JP3638896B2 - 釜装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、液体原料や粉体原料等の各種対象物(混合物を含む)を、加熱又は冷却するとともに混合攪拌(この明細書では「攪拌のみ」も含む)して製品を製造する釜装置に関し、特に、粘性を有する対象物を加熱・冷却し、混合攪拌するのに好適な釜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の対象物(この明細書では「原料」「半製品」「製品」を含む)を混合攪拌して目的とする対象物を得るために釜装置が利用されている。例えば、このような釜装置で混合攪拌して製造される対象物として、小麦粉等の粉体と油(バター)を混合攪拌(混練)して製造するカレーやシチューのルウ等がある。このような対象物は、複数の原料を釜内で混合攪拌(この明細書では「混練」も含む)することによって均一な対象物が得られるように製造されている。
【0003】
一方、この種の対象物を製造する場合、加熱しながら混合攪拌したり、冷却しながら混合攪拌したりする場合がある。例えば、前記カレーやシチューのルウは、小麦粉等の粉体と油を混合攪拌しながら製造するため、釜本体を所定温度で加熱しながら混合攪拌しなければ均一な対象物を得ることができない。
【0004】
この種の混合攪拌する釜の従来技術として、実用新案登録第2533936号公報記載の考案がある。この考案では、気密構造が容易な斜軸攪拌型の加熱釜において、調味液注入用パイプを釜内面の下部近くまで設置して、十分な混合攪拌が得られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術の加熱釜では、釜の内面に摺動させている攪拌羽根のみで対象物を攪拌するので、例えば、粘性の高い対象物では十分な混合攪拌ができない場合がある。
【0006】
また、混合攪拌して製造する対象物の粘性が高い場合、釜底から配管で排出することが困難であるため、通常、釜を反転させて排出することとなるが、前記従来技術の場合には攪拌羽根が釜本体と一体的に構成されているため、排出時に攪拌羽根が邪魔になり、排出作業に時間と労力を要する。しかも、粘性を有している対象物の場合、反転するだけでは釜内壁面に付着した対象物を効率良く排出することが難しい場合があり、この場合には多くの時間と労力を要してしまう。
【0007】
その上、釜本体に釜内壁掻取りスクレーパが固定されている場合には、この掻取りスクレーパが反転排出をさらに困難にする。
【0008】
一方、このような釜装置において製造する対象物が、複数の原料を釜内に投入する必要がある場合、複数の原料を所定量ずつ釜内に投入することとなるため、それらの投入口や計量器を釜の上部に設けると、釜本体との配置関係が複雑になってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題を解決するために、本願発明は、投入された対象物を混合攪拌する釜本体と、該釜本体の上部に位置し、該釜本体内に投入された対象物を攪拌する攪拌装置、および釜内壁スクレーパ装置を有する上部カバーとを具備し、前記釜本体の内部を加熱又は冷却可能に構成し、該釜本体に前記攪拌装置と釜内壁スクレーパ装置をセット/分離させるべく該釜本体を昇降可能に構成するとともに、該釜本体を垂直方向の回転軸を中心に回転可能に構成している。この釜本体に前記攪拌装置と釜内壁スクレーパ装置とをセット/分離させる構成は、釜本体内に攪拌装置と釜内壁スクレーパ装置とを挿入して所定の位置関係にセットして混合攪拌するセット状態と、これら攪拌装置と釜内壁スクレーパ装置とを釜本体から離して対象物を排出する分離状態とに変更可能なように構成されていればよい。このように垂直方向の回転軸を中心に回転する、加熱・冷却機能を備えた釜本体で対象物を混合攪拌して製品を製造するとともに、この釜本体を、攪拌装置や釜内壁スクレーパ装置を有する上部カバーとセット/分離させることができるように昇降可能に構成することにより、回転する釜本体で対象物を加熱・冷却及び混合攪拌して均一な対象物を製造できるとともに、釜本体を上部カバーから分離して対象物を容易に排出することができる。
【0010】
前記釜本体を所定角度まで傾ける傾転機構を具備させれば、釜本体を傾けることによって混合攪拌した対象物を容易に排出することができる。
【0011】
また、前記釜本体を支持する枠体を設け、該枠体に、釜本体を回転させる回転機構と、前記傾転機構とを具備させることにより、釜本体を回転させる機構と傾ける機構とを具備させた枠体を、一体的に上部カバーとセット/分離させることができるように昇降させることができる。
