JP3640284B2 - 車両用安全ベルト装置 - Google Patents

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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体に回転軸の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリールと、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルトと、この安全ベルトが急速に引き出されることおよび/または車両の大減速度が発生したときに、安全ベルトが更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構とからなる車両用安全ベルト装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な自動車等の車両に装備される安全ベルト装置は、安全ベルトの非装着時にはスプリングで駆動される巻取り機構により、安全ベルトがベルトリールに巻き取られるとともに、通常の引出しを自由に行うことができるようになっているので、安全ベルトの装着のためにこの安全ベルトを容易に引き出すことができるようになっている。
【0003】
また、車両に大きな減速度が作用した場合のような緊急時には、この減速度が感知されることによりベルトリールの回転が阻止されるので、安全ベルトの引出しが防止されて、乗員が安全ベルトにより拘束されるので、乗員の慣性による前方移動が防止されるようになっている。
【0004】
更に、安全ベルトの装着時に、安全ベルトが急激に引き出されようとした場合にも、安全ベルトの引出しが防止されて、乗員がいたずらに安全ベルトを引き出すことにより、安全ベルトが拘束保護機能を発揮し難くなるのを防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば子供が車両内でこのような安全ベルト装置を着用した状態で車両が走行している場合に、走行中に子供が遊びで安全ベルトを更に引き出すことにより、前述と同様に安全ベルトが拘束保護機能を発揮し難くなるということが考えられる。また、大人であっても、走行中にときどき気晴らし等のために、必要な拘束保護が確保できる許容量以上に安全ベルトを、更に引出してしまうことも考えられる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、乗員が装着した後に安全ベルトの更なる引出しは防止するが、次の安全ベルトの引出しの際には、安全ベルトを巻き取られた位置から何ら支障なくかつ完全に引き出すことのできる、シンプルでかつコンパクトな車両用安全ベルト装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、車体に回転軸の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリールと、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルトと、前記安全ベルトが急速に引き出されることおよび/または車両の大減速度が発生したときに前記安全ベルトが更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構とからなり、ラチェットホイールが前記ベルトリールに回転可能にかつ相対回転不能に連結されているとともに、ハウジングに設けられたラッチパウルと協働し、前記ラチェットホイールが、前記ラッチパウルが前記ラチェットホイールに係合したとき、前記スプリング巻取り機構による前記ベルトリールの巻取りは可能にするが、前記安全ベルトの引出しは不能にするように係合可能または離脱可能とされており、更に、前記ラッチパウルが、カムリングからなる作動部材によって、前記ラッチパウルが、前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き込まれたときに離脱するとともに前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き出されたときに係合するように、前記ラチェットホイールに減速機構を介して係合可能および離脱可能とされており、前記カムリングが、ハウジングの中空軸受け突起に回転可能に取り付けられており、この中空軸受け突起は、容器状に形成されかつ前記回転軸と同心に設けられ、前記軸受け部材が、前記ハウジングの内部空間において前記ベルトリールと同心でかつ前記ベルトリールに相対回転不能に連結されて係合しているとともに前記突起に摺動可能に支持されており、更に、前記軸受け部材より大きな径の偏心中空軸受けが前記軸受け部材に配置されており、この偏心中空軸受けは前記コントロールギヤの中心部において摺動可能に軸受け孔に延在していることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2の発明は、前記減速機構が、ハウジングに設けられ、前記回転軸と同心の内歯リングと、前記内歯に噛合するとともに、前記内歯リング上を離れて転動できるようにより小さい径を有し、更に前記内歯リングの歯数と比較してより少ない異なる数の歯を有するコントロールギヤとを有し、前記カムリング上に周方向に間隔を置いて設けられた2つのアバトメントが、前記安全ベルトが少なくともほぼ完全に引き出されたときに前記カムリングが引出し阻止位置となり、前記安全ベルトが少なくともほぼ完全に巻き取られたときに前記カムリングが引出し解除位置となるように、前記コントロールギヤ上の対応するアバトメントと協働することを特徴としている。
【0009】
