JP3637014B2 - クロック同期はずれ検出回路及びそれを用いた光受信装置 - Google Patents

クロック同期はずれ検出回路及びそれを用いた光受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクロック同期はずれ検出回路及びそれを用いた光受信装置に関し、特に光受信装置においてデータ信号に対するクロック信号の同期はずれ状態を検出するためのクロック同期はずれ検出回路及びそれを用いた光受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光受信装置へのデータ信号断やS/N劣化時に、アラームを発出することは、伝送路品質を保持するのに必須の機能である。データ信号断やS/N劣化を検出するのに一般におこなわれる方法の一つとして、クロック再生をおこなうPLL(Phase Locked Loop )回路の電圧制御発振器の周波数制御電圧を用いる方法がある。すなわち、データ断やS/N劣化時には、PLL回路がロック状態から大きくはずれ、結果として、電圧制御発振器の周波数制御電圧がロック状態の電圧から大きずれるので、この周波数制御電圧が所定値ずれたときに、アラームを発出する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
光受信装置へのデータ信号のS/Nが劣化すると、データ信号のジッタ(データ信号本来の周波数近傍で、データ1ビット毎に周波数が変動すること)が増えてランダムノイズに近づくので、PLL回路の電圧制御発振器をロック状態に引き込むよう周波数制御電圧が大きく変動する。
【0004】
一方、所定の伝送路品質が保たれている場合でも、実際には、データ信号に多少ジッタが存在しており、この場合でもPLL回路の電圧制御発振器をロック状態に引き込むよう周波数制御電圧が変動している。したがって、従来のように電圧制御発振器の周波数制御電圧を用いる方法では、正常時とアラーム時の判定のためのしきい値の設定が困難であり、S/N劣化やデータ信号断のときに確実にアラームを発出することが不可能となる。
【0005】
本発明の目的は、データ信号にジッタが存在していても、クロック信号のデータに対する同期はずれを確実に検出することが可能なクロック同期はずれ検出回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、クロック信号をデータ信号の変化点で読込む読込み手段と、この読込み手段の読込み結果と前記データ信号との論理演算をなす論理演算手段と、この論理演算出力を計数するカウンタ手段とを含み、このカウンタ手段のカウント結果により前記クロックの前記データに対する同期はずれを検出するようにしたことを特徴とするクロック同期はずれ検出回路が得られる。
【0007】
また、本発明によれば、クロック信号をデータ信号の変化点で読込む読込み手段と、この読込み手段の読込み結果を計数するカウンタ手段とを含み、このカウンタ手段のカウント結果により前記クロックの前記データに対する同期はずれを検出するようにしたことを特徴とするクロック同期はずれ検出回路が得られる。
【0008】
更に、本発明によれば、これらクロック同期はずれ検出回路を含むことを特徴とるす光受信装置が得られる。
【0009】
本発明の作用を述べる。クロック信号を遅延回路にて90度遅延させたクロック信号を、フリップフロップのデータ入力(D)として、このクロック信号をデータの変化点で読込む。このフリップフロップの反転出力とデータ信号との論理積をAND回路で得る。そして、この論理積出力をカウンタ回路でカウントし、このカウンタ回路の出力によりクロックのデータに対する同期はずれを検出する。すなわち、データ信号に同期したクロックを90°遅延させてデータ信号の変化点(立上がりまたは立下がり)を読込み、この読込み結果とデータ信号との論理積で得られるパルス(同期はずれパルス)またはパルスの立上がりをカウントして、この値が一定値以上になるとクロック同期はずれ検出アラームを発出するよう構成する。よって、同期はずれを確実に検出できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。図1は本発明の実施例を示す回路図である。図1において、本実施例は、入力データ信号に同期したクロック信号(CLK)を90°遅延させる遅延回路1と、この遅延回路1の出力をデータ入力(D)とし、データ信号をクロック入力(C)とするDフリップフロップ2と、このDフリップフロップ2の反転出力とデータ信号との論理積を演算するAND回路3と、このAND回路3からの出力パルスを計数し、この計数したパルスの数が一定値以上になると、クロック同期はずれ検出アラームを発出するカウンタ回路4とから構成されている。
【0011】
図2〜図4を用いて図1に示した実施例の回路の動作説明をおこなう。図2は正常時すなわち周波数同期時の動作波形例を示す図である。データ信号に同期したクロック信号(CLK)を、遅延回路1により90°遅延したクロック信号をCLK90とする。なお、この遅延回路1はクロック信号を正確に90度遅延する必要はなく、約90度遅延させるものであれば良い。その理由は、フリップフロップ2においては、データ信号の変化点でクロック信号を読込むのであるから、正常時において、データ信号の変化点がクロックパルスのハイレベルの中間点にくるような位相関係であればよいからである。
【0012】
周波数同期時は、CLKの立下がりは、常にデータ信号のクロスポイントに一致している。このとき、フリップフロップ2は常にCLK90のハイレベルを読込むため、フリップフロップ2の反転出力は常にロウレベルVLとなる。従って、AND回路3の出力は、常にロウレベルVLとなる。このときカウンタ回路4はカウントするパルスの入力が無いので、クロック同期はずれ検出アラームを発出しない。
