JP3637153B2 - 画像形成装置の回動部材戻し機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、開閉可能なガイド板,トナーボトルレバー,転写ノブ等の回動部材を開放した状態から閉じた状態に戻す画像形成装置の回動部材戻し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機,プリンタ等の画像形成装置には、その装置本体内に用紙を搬送するための搬送路が多数形成されている。このような搬送路は、対のガイド板を所定の間隔を置いて対向配置させたものが一般的である。
このような搬送路では、用紙がジャムになると、その狭い隙間のガイド板間に指を入れて用紙を引き出すのが困難であるため、通常の場合にはその対のガイド板のうち一方の側が他方の側のガイド板に対して開閉可能になっている。
特に、円弧状の搬送路を利用して用紙を裏側に反転させて搬送する反転搬送路では、そこでジャムが発生すると直線搬送路の場合に比べてジャム処理が難しいため、このような反転搬送路では回動部材であるガイド板を開閉させる機構は不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のガイド板の一方が開閉可能なものでは、ジャム処理をするためにその開閉可能な側のガイド板を開放してジャムになった用紙を取り除いた後に、そのガイド板を元の閉じた状態に戻すのを忘れたまま画像形成動作を再開したときに、問題が生じることがあった。
【0004】
すなわち、通常の複写機等の画像形成装置では、装置本体に形成されているドアが開放状態にあると画像形成動作が開始されないようになっているが、そのドアをガイド板が閉じられていない状態のまま閉じてしまったときには、画像形成動作が再開されてしまうので、閉じられた位置に戻されていないガイド板の部分に用紙が達したときに、それがジャムになってしまうという問題点があった。
そこで、例えば従来の複写機では、図16及び図17に示すような突起51をドア52の内面52aに、搬送路を構成する一対のガイド板53,54のうち開閉可能な側のガイド板53に形成したノブ55に対応させて形成したりしている。
【0005】
その突起51は、ドア52を図17に示すように閉じると、それがガイド板53のノブ55に当接することによってドア52の回動角を規制するものであり、このようなときにはドア52が所定の閉じ位置まで閉じられなくなる。したがって、オペレータはそれによってガイド板53の閉じ忘れに気がつく。
しかしながら、このようなガイド板の閉じ忘れを、ドアが完全な状態にまで閉じられないことにより知らせる方法の場合には、オペレータがそのガイド板の閉じ忘れに気がついたときに、一度閉じたドアを再び開いて中のガイド板を所定の位置まで閉じた後に再度ドアを閉じ直さなければならなかったので、それが面倒であるということがあった。
【0006】
また、図17に示したように突起51の位置がドア52の回動支点56に近い場合には、ドア52を閉じることによって突起51がガイド板53のノブ55に当接すると、そのノブ55には、てこの原理により非常に大きな力が突起51によって加えられるようになるので、ノブ55が破損してしまうこともあるという問題点があった。
【0007】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、開閉可能なガイド板等の回動部材を開放した状態のまま装置本体に設けられている開閉可能なドアを閉じるようなことがあっても、回動部材やドアの一部を破損させてしまうようなことがなく、直ぐに画像形成動作を再開することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、装置本体に開閉可能に取り付けられたドアに近接してその装置本体内に設けられた開閉可能な回動部材を開放した状態から閉じた状態に戻す画像形成装置の回動部材戻し機構を、次のように構成する。
上記ドアを開閉可能に支持する軸部は上記回動部材を開閉可能に支持する支点軸と非平行の位置関係にあって上記ドアと上記回動部材は互いに異なる方向に開閉され、上記回動部材の上記ドア側の側部に所定の長さの当接面を有するノブを突設し、上記ドアの内面にそのドアを閉じ初めたときに上記ノブの当接面に当接し、そのドアを閉じていくにしたがって回動部材を閉じる方向に回動させていくガイドカムを設ける。
【0009】
このようにすれば、開閉可能な回動部材を開放した後に、その回動部材を閉じるのを忘れてドアを装置本体に対して閉じるようなことがあったとしても、そのドアを閉じるとその内面に設けられているガイドカムが、開放状態にある回動部材の側部に突設されているノブの当接面に当接しながらそれを閉じる方向に回動させていく。
したがって、そのドアを閉じた後で直ぐに画像形成動作を再開することができる。