更に請求項3の発明は、前記内歯リングおよび前記コントロールギヤが、前記安全ベルトが完全に引き出されたとき、前記コントロールギヤが約半回転するように形成されていることを特徴としている。
【0010】
更に請求項4の発明は、前記対応するアバトメントを形成するピンが、前記回転軸から径方向に離れた位置で前記カムリングから、前記カムリングの周方向のスロット内に軸方向に延設されており、前記スロットが、前記ピンが前記コントロールギヤの回転で前記スロット内で径方向に自由に移動することのできるような大きさの幅を有しているとともに、前記周方向のスロットの周方向両端が前記アバトメントを形成していることを特徴としている。
【0011】
更に、請求項5の発明は、偏心平軸受けが、前記ベルトリールの前記回転軸から偏心されている前記コントロールギヤの中心軸と前記ベルトリールの前記回転軸との間に設けられていることを特徴としている。
【0012】
更に請求項6の発明は、偏心中空軸受け部材が、前記ベルトリールの回転軸に対して偏心して前記ベルトリールとともに回転可能に、本体部分から軸方向に前記コントロールギヤの中心軸受け孔内へ延びていることを特徴としている。
【0013】
更に請求項7の発明は、前記ベルトリールに、回転可能にかつ相対回転不能に連結されている前記ラチェットホイールが、外側から径方向に前記ラチェットホイールに係合しかつスプリングによって係合位置の方へ付勢されている前記ラッチパウルとともに、前記ベルトリールの回転軸上に配置されていることを特徴としている。
【0014】
更に請求項8の発明は、更にコントロール突起が前記ラッチパウルに設けられているとともに、前記カムリングの外周と協働するようになっていることを特徴としている。
【0015】
更に請求項9の発明は、係合凹部が前記カムリングの外周に設けられており、前記ラッチパウルが、前記コントロール突起が前記係合凹部に係合したとき、ラチェットホイールのラチェット歯と係合する位置にされ、また前記ラッチパウルが、前記コントロール突起が前記係合凹部の領域外の、前記カムリングの正規の外周面上に位置されたとき、ラチェットホイールのラチェット歯から離脱する位置にされることを特徴としている。
更に請求項10の発明は、前記係合凹部が、前記カムリングの傾斜面を経て前記正規の外周面に移行されることを特徴としている。
【0016】
更に、請求項11の発明は、発信機が前記カムリングまたは前記コントロールギヤと前記ハウジングとのいずれか一方に設けられ、またこの発信機と協働する受信機が前記カムリングまたは前記コントロールギヤと前記ハウジングとのいずれか他方に設けられているとともに、前記受信機がベルト巻取り表示装置に連結されていることを特徴としている。
【0017】
更に、請求項12の発明は、前記引出し阻止機構が、前記ベルトリールの方向において、径方向に、外方にかつ軸方向にハウジングから延びている中空の筒状突起を有しているとともに、この筒状突起内にベルトセンサ質量体が設けられ、このベルトセンサ質量体は前記筒状突起と径方向外方に協働するとともに前記軸受け部材と径方向内方に協働することを特徴としている。
【0018】
更に、請求項13の発明は、前記引出し阻止装置が加速度センサを有し、この加速度センサが前記ベルトリールに回転可能にかつ相対回転不能に連結されているラチェットホイールからなる部分と、大減速度が発生したとき、更なる前記安全ベルトのそれ以上の引出しを阻止するように、パウル機構を介して協働することを特徴としている。
【0019】
更に、請求項14の発明は、前記ラチェットホイールが容器状に形成されているとともに、このラチェットホイールの壁が前記ラチェット歯を有し、更に前記ラチェットホイールが、中空の筒状突起と径方向にかつ外方にオーバラップしていることを特徴としている。
【0020】
更に、請求項15の発明は、車体に回転軸の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリールと、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルトと、前記安全ベルトの急速な引出しおよび/または車両の大減速度を伴う前記安全ベルトの急速な引出しが発生したときに前記安全ベルトが更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構とを有する請求項1ないし14のいずれか1記載の安全ベルト装置であって、コントロールギヤが偏心伝動装置を介して前記ベルトリールに連結されており、前記コントロールギヤが、その周方向に波形状に歯切りされた歯部材を有しており、この歯部材が、前記ハウジングに固定された内歯リングによって囲まれており、この内歯リングは、前記コントロールギヤの歯部材より大きな径を有しかつ前記歯部材と対応する内歯の歯部材を有し、前記コントロールギヤが制限された周方向領域において前記内歯リングと部分的に噛み合い状態に設定されるとともにこの噛み合い部分と直径方向に関して反対側に位置において前記内歯リングと互いに接触していない状態に設定されることで前記内歯リング上を転動可能とされており、更に、前記コントロールギヤの瞬間的な角度位置が前記安全ベルトの引出し量の測定に用いられるようになっていることを特徴としている。
【0021】
更に、請求項16の発明は、前記安全ベルト瞬間的な引出し位置が、前記受信機と前記発信機との相対位置を決定することにより決定されることを特徴としている。
【0022】
