個に設けることによつて、ベツドルー
ムユニツト2を清潔にすることができる。
第5図7では、水または湯を噴射して身体を洗
うシヤワ装置46および湯槽47を備えるユニツ
ト48が設けられる。
第5図8は、たとえばベツドルームユニツト2
の手前の壁面5に着脱可能な窓ユニツト49を示
す。この窓ユニツト49の外側には、電動カーテ
ン装置50が設けられ、ベツドルームユニツト2
の内部からその電動カーテン装置50の開閉を行
うことができる。ベツドルームユニツト2内の人
が電動カーテン50を希望するように開閉して外
部の人との面会をし、または面会をしないでおく
ことができる。
第5図9では、電動カーテン装置52を備える
窓ユニツト51が設けられる。
第5図10は、たとえばベツドルームユニツト
2の手前の側壁5に突出する窓ユニツト53が設
けられる。この窓ユニツト53には、電動カーテ
ン装置54が設けられる。
このような第5図1〜第5図10で示されるベ
ツドルームユニツト2、清浄空気供給源3、扉ユ
ニツト4およびその他のユニツト41,42,4
5,48,49,51,53を組合わせることに
よつて、第1図〜第4図に示される実施例の他
に、第6図1〜第6図4で示される組合わせの態
様が可能である。第6図においては、対応する部
分には同一の参照符を示す。
ベツドルームユニツト2の床14は、背後側の
側壁6から、第4図に示されるように、幅方向に
手前の側壁5とは間隔dをあけて底12上に患者
用通路85を形成する。清浄空気供給源3は、ベ
ツドルームユニツト2の外形の軸直角断面と大略
的に同一の外形の軸直角断面を有する。また扉ユ
ニツト4は、ベツドルームユニツト2の外形の軸
直角断面と大略的に同一の外形の軸直角断面を有
する大略的に直方体状に形成される。扉ユニツト
4の扉ユニツト本体28内の空間の下部は、空気
通路13および患者用通路85に連なつている。
第7図は、本発明の他の実施例の斜視図であ
る。この実施例ではベツドルームユニツト2に便
器43などを備えるユニツト45を取付け、また
扉ユニツト4を装着するとともに、清浄空気供給
源3から清浄空気を供給するように構成される。
ユニツト45には、窓ユニツト56が着脱自在に
装着される。この窓ユニツト56は前述の第5図
10で示される窓ユニツト53よりも幅(第5図
10の左右方向)が小さい寸法を有する。
本発明によれば、その他の構成を有する補助ユ
ニツトを用いて、各種の態様の無菌ベツど装置を
構成することが可能であり、これらは下部に設け
られた車輪によつて病院などの建物内での移動が
可能となつている。
第8図は本発明の他の実施例のベツドルームユ
ニツト2の断面図であり、第9図はそのベツドル
ームユニツト2の側面図であり、第9図の切断面
線−から見た断面は第8図に示されている。
この実施例は前述の実施例に類似し、対応する部
分に同一の参照符を付す。この実施例では、前述
の第1図に関連して述べたように、透光性板状体
であるガラスなどの材料から成る側壁6に開口部
61を形成し、この開口部61を引き戸障子であ
る蓋60によつて開閉可能とする。これによつて
ベツド15上の患者63が寝た状態で片方の腕6
4を外部に差し出すことができ、前述のように注
射および輸液などの供給を受けることができ、そ
の注射および輸液の供給中には腕をベツドルーム
ユニツト2内の空間16に入れて、可撓性管など
を介して液体の供給を行うことができる。こうし
てベツドルームユニツト2の内部の空間16を無
菌状態に保つことが可能である。引き戸障子60
は、側壁6の外方に配置され、そのベツドルーム
ユニツト2の内部と外部との間で音が聞こえるよ
うにして話しをすることが可能となるように、多
孔板66が、蓋60の一部分を構成する。ベツド
ルームユニツト2は、その長手方向に複数個に分
割可能として、病院などの建物内をさらに自由に
移動することができるように構成してもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ベツド収納空間
内の空気の清浄度の程度を容易に変更することが
でき、またベツドルームユニツト、清浄空気供給
源および補助ユニツトなどの個別的な清掃を行う
ことができ、清掃が容易であり、またこれらのベ
ツドルームユニツト、清浄空気供給源および補助
ユニツトは相互に着脱可能であるので、病院内な
どでの個別的な移動運搬が可能であり、したがつ
てベツド収納空間などを大形化して居住性を良好
とすることができる。
特に本発明によれば、ベツドルームユニツト2
と清浄空気供給源3と扉ユニツト4とは、大略的
に直方体状であり、それらの外形の軸直角断面は
大略的に同一であり、これらのベツドルームユニ
ツト2と清浄空気供給源3と扉ユニツト4とは着
脱可能であるので、病院の一般の病室内にベツド
ルームユニツト2と清浄空気供給源3と扉ユニツ
ト4とを分離して個別的に搬入することができ、
その病室内で相互に装着して組立てることができ
る。したがつて一般の病院などにおいて本発明の
無菌ベツド装置を実施することが極めて容易であ
る。
しかも本発明によれば、これらのベツドルーム
ユニツト2と清浄空気供給源3と扉ユニツト4と
は、外方に突出した部分を有せず、したがつて一
般の病室内において本発明の無菌ベツド装置を設
置するためのスペースを容易に確保することがで
き、そのような突出した部分がないので、本発明
の無菌ベツド装置が実施される患者のための治療
などを行う作業が容易となる。
さらに本発明によれば、清浄空気供給源3から
の清浄な空気は、ベツドルームユニツト2の第1
端壁9の第1開口端7におけるベツド15の上方
の部分に供給され、ベツド15は第1端壁9が頭
部側とされており、したがつて患者は、常に清浄
