JP3634509B2 - 掛時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は掛時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
掛時計は、壁または柱などの垂直面に固着してある木ねじなどの掛止具に、時計枠の背面に設けてある掛止穴を掛止して使用されている。ところで掛止穴は時計枠の背面に設けてあるので、時計を掛止する際には手探りでこれら両者を合わせるようにしている。しかし、このような方法で掛止することは操作が面倒であるので、掛止穴と対向する時計枠の前面の位置にマークを付しておき、このマークの位置を掛止具に合わせることにより容易に掛止可能にした掛時計が提案されている(実公昭61−43254号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、手探りで掛時計を掛止するのは、時計の背面に設けてある掛止穴の位置が不明のため煩わしくかつ面倒である。また、壁面に沿って掛止具の先端に押圧状態で動かすことにより背面に疵がつき易く、さらには掛止穴を有する被掛止具を時計枠とは別体で金属等により構成した場合、この被掛止具の縁部に掛止具が掛かった状態を、掛止穴に掛止具が掛かったものと錯覚し、時計から手を離して時計を落下させてしまうという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために本発明の掛時計は、後枠の上部中央部に上方に開通した縦溝と、この縦溝に下端部が自由端となり、かつ縦溝の底面より背面側に向けて下り斜面となる傾斜面を備えた掛止板を設けることにより、時計を壁面等に沿って上昇させるだけで容易に掛止可能にしてある。また、縦溝の上部を逆ハの字状に広げることによりさらに掛止容易にしてある。他の手段として、掛止板は縦溝の底面から後枠と一体に形成してあり、これによって部品点数及び組立工程数を減少させるようにしてある。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の掛時計は、壁面等に備え付けられている掛止具に掛止される掛時計であって、後枠にはその上部中央部に上方に開通した縦溝が設けてあり、この縦溝内には下端部が自由端部である弾性変形可能な掛止板が設けてある。掛止板の下端部には掛止具が掛止する掛止溝が形成してあるとともに、当該下端部の上部には縦溝の底面より背面側に向けて下り斜面となる傾斜面を備えている。縦溝の上部は逆ハの字状に広げて掛止具のガイド部を設けることが望ましい。他の形態として掛止板は縦溝の底面から後枠と一体に形成してもよい。
【0006】
【実施例】
図1は本発明の一実施例における掛時計Tを壁面Wに固着した掛止具(掛止ねじ)Sを介して掛止してある状態を示している。図1に示すように、前枠1の後端部に後枠2が取り付けてあり、この後枠の上部中央部に上方を開通するように縦溝5が設けてあり、この縦溝の底面5bには開口2aが開設している。開口2aを貫通して縦溝5内に下端部が自由端となるように位置して、後枠2の内側に掛止板6が固着してある。
【0007】
縦溝5は掛止具Sを変形させるのに十分な幅を有し、その上部は逆ハの字状に広げて掛止具Sのガイド部5aとしてある。縦溝5の下端部は窓状に設けてある掛止凹部7と連通している。
【0008】
掛止板6は、掛時計Tの重量を支えるのに十分な強度を有するSUS板など弾性変形可能な薄板を加工したものからなり、上端部6aが後枠2の内側にビス8で固定され、縦溝の底面5bより後枠2の背面に向けて下り斜面となるように形成してある傾斜6bを経て下端部6cが縦溝5の下部近傍で自由端となっている。掛止板6の下端部には半円状の凹部からなる掛止溝6dが形成してある。
【0009】
図2に示すように、前枠1の前面には時刻等の表示部1aが設けてあり、その前方を透明板からなる前面カバー3が覆っている。前面カバー3は取付板4を介して前枠1に固定されている。
【0010】