更に、請求項17の発明は、車体に回転軸の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリールと、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルトと、前記安全ベルトが急速に引き出されることおよび/または車両の大減速度が発生したときに前記安全ベルトが更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構とからなり、ラチェットホイールが前記ベルトリールに回転可能にかつ相対回転不能に連結されているとともに、ハウジングに設けられたラッチパウルと協働し、前記ラチェットホイールが、前記ラッチパウルが前記ラチェットホイールに係合したとき、前記スプリング巻取り機構による前記ベルトリールの巻取りは可能にするが、前記安全ベルトの引出しは不能にするように係合可能または離脱可能とされており、更に、前記ラッチパウルが、カムリングからなる作動部材によって、前記ラッチパウルが、前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き込まれたときに離脱するとともに前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き出されたときに係合するように、前記ラチェットホイールに減速機構を介して係合可能および離脱可能とされており、コントロールギヤが偏心伝動装置を介して前記ベルトリールに連結されており、前記コントロールギヤが、その周方向に波形状に歯切りされた歯部材を有しており、この歯部材が、前記ハウジングに固定された内歯リングによって囲まれており、この内歯リングが、前記コントロールギヤの歯部材より大きな径を有しかつ前記歯部材と対応する内歯の歯部材を有し、前記コントロールギヤが制限された周方向領域において前記内歯リングと部分的に噛み合い状態に設定されるとともにこの噛み合い部分と直径方向に関して反対側に位置において前記内歯リングと互いに接触していない状態に設定されることで前記内歯リング上を転動可能とされており、更に、前記コントロールギヤの瞬間的な角度位置が前記安全ベルトの引出し量の測定に用いられるようになっており、発信機が前記コントロールギヤおよび前記ハウジングのいずれか一方に設けられ、また受信機が前記コントロールギヤおよび前記ハウジングのいずれか他方に設けられており、更に、前記安全ベルトの瞬間的な引出し位置が、前記受信機と前記発信機との相対位置を決定することにより決定されることを特徴としている。
【0023】
更に、請求項18の発明は、前記コントロールギヤに設けられるアバトメントの周方向および/または径方向位置が前記安全ベルトの引出し量の測定に用いられることを特徴としている。
【0024】
【作用】
このように構成された本発明の安全ベルトのベルトガイドにおいては、その基礎となる概念は、次の通りである。安全ベルトが少なくとも実質的に完全に引き出されたとき、切替動作が起動されて、安全ベルトの巻取りのみが許容されるが、再度引出しは許容されない。乗員が安全ベルトを外した後、スプリング駆動巻取り機構により安全ベルトが停止位置までほぼ履き取られると、別の切替動作が可能となる。この別の切替動作は、安全ベルトの引出しを阻止する障害を解除して、再度安全ベルトの完全な引出しを可能とする。換言すると、安全ベルトの極限位置、つまり完全引出し位置と完全巻取り位置が、逆の切替動作を起動するために利用されている。逆の切替動作とは、かなりまたはわずかでも引き出された安全ベルトの更なる引出しを阻止することと、安全ベルトを再度引き出すことができるようにすることの2つの動作である。
【0025】
大きな減速率の減速機構とともにカムリングを使用することにより、特にコンパクトでかつ操作上信頼性のある装置が構成される。減速機構もまた、安全ベルトの全引出し量が減速機構の出力シャフトの1回転よりも小さくなるように、本発明によって構成される必要がある。
【0026】
製造が簡単であり、特に有利には構造上コンパクトな安全ベルト装置が、請求項2によって構成される。ここでは、要求される動きの実質的な減速を行うために、また特にエレガントな構造にするために、ハーモニックトランスミッションが用いられる。本発明の更に有利な構成は、請求項3ないし10によって特徴付けられる。
【0027】
請求項11の発明によれば、発信機がカムリングまたはコントロールギヤとハウジングとのいずれか一方に設けられ、またこの発信機と協働する受信機がカムリングまたはコントロールギヤとハウジングとのいずれか他方に設けられている。
【0028】
受信機に接続されたディスプレイ装置においては、安全ベルトが自由に引き出される位置と、安全ベルトの新たな引出しが阻止される位置とを識別できるようになっている。このようにして、支障のないベルト装着のためにディスプレイ装置が、ドライバーあるいは車両の他の乗員に利用可能となる。最後の例は、本発明の新たな引出し阻止作用とともに確実にかつ好ましく用いられるが、この例のもの自身で用いられてもよく、もちろん本発明のハーモニックトランスミッションとともに用いられてもよい。またこの例は、種々の請求項で特徴付けられる構成を有していてもよい。
【0029】
請求項12の発明によれば、安全ベルトが急激に引き出された際に起動する引出し阻止機構の特にコンパクトな装置が構成される。
請求項13の発明によれば、本発明のラチェットホイールは、事故等により大減速度が発生した場合に必要な引出し阻止作用を同時に実行することができる。このことは、乗員が安全ベルトを装着する前に安全ベルトを十分に引出していない場合、新たな引出しを阻止する作用がオンになっていないため、重要である。
請求項14の発明によってもまた、コンパクトな装置が構成される。
【0030】