【0013】
図3は周波数同期はずれ時の動作波形例を示す図である。データ信号とクロック信号とが同期していないときは、データ信号とCLKの周波数がずれているので、フリップフロップ2がCLK90を読込む位置が毎回ずれていくことになる。すなわち、CLK90のハイレベルを読込む間は、フリップフロップ2の反転出力はVLとなり、CLK90のロウレベルを読込む間は、フリップフロップ2の反転出力はVHとなる。従って、フリップフロップ2の出力がVHとなる間だけ、AND回路3の出力にデータ信号が出力される。
【0014】
図4はデータ信号のS/N劣化時の動作波形例を示す図である。データ信号のS/N劣化はデータ信号のクロスポイントのジッタ増加として現れる。この場合、データ信号に同期しているものの、クロスポイント位置の時間軸方向の分布に依存する確率でCLK90のロウレベルVLを読込むことになる。このため、フリップフロップ2の出力がVHなる間だけ、クロスポイント位置の時間軸方向の分布に依存する確率で、AND回路3の出力にデータ信号が出力される。
【0015】
本実施例では、周波数同期時はCLKの立下がりが、データ信号のクロスポイントに一致しているが、CLKの立上がりが、データ信号のクロスポイントに一致していてもよい。
【0016】
図1に示したカウンタ回路4の具体的構成例を図5に示す。カウンタ41は、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をあらかじめ決められた時間内にカウントし、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数があらかじめ決められた数以上になると、「1」を出力するものである。
【0017】
Dフリップフロップ42は、カウンタ41からの「1」出力がある毎に、データ端子Dの「1」を読込んでDフリップフロップ43のデータ端子Dに「1」を出力するものである。Dフリップフロップ43は、リセットパルスを受ける毎に、Dフリップフロップ42の出力を読込んで出力する。同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりがある一定値以上ある場合には、Dフリップフロップ42の出力が「1」となり、アラームとして「1」を出力する。
【0018】
遅延素子44は、Dフリップフロップ43がDフリップフロップ42の出力を読込んだ直後に、カウンタ41とDフリップフロップ42とをリセットするという順序関係を確実にするために挿入されているものである。なお、回路設計上、読込みとリセットとの順序関係が確実に行なわれるならば、特になくてもよいものである。
【0019】
図6及び図7を参照して図5のカウンタ回路4の動作を説明する。AND回路3からの同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりは、カウンタ回路4内のカウンタ41に入力される。カウンタ41は、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数を、あらかじめ決められた一定時間内カウントし、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数があらかじめ決められた数以上になると、「1」を出力する。このあらかじめ決められた一定時間は、データ信号の周期よりも大であることは当然である。
【0020】
図6の時刻T2において、カウンタ41はリセットパルスによりリセットされて同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数のカウントを開始する。あらかじめ決められた数に達すると、「1」を出力する。Dフリップフロップ42はカウンタ41からの「1」データ出力の立ち上がりで、データ端子Dの「1」を読込んでその値を出力し、次のリセットパルスが来るまで「1」を保持する。すなわち、あらかじめ決められた時間(本実施例では、リセットパルスの間隔)以内における同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がり数があらかじめ決められた数以上存在する場合は、Dフリップフロップ42の出力は「1」となる。
【0021】
Dフリップフロップ43は、リセットパルスの周期でDフリップフロップ42の出力を読出し、このとき、Dフリップフロップ42の出力が「1」であれば、アラームを発出する。
【0022】
図6を用いてアラームの発出/解除を詳細に説明する。時刻T1において、カウンタ41の出力はリセットパルスでリセットされると同時に、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりのカウントを開始する。しかし、時刻T1から時刻T2の間は、この間の同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりがないため、カウンタ41の出力およびDフリップフロップ42の出力は「0」のままであり、時刻T2において、Dフリップフロップ43はDフリップフロップ42の出力「0」を読込んでアラームを発出しない。
【0023】
時刻T2において、カウンタ41の出力はリセットパルスでリセットされると同時に、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりのカウントを開始する。あらかじめ決められた「1」データの数に達すると「1」を出力する。Dフリップフロップ42は、カウンタ41の出力が「0」から「1」への変化点でデータ端子の「1」を読込んで、時刻T3のリセットパルスが来るまで「1」出力を保持する。時刻T3では、Dフリップフロップ43は、時刻T3直前のDフリップフロップ42の出力「1」を読込んで、その出力は「1」となり、アラームが発出される。
