JPH0220767A - 既存建物の免震化工法 - Google Patents

既存建物の免震化工法

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JPH0220767A
JPH0220767A JP17066388A JP17066388A JPH0220767A JP H0220767 A JPH0220767 A JP H0220767A JP 17066388 A JP17066388 A JP 17066388A JP 17066388 A JP17066388 A JP 17066388A JP H0220767 A JPH0220767 A JP H0220767A
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公彦 最上
Shuichi Tsuyoshi
秀一 津吉
Hideyuki Narita
秀幸 成田
Masao Miyaguchi
宮口 正夫
Hiromichi Yamada
弘道 山田
Susumu Yamashita
進 山下
Tadao Murano
村野 忠雄
Katsushi Uchimura
勝志 内村
Yoshio Suzuki
善雄 鈴木
Shunsuke Sugano
菅野 俊介
Hiroshi Hayamizu
浩 速水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、既存の事務所ビルあるいはデパートのよう
な大型店舖ビルなとの深礎部に免震装置を組み込み、地
震によっても建物があまり揺れないように地震時の耐震
性、免震性を高める目的で実施される既存建物の免震化
工法に間する。
従来の技(4Ii 免震建物及び免震装置は、既に種々公知に属するく例え
ば特開昭60 168875号、特開昭61−1513
77号、特公昭61−17984号公報凄照)6 また
、免震建物の実施例も既にいくつかある。
但し、これらは全て新規に建築される建物に実施される
技術内容となっている。
本発明が解決しようとする課題 ■ 最近、事務所のオフィスオートメーション化(OA
化)はめざましいが、これに伴い既存建物が地震によっ
て大きく揺れないことがll1gな条件になってきてい
る。精密な0Alll器は振動には非常に弱いからであ
る。
(にっで、新築の免震建物におiする事務所のOA化に
は何の心配もないが、既存建物については何らかの手段
て免震化することが急務の解決課題とされている。
■ 最近の車社会の発展ふりは、事務所ビルや店舖ビル
などに駐車場スペースが不可欠の条件となったばかりで
なく、その拡張増設が営業的にも1斐な課題となってい
る。しかし、近年の市街地における地価の異常なまでの
高騰と建物の過密ぶりは、新しく立地条件の良い土地を
買い求めてビルや駐車場を建てることを非常に困難な状
況に至らしめている。そこで、例えば既存建物の上部に
新たな利用空間スペースを増築しようとすると、同既存
建物が持ち合わせている構造耐力上の限Wがある上に、
日照権の問題も絡んでくるので、その実現は非常に難し
い。特に昭和56年6月以前の建物の上部に新たに増築
するときは、新耐震設計法の適用を受け、その条件(耐
震診断基t(0を満たずことはまず不可能に近いとさえ
考えられている。
したがって、本発明の目的は、既イ1建物を安全、確実
に免震11ニすることがてき、その構造安全性と耐震性
を高めることかてぎろ既存建物の免震化工法を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 (第1の発明) 上記1に来技術の課題を解決するための手段として、こ
の発明に係る既存建物の免震化工法は、既存建物が支持
杭によって支を子されている場合に実施されるものであ
って、図面の第1図〜第13図に実施例を示したとおり
5 、イ)  既イア建物3の地下を根切りして支持杭2・
・・を支持層地盤1まて露出させる段階と、1−2) 
 露出した支持杭2の外周に必要本数の仮受け→ノボー
ト8・・・を建て、各仮受はサポート8・・・に油圧ジ
ヤツキ12を設置し、この油圧ジヤツキ12を既存建物
3の地下構造躯体3Aとの間に働かせて支持杭2の負担
軸力を仮受はサポート8・・・へ盛り替える段階と、 ハ) 軸力を盛り替えた後に支持杭2を解体し、代わり
で同IX7置に本設の鉄骨柱I8を建てる段階と、 二) 本設鉄骨柱18と既存建物3の地下構造躯体3t
\との間に免震装置19を設置し、その後仮受はサポー
ト8の軸力を本設鉄骨柱18へ盛り替え、仮受はサポー
ト8等は撤去する段階と、より成る構成としたく第1図
〜第8図〉。
作  用 1本の支持杭2が負担する軸力をその外周に建てた数本
の仮受はサポート8及び油圧ジャツギ12の軸力として
盛り替えるので、作業者は(投受はサポート8の間を出
入りして支持杭2の解体作業が容易、かつ安全にできる
支持杭2を解体して本設鉄骨柱18に建て替えるので、
既存建物3の健全性と耐震性は決して毀損されない。そ
して、本設鉄骨柱18と既存建物3の地下構造躯体3A
との間の位置へ免震装置19を絹み入れることが容易に
可能となり、同建物の免震化が図れる。また、この免震
化によって既存建物3の耐震性と構造安全性が大幅に向
上する。支持杭2を露出させる根切り工事のついてに地
下室20を増設することも可能であり、増設したII!
