JP3635538B2 - プラズマ発生用直流電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電源装置に係り、詳細には、スパッタリング用のプラズマ発生装置に直流電力を供給する直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体等の製造工程において、スパッタリング用のプラズマ発生装置に安定な直流電力を供給する電源装置(以下、適宜「DC電源」という。)としては、負荷に対して電圧源として作用する電圧型直流電源装置が使用されていた。
【0003】
図9は、従来のDC電源5の構成を示す一例である。同図によれば、DC電源5は、ブレーカ3、整流器11、直流フィルタ12、インバータ21、変圧器14、整流器15及び直流フィルタ22より構成される。
【0004】
整流器11は、整流素子であるダイオード等を用いたブリッジ型の3相全波整流回路等であり、商用電源2から、ブレーカ3を介して入力される交流電力を全波整流し、直流電力に変換する。
【0005】
直流フィルタ12は、直流リアクトルLF1及び平滑コンデンサCF1からなるLCフィルタであり、整流器11にて整流された直流電力を平滑する。
【0006】
インバータ21は、ブリッジ接続された半導体スイッチからなり、直流フィルタ12により平滑された直流電力を、交流電力に変換する。また、インバータ21は、パルス巾制御やパルス周波数制御等による電圧型インバータである。
【0007】
変圧器14は、相互に電磁結合された2つの巻線(一次巻線と二次巻線)からなる変圧器であり、一次巻線に印加されたインバータ21の出力電圧を、その巻線比に応じて変圧し、二次巻線に発生する。
【0008】
整流器15は、ダイオード等を用いたブリッジ式の全波整流回路等であり、変圧器14の二次巻線に発生された交流電力を整流し、直流電力に変換する。
【0009】
直流フィルタ22は、直流リアクトルLF3及び平滑コンデンサCF3からなるLCフィルタであり、整流器15により整流された直流電力を平滑する。
【0010】
このように、DC電源5は、入力される交流電力を整流・平滑して直流電力を生成した後、インバータ21により交流電力に変換し、変圧後、再度整流・平滑することで直流電力を出力している。つまり、電圧源として動作し、放電電流は、出力電圧とプラズマ発生装置4のインピーダンスとにより決まる。即ち、DC電源5は、電圧型直流電源装置である。
【0011】
ところで、プラズマ発生中、プラズマ発生装置4にアーク放電が発生すると、これによって成膜が損傷する恐れがある。このような、成膜に有害なアーク放電への対処法として、従来から次の▲1▼〜▲3▼があった。
【0012】
▲1▼電源を一時停止する。
この場合、DC電源5は、アーク放電の発生を検出すると、その動作を一時停止する。そして、一定時間経過後、運転を再開する。
【0013】
▲2▼LC振動により逆電圧を印加する。
この場合、DC電源5には、直流フィルタ22とプラズマ発生装置4との間に、リアクタンス及びコンデンサを組み合わせたLC振動回路が備えられる。そして、共振現象の一種であるLC振動により逆電圧を発生させて、発生したアークを自己消弧させる。
【0014】
▲3▼半導体スイッチ素子により逆電圧を印加する。
この場合、DC電源5には、直流フィルタ22とプラズマ発生装置4との間に、半導体スイッチ素子を含む逆電圧発生回路20が備えられる。そして、アーク放電の発生を検出すると、半導体スイッチ素子により逆電圧を発生させ、発生したアークを強制消弧させる。
また、この逆電圧発生回路には、放電電流の増加或いは放電電圧の減少を検出し、アーク電流が流れ始める前に、アークを強制消弧させることが可能なものもある。
【0015】
このように、アーク放電の対処法として、▲1▼〜▲3▼の3つの方法があり、要求される成膜の品質に応じて、これら▲1▼〜▲3▼の内から選択されていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来のDC電源5には次のような問題があった。
【0017】
(1)アーク放電が頻繁に発生する場合、上記▲1▼〜▲3▼の方法では出力電流が制御できない。
▲1▼の電源供給を一時停止させる方法では、アーク発生の度にDC電源5の動作を停止させるため、DC電源5は、頻繁に動作/停止を繰り返していた。また、この方法では、動作は停止しても直流フィルタ22のエネルギーは放出されてしまうので成膜には被害を与える。
【0018】
また、▲2▼のLC振動による方法、或いは▲3▼の半導体スイッチによる方法では、アーク消弧動作を繰り返しているうちに、DC電源5の出力電流が次第に増加し、一定値以上となると、保護回路の働きによって、DC電源5は、結局▲1▼と同じように停止していた。
【0019】
尚、出力電流の増加を抑制するため、直流リアクトルを直列に挿入する方法があった。しかし、この直流リアクトルは一般に形状が大きいものであり、費用面、構造面、収納面で問題となっていた。
【0020】
(2)正常放電の再開に時間的遅延が生じること。
▲1▼の場合はDC電源5を再稼動させるのでDC電源5の立上り時間を要し、DC電源5を停止しない▲2▼、▲3▼においても、配線インピーダンス等によって、放電電流の再通流に遅れが生じ、正常放電の再開に時間的遅延が生じることがある。
【0021】
現在のスパッタリング工程では、1回の工程における放電時間が短縮化される傾向にある。このため、アーク放電が多頻度で発生すると、放電再開の際の時間的遅延が無視できなくなる。つまり、正常放電している時間の総和が結果的に短くなり、成膜の膜厚不足等の品質低下を引き起こすこととなっていた。
【0022】
(3)プラズマ発生装置の定電圧特性に対して放電電流が制御できず動作が不安定になること。
プラズマ発生装置4をDC電源5の負荷として見た時、その電圧−電流特性は、ほぼ定電圧特性に近い。つまり、注入される直流電力の大小に対して、電流は大きく変化するが、電圧はほとんど変化しない。従って、DC電源5から見れば、プラズマ発生装置4への供給電力の制御は、電圧よりも電流を制御する要素が高いことになる。
