JP2582423Y2 - リターンカバーの取付け構造 - Google Patents

リターンカバーの取付け構造

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JP2582423Y2
JP2582423Y2 JP4939992U JP4939992U JP2582423Y2 JP 2582423 Y2 JP2582423 Y2 JP 2582423Y2 JP 4939992 U JP4939992 U JP 4939992U JP 4939992 U JP4939992 U JP 4939992U JP 2582423 Y2 JP2582423 Y2 JP 2582423Y2
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return cover
ceiling
piece
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steady rest
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JP4939992U
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泰隆 小野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、システム天井におい
て、隙間を介して並設する天井バー同士の振れ止めを行
うと共に並設する天井バー間の隙間を利用して空調リタ
ーンを行う場合に、該天井バー間の隙間の目隠しとなる
リターンカバーを取付けるための技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からシステム天井において断面略逆
T字状をした天井バー間に振れ止め金具を架け渡して振
れ止めを行うことが知られている。例えば、図6に示す
ものはU字状の一対の振れ止め金具30を背中合わせに
結合するとともに下の振れ止め金具30の下面側にリタ
ーンカバー11の上部両側端を係止して取付け、各振れ
止め金具30の脚の先端をそれぞれ天井バー2の縦片の
上下の係止溝に係止したりしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の図6
に示す従来例にあっては、あらかじめ振れ止め金具30
を取付けている箇所のみでリターンカバー11が支持さ
れるだけなので、支持強度が弱く、落下し易いという問
題があり、特に下方からの浮き上げ力がリターンカバー
11の下面中央部に作用するとリターンカバー11が上
方に押し縮められて、リターンカバー11の上部両側が
両側方に開くように作用し、このことによりリタンーカ
バー11の上部両側が開いて係止が外れて落下しやすい
という問題があった。
【0004】本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考
案したものであって、その目的とするところは、隣合う
天井バー同士の振れ止めができるのみならず、独立した
支持機能を持ったリターンカバーを取付けることがで
き、また、該リターンカバーの位置出し、高さ出しが正
確にでき、更に上方への浮き上がり力が作用しても浮き
上がり防止できるリターンカバーの取付け構造を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のリターンカバー
の取付け構造は、隙間1を介して並設する断面略逆T字
状の天井バー2間に架け渡されて天井バー2に係止され
る天井バー振れ止め金具3の中央部から下方に向けて略
三角形状をした突片部4を垂下し、この突片部4の上部
両側をリターンカバー振れ止め部5とすると共に突片部
4の下端部の頂点部を浮き上がり防止用押し部6とし、
隣合う天井バー2の下横片7間に取付け金具8の両側の
脚片9を載置支持させ、取付け金具8の両側の脚片9の
上端間を接続する上横片10を隙間1の上方に位置さ
せ、上横片10の下面側に上方が開口した略C字状のリ
ターンカバー11を配置し、上横片10の下面側に設け
た取付け爪12によりリターンカバー11を支持し、リ
ターンカバー11の上部両縁部を天井バー振れ止め金具
3の突片部4の上部両側のリターンカバー振れ止め部5
に近接すると共にリターンカバー11の内部の底面中央
部を突片部4の浮き上がり防止用押し部6に近接して成
るものであって、このような構成を採用することで、上
記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を達成し
たものである。
【0006】
【作用】しかして、上記のような本考案によれば、隙間
1を介して並設する断面略逆T字状の天井バー2間に天
井バー振れ止め金具3を架け渡してあることで、天井バ
ー2の振れ止めを行うことができるようになったもので
ある。そして、隣合う天井バー2の下横片7間に取付け
金具8の両側の脚片9を載置支持させ、取付け金具8の
両側の脚片9の上端間を接続する上横片10を隙間1の
上方に位置させ、上横片10の下面側に上方が開口した
略C字状のリターンカバー11を配置し、上横片10の
下面側に設けた取付け爪12によりリターンカバー11
