JP4723940B2 - 通信システムおよび通信方法ならびにその親局装置および子局装置 - Google Patents

通信システムおよび通信方法ならびにその親局装置および子局装置 Download PDF

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Description

本発明は、親局装置と子局装置とが伝送媒体および伝送帯域を共用する通信システムおよび通信方法に関するものである。
マルチメディアサービスを各家庭まで伝送する従来のアクセス系ネットワークとして、PON(Passive Optical Network)システムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。このPONシステムは、複数の加入者側通信装置(Optical Network Unit:以下「ONU」と略記)と局側通信装置(Optical Line Terminal:以下「OLT」と略記)がスターカプラを介して光ファイバケーブルで接続されるものであり、複数のONUが単一のOLTを共有することができるので経済的な通信システムとして注目されている。
一方、FEC(Forward Error Correction)等のエラー訂正処理技術に基づいて、高品質なデータ再生を可能とするデータ通信システムあるいはデータ通信方法にかかる従来技術として、往復伝播遅延(Round Trip Time:以下「RTT」と略記)が短いならば、再送要求処理によるエラー訂正を選択し、RTTが長い状況である場合には、FECによるエラー訂正を選択するといった動的なエラー訂正制御技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−179580号公報(第1頁) IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ah
上記特許文献1に開示された従来技術では、RTTの長短に基づいてFECを適用するか否かを制御するのみであり、例えば非特許文献1に開示されたPONシステムにFECを適用する場合には、同一のPONシステムに接続される全てのONUについてFEC強度が一定になるという必然性がある。このため、接続される伝送路の状態が異なる、例えば接続距離の異なるONUが混在するPONシステムにおいて、例えば最遠端のONUに合わせたFEC強度が必要となり、近端のONUにおいては不必要に長いFEC冗長コードが付加され、伝送効率が低下するといった問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、親局装置と子局装置とが伝送媒体および伝送帯域を共用する通信システムにFEC技術を適用する際の伝送効率の低下を防止または低減することができる通信システムおよび通信方法ならびに当該通信システムを構成する親局装置および子局装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる通信システムは、親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、前記親局装置は、自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部を備え、前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号の受信出力に基づいて前記冗長度を制御することを特徴とする。
本発明にかかる通信システムによれば、親局装置と子局装置との間の通信データに付加される符号誤り訂正符号の冗長度を子局装置ごとに制御するとともに、自身が受信した信号の受信出力に基づいて符号誤り訂正符号の冗長度を制御するようにしているので、通信システムにFEC技術を適用する際の伝送効率の低下が防止または低減されるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信システムならびに当該通信システムにおける親局装置、子局装置および通信方法を具現する実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
(通信システムの特徴)
まず、実施の形態1にかかる通信システムの特徴について、子局装置である加入者側通信装置(ONU)と親局装置である局側通信装置(OLT)とが光ファイバケーブルで接続される形態のPONシステムをその一例として説明する。本発明の実施の形態1にかかる通信システムでは、ONUおよび/またはOLTの受信光パワーに基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コード(符号誤り訂正符号)の冗長度が制御される。この制御により、例えばPONシステム内の伝送プロトコルとしてGE(Gigabit Ethernet(登録商標))プロトコルが適用されるGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、OLTとONUとの間の接続伝送路状態に応じたFEC強度(冗長度)を適用した通信を行うことが可能となる。
(通信システムの構成)