【0023】
しかし、上述のように、DC電源5は電圧源として作用する電圧型直流電源装置である。つまり、電圧源として出力電力を供給している。このことは、DC電源5が電流源として動作した場合に比べて不安定になりやすく、無用な振動現象や乱調を引き起こす原因となっていた。
【0024】
このように、従来のDC電源5には、上記(1)〜(3)の3つの問題があった。言い換えれば、以下の3つの機能が要求されているといえる。
(a)アーク消弧を確実に行い、アーク発生状況においても出力電流が制御されていること。
(b)アーク放電の消弧後、正常放電を速やかに再開すること。
(c)放電電流を安定に保つこと。
【0025】
そして、本発明は、上記(a)〜(c)の3つの要求を満たすDC電源を実現することを、目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
直流電力をプラズマ発生装置に供給するための直流電源装置であって、
入力される交流電力を直流変換する入力部(例えば、図1のブレーカ3、整流器11及び直流フィルタ12)と、
前記入力部の次段に接続された電流型インバータ(例えば、図1のインバータ13)と、
前記電流型インバータが一次側に接続された変圧器(例えば、図1の変圧器14)と、
前記変圧器の二次側に発生させた交流電力を整流する整流器部(例えば、図1の整流回路15)と、
前記整流器部の整流出力を平滑する平滑回路(例えば、図1の平滑コンデンサCF2と)と、
を備え、
前記平滑回路の平滑出力を前記直流電力として前記プラズマ発生装置に供給し、
前記電流型インバータのスイッチング動作を制御して前記電流型インバータが発生する電流を変化させることによって、前記電流型インバータを電流源として制御するとともに、前記プラズマ発生装置への供給電力量を制御することを特徴としている。
【0027】
この請求項1に記載の発明によれば、電流型インバータのスイッチング動作を制御してこの電流型インバータが発生する電流を変化させることによって、電流型インバータを電流源として制御するとともに、プラズマ発生装置への供給電力量を制御する。即ち、負荷であるプラズマ発生装置には、電流源動作で安定した直流電力を供給する、いわゆる電流型直流電源装置を実現できる。
また、負荷としてのプラズマ発生装置は、入力される直流電力の大小に応じて電流は大きく変わるのに対し、電圧はさほど変化しないという定電圧に近い特性をもっている。このため、電圧源ではなく電流源として電力を制御することで、より安定した制御が可能となる。
また、電流源として動作するので、変圧器の二次電流は、二次回路のインピーダンスの影響を受けない。このため、電圧形の場合には変圧器の二次側に設けられていた直流リアクトルが不要となり、装置規模を縮小することができる。
【0028】
尚この時、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の直流電流現の前記電流型インバータは、共振リアクトル(例えば、図1の共振リアクトルLR)及び共振コンデンサ(例えば、図1の共振コンデンサCR)を直列接続して構成される直列共振型インバータであることとしても良い。
【0029】
また、請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の直流電源装置であって、
前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第1の三次巻線(例えば、図1の三次巻線21)と、
当該第1の三次巻線に発生させた交流電力を整流し、直流電力を蓄積するコンデンサ(例えば、図1の整流器22及び平滑コンデンサCB)と、
前記プラズマ発生装置への出力電圧が所定の閾値電圧を下回ったか否かを監視し、下回った場合に前記コンデンサの蓄積電力を放電することで前記プラズマ発生装置に逆方向電圧を印加する電圧印加部(例えば、図1の半導体スイッチQ5及び直流リアクトルLB)と、
を有する逆電圧発生回路(例えば、図1の逆電圧発生回路20)を更に備えることを特徴としている。
【0030】
この請求項3に記載の発明によれば、プラズマ発生装置に逆方向電圧を印加することができる。従って、プラズマ発生装置にアークが発生した場合、直ちに逆電圧を印加させることで、アークを強制消弧することが可能となる。
また、アークを消弧した後、プラズマ発生装置の特性や配線インピーダンス等によって放電電流の再通流に時間的遅れが生じることがあるが、このような場合に、当該直流リアクトルに蓄えられていたエネルギーを放出することで、放電電流の再通流を促進し、アーク消弧後の放電中断時間を短縮することができる。
また、出力電圧が所定の閾値電圧を下回ったか否かにより、逆電圧の印加を実施することができる。従って、出力電圧の変化(例えば微分値)ではなく、出力電圧の値そのものを監視しているため、例えば正常放電再開時の一時的な電圧急変を、アークと誤検出してしまうことを防止できる。
【0031】
また、請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の直流電源装置であって、
前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第2の三次巻線(例えば、図1の三次巻線41)を有し、当該第2の三次巻線に発生させた交流電力を整流して直流電力へ変換後、前記入力部へ回生させる電力回生手段(例えば、図1の電力回生回路40)を更に備えることを特徴としている。
【0032】
この請求項4に記載の発明によれば、電流型インバータの送出電力の一部或いは全部を、入力部へ回生させることができる。従って、例えばプラズマ発生装置の負荷が軽くなり、電流型インバータが送出する最小電力を下回った場合、制御不能となってしまうが、このような場合に、電流型インバータの送出電力と負荷での消費電力との差分に相当する電力を入力部へ回生させることで、より広い出力範囲において、安定した制御を実現できる。
