JP2776334B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2776334B2
JP2776334B2 JP7270776A JP27077695A JP2776334B2 JP 2776334 B2 JP2776334 B2 JP 2776334B2 JP 7270776 A JP7270776 A JP 7270776A JP 27077695 A JP27077695 A JP 27077695A JP 2776334 B2 JP2776334 B2 JP 2776334B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力クロックに位
相同期した出力クロックを得るために非同期状態からの
引き込み時間を短縮し、かつ同期はずれに対する耐力を
強くする方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位相同期回路では、図4
に示すような例で入力クロックfi に対して位相同期を
行っていた。位相比較器110は、入力クロックfi
出力クロックfo を比較し比較結果を低域ろ波器120
に送出し、低域ろ波器120は、位相比較器110の出
力を積分してVCO130に出力し、VCO130は低
域ろ波器120からの積分結果の電圧に対応した出力ク
ロックfo を出力し、出力クロックfo は分岐され位相
比較器110にフィードバックされる。
【0003】次に、動作について説明すると、位相比較
器110は入力クロックfi と出力クロックfo を比較
していて、入力クロックfi で周波数が変動したりやV
CO130の同期がはずれている時は位相比較器110
の結果が変化し、低域ろ波器120の出力電圧が変化す
ることによってVCO130の入力電圧が変わり、出力
周波数が変わる。非同期状態から同期状態までの引き込
み時間や同期外れに対する耐力は、使用している位相比
較器110の特性によって決まる。
【0004】以上の位相同期回路は、従来より種々の回
路があり、例えば、特開昭60−142621号公報に
も開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】位相同期を行う際に、
非同期状態から同期状態までの引き込み時間が短く同期
状態のときの同期はずれに対する耐力の弱い特性の位相
比較器を使用すると同期状態がやや不安定になってしま
い、また、非同期状態から同期状態までの引き込み時間
が長く同期状態のときの同期はずれに対する耐力の強い
特性の位相比較器を使用すると同期はずれのときから同
期状態になるまで非同期の時間が長くなるという問題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の位相同期回路は、入力クロックと電圧制御
発振器の出力との位相比較出力に基づく制御信号により
前記電圧制御発振器を制御して前記入力クロックに対し
て位相同期た出力クロックを得る位相同期回路におい
て、前記入力クロックと前記電圧制御発振器の出力を入
力し第1の位相比較出力を得る排他的論理和回路で構成
した第1の位相比較器と、前記入力クロックと前記電圧
制御発振器の出力を入力し第2の位相比較出力を得るフ
リップフロップ回路で構成した第2の位相比較器と、前
記第1、第2の位相比較器より出力される前記入力クロ
ックと出力クロックが同期または非同期かを示す第1、
第2の制御信号をそれぞれ入力し、前記第1、第2の制
御信号が共に非同期もしくは前記第2の制御信号のみが
非同期の場合に、前記第1の位相比較出力を選択し、前
記第1、第2の制御信号が共に同期もしくは前記第1の
制御信号のみが非同期の場合に、前記第2の位相比較出
を選択するよう切替器に選択信号を出力する引き込み
検出器と、前記選択信号に基づき前記第1の位相比較器
と前記第2の位相比較器の出力を切り替える前記切替器
と、前記切替器の出力を積分して前記電圧制御発振器に
送出する低域ろ波器と、前記低域ろ波器の出力に対応し
た前記出力クロックを出力する前記電圧制御発振器とを
有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、入力クロックfi を2つ
の位相比較器10,20に入力している。この2つの位
相比較器10,20の各々の出力は切替器30に入力さ
れ、切替器30の出力は、引き込み検出器40の出力に
よってどちらかが選択されている。