次に本実施例の掛止要領及び作用について説明する。掛時計Tの両側を手で持って図2(a)に示すように、表示部1aの縦中心すなわち6時−12時を結ぶ延長線T1上に掛止具Sを位置させ、かつ掛時計Tの背面を壁面Wに接しながら持ち上げる(同図(b)参照)。このようにして持ち上げると、掛時計Tの背面側では図3に示すように掛止板6の変形が生じる。すなわち、掛止具Sが縦溝5の上部のガイド部5a内に進入した状態においては、掛止板6は2点鎖線で示してあるように掛止具Sと離れているが、さらに掛時計Tを持ち上げて掛止具Sが縦溝の平行部内に至ると、掛止具Sの頭部が掛止板6の表面に当りこの掛止板を弾性変形させる。
【0011】
さらに掛時計Tを持ち上げると、図3に実線で示すように掛止具Sの頭部が掛止板の下端部6cに当接する。この時点で掛止板6の変形は最大となる。さらに掛時計Tを持ち上げると、掛止板の下端部6cが掛止具Sの頭部から外れ、後枠2の後方に戻るため、掛止具Sの頭部は掛止板6の下方に相対移動し、掛止具Sは掛止凹部7内に到達する。すなわち、掛止板6は押圧状態から解放され、図3に2点鎖線で示す原位置へ弾性復帰する。ここで静かに掛時計Tを下向きに移動させると掛止溝6dが掛止具Sに係合するので、ここで掛時計Tから手を離せば、掛時計Tは壁面Wに設けられた掛止具Sへ掛止されることになる(図1参照)。なお、掛時計Tを壁面Wから取り外す時には従来技術の操作と同様に掛止凹部7内に掛止具Sが来るように掛時計Tを持ち上げてから手前に引き出せばよい。
【0012】
図4は他の実施例について示すもので、弾性変形可能な掛止板16を後枠12と一体に形成してある。掛止板16は後枠12の内側から縦溝の底面5bより後枠12の背面に向けて下り斜面となるように下方に所定幅で延伸して形成してある傾斜面16bを経て下端部16cが縦溝5の下部近傍で自由端となっており、下端部16cには半円状の凹部からなる掛止溝16dが形成してある。その他の構成は上記した実施例と同じであるので同じ部品に同符号を付して説明を省略してある。
【0013】
本実施例では、掛止板16を後枠12と一体に成形してあるため、部品点数及び組立工程数の減少が可能となり製造コストが節減できる。また、掛止板16は掛時計の全重量を支えていることになるので、これを補強する手段としてその幅を大きくし、掛時計を掛止したときに自重によって変形した時に掛止部の両側が縦溝5の両側に当接するようにしてもよい。これにより、掛時計の重力を支持する力の分力を後枠によって支持させ、上記した全重量によって生じる応力に対応可能となる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、掛時計の中心を掛止具を目指して持ち上げ、所定の位置で掛時計を下向きに移動させるだけで確実に掛止可能となるので、掛時計の設置が楽である。また簡単に掛止可能となるので、時計の背面を疵付けることもなく、さらに錯覚により手を放して時計を落下させることもない。なお、掛止板と後枠とを一体に形成すれば製造コストが軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例の要部を示す断面図、(b)はその背面図である。
【図2】掛時計を壁面に掛止めする要領を示す説明図である。
【図3】掛時計を壁面に掛止する際における掛止板の動作を示す断面図である。
【図4】(a)は他の実施例の要部を示す断面図、(b)はその背面図である。
【符号の説明】
T 掛時計
S 掛止具
W 壁面
2,12 後枠
5,15 縦溝
5a ガイド部
5b,15b 縦溝の底面
6,16 掛止板
6b,16b 傾斜面
6c,16c 下端部
6d,16d 掛止溝

Claims (3)

  1. 壁面等に備え付けられている掛止具に掛止される掛時計であって、後枠にはその上部中央部に上方に開通した縦溝が設けてあり、上記縦溝内には下端部が自由端部である弾性変形可能な掛止板が設けてあり、上記掛止板の下端部には上記掛止具が掛止する掛止溝が形成してあるとともに、当該下端部の上部には上記縦溝の底面より背面側に向けて下り斜面となる傾斜面が備わっていることを特徴とする掛時計。
  2. 請求項1において、上記縦溝の上部は逆ハの字状に広げたガイド部であることを特徴とする掛時計。
  3. 請求項1において、上記掛止板は上記縦溝の底面から上記後枠と一体に形成してあることを特徴とする掛時計。
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