JP2004364059A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Kageyuki Kiyose
景之 清瀬
Hisanori Terayama
久紀 寺山
Yosuke Konishi
陽介 小西
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Abstract

【課題】FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)処理の適用において、端末局毎のFEC処理の必要性を判定し、端末局毎にFEC処理の実行/非実行を設定することで、FEC処理による他のPONユーザへのレートの低下を防ぐこと。
【解決手段】制御局100は、端末局間の伝送距離を測定し、距離に応じて制御局と端末局との通信時のFEC処理の必要性を判定し、端末局毎のFEC処理の実行/非実行を設定して、PON(Passive Optical Network)を用いた伝送路上により多くの主信号フレームを送信することを可能にし、スループットの実効値を上昇させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを用いたPON(Passive Optical Network)を利用する通信システム及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)は、誤り訂正符号の技術を使ってデータ転送中に発生するデータ欠落を回復する技術であり、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などで使用されていることが知られている。
【0003】
また、例えば、特許文献1に記載された光ファイバを用いたPON(Passive Optical Network)では、図5に示すように、網に接続される1個の制御局501に光分岐器502及びファイバ503を介して複数の端末局(#1)511,端末局(#2)512,端末局(#3)513が接続されるP2MP(Point to Multi Point)方式の構成になっている。このPONシステムでは、制御局に接続されている全端末局は伝送路の帯域を共有するようになっている。
【0004】
図5(a)に示す下り方向(制御局から端末局へ向かう方向)では、制御局501が網側から受信したフレームを端末局の識別子を付加してシステム内に出力する。このフレームは、光分岐器502にて全端末局511〜513に分配される。各端末局511〜513では、受信されたフレームのうち識別子が一致したフレームを選択して受信する。
【0005】
また、図5(b)に示す上り方向(端末局から制御局へ向かう方向)では、制御局501から各端末局511〜513にフレームの衝突が起きないように時分割した送信許可タイミングを通知する。各端末局511〜513では、通知された時間内でバッファリングされたフレームを送信する。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−278346号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PONシステムにおいてFEC処理を適用する場合、帯域を共用する必要があるので、FEC処理を実行する端末局が増えれば、FEC処理で送信されるオーバーヘッドが増える。これは、各端末局のレートを下げる要因となる。例えば、GE−PONシステムにおいて64バイトのデータを送信する場合、フレーム間ギャップ及びプリアンブル等で22バイト付加されて86バイトのデータとなるが、そのときのFEC処理によるオーバーヘッドは20数バイトになるので、20数パーセントも伝送効率が低下することになる。
【0008】
また、PONシステムでは、制御局と端末局との間の距離は端末局毎に異なるので、端末局によってはFEC処理が不必要となる場合もあるが、端末局毎でのFEC処理の必要性に関係なくFEC処理が実行された場合には、端末局のレートを下げる要因となる。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、前方誤り訂正処理の適用において、端末局毎の前方誤り訂正処理の必要性を判定し、端末局毎に前方誤り訂正処理の実行/非実行を設定することで、前方誤り訂正処理による他のPONユーザへのレートの低下を防ぐことができる通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信システムは、PON(Passive Optical Network)を利用する制御局と複数の端末局とから構成される通信システムにおいて、前記制御局は、前記各端末局との距離を制御信号の授受により測定する測定手段と、測定した距離に応じて前記端末局毎に、通信信号に適用する前方誤り訂正処理の実行/非実行を設定する設定手段と、を具備する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、制御局は、端末局との距離に応じて制御局と端末局との通信時の前方誤り訂正処理の必要性を判定し、端末局毎に前方誤り訂正処理の実行/非実行が設定できるので、通信効率の低下を最小限に抑えることが可能である。換言すれば、PONを用いた伝送路上により多くの主信号フレームを送信することが可能になり、スループットの実効値を上昇させることが可能になる。