を支持してリターンカバー11を取付けるのであるが、
この場合、天井バー振れ止め金具3の中央部から下方に
向けて略三角形状をした突片部4を垂下し、この突片部
4の上部両側をリターンカバー振れ止め部5とすると共
に突片部4の下端部の頂点部を浮き上がり防止用押し部
6とし、リターンカバー11の上部両縁部を天井バー振
れ止め金具3の突片部4の上部両側のリターンカバー振
れ止め部5に近接すると共にリターンカバー11の内部
の底面中央部を突片部4の浮き上がり防止用押し部6に
近接することで、リターンカバー11の位置出し、高さ
出しを行い、また、リターンカバー11の上方への浮き
上がり力が作用しても浮き上がり防止できるようになっ
たものである。
【0007】
【実施例】以下本考案を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1、図3、図4に示すように断面略逆T
字状の天井バー2を隙間1を介して並設してある。そし
て、この隙間1がシステム天井において空調空気のリタ
ーンをするためのリターン用隙間となっている。断面略
逆T字状の天井バー2は下端部に両側に延びた下横片7
が設けてある。天井バー2の縦片13の両側の上下には
上下に対向する係止溝部14が設けてある。天井バー振
れ止め金具3は図2に示すような形状をしており、上連
結片15と縦連結片16とがL字状に連続した連結部
と、上連結片15の先端両側に設けた上係止部17と、
縦連結片16の両側に設けた下部係止部18とを具備し
ており、更に、縦連結片16の下部を上方に向けて切欠
してあってこの下部切欠部の中央部から下方に向けて略
三角形状をした突片部4が垂下してある。この突片部4
の上部両側は略垂直となっていてリターンカバー振れ止
め部5となっており、また、突片部4の下端部の頂点部
が浮き上がり防止用押し部6となっている。更に、略三
角形状をした突片部4の両側の傾斜縁はそれぞれリター
ンカバー取付け用ガイド19となっている。また、縦連
結片16の下部の切欠部は両側縁間の距離が上方に行く
ほど狭くなるように側縁が傾斜していて傾斜縁20とな
っている。そして、上記の構成の天井バー振れ止め金具
3は図3に示すように隣合う天井バー2間に配設され、
両上係止部17をそれぞれ天井バー2の頭部25に被嵌
して係止し、また、下部係止部18の上下端部をそれぞ
れ天井バー2の上下に対向する係止溝部14に係止して
あって、このようにして天井バー振れ止め金具3により
隣合う天井バー2同士を連結すると共に天井バー2の振
れ止めを行うようになっている。そして、このように天
井バー振れ止め金具3を隣合う天井バー2間に架設する
ことで天井バー振れ止め金具3の中央下部に設けた突片
部4が両天井バー2間の隙間1の略中央部に位置するこ
とになる。
【0008】リターンカバー11は図5に示すように、
上方が開口した略C字状をしており、上部にスリット2
1が形成してある。このスリット21は後述の取付け金
具8の取付け爪12が係止される部分であり、取付け金
具8の取付け部分が下面側から見えないようになってい
る。取付け金具8はばね材により形成してあり、図1、
図4に示すように両側のく字状をした脚片9の上端間を
上横片10により一体に連結してあり、このく字状をし
た脚片9の中央部の屈曲部は天井バー押し部22となっ
ている。上横片10の両側には斜め下方に向けてハ字状
に対向するように取付け爪12が連出してある。
【0009】しかして、取付け金具8の両天井バー押し
部22を摘んで脚片9間を縮めて取付け金具8を変形さ
せ、このことにより取付け爪12間の間隔を狭め、リタ
ーンカバー11の端部からハ字状をした一対の取付け爪
11をスリット21内に差し込み、取付け金具8を任意
の位置まで移動させ、天井バー押し部22を摘んでいた
力を解除することで、取付け金具8の弾性復元力で取付
け爪12間の間隔が広がり、ハ字状をした一対の取付け
爪12をスリット21の両側の縁部の下面側に係止する
ようになっている(図5参照)。なお、脚片9の天井バ
ー押し部22よりも下方の部分が垂直であってもよいも
のである。なお、図中26は天井材を示している。
【0010】上記のようにしてリターンカバー11に取
付け金具8を取付けると図1に示すようにリターンカバ
ー11は取付け金具8の上横片10の下面側に配置され
て取付けられることになる。そして、このようにしてリ
ターンカバー11に取付け金具8を取付けた状態で天井
バー2間の隙間1から斜めに倒した状態で差し込み、次
に、図1のように天井バー2の縦片13間に配置した状
態で横にして両脚片9の天井バー押し部22をそれぞれ
両天井バー2の縦片13に弾接すると共に両脚片9を下
横片7に載置して取付けるものである。上記のような取
付けに当たり、略三角形状をした突片部4の両側の傾斜
縁はそれぞれリターンカバー取付け用ガイド19となっ
ているので、斜めに傾けた状態で隙間1に下方より差し
込み、その後に横向けにして両脚片9の天井バー押し部
22をそれぞれ両天井バー2の縦片13に弾接すると共
に両脚片9を下横片7に載置する作業に当たり、下向き
の突片部4を設けてあるといえどもリターンカバー取付
け用ガイド19の存在によりこれがガイドとなり、スム
ーズにリターンカバー11の取付けができるものであ