【0012】
さらに、前記釜本体を枠体とともに昇降させる昇降装置と、該昇降する枠体を案内する案内機構とを設け、前記昇降装置に、枠体とともに釜本体を案内機構に沿って昇降させる駆動機を設ければ、昇降装置の駆動機で、枠体とともに釜本体を案内機構に沿って安定して昇降させることができる。
【0013】
また、前記回転機構を、釜本体を下方から支持する支持枠を設け、該支持枠と前記枠体との間に軸受を設けて前記枠体にて該支持枠を回転可能に支持し、該支持枠を回転させる駆動機を設けて構成すれば、軸受によって安定して回転する支持枠で釜本体を支持し、この釜本体を駆動機で安定して回転させる構成を容易に構成することができる。
【0014】
さらに、前記傾転機構を、釜本体を傾ける中心軸上に傾転軸を設け、該傾転軸を前記枠体によって保持し、該傾転軸を回動させる駆動機を設けて構成すれば、枠体に保持した釜本体の傾転中心となる傾転軸を駆動機で安定して回動させる構成を容易に構成することができる。
【0015】
その上、前記傾転軸にアーム部材を設け、該アーム部材を回動させるシリンダを設けて釜本体を所定角度で傾けるように構成することにより、シリンダの伸縮で釜本体を傾けることができるので、制御の容易な構成で釜本体の傾転機構を構成することができる。
【0016】
一方、前記釜本体の下部回転中心にロータリージョイントを設け、該釜本体の混合攪拌部に、該釜本体の内部を加熱又は冷却する媒体が流れるジャケットを形成し、該ジャケットに加熱又は冷却媒体を供給/排出する供給/排出路を前記ロータリージョイントに設け、該供給/排出路に加熱又は冷却媒体を供給/排出する通路を、前記釜本体を傾転可能に支持する傾転軸に設けて媒体供給構造を構成し、該媒体供給構造で釜本体の内部を加熱又は冷却可能にすれば、回転する釜本体を加熱又は冷却する媒体の供給/排出を傾転軸とロータリジョイントで確実にできるので、回転する釜本体を安定して加熱又は冷却することができる。
【0017】
さらに、前記ロータリージョイントの供給/排出路を二重管構造で形成し、前記傾転軸の一方に供給通路を設け、他方の傾転軸に排出通路を設け、該供給通路から供給した加熱又は冷却媒体をロータリージョイントから釜本体に供給して排出通路から排出するように構成すれば、回転可能で傾けることができる釜本体であっても、傾転軸の一方から加熱又は冷却媒体をロータリジョイントに供給し、このロータリジョイントから釜本体を加熱又は冷却した媒体をもう一方の傾転軸から排出するような流れで釜本体を安定して加熱又は冷却することができる。
【0018】
その上、前記二重管構造のロータリージョイントの外側を供給路、内側を排出路とし、供給路から供給する加熱又は冷却媒体を前記ジャケットの上部から供給し、該ジャケットを通った加熱又は冷却媒体をジャケットの下部からロータリージョイントの内側の排出路を介して排出するように構成すれば、ロータリジョイントの外側から釜本体の上部に加熱又は冷却媒体を供給し、釜本体を加熱又は冷却した媒体をロータリジョイントの内側から排出するようにでき、加熱又は冷却媒体の安定した流れを作ることができる。
【0019】
また、前記案内機構を、上下方向に設けた昇降フレームと、前記枠体に設けた案内部材と、前記昇降フレームに沿って該案内部材を上下方向に案内する案内レールとで構成し、前記昇降装置を、昇降フレームの上部に設けた駆動機と、該駆動機で駆動する駆動スプロケットと、該駆動スプロケットに噛合して一端を釜本体側に連結した昇降チェーンと、該昇降チェーンの反釜本体側に連結したカウンターウエイトとで構成すれば、昇降チェーンによって連結された釜本体とカウンターウエイトとを所定の重量バランスを保つ状態とすることができるので、駆動スプロケットを駆動機で駆動することによって、枠体の案内部材を昇降フレームの案内レールに沿って昇降させることが小さな力でできる。
【0020】
さらに、前記上部カバーの釜本体内壁に近接した位置に洗浄装置を設け、該洗浄装置に3次元洗浄が可能な洗浄ノズルを設けるとともに、該洗浄ノズルを前記上部カバーから釜本体内に進退可能に構成することにより、釜本体から対象物を排出した後に、この洗浄装置のノズルから洗浄水を噴射しながら釜本体内部で進退させることにより、釜内壁の汚れを安定して落とすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態における釜装置の分離状態を示す正面図であり、図2は同釜装置の平面図、図3は図2に示す釜装置の上部カバーを示す平面図、図4は同釜装置の側面図、図5は同釜装置におけるセット状態の正面図、図6(a) は同釜装置におけるチェーン取付部材の正面図であり、(b) は(a) の側面図、図7は同釜装置の断面図で、(a) はA−A断面図、(b) は(a) のB部拡大図、図8は同釜本体とその周辺の拡大断面を示す正面図、図9は同釜本体とその周辺の拡大断面を示す側面図、図10は同釜本体とその周辺における加熱又は冷却媒体の流れを示す正面図である。なお、以下の実施形態では、対象物としてカレーのルウを製造する釜装置を例に説明する。
