JP3641227B2 - 地下構造躯体の施工法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設予定地に建物が存在する場合、これを解体した後、ここに新設の建物を構築するときの、新設建物の地下構造躯体の施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10(a)に示すように建設予定地に既存建物1が存在する場合、従来は、図10(b)に示すようにこの既存建物1を解体撤去した後、ここに新設の建物を構築するが、既存建物1に地下構造物があり、地下水位がこの地下構造躯体2の地下底版3の位置よりも浅い場合は、図10(c)に示すように、地下構造躯体2を解体した後、ここに土留め壁30を構築し、さらにポンプ31などを設置して土留め壁30の内部の地下水を排水しながら新設の建物の地下構造躯体を施工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
新設建物の地下構造躯体(地下階)の施工は、排水処理を行いながらのものとなり、杭の打設や耐圧盤の構築などの施工性がよくないものになり、工期が長引くおそれもある。また、ポンプなどで排水するために、周辺地盤の沈下のおそれもあり、これにも対処する必要がある。
【0004】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、建設予定地に建物が存在し、地下水位がこの既存の地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い場合、新設建物の地下構造躯体を構築するときに従来のようにポンプなどで地下水を排水する必要がなく施工性の向上を図ることができ、また、地盤沈下のおそれもなく、さらに、建築廃材や建築資材の低減も図ることができ、工期も短縮できる地下構造躯体の施工法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗させ、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、また、前記残した既設の柱、梁を解体し、残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを要旨とするものである。
【0006】
第2に、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し地下底版の底部に一端を緊結したアースアンカーで地下底版を下方の地盤方向に引っ張り水圧に抵抗させ、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、また、前記残した既設の柱、梁を解体し、残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを要旨とするものである。
【0007】
第3に、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗させ、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、また前記残した既設の柱、梁やスラブを解体し、残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを要旨とするものである。
【0008】
第4に、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗させ、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、また、前記残した既設の基礎梁を解体し、残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを要旨とするものである。
【0009】
第5に、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗させ、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、また、前記残した既設の柱や梁やスラブを解体し、残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを要旨とするものである。
【0010】
請求項1記載の本発明によれば、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧、水圧に抵抗し、また、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗しながら、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の地下構造躯体を構築することができるから、別途格別に土留め壁を構築したり、排水のためのポンプなどを設置する必要がなく、建築廃材や建築資材を低減でき、コスト低減を図れるだけでなく、工期も短縮でき、施工性が向上する。
【0011】
請求項2記載の本発明によれば、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧、水圧に抵抗し、また、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し地下底版の底部に一端を緊結したアースアンカーで地下底版を下方の地盤方向に引っ張り水圧に抵抗しながら、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体を構築することができるから、アースアンカーを設けだけの簡単な施工で水圧に抵抗することができ、別途格別に土留め壁を構築したり、排水のためのポンプなどを設置する必要がなく、建築廃材や建築資材を低減でき、コスト低減を図れるだけでなく、工期も短縮でき、施工性が向上する。
【0012】
請求項3記載の本発明によれば、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧、水圧に抵抗し、また、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗しながら、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体を構築することができるから、荷重を下方にかけて水圧に抵抗することもでき、別途格別に土留め壁を構築したり、排水のためのポンプなどを設置する必要がなく、建築廃材や建築資材を低減でき、コスト低減を図れるだけでなく、工期も短縮でき、施工性が向上する。
