JPH09117357A - 絵画等の吊り下げ具 - Google Patents

絵画等の吊り下げ具

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JPH09117357A
JPH09117357A JP28081395A JP28081395A JPH09117357A JP H09117357 A JPH09117357 A JP H09117357A JP 28081395 A JP28081395 A JP 28081395A JP 28081395 A JP28081395 A JP 28081395A JP H09117357 A JPH09117357 A JP H09117357A
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JP
Japan
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closing member
hook
sides
tip
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JP28081395A
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Kazukuni Akashi
和邦 明石
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NAKAMURATAKIYA SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り具の抜け止め構造をより簡素化して製造
コストの低減を図ることを目的とする。 【解決手段】 取付け板の下方にフック5を形成し、取
付け板前面にフック5と支持板3を設け、支持板3にフ
ック5の開口を開閉する開閉部材6が取り付けられる支
持片7を形成し、支持片7の両側に凹所8、8を設け、
開閉部材6を弾力性のある金属線を屈曲してV字形に形
成し、そのV字形の両側辺で凹所8、8に押し当て、そ
の両端部6a,6aを支持板3の上面に沿って取付け板
と反対側に屈曲形成し、開閉部材6の先端をフック5の
先端部内面に接触させるようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絵画等の吊り下
げ具、特に、吊り下げられた絵画等が落下するのを防ぐ
抜け止め構造を有する吊り下げ具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の抜け止め構造を有する吊り下げ具
は、図6に示すように、軸部30下端にフック31を形
成し、軸部30にフック開口32を開閉する開閉部材3
3を取付け、開閉部材33を金属線を屈曲してV字形に
形成し、開閉部材33の両端部を内側に折り曲げてヒン
ジを形成し、軸部30の最大径の部分の両側に同一軸上
の水平方向の孔を形成し、その孔にヒンジを回転自在に
取付け、開閉部材33のV字形の2辺を軸部30の外周
面に接触させ、かつ、開閉部材33の先端をフック31
の先端部の内側に接触させている。
【0003】以上の吊り下げ具を使用する場合には、開
閉部材33を押し込んでフック開口32を開くと、開閉
部材33の三角形状の2辺が軸部30の外周面に押し拡
げられる。このため、開閉部材33を押し込むのを止め
ると、開閉部材33は弾性力により元の状態に復帰して
フック開口32を閉じる。
【0004】このように、開閉部材によりフック開口を
閉鎖して吊りひもの抜け止めができるので、地震等が発
生しても絵画等が落下するのを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような吊り下げ具は、開閉部材が接触する軸部の外周面
が円弧状でなければならず、しかも軸部の最大径の部分
の両側に同一軸上の水平方向の孔を形成する必要があっ
た。
【0006】そこで、この発明の課題は、吊り具の抜け
止め構造をより簡素化して製造コストの低減を図ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、この発明は、壁面に固定される取付け板の
下方にフックを形成した絵画等の吊り下げ具において、
上記取付け板にその前面側に突出した支持板を形成し、
上記支持板に上記フックの開口を開閉する開閉部材を取
り付け、上記支持板の両側に凹所をそれぞれ形成し、上
記開閉部材を弾力性のある金属線を屈曲させてV字形に
形成し、上記開閉部材の両側辺を上記各凹所に押し当て
て当該開閉部材により上記支持板を挟持せしめ、上記開
閉部材の両端部を上記支持板の上面に沿って上記取付け
板と反対側に屈曲形成し、上記開閉部材の先端を上記フ
ックの先端部内面に接触させるようにした構成を採用し
たのである。
【0008】この吊り下げ具に吊りひもを吊り下げる場
合には、開閉部材をフック内に押し込んでフックを開口
させると、V字形の開閉部材により支持板を挟持し、か
つ、開閉部材の両端部が上記支持板の上面に沿って屈曲
形成されているので、開閉部材の両端部が支持板の上面
に押圧されて弾性変形が生じる。このため、開閉部材を
押し込むのを止めると、弾性変形により生じた弾性力に
より、開閉部材は元の状態に戻りフックの開口を閉じ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の一例
を、図1乃至図5に基づいて説明する。
【0010】この吊り下げ具は、取付け部1、フック5
及び開閉部材6より成り、取付け部1とフック5は、図
2に示すように、一体に形成されている。
【0011】取付け部1は、取付け板2、支持板3及び
補強板4により構成され、取付け板2の上端の折り曲げ
部を介して補強板4が形成され、また補強板4の下端の
折り曲げ部を介して支持板3が形成され、取付け部1の