【0012】
また、本発明の通信システムは、上記の発明において、前記各端末局は、上り方向でのエラーレートを測定して前記制御局に通知する通知手段、を具備し、前記制御局は、前記測定手段が、端末局毎に下り方向でのエラーレートを測定し、前記測定したエラーレートと前記通知されたエラーレートが閾値以下の端末局における上り方向又は下り方向での前記設定した前方誤り訂正処理の実行/非実行を変更する変更手段、を具備する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、制御局は、上り下りそれぞれの伝送路に対して独立して制御することが可能になるので、共用する帯域のさらなる有効活用が可能となる。
【0014】
本発明の通信方法は、PON(Passive Optical Network)を利用する制御局と複数の端末局とから構成される通信システムの通信方法において、前記制御局は、前記各端末局との距離を制御信号の授受により測定する測定工程と、前記測定した距離に応じて前記端末局毎に、通信信号に適用する前方誤り訂正処理の実行/非実行を設定する設定工程と、を有するようにした。
【0015】
この方法によれば、制御局は、端末局との距離に応じて制御局と端末局との通信時の前方誤り訂正処理の必要性を判定し、端末局毎に前方誤り訂正処理の実行/非実行が設定できるので、通信効率の低下を最小限に抑えることが可能である。換言すれば、PONを用いた伝送路上により多くの主信号フレームを送信することが可能になり、スループットの実効値を上昇させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、P2MP接続方式のPONシステムにおいて、FEC処理を実行する端末局が増えると、FEC処理で送信される冗長ビットが増える結果、各端末局のレートを下げる要因となる問題を回避するために、制御局と端末局間の距離またはエラーレートにより端末局毎のFEC処理の必要性を判定して端末局毎にFEC処理の実行/非実行の設定ができるようにすることである。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るPONシステムにおける制御局の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るPONシステムにおける端末局の構成を示すブロック図である。
【0019】
図1に示す制御局100は、FECエラー訂正部101と、端末接続通知フレーム受信部102と、伝送距離測定フレーム送信部103と、FECパリティ付加部104と、距離測定制御部105と、基準時間生成部106と、伝送距離測定フレーム受信部107と、閾値比較部108と、FEC制御指示フレーム送信部109と、FEC制御応答フレーム受信部110と、主信号フレーム送信部111と、送信許可フレーム送信部112と、主信号フレーム受信部113と備えている。
【0020】
また、図2に示す端末局200は、端末接続通知フレーム送信部201と、FECパリティ付加部202と、FECエラー訂正部203と、伝送距離測定フレーム受信部204と、伝送距離測定フレーム送信部205と、FEC制御指示フレーム受信部206と、FEC制御応答フレーム送信部207と、主信号フレーム受信部208と、送信許可フレーム受信部209と、主信号フレーム送信部210と備えている。
【0021】
以上の構成において、端末局200では、制御局100につながる伝送路130及び131に接続されると、端末接続通知フレーム送信部201が端末接続通知フレームを生成してFECパリティ付加部202に与える。FECパリティ付加部202は受け取った端末接続通知フレームにパリティを付加する。パリティが付加された端末接続通知フレームは、伝送路131を経由して制御局100に送信される。
【0022】
制御局100では、パリティが付加された端末接続通知フレームはFECエラー訂正部101に入力する。FECエラー訂正部101は、受信した端末接続通知フレームに付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、エラー訂正後の端末接続通知フレームを端末接続通知フレーム受信部102に与える。端末接続通知フレーム受信部102は、端末接続通知フレームを受け取ると、その旨を伝送距離測定フレーム送信部103に通知する。
【0023】
伝送距離測定フレーム送信部103は、受信通知を受けて伝送距離測定要求フレームを生成してFECパリティ付加部104に与える。FECパリティ付加部104は、受け取った伝送距離測定要求フレームにパリティを付加する。パリティが付加された伝送距離測定要求フレームは、伝送路130を経由して端末局毎に送信される。このとき、距離測定制御部105は、伝送距離測定要求フレーム送信時に基準時間生成部106が生成した時間を端末局毎に保持する。
【0024】
伝送距離測定要求フレームを受信した1つの端末局である端末局200では、FECエラー訂正部203が伝送距離測定要求フレームに付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、エラー訂正後の伝送距離測定要求フレームを伝送距離測定フレーム受信部204に与える。伝送距離測定フレーム受信部204は、伝送距離測定要求フレームが受け取ると、その旨を伝送距離測定フレーム送信部205に通知する。
【0025】