本発明の別の概念が、請求項15および17の発明から分かる。これらの請求項15および17によれば、ハーモニックトランスミッション減速機構が、安全ベルトが多少とも引き出された位置を決定するために用いられる。安全ベルトが引き出される度合を多様な方法で表示するため、および/または安全ベルトが引き出される度合に応じて切替動作を起動させるために、コントロールギヤの角度位置が用いられる。例えば、表示機能および/またはスイッチ機能を起動する特定の角度位置においてスイッチが作動される。実際の例は、請求項16および18の発明によって構成される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による車両用安全ベルト装置の実施の形態の一例におけるベルト巻取り装置を示す部分断面図である。
【0032】
図1および図2に示すように、本発明のこの例による安全ベルト装置は、車体14に固定され、回転軸12を中心に回転可能なベルトリール13を備えている。このベルトリール13は、2つのガイドフランジ13′を有している。矢印Fの方向に引出し可能な安全ベルト11は、ベルトリール13に多少とも巻き取られるようになっている。概略的に示されたスプリング駆動巻取り機構15が、ベルトリール13の一端側に設けられていて、ベルトリール13に巻取りトルクを常時付与している。
【0033】
車体に固定された実質的に容器状のハウジング33が、スプリング駆動巻取り機構15から離れた、ベルトリール13の端側に設けられており、このハウジング33は隣接したフランジ13′に向かって開口している。回転軸12と同軸のベルトリール13の中央の軸受け部材34がハウジング33内まで延設されている。中空の軸受け突起32がハウジング33の内側の壁に設けられ、ベルトリール13から離れた側の、軸受け部材34の端部を収容している。中空の軸受け軸受け突起32の内側の空間が同様に回転軸12と同軸とされており、ベルトリール13に相対回転不能に固定された軸受け部材34を摺動可能に受けている。偏心ディスク39が、軸受け部材34から直接軸受け突起32の外側へ径方向に延設されており、この偏心ディスク39の周縁で、ハウジング33に向かう方向に延在する中空の偏心軸受け部材27を保持している。偏心中空軸受け部材27の中心軸26は、回転軸12と平行にかつ回転軸12からわずかに偏心して延在している。
【0034】
偏心中空軸受け部材27は、接触しないかまたは周縁位置のみで接触して、軸受け突起32と軸方向にわたって係合し、これにより円形リング状のディスク形コントロールギヤ21の中心軸受け孔28内まで摺動可能に延在している。コントロールギヤ21は、偏心軸受け部材27の中心軸26と一致する中心軸を有し、その外周に波形状の歯部材40を備えている。この波形状の歯部材40は、全周にわたって均一に形成された全部で17の波形状の歯を有している。
【0035】
ハウジング33に固定された、コントロールギヤ21より大きな径を有する内歯リング20がコントロールギヤ21の周りに延在しており、コントロールギヤ21の外歯の歯部材40と対となる波形状の歯部材41を有している。波形状の歯部材41の歯は、全部で18個だけ形成されている。周縁の一部においては、コントロールギヤ21と内歯リング20とはそれぞれ噛み合った状態にされており、したがってこの噛み合い部分と直径方向に関して反対側に位置する波形状の歯部材40,41は互いに接触していない。これにより、コントロールギヤ21は偏心中空軸受け部材27によって駆動されるとき、内歯リング20上を転動することができるようになっている。
【0036】
ディスク状のカムリング18が、コントロールギヤ21とハウジング33の平面との間に、コントロールギヤ21に平行にかつ軸受け突起32に対して回転可能に取り付けられている。図2に示すように、カムリング18は、回転軸12と同軸に約180゜にわたって延在する周方向のスロット25を有している。この周方向のスロット25の径方向の幅は、中心軸26の偏心度に対応して設定されている。ディスク状のカムリング18は、軸受け突起32上の回転取付台を介して、回転軸12を中心に回転可能となっている。
【0037】
また、図2に示すように、カムリング18は円形の外周面18″を有している。この外周面18″は、半径方向に内側に凹んだ係合凹部18′によって周縁の一部において欠如されている。この係合凹部18′の最も深い点と正規の外周面18″との間には、カムトラック状の傾斜した面18′″が設けられている。
【0038】
ラッチパウル17が、係合凹部18′の実質的に半径方向外側に、回転軸に平行に延在する枢軸42を中心にハウジング33に旋回可能に設けられている。ラッチパウル17は、図2に示すカムリング18の回転位置において係合凹部18′と噛み合うコントロール突起17′を有している。ラッチパウル17は、図2に示すようにラチェットホイール29のラチェット歯30とかみ合うラッチングエッジ17″を有している。ラチェットホイール29は、ベルトリール13に、これと同軸でベルトリール13とともに回転可能にかつベルトリール13に相対回転不能に接続されている。ラチェット歯30は、図2に示された噛み合い位置からは安全ベルト11の巻き取りのみを許容し、安全ベルトの引き出しは許容しないような形状に形成されている。
【0039】
開口した容器状に形成されたラチェットホイール29は、コントロールギヤ21に向かって開口している。回転軸12と同心の、内歯リング20の、つまりハウジング33の、中空円筒状の突起44が、開口側からラチェットホイール29に向かって突出するようにして設けられている。ベルトセンサ質量体43が、中空円筒状の突起44と軸受け部材34との間で作動し、通常より非常に急激に安全ベルトが引き出された場合に安全ベルトの更なる引出しを阻止するようになっている。この構成によって、特に安全ベルト装置をコンパクトに形成することができる。
【0040】
ディスク状のコントロールギヤ21は、ラチェットホイール29から離れた側の、ベルトセンサ質量体43の端面と接触しているとともに、ハウジング33の平らな側面と協働して、薄いディスクとして形成されたカムリング18を収容している。このような図1および2に示す構成により、安全ベルト装置の構造がよりシンプルでかつよりコンパクトになる。