【0022】
図1,2に示すように、釜装置1には、投入された対象物を混合攪拌する釜本体2と、この釜本体2の上部に位置し、固定して設けられた、釜本体2内に対象物を投入する原料投入口3と、釜本体2内に投入された対象物を攪拌する攪拌装置4と、釜内壁スクレーパ装置5を有する上部カバー6とが具備されている。そして、この上部カバー6に釜本体2をセット/分離させるべく、釜本体2が昇降可能なように構成されている。
【0023】
この釜本体2は、支持枠7で下部が支持されており、この支持枠7は、支持枠7を支持する下部枠8と、この下部枠8の周囲の上部に設けられた上部枠9とによって形成された枠体10によって支持されている。この枠体10で、釜本体2の下部を囲むように支持している。
【0024】
図3に示すように、前記上部カバー6には、複数の原料を投入するための原料投入口3が設けられている。この実施形態ではカレーのルウを製造する構成を例にしているため、図の左右に粉体投入口3Aが設けられ、上面中央部に油脂投入口3Bと、手投入口3Cとが設けられている。しかも、この上部カバー6には、釜本体2内の空気を循環させることができるように通気口11と排気口12とが設けられている。なお、この例では、他の粉体が投入できるように予備投入口13が設けられている。この予備投入口13は通常は閉鎖されている。また、他の対象物を製造する場合は、適宜投入口を設ければよい。
【0025】
さらに、この上部カバー6の中央部には、釜本体2内に投入した対象物を攪拌する攪拌装置4が設けられ、釜本体2の内壁に近接した2個所には、釜内壁スクレーパ装置5が設けられている。攪拌装置4には、上部カバー6の上部に設けられた駆動機14と、この駆動機14で回転させる攪拌具15(図1)とが設けられている。また、釜内壁スクレーパ装置5には、上部カバー6の上部に設けられたシリンダ16と、このシリンダ16で回動させる回動軸17と、この回動軸17の下部に設けられて釜内壁19に接触又は離隔するスクレーパ18(後述する図13)とが設けられている。
【0026】
また、図4,5に示すように、釜装置1には、枠体10によって支持された釜本体2をこの枠体10とともに昇降させる昇降装置20と、この昇降する枠体10を上下方向に案内する案内機構21とが設けられている。図4に示す位置が分離状態で、図5に示す位置がセット状態である。
【0027】
昇降装置20には、図2に示すように、架台22の上部中央に設けられた駆動機24と、この駆動機24から左右に延設された軸で駆動する駆動スプロケット25と、この駆動スプロケット25に噛合する昇降チェーン26と、枠体10を昇降させる位置に設けられた従動スプロケット27とが設けられている。この駆動機24としては、減速機を有する電動モータ等が用いられる。
【0028】
一方、図4,6に示すように、この昇降装置20によって昇降させられる枠体10には、釜装置1の架台22の一部として上下方向に設けられた昇降フレーム23に沿ってこの枠体10を昇降させる昇降枠28が設けられている。この昇降枠28は、昇降フレーム23の上下方向に設けられた案内レール29の間に設けられており、前記枠体10に設けられた傾転軸30を軸受31で支持している。
【0029】
前記昇降チェーン26の一端は、この昇降枠28の上部に設けられた山型フレーム32の上部に設けられているチェーン取付部材33に連結され、他端はカウンターウエイト34に連結されている。このチェーン取付部材33は、傾転軸30を支持する軸受31の真上部に設けられている。
【0030】
前記カウンターウエイト34は、2本の昇降フレーム23の一側に設けられており、この昇降フレーム23の上下方向に設けられたウエイトカバー35内で上下動可能に設けられている。このカウンターウエイト34は、釜本体2を小さな駆動力で昇降させることができるような重量であり、釜本体2側がカウンターウエイト34側よりも少し重くなるような重量バランスとして昇降時の安定を図っている。
【0031】