【0033】
また、請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載の直流電源装置であって、
前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第3の三次巻線(例えば、図1の三次巻線31a、31b)を有し、当該第3の三次巻線から得られる直流電力を前記変圧器の二次巻線から得られる主直流電力に重畳することで、装置出力電圧を一時的に昇圧させる昇圧手段(例えば、図1の着火電源回路30)を更に備えることを特徴としている。
【0034】
この請求項5に記載の発明によれば、直流電源装置の出力電圧を一時的に昇圧できる。従って、プラズマ発生装置の動作開始時に、出力電圧を一時的に増加させることで放電開始に要する高電圧を供給し、速やか且つ確実な放電開始を実現することができる。また、この機能を動作開始時に限定して使用することで、着火電源回路の電流的負担は軽減できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。また、以下の説明において、図9と同一要素については同符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0036】
図1は、本実施の形態のDC電源1の回路構成を示す図である。
同図によれば、DC電源1には、商用電源2から供給される3相交流電力が入力される。そして、DC電源1は、入力される交流電力を直流電力に変換し、プラズマ発生装置4へ出力する。即ち、DC電源1は、AC−DCコンバータとして機能する。
【0037】
また、DC電源1は、ブレーカ3、整流器11、直流フィルタ12、インバータ13、変圧器14、整流回路15、平滑コンデンサCF2、逆電圧発生回路20、着火電源回路30及び電力回生回路40を備えている。
【0038】
整流器11は、整流素子であるダイオード等を用いた3相全波整流回路であり、ブレーカ3を介して入力される3相交流電力を整流し、直流電力に変換する。整流器11の出力正端子は、直流フィルタ12の後述する直流リアクトルLF1の一端に、出力負端子は、直流フィルタ12の後述する平滑コンデンサCF1の他端に、それぞれ接続されている。
【0039】
直流フィルタ12は、直流リアクトルLF1と平滑コンデンサCF1とからなるLCフィルタであり、整流器11にて整流された直流電力を平滑する。
直流リアクトルLF1は、その一端が整流器11の出力正端子に、他端が平滑コンデンサCF1の一端に、それぞれ接続されている。
【0040】
平滑コンデンサCF1は、その一端が直流リアクトルLF1の他端に、他端が整流器11の出力負端子に、それぞれ接続されている。更に、平滑コンデンサCF1の一端には、電力回生回路40の後述するダイオードD7のカソードが、他端には、電力回生回路40の後述する半導体スイッチQ7のエミッタが、それぞれ接続されている。
【0041】
インバータ13は、ブリッジ接続された4つの半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4及び共振リアクトルLRと共振コンデンサCFとが直列接続された直列共振タンクからなる直列共振型インバータである。
【0042】
半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4は、例えばIGBT等であり、そのゲートに入力される電圧信号(以下、「ゲート信号」という。)により、コレクタ−エミッタ間の導通/遮断状態(即ち、半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4のON/OFF)が制御される。
【0043】
また、半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4には、それぞれ、ダイオードd1、d2、d3、d4が逆並列接続されている。ダイオードd1、d2、d3、d4は、共振電流が振動の後半で平滑コンデンサCF1に流れ込む際に通流する。
【0044】
そして、半導体スイッチQ1のエミッタと半導体スイッチQ2のコレクタとが接続され、半導体スイッチQ3のエミッタと半導体スイッチQ4のコレクタとが接続されている。また、半導体スイッチQ1、Q3の各コレクタが互いに接続され、半導体スイッチQ2、Q4の各エミッタが互いに接続されている。
【0045】
更に、半導体スイッチQ1、Q3の接続点と、直流リアクトルLF1及び平滑コンデンサCF1の接続点が、半導体スイッチQ2、Q4の接続点と、平滑コンデンサCF1の他端とが、それぞれ接続されている。また、半導体スイッチQ1、Q2の接続点には、共振リアクトルLRの一端が、半導体スイッチQ3、Q4の接続点には、共振コンデンサCRの一端が、それぞれ接続されている。
【0046】
共振リアクトルLRは、その一端が半導体スイッチQ1、Q2の接続点に、他端が変圧器14の後述する一次巻線14aの巻始めに、それぞれ接続されている。
共振コンデンサCRは、その一端が半導体スイッチQ3、Q4の接続点に、他端が変圧器14の後述する一次巻線14aの巻終りに、それぞれ接続されている。
【0047】
そして、インバータ13は、相対向する2対の半導体スイッチ、即ち半導体スイッチQ1、Q4の対及び半導体スイッチQ2、Q3の対が交互にON/OFFを繰り返して、直流フィルタ12から入力される直流電力を、略正弦波交流に変換する。
【0048】
また、共振リアクトルLRのインダクタンスをLR、共振コンデンサCRのキャパシタンスをCRとすると、共振現象の周期(共振周期)TRは、次式で与えられる。
【数1】
Figure 0003635538
【0049】
変圧器14は、相互に電磁結合された一次巻線14a及び二次巻線14bからなる変圧器であり、一次巻線14aに印加される交流電圧を、一次巻線14aと二次巻線14bとの巻線比に従って変圧し、二次巻線14bに発生する。