な空気を用いることができ、患者の安全性が確保
される。
外部からベツドルームユニツト2内に入るとき
には、扉ユニツト4の開閉可能な扉31を開いて
扉ユニツト本体28の入口空間27内に入り込
み、ここでエアカーテンによつて仕切られたベツ
ドルームユニツト2内の空間から仕切られた場所
で、ベツドルームユニツト2からの空気によつて
身体を清浄にすることができる。したがつてベツ
ドルームユニツト2内を無菌状態とすることが確
実になる。
しかもこのような扉ユニツト4は、ベツドルー
ムユニツト2の第2端壁8に設けられ、清浄空気
供給源3からの清浄な空気は、ベツドルームユニ
ツト2を経て扉ユニツト4に流れ、この扉ユニツ
ト4の本体28内の空間の下部から、ベツド15
が設けられている床14の下方に形成された空気
通路13を経て汚れた空気が循環するように構成
されるので、ベツド15上の患者が、扉ユニツト
4の扉31を開いたときなどにおいて、外部から
の空気が患者によつて吸引されるおそれを確実に
防ぐことができる。
さらに本発明によれば、扉ユニツト4の本体2
8のエアカーテンに関して第2開口端8とは反対
側は、多孔板34と重なつているので、そのよう
な扉ユニツト4の入口空間27における汚れた空
気は、外部に排出されることになり、ベツドルー
ムユニツト2内を清浄に保つことが確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は
第1図に示される無菌ベツド装置1の側面図、第
3図はその無菌ベツド装置1の平面図、第4図は
第2図の切断面線−から見た簡略化した断面
図、第5図はベツドルームユニツト2、清浄空気
供給源25、扉ユニツト4および補助ユニツト4
1,42,45,48,49,51,53の簡略
化した平面図、第6図はベツドルームユニツト2
を含む本発明の各実施例の簡略化した平面図、第
7図は本発明のさらに他の実施例の無菌ベツド装
置の斜視図、第8図は本発明の他の実施例のベツ
ドルームユニツト2の断面図、第9図は第8図に
示されるベツドルームユニツト2の側面図であ
る。 1……無菌ベツド装置、2……ベツドルームユ
ニツト、3……清浄空気供給源、4……扉ユニツ
ト、7,8……開口端、15……ベツド、17…
…透光性板状体、35……扉、41,42,4
5,48,49,51,53……補助ユニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大略的に直方体であるベツドルームユニツト
    2であつて、透光性板状体17である手前の側壁
    5と、透光性板状体86である背後側の側壁6
    と、第1開口端7を有する第1端壁9と、第1端
    壁19に対向する第2開口端8を有する第2端壁
    10と、天井11と、底12とを有し、底12上
    には、長手方向に沿つて延びる空気通路13を形
    成する床14が設けられ、この床14は、背後側
    の側壁6から幅方向に手前の側壁5とは間隔dを
    あけて底12上に患者用通路85を形成し、床1
    4上には、第1端壁9を頭部側とするベツト15
    が設けられる、そのようなベツドルームユニツト
    2と、 ベツトルームユニツト2の第1端壁9に着脱自
    在であり、ベツドルームユニツト2の外形の軸直
    角断面と大略的に同一の外形の軸直角断面を有す
    る大略的に直方体状の清浄空気供給源3であつ
    て、ハウジング18内で、前記空気通路13に接
    続される内部空気取入口19と、その内部空気取
    入口19からの空気を誘引する遠心フアン21
    と、ベツトルームユニツト2の第1端壁9の第1
    開口端7におけるベツト15の上方の部分に臨み
    遠心フアン21からの空気を清浄にするHEPA
    フイルタ22と、外部からハウジング18に形成
    された外部空気取入口24を経て空気を吸込み冷
    房または暖房を行い遠心フアン21とHEPAフ
    イルタ22との間に空気調和した空気を導く空気
    調和装置23とが設けられる、そのような清浄空
    気供給源3と、 ベツトルームユニツト2の第2端壁10に着脱
    自在であり、ベツトルームユニツト2の外形の軸
    直角断面と大略的に同一の外形の軸直角断面を有
    する大略的に直方体状の扉ユニツト4であつて、
    入口空間27を形成する扉ユニツト本体28と、
    扉ユニツト本体28の天井29に設けられ第2開
    口端8側に臨む吸込口32から空気を吸込み、下
    向きの噴出口33から下方に空気を圧送してエア
    カーテンを形成するエアカーテン手段30と、扉
    ユニツト本体28の前記エアカーテンに関して第
    2開口端8とは反対側に設けられ多孔板34とな
    つており、透光性板状体35から成る開閉可能な
    扉31とを有し、扉ユニツト本体28内の空間の
    下部は、空気通路13および患者用通路85に連
    なつている扉ユニツト4とを含むことを特徴とす
    る無菌ベツト装置。
JP1140577A 1989-06-01 1989-06-01 無菌ベツド装置 Granted JPH034851A (ja)

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JPH034851A JPH034851A (ja) 1991-01-10
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Cited By (1)

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