図4と図7(a),(b) に示すように、前記案内機構21には、前記昇降フレーム23の上下方向に設けられた案内レール29と、この案内レール29に沿うように前記昇降枠28に設けられた案内部材37とが具備されている。この案内部材37は昇降枠28に設けられた取付部材36に設けられており、この案内部材37が昇降フレーム23に設けられた案内レール29に沿って昇降枠28を案内するように構成されている。
【0032】
案内レール29は、枠体10に設けられた釜本体2を、図5に示す上部カバー6にセットした上部位置の状態(セット状態)と、図1に示す上部カバー6から分離した下部位置の状態(分離状態)とに移動可能な長さで設けられている。
【0033】
また、この案内機構21によれば、案内部材37と案内レール29が係合した状態を保ちながら昇降するので、昇降時に枠体10、すなわち釜本体2が水平方向に大きくずれることはない。なお、この実施形態では、昇降枠28が昇降フレーム23の所定位置に設けられた検出部材38の位置に達したことを検出するセンサ39が設けられている。このセンサ39としては、近接スイッチ等が使用される。このセンサ39は、前記駆動機24を制御する制御装置(図示せず)と電気的に接続されている(図7(a) )。
【0034】
これにより、案内機構21に沿って前記昇降装置20で昇降させる昇降枠28とともに昇降する釜本体2を、架台22の上部所定位置に固定した上部カバー6と所定位置関係にセットするセット状態と、上部カバー6から分離させた分離状態とに制御することが容易に可能となっている。
【0035】
一方、図8,9に示すように、釜本体2には、この釜本体2の垂直方向軸40を中心に回転可能なように構成された回転機構41が具備されている。この回転機構41は、この実施形態では、釜本体2の下部を支持する支持枠7と前記枠体10の下部枠8との間に軸受42を設け、支持枠7に形成した内歯43に噛合して支持枠7を回転させる駆動機44を枠体10に設けることによって、釜本体2を回転可能に構成したものである。なお、釜本体2を回転可能にする構成は、図5に示すように釜本体2を上部カバー6にセットした状態において回転させることができる機構であればよく、セット状態で架台22側から回転駆動するような構成であってもよく、この実施形態に限定されるものではない。
【0036】
さらに、釜本体2には、この釜本体2内で混合攪拌した対象物を排出する時に、この釜本体2を所定角度まで傾ける傾転機構45が具備されている。この傾転機構45は、この実施形態では、釜本体2の傾転中心に位置する枠体10に傾転軸30を設け、この傾転軸30を前記したように昇降枠28で支持し、この昇降枠28に傾転軸30を所定角度まで傾けることができる駆動機たる傾転シリンダ46(図4)を設けることによって構成されている。
【0037】
傾転軸30は、上述した枠体10の上部枠9に設けられており、枠体10の対向する位置から側方に向けて設けられている。この傾転軸30は、前記昇降枠28に設けられた軸受31によって支持されている。つまり、この傾転軸30を中心にして枠体10とともに釜本体2が傾くように構成されている。
【0038】
また、前記傾転シリンダ46は、図4に示すように、昇降枠28から下方に向けてシリンダフレーム47が設けられ、このシリンダフレーム47に後端が回動可能に支持されて設けられている。この傾転シリンダ46のロッド48の先端が、傾転軸30に所定角度で固定されたアーム部材49と連結されている。このアーム部材49と傾転シリンダ46は、図4に2点鎖線で示すように、釜本体2の傾き角が好ましい角度となるような角度と伸縮量で構成されている。
【0039】
したがって、この傾転シリンダ46のロッド48を伸長させることによって、アーム部材49が傾転軸30を回動させて、枠体10とともに釜本体2を所定角度まで傾けることができる。この釜本体2を傾ける角度としては、図4に2点鎖線で示すように、内部の対象物を他の容器50に排出できる角度であればよく、水平状態を超える、例えば、120°程度に傾けられる。この角度は対象物の性状等に応じて任意に設定すればよい。
【0040】
また、図8,9に示すように、この実施形態の釜本体2は、釜内部が加熱又は冷却可能に構成されており、対象物を加熱又は冷却しながら混合攪拌することができるように構成されている。この加熱又は冷却可能な構成は、一方でも両方でもよい。この実施形態における加熱又は冷却する構成は、釜本体2の混合攪拌部51(2点鎖線で示す斜線部分)に釜本体2の内部を加熱又は冷却する媒体を通すジャケット52を形成し、このジャケット52内に媒体を循環させることによって行っている。
【0041】
さらに、釜本体2の下部の回転中心には、ジャケット52から下方に向けてロータリージョイント53が設けられている。このロータリージョイント53は、前記ジャケット52に加熱又は冷却媒体を供給/排出するためのものであり、固定側と回転側との間で加熱又は冷却媒体を供給/排出することができるように構成されている。