つぎに、実施の形態1にかかる通信システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかるPONシステムの接続構成を示す図である。同図に示すPONシステムでは、加入者側通信装置である複数のONU4(41,42,・・・、4n)と局側通信装置である一つのOLT1とが、光ファイバ3を信号伝送媒体として、光カプラ2を介し接続される。なお、このようなPONシステムでは、その接続形態により、接続距離が異なる複数のONU4が混在することになる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかるOLTの構成を示すブロック図である。同図に示すOLT1は、光電気変換部(以下「O/E変換部」と略記)101、受光パワー計測部102、ビット同期部103、ビット変換部である8B/10B変換部104、FEC符号化/復号化部105、制御フレーム抽出部106、制御フレーム挿入部107、制御フレーム終端部108、PON制御部109およびフレームバッファ110を備えるように構成されている。なお、FEC符号化/復号化部105とPON制御部109とが冗長度制御部を構成する。
また、図3は、本発明の実施の形態1にかかるONUの構成を示すブロック図である。同図に示すONU4は、O/E変換部201、受光パワー計測部202、ビット同期部203、ビット変換部である8B/10B変換部204、FEC符号化/復号化部205、制御フレーム挿入部206、制御フレーム抽出部207、制御フレーム終端部208、PON制御部209およびフレームバッファ210を備える。なお、OLT1と同様に、FEC符号化/復号化部205とPON制御部209とが冗長度制御部を構成する。
(通信システムの動作)
つぎに、実施の形態1にかかる通信システムの動作について説明する。まず、IEEE802.3ahに規定されている、オートディスカバリにおけるレンジング処理について説明する。なお、オートディスカバリとは、PONシステム上で電源ONにより動作可能となったONUを登録するために、OLTがONUを検出するための機能である。
図4は、PONシステムにおけるオートディスカバリのシーケンスを示すシーケンス図である。同図において、ONU4は、OLT1から定期的に送信されるDiscovery_GATEメッセージを受信する(SQ101)。なお、ONU4が未登録の場合には、当該ONU4は、Discovery_GATEメッセージのみを受信する。このメッセージに対する応答として、ONU4は、REGISTER_REQ(Request)メッセージをOLT1へ送信して論理リンク確立を要求する(SQ102)。OLT1では、この論理リンク確率要求に対して論理リンクユーザ識別番号(Logical Link IDentification number:以下「LLID」と略記)を予約するとともに、予約したLLIDをREGISTERメッセージに挿入してONU4へ通知する(SQ103)。その後、ONU4がREGISTER_ACKメッセージをOLT1に返送する際のタイミング指示が含まれ、ONU4が上り帯域を使用するための許可メッセージであるNormal_GATEメッセージが送信される(SQ104)。ONU4では、指定されたLLIDが設定されるとともにNormal_GATEに示されているタイミングでREGISTER_ACKメッセージを送信する(SQ105)。これらの手順により、OLT1がONU4から送信されたREGISTER_ACKメッセージを受信した時点でOLT1とONU4との間の論理リンクが確立される。
ところで、上記において、図1に示すように、一のPONシステムに接続される各ONU4が、個々にOLT1から異なる距離に位置するという特徴を有している点について触れたが、PONシステム内の伝送プロトコルとしてGE(Gigabit Ethernet(登録商標))プロトコルが適用されるGE−PONシステムでは、OLT1とONU4との間の距離に対応する往復伝播遅延時間(RTT:Round Trip Time)をOLT1とONU4との間で通信する制御メッセージ(GATEメッセージおよびREPORTメッセージ)に埋め込まれたタイムスタンプに基づいて計測し、上りフレームを、このRTTを考慮して時分割多重制御する伝送制御処理が行われる。
つぎに、OLTで行われるRTT計測処理について説明する。図5は、RTT計測のシーケンスを示す説明図である。同図において、OLT1および各ONU4は、例えば32ビットのカウンタをそれぞれ有する。これらのカウンタは、例えば主信号転送速度の2バイトごとにカウントアップ動作する。なお、このときの速度(カウントアップ速度)は、例えば主信号転送速度が1.25GbpsのGE−PONシステムの場合では、16nsに相当する。
図5に戻って、OLT1は、図示しないカウンタを自立的にカウントアップし、GATEメッセージの送信時にカウンタ値(T1)をメッセージ内のタイムスタンプ領域に設定する(SQ201)。一方、ONU4はGATEメッセージを受信すると、タイムスタンプ(T1)の値をカウンタに設定する(SQ202)。ONU4は、REPORTメッセージ送信時に送信時のカウンタ値(T4:T4=T1+(T3−T2))をメッセージ内のタイムスタンプ領域に設定する(SQ203)。OLT1は、REPORTメッセージを受信するとともに、OLTが持つカウンタ値(T5)とREPORTメッセージ内のタイムスタンプ領域の値(T4)との差分値を演算する(SQ204)。なお、このとき算出される差分値T5−T4は、T5−T4=T5−{T1+(T3−T2)}=(T5−T3)+(T2−T1)=RTTとなって、T5−T4がRTTを表すことになる。
このようにRTT計測処理では、OLT1が主装置で、ONU4が従装置となり、上述のようなGATE/REPORTメッセージを用いた手順が周期的に実施されることで、ONU4のオシレータ精度や、伝播速度揺らぎ、同期ずれ等によるRTTの変動が補正される。