【0010】
また、上記ガイドカムを、そのガイドカムとノブの当接面との当接位置がドアを閉じていくにしたがって上記当接面の長さ方向に徐々に変化していく形状に形成するとよい。
そうすれば、ドアを閉じていくと、ガイドカムは回動部材のノブの当接面にその長さ方向に移動しながら接触するので、ノブの当接面の同じ場所が局部的に摩耗することがなく、当接面が広範囲に亘って平均的に摩耗していくので、長期に渡ってスムーズに回動部材を閉じ側に回動させることができる。
【0011】
さらに、上記いずれかの画像形成装置の回動部材戻し機構において、回動部材と装置本体との間にその回動部材を閉じ位置で固定保持するマグネットキャッチを設け、ガイドカムを、回動部材が閉じ位置付近まで回動してマグネットキャッチの吸引力が働く位置までノブの当接面に接触して回動部材を回動させる大きさに形成するとよい。
【0012】
そうすれば、回動部材が閉じ位置付近へ回動するまでガイドカムがノブの当接面に接触し、それ以降は回動部材がマグネットキャッチにより閉じ位置に固定保持されるので、部品の製作上の誤差や組付上の誤差により、回動部材が所定の閉じ位置まで回動しているにも係らず、ガイドカムがさらにその回動部材を回動させ続けようとする力を加えてしまうようなことがなくなるので、部品の変形等を防止することができる。
【0013】
また、上記いずれかの画像形成装置の回動部材戻し機構において、回動部材のノブのガイドカムに接触する当接面を、そのノブに回転自在に取り付けられたローラの外周面とするとよい。
そうすれば、ガイドカムと回動部材のノブとの接触は、ころがり接触になるので、回動部材を閉じる動作がよりスムーズになると共に、その際の操作力も軽くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この画像形成装置の回動部材戻し機構は、例えば図4及び図5に示すような画像形成装置である複写機の装置本体1に開閉可能に取り付けられたドア7に近接して設けられた開閉可能な回動部材であるガイド板5を開放した状態から閉じた状態に戻すガイド板戻し機構2として適用されるものであり、この実施の形態では、そのガイド板戻し機構2を、図5に示す定着装置3を通過した用紙を再び両面ユニット4に戻す際に通過させる反転搬送路の対のガイド板5,6のうち、矢示A方向に開閉可能なガイド板5側を開放した状態から閉じた状態に戻す機構として設けている。
【0015】
この複写機は、図4に示すように装置本体1の上部に開閉可能な圧板8を設けており、その装置本体1の前部上面には各種の操作キー等が配設された操作パネル9を配設している。また、装置本体1の前部には、上方に胴内排紙トレイ11を、その下側に前述したドア7をそれぞれ配設しており、さらにその下側にはそれぞれ引き出し可能な両面ユニット4と給紙トレイ12をそれぞれ配設している。
【0016】
この複写機は、図5に示すように装置本体1の略中央に感光体ドラム13等によって構成される作像部(簡略化して図示している)10を有しており、そこに装置本体1の下部に設けられている給紙トレイ12から用紙Pが給紙されて、その用紙Pの同図で上面側に画像が形成される。
その画像が形成された用紙Pは、定着装置3の用紙搬送下流側に設けられている分岐部14で排紙方向が選択的に分けられ、直進してストレート排紙トレイ16に排紙されたり、胴内排紙トレイ11に排紙されたりする。
【0017】
また、両面コピーの場合には、用紙Pは定着装置3の直後に設けられている分岐部15で図示しない分岐爪により、対のガイド板5,6からなる反転搬送路側に案内されて両面ユニット4に搬送されて表裏が反転されてスタックされる。
そして、その両面ユニット4にスタックされた用紙Pは、再給紙ローラ17により再給紙され、その画像が形成されていない側の面に作像部10で画像が形成されて、ストレート排紙トレイ16又は胴内排紙トレイ11に排出される。
【0018】
その両面ユニット4に用紙を送り込む反転搬送路のガイド板5,6は、前述したようにガイド板5側が矢示A方向に支点軸20を中心にして開閉可能であり、図1に示すようにそのガイド板5のドア7側の側部には、矢印Bで示す用紙ガイド方向に所定の長さの当接面18aを有するノブ18を突設している。
また、ドア7の内面には、図2にも仮想線で示すように、そのドア7を閉じ初めたときにノブ18の当接面18aに当接し、そのドア7を閉じていくにしたがってガイド板5を閉じる方向に回動させていくガイドカム19を設けている。
【0019】
そのガイドカム19は、図3に平面から見た形状を示すように、例えば厚さが1〜2mm程度のリブ状に形成され、それが図1及び図2に示すようにドア7を閉じた際にガイド板5を所定の閉じ位置まで回動させることができる所定の高さに、ドア7と一体に樹脂による成形で形成されている。