【0042】
この実施形態では、ロータリージョイント53が二重管構造で形成されており、二重管の外側が供給路54、内側が排出路55となっている。図の断面で示す部分が二重管の回転部分であり、その下部が固定部分である。なお、加熱媒体としては蒸気等、冷却媒体としては冷水等が利用される。また、加熱又は冷却媒体の供給/排出路の構成は、媒体等に応じて適宜決定すればよい。
【0043】
一方、釜本体2を傾転可能に支持している枠体10に設けられた左右の傾転軸30には、前記ロータリージョイント53の供給路54と排出路55とに接続される供給通路56と排出通路57とが設けられている。これら供給通路56と排出通路57の端部は、図示しない加熱又は冷却媒体供給装置に接続されている。この供給通路56と排出通路57が、前記ロータリージョイント53の供給路54と排出路55とに配管58,59で接続されている。また、ロータリージョイント53の供給路54と釜本体2の上部との間も配管60で接続されている。
【0044】
図10に示すように、このように構成された媒体供給構造61によれば、一方(図の右側)の傾転軸30に形成された供給通路56に供給された媒体62(加熱又は冷却)は、配管58を介してロータリジョイント53の二重管外側に形成された供給路54から配管60を経て釜本体2に設けられたジャケット52の上部に供給される。このジャケット52に供給された媒体62は、ジャケット52内に設けられた緩衝板63に当接してから釜本体2の下方へと流れる。この間に釜本体2が加熱又は冷却される。
【0045】
ジャケット52の下部中央は、ロータリジョイント53の二重管内側に形成された排出路55と連通しており、釜本体2を加熱又は冷却した媒体62は、この排出路55から配管59を介して他方(図の左側)の傾転軸30に形成された排出通路57へと排出される。つまり、供給通路56から供給した加熱又は冷却媒体62をロータリジョイント53から釜本体2のジャケット52に供給して、排出通路57から排出するように構成している。
【0046】
特に、この実施形態では、加熱用の蒸気を供給しながらカレーのルウを製造する構成であるので、加熱媒体62をジャケット52の上部から供給して下部から排出することにより、上部の冷えやすい位置で最も高温の加熱媒体を供給して、釜本体2の混合攪拌部51全体を効果的に加熱することができる。
【0047】
このようにして、回転可能であり、かつ傾転可能に構成された釜本体2のジャケット52に加熱又は冷却媒体62を供給/排出できるように構成しているので、釜本体2を回転させながら媒体62を循環させて釜本体2内の温度を常に安定させた状態で加熱又は冷却して対象物を混合攪拌することができる。
【0048】
図11は図1に示す攪拌具の正面図であり、図12は図3に示す上部カバーにおける攪拌具の駆動機構を示す拡大側断面図、図13は図5に示す状態の釜本体とその釜内壁スクレーパを示す側面図、図14は図2に示す状態の攪拌具と釜内壁スクレーパとの関係を示す平面図、図15は図5に示す状態の洗浄装置の図面であり、(a) は正面図、(b) は側面図である。
【0049】
図11に示すように、上述した攪拌装置4に設けられた攪拌具15は、上端に取付部64が設けられ、その下部に羽根部65が設けられている。この羽根部65は、対象物を効果的に混合攪拌できる形状であればよいが、この実施形態では、釜本体2内に2本の攪拌具15が配設できるように、縦長のリング状に形成されている。また、この羽根部65は、釜内壁19に沿うように形成されている。
【0050】
図12に示すように、攪拌具15を駆動する前記駆動機14による駆動機構は、上部カバー6の中央部に設けられた駆動機14(モータ)で駆動する駆動歯車66と、この駆動歯車66で駆動する2個の従動歯車67とで構成されている。この従動歯車67は、駆動歯車66を挟んで対向する位置に設けられており、この従動歯車67の軸68に設けられた取付材69に前記攪拌具15の取付部64が取付けられて駆動されている。この構成により、2本の攪拌具15は同一方向に同一回転数で回転させられる。
【0051】
図13に示すように、上述した釜内壁スクレーパ装置5におけるスクレーパ18は、釜内壁19に近接して設けられた回動軸17に設けられており、上述したシリンダ16(図3)で回動軸17を回動させることによって、釜内壁19と接触又は離隔するように構成されている。このスクレーパ18を釜内壁19に接触させた状態で釜本体2を回転させることにより、混合攪拌中に釜内壁19に付着する対象物を掻き落とすことができるように構成されている。