!下室20(地下増設部分)の躯体工事に必要な梁と柱
接合部のアンカーも予め本設鉄骨柱18に設けておくこ
とができ、接合を容易、確実に行なうことができる。
(第2の発明) 同じ〈従来技術の課題を解決するための手段として、こ
の発明に係る既存建物の免震化工法は、既存建物が直接
支持層地盤で支持されていて支持杭がない場合に実施さ
れるものてあワて、それはやはり図面の第14図〜第1
8図に実施例を示したとおり、 イ〉 既存建物3を支持している支持層地盤1中に既存
建物3の地下に及ぶメインの横トンネル7を堀り、この
横トンネル7から既存建物3における柱3Bの直下位置
を通る枝トンネル21を堀る段階と、 口) 枝トンネル21から既存建物3における柱3Bの
下端に向かって垂直上向きに縦坑22を漏り、この縦坑
22に沿って鉄骨柱24を建てる段階と、 ハ) 鉄骨柱24の天端と既存建物3の柱3Bの柱脚部
との間に免震装置19を設置し、さらに油圧ジヤツキ2
5を設置し、この油圧ジヤツキ25を働かせて鉄骨柱2
4へ軸力を導入して既存建物3の支持を支持層地!11
1から鉄骨柱24及び免震袋fl19へ盛り替える段階
と、から成る構成とした。
作     用 支持層地盤1の上に直接建設されて支持杭な持たない既
存建物3の場合、支持層地盤lの十分深い位置に回った
枝トンネル21を通して鉄骨柱24の建方を行なうので
、既存建物3の健全性、耐震性は毀損されないし、鉄骨
柱24を建てる際に免震装置19を糾み込むことが容易
に可能である。既存建物3の支持は支持層】から鉄骨柱
24及び免震装置19へ盛り替える。ついてに周囲の地
!l!1を根切りすることによって新たに地下室20を
増設することが可能であり、鉄骨柱24を最終的には増
設した地下室20の構造躯体の一部とすることができる
実施例 次に、図面に示した本発明の詳細な説明する。
まず第1図〜第8図は、支持層地盤(土丹層)1にまで
達する支持杭2・・・によって支持された既存建物3を
免震化する場合について示している。
第1図は、既存建物3の外周に出水を兼ねた山留め壁4
が施工された段階を示している。この山留め璧4は、例
えば第9図Aに示したように、既存建物3を包囲する平
面形状で、地上から支持層地q1に到達する深さに形成
されている。この山留め壁4は、シートパイルの打込み
又はタックス(商標)等の凝固材を使用した薬液注入工
法等による手段で施工されている。
第2図は、既存建物3の近傍位置に縦坑5を堀り、その
地上部分にはグラブホッパー6を設置し、縦坑5につな
がる横トンネル7を既存建物3の平面形状の外形線に沿
ってその外側に掘り(第9図A)、この横トンネル7を
利用して資材や屈削土等の搬出入を1テない、既存建物
3の地下部分(梁礎部分)を根切りして支持杭2・・・
を支持WJ1の、深さまで完全に露出せしめた段階を示
している。
この場合の根切り工事は、第9図A−Dに進捗杖況を段
階的に例示したように、既存建物3の平面において、前
記横トンネル7に沿って端から順に例えば4本の支持杭
2・・・を含む四角形を1単位の根切り施工区分とし、
この施工区分を一つおきの単位で部分的に根切り施工を
進め、もフて万一の場合でも既存建物3の耐震性や健全
性には一切の悪影響を及ぼしぬない手順が採用される。
勿論、次の施工手順としては、先に一つおきに飛ばした
施工区分の根切りを進めて第9図Bのように横に連絡せ
しめ、以下同様な手順の繰り返しによって第9図C,D
のように全平面の施工に水平展開するのである。
次に、第3図は、上記の根切りによって露出された各支
持杭2・・・の外因に仮受はサポート8・・・を建てた
段階を示している。
第4図は各仮受はサポート8・・・に軸力を導入して既
イj建物3の荷重支!″8を支持杭2からその周囲の1
反受はサポート8・・・へ盛り替えた段階を示してい 
る。
その具体的な手段は、第10図と第11図に詳示したよ
うに、仮受サポート8は支持杭2の外周の直角4方向の