【0050】
一次巻線14aは、巻始めが共振リアクトルLRの他端に、巻終りが共振コンデンサCRの他端に、それぞれ接続されている。
二次巻線14bは、巻始めが整流回路15の後述するダイオードD1、D2の接続点に、巻終りが整流回路15の後述するダイオードD3、D4の接続点に、それぞれ接続されている。更に、二次巻線14bの巻始めには、着火電源回路30の後述する三次巻線31aの巻終わりが、巻終りには、着火電源回路30の後述する三次巻線31bの巻始めが、それぞれ接続されている。
【0051】
整流回路15は、ブリッジ接続されたダイオードD1、D2、D3、D4からなり、変圧器14の二次巻線14bに発生される交流電力を整流する。
即ち、ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードとが接続され、ダイオードD3のカソードとダイオードD4のアノードとが接続されている。また、ダイオードD1、D3の各アノードが互いに接続され、ダイオードD2、D4の各カソードが互いに接続されている。
【0052】
更に、ダイオードD1、D2の接続点には、変圧器14の二次巻線14bの巻始めが、ダイオードD3、D4の接続点には、二次巻線14bの巻終りが、それぞれ接続されている。また、ダイオードD1、D3の接続点には、平滑コンデンサCF2の一端が、ダイオードD2、D4の接続点には、平滑コンデンサCF2の他端が、それぞれ接続されている。
【0053】
平滑コンデンサCF2は、整流回路15により整流された電力を平滑する。また、平滑コンデンサCF2は、その一端がダイオードD1、D3の接続点に、他端がダイオードD2、D4の接続点に、それぞれ接続されている。
【0054】
尚、逆電圧発生回路20、着火電源回路30及び電力回生回路40については、その詳細を後述する。
【0055】
次に、DC電源1の動作を説明する。
ここで、逆電圧発生回路20、着火電源回路30及び電力回生回路40は、詳細は後述するが、何れも、正常放電時においては機能しなくともよい。このため、図1に示すDC電源1の構成からこれらの回路を取り除いた構成を図2に示し、この図2を参照して、正常放電時における動作を、以下、説明する。
【0056】
また、図2においては、整流器11及び直流フィルタ12により変換された直流電力、即ちインバータ13へ入力される直流電力が直流電源Vgに、DC電源1からみたプラズマ発生装置4が負荷抵抗RLに、それぞれ等価的に置き換えて示されている。
【0057】
ここで、同図においては、DC電源1の各部における電圧V及び電流Iについて、図中矢印方向を正方向と定める。即ち、インバータ13への入力電圧Vgは、図中上方向を正方向とする。インバータ13の出力電流、即ち共振リアクトルLRに流れる共振電流IRは、図中右方向を正方向とする。変圧器14の一次巻線14aに印加される一次電圧V1及び二次巻線14bに発生する二次電圧V2は、ともに、図中上方向を正方向とする。二次巻線14bの巻始めから流れ出る二次電流I2は、図中右方向を正方向とする。
【0058】
また、整流回路15から出力される整流電流I3は、図中右方向を正方向とする。平滑コンデンサCFに流れる平滑電流I4は、図中下方向を正方向とする。そして、平滑コンデンサCFに発生する電圧、即ち負荷抵抗RLに印加される出力電圧VLは、図中上方向を正方向とし、負荷抵抗RLに流れる出力電流ILは、図中右方向を正方向とする。
【0059】
図3は、図2のDC電源1の動作を示すタイムチャートである。図3においては、横軸を共通な時刻tとして、上記DC電源1の各部における電圧V及び電流Iの波形が示されている。
【0060】
即ち、同図(a)は、半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4のON/OFFを示している。また、同図(b)は、共振電流IRを、同図(c)は、二次電流I2を、同図(d)は、整流電流I3を、同図(e)は、平滑電流I4を、同図(f)は、出力電流ILを、それぞれ示している。同図(g)は、一次電圧V1を、同図(h)は、二次電圧V2を、そして同図(i)は、出力電圧VLを、それぞれ示している。
【0061】
同図(a)によれば、半導体スイッチQ1、Q4の対及び半導体スイッチQ2、Q3の対は、インバータ周期TSの半周期毎に、交互にONとなる。この時、半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4は、それぞれに与えられるゲート信号のパルス幅WPに相当する時間だけ、ONとなる。但し、TR/2<WP<TR、である。
【0062】
(1)時刻t1〜t2
時刻t1において、半導体スイッチQ1、Q4がONとなると、共振電流IRが正方向へ流れるとともに、変圧器14の一次巻線14aには、一次電圧V1が正方向に印加される。そして、二次巻線14bには、一次電圧V1のn倍のレベルの二次電圧V2が正方向に発生するとともに、共振電流IRの1/nの振幅を持つ二次電流I2が、正方向に流れる。但し、一次巻線14aと二次巻線14bとの巻線比を、1:n、とする。
【0063】
また、二次電流I2が正方向に流れるため、ダイオードD2、D3が通流し、二次電流I2と振幅が等しい整流電流I3が、負方向へ流れる。整流電流I3は、平滑コンデンサCF2を充電する平滑電流I4と、負荷抵抗RLに流れる出力電流ILに分流し、負荷抵抗RLには出力電流ILが流れることで出力電圧VLが発生する。
【0064】
(2)時刻t2〜t3
時刻t1から、共振周期TRの半周期TR/2に相当する時間が経過すると、時刻t2において、共振電流IRは、その極性が反転して負方向へ流れる。この時、半導体スイッチQ2、Q3はともにOFFであるので、半導体スイッチQ1、Q4に逆並列接続されているダイオードd1、d4が通流する。
【0065】
これに伴い、一次電圧V1、二次電圧V2及び二次電流I2も、それぞれ、その極性が反転する。即ち、一次電圧V1及び二次電圧V2が負方向に発生し、二次電流I2が負方向に流れる。そして、二次電流I2が負方向に流れることで、ダイオードD1、D4が通流し、二次電流I2と振幅が等しい整流電流I3が、負方向に流れる。