側面視が全体として三角形になっている。
【0012】また、補強板4に、図3に示すように、孔
11、12、13が形成され、取付け板2には、孔1
1、12、13の中心位置よりも低い位置を中心とする
孔11a、12a、13aがそれぞれ対向して形成され
ている。
【0013】また、支持板3は、取付け板2の前面側に
折り返され、その端部中央に支持片7が突出して形成さ
れている。支持片7の両側には、凹所8、8が形成さ
れ、その凹所8、8から取付け板2の両側縁にわたりス
リット9、9が形成される。
【0014】上記支持片7の両側には、開閉部材6が取
付けられる。開閉部材6は、図3及び図4に示すよう
に、金属線を屈曲させてV字形に形成されており、開閉
部材6の両側辺が凹所8、8内に取り付けられ、両端部
6a,6aが支持板3の上面に沿って取付け板2と反対
側に屈曲して形成される。これにより、開閉部材6の支
持板3に対する上下又は水平方向の移動が阻止される。
【0015】上記開閉部材6を支持片7の両側に取り付
けた状態において、開閉部材6が前方下方に突き出し
て、その先端部が、フック5の先端部内面に接触するよ
うに、上記両端部6a,6aの屈曲角度及び開閉部材6
の長さを設定しておく。
【0016】また、フック5の先端部内面には、開閉部
材6の先端部と係合する突起10が形成されている。
【0017】以上の吊り具に額縁を吊り下げる場合に
は、図5に示すように、額縁21を吊り下げる壁20の
所望の箇所に、固定ピン14を孔11、11aと孔1
2、12aと孔13、13aに沿って壁に対して斜めに
打ち込んで吊り具を固定する。
【0018】次に、額縁21の吊りひも22を開閉部材
6に押し当てることにより、開閉部材6がフック5内に
押し込まれる(図5の二点鎖線参照)。この場合、開閉
部材6は支持板3に対して上下又は水平方向に移動でき
ないので、両端部6a,6aが支持板3に押圧されて弾
性変形が生じる。
【0019】このように、フック5の開口が開かれる
と、吊りひも22はフック5先端と開閉部材6先端の間
を通過でき、吊りひも22をフック5内に引っかけるこ
とができる。
【0020】また、吊りひも22が開閉部材6を通過し
た後は、開閉部材6を押し込む力が働かないので、開閉
部材6は弾性変形により生じた弾性力により元の状態に
戻る(図5参照)。
【0021】従って、額縁21を吊り下げている状態で
は、図5に示すように、フック5の開口は開閉部材6に
より閉ざされているので、地震などで大きな振動を受け
た場合でも、吊りひも22がフック5から抜け出ること
がない。これにより、額縁21の落下を防止することが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、V字
形の開閉部材の両側辺により支持板を挟持し、かつ、そ
の両端部が支持板の上面に沿って屈曲形成されているの
で、開閉部材の支持板に対する上下又は水平方向の移動
が阻止される。
【0023】これにより、開閉部材を押し込んだ場合
に、開閉部材の両端部が支持板の上面に押圧されて弾性
変形が生じ、この弾性力により元の状態に戻るようにし
たので、抜け止め構造をより簡素化することができ、製
造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り具の一例を示す斜視図
【図2】同上の縦断面図
【図3】同上の正面図
【図4】IV−IV横断面図
【図5】同上の使用状態を示す側面図
【図6】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 取付け部 2 取付け板 3 支持板 4 補強板 5 フック 6 開閉部材 6a 端部 7 支持片 8 凹所 9 スリット 10 突起 11、11a,12,12a,13,13a 孔 14 固定ピン 20 壁 21 額縁 22 吊りひも 30 軸部 31 フック 32 フック開口 33 開閉部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に固定される取付け板の下方にフッ
    クを形成した絵画等の吊り下げ具において、上記取付け
    板にその前面側に突出した支持板を形成し、上記支持板
    に上記フックの開口を開閉する開閉部材を取り付け、上
    記支持板の両側に凹所をそれぞれ形成し、上記開閉部材
    を弾力性のある金属線を屈曲させてV字形に形成し、上
    記開閉部材の両側辺を上記各凹所に押し当てて当該開閉
    部材により上記支持板を挟持せしめ、上記開閉部材の両
    端部を上記支持板の上面に沿って上記取付け板と反対側
    に屈曲形成し、上記開閉部材の先端を上記フックの先端
    部内面に接触させるようにしたことを特徴とする絵画等
    の吊り下げ具。
JP28081395A 1995-10-27 1995-10-27 絵画等の吊り下げ具 Expired - Lifetime JP3720096B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102100472A (zh) * 2011-03-02 2011-06-22 上海应用技术学院 门顶边夹钩式衣物钩
JP2017189586A (ja) * 2016-04-08 2017-10-19 株式会社岡村製作所 吊支装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102100472A (zh) * 2011-03-02 2011-06-22 上海应用技术学院 门顶边夹钩式衣物钩
JP2017189586A (ja) * 2016-04-08 2017-10-19 株式会社岡村製作所 吊支装置

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