なお、このガイドカム19は、ドア7と別体で形成してそれをドア7の内面に固定するようにしてもよいし、それを板金で形成してもよい。
【0020】
そのガイドカム19の上端縁には、図2に示すようにガイド板5に近い側に円弧部19aが形成されていて、そこから略同一高さの中間部19bが所定の長さで続き、その先には緩やかな下りの傾斜部19cが形成されている。
そして、この傾斜部19cは、ガイド板5を閉じ位置に近い位置まで回動させる際に使用される部分であり、その際の回動動作をスムーズに行なえるようにするため、その断面形状(図3のC−C線に沿う断面)を、図6に示すようにノブ18の当接面18aに当接する先端部分19dを傾斜させている。
【0021】
さらに、このガイドカム19は、図1に示したようにドア7を閉じてガイド板5のノブ18の当接面18aに当接した際にはそこに荷重が加わるので、それが容易に変形したり破損したりしないようにするため、補強用のコ字状リブ21及び三角形状のリブ22(図2では煩雑となるため図示を省略している)をそれぞれ設けている。
【0022】
なお、図1で23は、ドア7の内面に一対形成された(同図では片方しか見えない)支持部であり、そこには装置本体側に固定された支持部材24が嵌入し、その嵌入状態で支持部23と支持部材24に共に貫通状態で軸部となる支持ピン25を嵌入させることにより、図4に示すようにドア7を装置本体1に対して回動可能に支持している。
【0023】
このように、このガイド板戻し機構2は構成されているので、ガイド板5と6とからなる反転搬送路でジャムが発生したときに、その開閉可能なガイド板5を開放してジャム処理を行なった後に、そのガイド板5を閉じるのを忘れてしまった状態のままドア7を装置本体1に対して閉じるようなことがあったとしても、直ぐに画像形成動作を再開することができる。
【0024】
すなわち、そのドア7を閉じると、すぐにそのドア7の内面に設けられている図1及び図2に示したガイドカム19が、開放状態にあるガイド板5の側部に突設されているノブ18の当接面18aに当接しながらそれを持ち上げて、同図に仮想線で示したように閉じる方向に回動させていくので、ドア7を閉じればオペレータが意識しなくてもガイド板5が自動的に所定の閉じ位置まで閉じられる。したがって、ドア7を閉じた後で直ぐに画像形成動作を再開することができる。
【0025】
また、この実施の形態では、ガイドカム19の平面から見た形状を図3に示したような形状にすることによって、図7に示すようにそのガイドカム19とノブ18の当接面18aとの当接位置がドア7を閉じていくにしたがって、当接面18aの矢印で示す長さ方向(矢印と逆方向への移動でもよい)に徐々に変化していくようにしている。
【0026】
そうすることによって、ドア7を閉じていくと、ガイドカム19がガイド板5側のノブ18の当接面18aにその長さ方向に移動しながら接触するので、ノブ18の当接面18aの同じ場所が局部的に摩耗するのを防止することができる。したがって、当接面18aが広範囲に亘って平均的に摩耗するようになるので、長期に渡ってスムーズにガイド板5を閉じ側に回動させることができる。
【0027】
なお、ガイドカム19によるノブ18の当接面18a上の長さ方向の移動は、図7の矢印方向又はその逆の方向のいずれであっても当接面18aの局部的な摩耗を防止することができるが、その移動方向は次に説明する理由により矢印方向とすることが好ましい。
【0028】
すなわち、ガイドカム19は、ドア7を閉じ始めた初期の状態では、図9の(a),(b)に示すように、ノブ18をガイドカム19上にすくい上げてそれを所定の回動角度にするため、上端縁のノブ18側の形状は前述したように急カーブの円弧部19aにしてある。
ある回動角度までノブ18が回動すると、その後はガイドカム19が中間部19bでノブ18を押すだけになるが、そのガイドカム19を所定の角度でノブ18に接触させるため、その中間部19bは略同一高さの緩やかなカーブになっている。
【0029】
このような形状のガイドカム19でノブ18を押していくと、ドア7の閉じ初めの時点ではそのドア7を図9の(b)に示したように角度θだけ閉じると、ノブ18が距離aだけ上昇するので、ガイド板5が図10に示すように回動量L1 だけ閉じる方向に回動する。
また、図12の(a),(b)に示すように、ドア7を閉じ終える回動後半では、ドア7を角度θ1 の位置から上記角度θだけ閉じると、ノブ18が距離a′だけ上昇し、それによって図11に示すようにガイド板5が回動量L2 (L2>L1)だけ閉じる方向に回動する。
【0030】
さらに、図9の(a)に示すように、ドア7の支点となる支持ピン25の中心からノブ18とガイドカム19が接する接点までの距離は、ドア7を閉じ始めた初期の時点がbであるのに対し、図12の(a)に示すようにドア7の回動後半ではb′となり、図9の(a)と図12の(a)との比較からb<b′となり、てこの原理によりドア7は閉じ始めの回動前半よりも回動後半の方が閉める際に大きな力が必要になる。