【0008】切替器30の出力は、低域ろ波器50を介
してVCO60に入力され、出力クロックfo を出力し
ている。また、VCO60の出力は位相比較信号生成器
70に入力されている。
【0009】位相比較信号生成器70の出力は、前述し
た位相比較器10,20に入力されることによりフィー
ドバックループが構成されている。
【0010】また、図2、図3は、図1の構成における
位相比較器10,20の位相引き込み時間の違いを示す
ためそれぞれ単独で位相同期ループを構成した場合の引
き込み特性を表した図である。各図とも入力クロックf
i 、位相比較信号生成器70の出力、位相比較器出
力、低域ろ波器50の出力のタイムチャートを示した図
である。
【0011】以下、図1〜図3を用いて、本発明の動作
を詳細に説明する。
【0012】位相比較器10の位相引き込み特性は図2
に示すように入力クロックが入力してからおよそ4クロ
ック目と比較的短時間に非同期状態から同期状態に推移
する引き込特性を有している。これは、常に位相比較が
行われるため非同期状態から同期状態までの引き込み時
間は短いが、入力クロックfi の位相変化、周波数変化
により大きな影響を受けるため同期状態のときの同期は
ずれに対する耐力の弱い特性を持つEX−OR型(排他
的論理和)の位相比較器を用いているからである。そし
て、位相比較器10は、入力クロックfi と位相比較信
号生成器70からの信号を比較して、入力クロックfi
と位相比較信号生成器70からの信号が同期している時
には、同期信号11に同期状態であることを示す信号を
送り、非同期の時には、同期信号11に非同期状態であ
ることを示す信号を送る。
【0013】一方、位相比較器20は図3に示すよう
入力クロックが入力してからおよそ10クロック目と比
較的長時間に非同期状態から同期状態に推移する引き込
特性を有している。これは、位相比較信号生成器70か
らの信号の立ち上がり点でのみ位相比較が行われるため
非同期状態から同期状態までの引き込み時間は長いが、
位相比較信号生成器70からの信号の立ち上がり点から
次の立ち上がり点まで位相比較が行われないため入力ク
ロックfi の位相変化、周波数変化により大きな影響を
受けにくいことから、同期状態のときの同期はずれに対
する耐力の強い特性を持つフリップフロップ型の位相比
較器を用いているからである。そして、位相比較器20
は、入力クロックfi と位相比較信号生成器70からの
信号を比較して入力クロックfi と位相比較信号生成器
70からの信号が同期している時には、同期信号21に
同期状態であることを示す信号を送り、非同期の時に
は、同期信号21に非同期状態であることを示す信号を
送る。
【0014】引き込み検出器40は、位相比較器10、
位相比較器20からの同期信号11、同期信号21を監
視していて、同期信号11と同期信号21が共に同期状
態であることを示しているとき、または同期信号11
けが非同期状態であることを示しているときは位相比較
器20を選択する制御を切替器30に送出し、同期信号
11と同期信号21が共に非同期状態であることを示し
ているとき、または同期信号21だけが非同期状態を示
しているときは、位相比較器10を選択する制御を切替
器30に送出する。
【0015】切替器30は、引き込み検出器40からの
信号により切替を行い、位相比較器10と位相比較器2
0とで切り替えを行い、切り替えた結果を低域ろ波器5
0に送出する。
【0016】低域ろ波器50は、切替器30からの出力
を積分し、フィルタリングするため位相比較器10と位
相比較器20の切り替えを行った時も、過渡応答するこ
とがない。
【0017】VCO60は、低域ろ波器50からの積分
後の電圧に対応した出力クロックfo を出力し、また位
相比較信号生成器70にも分岐して出力する。
【0018】位相比較信号生成器70は、位相比較器1
0と位相比較器20に適合した位相比較用の信号を位相
比較器10と位相比較器20に送出する。
【0019】次に、動作について説明すると、入力クロ
ックfi が入力されたとき、位相比較器10と位相比較
器20に分岐されるが、分岐された後位相比較器10と
位相比較器20で同期検出を行う。同期信号11と同期
信号21が共に非同期状態を示した時は、引き込み検出
器40で非同期であることを検出するため切替器30で
は、位相比較器10の出力信号を選択する。切替器30
で選択された出力信号は低域ろ波器50を通り、VCO
60に電圧が入力されクロックが出力される。位相比較