li2置に4本建てる(但し、本数、1、i’x青はこ
の限りでない)。それにはまず、第10図のように支持
層地盤10所定位萱に予め立坑9を例えば2メートルく
らいの深さ屈削し、この立坑9に仮受はサポート8たる
I]形鋼を挿入して垂直之こ建てる。このように支持杭
2の近傍位置に建てた1反受げサポート8・・・は、必
然的に地下構造躯体3 Aにおける特にけ脚部ないしそ
の近辺i存置を支持することになり耐力上好都合である
。 1本の支持杭2に関して共通に働く周囲4本の仮受
はサポート8・・・は、水平方向のつなぎ1第10て相
互に(と合し、さらにプレース11を組入れて補剤する
各1灰受+jサポート8・・・の下端部には1台ずつ油
圧ジャツギ12を設置し、そのジャンキアツプにより荷
重の盛り替えが行なわれろ。
荷重盛り替え作業の詳細は第12図A−Cに詳示したよ
うに、まず仮受はサポート8の上端に取Hけた天端プレ
ート17上に軸力能力が200トン、ストロークが22
0 mm位の油圧ジヤツキ12を設置し、そのラム先端
は既存建物3の地下構造躯体(基111#梁)3Aの下
面へホールインアンカー等で固定したプレート】3へ当
接させる。前記プレート13と仮受はサポート8の上端
部は斜材14て連結しておく。また、仮受はサポート8
の上部にはブラケット15を予め付設しておく。そして
、油圧ジヤツキ12を駆動して、当初は荷重盛り替えに
必要な軸力よりも適度に大きな軸力を仮受はサポート8
に導入し、もって前記荷重盛り替え後の仮受はサポート
8に必要とされる軸力に耐えるだけの先端支持力を支持
層地盤1にチめ発生させておく。こうして所定軸力を油
圧ジヤツキ12て確認した後に、ブラケット15とプレ
ート13との間へfll材による嘔体受は構台16を朝
立てる(第12図B)。その後油圧ジヤツキ12はゆる
めて1故去し、荷重負担の盛り替え作業を完了する。こ
うして4本の仮受はサポート8・・・について全部盛り
替えを完了ずろと、当該支持杭2の荷重負担は零となり
、解体可能となる。
次に、第5図は、前記のようにして荷重負担から解放さ
れた支持杭2を全部解体し、既存建物3の荷@を仮受は
サポート8・・・て支持せしめた段階を示している。
第6図は、それまで支持杭2があった位置に本設の鉄骨
柱18を建てた段階を示している。
第7図は、仮受はサポート8から本設の鉄骨柱1Bへ荷
重盛り替えを行ない、仮受はサポートを撤去した段階を
示している。
仮受はサポート8の軸力を本設鉄骨柱18へ盛り替える
にあたり、第13図のように本設鉄骨柱18の天端と既
存建物3の地下構造躯体3Aとの間に免震装置19を設
置する。この免震装置19は、鉄板19aとゴムシート
19bとを交互に貼合わせて柱状体に形成した積層ゴム
柱であり、水平人力の吸収に優れた効果を奏する。
また、本設鉄骨柱18の下部にブラケット26を突設し
、支持N1■盤1の上に打設した柱基礎27上にヘース
プレート28を固定し、この・\−スプレート28上に
立てた油圧ジヤツキ25をブラケット26へ働かせて本
設鉄骨柱18へ軸力が導入される。本設鉄骨柱18の下
端部のフートプレート2つにスタッドボルト30をねし
込み、ロックナツト31て固定する。
油圧ジヤツキ25て本設鉄骨柱18へ所定大きざの軸力
を導入して1反受はサポート8から本設鉄骨柱18へ軸
力を盛り替える。本設鉄骨柱18の軸力は、スタットボ
ルト を調節してスタットボルト30からヘースプレート27
へと伝達せしめる。その後油圧ジヤツキ25はゆるめて
撤去し、本設鉄骨18は例えば鉄骨鉄筋コンクリート柱
に仕上げるのである。
上記のようにして既存建物3の免震化が行なわれるので
あり、その結果同建物3の耐震性と構造安全性が大幅に
向上する。したがって、新耐震設計法の施工(昭fD 
5 016月)以前の建物であっても、1!!F,Tに
1′fう耐震補強は必ずしも必要でなくなり、経済性が