つぎに、OLT1からONU4に伝送される制御メッセージ(下り方向の制御メッセージ)のOLT1における送信処理手順について説明する。図2において、OLT1のPON制御部109から制御フレーム終端部108に対して制御メッセージ(例えば、Discovery_GATEメッセージ)の生成が指示され、制御フレーム終端部108では、制御メッセージが生成される。生成された制御メッセージは、制御フレーム挿入部107にて下り主信号フレームと多重され、FEC符号化/復号化部105へ送信される。FEC符号化/復号化部105では、FEC冗長コードが付加される。FEC冗長コードを付加されたフレームは、8B/10B変換部104にて10Bに変換された後、光電気変換部(以下「O/E変換部」と呼称)101にて光信号に変換されてONU4へ送信される。
なお、上記の処理手順中、FEC符号化/復号化部105にて付加されるFEC冗長度の初期値として、任意強度のものを用いることができる。ただし、FEC冗長度の初期値として最大FEC冗長度に設定されていれば、例えば、PONシステムにおいて、伝送路が最も悪いONU(例えば最遠端のONU)であっても所望の通信を確実に行うことができる。
また、OLT1からONU4に伝送された制御メッセージのONU4における受信処理手順はつぎのとおりである。図3において、O/E変換部201では光信号が電気信号に変換され、さらに8B/10B変換部204にて8Bに変換された後、FEC符号化/復号化部205に伝達される。FEC符号化/復号化部205では、FEC復号化が行われる。FEC復号化された制御メッセージフレームは、制御フレーム抽出部207にて主信号データフレームから抽出された後、制御フレーム終端部208に伝達される。制御フレーム終端部208では、フレームが解析され、PON制御部209に対して必要な情報が通知される。
なお、上記の処理手順中、FEC符号化/復号化部205で復号化する際のFEC冗長度の初期値は、送信側で用いられたものを用いればよい。例えば、送信側において、最大FEC冗長度がFEC冗長度の初期値として設定されていれば、受信側においても最大FEC冗長度を用いればよい。
つぎに、ONU4からOLT1に伝送される制御メッセージ(上り方向の制御メッセージ)のONU4における送信処理手順について説明する。図3において、ONU4のPON制御部209から制御フレーム終端部208に対して制御メッセージ(例えば、REGISTER_REQメッセージ)の生成が指示され、制御フレーム終端部208では、制御メッセージが生成される。生成された制御フレームは、制御フレーム挿入部206にて下り主信号フレームと多重され、FEC符号化/復号化部205へ送信される。FEC符号化/復号化部205では、FEC冗長コードが付加される。FEC冗長コードが付加されたフレームは、8B/10B変換部204にて10Bに変換された後、O/E変換部201にて光信号に変換されてOLT1へ送信される。なお、下り方向の場合と同様に、FEC冗長度の初期値として任意強度のものを用いることができるが、特に最大冗長度設定とすることが好ましい。
また、ONU4からOLT1に伝送された制御メッセージのOLT1における受信処理手順はつぎのとおりである。図2において、O/E変換部101では光信号が電気信号に変換され、さらに8B/10B変換部104にて8Bに変換された後、FEC符号化/復号化部105に伝達される。FEC符号化/復号化部105では、FEC復号化が行われる。FEC復号化された制御メッセージフレームは、制御フレーム抽出部106にて主信号データフレームから抽出された後、制御フレーム終端部108に伝達される。制御フレーム終端部108では、フレームが解析され、PON制御部109に対して必要な情報が通知される。
なお、上記の処理手順中、FEC符号化/復号化部105で復号化する際のFEC冗長度の初期値は、送信側で用いられたものの同一の強度のものを用いればよい。例えば、送信側において、最大FEC冗長度がFEC冗長度の初期値として設定されていれば、受信側においても最大FEC冗長度を用いればよい。
つぎに、制御メッセージを用いたFEC冗長度制御の処理手順について図2および図3を用いて説明する。
なお、オートディスカバリ動作において、Discovery_GATEメッセージとREGISTER_REQメッセージとが送受信される際に、上記GATEメッセージおよびREPORTメッセージが送受信される図5のように、RTTがOLT1によって計測される。
RTTが計測されるとき、当該RTTに応じたFEC冗長度がOLT1にて選択されるとともに、REGISTERメッセージにて当該RTTに対応するONU4に通知される。図2において、OLT1のPON制御部109は、論理リンク確立時に計測したそれぞれのONU4のRTTに対応するFEC冗長度をFEC符号化/復号化部105に設定する。そして、当該RTTに対応するONU4に対する送信フレームについては、以後、設定されたFEC冗長度での運用が行われる。
なお、例えばGE−PONシステムにおいては、上りフレームに関し、複数のONU4から送信されたフレームの衝突を回避するような帯域制御をPON制御部109が行っており、どのONU4からのフレームかどうかは、どのタイミングでOLT1が受信するかにより判断可能である。このようにして、OLT1では、受信したフレームがどのONU4から送信されたものかを判断することができ、当該ONU4に対応するFEC冗長度で復号化したフレームが当該ONU4に対して送信される。