【0066】
また、整流電流I3が負方向へ流れるため、平滑電流I4、出力電流IL及び出力電圧VLについては、何れも、(1)時刻t1の場合と同様の働きとなる。
【0067】
(3)時刻t3〜t4
時刻t1から、ゲート信号のパルス幅WPに相当する時間が経過すると、時刻t3において、半導体スイッチQ1、Q4はOFFとなる。この時、半導体スイッチQ1、Q4に並列接続されているダイオードd1、d4が通流しているため、共振電流IRは、引き続いて負方向へ流れ続ける。
【0068】
従って、共振電流IR、一次電圧V1、二次電圧V2、二次電流I2、整流電流I3、平滑電流I4、出力電流IL及び出力電圧VLについては、何れも、(2)時刻t2からの動作モードを続行する。
【0069】
(4)時刻t4
時刻t1から、共振周期TRに相当する時間が経過すると、時刻t4において、共振電流IRの極性が再度逆転しようとする。しかし、半導体スイッチQ1、Q2、Q3、Q4は何れもOFFであるため、共振電流IRは、直前まで通流していたダイオードd1、d4の逆回復時間の間のみ、わずかに時刻t1〜t2と同方向側に流れ、共振動作を終了する。尚、逆回復時間における波形は値が小さいので、図3には示していない。これで1回の共振現象は終了する。
【0070】
(5)時刻t4〜t5
この期間は、インバータ13がOFFのため、平滑コンデンサCF2からの放出電流により出力電流ILは供給される。放出により平滑コンデンサCF2の電圧はわずかに減少し、これが出力電圧VLの脈動分となる。
【0071】
(6)時刻t5
そして、時刻t1から、インバータ周期TSの半周期TS/2に相当する時間が経過すると、時刻t5において、半導体スイッチQ2、Q3がONとなり、共振電流IRが、負方向へ流れ始める。そして、一次電圧V1、二次電圧V2、二次電流I2、整流電流I3、平滑電流I4、出力電流IL及び出力電圧VLについては、何れも、(1)時刻t1の場合と同様となる(但し、一時電圧V1、二次電圧V2及び二次電流I2の極性は反対)。
【0072】
以上のように、出力電流ILは共振電流IRで決まり、その脈動分は、共振電流IRと平滑コンデンサCF2で決まる。その結果、出力電流ILと負荷抵抗RLにより出力電圧VLが決まる。
【0073】
続いて、上記I0の値、即ち出力電流ILの平均値ILAVについて説明する。
インバータ13から出力される交流電力は、変圧器14、整流回路15及び平滑コンデンサCF2を経て、負荷抵抗RLに供給される。
【0074】
従って、図2に示すDC電源1を、図4に示すように、変圧器14を省略した等価回路に置き換えると、共振電流IRの平均値を、DC電源1の出力電流ILの平均値ILAVとして算出することができる。
【0075】
図4において、DC電源1の各部における電圧V及び電流Iを、図中矢印方向を正方向と定める。即ち、共振リアクトルLRに流れる共振電流IRは、図中右方向を、共振コンデンサCRに印加される共振電圧VCRは、図中右方向を、それぞれ正方向とする。また、出力電流ILは、図中左方向を、出力電圧VLは、図中上方向を、それぞれ正方向とする。
【0076】
図5は、共振電流IR及び共振電圧VCRの波形を示す図である。同図(a)は、共振電流IRを、同図(b)は、共振電圧VCRを、それぞれ、横軸を共通な時刻tとして、示されている。
【0077】
同図によれば、インバータ周期TSの半周期TS/2に相当する時間毎に、共振周期TRの1周期分の共振電流IRが流れる。従って、出力電流ILの平均値ILAVは、次式で与えられる。
【数2】
Figure 0003635538
【0078】
上式において、A1は、共振周期TRの前半における、共振電流IRと時間軸とに囲まれた領域の面積を表しており、この期間での共振電流IRの積分値に相当する。但し、A1>0、である。
また、A2は、共振周期TRの後半における、共振電流IRと時間軸とに囲まれた領域の面積を表しており、この期間での共振電流IRの積分値に相当する。但し、A2<0、である。
【0079】
先ず、A1を算出する。
図6(a)は、共振周期TRの前半における図4の等価回路を示す図である。この時、半導体スイッチQ1、Q4が通流し、共振電流IRは正方向へ流れる。そして、共振リアクトルLRに印加される電圧VLR1は、次式で与えられる。
【数3】
Figure 0003635538
【0080】
また、共振電流IRは、次式で与えられる。
【数4】
Figure 0003635538
但し、ωRは、共振角周波数である。
【0081】
従って、式(4)より、A1は、次式となる。
【数5】
Figure 0003635538
【0082】
次に、A2を算出する。
図6(b)は、共振周期TRの後半における図4の等価回路を示す図である。この時、ダイオードd1、d4が通流し、共振電流IRは負方向へ流れる。そして、共振リアクトルLRに印加される電圧VLR2は、次式で与えられる。
【数6】
Figure 0003635538
【0083】
また、共振電流IRは、次式で与えられる。
【数7】
Figure 0003635538
【0084】
従って、式(7)より、A2は、次式となる。
【数8】
Figure 0003635538
【0085】
また、式(2)は、式(5)、(8)により、次式となる。
【数9】
Figure 0003635538
【0086】
上式は、更に式(3)、(6)により、次式となる。
【数10】
Figure 0003635538
【0087】
また、図5によれば、共振電圧VCR2は、次式で与えられる。
【数11】
Figure 0003635538
【0088】
上式は、式(5)、(3)により、次式となる。
【数12】
Figure 0003635538
【0089】
一方、図5によれば、共振電圧VCR3は、次式で与えられる。
【数13】
Figure 0003635538