伝送距離測定フレーム送信部205は受信通知を受けて伝送距離測定応答フレームを生成し、FECパリティ付加部202に与える。FECパリティ付加部202は受け取った伝送距離測定応答フレームにパリティを付加する。パリティが付加された伝送距離測定応答フレームは、伝送路131を経由して制御局100に送信される。
【0026】
制御局100では、パリティが付加された伝送距離測定応答フレームはFECエラー訂正部101に入力する。FECエラー訂正部101は、受信した伝送距離測定応答フレームに付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、エラー訂正後の伝送距離測定応答フレームを伝送距離測定フレーム受信部107に与える。伝送距離測定フレーム受信部107は、伝送距離測定応答フレームを受け取ると、その旨を距離測定制御部105に通知する。
【0027】
距離測定制御部105は、受信通知を受けて、伝送距離測定応答フレームの受信時に基準時間生成部106が生成した時間と、伝送距離測定要求フレーム送信時に保持した時間との差を計算し、制御局100と端末局200との間の伝送距離を求め、閾値比較部108に与える。閾値比較部108では、距離測定制御部105が計算した伝送距離と閾値とを比較し、比較結果をFEC制御指示フレーム送信部109とFECパリティ付加部104とに与える。これによって、FEC制御指示フレーム送信部109とFECパリティ付加部104は、次のような措置を採る。
【0028】
即ち、閾値比較部108での比較結果、伝送距離が閾値以下を示すときは、FEC制御指示フレーム送信部109は、該当する端末局200に対して送信するFEC制御指示フレームにはFEC制御無効を設定する。また、FECパリティ付加部104は、端末局200への送信フレームにはパリティを付加しないようにする。
【0029】
また、閾値比較部108での比較結果、伝送距離が閾値以上を示すときは、FEC制御指示フレーム送信部109は、該当する端末局200に対して送信するFEC制御指示フレームにはFEC制御有効を設定する。また、FECパリティ付加部104は、端末局200への送信フレームにパリティを付加するようにする。
【0030】
端末局200では、受信したFEC制御指示フレームにパリティが付加されている場合には、FECエラー訂正部203がその付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正する。
【0031】
FEC制御指示フレーム受信部206は、エラー訂正後のFEC制御指示フレームを受け取ると、受信通知をFEC制御応答フレーム送信部207に与えるとともに、FEC制御の設定内容に応じてFECパリティ付加部202の送信フレームに対するパリティ付加機能を制御する。即ち、FEC制御指示フレーム受信部206は、FEC制御無効設定がなされている場合には、FECパリティ付加部202のパリティ付加機能を無効にする設定を行い、FEC制御有効設定がなされている場合には、FECパリティ付加部202のパリティ付加機能を有効にする設定を行う。
【0032】
斯くして、FEC制御応答フレーム送信部207が生成するFEC制御応答フレームは、FECパリティ付加部202にてパリティが付加され、あるいはパリティが付加されないで、伝送路131を経由して制御局100に送信される。
【0033】
制御局100では、受信したFEC制御応答フレームにパリティが付加されている場合には、FECエラー訂正部101がその付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正する。
【0034】
FEC制御応答フレーム受信部110は、エラー訂正後のFEC制御応答フレームを受け取ると、距離測定制御部105に対し、端末局200と制御局100との間の伝送距離を元にFEC処理に用いるパリティの付加有無を決定する一連の動作が完了したことを通知する。
【0035】
距離測定制御部105は、完了通知を受け取ると、主信号フレーム送信部111に対し主信号送信許可を与え、主信号フレーム送信部111から端末局200の主信号フレーム受信部208に主信号フレームの送信が可能な状態にする。同時に、距離測定制御部105は、送信許可フレーム送信部112に対し送信指示を与える。その結果、送信許可フレーム送信部112にて生成された送信許可フレームは、FECパリティ付加部104にて端末局毎に保持しているパリティ設定に従ってパリティの付加が行われ、伝送路130を経由して端末局200に送信される。
【0036】
端末局200では、受信した送信許可フレームにパリティが付加されている場合には、FECエラー訂正部203がその付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、送信許可フレーム受信部209に与える。
【0037】
送信許可フレーム受信部209は、エラー訂正後の送信許可フレームを受け取ると、主信号フレーム送信部210に主信号送信許可を与える。その結果、主信号フレーム送信部210から制御局100の主信号フレーム受信部113への主信号フレームの送信が可能な状態となる。
【0038】
制御局100の主信号フレーム送信部111から主信号フレームを送信する場合には、FECパリティ付加部104が端末局毎に保持しているパリティ設定に従って主信号フレームにパリティの付加を行い、伝送路130を経由して端末局200に送信される。端末局200では、受信した主信号フレームにパリティが付加されている場合には、FECエラー訂正部203がその付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、主信号フレーム受信部208に与える。