一方、図3において、ONU4のPON制御部209は、OLT1からREGISTERメッセージにて通知されたFEC冗長度をFEC符号化/復号化部205に設定する。なお、送信フレームについては、設定されたFEC冗長度で符号化され、GATEメッセージ内の情報に準じてOLT1に送信される。また、受信フレームについては、設定されたFEC冗長度で復号化される。
また、上記のFEC冗長度にて最初の運用が開始されるが、運用中は、OLT1内の受光パワー計測部102にて各ONU4から送信された信号の受光パワーが計測され、運用されているFEC冗長度が適切であるか否かが監視される。例えば、ONU4からの受光パワーが減少すれば、伝送路状態が悪化していることを意味するので、FEC冗長度の強度を上げるようにする。逆に受光パワーが増大すれば、伝送路状態が改善されていることを意味するので、FEC冗長度の強度を下げて伝送効率を高めることができる。
つぎに、FEC冗長度の変更動作について説明する。図2において、運用中OLT1の受光パワー計測部102では、所定のONU4からの受光パワーの変化が検出される。当該ONU4の受光パワーの変化はPON制御部109に通知され、PON制御部109にて、FEC冗長度を変化させるか否かが判断される。FEC冗長度を変化させる場合には、PON制御部109から制御フレーム終端部108に対してFEC冗長度変更指示を含むFEC制御フレームの生成が指示される。生成されたFEC制御フレームは、制御フレーム挿入部107にて下りデータフレーム間に挿入され、その後の所定の処理を経た後、所定のONU4に通知される。
また、図3において、制御フレーム抽出部207にてFEC制御フレームが抽出され、制御フレーム終端部208で解析され、必要な情報がPON制御部209に通知される。FEC冗長度の変更は、PON制御部209からFEC符号化/復号化部205に伝達される。なお、OLT1からのFEC制御フレームに応答するFEC応答制御フレームがOLT1に対して送信され、このFEC応答制御フレーム以降のデータフレームは、新しいFEC冗長度で符号化される。
冗長度の変更が指示されたONU4からのFEC応答制御フレームはOLT1で受信され、当該FEC応答制御フレームを受信した以降の当該ONU4からのデータフレームは新しいFEC冗長度で復号化される。また、OLT1からONU4に対してFEC制御フレームが再度送信され、再送信されたFEC制御フレーム以降のデータフレームは新しいFEC冗長度で符号化される。
また、ONU4内の受光パワー計測部202においても受光パワーの変化が計測され、運用中のFEC冗長度が適切であるか否かが監視される。もし、FEC冗長度を変更する必要がある場合には、ONU4にて生成されたFEC変更要求制御フレームがOLT1に対して送信される。
FEC変更要求制御フレームはOLT1にて受信され、OLT1のPON制御部109から制御フレーム終端部108に対してFEC冗長度変更指示を含むFEC制御フレームの生成が指示される。なお、それ以降の動作は、上記動作と同様である。
なお、この実施の形態では、図2および図3に示したように、OLT1およびONU4の両者が受光パワー計測部を具備する形態について示したが、両者ともに具備する必要はなく、どちらか一方が具備していればよい。
以上説明したように、この実施の形態では、複数のONUおよび/またはOLTにおける受信光パワーに基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コードの冗長度を制御するようにしているので、例えばGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、OLTとONUとの間の接続伝送路状態に応じたFEC強度(冗長度)で通信を行うことができ、ONUの接続伝送路状態に応じた伝送効率を適切に制御することができる。
実施の形態2.
(通信システムの特徴)
実施の形態2にかかる通信システムは、子局装置であるONUおよび/または親局装置であるOLTの受信信号から抽出されるクロック信号の擾乱の程度(以下「擾乱度」という)に基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コードにおける冗長度を制御することでで、例えばGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、OLTとONUとの間の接続伝送路状態に応じたFEC強度(冗長度)で通信を行うことを特徴とするものである。
(通信システムの構成)
つぎに、実施の形態2にかかる通信システムの構成について説明する。図6は、本発明の実施の形態2にかかるOLTの構成を示すブロック図であり、図7は、本発明の実施の形態2にかかるONUの構成を示すブロック図である。図6に示すOLTは、実施の形態1の受光パワー計測部102の構成に代えて、受信信号から抽出されるクロック信号の擾乱を検出する抽出CLK(クロック)擾乱検出部302を備えるように構成される。同様に、図7に示すONUは、実施の形態1の受光パワー計測部202の構成に代えて、受信信号から抽出されるクロック信号の擾乱を検出する抽出CLK擾乱検出部402を備えるように構成される。なお、図6および図7において、上述の抽出CLK擾乱検出部302,402以外の構成については、実施の形態1の構成と同一または同等である。
(通信システムの動作)
つぎに、実施の形態2にかかる通信システムの動作について説明する。なお、初期運用開始までの動作は、実施の形態1と同様であるので、その説明を省略するとともに、以下、FEC冗長度の変更動作について説明する。