【0024】
時刻T3から時刻T4の間では、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりがないので、カウンタ41の出力およびDフリップフロップ42の出力はともに「0」となる。時刻T4において、Dフリップフロップ43はDフリップフロップ42の出力「0」を読込んで「0」を出力し、アラームは解除される。
【0025】
時刻T5から時刻T6の間は、同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりがわずかにあるが、所定の数に満たないため、カウンタ41の出力およびはDフリップフロップ42の出力は「0」のままであり、時刻T6においてもDフリップフロップ43は、Dフリップフロップ42の出力「0」を読込んでアラームを発出しない。この状態は、データ信号のジッタによりクロスポイント位置が時間軸方向にある確率で分布するために現れる同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりであり、真に同期はずれを起こしているわけではないので、アラームを発出してはならない。
【0026】
図7(A)は図1の実施例のカウンタ回路4の他の構成を示す図である。カウンタ51はAND回路3からの同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をタイマ52で定められる一定時間カウントする。一定時間経過後はリセットされ、再びタイマ52で定められる一定時間カウントを始める。
【0027】
タイマ52はカウンタ51のカウント時間を与え、設定された時間経過後カウンタ51をリセットする。比較器53はカウンタ51でカウントした同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数が、あらかじめ決められた数以上の場合、アラームを発出する。
【0028】
図7(B)を用いてこのカウンタ回路4の動作を説明する。AND回路3からの同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりはカウンタ回路4に入力される。カウンタ回路4のカウンタ51は、時刻T1から同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をカウント開始し、時刻T2でカウントを終了し、カウント結果を比較器43に出力する。
【0029】
比較器53では、カウンタ51がカウントした同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をあらかじめ決められた設定値と比較して、設定値以上ならばアラームを発出する。時刻T2において、タイマ52はカウンタ51をリセットし、カウンタ51は再び同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をカウントし始める。
【0030】
時刻T2から、カウンタ51は同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数をカウントし、時刻T3に比較器53に出力する。時刻T2から時刻T3の間に、カウンタ51がカウントした同期はずれパルス、または同期はずれパルスの立ち上がりの数は、比較器53の設定値以上となってアラームを発出する。
【0031】
ここで、WDM方式等の光通信システムに用いられる光受信装置において、伝送路品質を保持するために種々の規定がITU(International Telecommunication Union )で定められている。この様な光通信システムでは、データ信号の同一符号の連続(符号「1」または「0」が連続すること)する許容ビット数の最大値は、ITUの規定によれば、72ビットと定められている。この様に同符号連続のビット数が大なる場合には、図1に示した構成に代えて、図8に示す構成が考えられる。すなわち、図8においては、図1に示したAND回路3を省略して、フリップフロップ2の反転出力を直接カウンタ回路4へ入力し、このフリップフロップ2の反転出力をカウンタ回路4にてカウントする構成である。
【0032】
図9は図8の構成の動作例を示す波形図である。データ信号として、同符号連続が多ビットであり、この場合、カウンタ回路4のカウント周期を、許容ビット数の最大値(72ビット)よりも、極めて大に設定しておけば、図9のフリップフロップ2の反転出力をカウンタ回路4で直接カウントして、このカウント値を所定基準値と比較することで、アラーム発出が可能となることは明白である。
【0033】
以上述べた各実施例のクロック同期はずれ検出回路は、上述した光受信装置に使用すると効果的であり、論理回路構成であるので、IC(LSI)化が容易に可能となり、光受信装置のLSI化に好適となるものである。
【0034】
【発明の効果】
以上のべたように、本発明によれば、データ信号に同期したクロックを90°遅延させ、この遅延クロックをデータ信号の変化点(立ち上がりまたは、立ち下がり)で読込み、この読込み結果とデータ信号との論理積で得られるパルス(同期はずれパルス)、またはパルスの立ち上がりをカウントして、この値が一定値以上になるとクロック同期はずれ検出アラームを発出するようにしたので、同期はずれを確実に検出できるという効果がある。
【0035】
また、90°遅延させたクロックをデータ信号の変化点(立ち下がりまたは、立ち上がり)で読み込むため、データ信号のジッタ幅がクロックのハイレベルの幅以内であればアラームを発出する事がない、すなわちデータにジッタが存在する場合でも誤動作がないという効果もある。