【0039】
端末局200の主信号フレーム送信部210から主信号フレームを送信する場合には、FECパリティ付加部202が端末局毎に保持しているパリティ設定に従って主信号フレームにパリティの付加を行い、伝送路131を経由して制御局100に送信される。制御局100では、受信した主信号フレームにパリティが付加されている場合には、FECエラー訂正部101がその付加されているパリティを用いてフレーム伝送エラー有無の確認を行い、エラーがある場合にはエラーを訂正し、主信号フレーム受信部113に与える。
【0040】
このように、実施の形態1によれば、伝送路に端末局が接続されたことを制御局が検出し、端末局毎に制御局との距離を測定し、端末局毎の伝送距離に従ってFEC処理で用いるパリティを付加するか否かを決定することができる。即ち、制御局と端末局間の伝送距離が規定の距離よりも遠い端末局と制御局間の通信にのみパリティを付加するので、伝送路の帯域を有効に活用することができる。
【0041】
特に、PONシステムにおいては、制御局は端末局との距離を測定する機能をすでに備えているので、新たに測定回路部を追加しないで済み、回路規模を大きくすることなく実現が可能である。
【0042】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係るPONシステムにおける制御局の構成を示すブロック図である。図4は、本発明の実施の形態2に係るPONシステムにおける端末局の構成を示すブロック図である。なお、図3と図4では、図1と図2に示した構成と同一ないしは同等である構成要素には、同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
【0043】
図3に示す制御局300では、図1に示した構成において、エラーレート通知フレーム受信部301と、エラーレート閾値比較部302,303と、エラーレート測定部304とが追加されている。また、図4に示す端末局400では、図2に示した構成において、エラーレート測定部401とエラーレート通知フレーム送信部402とが追加されている。
【0044】
このように、本実施の形態2では、制御局300及び端末局400がエラーレート測定機能を備えている。このエラーレート測定機能は、実施の形態1にて説明した主信号フレーム送信処理及びフレーム受信時の誤り訂正処理と並行して実施される。
【0045】
まず、上り方向におけるエラーレートの通知方法を説明する。端末局400において、エラーレート測定部401が、FECエラー訂正部203及び主信号フレーム受信部208で検出されたエラーの割合を測定する。そして、エラーレート通知フレーム送信部402がエラーレート測定部401で測定した結果を含めたエラーレート通知フレームを生成する。生成されたエラーレート通知フレームは、FECパリティ付加部202を介して伝送路131に送信される。
【0046】
制御局300では、伝送路131から取り込まれたエラーレート通知フレームがFECエラー訂正部101を介してエラーレート通知フレーム受信部301に入力される。エラーレート通知フレーム受信部301は、受け取ったエラーレート通知フレームをエラーレート閾値比較部302に与える。
【0047】
エラーレート閾値比較部302は、受け取ったエラーレート通知フレームに設定されているエラー割合と予め設定された閾値とを比較する。その結果、閾値以下即ち伝送エラーが殆ど検出されなかった場合は、下り方向の伝送路にはFECによる誤り訂正が不要であると判断できる。そこで、エラーレート閾値比較部302は、端末局400への送信フレームに対してパリティ付加をしないようにするために、FECパリティ付加部104のパリティ付加設定を無効にする。
【0048】
逆に、比較結果、閾値以上即ち伝送エラーがある程度検出された場合は、下り方向の伝送路にはFECによる誤り訂正が必要であると判断できる。そこで、エラーレート閾値比較部302は、端末局400への送信フレームに対してパリティ付加をするために、FECパリティ付加部104のパリティ付加設定を有効にする。
【0049】
次に、下り方向におけるエラーレートの通知方向を説明する。上り方向とは逆に、制御局300において、エラーレート測定部304が、FECエラー訂正部101及び主信号フレーム受信部113にて発生した伝送エラーのレートを測定し、測定結果をエラーレート閾値比較部303に与える。
【0050】
エラーレート閾値比較部303は、エラーレート測定部304の測定結果と予め設定された閾値とを比較する。その結果、閾値以下即ち伝送エラーが殆ど検出されなかった場合は、上り方向の伝送路にはFECによる誤り訂正が不要であると判断できる。そこで、エラーレート閾値比較部303は、下り伝送フレームにFEC処理を行わない指示をFEC制御指示フレーム送信部109に与える。
【0051】
このとき、FEC制御指示フレーム送信部109では、端末局400から制御局300への通信にFECを用いているか否かを判断し、端末局400から制御局300への通信にFECを用いているのであれば、FECパリティ付加部202におけるFECの制御を無効とするように、FEC制御指示フレームを前記端末局400に送信する。逆に、端末局400から制御局300への通信にFECを用いていないのであれば変更は必要ないので、FEC制御指示フレーム送信部109では、制御指示フレームの送信処理は行わない。