【0052】
この実施形態では、加熱しながら混合攪拌して混練するように製造するカレーのルウを製造する構成であるため、複数のスクレーパ18で釜内壁19を掻き取るように構成して、対象物の釜内壁19への付着防止と、効果的な混合攪拌ができるようにしている。このスクレーパ18は、一体的に形成してもよく、複数に分割するか一体的に形成するかは対象物に応じて決定すればよい。
【0053】
図14に示すように、前記攪拌具15とこの釜内壁スクレーパ18との関係は、2個の攪拌具15の羽根部65が描く攪拌円86が釜本体2の中心部で重なるようにし、この回転する攪拌具15に近接してスクレーパ18を設けている。これにより、攪拌具15で対象物を混合攪拌しながらスクレーパ18で釜内壁19から対象物を掻き取るようにしている。
【0054】
図15に示すように、上部カバー6には釜本体2内を洗浄するための洗浄装置70が設けられている。この実施形態では、この洗浄装置70が、釜内壁19に近接し、釜本体2の中心の対向する2箇所に配置されている。この洗浄装置70の洗浄ノズル71は、上部カバー6側から釜本体2内に進退可能に構成されている。なお、上部カバー6の洗浄ノズル71が設けられた外周側には、釜本体2の上端に達する側部カバー部材72が設けられており、この側部カバー部材72と釜本体2の上端との間にはシール部材73が設けられている。
【0055】
この洗浄ノズル71の進退は、上部カバー6に設けられたノズルケーシング74内に昇降ジャッキ(図示略)を設け、この昇降ジャッキの下端に洗浄ノズル71を設けることによって達成されている。
【0056】
また、洗浄ノズル71は、複数のノズル75が放射状に設けられたノズルユニット76が垂直面方向に回転可能に構成され、このノズルユニット76が左右に設けられた回転軸77が水平面方向に回転可能に構成されている。この例では、ノズル75の先端を湾曲させることにより、このノズル75から噴射する洗浄水78の反力によって回転軸77を中心にして垂直面方向で回転するように構成されている。
【0057】
したがって、前記ノズル75から洗浄水78を噴射した状態でノズルユニット76を回動させながら昇降させることによって、釜内壁19を3次元的に洗浄水78を噴射しながら洗浄することができるようになっている。このように3次元洗浄ができるように構成することにより、釜内壁19の汚れを安定して落とせるようにしている。
【0058】
以上のように構成された釜装置1によれば、まず、図5に示すように、釜本体2を上昇させて、上部カバー6に設けられた攪拌装置4と釜内壁スクレーパ装置5とが釜本体2の所定位置にセットされた状態とする。このセット状態で、上部カバー6に設けられた粉体投入口3A(原料投入口)から釜本体2内に必要量の原料が投入される。この状態で、図9に示す駆動機44で、釜本体2が所定回転数で回転させられる。また、この実施形態ではカレーのルウを製造する例であるため、図10に示すように、傾転軸30から加熱媒体62が供給され、この媒体62で釜本体2が所定温度に加熱されている。
【0059】
一方、上部カバー6に設けられた攪拌装置4で攪拌具15が回転させられるとともに、釜内壁スクレーパ装置5のスクレーパ18が釜内壁19に接触させられる。したがって、前記したように釜本体2を回転させながら、この攪拌具15で対象物を混合攪拌し、スクレーパ18で釜内壁19に付着した対象物を掻き落とすようにして対象物が製造される。
【0060】
さらに、対象物を加熱しながら混合攪拌している状態で、上部カバー6に設けられた粉体投入口3Aから追加原料が投入されたり、油脂投入口3Bから油が投入されたり、手投入口3Cから他の原料が投入される。このようにして複数の原料が所定の時期に釜本体2の内部に投入され、加熱状態で、所定時間、混合攪拌することによって、対象物(カレーのルウ)が製造される。そして、釜本体2内に所望の対象物が製造されると、釜本体2の回転を停止させるとともに、攪拌具15の回転を停止させた後、スクレーパ18を釜内壁19から離隔させる。
【0061】
その後、図1に示す位置まで、釜本体2を支持する枠体10が下降するように昇降枠28を昇降フレーム23に沿って下降させる。釜本体2を所定位置まで下降させると、図4に二点鎖線で示すように、傾転シリンダ46のロッド48を伸長させることによってアーム部材49で傾転軸30を回動させることにより、枠体10とともに釜本体2が所定角度まで傾けられる。この時、傾けられた釜本体2内の対象物は、次の加工設備へ搬送するための容器50へ移される。
【0062】