以上のことにより、ノブ18はドア7を閉じ始める初期は、ドア7の回動角に対して小さな回動量であり、ドア7を閉じ終える後期ではその回動量が多くなる。また、ドア7を閉じる力は、ドア7を閉じ始める初期よりも後期では大きな力が必要になる。
【0031】
以上の事項を前提として、図13及び図14を使用して、図7で説明した矢印方向にガイドカム19がノブ18の当接面18a上を移動するようにした方が好ましい理由について説明する。
上述したように、ドア7を閉じ終える後期では大きな力が必要となるので、図14に示すようにガイドカム19とノブ18との接点cはできるだけガイド板5の支点軸20から離れた距離xの位置(外側)にした方が、ガイド板5を閉じる側に回動させる際の力が少なくてすむ。
【0032】
しかしながら、このようにガイドカム19とノブ18の接点cを、常に支点軸20から距離xだけ離れた位置になるようにしたのでは、その部分が局部的に摩耗してしまう。そこで、図13(図示の都合上ドア7及びガイドカム19は閉じた位置に図示してある)に示すように、ドア7を閉じ始める初期にはガイドカム19とノブ18との接点cを距離xよりも内側の距離x1 の位置(x>x1)にしておけば、ノブ18の同一箇所が局部摩耗するのを防止することができる。
【0033】
このように、ドア7の閉じ始めの初期に、上記接点cを内側に寄せた距離x1 の位置になるようにすると、ドア7を閉じた際にノブ18に加えられる力の作用点が、ガイド板5の回動支点となる支点軸20に近づくようになるため、ドア7を閉じるためにはそれだけ大きな力が必要となる。
しかしながら、このドア7の閉じ始めの初期には、図13に示したようにドア7の回動支点(支持ピン25の中心)からガイドカム19のノブ18との接点cまでの距離bが小さいので、てこの原理によりドア7を閉じた際にノブ18にはガイドカム19を介して大きな力が加えられるので、それらが相殺されることにより、ガイド板5をスムーズに回動させて閉じることができる。
【0034】
すなわち、ガイドカム19のノブ18との接点cを、ドア7を閉じ始める初期に図13の距離x1 の位置にしても、ドア7を閉じ終える後期に図14の距離xになるようにすれば(図7の矢印方向への移動)、ノブ18の同一箇所の摩耗を防止することができながら、ドア7も大きな力を必要とせずに楽に閉じることができる。
【0035】
ところで、この実施の形態では、図8に示すようにガイド板5と装置本体1との間にそのガイド板5を図示の閉じ位置で固定保持するマグネット31と磁性体32とからなるマグネットキャッチ30を設け、ガイドカム19のカム形状を、ガイド板5が、マグネットキャッチ30の磁性体32がマグネット31に例えば0.8mmまで接近する閉じ位置付近まで回動してマグネットキャッチ30の吸引力が働く位置までノブ18の当接面18aにガイドカム19が接触してガイド板を回動させる形状にしている。
【0036】
なお、この実施の形態では、磁性体32がマグネット31に、例えば1.2 mmまで接近したときに吸引力が作用しだすが、上述した例の場合には安全をみて0.8 mmまで接近するまでガイドカム19が当接面18aをガイドする。
そのため、ガイド板5が閉じ位置付近へ回動するまでガイドカム19がノブ18の当接面18aに接触し、それ以降はガイド板5がマグネットキャッチ30により回動されて閉じ位置に固定保持されるので、部品の製作上の誤差や組付上の誤差により、ガイド板5が所定の閉じ位置まで回動しているにも係らず、ガイドカム19がさらにそのガイド板5を回動させ続けようとする力が加わるようなことがないので、ノブ18やガイドカム19等の部品の変形を防止することができる。
【0037】
図15は画像形成装置のガイド板戻し機構の他の実施の形態を示す図7と同様な平面図である。
このガイド板戻し機構は、可動側のガイド板5′のノブ18′のガイドカム19に接触する当接面を、そのノブ18′に回転自在に取り付けられたローラ33の外周面33aとしている。
このようにすれば、ガイドカム19とガイド板5′のノブ18′との接触は、ころがり接触になるので、ガイド板5′を閉じる動作がよりスムーズになると共に、ドア7を閉じる際の操作力も軽くなる。
【0038】