【0052】
逆に、エラーレート閾値比較部303は、エラーレート測定部304の測定結果が予め設定された閾値以上即ち伝送エラーがある程度検出された場合は、上り方向の伝送路にはFECによる誤り訂正が必要であると判断できる。そこで、エラーレート閾値比較部303は、下り伝送フレームにFEC処理を行わせる指示をFEC制御指示フレーム送信部109に与える。
【0053】
このとき、FEC制御指示フレーム送信部109では、同様に端末局400から制御局300への通信にFECを用いているか否かを判断し、端末局400から制御局300への通信にFECを用いていないのであれば、FECパリティ付加部202におけるFECの制御を有効とするように、FEC制御指示フレームを前記端末局400に送信する。逆に、端末局400から制御局300への通信にFECを用いているのであれば変更は必要ないので、FEC制御指示フレーム送信部109では、制御指示フレームの送信処理は行わない。
【0054】
ここで、実施形態1にて説明した制御局と端末局間の距離というパラメータでは、伝送路が上りと下りで独立しているにも関わらず両方向同時にしか制御できないという難点がある。それに対し、本実施の形態2では、上り下りそれぞれの伝送路に対して独立して制御することが可能になるので、共用する帯域のさらなる有効活用が可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御局と端末局間の距離またはエラーレートにより端末局毎のFEC処理の必要性を判定して端末局毎にFEC処理の実行/非実行の設定ができるので、FEC処理による他のPONユーザへのレートの低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るPONシステムにおける制御局の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態1に係るPONシステムにおける端末局の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態2に係るPONシステムにおける制御局の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施形態2に係るPONシステムにおける端末局の構成を示すブロック図
【図5】P2MP接続方式のPONシステムの構成を説明する概念図
【符号の説明】
100,300 制御局
101 FECエラー訂正部
102 端末接続通知フレーム受信部
103 伝送距離測定フレーム送信部
104 FECパリティ付加部
105 距離測定制御部
106 基準時間生成部
107 伝送距離測定フレーム受信部
108 閾値比較部
109 FEC制御指示フレーム送信部
110 FEC制御応答フレーム受信部
111 主信号フレーム送信部
112 送信許可フレーム送信部
113 主信号受信部
200,400 端末局
201 端末接続通知フレーム送信部
202 FECパリティ付加部
203 FECエラー訂正部
204 伝送距離測定フレーム受信部
205 伝送距離測定フレーム送信部
206 FEC制御指示フレーム受信部
207 FEC制御応答フレーム送信部
208 主信号フレーム受信部
209 送信許可フレーム受信部
210 主信号フレーム送信部
301 エラーレート通知フレーム受信部
302,303 エラーレート閾値比較部
304 エラーレート測定部
401 エラーレート測定部
402 エラーレート通知フレーム送信部

Claims (3)

  1. PON(Passive Optical Network)を利用する制御局と複数の端末局とから構成される通信システムにおいて、
    前記制御局は、
    前記各端末局との距離を制御信号の授受により測定する測定手段と、
    前記測定した距離に応じて前記端末局毎に、通信信号に適用する前方誤り訂正処理の実行/非実行を設定する設定手段と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  2. 前記各端末局は、
    上り方向でのエラーレートを測定して前記制御局に通知する通知手段、を具備し、
    前記制御局は、
    前記測定手段は、前記端末局毎に下り方向でのエラーレートを測定し、
    前記測定したエラーレートと前記通知されたエラーレートが閾値以下の端末局における上り方向又は下り方向での前記設定した前方誤り訂正処理の実行/非実行を変更する変更手段、を具備することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. PON(Passive Optical Network)を利用する制御局と複数の端末局とから構成される通信システムの通信方法において、
    前記制御局は、
    前記各端末局との距離を制御信号の授受により測定する測定工程と、
    前記測定した距離に応じて前記端末局毎に、通信信号に適用する前方誤り訂正処理の実行/非実行を設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
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