しかも、この実施形態では、枠体10に釜本体2を回転可能に支持しているため、釜本体2を傾けた状態で回転させることもでき、対象物が粘性を有している等、排出が困難な場合でも効率良く排出することができる。
【0063】
このように、回転しながら対象物を混合攪拌する釜本体2と、この釜本体2内にセットされる攪拌装置4や釜内壁スクレーパ装置5が設けられた上部カバー6とを分離可能とし、さらにこの上部カバー6を固定として、回転可能な釜本体2を昇降および傾転可能な構造とすることで、原料投入口3のように他の投入装置等と配管接続される構成を固定式としたシンプルな構造とすることが可能になるとともに、混合攪拌作業中に原料を追加投入することも容易に可能となる。
【0064】
しかも、釜本体2を上部カバー6(攪拌装置4や釜内壁スクレーパ装置5)から離して、攪拌装置4や釜内壁スクレーパ装置5に妨げられることなく自由に傾転させて対象物を排出するようにできる。
【0065】
また、上述した実施形態では、釜本体2を加熱・回転可能に構成し、攪拌装置4の攪拌具15で釜本体2内の対象物を混合攪拌しながら、釜内壁スクレーパ装置5のスクレーパ18によって釜内壁19に付着する対象物を掻き取るようにしているので、カレーやシチューのルウのように、加熱しながら粉体と油を釜本体2内で混合攪拌して練ることによって粘性を有する対象物を得る場合に好適な釜装置1として使用することができる。
【0066】
つまり、上述した釜装置1によれば、釜本体2を加熱・回転した状態で攪拌装置4及びスクレーパ装置5を働かせるので、対象物を多元的に混合攪拌しながら加熱することが可能になる。したがって、対象物を均一に混合攪拌及び加熱することができ、焦げ等を生じることも解消して高品質の対象物を製造することができる。このため、高粘性の対象物(例えば、粉体と液体と油とを含み高粘性となる対象物)の処理や、対象物を高温(例えば、100℃以上)で加熱する場合に、特に好適に使用し得る。
【0067】
さらに、この釜装置1を大型機として自動運転することにより、大幅な省力化を達成することが可能となる。
【0068】
なお、前記実施の形態では、対象物としてカレーのルウを例に説明しているが、対象物としては、ルウ以外に練りわさびや練り香辛料等の粘性を有する食料品原料、その他、様々な原料であってもよく、対象物は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0069】
また、上述した実施形態は一実施形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0070】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0071】
回転する釜本体で対象物を混合攪拌して均一な対象物を製造できるとともに、釜本体を上部カバーから分離して対象物を容易に排出することができる釜装置を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態における釜装置の分離状態を示す正面図である。
【図2】図1に示す釜装置の平面図である。
【図3】図2に示す釜装置の上部カバーを示す平面図である。
【図4】図1に示す釜装置の側面図である。
【図5】図1に示す釜装置におけるセット状態の正面図である。
【図6】 (a) は図1に示す釜装置におけるチェーン取付部材の正面図であり、(b) は(a) の側面図である。
【図7】図1に示す釜装置の断面図であり、(a) はA−A断面図、(b) は(a) のB部拡大図である。
【図8】図1に示す状態の釜本体とその周辺の拡大断面を示す正面図である。
【図9】図1に示す状態の釜本体とその周辺の拡大断面を示す側面図である。
【図10】図8に示す釜本体とその周辺における加熱又は冷却媒体の流れを示す正面図である。
【図11】図1に示す攪拌具の正面図である。
【図12】図3に示す上部カバーにおける攪拌具の駆動機構を示す拡大側断面図である。
【図13】図5に示す状態の釜本体とその釜内壁スクレーパを示す側面図である。
【図14】図2に示す状態の攪拌具と釜内壁スクレーパとの関係を示す平面図である。
【図15】図5に示す状態の洗浄装置の図面であり、(a) は正面図、(b) は側面図である。
【符号の説明】
1…釜装置
2…釜本体
3…原料投入口
4…攪拌装置
5…釜内壁スクレーパ装置
6…上部カバー
7…支持枠
10…枠体
14…駆動機
15…攪拌具
16…シリンダ
17…回動軸
18…スクレーパ
19…釜内壁
20…昇降装置
21…案内機構
22…架台
23…昇降フレーム
24…駆動機
25…駆動スプロケット
26…昇降チェーン