この実施の形態の通信システムでは、まず、実施の形態1と同様の動作で初期のFEC冗長度にて運用が開始される。一方、運用中は、OLT1内の抽出CLK擾乱検出部302にて各ONU4から送信された信号のクロック信号が抽出されるとともに、当該クロック信号の擾乱度に基づいて運用されているFEC冗長度が適切であるか否かが監視される。例えば、受信信号から抽出されたクロック擾乱が増大すれば、伝送路状態が悪化していることを意味するので、FEC冗長度の強度を上げるようにする。逆に抽出されたクロック擾乱が減少すれば、伝送路状態が改善されていることを意味するので、FEC冗長度の強度を下げて伝送効率を高めることができる。
図6において、運用中OLT1内の抽出CLK擾乱検出部302では、受信信号から抽出したクロック信号の擾乱度(変動)が検出される。その変動は、PON制御部309に通知され、PON制御部309にて、FEC冗長度を変化させるか否かが判断される。FEC冗長度を変化させる場合には、PON制御部309から制御フレーム終端部308に対してFEC冗長度変更指示を含むFEC制御フレームの生成が指示される。生成されたFEC制御フレームは、制御フレーム挿入部307にて下りデータフレーム間に挿入され、その後の所定の処理を経た後、所定のONU4に通知される。
また、図7において、制御フレーム抽出部407にてFEC制御フレームが抽出され、制御フレーム終端部408で解析され、必要な情報がPON制御部409に通知される。FEC冗長度の変更は、PON制御部409からFEC符号化/復号化部405伝達される。なお、OLT1からのFEC制御フレームに応答するFEC応答制御フレームがOLT1に対して送信され、このFEC応答制御フレーム以降のデータフレームは、新しいFEC冗長度で符号化される。
冗長度の変更が指示されたONU4からのFEC応答制御フレームはOLT1で受信され、当該FEC応答制御フレームを受信した以降の当該ONU4からのデータフレームは新しいFEC冗長度で復号化される。また、OLT1からONU4に対してFEC制御フレームが再度送信され、再送信されたFEC制御フレーム以降のデータフレームは新しいFEC冗長度で符号化される。
また、ONU4内の抽出CLK擾乱検出部402においても、受信信号から抽出したクロック信号の擾乱度(変動)が検出され、運用中のFEC冗長度が適切であるか否かが監視される。もし、FEC冗長度を変更する必要がある場合には、ONU4にて生成されたFEC変更要求制御フレームがOLT1に対して送信される。
FEC変更要求制御フレームはOLT1にて受信され、OLT1のPON制御部309から制御フレーム終端部308に対してFEC冗長度変更指示を含むFEC制御フレームの生成が指示される。なお、それ以降の動作は、上記動作と同様である。
なお、この実施の形態では、図6および図7に示したように、OLT1およびONU4の両者が抽出CLK擾乱検出部を具備する形態について示したが、両者ともに具備する必要はなく、どちらか一方が具備していればよい。
(抽出CLK擾乱検出部の構成)
つぎに、抽出CLK擾乱検出部の構成について説明する。図8は、抽出CLK擾乱検出部の構成例を示すブロック図である。同図に示す抽出CLK擾乱検出部は、位相比較器501、ループフィルタ502、VCO(Voltage Control Oscillator)503、分周期504および電圧変動検出部505を備えており、一般的なPLL(Phase Locked Loop)回路と同等の構成を有している。
(抽出CLK擾乱検出部の動作)
つぎに、抽出CLK擾乱検出部の動作について説明する。位相比較器501では、O/E変換部301またはO/E変換部401からの出力信号(受信電気信号)と、VCO503からの出力クロックが分周期504で1/N(Nは所定の自然数)に分周されたものとが位相比較され、受信信号に同期したクロックが生成される。一方、伝送路が悪化している状況においては、クロック位相が頻繁に修正されるので、位相比較器501の出力電圧の変動が大きくなる。この変動成分が、電圧変動検出部505で検出されPON制御部309またはPON制御部409に出力される。このように、抽出CLK擾乱検出部は、受信信号から生成されるクロック信号位相の変動度合いをクロック信号の擾乱度として検出する機能を有するものである。
また、図9は、抽出CLK擾乱検出部の図8とは異なる他の構成例を示すブロック図である。同図に示す抽出CLK擾乱検出部は、位相比較器601、ループフィルタ602、VCO603、分周期604および電圧変動検出部605を備えている。図8に示した抽出CLK擾乱検出部と同様な構成であるが、図8に比してループフィルタ602の時定数が小さな値に設定されている。ループフィルタ602の時定数を小さくした場合、VCO603への制御が頻繁に行われるため、ループフィルタ602の出力電圧の変動が大きくなる。したがって、伝送路が悪化している状況であれば、ループフィルタ602の出力電圧の変動成分が大きくなるので、ループフィルタ602の出力変動をクロック信号の擾乱度として検出することができる。
以上説明したように、この実施の形態では、複数のONUおよび/またはOLTにおける受信信号から抽出されたクロック信号の擾乱度(すなわち伝送路状態と等価)に基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コードの冗長度を制御するようにしているので、例えばGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、OLTとONUとの間の接続伝送路状態に応じたFEC強度(冗長度)で通信を行うことができ、ONUの接続伝送路状態に応じた伝送効率を適切に制御することができる。
実施の形態3.