【0090】
上式は、式(8)、(6)により、次式となる。
【数14】
Figure 0003635538
【0091】
ここで、図5によれば、
【数15】
Figure 0003635538
である。
【0092】
従って、式(12)は、式(15)、(14)より、次式となる。
【数16】
Figure 0003635538
【0093】
また、式(15)は、式(14)、(10)により、次式となる。
【数17】
Figure 0003635538
【0094】
従って、式(10)は、式(17)、(16)より、次式となる。
【数18】
Figure 0003635538
以上のように、出力電流ILの平均値ILAVを算出できる。
【0095】
式(18)において、CRは、共振コンデンサCRのキャパシタンスであり、Vgは、直流電源Vgの電圧値である。即ち、何れも定数である。つまり、出力電流ILの平均値ILAVは、インバータ周期TSに依存する。
【0096】
ところで、プラズマ発生装置4を負荷抵抗RLに置き換えた場合、「アーク放電の発生」は、「負荷抵抗RLの急速な減少」に、「不安定な放電現象」は、「負荷抵抗RLの一部の周期的又は非周期的な増減」とみなすことができる。
【0097】
しかし、式(18)に示すように、出力電流ILの平均値ILAVは、負荷抵抗RLの値に依存しない。即ち、DC電源1は、電流源として機能する。従って、アーク発生時、或いは不安定な放電状態であっても、DC電源1は、負荷であるプラズマ発生装置4に対して、電流の変動しにくい安定した直流電力を供給することができる。
【0098】
続いて、逆電圧発生回路20、着火電源回路30及び電力回生回路40について、説明する。
【0099】
図1によれば、逆電圧発生回路20は、変圧器14の一次巻線14aと電磁結合された三次巻線21、ブリッジ接続された4つのダイオードからなる整流器22、平滑コンデンサCB、直流リアクトルLB及び半導体スイッチQ5からなる。
【0100】
三次巻線21は、その両端が整流器22の入力端に接続され、三次巻線21に発生する交流電力を、整流器22に出力する。
【0101】
整流器22は、その入力端が三次巻線21の両端に、出力端が平滑コンデンサCBの両端に、それぞれ接続されている。そして、三次巻線21に発生される交流電力を全波整流し、平滑コンデンサCBへ出力する。
【0102】
平滑コンデンサCBは、その一端が、整流器22の出力端子の一方及び半導体スイッチQ5のコレクタに、他端が、整流器22の出力端子の他方に、それぞれ接続されている。そして、整流器22により整流された直流電力を平滑する。
【0103】
直流リアクトルLBは、その一端が平滑コンデンサCF2の一端に、他端が半導体スイッチQ6のエミッタに、それぞれ接続されている。
【0104】
半導体スイッチQ5は、例えばIGBT等であり、そのゲートに入力される電圧信号(ゲート信号)により、エミッタ−コレクタ間の導通/遮断状態(ON/OFF)が制御される。半導体スイッチQ5は、そのエミッタが、リアクトルLBの他端に、コレクタが、整流器22の出力端の一方及び平滑コンデンサCBの一端に、それぞれ接続されている。
【0105】
ここで、図7に示すように、逆電圧発生回路20の各部における電圧V及び電流Iを、図中矢印方向と正方向と定める。即ち、直流リアクトルLBに流れる入力電流I51は、図中右方向を、半導体スイッチQ5を流れる還流電流I52は、図中下方向を、それぞれ正方向とする。また、出力電流ILは、図中右方向を、出力電圧VLは、図中上方向を、それぞれ正方向とする。
【0106】
そして、逆電圧発生回路20は、半導体スイッチQ5に与えられるゲート信号により、次のように動作する。
図8は、逆電圧発生回路20の動作を示すタイムチャートである。同図においては、横軸を共通の時刻tとして、上記逆電圧発生回路20の各部における電圧V及び電流Iの波形が示されている。
【0107】
即ち、同図(a)は、半導体スイッチQ5のON/OFFを示している。同図(b)は、出力電圧VLを、同図(c)は、入力電流I51を、同図(d)は、還流電流I52を、そして同図(e)は、出力電流ILを、それぞれ示している。
【0108】
時刻t11において、アークが発生すると、出力電圧VLが低下し、時刻t12において、出力電圧VLが、予め所定電圧に設定された閾値を下回る。すると、ゲート信号が与えられることで、半導体スイッチQ5はONとなる。
【0109】
そして、出力側へ流れていた入力電流I51は、半導体スイッチQ5を流れ、逆電圧発生回路20内を還流する。即ち、還流電流I52が流れ始める。また、この時、整流器22及び平滑コンデンサCBにより整流・平滑された直流電力が、出力電圧VLに対して正方向に加算される。このため、逆電圧発生回路20内で、平滑コンデンサCF2の両端電圧と平滑コンデンサCBの両端電圧との合成和が直流リアクトルLBを介して短絡されることになるので、還流電流I52は、図8のような傾きを持つ。それとともに、出力電圧VLの印加方向は、負方向から正方向に逆転し、負荷であるプラズマ発生装置4に対して、逆電圧VCBが印加される。
【0110】
そして、ゲート信号のパルス幅Wに相当する時間が経過すると、時刻t13において、半導体スイッチQ5がOFFとなる。すると、逆電圧発生回路20内を還流していた還流電流I52(入力電流I51)が、再度出力側へ転流される。
この時、直流リアクトルLBに蓄えられていたエネルギーが放出されることで、負方向に印加される出力電圧VLが、一時的に増加する。このことにより、放電電流の再通流を促進し、正常放電を速やかに再開させることができる。
【0111】
また、ここでアークの発生は、出力電圧VLの値が閾値を下回ったか否かにより検出しているが、これは、次の理由による。
【0112】
▲1▼DC電源1は、電流型である。
上述のように、DC電源1は電流源として機能する。即ち、アークが発生しても、出力電流ILは増加しない。これに対して、プラズマ発生装置4はアーク電圧まで出力電圧VLが低下するので、出力電圧VLにより、アークの発生を検出している。