27…従動スプロケット
28…昇降枠
29…案内レール
30…傾転軸
31…軸受
34…カウンターウエイト
35…ウエイトカバー
36…取付部材
37…案内部材
39…センサ
40…垂直方向軸
41…回転機構
42…軸受
43…内歯
44…駆動機
45…傾転機構
46…傾転シリンダ
47…シリンダフレーム
49…アーム部材
50…容器
51…混合攪拌部
52…ジャケット
53…ロータリジョイント
54…供給路
55…排出路
56…供給通路
57…排出通路
58,59,60…配管
61…媒体供給構造
62…媒体
64…取付部
65…羽根部
66…駆動歯車
67…従動歯車
70…洗浄装置
71…洗浄ノズル
72…側部カバー部材
73…シール部材
75…ノズル
76…ノズルユニット
78…洗浄水
86…攪拌円

Claims (12)

  1. 投入された対象物を混合攪拌する釜本体と、該釜本体の上部に位置し、該釜本体内に投入された対象物を攪拌する攪拌装置、および釜内壁スクレーパ装置を有する上部カバーとを具備し、前記釜本体の内部を加熱又は冷却可能に構成し、該釜本体に前記攪拌装置と釜内壁スクレーパ装置をセット/分離させるべく該釜本体を昇降可能に構成するとともに、該釜本体を垂直方向の回転軸を中心に回転可能に構成した釜装置。
  2. 前記釜本体を所定角度まで傾ける傾転機構を具備させたことを特徴とする請求項1記載の釜装置。
  3. 前記釜本体を支持する枠体を設け、該枠体に、釜本体を回転させる回転機構と、前記傾転機構とを具備させたことを特徴とする請求項2記載の釜装置。
  4. 前記釜本体を枠体とともに昇降させる昇降装置と、該昇降する枠体を案内する案内機構とを設け、前記昇降装置に、枠体とともに釜本体を案内機構に沿って昇降させる駆動機を設けたことを特徴とする請求項3記載の釜装置。
  5. 前記回転機構を、釜本体を下方から支持する支持枠を設け、該支持枠と前記枠体との間に軸受を設けて前記枠体にて該支持枠を回転可能に支持し、該支持枠を回転させる駆動機を設けて構成したことを特徴とする請求項3記載の釜装置。
  6. 前記傾転機構を、釜本体を傾ける中心軸上に傾転軸を設け、該傾転軸を前記枠体によって保持し、該傾転軸を回動させる駆動機を設けて構成したことを特徴とする請求項3記載の釜装置。
  7. 前記傾転軸にアーム部材を設け、該アーム部材を回動させるシリンダを設けて釜本体を所定角度で傾けるように構成したことを特徴とする請求項6記載の釜装置。
  8. 前記釜本体の下部回転中心にロータリージョイントを設け、該釜本体の混合攪拌部に、該釜本体の内部を加熱又は冷却する媒体が流れるジャケットを形成し、該ジャケットに加熱又は冷却媒体を供給/排出する供給/排出路を前記ロータリージョイントに設け、該供給/排出路に加熱又は冷却媒体を供給/排出する通路を、前記釜本体を傾転可能に支持する傾転軸に設けて媒体供給構造を構成し、該媒体供給構造で釜本体の内部を加熱又は冷却可能にしたことを特徴とする請求項6記載の釜装置。
  9. 前記ロータリージョイントの供給/排出路を二重管構造で形成し、前記傾転軸の一方に供給通路を設け、他方の傾転軸に排出通路を設け、該供給路から供給した加熱又は冷却媒体をロータリージョイントから釜本体に供給して排出路から排出するように構成したことを特徴とする請求項8記載の釜装置。
  10. 前記二重管構造のロータリージョイントの外側を供給路、内側を排出路とし、供給路から供給する加熱又は冷却媒体を前記ジャケットの上部から供給し、該ジャケットを通った加熱又は冷却媒体をジャケットの下部からロータリージョイントの内側の排出路を介して排出するように構成したことを特徴とする請求項9記載の釜装置。
  11. 前記案内機構を、上下方向に設けた昇降フレームと、前記枠体に設けた案内部材と、前記昇降フレームに沿って該案内部材を上下方向に案内する案内レールとで構成し、前記昇降装置を、昇降フレームの上部に設けた駆動機と、該駆動機で駆動する駆動スプロケットと、該駆動スプロケットに噛合して一端を釜本体側に連結した昇降チェーンと、該昇降チェーンの反釜本体側に連結したカウンターウエイトとで構成したことを特徴とする請求項4記載の釜装置。
  12. 前記上部カバーの釜本体内壁に近接した位置に洗浄装置を設け、該洗浄装置に3次元洗浄が可能な洗浄ノズルを設けるとともに、該洗浄ノズルを前記上部カバーから釜本体内に進退可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の釜装置。
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