【0036】
更に、カウンタは論理回路で構成されるので、アラーム発出のしきい値となる同期はずれパルスの数を容易に決めることができ、データのジッタ等ノイズに強い。また、カウント時間を容易に設定できるので、アラーム発出時間設定の自由度が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1の回路の正常時の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】図1の回路の周波数同期はずれ時の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1の回路のS/N劣化時の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】図1の回路のカウンタ回路4の一例を示す図である。
【図6】図5のカウンタ回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】(A)は図1の回路のカウンタ回路4の他の例を示す図、(B)はその動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の他の実施例の構成を示す回路図である。
【図9】図8の回路の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 遅延回路
2 フリップフロップ
3 AND回路
4 カウンタ回路

Claims (16)

  1. クロック信号をデータ信号の変化点で読込む読込み手段と、この読込み手段の読込み結果と前記データ信号との論理演算をなす論理演算手段と、この論理演算出力を計数するカウンタ手段とを含み、このカウンタ手段のカウント結果により前記クロックの前記データに対する同期はずれを検出するようにしたことを特徴とするクロック同期はずれ検出回路。
  2. 前記クロック信号を約90度遅延する遅延器を更に含み、前記読込み手段はこの遅延クロック信号を読込むようにしたことを特徴とする請求項1記載のクロック同期はずれ検出回路。
  3. 前記読込み手段は、前記遅延器による遅延クロック信号をデター入力とし前記データ信号をクロック入力とするフリップフロップであることを特徴とする請求項2記載のクロック同期はずれ検出回路。
  4. 前記論理演算手段は、前記フリップフロップの反転出力と前記データ信号との論理積を出力する論理積回路であることを特徴とする請求項3記載のクロック同期はずれ検出回路。
  5. 前記カウンタ手段は、一定時間毎に前記論理演算出力を計数して計数値が所定値に達した時に同期はずれを示す検出信号を生成するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のクロック同期はずれ検出回路。
  6. クロック信号をデータ信号の変化点で読込む読込み手段と、この読込み手段の読込み結果を計数するカウンタ手段とを含み、このカウンタ手段のカウント結果により前記クロックの前記データに対する同期はずれを検出するようにしたことを特徴とするクロック同期はずれ検出回路。
  7. 前記クロック信号を約90度遅延する遅延器を更に含み、前記読込み手段はこの遅延クロック信号を読込むようにしたことを特徴とする請求項6記載のクロック同期はずれ検出回路。
  8. 前記読込み手段は、前記遅延器による遅延クロック信号をデター入力とし前記データ信号をクロック入力とするフリップフロップであることを特徴とする請求項7記載のクロック同期はずれ検出回路。
  9. 前記カウンタ手段は、一定時間毎に前記読込み手段の出力を計数して計数値が所定値に達した時に同期はずれを示す検出信号を生成するよう構成されていることを特徴とする請求項6〜8いずれか記載のクロック同期はずれ検出回路。
  10. 前記カウンタ手段は、入力を一定時間毎にカウントするカウンタと、このカウンタ値と前記所定値とを比較する比較手段とを含み、この比較結果を同期はずれ検出信号としたことを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のクロック同期はずれ検出回路。
  11. 前記カウンタを前記一定時間毎にリセットするための手段を、更に含むことを特徴とする請求項10記載のクロック同期はずれ検出回路。
  12. 前記カウンタ手段は、入力を一定時間毎にカウントして前記所定値に達した時に出力レベルが遷移するカウンタと、前記カウンタの出力レベル遷移タイミングで所定レベルを取り込んで前記一定時間保持する第一のフリップフロップと、この第一のフリップフロップの保持レベルを前記一定時間毎に取り込んで保持する第二のフリップフロップとを含み、この第二のフリップフロップの保持出力を同期はずれ検出信号としたことを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のクロック同期はずれ検出回路。
  13. 前記カウンタと前記第一のフリップフロップを前記一定時間毎にリセットするリセットパルスを生成する手段を、更に含むことを特徴とする請求項12記載のクロック同期はずれ検出回路。
  14. 前記リセットパルスは、前記第二のフリップフロップのデータ取り込みタイミングパルスとしても使用されることを特徴とする請求項13記載のクロック同期はずれ検出回路。
  15. 前記データ取り込みタイミングパルスを所定時間遅延して前記リセットパルスとして出力する遅延手段を、更に含むことを特徴とする請求項14記載のクロック同期はずれ検出回路。
  16. 請求項〜15いずれか記載のクロック同期はずれ検出回路を含むことを特徴とする光受信装置。
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