る。なお、取付け金具8の位置は天井バー振れ止め金具
3の配置位置に対してずれた位置とするものである。
【0011】そして、上記のようにしてリターンカバー
11が取付けられると、リターンカバー11の上部両縁
部が天井バー振れ止め金具3の突片部4の上部両側のリ
ターンカバー振れ止め部5に近接してリターンカバー1
1の横方向の位置決めがおこなわれることになる。ま
た、リターンカバー11の内部の底面中央部が突片部4
の浮き上がり防止用押し部6に近接してリタンーカバー
11の上下方向の位置決めが行われることになる。とこ
ろで、リターンカバー11の下部中央部に上方への押し
上げ力が作用してもリターンカバー11の中央部が突片
部4に当たるため浮き上がりが防止され、リターンカバ
ー11が変形してスリット21が取付け爪12から外れ
ることがなくなって落下を防止できることになる。
【0012】一方、空調空気のリターンをしない場合に
は、図4に示すように隣合う天井バー2の下横片7に目
地板27の両端部を載置して隣合う天井バー2間の隙間
1を遮蔽して天井目地を構成するものである。この場
合、目地板27に上方への浮き上げ力が作用しても天井
バー振れ止め金具3の突片部4の浮き上がり防止用押し
部6に当たってそれ以上の浮き上がりが防止されること
になる。そして、略三角形状をした突片部4の両側の傾
斜縁はそれぞれ傾斜縁20を形成してあるので、目地板
27が上方に押し上げられて突片部4に当たって下方に
下りる際に、傾斜縁20にガイドされて下横片7の上に
載置されるようになっている。
【0013】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように隙間を
介して並設する断面略逆T字状の天井バー間に天井バー
振れ止め金具を架け渡して係止してあるので、天井バー
の振れ止めを行うことができるのはもちろん、天井バー
振れ止め金具の中央部から下方に向けて略三角形状をし
た突片部を垂下し、この突片部の上部両側をリターンカ
バー振れ止め部とすると共に突片部の下端部の頂点部を
浮き上がり防止用押し部とし、隣合う天井バーの下横片
間に取付け金具の両側の脚片を載置支持させ、取付け金
具の両側の脚片の上端間を接続する上横片を隙間の上方
に位置させ、上横片の下面側に上方が開口した略C字状
のリターンカバーを配置し、上横片の下面側に設けた取
付け爪によりリターンカバーを支持し、リターンカバー
の上部両縁部を天井バー振れ止め金具の突片部の上部両
側のリターンカバー振れ止め部に近接すると共にリター
ンカバーの内部の底面中央部を突片部の浮き上がり防止
用押し部に近接してあるので、独立した支持機能を持っ
たリターンカバーを取付けることができ、また、該リタ
ーンカバーの位置出し、高さ出しが正確にでき、更に上
方への浮き上がり力が作用しても浮き上がり防止できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】同上の天井バー振れ止め金具の斜視図である。
【図3】同上の隣合う天井バー間に天井バー振れ止め金
具を取付けた状態の断面図である。
【図4】同上の目地板を取付けた状態の断面図である。
【図5】同上のリターンカバーに取付け金具を取付けた
状態の斜視図である。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 隙間 2 天井バー 3 天井バー振れ止め金具 4 突片部 5 リターンカバー振れ止め部 6 浮き上がり防止用押し部 7 下横片 8 取付け金具 9 脚片 10 上横片 11 リターンカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隙間を介して並設する断面略逆T字状の
    天井バー間に架け渡されて天井バーに係止される天井バ
    ー振れ止め金具の中央部から下方に向けて略三角形状を
    した突片部を垂下し、この突片部の上部両側をリターン
    カバー振れ止め部とすると共に突片部の下端部の頂点部
    を浮き上がり防止用押し部とし、隣合う天井バーの下横
    片間に取付け金具の両側の脚片を載置支持させ、取付け
    金具の両側の脚片の上端間を接続する上横片を隙間の上
    方に位置させ、上横片の下面側に上方が開口した略C字
    状のリターンカバーを配置し、上横片の下面側に設けた
    取付け爪によりリターンカバーを支持し、リターンカバ
    ーの上部両縁部を天井バー振れ止め金具の突片部の上部
    両側のリターンカバー振れ止め部に近接すると共にリタ
    ーンカバーの内部の底面中央部を突片部の浮き上がり防
    止用押し部に近接して成るリターンカバーの取付け構
    造。
JP4939992U 1992-07-15 1992-07-15 リターンカバーの取付け構造 Expired - Lifetime JP2582423Y2 (ja)

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JPH0614848U JPH0614848U (ja) 1994-02-25
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