(通信システムの特徴)
実施の形態3にかかる通信システムは、子局装置であるONUと親局装置であるOLTとの間の接続距離や接続伝送路の状況に応じてFEC冗長度を制御する際に、当該冗長度に応じてONUとOLTとの間の通信速度を制御するところに特徴を有している。このような速度制御を行うようにすれば、ONUとOLTとの間の接続距離や接続伝送路状況に関係なく、伝送効率をほぼ一定に制御することができる。
(通信システムの構成)
つぎに、実施の形態3にかかる通信システムの構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態3にかかるOLTの構成を示すブロック図であり、図11は、本発明の実施の形態3にかかるONUの構成を示すブロック図である。図10に示すOLTは、図2に示した実施の形態1の構成に加えて、FEC符号化/復号化部705と制御フレーム抽出部706および制御フレーム挿入部707のそれぞれとの間に挿入される速度調整部711を備えるように構成される。同様に、図9に示すONUは、図3に示した実施の形態1の構成に加えて、FEC符号化/復号化部805と制御フレーム挿入部806および制御フレーム抽出部807のそれぞれとの間に挿入される速度調整部811を備えるように構成される。なお、図10および図11において、上述の速度調整部711,811以外の構成については、実施の形態1の構成と同一または同等である。
(通信システムの動作)
つぎに、実施の形態3にかかる通信システムの動作について説明する。まず、オートディスカバリ動作において、上述の実施の形態1と同様に、Discovery_GATEメッセージとREGISTER_REQメッセージとが送受信される際に、RTT(往復伝播遅延時間)がOLT1によって計測される。また、RTTが計測されるとき、当該RTTに応じたFEC冗長度がOLT1にて選択され、さらに当該RTTに応じた受信/送信回路動作周波数(通信速度)が選択されるとともに、REGISTERメッセージにて当該RTTに対応するONU4に通知される。ここで、RTTの値が大きい場合(例えば遠距離接続ONUの場合)には、冗長度を増大させる必要があり、その結果FEC冗長コードが長くなってユーザデータ領域が減少して伝送効率が低下する。したがって、RTTの値が大きい場合には、受信/送信回路動作周波数(通信速度)も高く設定される。
図10において、OLT1のPON制御部709は、論理リンク確立時に計測したそれぞれのONU4のRTTに対応するFEC冗長度をFEC符号化/復号化部705に、また、それぞれのONU4のRTTに対応する受信/送信回路動作周波数(通信速度)をビット同期部703、8B/10B変換部704、FEC符号化/復号化部705および速度調整部711に設定する。そして、当該RTTに対応するONU4に対する送信フレームについては、以後、設定されたFEC冗長度および通信速度での運用が行われる。
なお、例えばGE−PONシステムにおいては、上りフレームに関し、複数のONU4から送信されたフレームの衝突を回避するような帯域制御をPON制御部709が行っており、どのONU4からのフレームかどうかは、どのタイミングでOLT1が受信するかにより判断可能である。このようにして、OLT1では、受信したフレームがどのONU4から送信されたものかを判断することができ、当該ONU4に対応する回路動作周波数(通信速度)でビット同期部703、8B/10B変換部704、FEC符号化/復号化部705、速度調整部711を動作させたフレーム受信と、当該ONU4に対応するFEC冗長度による復号化とが実行される。
一方、図11において、ONU4のPON制御部809は、OLT1からREGISTERメッセージにて通知されたFEC冗長度をFEC符号化/復号化部805に設定するととともに、当該ONU4のRTTに対応する回路動作周波数(通信速度)をビット同期部803、8B/10B変換部804、FEC符号化/復号化部805、速度調整部811に設定する。なお、送信フレームについては、設定されたFEC冗長度と通信速度とで、GATEメッセージ内の情報に準じてOLT1に送信される。また、受信フレームについては、設定された回路動作周波数(通信速度)でビット同期部803、8B/10B変換部804、FEC符号化/復号化部805、速度調整部811を動作させたフレーム受信と、設定されたFEC冗長度による復号化とが実行される。
また、上記のFEC冗長度および回路動作周波数にて運用が開始されるが、運用中は、実施の形態1と同様にOLT1内の受光パワー計測部702にて各ONU4から送信された信号の受光パワーが計測され、運用されているFEC冗長度が適切であるか否かが監視される。FEC冗長度を修正する必要性が生じた場合には、実施の形態1と同様にFEC冗長度を変更し、併せて回路動作周波数も変更する。
以上説明したように、この実施の形態では、複数のONUおよび/またはOLTにおける受信光パワーに基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コードの冗長度を制御するとともに、当該冗長度に応じて通信速度を制御するようにしているので、例えばGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、ONUの接続距離や接続伝送路状況に依存することなく、伝送効率をほぼ一定に制御することができる。
実施の形態4.