【0113】
▲2▼出力電圧VLの過渡現象でも誤検出しないようにする。
アークの発生は、出力電圧VLの変化(例えば微分値)によって検出する方法もあるが、上述のように、正常放電の再開時(図8の、時刻t13)には、出力電圧VLが急激に増加することがあり、その後、放電再開とともに出力電圧VLは正常放電電圧にまで低下する。この低下状態をアークの発生と誤検出しないようにするため、出力電圧VLの値そのものを監視し、閾値を超えた時点で、“アーク発生”と判断している。
【0114】
次に、着火電源回路30について説明する。
図1によれば、着火電源回路30は、変圧器14の一次巻線14aと電磁結合された2つの三次巻線31a、31b、並列接続されたダイオードD6a、D6b及び半導体スイッチQ6より構成される。
【0115】
三次巻線31aは、その巻始めがダイオードD6aのカソードに、巻終りが2次巻線14bの巻始めに、それぞれ接続されている。三次巻線31bは、その巻始めが二次巻線14bの巻終りに、巻終りがダイオードD6bのカソードに、それぞれ接続されている。
【0116】
ダイオードD6aは、そのカソードが三次巻線31aの巻始めに、アノードがダイオードD6bのアノード及び半導体スイッチQ6のエミッタに、それぞれ接続されている。ダイオードD6bは、そのカソードが三次巻線31bの巻終わりに、アノードがダイオードD6aのアノード及び半導体スイッチQ6のエミッタに、それぞれ接続されている。
【0117】
半導体スイッチQ6は、例えばIGBT等であり、そのゲートに印加される電圧信号(ゲート信号)により、エミッタ−コレクタ間の導通/遮断状態(ON/OFF)が制御される。また、半導体スイッチQ6は、そのエミッタがダイオードD6a、D6bの各アノードに、コレクタがダイオードD1、D3の接続点に、それぞれ接続されている。
【0118】
そして、着火電源回路30は、半導体スイッチQ6のON/OFFにより、次のように動作する。
【0119】
即ち、半導体スイッチQ6がONとなると、三次巻線31a、31bそれぞれに発生される交流電力により、着火電源回路30内に電流が流れる。この時、ダイオードD6a、D6bは、例えば共振周期TRの前半には三次巻線31aの発生電力によりダイオードD6aが通流し、共振周期TRの後半には三次巻線31bの発生電力によりダイオードD6bが通流するといったように、共振周期TRの半周期毎に、交互に通流する。
【0120】
従って、ダイオードD6aとダイオードD4、ダイオードD6bとダイオードD2が交互に通流し、二次巻線14bと三次巻線31a、二次巻線14bと三次巻線31bの各々の電圧の重畳和が整流され、交互に出力される。
【0121】
ところで、プラズマ発生装置4は、放電を開始するために通常の放電電圧より高い電圧の印加を必要とする。そこで、プラズマ発生装置4の放電開始時に半導体スイッチQ6をONとし、この着火電源回路30を機能させることで、DC電源1の出力電圧VLを一時的に上昇させ、速やかな放電開始を実現することができる。そして、着火成功後は、半導体スイッチQ6をOFFにして本回路を切り離せば良い。
【0122】
次に、電力回生回路40について説明する。
図1によれば、電力回生回路40は、変圧器14の一次巻線14aと電磁結合された三次巻線41、4つのダイオードがブリッジ接続されてなる整流器42、直流リアクトルLF4及び平滑コンデンサCF4からなる直流フィルタ43、ダイオードD7及び半導体スイッチQ7より構成される。
【0123】
三次巻線41は、その両端が整流器42の入力端に接続され、三次巻線41に発生される交流電力を、整流器42に出力する。
【0124】
整流器42は、その入力端が三次巻線41の両端に、出力端が直流フィルタ43の入力端に、それぞれ接続されている。そして、三次巻線42に発生される交流電力を全波整流し、直流フィルタ43へ出力する。
【0125】
直流フィルタ43は、その入力端が整流器42の出力端に、出力端が半導体スイッチQ7のエミッタ及びコレクタに、それぞれ接続されている。そして、整流器42により整流された直流電力を平滑する。
【0126】
ダイオードD7は、そのカソードが平滑コンデンサCF1の一端に、アノードが直流フィルタ43の出力端の一方及び半導体スイッチQ7のコレクタに、それぞれ接続されている。
【0127】
半導体スイッチQ7は、例えばIGBT等であり、そのゲートに印加される電圧信号(ゲート信号)により、エミッタ−コレクタ間の導通/遮断状態(ON/OFF)が制御される。また、半導体スイッチQ7は、そのコレクタが直流フィルタ43の出力端の一方及びダイオードD7のアノードに、エミッタが直流フィルタ43の出力端の他方及び平滑コンデンサCF1の他端に、それぞれ接続されている。
【0128】
そして、電力回生回路40は、半導体スイッチQ7のON/OFFにより、次のように動作する。
【0129】
三次巻線41に発生する交流電力は、整流器42及び直流フィルタ43により整流・平滑される。半導体スイッチQ7がONすると、直流リアクトルLF4を介して短絡電流が流れ、直流リアクトルLF4内にエネルギーが蓄積される。
【0130】
一方、半導体スイッチQ7がOFFとなると、直流リアクトルLF4内に蓄積されていたエネルギーが開放され、電位的には整流器42の出力電圧に重畳した形で、平滑コンデンサCF1に向かって放出される。この様に、本回路はいわゆる昇圧型チョッパ回路であるが、この動作により、平滑コンデンサCF1から送出された電力を、再び平滑コンデンサCF1に回生できることになる。
【0131】
ところで、式(18)に示すように、DC電源1の出力電流ILは、負荷抵抗RLに依存せず、インバータ周波数FS(=1/TS)によって決まる。つまり、負荷が軽くなり、出力電流ILが減少するに伴い、インバータ周波数FSは徐々に下がり、下限周波数FSminに到達する。この状態が、インバータ13による供給電力の下限に相当する。
【0132】