大いに向上するほか、OA機器の使用に好適な環境を作
れるのである。
次に・ 第7図は、全ての支持杭2・・・について上述
のように免震装置19を組み入れる根切りを地盤全部に
拡張することによって地下室20を増設した段階を示し
、第8図は地下増設部分の躯体工事を行ない、地下室2
0の増設を完了した段階を示している。
こうした地下増設部分の躯体工事までの工程は、第12
図A−Dに示した施工区分の単位ことに完成してゆく。
そして、順次隣接の施工区分間を連絡させつないてゆく
ことにより、既存建物3の耐震性と健全性を確保しつつ
免震装置19の矧み入れと地下室20の増設を併合して
1テなう。増設した地下室20の躯体工事における柱梁
接合部に関しては、本設鉄骨柱18に予め柱、梁接合用
のアンカーを突設しておくことにより接合を容易、確実
に行なうことができるのである。
第2の実施例 次に、第14図〜第18図は、既存建物3が土丹層又は
東京礫層のような支持層地盤1で直接支持されていて、
支持杭等の深礎部分がない場合に、その既存建物3を免
震化する工法を示している。
第14図は、既存建物3の外周に止水を兼ねた山留め壁
4が施工された段階を示している。
この山留め壁4は、上記第1実施例の場合と同様に、既
存建物3の周囲を包囲する平面形状で施工し、地上から
支持層地盤lにfll達する深さまで形成される。山留
め壁4は、シートパイルの打ち込み又はタックス(商標
)等の凝固を才を使用した薬)α注入工法等による手段
で施工されている。
第15図は、既存建物3の近傍位置に縦坑5を堀り、そ
の地上部分にはグラブホッパー6を設置し、縦坑5につ
ながるメインの横トンネル7を支持層地盤l中の所定深
さ位置、即ち後で設置される鉄骨柱の下端位置しl\ル
に堀り、この横トンネル7を利用して資材や掘削上等の
搬出入を行ない、既存建物3の柱3B・・・の直下位置
を通る技トンネル21を漏った段階を示している。
第161″!Jは、上記のようにして漏った枝トンネル
21内から既存建物3における個々の柱3Bの下端に向
かって垂直上向きに縦坑22を堀り、この縦坑22の直
下位置に柱基礎23を施工し、その上に建てた鉄骨柱2
4を前記縦坑22に沿って立て、既存建物3の柱3Bの
下端との間には免震装置19を組み入れ、鉄骨柱24の
下部に油圧ジャツギ25を設置し、そのジヤツキアップ
によって鉄骨柱24へ軸力を導入し、既存建物3の荷重
を支持層地filから鉄骨柱24へ盛り替えた段階を示
している。
鉄骨柱24の天端と既存建物3の柱3Bの下端との間に
免震装置19を絹み入れて軸力を盛り替える手段とやり
方は、やはり第13図に示したように、鉄骨柱24に沿
ってその下部に油圧ジヤツキ25を設置し、この油圧ジ
ヤツキ25の軸力をブラケット26を介して鉄骨柱24
へ伝達する。
そして、鉄骨柱24が負担した軸力は、スタッドボルト
30を立ててヘースプレート28へ伝達せしめることで
荷重盛り替えを1テなう。
第17図は、既存建物3の荷重支持の盛り替え後に、周
囲の地盤lの根切りを地盤全部に拡張して地下室20を
形成した段階を示している。
第18図は、増設した地下室部分の躯体工事を行ない、
地下室20の増設を完成した段階を示している。
なお、本実施例の場合にも、鉄骨柱24の建方から地盤
の根切り、躯体工事までの一連の工程は、上記第1実施
例と同様に、既存建物3の平面において、メインの横ト
ンネル7に沿って端から順に、例えば数本の柱3B・・
・を含む四角形又は枝トンネル21の長さを1単位の施
工区分とし、これを一つおきの単位で部分的に施工を進
め、次に先に一つおきに飛ばした区分の施工を進め、以
下同様な手順の繰り返しによって第9図A−Dのように
建物全平面の施工に水平展開するやり方を採用し。
もって万一の場合でも既存建物3の耐震性と健全性には
一切の恋影響を及ぼしめないものとされる。
本発明が秦する効果 以−Lに実施ηりと併せて詳述したとおりてあって、こ