ラッチパウル17は、巻き取られたスプリング31によってラチェットギヤ29およびカムリング18の外周面に向かって弾性的に付勢されている。
【0041】
図1に示すように、コントロール突起17′およびラッチングエッジ17″を有するラッチパウル17は、ラチェットホイール29およびカムリング18との相互の協働作用を説明する目的で単に概略的に示されている。
【0042】
図1および図2に示すように、カウンターアバットメントを構成するピン24が、ディスク状のコントロールギヤ21からカムリング18の周方向スロット25内に延在している。周方向のスロット25の端部は、ほぼ半径方向に延びており、ピン24が当接するアバットメント22,23として機能するようになっている。
【0043】
図2に示すように、単に概略的に示されたパウル機構38′を備える加速度センサ38も設けられている。パウル機構38″は、安全ベルト11の引出しを防止するために、事故等による大減速度が生じた場合にラチェット歯30とかみ合うようになっている。したがって、ラチェットホイール29は、この例では2つの目的で利用されている。
【0044】
この例の安全ベルト装置の更なる特徴は、図1、図2、図3a、図3b、図3cおよび図3dとともに次の機能の説明から明らかとなる。
【0045】
図3aは、矢印の方向へ安全ベルト11が完全に引き出された状態の安全ベルト装置を示している。この位置では、ピン24は、時計回りにスロット25のアバットメント23に当接し、これによりカムリング18は、ラッチパウル17のコントロール突起17′がカムリング18の外周面で係合凹部18′に噛み合うまで、時計回りに回転されている。このようにして、ラッチパウル17のラッチングエッジ17″は、ラチェットホイール29のラチェット歯30の領域内へ入っている。
【0046】
安全ベルト11が乗員に巻き回され、ベルトロックにその自由端部が固定されているときは、スプリング駆動巻取り機構15(図1)は、安全ベルト11が乗員に所望の態様で接触するまで、図3bの矢印の方向にベルトリール13を回転することにより安全ベルト11を巻き取るようになっている。この間、偏心軸受け部材27は時計回りに回り、この偏心軸受け部材27に回転可能に設けられたコントロールギヤ21が内歯リング20上を転動するので、回転軸12を中心とした多くの回転を行う。コントロールギヤ21の歯の数が内歯リング20の歯の数よりも少ないことにより、コントロールギヤ21は、回転軸12に対して反時計回りに徐々に回転し、これによってピン24が図3aの位置からスタートして、周方向のスロット25内で反時計回りに、たとえば図3bの位置へ、ゆっくりと移動する。図3bの位置に部分的に引き出された場合では、安全ベルト11は乗員に十分かつぴったりと装着され、よって安全ベルト11の更なる引出しが阻止される。
【0047】
いまこの状態で、乗員が図3bにおいて矢印方向と逆方向に安全ベルト11を引き出そうとすると、この安全ベルト11の引出しは、ラチェット歯30の1つに係合するラッチパウル17によって阻止される。
【0048】
しかし、安全ベルト11が乗員によって解放されると、ラッチパウル17のラッチの端17″が対応した形状のラチェット歯30を飛び越えることにより、スプリング駆動巻取り機構15が安全ベルト11を図3bの矢印方向に更に巻き取ることができる。この装置においては、ピン24が図3bに示す位置からスタ−トして、安全ベルトが最終的にほとんど完全に巻き取られる図3cに示すカムリング18のアバットメント22の端面に当接する位置まで反時計回りに更に回動することにより、コントロールギヤ21は内歯リング20上を更に回転し、その後、ピン24はカムリング18とともに図3dに示す位置に周方向に回動する。この間、コントロール突起17′が係合凹部18′から外れ、その傾斜面18′″に沿って摺動し、かつ径方向に更に外方に配置されたカムリング18の通常の周方向面18″に当接する位置に来る。ラッチングエッジ17″がラチェットホイール29のラッチ歯30との係合から外れ、矢印Fの方向に安全ベルト11の再度の引出しが、ラッチパウル17によって阻止されることなく可能となる。この引出しは、ピン24が周方向のスロット25の反対側のアバットメント23に到達するまで行われる。カムリング18は、ラッチパウル17のコントロール突起17′が係合凹部18′に進入し、ラッチングエッジ17″がラチェット歯30と再び係合するまで、ピン24によって時計回りに逆回転される。しかしながら、安全ベルト11の途中での引出しはできなく、安全ベルト11の巻取りは可能となる。
【0049】
図2に示すように、ホールスイッチ36がハウジング33に設けられており、このホールスイッチ36は、カムリング18に設けられた磁気層あるいは磁気ライニング37と協働するようになっている。図1に示すようにホールスイッチ36はライン35によって単に模式的に示されているディスプレイ装置16に接続されている。また、磁気層37はコントロールギヤ21上に設けることもできる。これらの磁気層37とホールスイッチ36とは信号変換器と受信器として見なすことができる。
【0050】
図3aないし図3cから明らかなように、ホールスイッチ36および磁気層37は、ラッチパウル17が係合凹部18″に係合されているとき、互いに整合された位置にされ、本発明の安全ベルト装置が安全なスイッチ位置にあることを乗員に示す信号がディスプレイ装置16に出力され、この位置では、安全ベルト11の巻取りのみが可能であるが安全ベルトの引出しは不能であることを乗員に示す信号がディスプレイ装置16に出力される。
【0051】