ところが、出力設定を更に軽くしていくと、インバータ13による供給電力が出力設定値を上回るようになる。即ち、負荷に必要でない電力まで送出されることになり、DC電源1は制御不能となる。このため、軽負荷時には、インバータ13の発生電力と、負荷での消費電力との差分に相当する電力を、電源側へ回生させる必要がある。そこで、軽負荷時には、電力回生回路30を機能させることで、設定出力以上の電力を電源側に回生させ、安定した制御を実現できる。
【0133】
以上のような構成で、電流型インバータの使用により直流電源装置1を電流源化することで、負荷であるプラズマ発生装置4から影響されにくい、電流の安定した直流電力を出力することができる。また、電力回生回路40を備えることで、軽負荷及び無負荷となった場合でも、安定した制御が可能となる。
更に、逆電圧発生回路20により、発生したアークを直ちに強制消弧させることができる。また、着火電源回路30により、プラズマ発生装置4の動作開始時には、速やか且つ確実な放電開始を実現させることが可能となる。
【0134】
尚、上記実施の形態においては、アナログ回路により実現されるDC電源1について説明したが、これは、デジタル回路により実現されることとしても良い。
【0135】
【発明の効果】
本発明によれば、電流源化された安定した直流電力を出力し、プラズマ発生装置における放電電流を安定に保つことができる。また、アークの発生を確実に検出・強制消弧させることができるとともに、アークの消弧後は、正常放電を速やかに再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態におけるDC電源の回路構成を示す図である。
【図2】図1のDC電源の等価回路構成を示す図である。
【図3】図2のDC電源の動作を示すタイムチャートである。
【図4】図1のDC電源の等価回路構成を示す図である。
【図5】図4における共振電流及び共振電圧の波形を示す図である。
【図6】図4のDC電源の等価回路構成を示す図である。
【図7】逆電圧発生回路の構成を示す図である。
【図8】図7の逆電圧発生回路の動作を示すタイムチャートである。
【図9】従来のDC電源の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1 DC電源
3 ブレーカ
11 整流器
12 直流フィルタ
F1 直流リアクトル
F1 平滑コンデンサ
13 インバータ
Q1、Q2、Q3、Q4 半導体スイッチ
d1、d2、d3、d4 ダイオード
R 共振リアクトル
R 共振コンデンサ
14 変圧器
14a 一次巻線
14b 二次巻線
15 整流回路
D1、D2、D3、D4 ダイオード
F2 平滑コンデンサ
20 逆電圧発生回路
21 三次巻線
22 整流器
B 直流リアクトル
B 平滑コンデンサ
Q5 半導体スイッチ
30 着火電源回路
31a、31b 三次巻線
D6a、D6b ダイオード
Q6 半導体スイッチ
40 電力回生回路
41 三次巻線
42 整流器
43 直流フィルタ
F4 直流リアクトル
F4 平滑コンデンサ
D7 ダイオード
Q7 半導体スイッチ
2 商用電源
4 プラズマ発生装置
5 従来のDC電源
21 インバータ
22 直流フィルタ
F3 直流リアクトル
F3 平滑コンデンサ

Claims (5)

  1. 直流電力をプラズマ発生装置に供給するための直流電源装置であって、
    入力される交流電力を直流変換する入力部と、
    前記入力部の次段に接続された電流型インバータと、
    前記電流型インバータが一次側に接続された変圧器と、
    前記変圧器の二次側に発生させた交流電力を整流する整流器部と、
    前記整流器部の整流出力を平滑する平滑回路と、
    を備え、
    前記平滑回路の平滑出力を前記直流電力として前記プラズマ発生装置に供給し、
    前記電流型インバータのスイッチング動作を制御して前記電流型インバータが発生する電流を変化させることによって、前記電流型インバータを電流源として制御するとともに、前記プラズマ発生装置への供給電力量を制御することを特徴とする直流電源装置。
  2. 請求項1に記載の直流電源装置であって、
    前記電流型インバータは、共振リアクトル及び共振コンデンサを直列接続して構成される直列共振型インバータであることを特徴とする直流電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の直流電源装置であって、
    前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第1の三次巻線と、
    当該第1の三次巻線に発生させた交流電力を整流し、直流電力を蓄積するコンデンサと、
    前記プラズマ発生装置への出力電圧が所定の閾値電圧を下回ったか否かを監視し、下回った場合に前記コンデンサの蓄積電力を放電することで前記プラズマ発生装置に逆方向電圧を印加する電圧印加部と、
    を有する逆電圧発生回路を備えることを特徴とする直流電源装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の直流電源装置であって、
    前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第2の三次巻線を有し、当該第2の三次巻線に発生させた交流電力を整流して直流電力変換後、前記入力部へ回生させる電力回生手段、
    を備えることを特徴とする直流電源装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の直流電源装置であって、
    前記変圧器の一次巻線と電磁結合された第3の三次巻線を有し、当該第3の三次巻線から得られる直流電力を前記変圧器の二次巻線から得られる主直流電力に重畳することで、装置出力電圧を一時的に昇圧させる昇圧手段、
    を備えることを特徴とする直流電源装置。
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