【0013】
請求項4記載の本発明によれば、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧、水圧に抵抗し、また、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗しながら、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体を構築することができるから、別途格別に土留め壁を構築したり、排水のためのポンプなどを設置する必要がなく、建築廃材や建築資材を低減でき、コスト低減を図れるだけでなく、工期も短縮でき、施工性が向上する。
【0014】
請求項5記載の本発明によれば、地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧、水圧に抵抗し、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗し、既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体を構築することができるから、荷重を下方にかけて水圧に抵抗することもでき、別途格別に土留め壁を構築したり、排水のためのポンプなどを設置する必要がなく、建築廃材や建築資材を低減でき、コスト低減を図れるだけでなく、工期も短縮でき、施工性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図5は本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す工程図で、図10に示した従来例と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。本発明は、図1(a)の縦断正面図、図1(b)の横断平面図に示すように建設予定地に既存建物1が存在し、この既存建物1に地下構造物があり、地下水位がこの地下構造躯体2の地下底版3の位置よりも浅い場合の、新設建物の地下構造躯体2の施工法である。
【0016】
第1工程として、図2(a)(b)に示すように既存建物1の地下構造躯体2を残置して、地上より上の既存建物1の上部のみを解体撤去する。この場合、地下構造躯体2の地下底版3には、これに設けてある既設の基礎梁4の一部を残し、また、地下外壁5はこれに接合してある既設の柱6、梁7の一部を残す。
【0017】
第2工程として、図3(a)(b)に示すように残置した既設の地下構造躯体2の内側に、新設建物8の地下構造躯体9の地下底版10、基礎梁11、地下外壁12、柱13、梁14の一部を構築する。このとき、既設の地下構造躯体2が地下水の浸入を阻止するから、別途ポンプなどを設置することなしに、既設の地下構造躯体2の内側で新設建物8の地下構造躯体9を構築できる。また、既設の地下構造躯体2が地下水の浸入を阻止するから、地盤沈下も防止でき、周辺に対して環境配慮できる。
【0018】
そして、既設の地下底版3に設けてある基礎梁4の一部が下方からの水圧に抵抗し、地下底版3が水圧によって盤ぶくれすることを防止する。同様にして、既設の地下外壁5に接合されている柱6、梁7の一部が外側からの土圧や水圧に抵抗する。
【0019】
新設の地下構造躯体9の地下底版10、基礎梁11、地下外壁12、柱13、梁14の一部を構築したならば、第3工程として、図4(a)(b)に示すように既設の地下構造躯体2の基礎梁4、柱6、梁7を解体し、次いで第4工程として図5(a)(b)に示すように残りの新設の地下底版10、基礎梁11、地下外壁12、柱13、梁14を構築する。
【0020】
このようにして新設建物8の地下構造躯体9が既存建物1の地下構造躯体2の内側に構築され、構築時の応力は既設の地下構造躯体2と新設の地下構造躯体9とで抵抗するが、構築が完了した後の新設建物8としては、新設建物8のみで外力に対して抵抗する。
【0021】
なお、地下構造躯体2、9の階数は前記実施形態では地下1階であるが、これに限定されるものではなく、地下の階層は何層でも適用できる。
【0022】
また、建物の基礎の形態として、前記実施形態は直接基礎であるが、これに限定されるものではなく、杭基礎にも適用できる。
【0023】
さらに、既設の地下構造躯体2の地下底版3が下方からの水圧に対抗できるようにするため、前記実施形態では基礎梁4の一部を利用したが、図6に示すように基礎梁4を解体して、地下底版3の底部に一端を緊結したPC鋼線、PC鋼棒などの引張材の他端を地盤中に打設することでアースアンカー15を設けることもでき、該アースアンカー15で地下底版3を下方の地盤方向に引っ張り、下方からの水圧に抵抗する。
【0024】
この場合も、新設の地下構造躯体9の地下底版10、基礎梁11、地下外壁12、柱13、梁14の一部を構築したならば、第3工程として、図4(a)(b)に示すように既設の地下構造躯体2の基礎梁4、柱6、梁7を解体し、次いで第4工程として図5(a)(b)に示すように残りの新設の地下底版10、基礎梁11、地下外壁12、柱13、梁14を構築する。
【0025】
図7は地下底版3を下方からの水圧に抵抗させる他の手段を示し、この場合も図6に示した例と同様に基礎梁4を解体し、基礎梁4を利用する代わりに、地下構造躯体2に残した既設の柱6や梁7に加えてさらにスラブ16の一部も残し、また、既設の柱6がスラブ16の下方に存在しない箇所では構台17で既設の梁7およびスラブ16を下方から支持する。そして、これらのスラブ16、梁7、柱6および構台17を介して地下構造躯体2および地上躯体の重量を地下底版3に伝達し、下方からの水圧に抵抗することもできる。
【0026】
図8は地下外壁5を側方からの土圧や水圧に抵抗させる他の手段を示し、前記実施形態では既設の柱6や梁7で抵抗したが、これら既設の柱6や梁7を解体して対抗する地下外壁5間に切梁18を仮設してもよい。図中19は腹起こしを示す。この場合は、仮設資材として切梁18や腹起こし19を必要とするが、既存の地下外壁5を利用することで全体としては資材の低減を図れる。
【0027】