図3dに示すように、安全ベルト11が完全に巻き取られた状態では、ホールスイッチ36および磁気層37は互いに整合する位置から外れる。ホールスイッチ36は他のスイッチ位置に切り換えられ、この時点ではディスプレイ装置16は信号も入力されないし、安全ベルト装置がその位置から引き出すことができない安全なスイッチ位置にないことを乗員に示す異なった信号も入力されない。
【0052】
しかしながら、ディスプレイ装置16がカムリング18とともに使用されているとしても、またディスプレイ装置16はカムリング18なしで設けることができる、すなわち本発明によって用いられるハーモニックトランスミッションが、またスイッチを作動するために、直接すなわちカムリング18なしで用いられる。実質的な減速比を確保するハーモニックトランスミッションが、ベルトリール13と指示装置あるいは解除機構との間に設けられている。
【0053】
カムリング18の最大回動角は、図3cと図3dとの比較からわかるように約25°に設定されている。また、10°と30°との間で他の角度に設定することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の車両用安全ベルト装置によれば、安全ベルトの完全引出し位置と完全巻取り位置により、多少でも引き出された安全ベルトの更なる引出しを阻止する動作と、安全ベルトを再度引き出すことができるようにする動作とを切り替えるようにしているので、乗員が装着した後に安全ベルトの更なる引出しを阻止できるとともに、次の安全ベルトの引出しの際には、安全ベルトを巻き取られた位置から何ら支障なくかつ完全に引き出すことができるようになる。これにより、ベルト装着後の不必要なベルト引出しが防止できる。
【0055】
また、大きな減速率のハーモニックトランスミッションとともにカムリングを使用しているので、コンパクトでかつ操作上信頼性のある装置を構成できる。 更に、ディスプレイ装置により、安全ベルトが自由に引き出される位置と、安全ベルトの新たな引出しが阻止される位置とを識別できるようにしているので、ドライバおよび他の乗員は支障なくベルト装着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用安全ベルト装置の実施の形態の一例におけるベルト巻取り装置を部分的に断面をとって示す正面図である。
【図2】 図1に示す例のベルト巻取り装置を部分的に断面をとって示す側面図である。
【図3a】 図1に示す例のベルト巻取り装置において、矢印の方向へ安全ベルトが完全に引き出された状態を示す図である。
【図3b】 図3aに示す状態から安全ベルトが巻き取られる状態を示す図である。
【図3c】 図3bに示す状態から安全ベルトが完全に巻き取られた状態を示す図である。
【図3b】 図3cに示す状態から安全ベルトが引き出される状態を示す図である。
【符号の説明】
11…安全ベルト、12…回転軸、13…ベルトリール、13′…ガイドフランジ、14…車体、15…スプリング駆動巻取り機構、16…表示装置、17…ラッチパウル、17′…コントロール突起、17″…ラッチエッジ、18…カムリング、18′…係合凹部、18″…外周面、18′″…傾斜面、19…減速機構、20…内歯リング、21…コントロールギヤ、22,23…アバトメント、24…カウンタ−アバトメント(ピン)、25…スロット、26…中心軸、27…偏心中空軸受け部材、28…軸受け孔、29…ラチェットホイール、30…ラチェット歯、31…スプリング、32…軸受け突起、33…ハウジング、34…軸受け部材、35…ライン、36…ホールスイッチ、37…磁気層、38…加速度センサ、38′…パウル機構、39…偏心ディスク、40,41…歯部材、42…回動軸、43…ベルトセンサ質量体、44…突起

Claims (18)

  1. 車体(14)に回転軸(12)の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構(15)によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリールと、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルト(11)と、前記安全ベルト(11)が急速に引き出されることおよび/または車両の大減速度が発生したときに前記安全ベルト(11)が更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構(38,43)とからなり、
    ラチェットホイール(29)が前記ベルトリール(13)に回転可能にかつ相対回転不能に連結されているとともに、ハウジングに設けられたラッチパウル(17)と協働し、
    前記ラチェットホイール(29)は、前記ラッチパウル(17)が前記ラチェットホイール(29)に係合したとき、前記スプリング巻取り機構(15)による前記ベルトリール(13)の巻取りは可能にするが、前記安全ベルト(11)の引出しは不能にするように係合可能または離脱可能とされており、
    更に、前記ラッチパウル(17)は、カムリング(18)からなる作動部材によって、前記ラッチパウル(17)が、前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き込まれたときに離脱するとともに前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き出されたときに係合するように、前記ラチェットホイール(29)に減速機構(19)を介して係合可能および離脱可能とされており、
    前記カムリング(18)は、ハウジング(33)の中空軸受け突起(32)に回転可能に取り付けられており、この中空軸受け突起は、容器状に形成されかつ前記回転軸(12)と同心に設けられ、
    前記軸受け部材(34)が、前記ハウジング(33)の内部空間において前記ベルトリール(13)と同心でかつ前記ベルトリールに相対回転不能に連結されて係合しているとともに前記突起(32)に摺動可能に支持されており、