以上、この発明による回動部材戻し機構を、画像形成装置のガイド板戻し機構に適用した場合の各実施の形態について説明したが、この発明は他の回動部材である転写ノブのように間接的にガイド板を戻すものや、トナーボトルレバーのような回動部材を戻す機構にも同様に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による画像形成装置の回動部材戻し機構によれば、開閉可能な回動部材を開放した際に、それを閉じるのを忘れてそのままの状態で装置本体に設けられている開閉可能なドアを閉じるようなことがあったとしても、そのドアを閉じるとその内面に設けられているガイドカムが、開放状態にある回動部材の側部に突設されているノブの当接面に当接しながらそれを閉じる位置まで回動させるので、回動部材やドアを破損させることなしに、ドアを閉じた後で直ぐに画像形成動作を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の回動部材戻し機構であるガイド板戻し機構を説明するための斜視図である。
【図2】同じくそのガイド板戻し機構によりガイド板が開いた位置から徐々に回動されて閉じ位置に向かって回動していく状態を段階的に示した側面図である。
【図3】同じくそのガイド板戻し機構のドア側の内面に形成されたガイドカムの部分を示す平面図である。
【図4】図1のガイド板戻し機構が適用される画像形成装置である複写機の一例を示す外観斜視図である。
【図5】同じくその複写機の概略の構成を示す概略構成図である。
【図6】図3のC−C線に沿う断面図である。
【図7】図1のガイドカムとノブの当接面との当接位置がドアを閉じていくにしたがって当接面上で徐々に変化していく様子を説明するための平面図である。
【図8】図4の可動側のガイド板と装置本体との間に設けられたマグネットキャッチを説明するための概略図である。
【図9】図2のガイド板戻し機構においてドアを閉じ始めた初期の状態を示す側面図である。
【図10】同じくそのドアの閉じ始めの初期の状態にノブが距離aだけ上昇されたときのガイド板の回動量を説明するための説明図である。
【図11】同じくそのドアの回動後半にノブが距離a′だけ上昇されたときのガイド板の回動量を説明するための説明図である。
【図12】同じくそのドアを閉じ終える回動後半の状態を示す図9と同様な側面図である。
【図13】図9のドアを閉じ始めた初期の状態をそのドアを透視した状態で示した説明図である。
【図14】同じくそのドアを閉じ終える回動後半の状態をそのドアを透視した状態で示した図13と同様な説明図である。
【図15】画像形成装置のガイド板戻し機構の他の実施の形態を示す図7と同様な平面図である。
【図16】従来のガイド板が開かれた状態のままではドアを閉めても画像形成動作が開始されないようにするための機構の例をドアを開いた状態で示す平面図である。
【図17】同じくその機構でドアを閉じた際にそのドアが完全な状態にまで閉まらない様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1:装置本体 5,5′,6:ガイド板
7:ドア 18,18′:ノブ
18a:当接面 19:ガイドカム
30:マグネットキャッチ 33:ローラ
33a:外周面(当接面)

Claims (4)

  1. 装置本体に開閉可能に取り付けられたドアに近接して前記装置本体内に設けられた開閉可能な回動部材を開放した状態から閉じた状態に戻す画像形成装置の回動部材戻し機構であって、
    前記ドアを開閉可能に支持する軸部は前記回動部材を開閉可能に支持する支点軸と非平行の位置関係にあって前記ドアと前記回動部材は互いに異なる方向に開閉され、前記回動部材の前記ドア側の側部に所定の長さの当接面を有するノブを突設し、前記ドアの内面に該ドアを閉じ初めたときに前記ノブの当接面に当接し、そのドアを閉じていくにしたがって前記回動部材を閉じる方向に回動させていくガイドカムを設けたことを特徴とする画像形成装置の回動部材戻し機構。
  2. 前記ガイドカムが、そのガイドカムと前記ノブの当接面との当接位置が前記ドアを閉じていくにしたがって前記当接面の長さ方向に徐々に変化していく形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の回動部材戻し機構。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置の回動部材戻し機構において、前記回動部材と装置本体との間に該回動部材を閉じ位置で固定保持するマグネットキャッチを設け、前記ガイドカムを、前記回動部材が前記閉じ位置付近まで回動して前記マグネットキャッチの吸引力が働く位置まで前記ノブの当接面に接触して前記回動部材を回動させる大きさに形成したことを特徴とする画像形成装置の回動部材戻し機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置の回動部材戻し機構において、前記回動部材のノブの前記ガイドカムに接触する当接面を、該ノブに回転自在に取り付けられたローラの外周面としたことを特徴とする画像形成装置の回動部材戻し機構。
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