図9は地下外壁5を側方からの土圧や水圧に抵抗させるさらに他の手段を示し、既設の柱6や梁7の代わりに、地下外壁5の外側に地中連続壁工法などにより連続壁20を構築し、この連続壁20で外側方からの土圧や水圧に抵抗することもできる。この場合も仮設資材として連続壁20を補助的に要するが、地下外壁5を利用することで全体としては資材の低減を図れる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の地下構造躯体の施工法は、建設予定地に建物が存在し、地下水位がこの既存の地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い場合、既存建物の地下構造躯体の地下底版や地下外壁を利用することで、新設建物の地下構造躯体を構築するときに従来のようにポンプなどで地下水を排水することなしに地下水の浸入を阻止でき、さらに、既設の基礎梁や柱や梁を利用することで外側からの土圧や水圧に容易に抵抗できて施工性の向上を図ることができ、また、地盤沈下のおそれもなく、さらに、建築廃材や建築資材の低減も図ることができ、工期も短縮でき、地球規模で環境を配慮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の地下構造躯体の施工法が実施される既存建物の説明図である。
【図2】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す第1工程の説明図である。
【図3】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す第2工程の説明図である。
【図4】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す第3工程の説明図である。
【図5】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す第4工程の説明図である。
【図6】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す地下底版を水圧に抵抗させる手段の第2例を示す縦断正面図である。
【図7】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す地下底版を水圧に抵抗させる手段の第3例を示す縦断正面図である。
【図8】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す地下外壁を土圧および水圧に抵抗させる手段の第2例を示す縦断正面図である。
【図9】 本発明の地下構造躯体の施工法の実施形態を示す地下外壁を土圧および水圧に抵抗させる手段の第3例を示す縦断正面図である。
【図10】 地下構造躯体の施工法の従来例を示す工程図である。
【符号の説明】
1…既存建物 2…地下構造躯体 3…地下底版
4…基礎梁 5…地下外壁 6…柱
7…梁 8…新設建物 9…地下構造躯体
10…地下底版 11…基礎梁 12…地下外壁
13…柱 14…梁 15…アースアンカー
16…スラブ 17…構台 18…切梁
19…腹起こし 20…連続壁 30…土留め壁
31…ポンプ

Claims (5)

  1. 地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、
    (1)既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗させ、
    (2)既存建物上部を解体し、
    (3)既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、
    (4)前記残した既設の柱、梁を解体し、
    (5)残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを特徴とした地下構造躯体の施工法。
  2. 地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、
    (1)既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し地下底版の底部に一端を緊結したアースアンカーで地下底版を下方の地盤方向に引っ張り水圧に抵抗させ、
    (2)既存建物上部を解体し、既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、
    (3)前記残した既設の柱、梁を解体し、
    (4)残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを特徴とした地下構造躯体の施工法。
  3. 地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、
    (1)既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱、梁の一部を残して土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗させ、
    (2)既存建物上部を解体し、
    (3)既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、
    (4)前記残した既設の柱、梁やスラブを解体し、
    (5)残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを特徴とした地下構造躯体の施工法。
  4. 地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、
    (1)既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁の一部を残して水圧に抵抗させ、
    (2)既存建物上部を解体し、
    (3)既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、
    (4)前記残した既設の基礎梁を解体し、
    (5)残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを特徴とした地下構造躯体の施工法。
  5. 地下水位が地下構造躯体の地下底版の位置よりも浅い地下構造躯体を有する既存建物を解体して新設の建物を構築する場合、
    (1)既設の地下構造躯体の地下底版及び地下外壁及び既存の地下構造躯体の地下外壁に接合している既設の柱や梁を解体して地下外壁間に仮設の切梁を設けて土圧と水圧に抵抗させ、既設の地下底版に接合している既設の基礎梁を解体し既設のスラブの一部や既設柱や既設梁を残して水圧に抵抗させ、
    (2)既存建物上部を解体し、
    (3)既設の地下外壁、地下底版の内側に新設の建物の地下構造躯体の一部を構築し、
    (4)前記残した既設の柱や梁やスラブを解体し、
    (5)残りの新設の建物の地下構造躯体を構築することを特徴とした地下構造躯体の施工法。
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