    更に、前記軸受け部材(34)より大きな径の偏心中空軸受け(27)が前記軸受け部材(34)に配置されており、この偏心中空軸受け(27)は前記コントロールギヤ(21)の中心部において摺動可能に軸受け孔(28)に延在していることを特徴とする車両用安全ベルト装置。
  2. 前記減速機構は、ハウジングに設けられ、前記回転軸(12)と同心の内歯リング(20)と、前記内歯に噛合するとともに、前記内歯リング(20)上を離れて転動できるようにより小さい径を有し、更に前記内歯リング(20)の歯数と比較してより少ない異なる数の歯を有するコントロールギヤ(21)とを有し、前記カムリング(18)上に周方向に間隔を置いて設けられた2つのアバトメント(22,23)が、前記安全ベルト(11)が少なくともほぼ完全に引き出されたときに前記カムリング(18)が引出し阻止位置となり、前記安全ベルト(11)が少なくともほぼ完全に巻き取られたときに前記カムリング(18)が引出し解除位置となるように、前記コントロールギヤ(21)上の対応するアバトメント(24)と協働することを特徴とする請求項1記載の車両用安全ベルト装置。
  3. 前記内歯リング(20)および前記コントロールギヤ(21)は、前記安全ベルトが完全に引き出されたとき、前記コントロールギヤ(21)が約半回転するように形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用安全ベルト装置。
  4. 前記対応するアバトメントを形成するピン(24)が、前記回転軸(12)から径方向に離れた位置で前記カムリング(18)から、前記カムリング(18)の周方向のスロット(25)内に軸方向に延設されており、前記スロット(25)は、前記ピン(24)が前記コントロールギヤ(21)の回転で前記スロット(25)内で径方向に自由に移動することのできるような大きさの幅を有しているとともに、前記周方向のスロット(25)の周方向両端が前記アバトメント(22,23)を形成していることを特徴とする請求項2または3記載の車両用安全ベルト装置。
  5. 偏心平軸受け(27,28)が、前記ベルトリール(13)の前記回転軸(12)から偏心されている前記コントロールギヤ(21)の中心軸(26)と前記ベルトリール(13)の前記回転軸(12)との間に設けられていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
  6. 偏心中空軸受け部材(27)が、前記ベルトリール(13)の回転軸に対して偏心して前記ベルトリール(13)とともに回転可能に、本体部分(39)から軸方向に前記コントロールギヤ(21)の中心軸受け孔(28)内へ延びていることを特徴とする請求項5記載の車両用安全ベルト装置。
  7. 前記ベルトリール(13)に、回転可能にかつ相対回転不能に連結されている前記ラチェットホイール(29)は、外側から径方向に前記ラチェットホイール(29)に係合しかつスプリング(31)によって係合位置の方へ付勢されている前記ラッチパウル(17)とともに、前記ベルトリール(13)の回転軸(12)上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
  8. 更にコントロール突起(17′)が前記ラッチパウル(17)に設けられているとともに、前記カムリング(18)の外周と協働するようになっていることを特徴とする請求項7記載の車両用安全ベルト装置。
  9. 係合凹部(18′)が前記カムリング(18)の外周に設けられており、前記ラッチパウル(17)は、前記コントロール突起(17′)が前記係合凹部(18′)に係合したとき、ラチェットホイール(29)のラチェット歯(30)と係合する位置にされ、また前記ラッチパウル(17)は、前記コントロール突起(17′)が前記係合凹部(18′)の領域外の、前記カムリング(18)の正規の外周面(18″)上に位置されたとき、ラチェットホイール(29)のラチェット歯(30)から離脱する位置にされることを特徴とする請求項8記載の車両用安全ベルト装置。
  10. 前記係合凹部は、前記カムリング(18)の傾斜面(18′″)を経て前記正規の外周面(18″)に移行されることを特徴とする請求項9記載の車両用安全ベルト装置。
  11. 発信機が前記カムリング(18)または前記コントロールギヤ(21)と前記ハウジング(33)とのいずれか一方に設けられ、またこの発信機と協働する受信機が前記カムリング(18)または前記コントロールギヤ(21)と前記ハウジング(33)とのいずれか他方に設けられているとともに、前記受信機がベルト巻取り示装置(16)に連結されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
  12. 前記引出し阻止機構は、前記ベルトリール(13)の方向において、径方向に、外方にかつ軸方向にハウジング(33)から延びている中空の筒状突起(44)を有しているとともに、この筒状突起(44)内にベルトセンサ質量体(43)が設けられ、このベルトセンサ質量体(43)は前記筒状突起(44)と径方向外方に協働するとともに前記軸受け部材(34)と径方向内方に協働することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
  13. 前記引出し阻止装置は加速度センサを有し、この加速度センサは前記ベルトリールに回転可能にかつ相対回転不能に連結されているラチェットホイール(29)からなる部分と、大減速度が発生したとき、更なる前記安全ベルト(11)のそれ以上の引出しを阻止するように、パウル機構(38′)を介して協働することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