器10は、非同期状態から同期状態までの引き込み時間
が短いので位相比較器20に比べて短時間に同期状態に
なる。
【0020】非同期状態から同期状態になる場合に、図
2と図3の関係のように同期信号11は同期状態を示し
ているが同期信号21は非同期状態を示している場合に
は、依然として引き込み検出器40は、位相比較器10
を選択するよう切替器30を制御する。そのため、同期
信号11と同期信号21が両方とも同期状態を示した
後、引き込み検出器40は、切替器30の切替制御を行
い、切替器30は位相比較器20を選択するよう制御す
る。この結果、同期状態での同期はずれに対する耐力を
強くする。
【0021】逆に同期状態から非同期状態になったとき
は同期信号11が非同期状態を示したとしても依然とし
て引き込み検出器40は、位相比較器20を選択するよ
う切替器40を制御する。そのため、同期信号11と同
期信号21が両方とも同期状態を示した後、引き込み検
出器40が、位相比較器10を選択するよう切替器30
を制御する。この結果、非同期状態から同期状態までの
引き込み時間が短い位相比較器10が選択される
【0022】また、位相比較器10が故障したときに
は、同期信号11が非同期状態であることを示し、切替
器30は位相比較器20を選択し、位相比較器20が故
障したときには、同期信号21が非同期状態であること
を示し、切替器30は位相比較器10を選択する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、2つの異なる特性
を持つ位相比較器を使用することにより、非同期状態か
ら同期状態までの引き込み時間が短い特性と同期状態の
ときの同期はずれに対する耐力の強い特性という反する
特性を位相比較器を切り替えることにより実現でき、ま
た、どちらか一方の位相比較器が故障しても同期状態を
確保できるため高い信頼性をもたらすという効果も有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する位相比較器切替方式の一構成例
である。
【図2】図1の第1の位相比較器の引き込み特性を示す
図である。
【図3】図1の第2の位相比較器の引き込み特性を示す
図である。
【図4】従来の位相比較器切替方式の構成図である。
【符号の説明】
10 第1の位相比較器 11 第1の位相比較器の同期を示す同期信号 20 第2の位相比較器 21 第2の位相比較器の同期を示す同期信号 30 第1の位相比較器と第2の位相比較器の出力切
替器 40 位相比較器の引き込み検出器 50 低域ろ波器 60 電圧制御発振器:VCO 70 位相比較用の信号を生成する位相比較信号生成
器 110 位相比較器 120 低域ろ波器 130 電圧制御発振器:VCO fi 入力クロック fo 出力クロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロックと電圧制御発振器の出力と
    の位相比較出力に基づく制御信号により前記電圧制御発
    振器を制御して前記入力クロックに対して位相同期
    出力クロックを得る位相同期回路において、 前記入力クロックと前記電圧制御発振器の出力を入力し
    第1の位相比較出力を得る排他的論理和回路で構成した
    第1の位相比較器と、 前記入力クロックと前記電圧制御発振器の出力を入力し
    第2の位相比較出力を得るフリップフロップ回路で構成
    した第2の位相比較器と、 前記第1、第2の位相比較器より出力される前記入力ク
    ロックと出力クロックが同期または非同期かを示す第
    1、第2の制御信号をそれぞれ入力し、前記第1、第2
    の制御信号が共に非同期もしくは前記第2の制御信号の
    みが非同期の場合に、前記第1の位相比較出力を選択
    し、前記第1、第2の制御信号が共に同期もしくは前記
    第1の制御信号のみが非同期の場合に、前記第2の位相
    比較出力を選択するよう切替器に選択信号を出力する引
    き込み検出器と、 前記選択信号に基づき前記第1の位相比較器と前記第2
    の位相比較器の出力を切り替える前記切替器と、 前記切替器の出力を積分して前記電圧制御発振器に送出
    する低域ろ波器と、 前記低域ろ波器の出力に対応した前記出力クロックを出
    力する前記電圧制御発振器とを有することを特徴とする
    位相同期回路。
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