(通信システムの特徴)
実施の形態4にかかる通信システムは、子局装置であるONUおよび/または親局装置であるOLTの受信信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて通信データに付加されるFEC冗長コードを制御する際に、当該冗長度に応じてONUとOLTとの間の通信速度を制御するところに特徴を有している。このような速度制御を行うようにすれば、ONUとOLTとの間の接続距離や接続伝送路状況に関係なく、伝送効率をほぼ一定に制御することができる。
(通信システムの構成)
つぎに、実施の形態4にかかる通信システムの構成について説明する。図12は、本発明の実施の形態4にかかるOLTの構成を示すブロック図であり、図13は、本発明の実施の形態4にかかるONUの構成を示すブロック図である。図12に示すOLTは、図6に示した実施の形態2の構成に加えて、FEC符号化/復号化部905と制御フレーム抽出部906および制御フレーム挿入部907のそれぞれとの間に挿入される速度調整部911を備えるように構成される。同様に、図13に示すONUは、図7に示した実施の形態2の構成に加えて、FEC符号化/復号化部1005と制御フレーム挿入部1006および制御フレーム抽出部1007のそれぞれとの間に挿入される速度調整部1011を備えるように構成される。なお、図12および図13において、上述の速度調整部911,1011以外の構成については、実施の形態2の構成と同一または同等である。
また、この実施の形態にかかる通信システムを実施の形態3との比較で見れば、図10に示した受光パワー計測部702および図11に示した受光パワー計測部802が抽出CLK擾乱検出部902,1002にそれぞれ代わった形態であり、伝送路の状態を受信光パワーでなく、受信信号から抽出されたクロック信号の擾乱度に基づいてFEC冗長度および通信速度を制御する形態である。したがって、FEC冗長度の変更手順や、回路動作周波数の変更手順にかかる動作は共通であり、その説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態では、複数のONUおよび/またはOLTにおける受信信号から抽出されたクロック信号の擾乱度(すなわち伝送路状態と等価)に基づいて、通信データに付加されるFEC冗長コードの冗長度を制御するとともに、当該冗長度に応じて通信速度を制御するようにしているので、例えばGE−PONシステムにFEC技術を適用する場合に、ONUの接続距離や接続伝送路状況に依存することなく、伝送効率をほぼ一定に制御することができる。
なお、上述の実施の形態1〜4では、Ethernet(登録商標)のフレームを用いる場合を一例として説明したが、この種の規格のフレームに限定されるものではなく、パケット通信に対して広く適用することができる。
また、実施の形態1〜4では、PONシステムに適用する場合を一例として説明したが、適用システムがこの種のシステムに限定されるものではなく、複数の通信装置間で通信が行われるものであれば、光や電気の有線通信や、無線通信等どのようなシステムにも適用可能であり、1対1接続での通信であっても適用可能である。
以上のように、本発明にかかる通信システムは、FEC技術が適用される通信システムに有用であり、特に、親局装置と子局装置とが伝送媒体および伝送帯域を共用するPONシステムに好適である。
本発明の実施の形態1にかかるPONシステムの接続構成を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるONUの構成を示すブロック図である。 PONシステムにおけるオートディスカバリのシーケンスを示すシーケンス図である。 RTT計測のシーケンスを示す説明図である。 本発明の実施の形態2にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるONUの構成を示すブロック図である。 抽出CLK擾乱検出部の構成例を示すブロック図である。 抽出CLK擾乱検出部の図8とは異なる他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかるONUの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4にかかるONUの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 OLT
2 光カプラ
3 光ファイバ
4 ONU
101,201,301,401,701,801,901,1001 O/E変換部
102,202,702,802 受光パワー計測部
103,203,303,403,703,803,903,1003 ビット同期部
104,204,304,404,704,804,904,1004 8B/10B変換部
105,205,305,405,705,805,905,1005 FEC符号化/復号化部
106,207,306,407,706,807,906,1007 制御フレーム抽出部
107,206,307,406,707,806,907,1006 制御フレーム挿入部
108,208,308,408,708,808,908,1008 制御フレーム終端部
109,209,309,409,709,809,909,1009 PON制御部
110,210,310,410,710,810,910,1010 フレームバッファ
302,402,902,1002 抽出CLK擾乱検出部
501,601 位相比較器
502,602 ループフィルタ
503,603 VCO
504,604 分周期
505,605 電圧変動検出部
703 ビット同期部
711,811,911,1011 速度調整部

Claims (12)

  1. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、
    自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部と、
    自身と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号の受信出力に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記親局装置の速度調整部は、自身と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて自身と該子局装置との間の通信速度を制御する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、
    自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部と、
    自身と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記親局装置の速度調整部は、自身と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて自身と該子局装置との間の通信速度を制御する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部を備え、
    前記子局装置は、
    自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を制御する冗長度制御部と、
    自身と前記親局装置との間の通信速度を制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記子局装置の速度調整部は、自身と前記親局装置との間に設定される冗長度に応じて自身と該親局装置との間の通信速度を制御し、
    前記子局装置の冗長度制御部は、自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を変更する必要がある場合に自身が受信した信号の受信出力に基づいて該冗長度を変更するためのメッセージを該親局装置に送信し、