  14. 前記ラチェットホイール(29)は容器状に形成されているとともに、このラチェットホイール(29)の壁が前記ラチェット歯(30)を有し、更に前記ラチェットホイール(29)が、中空の筒状突起(44)と径方向にかつ外方にオーバラップしていることを特徴とする請求項12または13記載の車両用安全ベルト装置。
  15. 車体(14)に回転軸(12)の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構(15)によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリール(13)と、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルト(11)と、前記安全ベルト(11)の急速な引出しおよび/または車両の大減速度を伴う前記安全ベルト(11)の急速な引出しが発生したときに前記安全ベルト(11)が更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構(38,43)とを有する請求項1ないし14のいずれか1記載の安全ベルト装置であって、
    コントロールギヤ(21)が偏心伝動装置(34,27,28)を介して前記ベルトリール(13)に連結されており、前記コントロールギヤ(21)は、その周方向に波形状に歯切りされた歯部材(40)を有しており、この歯部材(40)は、前記ハウジングに固定された内歯リング(20)によって囲まれており、この内歯リング(20)は、前記コントロールギヤ(21)の歯部材(40)より大きな径を有しかつ前記歯部材(40)と対応する内歯の歯部材(41)を有
    前記コントロールギヤ(21)制限された周方向領域において前記内歯リング(20)と部分的に噛み合い状態に設定されるとともにこの噛み合い部分と直径方向に関して反対側に位置において前記内歯リング(20)と互いに接触していない状態に設定されることで前記内歯リング20上を転動可能とされており、
    更に、前記コントロールギヤ(21)の瞬間的な角度位置が前記安全ベルト(11)の引出し量の測定に用いられるようになっていることを特徴とする車両用安全ベルト装置。
  16. 前記安全ベルト(1)の瞬間的な引出し位置が、前記受信機と前記発信機との相対位置を決定することにより決定されることを特徴とする請求項15記載の車両用安全ベルト装置。
  17. 車体(14)に回転軸(12)の周りに回転可能に固定されるとともに、スプリングで駆動される巻取り機構(15)によりベルト巻取り方向に付勢されているベルトリール(13)と、このベルトリールの周りに多少とも巻かれる少なくとも1つの安全ベルト(11)と、前記安全ベルト(11)が急速に引き出されることおよび/または車両の大減速度が発生したときに前記安全ベルト(11)が更に引き出されることをそれぞれ阻止する引出し阻止機構(38,43)とからなり、
    ラチェットホイール(29)が前記ベルトリール(13)に回転可能にかつ相対回転不能に連結されているとともに、ハウジングに設けられたラッチパウル(17)と協働し、
    前記ラチェットホイール(29)は、前記ラッチパウル(17)が前記ラチェットホイール(29)に係合したとき、前記スプリング巻取り機構(15)による前記ベルトリール(13)の巻取りは可能にするが、前記安全ベルト(11)の引出しは不能にするように係合可能または離脱可能とされており、
    更に、前記ラッチパウル(17)は、カムリング(18)からなる作動部材によって、前記ラッチパウル(17)が、前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き込まれたときに離脱するとともに前記安全ベルトが少なくとも完全またはほぼ完全に引き出されたときに係合するように、前記ラチェットホイール(29)に減速機構(19)を介して係合可能および離脱可能とされており、
    コントロールギヤ(21)が偏心伝動装置(34,27,28)を介して前記ベルトリール(13)に連結されており、前記コントロールギヤ(21)は、その周方向に波形状に歯切りされた歯部材(40)を有しており、この歯部材(40)は、前記ハウジングに固定された内歯リング(20)によって囲まれており、この内歯リング(20)は、前記コントロールギヤ(21)の歯部材(40)より大きな径を有しかつ前記歯部材(40)と対応する内歯の歯部材(41)を有
    前記コントロールギヤ(21)制限された周方向領域において前記内歯リング(20)と部分的に噛み合い状態に設定されるとともにこの噛み合い部分と直径方向に関して反対側に位置において前記内歯リング(20)と互いに接触していない状態に設定されることで前記内歯リング(20)上を転動可能とされており、
    更に、前記コントロールギヤ(21)の瞬間的な角度位置が前記安全ベルト(11)の引出し量の測定に用いられるようになっており、
    発信機が前記コントロールギヤ(21)および前記ハウジングのいずれか一方に設けられ、また受信機が前記コントロールギヤ(21)および前記ハウジングのいずれか他方に設けられており、更に、前記安全ベルト(1)の瞬間的な引出し位置が、前記受信機と前記発信機との相対位置を決定することにより決定されることを特徴とする車両用安全ベルト装置。
  18. 前記コントロールギヤ(21)に設けられるアバトメント(24)の周方向および/または径方向位置が前記安全ベルト(11)の引出し量の測定に用いられることを特徴とする請求項15ないし17のいずれか1記載の車両用安全ベルト装置。
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