の発明に係る既存建物の免震化工法によれば、既存建物
3の免震化を、同既存建物の健全性、耐震性を一切毀損
することなく、また、既存建物の1y!用を中断するこ
となく安全、確実に実施でき、既存建物3の構造安全性
と耐震性を大幅に向上できるほか、OAI器などの使用
に好適な環境を提供てきる。
したがって、昭和56年6月の新耐震設51法施1j以
萌の既存建物についても、その増築に伴う耐震補強を必
ずしも必要としないで経済的に施工可能となる。
そのし、既存建物3の免震化と併合して、同腹1F建物
;3が本来持ち合わせている構造耐力や口即潅の問題に
一切抵触することなく、安全に地下室20(床面積)を
増設することができ、同柚下空20を駐車場や倉庫、売
場などに活用することで大きな経済的効果を得ることが
できる。特に最近の地価の異常なまでの高騰は、免震化
のための地下工事に要する莫大な費用(坪単価)を差し
引いてもなお、増設された地下室20の有効利用スペー
スが余りあるほどの経済効果、付加価値をもたらすので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの発明に係る既存建物の地下室増設
工法の枢要な工程を示した断面図、第9図A〜1〕は建
物を平面的に見た施工の進捗状況を示した説明図、第1
O図は支持杭と仮受はサポートとの荷重盛り替えの手段
を示した立面図、第11図は第10図の11−11断面
図、第12図A、 −Cは仮受はサポートのジヤツキア
ップ手段を工程順に示した説明図、第13図は免震装置
の組入れ構造を示した正面図、第14図〜第18図はこ
の発明の第2実施例である既存建物の地下室増設工法の
枢要な工程を示した断面図である。 3・・・既存建物 4・・・山留め壁 2・・・支持杭 1・・・支持層 E3・・1bン受If4ノボート ;3八・・・地下構造躯体 I f3・・本設の鉄骨柱 7・・メインの横トンネル 24・・鉄・11・1t 12・・・油圧シャンキ 19・・・免震装置 21・・・縦坑 25・・・油圧ジャッギ 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 第 図 ℃ 第 図 第 図 第 図 第 図 第 ス 第 ス 第 図 第 第 図 3は4Lθ 第 図 樗1−y不V

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【1】イ)既存建物の地下を根切りして支持杭を露出さ
    せる段階と、 ロ)露出した支持杭の外周に必要本数の仮受けサポート
    を建て、各仮受けサポートにジャッキを設置し、このジ
    ャッキを既存建物の地下構造躯体に働かせて支持杭の軸
    力を仮受けサポートへ盛り替える段階と、 ハ)軸力を盛り替えた後に支持杭を解体し、代わって同
    位置に本設の鉄骨柱を建てる段階と、ニ)本設鉄骨柱と
    既存建物の地下構造躯体との間に免震装置を設置し、そ
    の後仮受けサポートの軸力を本設鉄骨柱へ盛り替え、仮
    受けサポート等は撤去する段階と、 より成ることを特徴とする既存建物の免震化工法。 【2】イ)既存建物を支持している支持層地盤中に同既
    存建物の地下に及ぶメインの横トンネルを堀り、この横
    トンネルから既存建物の柱の直下位置を通る枝トンネル
    を掘る段階と、 ロ)枝トンネルから既存建物の柱の下端に向かって垂直
    上向きに縦坑を掘り、この縦坑に沿って鉄骨柱を建てる
    段階と、 ハ)鉄骨柱の天端と既存建物の地下構造躯体との間に免
    震装置を設置すると共にジャッキを設置し、このジャッ
    キを働かせて軸力を鉄骨柱へ導入し既存建物の支持を鉄
    骨柱と免震装置へ盛り替える段階と、 から成ることを特徴とする既存建物の免震化工法。
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