    前記親局装置の冗長度制御部は、前記子局装置から送信されたメッセージに基づいて冗長度変更要求を送信した子局装置を含む子局装置と自身との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を制御することを特徴とする通信システム。
  4. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部を備え、
    前記子局装置は、自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を制御する冗長度制御部と、
    自身と前記親局装置との間の通信速度を制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記子局装置の速度調整部は、自身と前記親局装置との間に設定される冗長度に応じて自身と該親局装置との間の通信速度を制御し、
    前記子局装置の冗長度制御部は、自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を変更する必要がある場合に自身が受信した信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて該冗長度を変更するためのメッセージを該親局装置に送信し、
    前記親局装置の冗長度制御部は、前記子局装置から送信されたメッセージに基づいて該メッセージを送信した子局装置を含む子局装置と自身との間の通信データに付加される符号誤り訂正符号の冗長度を制御することを特徴とする通信システム。
  5. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部を備え、
    前記子局装置は、自身と前記親局装置との間の通信速度を制御する速度調整部を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号の受信出力に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記子局装置の速度調整部は、自身と前記親局装置との間に設定される冗長度に応じて自身と該親局装置との間の通信速度を制御する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムにおいて、
    前記親局装置は、自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部を備え、
    前記子局装置は、自身と前記親局装置との間の通信速度を制御する速度調整部を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記子局装置の速度調整部は、自身と前記親局装置との間に設定される冗長度に応じて自身と該親局装置との間の通信速度を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記符号誤り訂正符号の冗長度が、通信の初期段階で最大強度に設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の通信システム。
  8. 所定の伝送媒体の伝送帯域を共用使用する子局装置に接続された親局装置において、
    前記親局装置は、
    自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部と、
    自身と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号の受信出力に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記親局装置の速度調整部は、自身と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて自身と該子局装置との間の通信速度を制御する
    ことを特徴とする親局装置。
  9. 所定の伝送媒体の伝送帯域を共用使用する子局装置に接続された親局装置において、
    前記親局装置は、
    自身と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御部と、
    自身と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記親局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて前記冗長度を制御し、
    前記親局装置の速度調整部は、自身と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて自身と該子局装置との間の通信速度を制御することを特徴とする親局装置。
  10. 親局装置に所定の伝送媒体を介して接続されるとともに該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する子局装置において、
    前記子局装置は、
    自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を制御する冗長度制御部と、
    自身と前記親局装置との間の通信速度を制御する速度調整部と、
    を備え、
    前記子局装置の速度調整部は、自身と前記親局装置との間に設定される冗長度に応じて自身と該親局装置との間の通信速度を制御し、
    前記子局装置の冗長度制御部は、自身が受信した信号の受信出力に基づいて自身と前記親局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度にかかる変更依頼を前記親局装置に送信することを特徴とする子局装置。
  11. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムに適用される通信方法であって、
    前記親局装置と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御ステップと、
    前記親局装置と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整ステップと、
    を含み、
    前記冗長度制御ステップでは、前記親局装置および/または前記子局装置で受信された信号の受信出力に基づいて前記通信データに付加される符号誤り訂正符号の冗長度が制御され、
    前記速度調整ステップでは、前記親局装置と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて該親局装置と該子局装置との間の通信速度が制御される
    ことを特徴とする通信方法。
  12. 親局装置および該親局装置に所定の伝送媒体を介して接続される子局装置のそれぞれが該伝送媒体の伝送帯域を共用使用する通信システムに適用される通信方法であって、
    前記親局装置と前記子局装置との間の通信データに付加する符号誤り訂正符号の冗長度を該子局装置ごとに制御する冗長度制御ステップと、
    前記親局装置と前記子局装置との間の通信速度を該子局装置ごとに制御する速度調整ステップと、
    を含み、
    前記冗長度制御ステップでは、前記親局装置および/または前記子局装置で受信された信号から抽出されるクロック信号の擾乱度に基づいて前記通信データに付加される符号誤り訂正符号の冗長度が制御され、
    前記速度調整ステップでは、前記親局装置と前記子局装置との間にそれぞれ設定される冗長度に応じて該親局装置と該子局装置との間の通信速度が制御される、
    ことを特徴とする通信方法。
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